JPH0316687B2 - - Google Patents

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JPH0316687B2
JPH0316687B2 JP24418683A JP24418683A JPH0316687B2 JP H0316687 B2 JPH0316687 B2 JP H0316687B2 JP 24418683 A JP24418683 A JP 24418683A JP 24418683 A JP24418683 A JP 24418683A JP H0316687 B2 JPH0316687 B2 JP H0316687B2
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JP
Japan
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magnetic
resin
coat layer
back coat
glycerol borate
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JP24418683A
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JPS60136915A (ja
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Mitsutaka Arai
Hitoshi Nara
Seiichi Tobisawa
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH0316687B2 publication Critical patent/JPH0316687B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、磁気記録媒体に係り、特に支持体表
面に磁性層とその裏面にバツクコート層を有する
磁気テープにおいて、そのバツクコート層の改良
に関する。 従来技術 磁気テープ、磁気シート、磁気デイスクのよう
な磁気記録媒体は、オーデイオ分野、ビデイオ分
野、コンピユータ分野で広く使われている。これ
らの内、例えばビデイオ分野で使用されている磁
性層を支持体に有する磁気テープについていえ
ば、例えばカセツトに収納された磁気テープは画
像の記録やその再生を行うときにはこのカセツト
がビデイオデツキに装着され、そのテープがガイ
ドポールやガイドローラに案内されて走行されな
がら磁気ヘツドに摺擦走査される。このようにし
て磁気テープに画像は記録されるが、その画像を
再生をするときには、クロマS/Nのような各種
S/N、スキユー、ジツター等の画像特性を低下
させないようにするとともに、出力変動や画像の
一部が脱落するドロツプアウトを起こさせないこ
とが要求される。特にその感度については、特に
高周波領域での出力を改善するために磁気ヘツド
に対する磁気テープの摺擦状態が変動しないよう
に磁性層の表面は平滑に仕上げられている。しか
しながら、この磁気テープをビデイオデツキで走
行させるときは磁気テープの表面及び裏面が上記
ガイドポール、ガイトロールに摺擦されるのでそ
の表側の磁性層がガイドポール、ガイドロールに
対する滑り性がよくても磁気テープの裏側の擦ら
れる部分のこれらに対する滑り性が良くないとき
は、走行する磁気テープに過度のテンシヨンがか
かり、これにより磁性層が磁気ヘツドに対して過
度に擦すられる状態になるので、磁性層の損傷、
磁性層の磁性粉の剥落等が起こるのみならず、磁
気テープの巻取られるテンシヨンが強弱変動して
その巻圧が変動しその再使用のときテープの走行
にムラができる。これらのことが起こると、上記
のような画像特性等が悪くなる。そのため、磁気
テープの裏面にはバツクコート層が設けられる。 このバツクコート層は上記のようにガイドポー
ルやガイドロールに対する滑り性がよくなるよう
にバインダーとしての樹脂層に無機質粉末を含有
させたものである。これはバツクコート層の表面
を粗面にしてガイドポール等との接触面積を少な
くし、その摩擦係数を少なくして滑り性を良く
し、これにより磁気テープの走行性を良くすると
ともに無機質粉末の粉落ちを防止して耐摩耗性を
保持するようにしたものである。 特に最近のビデイオ機器は、VHS方式のビデ
イオムービー、β・ムービー等小型化、高密度化
が図られ持ち運びが容易に行なえるようなものに
なつてきて、従来の一定場所に据え置くものから
戸外にも持ち出されていろいろの状況下でビデイ
