JPH0316196Y2 - - Google Patents

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JPH0316196Y2
JPH0316196Y2 JP12914985U JP12914985U JPH0316196Y2 JP H0316196 Y2 JPH0316196 Y2 JP H0316196Y2 JP 12914985 U JP12914985 U JP 12914985U JP 12914985 U JP12914985 U JP 12914985U JP H0316196 Y2 JPH0316196 Y2 JP H0316196Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は限流素子ユニツトを円筒形カツトアウト
の磁器本体に内蔵する場合の合理的な保持構造を
提案しようとするものである。襲雷の激しい地区
の柱上変圧器を保護する目的で使用する限流素子
内蔵円筒形カツトアウトについては本件出願人が
実開昭56−71636号によつて先に提案した。これ
は、磁器本体の下端開口部に固着した合成樹脂製
の下部カバーに酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする
焼結体からなる限流素子を一体に保持し、さらに
同素子の一端に接続する上部端子をカツトアウト
本体の下部固定電極に接続し、また他端の下部端
子を放電ギヤツプを介して腕木取付金具の閃絡角
に対向させるようにした構成からなる限流素子内
蔵円筒形カツトアウトであるが上記先願において
は限流素子を下部カバーに一体に保持させる場
合、素子を下部カバーの成形と同時にインサート
したりあるいは下部カバーの成形後に接着したり
する手段が採られている。
ところで、上記保持手段のうち前者のインサー
トの場合は下部カバーが外部環境にさらされて長
期間使用されるために同カバーとしてはすぐれた
耐候性を有すること、さらにはヒユーズ筒から放
出される遮断時の強大な放出ガスの衝撃にも充分
耐えられる強度を必要とすること等の理由からポ
リエチレン樹脂が成形材料として採用されている
が、該合成樹脂(成形材料)は比較的大きく熱変
形する性質があるため限流素子の被覆成形材料と
して最適なものとは言えなかつた。つまり、該合
成樹脂で被覆成形した場合は成形時あるいは使用
時温度変化によりカバーが延びたりするためイン
サートした限流素子と下部カバーの樹脂との密着
が悪くなり同樹脂によつて強く締め付けられてい
た素子相互間の接触圧力が弱められて通電不良を
招くことがある。また、インサートは下部カバー
に成形不良が生じた場合やインサート後において
限流素子に特性不良が生じた場合には限流素子も
カバーも同時に不良になつてしまう等不経済な点
もあつた。またさらに、後者の接着の場合には接
着作業が面倒であるばかりでなく保持が不安定に
なりやすい問題がある。
本案はこれらの問題を解決するためのもので、
円筒形カツトアウトの磁器本体の下端開口部に固
着した下部カバーに限流素子を保持させ、該限流
素子の上部端子を本体に固着した下部固定電極に
電気的に接続し、又限流素子の下部端子22を放
電電極29に接続したものにおいて、前記限流素
子18を酸化亜鉛を主成分とする焼結体で半円弧
状に形成し、その上下両端面18a,18bに金
属溶射を施し、これに前記上下両端子21,22
をそれぞれ接続し、さらに上記両端子21,22
のそれぞれの接続部21a,22aを除いた上記
両端子21,22および素子18の全外周を絶縁
部材24で一体に被覆成形した半円弧状の限流素
子ユニツトBを構成し、前記円筒形の磁器本体1
内には、本体1の下端開口部1aに固着した下部
カバー16に本体1の内周壁1bに添つて立上り
部16aを設け、該立上り部で囲まれた半円弧状
の収納部16bを形成し、この収納部16bに対
し前記限流素子ユニツトBを嵌入保持したことを
特徴とするものである。
原出願においては、限流素子ユニツトの下部端
子22に放電電極を接続しその放電先尖部を放電
ギヤツプを介して腕木取付金具の閃絡角に対向さ
せた点を考案の構成要件としたものであるが、本
案は上記要件を削除して限流素子ユニツトの下部
カバーに対する保持構造を要旨としたものであ
る。
以下、本案の実施例について説明する。
1は円筒形の磁器本体、2は上部口出線、3は
下部口出線、4は磁器本体の中央の本体支持バン
ド、5はカツトアウトAを腕金6に取付けるため
の腕木取付金具、7は支持バンドと腕木取付金具
を連結する支持ボルト、8は同じくナツトであ
る。9は本体に固定した下部固定電極、10は下
部接触子11が下部固定電極9に接触して本体内
に保持されるヒユーズ筒、12はヒユーズ筒に装
着されたヒユーズ、13は下部口出線3と下部固
