JPH03140338A - プリプレグの製造方法及びその装置 - Google Patents
プリプレグの製造方法及びその装置Info
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- JPH03140338A JPH03140338A JP1279326A JP27932689A JPH03140338A JP H03140338 A JPH03140338 A JP H03140338A JP 1279326 A JP1279326 A JP 1279326A JP 27932689 A JP27932689 A JP 27932689A JP H03140338 A JPH03140338 A JP H03140338A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、例えば電気絶縁板、化粧板等の構成材として
使用されるプリプレグを製造するための方法及び装置に
関するものである。
使用されるプリプレグを製造するための方法及び装置に
関するものである。
【従来の技術1
従来のプリプレグの製造方法によれば、ガラス繊維布等
の繊維質材からなるシート状の基材を所定位置に保持し
た基材原反リールから基材巻出し機構、基材接着機構、
アキュームレータ、基材引込み機構、ワニス含浸機構、
ワニス硬化機構、基材引出し機構を経てプリプレグ切断
機構へと走行させることによって、ワニス含浸機構によ
り基材にエポキシ樹脂等のワニスを含浸させた上、ワニ
ス硬化機構により基材に含浸されたワニスを硬化させ、
更にこれをプリプレグ切断機構により定寸切断して、所
定寸法のプリプレグを連続的に製造しうるようになって
いる。 そして、基材原反リールの基材がなくなると、その終端
部に基材巻出し機構により引出された新たな基材原反リ
ールの基材の始端部を連結する。 この連結は基材接着機構により行われ、一方の基材の終
端部と新たな基材の始端部とをホットメルトテープを介
在させた状態で加熱プレスすることにより行われる。こ
のとき、基材連結には通常1分〜1分30秒程度の時間
を要し、その間は基材の走行を停止する必要がある。し
かし、基材接着機構と基材引込み機構との間に設けられ
たアキュームレータには、基材接着機構において基材の
走行が停止している間も基材引込み機構からワニス含浸
機構への基材供給を継続させるに充分な量の基材が貯溜
されていることから、基材接着機構による基材連結時に
おいても運転は停止されない。 かかるプリプレグの製造にあっては、特に、ワニスが基
材の繊維内部にまで充分に含浸され、基材中に残存する
気泡を可及的に少なくすることが重要である。しかし、
基材が一定速度で走行していることとも相俟って、基材
をワニスに浸漬させるのみでは、基材の内部にまでワニ
スを均−且つ充分に含浸させ且つ基材中に残存する気泡
を充分に少なくすることは極めて困難である。 そこで、従来からも、ワニス含浸機構によるワニス含浸
工程においては、かかる問題の解決策として種々の提案
がなされている。 すなわち、第1は、溶剤等の低粘性液を貯溜した予備含
浸槽とワニスを貯溜したワニス含浸槽とを並置して、基
材中の空気を低粘性液と置換させて排除した上で、基材
をこれに含浸された低粘性液を蒸発させつつワニス中に
もたらすようにする。 第2は、ワニス含浸槽内に複数の圧縮ロールを設けて、
基材を圧縮ロールで圧縮させることによって、基材中の
空気を押出しながらワニスを含浸させるようにする。 第3は、ワニス含浸槽内を基材の通過を許容するシール
ロールで密閉し、この密閉槽内を真空ポンプにより抽気
させることによって、基材中の空気を吸引排除しなから
ワニスを含浸させるようにする。 第4は、第1の解決策に第3の解決策を組込み。 予備含浸槽内を密封、抽気させることによって、基材中
の空気と低粘性液との置換をより効果的に行わしめるよ
うにする。 [発明が解決しようとする課M1 しかし、これらの解決策は、何れも、基材が走行してい
る状態で適用されるため、次のような不都合を生じる。 すなわち、第1の解決策では、低粘性液による空気の置
換排除を毛細管浸透力により行なうため、空気の排除に
は自ずから限界があり、基材中の空気を完全に排除し難
い。 また、第2の解決策では、ワニス中に配置される圧縮ロ
ール群の駆動構造が極めて11g雑化し、その保守も困
難である。しかも、圧縮ロールについては基材の種類(
厚み9幅等)に対する自由度が低く、汎用性に欠ける。 また、第3又は第4の解決策では、シールロール間を基
材が通過するため、シールロールによる密封性能を成る
程度以上高くすることができず、したがって真空度が不
充分となって、基材中の空気を効果的に排除することが
できないし、真空度を高めようとすれば、過大な真空吸
引設備が必要となる。しかも、シールロールについては
基材の種類(JiXみ9幅等)に対する自由度が低く、
汎用性に欠ける。また、ワニス含浸槽内を抽気させると
、ワニス中の溶剤が蒸発して、ワニスの性状が変化し易
く、プリプレグ品質が安定しない。 特に、使用ワニスが高粘度のものである場合には、何れ
の解決策によっても基材におけるワニス含浸性、ボイド
レス効果を然程向上させ得ない。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので。 厚み1幅等の基材条件や使用ワニスの粘度条件に拘らず
、ワニスを基材の繊維内部にまで充分含浸させ得て、気
泡のない高品質のプリプレグを得ることができるプリプ
レグの製造方法とこれを好適に実施しうる製造装置を提
供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 この課題を解決した本発明のワニス含浸方法は、繊維質
材からなるシート状の基材にワニスを含浸させるワニス
