JPH03124894A - 絹製和紙およびその製造方法 - Google Patents
絹製和紙およびその製造方法Info
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- JPH03124894A JPH03124894A JP26170089A JP26170089A JPH03124894A JP H03124894 A JPH03124894 A JP H03124894A JP 26170089 A JP26170089 A JP 26170089A JP 26170089 A JP26170089 A JP 26170089A JP H03124894 A JPH03124894 A JP H03124894A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、絹繊維で構成された絹製和紙とその製造方
法に関し、さらに詳しくは、軽くて、特有の美しい光沢
としなやかな感触を有し、製造時の歩留まりが良好で、
吸水性に優れた絹製和紙とその製造方法に関する。
法に関し、さらに詳しくは、軽くて、特有の美しい光沢
としなやかな感触を有し、製造時の歩留まりが良好で、
吸水性に優れた絹製和紙とその製造方法に関する。
一般に、和紙は、堵、三唖または雁皮などの植物の樹皮
から得られる靭皮繊維を、ネリ剤を含む漉き浴中に投入
し、靭皮繊維をよく分散した後、漉き枠で流し漉きして
つくられている。
から得られる靭皮繊維を、ネリ剤を含む漉き浴中に投入
し、靭皮繊維をよく分散した後、漉き枠で流し漉きして
つくられている。
しかしながら、繊維には上記の靭皮繊維等のセルロース
繊維の他、絹や羊毛等の蛋白繊維があり、中でも、絹は
古代から高級衣料として用いられ、極めて美しい独特の
光沢やしなやかな風合いなど、種々の優れた性能を有し
ているため、この絹が和紙の原料繊維として使用されれ
ば、従来の和紙には見られない美しさとしなやかな感触
なと種々の優れた性能を有する和紙が得られる。
繊維の他、絹や羊毛等の蛋白繊維があり、中でも、絹は
古代から高級衣料として用いられ、極めて美しい独特の
光沢やしなやかな風合いなど、種々の優れた性能を有し
ているため、この絹が和紙の原料繊維として使用されれ
ば、従来の和紙には見られない美しさとしなやかな感触
なと種々の優れた性能を有する和紙が得られる。
このため、絹を和紙の原料繊維とする絹製和紙の製造が
望まれるが、従来の靭皮繊維のように、単繊維間に多量
のペクチン質を有し、これによって製紙の際、絡み合っ
た繊維が結合されて紙としての強度が得られる和紙とは
違って、精練された絹繊維は、ペクチン質を持たないた
め、通常の方法で漉き上げただけでは、実用的な強度を
有する紙を得ることができない。
望まれるが、従来の靭皮繊維のように、単繊維間に多量
のペクチン質を有し、これによって製紙の際、絡み合っ
た繊維が結合されて紙としての強度が得られる和紙とは
違って、精練された絹繊維は、ペクチン質を持たないた
め、通常の方法で漉き上げただけでは、実用的な強度を
有する紙を得ることができない。
この発明はかかる現状に鑑み、長年に亙って蓄積した絹
に関する研究の成果と絹の加工並びに和紙についての知
識と経験を基礎として、鋭意研究を行った結果なされた
もので、絹繊維を水中で加熱膨潤し、次いで、これをネ
リ剤と酢酸ビニル系ポリマーのエマルジョンなどの結合
剤とを含む水溶液中に投入し、絹繊維をよく分散して漉
き浴とした後、漉き枠で絹繊維を漉き上げることによっ
て、充分な実用強度を持ち、極めて美しい独特の光沢や
しなやかな風合いなど、従来の和紙では得られない種々
の特性を有する絹繊維で構成された絹製和紙を得たもの
である。
に関する研究の成果と絹の加工並びに和紙についての知
識と経験を基礎として、鋭意研究を行った結果なされた
もので、絹繊維を水中で加熱膨潤し、次いで、これをネ
リ剤と酢酸ビニル系ポリマーのエマルジョンなどの結合
剤とを含む水溶液中に投入し、絹繊維をよく分散して漉
き浴とした後、漉き枠で絹繊維を漉き上げることによっ
て、充分な実用強度を持ち、極めて美しい独特の光沢や
しなやかな風合いなど、従来の和紙では得られない種々
の特性を有する絹繊維で構成された絹製和紙を得たもの
である。