オ撮りが行なえるようなものになつてきているの
で、磁気テープについてもこれらに適合するもの
の出現が望まれている。すなわち、ビデイオ機器
の小型化、高密度化は磁気テープの通路を複雑化
し、このテープのガイドポールやガイドロール等
と接触する機会を多くして擦すられる頻度も多く
するとともに戸外で高湿度、高温条件下に置かれ
ることもあつてこれらに対する耐性も要求され、
一層の走行性と粉落ち等を防止する耐摩耗性、耐
久性の向上が要求されている。 ところで、バインダーとして使用される樹脂の
種類によつてバツクコート層の性質、すなわちそ
の繰り返し使用によつても無機質粉末が剥落しな
い性質を示す耐摩耗性、例えばガイドポールと擦
られるときの滑り性、バツクコート層の支持体に
対する接着性等が異なり、その工夫がなされてい
る。 例えば特開昭57−50327号公報にはバインダー
用樹脂として繊維素系樹脂、熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂、飽和ポリエステル系樹脂及びポリイソシ
アネートからなるものが示されている。また、特
開昭56−98719号公報には、繊維素系樹脂、熱可
塑性ポリウレタン樹脂及びポリイソシアネートか
らなるバインダーが示され、特開昭58−37840号
公報には、脂肪酸又は脂肪酸エステル、繊維素系
樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂及びポリイソシ
アネートからなるバインダー、特開昭57−208635
号公報には、塩化ビニル−酢酸ビニル、ポリウレ
タン樹脂及びイソシアネートからなるバインダ
ー、特開昭57−208636号公報には、ニトロセルロ
ース、塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂及びイソシアネート化合物からなるバイン
ダー、特開昭50−92102号公報には、テレフタル
酸を含む高分子量ポリエステル樹脂及びポリイソ
シアネートからなるバインダー、特開昭50−
147309号公報には水酸基を有するポリエステル型
エポキシ樹脂、繊維素系樹脂及びイソシアネート
化合物からなるバインダーがそれぞれ示されてい
る。 しかしながら、一般に塩化ビニル−酢酸ビニル
を用いる系は、耐摩耗性が悪く、走行耐久性に悪
影響を及ぼすとともに摩擦係数の増加をもたら
し、磁気テープに折れ目が生じ易い。また、ポリ
ウレタン樹脂単独のバインダー系は磁気テープが
巻かれて磁性層とバツクコート層が接触するとき
層間粘着を起こし易い。また、ポリエステル樹脂
単独のバインダー系は、耐摩耗性、支持体との接
着力は良好であるが無機質粉末との分散性が悪い
という欠点がある。そして、従来用いられている
塩化ビニル−酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂
の系は耐摩耗性に劣り、繰り返し走行後に摩擦係
数の増加をもたらすこと等に欠点がある。また、
繊維素系樹脂、ポリウレタン樹脂の系及び繊維素
系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂の
系は耐摩耗性、摩擦係数等の特性はかなり改善さ
れているが支持体に対する接着性が弱く耐久性に
若干問題がある上に、摩擦係数が高く、高性能ビ
デイオテープとしては十分の性能を備えていると
は言えない。そのためその改善が望まれていた。 発明の目的 本発明の第1の目的は、耐摩耗性にすぐれ繰り
返し走行後でも非磁性粉の粉落ちのないバツクコ
ート層を有する磁気記録媒体を提供することにあ
る。 本発明の第2の目的は、摩擦係数が小さく、走
行安定性に優れ、早送り、巻戻し後に巻乱れを生
じさせないバツクコート層を有する磁気記録媒体
を提供するものである。 本発明の第3の目的は、磁性層とバツクコート
層が接触したとき層間粘着が生じないようなバツ
クコート層を有する磁気記録媒体を提供すること
にある。 本発明の第4の目的は、支持体との接着性が良
好で繰り返し走行後でも剥離しないようなバツク
コート層を有する磁気記録媒体を提供することに
ある。 本発明の第5の目的は、以上の諸性質を有する
バツクコート層を備えることによりS/N等の画
像特性に優れ、出力変動及びドロツプアウト等の
ない優れた磁気記録媒体を提供することにある。 発明の構成 本発明の上記目的は、バツクコート層のバイン
ダー用樹脂として飽和ポリエステル系樹脂、硼酸
エステルで変成した熱可塑性ポリウレタン樹脂及
びポリイソシアネートを含有することにより達成
される。 そのために本発明は、支持体の一方の側に磁性