含浸工程と基材に含浸されたワニスを硬化させるワニス
硬化工程とを具備し、特に。 ワニス含浸工程において、基材を多孔質構造の中空芯体
に巻装してなる基材原反リールをワニスに浸漬させた状
態で、中空芯体内に真空吸引力を作用させて、基材中の
空気を中空芯体内に吸引排除させながらワニスを基材に
吸引含浸させるようにしたものである。 かかるワニス硬化工程においては、ワニス含浸工程を経
た基材原反リールをワニスに浸漬させた状態で、基材原
反リールから基材を順次引出しながらその引出し部分の
含浸ワニスを硬化させるようにしておくことが好ましい
。また、ワニス含浸工程からワニス硬化工程への移行段
階において。 ワニス硬化工程を進行中の基材の終端部とワニス含浸工
程を経た新たな基材原反リールの基材の始端部とをリベ
ット等の締結具により機械的に連結させるようにしてお
くことが好ましい。 一方、かかる方法を実施するための本発明のワニス含浸
装置は、前記基材を多孔質構造の中空芯体に巻装した基
材原反リールと、ワニスを貯溜しており、基材原反リー
ルをワニスに浸漬させた状態で回転可能に保持する移動
可能な含浸容器と。 ワニスに浸漬された基材原反リールの中空芯体内に真空
吸引力を作用させる真空吸引機構と、基材に含浸された
ワニスを硬化させるワニス硬化機構と、基材を含浸容器
内の基材原反リールからワニス硬化機構を通過させるべ
く引出す基材引出し機構とを具備するものである。前記
中空芯体は、基材巻装部分に多数の吸引孔を有し且つそ
の外周面に気体のみを透過させる気体分子透過膜を被覆
形成したものとしておくことが好ましい。 [作用] 基材原反リールをワニスに浸漬させた状態で、中空芯体
内に真空吸引力を作用させると、基材中の空気は多孔質
構造の中空芯体内に吸引排除され、これと同時にワニス
が基材に吸引含浸される。 このとき、中空心体の外周面に気体分子透過膜を形成し
ておくと、基材における空隙のバラツキ及び基材巻装層
間における空隙のバラツキ並びに基材巻装層を通過する
空気流に対する抵抗のバラツキによる基材へのワニスの
含浸むらが効果的に防止される。 したがって、基材の厚み1幅等の種類や使用ワニスの粘
度に拘らず、ワニスを基材の繊維内部にまで充分に且つ
均一に含浸させることができ、その含浸ワニスを硬化さ
せることによりボイドレスの高品質プリプレグを得るこ
とができる。 ところで、上記したワニス含浸工程はバッチ方式により
行われるが、ワニスに浸漬させた状態の基材原反リール
から基材を引出して、これをワニス硬化工程に供給させ
るようにし、且つワニス硬化工程を進行中の基材の終端
部にワニス含浸工程を経た新たな基材原反リールの基材
の始端部を連結させることにより、ワニス含浸工程から
ワニス含浸工程への連続性を確保することができ、プリ
プレグの連続生産を実現することができる。このとき、
基材間をリベット等の締結具により機械的に連結させる
ようにすると、ホットメルトテープを使用した場合に比
して、基材間の連結をより短時間(数秒)で簡便に行う
ことができる。 【実施例1 以下、本発明の構成を第1図〜第4図に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。 第1図〜第3図に示すプリプレグの製造装置は。 基材原反リールト・・と含浸容器2・・・と真空吸引機
構3とワニス硬化機構4と基材引出し機構5とプリプレ
グ切断機構6とプリプレグ積載搬送機構7とを具備する
。 各基材原反リール1は、第1@に示す如く、基材8を中
空芯体9に巻装したものである。基材8は繊維質材から
なるシート状のもので、合成、天然の有機、無機繊維か
らなる織布、不織布、例えば紙、ガラス繊維布、ガラス
繊維不織布、カーボン繊維布、カーボン繊維不織布、ア
ラミド繊維布。 アラミド繊維不織布等が使用される。中空芯体9は、基
材8が巻装される部分に多数の微小な吸引孔9a・・・
を穿設した多孔質円筒構造のものであり、その外周面に
は更に気体(空気)のみを透過させる気体分子透過膜9
bが被覆形成されている。気体分子透過膜9bとしては
、例えば圧延、押出し。 延伸等の機械的手段によって製作されたものやγ線の照
射、エツチング等によって製作された公知の分離膜が使
用される。 各含浸容器2は、第1図及び第2@に示す如く。 所定量のワニス10を収容した上面解放状のものであり
、その上面部には開閉112aが設けられている。なお
、ワニス10としては、一般に熱硬化性樹脂ワニスが使
用されるが、その他、熱可塑性樹脂、天然樹脂等のワニ
スや無溶剤の液状合成樹脂、液状天然樹脂等も使用され
る。 また、各含浸容器2の底壁には対峙状の保持台11.1
1が立設されていて、中空芯体9の開端部を保持台11
.11上に支承させると共にその支承部分を開閉体12
.12で抱持させることにより、基材原反リール1をワ
ニス10に浸漬させた状態で回転自在に保持させるよう
になっている。 なお、各開閉体12は保持台11にヒンジ13を介して
取付けられており、保持台11から固定ボルト14を外
して回動させることによって、基材原反リール1の着脱
を容易に行いつるように工夫されている(第2図鎖線図
示参照)、また、各保持台11と開閉体12との中空芯
体支承部には。 中空芯体9を回転自在に支承するための受はローラ15
・・・が設けられている。 さらに、各含浸容器2は車輪2b・・・を備えていて、
当該装置の設置面上を人為的に或いは適宜の駆動手段に
より移動される。すなわち、各含浸容器2は、第3図に
示す如く、リール装着位置Aからワニス含浸工程実施位
置B、ワニス硬化工程待機位IC,ワニス硬化工程実施
位ffDを順次経過してリール装着位IWAに戻る一定
の循環経路を辿るように移動される。勿論、各含浸容器
2を台車や自走車に載置して、上記経路を移動させるよ
うにしてもよい。 真空吸引機構3は、第1図に示す如く、ワニス含浸工程
実施位置Bに設置された真空ポンプ1−6と各含浸容器