定電極9間を連結するリード線、14は接続用の
ビス、15は本体内に収納された消弧筒、17は
緩衝リング、16は磁器本体の下端開口部1aに
固着したポリエチレン等の合成樹脂製の下部カバ
ーであり、磁器本体の内周壁1bに対し同心的に
配置した上部の延長部16aに素子ユニツトBを
嵌入保持するための凹状で而も半円弧状の収納部
16bを形成し、また下部には下方ラツプ状に拡
開する開口部16cを形成している。また16d
は一方が上記収納部16bの下部に連通し他方が
側方に開口する放電電極用の取付穴、16eは開
口部の周縁に形成した紐用取付孔である。
Bは第3、第4図でみるように半円弧状に成形
した限流素子ユニツトであり、その限流素子18
は酸化亜鉛(ZnO)を主成分としこれに微量の金
属酸化物、例えば酸化ビスマス(Bi2O3)、酸化
アンチモン(Sb2O3)などを添加して混合成形し
たのち1200〜1300℃の高温で焼成した無機焼結体
よりなる電圧非直線抵抗体であり、半円弧状に形
成された同素子は上下2段積みして直列接続され
ている。
19は素子端面間に介在するアルミなどよりな
る接触板、20は各素子の上下各端面の金属溶
射、21は上記金属溶射を介して上部端面18a
に接続した上部端子であり、その下部を端面に対
し全面にわつたて接続するほか上部は中央のみを
突出させて接続部21aを形成している。21b
は接続部のネジ孔を示す。22は同じく下部端面
18aに接続した下部端子であり、突出した接続
部22aにはネジ孔22bが形成されている。2
3はモールド成形用の当金具であり上記端子を成
形時に固定するためのものである。24は上下各
端子の接続部21a,22aを除く両端子21,
22と限流素子18の外周面を一体に被覆形成し
たEPT,EPDM等の耐トラツキング性ゴム、あ
るいはエポキシ、AAS,ABS等の合成樹脂より
なる絶縁部材、25は上下部端子の周囲に形成さ
れた凹み26に夫々注入したシリコーン樹脂等の
充填材である。限流素子ユニツトBは上記構成か
ら成り、上記下部カバー16が本体1の下端開口
部1aに固着される前に同カバーの凹状で而も半
円弧状の収納部16bに嵌め込み、また上部端子
の接続部21aにはビス27によつて接続導板2
8を接続する。また下部端子22の接続部22a
には下部カバーの取付穴16dより差し込んだ放
電電極29のネジ部29aを接続している。30
は両端子の接続終了後素子ユニツトが形成する間
隙に注入したシリコーン樹脂等の充填材であり、
素子ユニツトを収納部に固定すると共に素子ユニ
ツトの外周をさらに被覆する2重気密の機能をも
有する。31は放電電極29の前面に位置し先尖
形状の放電部29bを放電用孔31aが囲むよう
にしたテフロン、あるいはシリコーン樹脂よりな
る放電案内部材であり、その周囲をスリ割を形成
して弾力性を持たせ下部カバーの外側から取付穴
16dに押し込めば簡単に嵌着できるようになつ
ている。なお上記の放電用孔31aは雨水がこの
孔に停滞しないように上記の如く撥水性を有する
部材にすると同時に特に下部側をより外方に拡開
する不均一なラツパ状に形成して放電のさまたげ
にならないようにしている。16fは取付穴に連
通する排水孔を示す。
上記の如く限流素子ユニツトBの組付が終れ
ば、下部カバー16は第1図の如く磁器本体1の
下端開口部1aに接着材32で固着するのである
が、上部端子に接続する接続導板28にビス33
によつてカツトアウト本体側の下部固定電極9に
電気的に接続される。35は下部カバーの開口部
16cに係合片39によつて挿着された合成樹脂
製の密栓、40は一端を下部カバーの紐用取付孔
16eに通して同カバーに連結し他端を密栓に連
結した連結紐、34は上記カツトアウト本体側の
放電電極29の放電部29bと放電ギヤツプGを
介して対向する腕木取付金具5の下部に設けたア
ース側の閃絡角であり、上記放電電極の放電部2
9bと同様に先尖形状となつており、これによつ
て放電開始電圧を低くし(同じギヤツプ長で例え
ば球キヤツプのような場合に比べて)V−t特性
上の立上りを小さくするようにしている。
なお同閃絡角34は断面形の案内金具36に
よつて前後真すぐにスライドできるようになつて
おりギヤツプの調整がしやすくなつている。3
7,38は閃絡角を固定するためのボルトとナツ
トを示す。今、上記構成において雷サージが侵入
してくれば放電ギヤツプG間にこの電圧が印加さ
れるため設定値以上であれば、同放電ギヤツプG
で放電が起こり、サージはカツトアウトの上部口
出線2−上部固定電極(特に図示しない)−ヒユ
ーズ筒の上部接触子(特に図示しない)−ヒユー
ズ12−ヒユーズ筒の下部接触子11−カツトア
ウトの下部固定電極9−接続導板28−上部端子
21−限流素子18−下部端子22−放電電極2
9−放電部29b−放電ギヤツプG−閃絡角34
