JPH0316435B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0316435B2 JPH0316435B2 JP11197082A JP11197082A JPH0316435B2 JP H0316435 B2 JPH0316435 B2 JP H0316435B2 JP 11197082 A JP11197082 A JP 11197082A JP 11197082 A JP11197082 A JP 11197082A JP H0316435 B2 JPH0316435 B2 JP H0316435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- heat
- viscose
- fibers
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 claims description 40
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 36
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 15
- 239000004627 regenerated cellulose Substances 0.000 claims description 14
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 13
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 13
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 13
- 230000002209 hydrophobic effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000015271 coagulation Effects 0.000 claims description 4
- 238000005345 coagulation Methods 0.000 claims description 4
- 230000008929 regeneration Effects 0.000 claims description 4
- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 claims description 4
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 claims description 3
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims 1
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 55
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 13
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 13
- 239000002585 base Substances 0.000 description 11
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 6
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 4
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 4
- 229920000298 Cellophane Polymers 0.000 description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 3
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 3
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 3
- 239000011122 softwood Substances 0.000 description 3
- PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N Glycerine Chemical compound OCC(O)CO PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 240000000907 Musa textilis Species 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 2
- 238000007865 diluting Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 240000006248 Broussonetia kazinoki Species 0.000 description 1
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 241000219146 Gossypium Species 0.000 description 1
- 240000009253 Morus australis Species 0.000 description 1