2の両側壁から導かれた可撓管17゜17とを具備する
。各可撓管17の基端部には。 真空ポンプ16から導かれた吸引管16aがカプラージ
ヨイント18を介して着脱自在に接続されるようになっ
ている。また、含浸容器2内に保持された基材原反り−
ル1の中空芯体9の各端部には、各可撓管17の先端部
がロータリシミインド19を介して着脱自在に接続され
るようになっている。なお、各ジ目インド18,19に
よる着脱はワンタッチ操作により簡便に行いうる。 ワニス硬化機構4はワニス硬化工程実施位置りに配置さ
れた硬化炉等であり、基材引出し機構5は、該位置りに
位置する含浸容器2内の基材原反リール1から基材8を
引出してワニス硬化機構4内に導き、更にこの基材8を
ワニス硬化機構4内を一定速度で走行させた上、プリプ
レグ切断機構6に導くものである。また、プリプレグ切
断機構6は基材8を定寸に切断して、適宜のプリプレグ
積載搬送機構7に供給するものである。これらの機構4
〜7は、冒頭で述べた従来装置において使用されるもの
と同様のものであるから、その詳細については省略する
。 次に1本発明の方法を、上記装置を使用して具体的に説
明する。 まず、リール装着位置Aにもたらされた含浸容器2内に
基材原反リール1を回転自在に保持させる。 次いで、この含浸容器2をワニス含浸工程実施位ff1
Bにもたらし、中空芯体9と各可撓管17との接続及び
各可撓管17と吸引管16aとの接続を行う、そして、
ワニス貯溜槽20から含浸容器2にワニス10を供給又
は補充して、基材原反リール1をワニス1oに浸漬させ
、更に開閉蓋2aにより含浸容器2を密閉させた上、真
空ポンプ16を作動させる。 真空ポンプ16を作動させると、中空芯体9内には真空
吸引力が作用して、基材8中の空気が吸引孔9aから中
空芯体9内に吸引排除される。これと同時に、基材8に
はワニス10が吸引含浸される。 このとき、ワニス10の中空芯体9内への侵入は気体分
子透過膜9bにより完全に阻止される。 また、基材8における空隙のバラツキ及び基材巻装層間
における空隙のバラツキ並びに基材巻装層を通過する空
気流に対する抵抗のバラツキによって、基材8へのワニ
ス含浸が不均一となる虞れがある。しかし、かかる虞れ
は、基材巻装層内における空気及びワニス1oの流動が
核層の内周面の気体分子透過膜9bにより整流、規制さ
れることにより確実に回避される。 したがって、ワニス1oが高粘度のものであると否とに
拘らず、基材8には、その繊維内部にまでワニス10が
充分に且つ均一に含浸されることになる。なお、含浸容
器2が開閉蓋2aで密閉されていることにより、ワニス
液面からの溶剤蒸発は阻止され、溶剤消費量の低減が図
れる。 このようにしてワニス含浸工程が終了すると。 吸引管16aを外して、含浸容器2をワニス硬化工程待
機位[C又はワニス硬化工程実施位置りにもたらす。 含浸容器2がワニス硬化工程実施位置りにもたらされる
と、開閉蓋2aを開動又は取外して、含浸容器2内の基
材原反リール1から基材8を引出して、基材引出し機構
5によりワニス硬化機構4を一定速度で通過させる。 この間において、基材8に含浸されたワニス10は硬化
される。 そして、基材原反リール1からの基材8の引出しが終了
すると、つまり該基材(以下「旧基材」という)8の終
端部8aが中空芯体9から離れると、含浸容器2をワニ
ス硬化工程実施位置りからリール装着位!Aへと移動さ
せる。この間において、中空芯体9は含浸容器2から取
外され、その含浸容器2はリール装着位置Aにおける新
たな基材原反リール1の装着に備える。 これと同時に、ワニス硬化工程待機位ICに待機する含
浸容器2をワニス硬化工程実施位置りにもたらし、該容
器2内の基材原反リール1から基材(以下「新基材」と
いう)8を引出して、その引出し端たる始端部8bを前
記旧基材8の終端部8aに連結する。 この連結は、従来のようなホットメルトテープを使用せ
ず、第4図〜第9図に夫々例示する如く、リベット等の
締結具21を使用して簡便に行われる。 すなわち、第4図に示す連結構造では、旧基材8の終端
部8aと新基材8の始端部8bとの重合部分を、その両
側から当板21a、21aを介してリベット21b・・
・により締結している。第5図に示すものでは、基材重
合部分8a、8bをリベット板21cで締結している。 第6図に示すものでは、基材重合部分8a、8bを、そ
の両側から雄雌ファスナー21d、21eにより挟着締
結している。これらの締結部材21a〜21aは、非鉄
金属、高耐熱樹脂等からなる薄肉体である。また、第7
図に示す連結構造においては、基材重合部分8a、8b
を、その両側から強磁性薄板21f、21fにより挟着
している。各強磁性薄板21fは1強磁性材を含有する
非鉄金属、高耐熱樹脂等からなり、波形の挟着面を有し
ている。さらに、第8図及び第9図に示すものでは、基
材重合部分8a、8bを、非鉄金属、高耐熱樹脂等から
なる薄板状(又は線状)のステープル21&・・・で縫
合締結している。 このような新旧基材8,8の連結により、基材8のワニ
ス硬化機構4への供給が連続的に行われる。新旧基材8
,8の締結具21による連結は、ホットメルトテープを
使用した場合と異なって、適宜のリベット打ち機、ステ
ープラ−等により極めて短時間(数秒)で行うことがで
きるため、冒頭で述べたアキュームレータの如き基材貯
溜機構を設けておかずとも、生産ラインの連続性を阻害
するような虞れはない。 ワニス硬化機構4を通過して含浸ワニス10を硬化され
た基材8は、基材引出し機構5を経過してプリプレグ切
断機構6にもたらされ、定寸に切断される。 かくして得られた所定寸法のプリプレグ8′は。 プリプレグ切断機構6から積載搬送機構7に供給される
。 したがって、以上の工程が繰り返されること′により、
ボイドレスの高品質プリプレグを連続生産することがで