この発明で原料として使用される絹繊維は、素材が絹で
あれば特に限定されず、生糸であってもまた精練絹糸で
あってもよい。しかしながら、生糸の場合は、予めアル
カリと石けんで精練してから使用するのが好ましい。
あれば特に限定されず、生糸であってもまた精練絹糸で
あってもよい。しかしながら、生糸の場合は、予めアル
カリと石けんで精練してから使用するのが好ましい。
このような生糸あるいは精練絹糸は、和紙の原料繊維と
する際、まず、引き揃えて1〜10mmずつに細かく裁
断し、熱湯に浸して繊維を充分に膨潤させるのが好まし
く、1mmより細かく裁断すると紙としての強度が得ら
れず、10nnaより長く裁断すると漉き上げが困難で
均一な絹製和紙が得られない。また、熱湯に浸しての膨
潤は、漉き浴の中で繊維を均一に分散するため、70〜
a o ’cの熱湯に0.2〜1時間浸して行うのが好
ましい。
する際、まず、引き揃えて1〜10mmずつに細かく裁
断し、熱湯に浸して繊維を充分に膨潤させるのが好まし
く、1mmより細かく裁断すると紙としての強度が得ら
れず、10nnaより長く裁断すると漉き上げが困難で
均一な絹製和紙が得られない。また、熱湯に浸しての膨
潤は、漉き浴の中で繊維を均一に分散するため、70〜
a o ’cの熱湯に0.2〜1時間浸して行うのが好
ましい。
このようにして充分に膨潤された細かな絹繊維は、さら
に、ミキサーにかけてよく分散させた後、ネリ剤と結合
剤とを含む水溶液中にかきまぜながら投入され、絹繊維
がよく分散されて漉き浴が調製される。
に、ミキサーにかけてよく分散させた後、ネリ剤と結合
剤とを含む水溶液中にかきまぜながら投入され、絹繊維
がよく分散されて漉き浴が調製される。
ここで、漉き浴中に用いられるネリ剤は、漉き浴に適当
な粘度を与え、浴中での絹繊維の分散性を良くして、漉
き上げた絹製和紙の均質性を向上させる為に加えられる
もので、通常、和紙を製造するのに用いられている天然
のネリ剤、たとえば、ノリウツギ、トロロアオイなどの
樹幹から浸出する透明な粘液を集めた古来の天然ネリ剤
が好適なものとして使用され、この他、合成のネリ剤も
好適なものとして使用される。使用量は、漉き浴中にお
けるネリ剤の濃度が0.01〜0.05 g / lの
範囲内となるようにするのが好ましく、これより少なす
ぎると所期の効果が得られず、多すぎると漉き浴の粘度
が高くなりすぎて均質な絹製和紙が得られに(い。
な粘度を与え、浴中での絹繊維の分散性を良くして、漉
き上げた絹製和紙の均質性を向上させる為に加えられる
もので、通常、和紙を製造するのに用いられている天然
のネリ剤、たとえば、ノリウツギ、トロロアオイなどの
樹幹から浸出する透明な粘液を集めた古来の天然ネリ剤
が好適なものとして使用され、この他、合成のネリ剤も
好適なものとして使用される。使用量は、漉き浴中にお
けるネリ剤の濃度が0.01〜0.05 g / lの
範囲内となるようにするのが好ましく、これより少なす
ぎると所期の効果が得られず、多すぎると漉き浴の粘度
が高くなりすぎて均質な絹製和紙が得られに(い。
また、ネリ剤とともに漉き浴中に併用される結合剤は、
細かい絹繊維間の接着性をよくして、漉き上げた紙の強
度を向上させる為に加えられるもので、たとえば、酢酸
ビニル系ポリマーのエマルシランなどが好適なものとし
て使用される。使用量は漉き浴中における酢酸ビニル系
ポリマーのエマルシランなどの結合剤の濃度が、1〜1
0g/lの範囲内となるようにするのが好ましく、これ
より少なすぎると所期の効果が得られず、多すぎると漉
き上げた絹製和紙のしなやかさが損なわれる。
細かい絹繊維間の接着性をよくして、漉き上げた紙の強
度を向上させる為に加えられるもので、たとえば、酢酸
ビニル系ポリマーのエマルシランなどが好適なものとし
て使用される。使用量は漉き浴中における酢酸ビニル系
ポリマーのエマルシランなどの結合剤の濃度が、1〜1
0g/lの範囲内となるようにするのが好ましく、これ
より少なすぎると所期の効果が得られず、多すぎると漉
き上げた絹製和紙のしなやかさが損なわれる。
このようにして漉き浴が形成されると、漉き浴中の細か
な絹繊維が均質に分散していることを確認して、適当な
漉き枠を用いて絹繊維が漉き上げられ、絹繊維からなる
絹製和紙が製造される。このすき上げに使用される漉き
枠としては、従来の竹製簀子の他、ポリネットを張った
