JPH0314921Y2 - - Google Patents

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JPH0314921Y2
JPH0314921Y2 JP1982020908U JP2090882U JPH0314921Y2 JP H0314921 Y2 JPH0314921 Y2 JP H0314921Y2 JP 1982020908 U JP1982020908 U JP 1982020908U JP 2090882 U JP2090882 U JP 2090882U JP H0314921 Y2 JPH0314921 Y2 JP H0314921Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電柱上で用いられる碍子或は柱状変
圧器等の電気機器において地絡事故が生じたこと
を検出して表示するようにした電気機器の地絡事
故表示器に関するものである。
そしてその目的とするところは、例えば配電線
路に多数配設された限流素子の有効性を判定する
データを集める場合に用いることのできる電気機
器の地絡事故表示器を提供するものである。
即ち、配電線に多数の限流素子を配設しても、
はたしてもどれが有効であつたのか、或はどの部
分のものが無意味であつたのか、落雷は瞬時であ
り、また限流素子は回復するので判別ができな
い。そこで本願考案者は限流素子の有効性を現場
において簡易に判定できるように、動作の信頼性
が高く、しかも安価な動作体を有する簡易な電気
機器の地絡事故表示器を提供しようとするもので
ある。
そしてその構成は、柱上の電気機器には、該電
気機器に異常高電圧が加わつたときに印加部を微
小時間接地して該電気機器を保護する為の電圧非
直線性の限流素子13を付設し、その限流素子の
接地側には、限流素子を通過した異常高電圧印加
に伴う微小時間の放電電流検出用のサーチコイル
28を付設し、一方ケース24には、地絡事故時
に動作表示させる為に常時表出方向に付勢されて
いる表示体43と、地絡事故時に表示体を動作さ
せる為の動作体65と、地絡事故時にサーチコイ
ル28からの信号を受けて電源回路を閉じて動作
体65に電力を通電させる為のスイツチング素子
42とを備えさせている電気機器の地絡事故表示
器において、上記動作体65は、電源29とスイ
ツチング素子42の間に接続されたカーボン抵抗
66と、上記表出方向に付勢されている表示体4
3を収納部26に引き止める為の引止片68とで
構成し、上記引止片68の一端は上記カーボン抵
抗66に対して熱で容易に溶断する材料で接続す
ることによつて、上記地絡事故時にカーボン抵抗
66に通電されてこれが発熱すると、上記引止片
68の一端がカーボン抵抗66から離反して上記
表示体43の突出を許容するようにしたものであ
る。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図〜第7図において、1は電柱の腕金
で、周知の如く接地線を介して大地に接地されて
いる。2は高圧ピン碍子(例えば10号中実高圧ピ
ン碍子)で、その一端は支持ボルト3及びナツト
4によつて腕金1に固定されており、また他端に
は周知の如く高圧配電線5がバインド線6でもつ
て止着されている。前記高圧配電線5は絶縁被覆
電線が用いられている。
次に限流装置7について説明する。8は支持片
で、取付具9によつて高圧ピン碍子2における碍
子金具2aに固定されている。この支持片8は金
属材料で形成される。10は絶縁容器で、その内
部には限流素子13、補助電極金具14,15等
が備えられている。上記絶縁容器10はエポキシ
樹脂、磁器等の絶縁物によつて構成され、また外
周面には上下の端子間の沿面距離を大きくする為
の鍔が幾重にも形成されている。また絶縁容器1
0はOリング12を介して密栓11によつて閉じ
られている。上記絶縁容器10等は、電極金具1
4に接続した下部端子16、ナツト17によつて
支持片8の先端部に固定してある。上記限流素子
13は酸化亜鉛を主成分とする焼結体であり、非
直線性(電圧非直線性)に優れている。19はア
ーキングホーンで、補助電極金具15に取付けら
れた上部端子18に対し支持片20を介して固定
してある。このアーキングホーン19は銅、黄銅
等の電機抵抗値の小さい材料によつて環状に形成
されており、高圧配電線5と腕金1との間におい
て高圧ピン碍子2の外周面に若干の空隙を隔てて
配設してある。
次に、21は地絡事故表示器を示し、支持金具
22、ナツト23により前記下部端子16に取付
けられている。この地絡事故表示器21におい
て、24は基体として例示するケースで、絶縁材
料(例えば合成樹脂)で図示される如き形状に形
成されており、内部には回路素子収納部25と表
示体収納部26とが形成されている。回路素子収
納部25において、27は基板で、これにはサー
チコイル28、電池29、電子回路30、ホルダ
ー31,32等が取付けられている。上記サーチ
コイル28は数回巻きの空芯構造に構成してあ
り、またこれは前記支持片8と鎖交する状態に配
置されている。上記電池29としては例えば
1.5Vの乾電池が2個用いられる。
次に第2図に表れている符号61は、表示体収
納ケースで、合成樹脂材料を用いて円筒状に形成
されている。62はその一部に形成された溝を示
す。このケース61内には表示体43、付勢ばね