きる。 ところで、上記実施例においては、開閉蓋2aにより含
浸容器2を密閉できるようにしたが、その密閉度はワニ
ス溶剤の蒸発を防止できる程度であればよく、ワニス1
oの含浸性能には無関係である。したがって、開閉蓋2
aは必要に応じて設ければよい。 また、上記実施例では、基材原反リール1を含浸容器2
に回転自在に保持させるようにしたが。 基材引出し機構5による引出し速度に応じて基材原反リ
ール1を強制回転又は回転制動させるように保持させて
おいてもよい。 また、上記実施例では、真空ポンプ16をワニス含浸工
程実施位5fBに設置したが、真空吸引機構3全体を含
浸容器2又はこれを載置する台車等に一体装備するよう
にしてもよい、このようにした場合には、含浸容器2が
ワニス硬化工程待機位置C又はワニス硬化工程実施位置
にもたらされたときにおいて、或いはリール装着位置A
からワニス硬化工程実施位置りへの移動中においてワニ
ス10の含浸を行わしめるようにすることが可能となる
。この場合、前記したワニス含浸工程実施位iBは、ワ
ニス10の供給又は補充を行うためのワニス供給・補充
位置となる。 さらに、上記実施例では、中空芯体9の外周面に気体分
子透過膜9bを被覆形成させたが、かかる透過膜9bは
ワニス含浸条件等によっては必ずしも必要とされない、
気体分子透過膜9bを形成しない場合には、ワニス10
が中空芯体9内に侵入する虞れがあるが、中空芯体9等
を洗浄するようにすれば問題はない、また、吸引孔9a
・・・は機械的加工によって形成する他、中空芯体9を
多孔質材で成形しておくことによって確保することもで
きる。この場合、基材8が巻装される部分以外はコーテ
ィング等により目詰めしておくことが好ましい。 また、本発明は、ワニス含浸工程とワニス硬化工程を連
続的に行わない場合にも当然適用することができる。 【発明の効果1 以上の説明から容易に理解されるように、請求項1の方
法によれば、含浸工程を、基材原反り−ルから引出した
基材に対してではなく、基材原反リールそのものに対し
て実施し、しかも基材原反リールをワニスに浸漬させた
状態で基材巻装層の内周部に真空吸引力を作用させるこ
とによって行うから、厚み1幅等の基材条件や使用ワニ
スの粘度条件に拘らず、基材の繊維内部にまでワニスを
充分に含浸させることができ、ボイドレスの高品質プリ
プレグを得ることができる。 また、請求項2の方法によれば、ワニス含浸工程がバッ
チ式に行われるにも拘らず、ワニスに浸漬させた状態の
基材原反リールがら基材を引出して、これをワニス硬化
工程に供給させるようにするから、ワニス含浸工程がら
ワニス硬化工程への連続性を確保でき、プリプレグの連
続生産を実現できる。 また、請求項3の方法によれば、新旧基材間の連結をホ
ットメルトテープを使用した場合に比して極めて短時間
で容易に行うことができ、上記した如く基材原反リール
自体にワニス含浸工程を施すこととも相俟って、従来方
法において必須の巻出し機構、基材接着機構、アキュー
ムレータ、基材引込み機構を必要とせず、製造設備の大
幅な簡略化を実現できる。 さらに、請求項4の装置によれば、基材の種類に拘らず
本発明の方法を好適に実施することができ、汎用性を確
保して、−台で多種類のプリプレグを製造することがで
きる。 また、11求項5の装置によれば、基材にワニスをより
均一にむらなく含浸させることができ、しかもワニスが
中空芯体内に侵入せず、ワニスの損失を防止できる。
の繊維質材からなるシート状の基材を所定位置に保持し
た基材原反リールから基材巻出し機構、基材接着機構、
アキュームレータ、基材引込み機構、ワニス含浸機構、
ワニス硬化機構、基材引出し機構を経てプリプレグ切断
機構へと走行させることによって、ワニス含浸機構によ
り基材にエポキシ樹脂等のワニスを含浸させた上、ワニ
ス硬化機構により基材に含浸されたワニスを硬化させ、
更にこれをプリプレグ切断機構により定寸切断して、所
定寸法のプリプレグを連続的に製造しうるようになって
いる。 そして、基材原反リールの基材がなくなると、その終端
部に基材巻出し機構により引出された新たな基材原反リ
ールの基材の始端部を連結する。 この連結は基材接着機構により行われ、一方の基材の終
端部と新たな基材の始端部とをホットメルトテープを介
在させた状態で加熱プレスすることにより行われる。こ
のとき、基材連結には通常1分〜1分30秒程度の時間
を要し、その間は基材の走行を停止する必要がある。し
かし、基材接着機構と基材引込み機構との間に設けられ
たアキュームレータには、基材接着機構において基材の
走行が停止している間も基材引込み機構からワニス含浸
機構への基材供給を継続させるに充分な量の基材が貯溜
されていることから、基材接着機構による基材連結時に
おいても運転は停止されない。 かかるプリプレグの製造にあっては、特に、ワニスが基
材の繊維内部にまで充分に含浸され、基材中に残存する
気泡を可及的に少なくすることが重要である。しかし、
基材が一定速度で走行していることとも相俟って、基材
をワニスに浸漬させるのみでは、基材の内部にまでワニ
スを均−且つ充分に含浸させ且つ基材中に残存する気泡
を充分に少なくすることは極めて困難である。 そこで、従来からも、ワニス含浸機構によるワニス含浸
工程においては、かかる問題の解決策として種々の提案
がなされている。 すなわち、第1は、溶剤等の低粘性液を貯溜した予備含
浸槽とワニスを貯溜したワニス含浸槽とを並置して、基
材中の空気を低粘性液と置換させて排除した上で、基材
をこれに含浸された低粘性液を蒸発させつつワニス中に
もたらすようにする。 第2は、ワニス含浸槽内に複数の圧縮ロールを設けて、
基材を圧縮ロールで圧縮させることによって、基材中の
空気を押出しながらワニスを含浸させるようにする。 第3は、ワニス含浸槽内を基材の通過を許容するシール
ロールで密閉し、この密閉槽内を真空ポンプにより抽気