漉き枠や、ステンレスネットを張った漉き枠などが好適
に使用され、これらの漉き枠を漉き浴の中で一定方向に
揺り動かし、絹製和紙が目的の厚さになるまで漉き重ね
られる。
な絹繊維が均質に分散していることを確認して、適当な
漉き枠を用いて絹繊維が漉き上げられ、絹繊維からなる
絹製和紙が製造される。このすき上げに使用される漉き
枠としては、従来の竹製簀子の他、ポリネットを張った
漉き枠や、ステンレスネットを張った漉き枠などが好適
に使用され、これらの漉き枠を漉き浴の中で一定方向に
揺り動かし、絹製和紙が目的の厚さになるまで漉き重ね
られる。
そして、漉き上げられた絹製和紙は、紙庫に移して数枚
乃至数十枚重ねられ、さらに重ねられた絹製和紙は、プ
レス機にかけられ、圧縮して脱水された後、−枚重に剥
離され、乾燥されて、絹製和紙が仕上げられる。なお、
プレス後の剥離を容易にするため、紙庫に漉き上げられ
て重ねられる紙の間に、ポリエステル紗のような滑りの
良い薄布を挟んでおくとよい。
乃至数十枚重ねられ、さらに重ねられた絹製和紙は、プ
レス機にかけられ、圧縮して脱水された後、−枚重に剥
離され、乾燥されて、絹製和紙が仕上げられる。なお、
プレス後の剥離を容易にするため、紙庫に漉き上げられ
て重ねられる紙の間に、ポリエステル紗のような滑りの
良い薄布を挟んでおくとよい。
このようにして得られた絹製和紙は、従来の靭皮繊維に
よる和紙と同等以上の強度を有しており、従来の和紙の
用途は勿論、インチリヤ関係などに新しい使用法が期待
されているが、従来の和紙と比較すると、次のような特
徴がある。
よる和紙と同等以上の強度を有しており、従来の和紙の
用途は勿論、インチリヤ関係などに新しい使用法が期待
されているが、従来の和紙と比較すると、次のような特
徴がある。
(1) まず、靭皮繊維には無い絹繊維独特の美しい
光沢としなやかさを有する。
光沢としなやかさを有する。
(2)従来の和紙よりも非常に軽い、これはセルロース
繊維より絹繊維の方が軽いことと繊維の絡み合いの違い
によるものと考えられる。
繊維より絹繊維の方が軽いことと繊維の絡み合いの違い
によるものと考えられる。
(3)水の吸収速度が速く、サイジングしなくても滲ま
ない特筆すべき特徴を有する。従って、墨書や水彩画に
好適であると考えられる。
ない特筆すべき特徴を有する。従って、墨書や水彩画に
好適であると考えられる。
(4)精練した絹繊維を使用しているため、ペクチン賞
やその他の夾雑物を含んだ従来の靭皮繊維による和紙の
場合よりも、漉き上げられる紙の歩留まりが良い。
やその他の夾雑物を含んだ従来の靭皮繊維による和紙の
場合よりも、漉き上げられる紙の歩留まりが良い。
(5)また、繊維材料として製糸工程における副蚕糸や
撚糸、製織などの工程における残糸が利用できるため、
資材活用並びにコストの面においても有利である。
撚糸、製織などの工程における残糸が利用できるため、
資材活用並びにコストの面においても有利である。
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1
生糸の製織残糸を精練、漂白して使用し、この生糸1k
gを引き揃えて各5閣にカットし、熱湯に浸漬して膨潤
させた。次いで、これをミキサーにかけ、繊維をよく分
散させた後、水2002に合成ネリ剤の0.1重量%水
溶液4.82と酢酸ビニル系ポリマーのエマルシヨン1
1を加えてよく撹拌した水溶液中に、投入して漉き浴を
調製し、絹繊維を均一に分散させた。
gを引き揃えて各5閣にカットし、熱湯に浸漬して膨潤
させた。次いで、これをミキサーにかけ、繊維をよく分
散させた後、水2002に合成ネリ剤の0.1重量%水
溶液4.82と酢酸ビニル系ポリマーのエマルシヨン1
1を加えてよく撹拌した水溶液中に、投入して漉き浴を
調製し、絹繊維を均一に分散させた。
しかる後、幅×長さが45cmx60cmで、30メツ
シユのステンレスネットを張った漉き枠を使用し、この
絹繊維を分散した漉き浴中に入れて、4〜5回ずつ重ね
て流し漉きした。この流し漉きで漉き正げた紙の間にポ
リエステル紗を挾み、プレスした後、乾燥して、絹製和
紙を製造した。
シユのステンレスネットを張った漉き枠を使用し、この
絹繊維を分散した漉き浴中に入れて、4〜5回ずつ重ね
て流し漉きした。この流し漉きで漉き正げた紙の間にポ