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 239000004372 Polyvinyl alcohol Substances 0.000 description 1
- 229920001328 Polyvinylidene chloride Polymers 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 1
- 239000003205 fragrance Substances 0.000 description 1
- 235000011187 glycerol Nutrition 0.000 description 1
- 239000011121 hardwood Substances 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000005022 packaging material Substances 0.000 description 1
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920002451 polyvinyl alcohol Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000005033 polyvinylidene chloride Substances 0.000 description 1
- 238000009991 scouring Methods 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
- ZIBGPFATKBEMQZ-UHFFFAOYSA-N triethylene glycol Chemical compound OCCOCCOCCO ZIBGPFATKBEMQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Paper (AREA)
Description
本発明はヒートシール性を有するビスコース加
工紙に関する。 従来より、天然パルプや靭皮繊維などの親水性
繊維からなる紙にビスコース加工を施すことによ
つて引張強度、とくに耐水強度が改良されること
は知られており、実用化もされている。たとえば
ケーク精練紙、テイーバツグ原紙、台所用水切り
袋原紙などに用いられている。これらの原紙はい
ずれも袋状で用いられるものであるが、製袋に際
して各種の接着剤を使用しなければならず、作業
性が著しくわるい。 またヒートシール性を有する紙は、ポリエチレ
ン繊維、ポリプロピレン繊維などの熱可塑性繊維
を抄き合せることによつてえられるし、また親水
性繊維からなる紙に熱可塑性樹脂を含浸またはコ
ーテイングすることによつてもえられる。このよ
うなヒートシール性を有する紙の製袋加工はヒー
トシール自動製袋機により容易にかつ効率よく行
なうことができる。しかしながら、このような熱
可塑性繊維からなる紙にビスコース加工を施す
と、熱可塑性繊維を再生セルロース層が覆つてし
まい、ヒートシール性が損われると考えられてい
た。 本発明はかかる現状に鑑みなされたものであ
り、ヒートシール性を兼ね備えたビスコース加工
紙を提供することを目的とするものである。 すなわち本発明は、親水性繊維と疎水性でかつ
ヒートシール性を有する熱可塑性繊維とからなる
混抄紙に、該熱可塑性繊維のヒートシール性が損
われない範囲で再生セルロース層が形成されてな
るヒートシール性を有するビスコース加工紙に関
する。 本発明のヒートシール性を有するビスコース加
工紙は、前記混抄紙の少なくとも一方の面にビス
コース液を塗布あるいは含浸せしめ、乾燥したの
ち凝固浴ついでセルロース再生浴中で処理するこ
とによつてえられる。 本発明においては、塗布または含浸せしめられ
たビスコース液の親水性繊維に対する界面張力と
疎水性の熱可塑性繊維に対する界面張力が異な
り、ビスコース液の粘度や塗布量および塗布、含
浸方法を選ぶことにより、その界面張力の差によ
つて乾燥時にビスコース液が親水性繊維部分に移
動し、疎水性の熱可塑性繊維表面には留まらず、
ヒートシール性は損われない。 ヒートシール性を損わない範囲のセルロース付
着量は、混抄紙の原料、坪量、塗布・含浸方法、
ビスコース加工紙の用途によつて異なるが、充分
なヒートシール性を発揮できるだけの熱可塑性繊
維表面が露出しておればよく、本発明において
は、少なくとも片面における再生セルロースの付
着量がドブ漬法で原紙の2〜30重量%である量に
相当する量である。 本発明に用いる混抄紙は両面にヒートシール性
を有しているが、両面共ヒートシール性を保持さ
せるばあいと片面にのみヒートシール性を保持さ
せるばあいとでは再生セルロースの付着量が異な
る。 両面共ヒートシール性を保持させるばあい、再
生セルロースの付着量は原紙に対して2〜60%
(重量%、以下同様)であるのが好ましい。なお、
この範囲は原紙をビスコース液にドブ漬けしたば
あいの値である。再生セルロースの付着量がこの
範囲にあるときは、ビスコース加工紙の両面に充
分なヒートシール性が保持される。2%未満では
目的とする耐水性や強度の向上が充分でなく、ま
た60%を超えるばあいはヒートシール性が著しく
損なわれ、実用に耐えなくなる。 片面にのみヒートシール性を保持させるばあ
い、他方の面における再生セルロースの付着量は
任意でよい。しかしヒートシール性が要求される
面における再生セルロースの付着量は、前記両面
共ヒートシール性を保持させるばあいの片面の再
生セルロースの付着量程度でよい。 ビスコース液は常法により調製されたものをそ