させることによって、基材中の空気を吸引排除しなから
ワニスを含浸させるようにする。 第4は、第1の解決策に第3の解決策を組込み。 予備含浸槽内を密封、抽気させることによって、基材中
の空気と低粘性液との置換をより効果的に行わしめるよ
うにする。 [発明が解決しようとする課M1 しかし、これらの解決策は、何れも、基材が走行してい
る状態で適用されるため、次のような不都合を生じる。 すなわち、第1の解決策では、低粘性液による空気の置
換排除を毛細管浸透力により行なうため、空気の排除に
は自ずから限界があり、基材中の空気を完全に排除し難
い。 また、第2の解決策では、ワニス中に配置される圧縮ロ
ール群の駆動構造が極めて11g雑化し、その保守も困
難である。しかも、圧縮ロールについては基材の種類(
厚み9幅等)に対する自由度が低く、汎用性に欠ける。 また、第3又は第4の解決策では、シールロール間を基
材が通過するため、シールロールによる密封性能を成る
程度以上高くすることができず、したがって真空度が不
充分となって、基材中の空気を効果的に排除することが
できないし、真空度を高めようとすれば、過大な真空吸
引設備が必要となる。しかも、シールロールについては
基材の種類(JiXみ9幅等)に対する自由度が低く、
汎用性に欠ける。また、ワニス含浸槽内を抽気させると
、ワニス中の溶剤が蒸発して、ワニスの性状が変化し易
く、プリプレグ品質が安定しない。 特に、使用ワニスが高粘度のものである場合には、何れ
の解決策によっても基材におけるワニス含浸性、ボイド
レス効果を然程向上させ得ない。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので。 厚み1幅等の基材条件や使用ワニスの粘度条件に拘らず
、ワニスを基材の繊維内部にまで充分含浸させ得て、気
泡のない高品質のプリプレグを得ることができるプリプ
レグの製造方法とこれを好適に実施しうる製造装置を提
供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 この課題を解決した本発明のワニス含浸方法は、繊維質
材からなるシート状の基材にワニスを含浸させるワニス
含浸工程と基材に含浸されたワニスを硬化させるワニス
硬化工程とを具備し、特に。 ワニス含浸工程において、基材を多孔質構造の中空芯体
に巻装してなる基材原反リールをワニスに浸漬させた状
態で、中空芯体内に真空吸引力を作用させて、基材中の
空気を中空芯体内に吸引排除させながらワニスを基材に
吸引含浸させるようにしたものである。 かかるワニス硬化工程においては、ワニス含浸工程を経
た基材原反リールをワニスに浸漬させた状態で、基材原
反リールから基材を順次引出しながらその引出し部分の
含浸ワニスを硬化させるようにしておくことが好ましい
。また、ワニス含浸工程からワニス硬化工程への移行段
階において。 ワニス硬化工程を進行中の基材の終端部とワニス含浸工
程を経た新たな基材原反リールの基材の始端部とをリベ
ット等の締結具により機械的に連結させるようにしてお
くことが好ましい。 一方、かかる方法を実施するための本発明のワニス含浸
装置は、前記基材を多孔質構造の中空芯体に巻装した基
材原反リールと、ワニスを貯溜しており、基材原反リー
ルをワニスに浸漬させた状態で回転可能に保持する移動
可能な含浸容器と。 ワニスに浸漬された基材原反リールの中空芯体内に真空
吸引力を作用させる真空吸引機構と、基材に含浸された
ワニスを硬化させるワニス硬化機構と、基材を含浸容器
内の基材原反リールからワニス硬化機構を通過させるべ
く引出す基材引出し機構とを具備するものである。前記
中空芯体は、基材巻装部分に多数の吸引孔を有し且つそ
の外周面に気体のみを透過させる気体分子透過膜を被覆
形成したものとしておくことが好ましい。 [作用] 基材原反リールをワニスに浸漬させた状態で、中空芯体
内に真空吸引力を作用させると、基材中の空気は多孔質
構造の中空芯体内に吸引排除され、これと同時にワニス
が基材に吸引含浸される。 このとき、中空心体の外周面に気体分子透過膜を形成し
ておくと、基材における空隙のバラツキ及び基材巻装層
間における空隙のバラツキ並びに基材巻装層を通過する
空気流に対する抵抗のバラツキによる基材へのワニスの
含浸むらが効果的に防止される。 したがって、基材の厚み1幅等の種類や使用ワニスの粘
度に拘らず、ワニスを基材の繊維内部にまで充分に且つ
均一に含浸させることができ、その含浸ワニスを硬化さ
せることによりボイドレスの高品質プリプレグを得るこ
とができる。 ところで、上記したワニス含浸工程はバッチ方式により
行われるが、ワニスに浸漬させた状態の基材原反リール
から基材を引出して、これをワニス硬化工程に供給させ
るようにし、且つワニス硬化工程を進行中の基材の終端
部にワニス含浸工程を経た新たな基材原反リールの基材
の始端部を連結させることにより、ワニス含浸工程から
ワニス含浸工程への連続性を確保することができ、プリ
プレグの連続生産を実現することができる。このとき、
基材間をリベット等の締結具により機械的に連結させる
ようにすると、ホットメルトテープを使用した場合に比
して、基材間の連結をより短時間(数秒)で簡便に行う
ことができる。 【実施例1 以下、本発明の構成を第1図〜第4図に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。 第1図〜第3図に示すプリプレグの製造装置は。 基材原反リールト・・と含浸容器2・・・と真空吸引機
構3とワニス硬化機構4と基材引出し機構5とプリプレ
グ切断機構6とプリプレグ積載搬送機構7とを具備する
。 各基材原反リール1は、第1@に示す如く、基材8を中
空芯体9に巻装したものである。基材8は繊維質材から
なるシート状のもので、合成、天然の有機、無機繊維か
らなる織布、不織布、例えば紙、ガラス繊維布、ガラス