層を有し、この支持体の他方の側にバツクコート
層を有する磁気記録媒体において、バツクコート
層はバインダーとして飽和ポリエステル系樹脂、
硼酸エステルで変成された熱可塑性ポリウレタン
樹脂及びポリイソシアネートの混合物と、非磁性
粉末を含有することを特徴とするものである。 次に本発明を詳細に説明する。 本発明に用いられる硼酸エステルが変成された
熱可塑性ポリウレタン樹脂としては、下記一般式
()で表わされる硼素含有ユニツトをポリマー
の主鎖若しくは側鎖、主鎖若しくは側鎖の末端又
は主鎖若しくは側鎖にペンダントされたもの等が
ある。 一般式 上記一般式()で表わされる硼素含有ユニツ
トを例示すると、 (1) グリセロールボレートラウレートから由来す
る硼素含有ユニツト、 (2) グリセロールボレートパルミテートから由来
する硼素含有ユニツト、 (3) グリセロールボレートステアレートから由来
する硼素含有ユニツト、 (4) グリセロールボレートオレエートから由来す
る硼素含有ユニツト、 (5) グリセロールボレートイソオクタデカノエー
トから由来する硼素含有ユニツト、 (6) グリセロールボレートヒドロキシステアレー
トから由来する硼素含有ユニツト、 (7) ポリオキシエチレングリセロールボレートラ
ウレートから由来する硼素含有ユニツト、 (8) ポリオキシエチレングリセロールボレートパ
ルミテートから由来する硼素含有ユニツト、 (9) ポリオキシエチレングリセロールボレートス
テアレートから由来する硼素含有ユニツト、 (10) ポリオキシエチレングリセロールボレートオ
レエートから由来する硼素含有ユニツト、 (11) ポリオキシエチレングリセロールイソオクタ
デカノエートから由来する硼素含有ユニツト、 (12) グリセロールボレートベンゾエートから由来
する硼素含有ユニツト、 (13) グリセロールボレートシンナモエートから
由来する硼素含有ユニツト、 (14) グリセロールボレートイソステアレートか
ら由来する硼素含有ユニツト、 等が挙げられる。 上記一般式()で表わされる硼素含有ユニツ
トを有するポリウレタン高分子化合物の製造方法
を説明する。ただし、以下の説明では簡単のた
め、硼素含有ユニツトの原料化合物として、一般
式()又は()の化合物を用いた場合につい
て説明する。ただし、一般式()は、 で表わされ、Rは炭素原子数2〜4個のアルキレ
ン基、Xは水素原子又は炭素原子数8〜22個のア
シル基、l及びmはそれぞれ0〜20の実数であ
り、一般式()においてRで示される炭素原子
数2〜4個のアルキレン基は例えばエチレン、プ
ロピレン及びブチレン基及びこれらの異性化した
ものであり、Xで示される炭素原子数8〜22個の
アシル基は例えばオクタノイル、ノナノイル、デ
カノイル、ウンデシロイル、ラウロイル、トリデ
シロイル、ミリストイル、ペンタデシロイル、パ
ルミトイル、マーガーロイル、ステアロイル、イ
ソステアロイル、ヒドロキシステアロイル、オレ
オイル、ベヘノイルの各基等である。 一般式()を有する化合物には、ポリオキシ
エチレングリセロールボレート(ポリオキシエチ
レンとはCHOで表わされる基でiは上記l又は
mと同じ)、グリセロールボレート・ラウレート、
グリセロールボレート・バルミテート、グリセロ
ールボレート・ステアレート、グリセロールボレ
ート・オレエート、グリセロールボレート・イソ
ステアレート、グリセロールボレート・ヒドロキ
システアレート、ポリオキシエチレングリセロー
ルボレート・ラウレート、ポリオキシエチレング
リセロールボレート・パルミテート、ポリオキシ
エチレングリセロールボレート・ステアレート、
ポリオキシエチレングリセロールボレート・オレ
エート、ポリオキシエチレングリセロールボレー
ト・イソステアレート、ポリオキシエチレングリ
セロールボレート・ラウレート、ポリオキシエチ
レンオキシプロピレングリセロールボレート・パ
ルミテート、ポリオキシエチレンオキシプロピレ
ングリセロールボレート・ステアレート、ポリオ
キシプロピレングリセロールボレート・ラウレー
ト、ポリオキシプロピレングリセロールボレー
ト・パルミテート、ポリオキシプロピレングリセ
ロールボレート・ステアレート、ポリオキシプロ
ピレングリセロールボレート・イソステアレー
ト、ポリオキシプロピレングリセロールボレー
ト・オレエート等がある。 一般式()を有する化合物において、アルキ
レンオキサイドの付加数(l+m)は0ないし30
が一般式()で表わされるユニツトを含有する
高分子化合物を本発明に係る磁気記録媒体に有す
る場合の諸性能の点で好ましい。 一般式()で示されるこれらのグリセリン硼