64、切断動作体65等が収められている。切断
動作体65において、66は本体、67は上部リ
ード線、68は引止片を夫々示す。上記本体66
としては数オーム〜数十オームでしかも小ワツト
数のカーボン抵抗が用いられており、その一方の
リード線を除去すると共にそれに代えて引止片6
8をハンダ付などの溶断しやすい手段により取付
けて、前記切断動作体65が構成されている。上
記引止片68は可撓性のある被覆電線が用いられ
ており、これは第2図に示される如く表示体43
に設けられた溝63及び前記の溝62を介して第
5図に示される如くスイツチング素子に接続して
ある。
上記構成のものにあつては、平常時には表示体
43の溝底が引止片68に引かかつて第2図及び
第3図に示される如く表示体43はケース61内
に位置する。
上記構成のものにあつては、何らかの原因によ
り碍子2付近において絶縁被覆に破損が生じた高
圧配電線5に対し、落雷その他の原因によつて異
常高電圧が加わると、電圧配電線5の上記被覆破
損部から接地されている腕金1あるいは碍子金具
2aに向けアークが発生する状態となる。この場
合、高圧配電線5と腕金1との間にはアーキング
ホーン19が存在する為、上記被覆破損部とアー
キングホーン19との間で放電が開始される。そ
の放電電流はアーキングホーン19、支持片2
0、上部端子18、補助電極金具15、限流素子
13、電極金具14、下部端子16、支持片8、
取付具9、碍子金具2a、腕金1、接地線等を通
つて即ち保護用の接地回路を通つて大地に流れ
る。この場合、限流素子13は電圧非直線性に優
れている為上記異常高電圧に対する応答が速く、
前記放電に基づく放電電流を数10マイクロ秒のオ
ーダで放電させてしまう。この為上記のような異
常高電圧によつてアークが生じても、その異常高
電圧のみを放電させてその後に50サイクル或は60
サイクルの商用周波が重畳せず、続流が遮断され
る。なお上記の場合アーキングホーン19の存在
によつて上記アークは高圧ピン碍子2の表面をな
めるようなことはなく、高圧ピン碍子2の破損が
防止される。
上記の如き放電によつて支持片8に地絡電流が
流れると地絡事故表示器21はその地絡電流を検
出して表示動作を行う。次にその動作について説
明する。上記地絡電流が流れるとその電流は先ず
サーチコイル28によつて検出され、そのサーチ
コイル28が出力電流を生ずる。この出力電流は
整流器41により整流されてスイツチング素子4
2のゲートに加えられる。するとスイツチング素
子42は導通する。これにより切断動作体65に
電流が流れる。すると本体66が発熱し、その本
体66と引止片68との接続部分が溶断分離す
る。すると表示体43は付勢ばね64の力によつ
て第4図に示される如くケース24の下方に突出
する。これにより地絡電流が流れたことの表示を
行なうことが出来る。尚表示体43には夜間反射
テープ或は反射塗料等を備えさせて、遠くからで
も容易にその突出状態を検出出来るようにしてお
くとよい。
次に第8図乃至第12図は異なる実施例を示す
ものである。図において支持金具22gは支持片
8gを挾み付ける様にした舌片71,71と支持
片の端部8g′に折曲げ係合し得る様にした舌片7
2とを有している。基板27gは絶縁カラー7
3,74及びボルト75、ナツト76によつてケ
ース24gに固定されている。又サーチコイル2
8gは基板27gに対してバインド用針金77で
固定された電池29gの外周側に巻付けられてい
る。動作体78としては前記実施例と同様なカー
ボン抵抗が用いられており、その上部リード線7
8aはスイツチング素子に接続してあり、下部リ
ード線78bは電池29gのプラス端子に接続し
てある。表示体43gは合成樹脂等の軽い薄板を
用いて構成されており、その中央部には長孔79
が形成されて前記絶縁カラー74によつてその上
下動が案内されるようにしてある。又表示体43
gの下部には掛止部80が形成されており、ここ
には前記動作体78における下部リード線78b
の付根に低融合金(ハンダ)によつて接続された
引止片68gの他端が接続してある。
上記構成のものは平常時には第9図及び第10
図に示された状態にある。一方地絡電流が流れて
動作体78に電流が前述と同様にして流れるとそ
の動作体が発熱し引止片68gが動作体78から
離脱する。これにより表示体43gは第12図に
示される様にケース24gから下方に落下突出し
表示状態となる。尚この実施例における回路は前
記第5図に示されたものと均等に構成されてい
る。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と
考えられる部分には、前図と同一の符号にアルフ
アベツトのgを付して重複する説明を省略した。
次に第13図及び第14図は更に異なる実施例
を示すもので、前記の実施例においてサーチコイ
ルとして差動型サーチコイル81,81を用いた
例を示すものである。この様な差動型サーチコイ
ル81,81を用いた場合には、隣接の電柱にお
いて地絡電流(放電電流)が流れても、その電流
による電磁誘導を検出せず、当該表示器が付設さ
れた電柱においてその支持片に地絡電流が流れた
場合にのみそれを検出する。したがつて隣接の電
柱において地絡電流が流れた場合に当該電柱に付
設された表示体が間違つてそれを検出し表示状態
となることが防止される。
以上のように本願考案にあつては、限流素子1