繊維不織布、カーボン繊維布、カーボン繊維不織布、ア
ラミド繊維布。 アラミド繊維不織布等が使用される。中空芯体9は、基
材8が巻装される部分に多数の微小な吸引孔9a・・・
を穿設した多孔質円筒構造のものであり、その外周面に
は更に気体(空気)のみを透過させる気体分子透過膜9
bが被覆形成されている。気体分子透過膜9bとしては
、例えば圧延、押出し。 延伸等の機械的手段によって製作されたものやγ線の照
射、エツチング等によって製作された公知の分離膜が使
用される。 各含浸容器2は、第1図及び第2@に示す如く。 所定量のワニス10を収容した上面解放状のものであり
、その上面部には開閉112aが設けられている。なお
、ワニス10としては、一般に熱硬化性樹脂ワニスが使
用されるが、その他、熱可塑性樹脂、天然樹脂等のワニ
スや無溶剤の液状合成樹脂、液状天然樹脂等も使用され
る。 また、各含浸容器2の底壁には対峙状の保持台11.1
1が立設されていて、中空芯体9の開端部を保持台11
.11上に支承させると共にその支承部分を開閉体12
.12で抱持させることにより、基材原反リール1をワ
ニス10に浸漬させた状態で回転自在に保持させるよう
になっている。 なお、各開閉体12は保持台11にヒンジ13を介して
取付けられており、保持台11から固定ボルト14を外
して回動させることによって、基材原反リール1の着脱
を容易に行いつるように工夫されている(第2図鎖線図
示参照)、また、各保持台11と開閉体12との中空芯
体支承部には。 中空芯体9を回転自在に支承するための受はローラ15
・・・が設けられている。 さらに、各含浸容器2は車輪2b・・・を備えていて、
当該装置の設置面上を人為的に或いは適宜の駆動手段に
より移動される。すなわち、各含浸容器2は、第3図に
示す如く、リール装着位置Aからワニス含浸工程実施位
置B、ワニス硬化工程待機位IC,ワニス硬化工程実施
位ffDを順次経過してリール装着位IWAに戻る一定
の循環経路を辿るように移動される。勿論、各含浸容器
2を台車や自走車に載置して、上記経路を移動させるよ
うにしてもよい。 真空吸引機構3は、第1図に示す如く、ワニス含浸工程
実施位置Bに設置された真空ポンプ1−6と各含浸容器
2の両側壁から導かれた可撓管17゜17とを具備する
。各可撓管17の基端部には。 真空ポンプ16から導かれた吸引管16aがカプラージ
ヨイント18を介して着脱自在に接続されるようになっ
ている。また、含浸容器2内に保持された基材原反り−
ル1の中空芯体9の各端部には、各可撓管17の先端部
がロータリシミインド19を介して着脱自在に接続され
るようになっている。なお、各ジ目インド18,19に
よる着脱はワンタッチ操作により簡便に行いうる。 ワニス硬化機構4はワニス硬化工程実施位置りに配置さ
れた硬化炉等であり、基材引出し機構5は、該位置りに
位置する含浸容器2内の基材原反リール1から基材8を
引出してワニス硬化機構4内に導き、更にこの基材8を
ワニス硬化機構4内を一定速度で走行させた上、プリプ
レグ切断機構6に導くものである。また、プリプレグ切
断機構6は基材8を定寸に切断して、適宜のプリプレグ
積載搬送機構7に供給するものである。これらの機構4
〜7は、冒頭で述べた従来装置において使用されるもの
と同様のものであるから、その詳細については省略する
。 次に1本発明の方法を、上記装置を使用して具体的に説
明する。 まず、リール装着位置Aにもたらされた含浸容器2内に
基材原反リール1を回転自在に保持させる。 次いで、この含浸容器2をワニス含浸工程実施位ff1
Bにもたらし、中空芯体9と各可撓管17との接続及び
各可撓管17と吸引管16aとの接続を行う、そして、
ワニス貯溜槽20から含浸容器2にワニス10を供給又
は補充して、基材原反リール1をワニス1oに浸漬させ
、更に開閉蓋2aにより含浸容器2を密閉させた上、真
空ポンプ16を作動させる。 真空ポンプ16を作動させると、中空芯体9内には真空
吸引力が作用して、基材8中の空気が吸引孔9aから中
空芯体9内に吸引排除される。これと同時に、基材8に
はワニス10が吸引含浸される。 このとき、ワニス10の中空芯体9内への侵入は気体分
子透過膜9bにより完全に阻止される。 また、基材8における空隙のバラツキ及び基材巻装層間
における空隙のバラツキ並びに基材巻装層を通過する空
気流に対する抵抗のバラツキによって、基材8へのワニ
ス含浸が不均一となる虞れがある。しかし、かかる虞れ
は、基材巻装層内における空気及びワニス1oの流動が
核層の内周面の気体分子透過膜9bにより整流、規制さ
れることにより確実に回避される。 したがって、ワニス1oが高粘度のものであると否とに
拘らず、基材8には、その繊維内部にまでワニス10が
充分に且つ均一に含浸されることになる。なお、含浸容
器2が開閉蓋2aで密閉されていることにより、ワニス
液面からの溶剤蒸発は阻止され、溶剤消費量の低減が図
れる。 このようにしてワニス含浸工程が終了すると。 吸引管16aを外して、含浸容器2をワニス硬化工程待
機位[C又はワニス硬化工程実施位置りにもたらす。 含浸容器2がワニス硬化工程実施位置りにもたらされる
と、開閉蓋2aを開動又は取外して、含浸容器2内の基
材原反リール1から基材8を引出して、基材引出し機構
5によりワニス硬化機構4を一定速度で通過させる。 この間において、基材8に含浸されたワニス10は硬化
される。 そして、基材原反リール1からの基材8の引出しが終了
すると、つまり該基材(以下「旧基材」という)8の終
端部8aが中空芯体9から離れると、含浸容器2をワニ
ス硬化工程実施位置りからリール装着位!Aへと移動さ
せる。この間において、中空芯体9は含浸容器2から取
外され、その含浸容器2はリール装着位置Aにおける新
たな基材原反リール1の装着に備える。 これと同時に、ワニス硬化工程待機位ICに待機する含