リエステル紗を挾み、プレスした後、乾燥して、絹製和
紙を製造した。
このようにして45枚の絹製和紙を得、各絹製和紙の寸
法と重量をはかったところ、得られた絹製和紙の寸法は
、平均値で、1枚の大きさが45C11X60CI+、
厚さが0.48nnaで、重量は20.6 gであった
。
法と重量をはかったところ、得られた絹製和紙の寸法は
、平均値で、1枚の大きさが45C11X60CI+、
厚さが0.48nnaで、重量は20.6 gであった
。
実施例2
生糸の製織残糸を精練、漂白して使用し、この生糸20
0gを引き揃えて各5ffiにカットし、熱湯に浸漬し
て膨潤させた。次いで、これをミキサーにかけ、繊維を
よく分散させた後、水501に合成ネリ剤の0.1重量
%水溶液120dと酢酸ビニル系ポリマーのエマルシヨ
ン250!Ir1を加えてよく撹拌した水溶液中に、投
入して漉き浴を調製し、絹繊維を均一に分散させた。
0gを引き揃えて各5ffiにカットし、熱湯に浸漬し
て膨潤させた。次いで、これをミキサーにかけ、繊維を
よく分散させた後、水501に合成ネリ剤の0.1重量
%水溶液120dと酢酸ビニル系ポリマーのエマルシヨ
ン250!Ir1を加えてよく撹拌した水溶液中に、投
入して漉き浴を調製し、絹繊維を均一に分散させた。
しかる後、幅×長さが10.5cm X 15 cmで
竹製の簀子を乗せた漉き枠を使用し、二〇絹繊維を分散
した漉き浴中に入れて、3〜4回ずつ重ねて流し漉きし
た。この流し漉きで漉き上げた紙の間にポリエステル紗
を挟み、プレスした後、乾燥して、絹製和紙を製造した
。
竹製の簀子を乗せた漉き枠を使用し、二〇絹繊維を分散
した漉き浴中に入れて、3〜4回ずつ重ねて流し漉きし
た。この流し漉きで漉き上げた紙の間にポリエステル紗
を挟み、プレスした後、乾燥して、絹製和紙を製造した
。
このようにして230枚の絹製和紙を得、各絹製和紙の
寸法と重量をはかったところ、得られた絹製和紙の寸法
は、平均値で1枚の大きさが10.5cm+X15a+
+、厚さが0.32aoで、重量は0.8gであった。
寸法と重量をはかったところ、得られた絹製和紙の寸法
は、平均値で1枚の大きさが10.5cm+X15a+
+、厚さが0.32aoで、重量は0.8gであった。
比較例1
精練、漂白された堵バルブ200gをよくほぐした後、
水501に合成ネリ剤の0.1重量%水溶液120mを
加えてよく撹拌した水溶液中に、投入して漉き浴を調製
し、堵パルプを均一に分散させた。
水501に合成ネリ剤の0.1重量%水溶液120mを
加えてよく撹拌した水溶液中に、投入して漉き浴を調製
し、堵パルプを均一に分散させた。
しかる後、幅×長さが10.5cm X 15 CTI
で竹製の簀子を乗せた漉き枠を使用し、この堵パルプを
分散した漉き浴中に入れて、3〜4回ずつ重ねて流し漉
きした。この流し漉きで漉き上げた紙の間にポリエステ
ル紗を挟み、プレスした後、乾燥して、和紙を製造した
。
で竹製の簀子を乗せた漉き枠を使用し、この堵パルプを
分散した漉き浴中に入れて、3〜4回ずつ重ねて流し漉
きした。この流し漉きで漉き上げた紙の間にポリエステ
ル紗を挟み、プレスした後、乾燥して、和紙を製造した
。
このようにして100枚の和紙を得、各和紙の寸法と重
量をはかったところ、得られた和紙の寸法は、平均値で
、1枚の大きさが10.5cm X 15 cns、厚
さが0.27mmで、重量は1.6gであった。
量をはかったところ、得られた和紙の寸法は、平均値で
、1枚の大きさが10.5cm X 15 cns、厚
さが0.27mmで、重量は1.6gであった。
実施例2で得られた絹製和紙及び比較例1で得られた従
来の和紙について、見掛けの密度を測定し、同じ厚みと
面積を持った紙の重さを比較測定した。また、同じ条件
での色素水溶液による斑点の直径と、同じ条件で滴下し
た水滴が浸透拡散する面積を比較測定した。測定結果は
、いずれも比較例1で得られた従来の和紙の重さ、斑点
の直径および浸透拡散面積を基準とし、この基準値1.
00との比で評価した。
来の和紙について、見掛けの密度を測定し、同じ厚みと
面積を持った紙の重さを比較測定した。また、同じ条件
での色素水溶液による斑点の直径と、同じ条件で滴下し
た水滴が浸透拡散する面積を比較測定した。測定結果は