のまま、あるいは希釈して用いればよい。粘度は
採用する塗布、含浸方法などによつて異なるが、
通常約100〜5000cpsのものが好適である。 本発明に用いる塗布または含浸方法としては、
たとえばロールコーターなどによるコーテイング
法や噴霧法、ハケ塗り法あるいはビスコース液へ
の浸漬法などが採用でき、ビスコース液の粘度や
セルロースの付着量などにより適宜選択すればよ
い。 また、ビスコース加工はシート状の原紙だけで
はなく、筒状に加工されたものにも施すことがで
きる。 本発明における親水性繊維としては、広葉樹パ
ルプ、針葉樹パルプなどの天然パルプ、マニラ
麻、コウゾ、ミツマタなどの靭皮繊維、コツトン
リンター、ビスコースレーヨン、ポリビニルアル
コール繊維などの1種または2種以上が用いられ
うる。 疎水性でかつヒートシール性を有する熱可塑性
繊維としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデ
ン繊維、ポリアミド繊維、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ポリマー繊維、コンジユゲート繊維など
の1種または2種以上が用いられうる。 混抄紙は親水性繊維20〜80部(重量部、以下同
様)と熱可塑性繊維80〜20部とから構成すること
が好ましい。親水性繊維が20部未満のばあいはビ
スコース加工性がわるく実用に耐えない。熱可塑
性繊維が20部未満のばあいは充分なヒートシール
性がえられず、いずれも好ましくない。 本発明のビスコース加工紙はヒートシール性を
保持したままビスコース加工の特徴である引張強
度、とくに耐水性が著しく向上したものである。 なお、前記のごとく本発明のビスコース加工紙
は少なくとも一方の面がヒートシール性を有して
いればよいので、一方の面のみのヒートシール性
を利用するばあいでは他方の面の再生セルロース
の付着量は何ら制限されない。たとえばヒートシ
ール性が要求されない面に再生セルロースの連続
皮膜を形成したばあい、紙匹にセロハンが有する
耐油性、保香性および適度な透湿性をさらに付与
することができ、有用な包装材料を提供すること
ができる。 つぎに実施例をあげて本発明のビスコース加工
紙を説明する。 実施例 1 針葉樹パルプ30部、マニラ麻パルプ20部および
太さ2デニールで5mm長のポリプロピレン短繊維
50部を原料として用い、短網で抄紙しヤンキード
ライヤーで乾燥して12g/m2の混抄紙をえた。 ついで常法により調製したビスコース液(セル
ロース含量9重量%、全アルカリ濃度6重量%)
をアルカリ液で1/2に希釈して約500cpsのビスコ
ース液を調製した。 このビスコース液中に前記混抄紙を浸漬して含
浸処理を施し、ついでセルロースの付着量が1.5
g/m2となるように過剰のビスコース液を2本ロ
ールによつて絞り取つたのち、非接触型乾燥機を
通過させて乾燥した。 えられたビスコース加工紙をビスコース凝固浴
(H2SO414%、Na2SO415%)中で処理し、つづ
いてセルロース再生浴(H2SO45%、Na2SO42
%)中でセルロースを再生した。ついで脱硫水洗
したのちグリセリン浴中で柔軟処理し乾燥して本
発明のヒートシール性を有する耐水紙をえた。 えられた本発明のビスコース加工紙および原紙
の引張強さおよびヒートシール強度を測定した。
結果を第1表に示す。 なお、各試験はつぎのようにして行なつた。 引張強さ 標準状態:JIS P 8113の「紙および板紙の引
張強さ試験方法」に準じて測定した。 耐熱水性:JIS P 8135の「紙および板紙の湿
潤引張強さ試験方法」に準じて測定した。
ただし、浸漬は沸騰水中で15分間行なつ
た。 ヒートシール強度 JIS Z 1521の「セロハンの熱接着強さ」に準
じて測定した。
工紙に関する。 従来より、天然パルプや靭皮繊維などの親水性
繊維からなる紙にビスコース加工を施すことによ
つて引張強度、とくに耐水強度が改良されること
は知られており、実用化もされている。たとえば
ケーク精練紙、テイーバツグ原紙、台所用水切り
袋原紙などに用いられている。これらの原紙はい
ずれも袋状で用いられるものであるが、製袋に際
して各種の接着剤を使用しなければならず、作業
性が著しくわるい。 またヒートシール性を有する紙は、ポリエチレ
ン繊維、ポリプロピレン繊維などの熱可塑性繊維
を抄き合せることによつてえられるし、また親水
性繊維からなる紙に熱可塑性樹脂を含浸またはコ
ーテイングすることによつてもえられる。このよ
うなヒートシール性を有する紙の製袋加工はヒー
トシール自動製袋機により容易にかつ効率よく行
なうことができる。しかしながら、このような熱
可塑性繊維からなる紙にビスコース加工を施す
と、熱可塑性繊維を再生セルロース層が覆つてし
まい、ヒートシール性が損われると考えられてい
た。 本発明はかかる現状に鑑みなされたものであ
り、ヒートシール性を兼ね備えたビスコース加工
紙を提供することを目的とするものである。 すなわち本発明は、親水性繊維と疎水性でかつ
ヒートシール性を有する熱可塑性繊維とからなる
混抄紙に、該熱可塑性繊維のヒートシール性が損
われない範囲で再生セルロース層が形成されてな
るヒートシール性を有するビスコース加工紙に関
する。 本発明のヒートシール性を有するビスコース加
工紙は、前記混抄紙の少なくとも一方の面にビス
コース液を塗布あるいは含浸せしめ、乾燥したの
ち凝固浴ついでセルロース再生浴中で処理するこ
とによつてえられる。 本発明においては、塗布または含浸せしめられ
たビスコース液の親水性繊維に対する界面張力と
疎水性の熱可塑性繊維に対する界面張力が異な