浸容器2をワニス硬化工程実施位置りにもたらし、該容
器2内の基材原反リール1から基材(以下「新基材」と
いう)8を引出して、その引出し端たる始端部8bを前
記旧基材8の終端部8aに連結する。 この連結は、従来のようなホットメルトテープを使用せ
ず、第4図〜第9図に夫々例示する如く、リベット等の
締結具21を使用して簡便に行われる。 すなわち、第4図に示す連結構造では、旧基材8の終端
部8aと新基材8の始端部8bとの重合部分を、その両
側から当板21a、21aを介してリベット21b・・
・により締結している。第5図に示すものでは、基材重
合部分8a、8bをリベット板21cで締結している。 第6図に示すものでは、基材重合部分8a、8bを、そ
の両側から雄雌ファスナー21d、21eにより挟着締
結している。これらの締結部材21a〜21aは、非鉄
金属、高耐熱樹脂等からなる薄肉体である。また、第7
図に示す連結構造においては、基材重合部分8a、8b
を、その両側から強磁性薄板21f、21fにより挟着
している。各強磁性薄板21fは1強磁性材を含有する
非鉄金属、高耐熱樹脂等からなり、波形の挟着面を有し
ている。さらに、第8図及び第9図に示すものでは、基
材重合部分8a、8bを、非鉄金属、高耐熱樹脂等から
なる薄板状(又は線状)のステープル21&・・・で縫
合締結している。 このような新旧基材8,8の連結により、基材8のワニ
ス硬化機構4への供給が連続的に行われる。新旧基材8
,8の締結具21による連結は、ホットメルトテープを
使用した場合と異なって、適宜のリベット打ち機、ステ
ープラ−等により極めて短時間(数秒)で行うことがで
きるため、冒頭で述べたアキュームレータの如き基材貯
溜機構を設けておかずとも、生産ラインの連続性を阻害
するような虞れはない。 ワニス硬化機構4を通過して含浸ワニス10を硬化され
た基材8は、基材引出し機構5を経過してプリプレグ切
断機構6にもたらされ、定寸に切断される。 かくして得られた所定寸法のプリプレグ8′は。 プリプレグ切断機構6から積載搬送機構7に供給される
。 したがって、以上の工程が繰り返されること′により、
ボイドレスの高品質プリプレグを連続生産することがで
きる。 ところで、上記実施例においては、開閉蓋2aにより含
浸容器2を密閉できるようにしたが、その密閉度はワニ
ス溶剤の蒸発を防止できる程度であればよく、ワニス1
oの含浸性能には無関係である。したがって、開閉蓋2
aは必要に応じて設ければよい。 また、上記実施例では、基材原反リール1を含浸容器2
に回転自在に保持させるようにしたが。 基材引出し機構5による引出し速度に応じて基材原反リ
ール1を強制回転又は回転制動させるように保持させて
おいてもよい。 また、上記実施例では、真空ポンプ16をワニス含浸工
程実施位5fBに設置したが、真空吸引機構3全体を含
浸容器2又はこれを載置する台車等に一体装備するよう
にしてもよい、このようにした場合には、含浸容器2が
ワニス硬化工程待機位置C又はワニス硬化工程実施位置
にもたらされたときにおいて、或いはリール装着位置A
からワニス硬化工程実施位置りへの移動中においてワニ
ス10の含浸を行わしめるようにすることが可能となる
。この場合、前記したワニス含浸工程実施位iBは、ワ
ニス10の供給又は補充を行うためのワニス供給・補充
位置となる。 さらに、上記実施例では、中空芯体9の外周面に気体分
子透過膜9bを被覆形成させたが、かかる透過膜9bは
ワニス含浸条件等によっては必ずしも必要とされない、
気体分子透過膜9bを形成しない場合には、ワニス10
が中空芯体9内に侵入する虞れがあるが、中空芯体9等
を洗浄するようにすれば問題はない、また、吸引孔9a
・・・は機械的加工によって形成する他、中空芯体9を
多孔質材で成形しておくことによって確保することもで
きる。この場合、基材8が巻装される部分以外はコーテ
ィング等により目詰めしておくことが好ましい。 また、本発明は、ワニス含浸工程とワニス硬化工程を連
続的に行わない場合にも当然適用することができる。 【発明の効果1 以上の説明から容易に理解されるように、請求項1の方
法によれば、含浸工程を、基材原反り−ルから引出した
基材に対してではなく、基材原反リールそのものに対し
て実施し、しかも基材原反リールをワニスに浸漬させた
状態で基材巻装層の内周部に真空吸引力を作用させるこ
とによって行うから、厚み1幅等の基材条件や使用ワニ
スの粘度条件に拘らず、基材の繊維内部にまでワニスを
充分に含浸させることができ、ボイドレスの高品質プリ
プレグを得ることができる。 また、請求項2の方法によれば、ワニス含浸工程がバッ
チ式に行われるにも拘らず、ワニスに浸漬させた状態の
基材原反リールがら基材を引出して、これをワニス硬化
工程に供給させるようにするから、ワニス含浸工程がら
ワニス硬化工程への連続性を確保でき、プリプレグの連
続生産を実現できる。 また、請求項3の方法によれば、新旧基材間の連結をホ
ットメルトテープを使用した場合に比して極めて短時間
で容易に行うことができ、上記した如く基材原反リール
自体にワニス含浸工程を施すこととも相俟って、従来方
法において必須の巻出し機構、基材接着機構、アキュー
ムレータ、基材引込み機構を必要とせず、製造設備の大
幅な簡略化を実現できる。 さらに、請求項4の装置によれば、基材の種類に拘らず
本発明の方法を好適に実施することができ、汎用性を確
保して、−台で多種類のプリプレグを製造することがで
きる。 また、11求項5の装置によれば、基材にワニスをより
均一にむらなく含浸させることができ、しかもワニスが
中空芯体内に侵入せず、ワニスの損失を防止できる。
第1図は本発明に係る製造装置の一実施例を示す要部の
縦断正面図、第2図は第1図の■−■線に沿う縦断側面
図、第3図は装置全体の概略側面図、第4図〜第8図は
夫々新旧基林間の連結態様を示す縦断側面図、第9図は