酸エステル類は単独で使用しても良く、2種以上
を混合して使用しても良い。また下記一般式
()で示されるジアシルエステル との混合物を使用することもできる。ただし、一
般式()において、Rは上記一般式()と同
様のアルキレン基、Xは上記一般式()と同様
のアシル基、l及びmは一般式()と同様の実
数を示す。 一般式()の例示化合物としては上記一般式
()の例示化合物と同様でジアシル体としたも
のが挙げられる。 一般式()又は()で示されるグリセリン
の硼酸エステルはポリウレタンを形成する際に有
機イソシアネートと反応し、生成したポリウレタ
ン樹脂(単にポリウレタン、ウレタンともいう)
に化学的に結合する。したがつて硼酸エステルは
浮き出し、移行などを起こさないためその効果を
長期間持続することができる。その量は下記の活
性水素含有化合物に由来するユニツトに対し5重
量%〜活性水素化合物ユニツトと同量であること
が適当である。5重量%以下では本発明の磁気記
録媒体としての効果が不十分であり、またこの範
囲を超えると磁気記録媒体における例えばバイン
ダーとしてのポリウレタン樹脂の物性が好ましく
なく、この磁気記録バインダーの諸性能を低下さ
せ易い。 上記活性水素化合物としては、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブチレングリコール、ビス
フエノールA、グリセリン、1,3,6−ヘキサ
ントリオール、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリストール、ソルビトール、スクロース、ジプ
ロピレングリコール、メチルジエタノールアミ
ン、エチルジイソプロパノールアミン、トリエタ
ノールアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ビス(p−テミノシクロヘキサン)、
トリレンジアミン、ジフエニルメタンジアミン、
メチレンビス(2−クロルアニリン)等の化合
物、及びこれらの化合物に、エチレンオキサシ
ド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン、スチレンオキサイド等
を1種又は2種以上(以下単にアルキレンオキサ
イドと略記する)付加して得られるポリエーテル
ポリオールが挙げられる。また、上記活性水素化
合物としては、ポリエステルポリオールも使用で
き、このポリエステルポリオールは例えば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、トリメチレングリコール、
1,3−又は1,4−ブチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサメチレング
リコール、デカメチレングリコール、ビスフエノ
ールA、ビスフエノールF、p−キシレングリコ
ール、1,4−シクロヘキサンジオール1,4−
シクロヘキサンジメタノール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペン
タエリスリツト又はこれらのアルキレンオキサイ
ド付加物等の1種又は2種以上と、マロン酸、マ
レイン酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸、
ピメリン酸、セバシン酸、シユウ酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタ
ル酸等の1種又か2種以上とからのポリエステル
ポリオール、又はプロピオラクトン、ブチロラク
トン、カプロラクトン等の環状エステルを開環重
合したポリオール、さらに上記ポリオールと環状
エステル、又は上記ポリオール、二塩基酸、環状
エステルの3種からのポリエステルポリオールが
例示される。また、別の活性水素化合物としてポ
リカーボネートポリオレートより、上記ポリカー
ボネートポリオール、例えば一般式 H(−−R−OCO)−oROH ただし、(n≧1)で表される化合物で、Rはポ
リオール又は多価のフエノールの残基であり、上
記ポリオール又は多価フエノールとしては、例え
ばトリメチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、1,3−又は1,4−ブチレングリコール、
1,6−ヘキサメチレングリコール、デカメチレ
ングリコール、p−キシレングリコール、ビスフ
エノールA〔2・2−ビス(4′−ヒドロキシフエ
ニル、プロパン〕、ビスフエノール(4・4′−ジ
ヒドロキシジフエニルメタン)等が挙げられる。 上記一般式()で表わされる硼素含有ユニツ