り、ビスコース液の粘度や塗布量および塗布、含
浸方法を選ぶことにより、その界面張力の差によ
つて乾燥時にビスコース液が親水性繊維部分に移
動し、疎水性の熱可塑性繊維表面には留まらず、
ヒートシール性は損われない。 ヒートシール性を損わない範囲のセルロース付
着量は、混抄紙の原料、坪量、塗布・含浸方法、
ビスコース加工紙の用途によつて異なるが、充分
なヒートシール性を発揮できるだけの熱可塑性繊
維表面が露出しておればよく、本発明において
は、少なくとも片面における再生セルロースの付
着量がドブ漬法で原紙の2〜30重量%である量に
相当する量である。 本発明に用いる混抄紙は両面にヒートシール性
を有しているが、両面共ヒートシール性を保持さ
せるばあいと片面にのみヒートシール性を保持さ
せるばあいとでは再生セルロースの付着量が異な
る。 両面共ヒートシール性を保持させるばあい、再
生セルロースの付着量は原紙に対して2〜60%
(重量%、以下同様)であるのが好ましい。なお、
この範囲は原紙をビスコース液にドブ漬けしたば
あいの値である。再生セルロースの付着量がこの
範囲にあるときは、ビスコース加工紙の両面に充
分なヒートシール性が保持される。2%未満では
目的とする耐水性や強度の向上が充分でなく、ま
た60%を超えるばあいはヒートシール性が著しく
損なわれ、実用に耐えなくなる。 片面にのみヒートシール性を保持させるばあ
い、他方の面における再生セルロースの付着量は
任意でよい。しかしヒートシール性が要求される
面における再生セルロースの付着量は、前記両面
共ヒートシール性を保持させるばあいの片面の再
生セルロースの付着量程度でよい。 ビスコース液は常法により調製されたものをそ
のまま、あるいは希釈して用いればよい。粘度は
採用する塗布、含浸方法などによつて異なるが、
通常約100〜5000cpsのものが好適である。 本発明に用いる塗布または含浸方法としては、
たとえばロールコーターなどによるコーテイング
法や噴霧法、ハケ塗り法あるいはビスコース液へ
の浸漬法などが採用でき、ビスコース液の粘度や
セルロースの付着量などにより適宜選択すればよ
い。 また、ビスコース加工はシート状の原紙だけで
はなく、筒状に加工されたものにも施すことがで
きる。 本発明における親水性繊維としては、広葉樹パ
ルプ、針葉樹パルプなどの天然パルプ、マニラ
麻、コウゾ、ミツマタなどの靭皮繊維、コツトン
リンター、ビスコースレーヨン、ポリビニルアル
コール繊維などの1種または2種以上が用いられ
うる。 疎水性でかつヒートシール性を有する熱可塑性
繊維としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデ
ン繊維、ポリアミド繊維、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ポリマー繊維、コンジユゲート繊維など
の1種または2種以上が用いられうる。 混抄紙は親水性繊維20〜80部(重量部、以下同
様)と熱可塑性繊維80〜20部とから構成すること
が好ましい。親水性繊維が20部未満のばあいはビ
スコース加工性がわるく実用に耐えない。熱可塑
性繊維が20部未満のばあいは充分なヒートシール
性がえられず、いずれも好ましくない。 本発明のビスコース加工紙はヒートシール性を
保持したままビスコース加工の特徴である引張強
度、とくに耐水性が著しく向上したものである。 なお、前記のごとく本発明のビスコース加工紙
は少なくとも一方の面がヒートシール性を有して
いればよいので、一方の面のみのヒートシール性
を利用するばあいでは他方の面の再生セルロース
の付着量は何ら制限されない。たとえばヒートシ
ール性が要求されない面に再生セルロースの連続
皮膜を形成したばあい、紙匹にセロハンが有する
耐油性、保香性および適度な透湿性をさらに付与
することができ、有用な包装材料を提供すること
ができる。 つぎに実施例をあげて本発明のビスコース加工
紙を説明する。 実施例 1 針葉樹パルプ30部、マニラ麻パルプ20部および
太さ2デニールで5mm長のポリプロピレン短繊維
50部を原料として用い、短網で抄紙しヤンキード
ライヤーで乾燥して12g/m2の混抄紙をえた。 ついで常法により調製したビスコース液(セル
ロース含量9重量%、全アルカリ濃度6重量%)
をアルカリ液で1/2に希釈して約500cpsのビスコ
ース液を調製した。 このビスコース液中に前記混抄紙を浸漬して含
浸処理を施し、ついでセルロースの付着量が1.5
g/m2となるように過剰のビスコース液を2本ロ
ールによつて絞り取つたのち、非接触型乾燥機を
通過させて乾燥した。 えられたビスコース加工紙をビスコース凝固浴
(H2SO414%、Na2SO415%)中で処理し、つづ
いてセルロース再生浴(H2SO45%、Na2SO42
%)中でセルロースを再生した。ついで脱硫水洗
したのちグリセリン浴中で柔軟処理し乾燥して本
発明のヒートシール性を有する耐水紙をえた。 えられた本発明のビスコース加工紙および原紙
の引張強さおよびヒートシール強度を測定した。
結果を第1表に示す。 なお、各試験はつぎのようにして行なつた。 引張強さ 標準状態:JIS P 8113の「紙および板紙の引
張強さ試験方法」に準じて測定した。 耐熱水性:JIS P 8135の「紙および板紙の湿
潤引張強さ試験方法」に準じて測定した。
ただし、浸漬は沸騰水中で15分間行なつ
た。 ヒートシール強度 JIS Z 1521の「セロハンの熱接着強さ」に準
じて測定した。
【表】
第1表から明らかなごとく、本発明のビスコー
ス加工紙は引張強さ、とくに耐熱水性が未加工時
の3倍以上に向上し、しかもヒートシール性は殆