、いずれも比較例1で得られた従来の和紙の重さ、斑点
の直径および浸透拡散面積を基準とし、この基準値1.
00との比で評価した。
下記第1表はその結果である。
第1表
水滴の浸透拡散面積が小さ(、このことからこの発明で
得られる絹製和紙は、靭皮繊維には無い絹繊維独特の美
しい光沢としなやかさを有するほか、従来の和紙よりも
非常に軽く、また、水の吸収速度が速くて、サイジング
しな(ても滲まず、墨書や水彩画に好適であることがわ
かる。
得られる絹製和紙は、靭皮繊維には無い絹繊維独特の美
しい光沢としなやかさを有するほか、従来の和紙よりも
非常に軽く、また、水の吸収速度が速くて、サイジング
しな(ても滲まず、墨書や水彩画に好適であることがわ
かる。
また、この他、この発明の絹製和紙は、精練した絹繊維
を使用しているため、ペクチン賞やその他の夾雑物を含
んだ従来の靭皮繊維による和紙の場合よりも、漉き上げ
られる紙の歩留まりが良いという利点があり、さらに、
繊維材料として製糸工程における副蚕糸や撚糸、製織な
どの工程における残糸が利用できるため、資材活用並び
にコストの面においても有利である。
を使用しているため、ペクチン賞やその他の夾雑物を含
んだ従来の靭皮繊維による和紙の場合よりも、漉き上げ
られる紙の歩留まりが良いという利点があり、さらに、
繊維材料として製糸工程における副蚕糸や撚糸、製織な
どの工程における残糸が利用できるため、資材活用並び
にコストの面においても有利である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、絹繊維の漉き上げにより形成されてなる絹繊維で構
成された絹製和紙 2、絹繊維を水中で加熱膨潤し、次いで、これをネリ剤
と結合剤とを含む水溶液中に投入し、絹繊維をよく分散
して漉き浴とした後、漉き枠で絹繊維を漉き上げること
を特徴とする絹製和紙の製造方法 3、結合剤が、酢酸ビニル系ポリマーのエマルジョンで
ある請求項2記載の絹製和紙の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26170089A JPH03124894A (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 絹製和紙およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26170089A JPH03124894A (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 絹製和紙およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03124894A true JPH03124894A (ja) | 1991-05-28 |
Family
ID=17365500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26170089A Pending JPH03124894A (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | 絹製和紙およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03124894A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006070404A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Hour Seishi Kk | 繭片入りシートの製造方法 |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP26170089A patent/JPH03124894A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006070404A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Hour Seishi Kk | 繭片入りシートの製造方法 |
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