−腕木取付金具5を経て大地に放電するもので、
この場合上記の限流素子18は電圧非直線性が顕
著であり、急竣な立上りをみせるサージに対して
も素早く応答し、電圧を低く制限すると同時に続
流をも発生しないため変圧器の絶縁破壊を防止
し、またカツトアウトのヒユーズ切れも発生させ
ることがない。なお平常時には上記の放電ギヤツ
プGによつて限流素子18は電圧が印加されない
ため素子は常時課電による劣化がなく長寿命化が
はかれる。
以上のように本案においては、その構成を、円
筒形カツトアウトの磁器本体の下端開口部に固着
した下部カバーに限流素子を保持させ、該限流素
子の上部端子を本体に固着した下部固定電極に電
気的に接続し、又限流素子の下部端子22を放電
電極29に接続したものにおいて、前記限流素子
18を酸化亜鉛を主成分とする焼結体で半円弧状
に形成し、その上下両端面18a,18bに金属
溶射を施し、これに前記上下両端子21,22を
それぞれ接続し、さらに上記両端子21,22の
それぞれの接続部21a,22aを除いた上記端
子21,22および素子18の全外周を絶縁部材
24で一体に被覆成形した半円弧状の限流素子ユ
ニツトBを構成し、前記円筒形の磁器本体1内に
は、本体1の下端開口部1aに固着した下部カバ
ー16に本体1の内周壁1bに添つて立上り部1
6aを設け、該立上り部で囲まれた半円弧状の収
納部16bを形成し、この収納部16bに対し前
記限流素子ユニツトBを嵌入保持した結果下部カ
バーへの取付が簡単となると同時に確実に保持さ
れる。また、上記の如く下部カバーに嵌入保持し
た半円弧状の素子ユニツトは下部カバーを本体の
下端開口部に固着した場合その内周壁に添つて配
置されるため限られた空間からなる該下端開口部
にも充分内蔵できるためわざわざ磁器本体を拡張
したりする必要がない、また、上記の如く下部カ
バーと限流素子ユニツトとは別々に成形しその
後、合体させるための従来のインサート成形に比
べて成形不良による損害をできる限り低減できる
と同時にそれぞれの成形材料には目的に合つたも
のが選択でき確実な成形ができて不良率を下げる
ことができる等の特長を有するもので実用上有益
なものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である限流素子内蔵円
筒形カツトアウトの要部を破断した断面図、第2
図は限流素子ユニツトの正面図、第3図は同じく
限流素子ユニツトの平面図、第4図は第2図にお
けるA−A断面図、第5図は下部カバーの縦断面
図、第6図は同じく下部カバーの平面図を各々示
す。 1……磁器本体、1a……下端開口部、1b…
…内周壁、5……腕木取付金具、9……下部固定
電極、16……下部カバー、16a……延長部、
16b……収納部、B……限流素子ユニツト、1
8……限流素子、18a……上部端面、18b…
…下部端面、20……金属溶射、21……上部端
子、21a……接続部、21b……ネジ孔、22
……下部端子、22a……接続部、22b……ネ
ジ孔、24……絶縁部材、29……放電電極、2
9a……ネジ部、29b……放電部、G……放電
ギヤツプ、34……閃絡角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形カツトアウトの磁器本体の下端開口部に
    固着した下部カバーに限流素子を保持させ、該限
    流素子の上部端子を本体に固着した下部固定電極
    に電気的に接続し、又限流素子の下部端子22を
    放電電極29に接続したものにおいて、前記限流
    素子18を酸化亜鉛を主成分とする焼結体で半円
    弧状に形成し、その上下両端面18a,18bに
    金属溶射を施し、これに前記上下両端子21,2
    2をそれぞれ接続し、さらに上記両端子21,2
    2のそれぞれの接続部21a,22aを除いた上
    記両端子21,22および素子18の全外周を絶
    縁部材24で一体に被覆成形した半円弧状の限流
    素子ユニツトBを構成し、前記円筒形の磁器本体
    1内には、本体1の下端開口部1aに固着した下
    部カバー16に本体1の内周壁1bに添つて立上
    り部16aを設け、該立上り部で囲まれた半円弧
    状の収納部16bを形成し、この収納部16bに
    対し前記限流素子ユニツトBを嵌入保持したこと
    を特徴とする限流素子内蔵円筒形カツトアウトに
    於ける限流素子ユニツトの保持構造。
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JPS6188651U JPS6188651U (ja) 1986-06-10
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