んど損われていない。 実施例 2 針葉樹パルプ50部、合成パルプ(SWP、E−
400(三井石油化学(株)製))50部を原料とし、短網
で抄紙し、ヤンキードライヤーで乾燥して20g/
m2の混抄紙をえた。 この混抄紙の一方の面に常法により調製したビ
スコース液(セルロース含量9重量%、全アルカ
リ濃度6重量%、粘度5000cps)をロールコータ
ーでセルロース付着量が30g/m2となるようにコ
ーテイングしたのち非接触型乾燥機を通過させて
乾燥した。 えられたビスコース加工紙をビスコース凝固
浴、ついでセルロース再生浴で処理し、セルロー
スを再生した。ついで脱硫、漂白処理したのち水
洗し、ついでトリエチレングリコール浴中で柔軟
処理したのちヤンキードライヤーで乾燥し、片面
に光沢のある再生セルロースの連続皮膜が形成さ
れた本発明のヒートシール性を有するビスコース
加工紙をえた。 えられた本発明のビスコース加工紙および原紙
の引張強さおよびヒートシール強度を実施例1と
同様にして測定した。 結果を第2表に示す。 比較例 実施例2で作製した混抄紙を、常法により調製
したビスコース液(セルロース含量9重量%、全
アルカリ濃度6重量%)を5/6にアルカリ液で希
釈した粘度約2000cpsの液中に浸漬し、セルロー
ス付着量を30g/m2となるように2本ロールで余
剰のビスコース液を絞り取つたほかは実施例2と
同様にして比較用のビスコース加工紙をえた。 この比較用のビスコース加工紙の引張強さおよ
びヒートシール強度を実施例1と同様にして測定
した。 結果を第2表に示す。
ス加工紙は引張強さ、とくに耐熱水性が未加工時
の3倍以上に向上し、しかもヒートシール性は殆
んど損われていない。 実施例 2 針葉樹パルプ50部、合成パルプ(SWP、E−
400(三井石油化学(株)製))50部を原料とし、短網
で抄紙し、ヤンキードライヤーで乾燥して20g/
m2の混抄紙をえた。 この混抄紙の一方の面に常法により調製したビ
スコース液(セルロース含量9重量%、全アルカ
リ濃度6重量%、粘度5000cps)をロールコータ
ーでセルロース付着量が30g/m2となるようにコ
ーテイングしたのち非接触型乾燥機を通過させて
乾燥した。 えられたビスコース加工紙をビスコース凝固
浴、ついでセルロース再生浴で処理し、セルロー
スを再生した。ついで脱硫、漂白処理したのち水
洗し、ついでトリエチレングリコール浴中で柔軟
処理したのちヤンキードライヤーで乾燥し、片面
に光沢のある再生セルロースの連続皮膜が形成さ
れた本発明のヒートシール性を有するビスコース
加工紙をえた。 えられた本発明のビスコース加工紙および原紙
の引張強さおよびヒートシール強度を実施例1と
同様にして測定した。 結果を第2表に示す。 比較例 実施例2で作製した混抄紙を、常法により調製
したビスコース液(セルロース含量9重量%、全
アルカリ濃度6重量%)を5/6にアルカリ液で希
釈した粘度約2000cpsの液中に浸漬し、セルロー
ス付着量を30g/m2となるように2本ロールで余
剰のビスコース液を絞り取つたほかは実施例2と
同様にして比較用のビスコース加工紙をえた。 この比較用のビスコース加工紙の引張強さおよ
びヒートシール強度を実施例1と同様にして測定
した。 結果を第2表に示す。
【表】
第2表から明らかなごとく、本発明のビスコー
ス加工紙は引張強さが原紙の2倍以上に向上し、
ヒートシール強度はわずか5%程度減少しただけ
である。また透湿性もセロハンの特質を継承して
おり、良好であつた。 一方、比較例のビスコース加工紙は引張強さは
大きく向上しているが、ヒートシール強度は原紙
の約15%に減少し、実用に供しうるものではなか
つた。
ス加工紙は引張強さが原紙の2倍以上に向上し、
ヒートシール強度はわずか5%程度減少しただけ
である。また透湿性もセロハンの特質を継承して
おり、良好であつた。 一方、比較例のビスコース加工紙は引張強さは
大きく向上しているが、ヒートシール強度は原紙
の約15%に減少し、実用に供しうるものではなか
つた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 親水性繊維と疎水性でかつヒートシール性を
有する熱可塑性繊維とからなる混抄紙に、少なく
とも片面における再生セルロースの付着量がドブ
漬法で原紙の2〜30重量%である量に相当する量
で再生セルロース層が形成されてなるヒートシー
ル性を有するビスコース加工紙。 2 親水性繊維と疎水性でかつヒートシール性を
有する熱可塑性繊維とからなる混抄紙の少なくと
も一方の面に、少なくとも片面における再生セル
ロースの付着量がドブ漬法で原紙の2〜30重量%
である量に相当する量になるようにビスコース液
を塗布あるいは含浸せしめた後乾燥し、ついで凝
固浴および再生浴中で処理することを特徴とする
ヒートシール性を有するビスコース加工紙の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11197082A JPS591799A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | ヒ−トシ−ル性を有するビスコ−ス加工紙およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11197082A JPS591799A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | ヒ−トシ−ル性を有するビスコ−ス加工紙およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS591799A JPS591799A (ja) | 1984-01-07 |