トを有するウレタン樹脂について例示する。この
表において、その第1欄に列挙する番号のウレタ
ン樹脂の組成物の各成分の混合率は、その第2、
第3、第4の各欄の各段に示した。なお、これら
のウレタン樹脂をメチルエチルケトン/シクロヘ
キサノン=7/3の混合溶媒に混合分散させた分
散液をポリエチレンテレフタレートフイルムの支
持体上に10μの厚さに塗布したものについて動摩
擦係数を測定した結果を示す。なお、動摩擦係数
の測定法は後述の実施例に記載されているものと
同様である。
【表】
【表】 本発明に用いられる飽和ポリエステル系樹脂と
しては、各種の二塩基酸と各種の2価アルコール
により縮重合させたもの、ポリエチレンテレフタ
レートを解重合させ、新たにジオール成分を導入
し重合させたもの等が挙げられる。商品名として
知られている飽和ポリエステル樹脂としては、東
洋紡(株)製のバイロン#200、#300、#500等が挙
げられる。 本発明に用いられるポリイソシアネートとして
は、2,4−トリレンジイソシアネート、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート、トリイソシ
アネート(例えば日本ポリウレタン工業(株)製の
「コロネートL」)等が使用できる。 本発明における上記硼酸エステル変性ポリウレ
タン樹脂・飽和ポリエステル系樹脂・ポリイソシ
アネートの混合割合は、硼酸エステル変性ポリウ
レタン樹脂が10〜80%、飽和ポリエステル系樹脂
が10〜80%、ポリイソシアネートが10〜40%が例
示される。このうち好ましくは、硼酸エステルポ
リウレタン樹脂40〜70%、飽和ポリエステル系樹
脂10〜50%、ポリイソシアネート10〜30%の範囲
で用いるのが良い。硼酸エステルポリウレタン樹
脂が少なく、飽和ポリエステル系樹脂が多すぎる
と粘着が生じたり、非磁性粉末の停滞安定性が悪
くなる。また、硼酸エステルポリウレタン樹脂が
多すぎても、粘着が生じ、摩擦が大きくなる等の
欠点が生じる。 本発明におけるバツクコート層には、これを有
する磁気テープのビデイオデツキにおけるガイド
ポール等に対する滑りを良くするために非磁性粉
が使用される。この非磁性粉としては、カーボン
ブラツクが挙げられる。例えばコロンビアカーボ
ン社製のコンダクテツクス(Conductex)975(比
表面積70m2/g、粒径46mμ)、コンダクテツクス
950(比表面積245m2/g、粒径46mμ)、カボツト
社製バルカン(Cabot Vulcan)、XC−72(比表
面積257m2/g、粒径18mμ)等が挙げられる。 上記カーボンブラツク以外の非磁性粉末として
は、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミ、酸化
クロム、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、α−
Fe2O3、タルク、カオリン、炭化ケイ素、硫酸カ
ルシウム、窒化ケイ素、フツ化亜鉛、二硫化モリ
ブデン等が挙げられ、これらのうち、1種ないし
数種組み合わせて使用でき、また、これらを上記
カーボンブラツクと併用して用いても良い。 上記非磁性粉末としては、無機粉末だけでなく
有機粉末も使用できる。有機粉末としては、低分
子、高分子を問わず室温で固体粉末となるものな
らなんでも使用できる。例えば、ベンゾグアナミ
ン・ホルムアルデヒド縮合物(商品名エポスタ
ー、日本触媒化学工業(株)社製)、フタロシアニン
ブルー、フタロイシアニングリーン、フタロシア
ニンレツド(大日精化(株)社製)等が挙げられる。 本発明におけるバツクコート層には上記バイン
ダー用樹脂とともに、一般に磁気記録媒体に用い
られる潤滑剤、帯電防止剤及び分散剤を併用して
も良い。 発明の効果 本発明は、以上のように、飽和ポリエステル系
樹脂、ポリイソシアネートの混合物に硼酸エステ
ルで変性された熱可塑性ポリウレタン樹脂を加え
るよにした樹脂をバインダーとしてバツクコート
層に含有させたので、バツクコート層の耐摩耗
性、摩擦係数を小さくすることによる走行安定
性、支持体との接着性の向上をもたらすことがで
きるとともに、例えば磁気テープが巻かれたとき
の層間粘着性を低減させることができる。そして
これらによりS/N、出力変動、ドロツプアウト
等を改善して小型化、高密度化傾向にあるビデイ
オ機器に対する要求を満たすことができる。 実施例 次に本発明の実施例を説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。 実施例 1 予めつぎようにして磁性層をポリエチレンテレ