3の存在によつて電気機器(碍子或は柱上変圧器
等)を異常高電圧から保護することの可能性を高
める実用効果があるその上に、 配電線の多数の電気機器に対して付設される限
流素子13に対して夫々電気機器の地絡事故表示
体43を付設しておくことによつて落雷時にどれ
と、どこの限流素子13が作動し、どこの限流素
子13はまた非作動であつた等、の有用性のある
データを集めることのできる効果がある。勿論上
記の場合限流素子13に流れる電流が数十マイク
ロ秒の極めて微小時間であつても誤動作なく表示
のできる特長がある。
その上、動作体65は、電源29とスイツチン
グ素子42の間に接続されたカーボン抵抗66を
利用し、サーチコイル28で放電電流を検出する
と、直ちにカーボン抵抗66を発熱させて引止片
68を切離す構成であるから、表示体43の動作
の信頼性が高くなる効果がある。即ち、通電に対
するカーボン抵抗66の発熱の信頼度は極めて高
く、しかも、カーボン抵抗66は経年変質がなく
て上記信頼度を永年維持でき、その上安価であ
る、という利点を、本願考案はこのカーボン抵抗
66に対して引止片68の一端を熱溶断材料を用
いて連結することにより、表示体43の引止にそ
の特長を活用したものであり、その結果、動作体
65は小型化され、ケース24も小型コンパクト
になる等、多くの実用上の効果が生じることにな
つた。
このような従来例にみられない動作の信頼性、
簡易構成化、低コスト化の優れた特長は、他の地
区、他県に対する限流素子配備計画を立てる上に
も、また限流素子に現場における品質を知る上に
も重大であり、本願考案は当を得た実用上優れた
考案と言える。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一
部破断正面図、第2図乃至第4図は夫々縦断面
図、第5図は電気回路図、第6図、第7図は正面
図、第8図は正面図、第9図、第10図は縦断面
図、第11図は水平断面図、第12図は正面図、
第13図、第14図は部分破断図。 9……限流装置(接地回路)、24……ケース
(基体)、28……サーチコイル(検出回路)、3
3……破裂断路体(表示機構)、43……表示体
(表示機構)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 柱上の電気機器には、該電気機器に異常高電圧
    が加わつたときに印加部を微小時間接地して該電
    気機器を保護する為の電圧非直線性の限流素子1
    3を付設し、その限流素子の接地側には、限流素
    子を通過した異常高電圧印加に伴う微小時間の放
    電電流検出用のサーチコイル28を付設し、一方
    ケース24には、地絡事故時に動作表示させる為
    に常時表出方向に付勢されている表示体43と、
    地絡事故時に表示体を動作させる為の動作体65
    と、地絡事故時にサーチコイル28からの信号を
    受けて電源回路を閉じて動作体65に電力を通電
    させる為のスイツチング素子42とを備えさせて
    いる電気機器の地絡事故表示器において、上記動
    作体65は、電源29とスイツチング素子42の
    間に接続されたカーボン抵抗66と、上記表出方
    向に付勢されている表示体43を収納部26に引
    き止める為の引止片68とで構成し、上記引止片
    68の一端は上記カーボン抵抗66に対して熱で
    容易に溶断する材料で接続することによつて、上
    記地絡事故時にカーボン抵抗66に通電されてこ
    れが発熱すると、上記引止片68の一端がカーボ
    ン抵抗66から離反して上記表示体43の突出を
    許容するようにしてあることを特徴とする電気機
    器の地絡事故表示器。
JP2090882U 1982-02-17 1982-02-17 電気機器の地絡事故表示器 Granted JPS58124036U (ja)

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JP2090882U JPS58124036U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 電気機器の地絡事故表示器

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JP2090882U JPS58124036U (ja) 1982-02-17 1982-02-17 電気機器の地絡事故表示器

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JPS58124036U JPS58124036U (ja) 1983-08-23
JPH0314921Y2 true JPH0314921Y2 (ja) 1991-04-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS514025Y2 (ja) * 1971-04-16 1976-02-04

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JPS58124036U (ja) 1983-08-23

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