| JPH0316435B2 true JPH0316435B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=14574698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11197082A Granted JPS591799A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | ヒ−トシ−ル性を有するビスコ−ス加工紙およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS591799A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4660170B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2011-03-30 | 三晶株式会社 | 皮膜形成多孔質シートの製造方法 |
| WO2008084139A1 (en) * | 2007-01-12 | 2008-07-17 | Ahlstrom Corporation | A method of forming a reinforced parchmented nonwoven product, and the product |
| JP7734027B2 (ja) * | 2020-10-02 | 2025-09-04 | リンテック株式会社 | 紙ラベル積層体及び紙ラベル積層体の製造方法 |
-
1982
- 1982-06-28 JP JP11197082A patent/JPS591799A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS591799A (ja) | 1984-01-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2956582B1 (en) | Fibrous substrate containing fibers and nanofibrillar polysaccharide | |
| US3455778A (en) | Creped tissue formed from stiff crosslinked fibers and refined papermaking fibers | |
| JP2001509552A (ja) | 医療用包装紙 | |
| JP4301809B2 (ja) | 自己ヒートシール可能な包装及び該包装を製造する方法 | |
| KR19990023254A (ko) | 수분해성 섬유 시이트 | |
| MXPA05005505A (es) | Productos de tisu que tienen resistencia mejorada. | |
| MX2007003844A (es) | Articulos absorbentes que comprenden fibras tratadas previamente con resina termoplastica. | |
| EP1027499B2 (en) | Heat seal infusion web material and method of manufacture | |
| US5431997A (en) | Process of producing porous web materials used for making infusion packages for brewing beverages and the web materials thus produced | |
| JPH0242959B2 (ja) | ||
| JPH0316435B2 (ja) | ||
| US2046763A (en) | Paper product and method of making | |
| US3039913A (en) | Reinforced resin sheet | |
| US1992996A (en) | Paper and method of making same | |
| US2005397A (en) | Manufacture of strengthened absorptive paper | |
| CA2523395A1 (en) | Wallpaper and method for production thereof | |
| US1989885A (en) | Specialty paper | |
| GB2079630A (en) | Improvements in and relating to removable wallpaper | |
| JP7718006B2 (ja) | 耐油紙およびヒートシール耐油紙 | |
| JP7474035B2 (ja) | 拭き取り用シートの製造方法 | |
| US2108804A (en) | Moistureproof material and process of making same | |
| US2067501A (en) | Parchment paper and method of making same | |
| US2099726A (en) | Paper and method of making same | |
| JP2581609B2 (ja) | 通気性撥油紙及びその製造方法 | |
| KR102176248B1 (ko) | 나노셀룰로오스가 포함된 고내구성 용지 및 용지 제조방법 |