第8図のIX−]X線に沿う横断平面図である。 1・・・基材原反リール、2・・・含浸容器、3・・・
真空吸引機構、4・・・ワニス硬化機構、5・・・基材
引出し機構、8・・・基材、9・・・中空芯体、9a・
・・吸引孔。 9b・・・気体分子透過膜、1o・・・ワニス、21・
・・締結具。
縦断正面図、第2図は第1図の■−■線に沿う縦断側面
図、第3図は装置全体の概略側面図、第4図〜第8図は
夫々新旧基林間の連結態様を示す縦断側面図、第9図は
第8図のIX−]X線に沿う横断平面図である。 1・・・基材原反リール、2・・・含浸容器、3・・・
真空吸引機構、4・・・ワニス硬化機構、5・・・基材
引出し機構、8・・・基材、9・・・中空芯体、9a・
・・吸引孔。 9b・・・気体分子透過膜、1o・・・ワニス、21・
・・締結具。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)繊維質材からなるシート状の基材にワニスを含浸
させるワニス含浸工程と基材に含浸されたワニスを硬化
させるワニス硬化工程とを具備するワニス含浸方法であ
って、ワニス含浸工程において、基材を多孔質構造の中
空芯体に巻装してなる基材原反リールをワニスに浸漬さ
せた状態で、中空芯体内に真空吸引力を作用させて、基
材中の空気を中空芯体内に吸引排除させながらワニスを
基材に吸引含浸させるようにすることを特徴とするプリ
プレグの製造方法。 (2)ワニス硬化工程においては、ワニス含浸工程を経
た基材原反リールをワニスに浸漬させた状態で、基材原
反リールから基材を順次引出しながらその引出し部分の
含浸ワニスを硬化させるようにすることを特徴とする、
請求項1に記載するプリプレグの製造方法。(3)ワニ
ス含浸工程からワニス硬化工程への移行段階においては
、ワニス硬化工程を進行中の基材の終端部とワニス含浸
工程を経た新たな基材原反リールの基材の始端部とをリ
ベット等の締結具により連結させるようにしたことを特
徴とする、請求項2に記載するプリプレグの製造方法。 (4)繊維質材からなるシート状の基材を多孔質構造の
中空芯体に巻装した基材原反リールと、ワニスを貯溜し
ており、基材原反リールをワニスに浸漬させた状態で回
転可能に保持する移動可能な含浸容器と、ワニスに浸漬
された基材原反リールの中空芯体内に真空吸引力を作用
させる真空吸引機構と、基材に含浸されたワニスを硬化
させるワニス硬化機構と、基材を含浸容器内の基材原反
リールからワニス硬化機構を通過させるべく引出す基材
引出し機構とを具備することを特徴とするプリプレグの
製造装置。 (5)前記中空芯体が、基材巻装部分に多数の吸引孔を
有し且つその外周面に気体のみを透過させる気体分子透
過膜を被覆形成したものであることを特徴とする、請求
項4に記載するプリプレグの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1279326A JPH03140338A (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | プリプレグの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1279326A JPH03140338A (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | プリプレグの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03140338A true JPH03140338A (ja) | 1991-06-14 |
Family
ID=17609618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1279326A Pending JPH03140338A (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | プリプレグの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03140338A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008174630A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Toyota Motor Corp | 繊維強化複合材料、繊維強化複合材料の成形方法、一対のプリプレグ及び一対のプリプレグ製造方法 |
| WO2009006247A3 (en) * | 2007-07-03 | 2010-01-14 | 3M Innovative Properties Company | Apparatus and method of impregnating fibrous webs |
-
1989
- 1989-10-26 JP JP1279326A patent/JPH03140338A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008174630A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Toyota Motor Corp | 繊維強化複合材料、繊維強化複合材料の成形方法、一対のプリプレグ及び一対のプリプレグ製造方法 |
| WO2009006247A3 (en) * | 2007-07-03 | 2010-01-14 | 3M Innovative Properties Company | Apparatus and method of impregnating fibrous webs |
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