フタレート支持体上に形成しておく。 鉄系金属磁性粉130gを、フエノキシレジン4
gをシクロヘキサノン250gに溶解した溶液中に
アルミナ6gとともに添加して混合し、この混合
物をサンドミルにて4時間分散を行つた。 つづいてポリウレタン10g、ブチルステアレー
ト0.05g、ミリスチン酸0.1gをシクロヘキサノ
ン10gとテトラヒドロフラン100gの混合溶媒中
に溶解した溶液を上記分散液に混合し、さらにサ
ンドミルで1時間分散を行なつた。この分散液に
硬化剤としてコロネートL3gを加え撹拌混合し
て塗料とした。この塗料を配向磁場のもとでポリ
エチレンテレフタレートのベースフイルム上に塗
布し、さらに乾燥を行ない、この乾燥後のものを
カレンダー処理した。 ついで表1に示す実施例1の組成物をボールミ
ルにて5時間混練して塗布液を調製した。この塗
布液を上記テープの裏面にリバースロールコータ
により塗布し、ついで乾燥して乾燥膜厚0.7μmの
バツクコート層を形成し、これを1/2インチ幅に
スリツトして実施例1の磁気テープを作成した。 実施例 2 実施例1において、表1の実施例1の組成物を
用いる代わりに実施例2の組成物を用いた以外は
実施例1と同様にして実施例2の磁気テープを作
成した。 比較例 1 実施例1において、表1の実施例1の組成物を
用いる代わりに比較例1の組成物を用い、これを
ボールミルで5時間混練して塗布液を調製した以
外は実施例1と同様にして比較例1の磁気テープ
を作成した。 比較例 2〜6 比較例1において、表1の比較例1の組成物を
用いる代わりにそれぞれ比較2〜6の組成物を用
いた以外は比較例1と同様に操作してそれぞれ比
較例2〜6の磁気テープを作成した。 なお、表1中、組成物の数字は重量部を示し、
ポリウレタンはN−3022(日本ポリウレタン社
製)、ポリエステルはVylon−200(シエル化学社
製)、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体はVAGH
(米国UCC社製)、ポリイソシアネートはコロネ
ートL(日本ポリウレタン社製)、炭酸カルシウム
はホモカルD(白石工業社製、粒径0.3μm)であ
る。
【表】 上記実施例1,2、比較例1〜6について表2
に示す各項目について試験を行いその結果を表2
の対応する欄に示す。 ここで、摩耗状態はビデイオデツキ
(NV6200、松下電器(株)製)に上記各磁気テープ
を100回通過させてバツクコート層の擦れ具合を
光学顕微鏡で観察した。粉落ちがあればバツクコ
ート層表面に擦り傷が見えるのでこれが多いか少
ないかで評価した。 テープ損傷は上記ビデイオデツキに100回通過
させた磁気テープのバツクコート層の表面を肉眼
で観察し傷のつき具合を多いか少ないかで評価し
た。異常なテンシヨンが磁気テープにかかつたと
きにバツクコート層に大きな傷が付く。 シンチングは上記ビデイオデツキで早送り、巻
戻しを行つた後のテープの巻の状態を目視し、整
然と巻かれている巻姿のものを良好、テープを巻
いた側面が一平面になく乱れているものを不良と
して評価した。 粘着は上記シンチング試験と同様に1/2インチ
の幅の磁気テープを今度の場合は1Kgの圧で巻き
45℃、相対湿度80%で4時間放置後、さらに24時
間常温で放置して巻き戻しその引き離すときの抵
抗があるものを「有り」、ないものを「なし」と
して評価した。 動摩擦係数は新東化学株式会社製の回転ドラム
型表面性測定器を用い、4mm直径のロツドで荷重
40g、回転数157.6rpmで測定した。 表面粗さは表面粗さ計(東京精密社製)を使用
して測定した。 支持体との接着性はセロテープをバツクコート
層にはりつけたものと剥離してその剥離後の状態
を観察した。
【表】 表2の結果から、実施例1、2のものは、いず
れの試験結果も良いのに対し、比較例のものは、
ポリウレタン単独あるいはこれに塩化ビニル系共
重合体樹脂、ニトロセルロースをそれぞれ各別に
加えても摩耗性、シンチング、動摩擦係数、支持
体との接着性が悪く、一方ポリエステル単独では
支持体との接着性は改良されるがその外の点では
良くなく、ポリウレタンとポリエステルの混合系
も粘着性にやや問題がある。これらから硼酸エス
テル変性ポリウレタン樹脂の存在が必須であるこ
とがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 支持体の一方の側に磁性層を有し、この支持
    体の他方の側にバツクコート層を有する磁気記録
    媒体において、バツクコート層はバインダーとし
    て飽和ポリエステル系樹脂、硼酸エステルで変成
    された熱可塑性ポリウレタン樹脂及びポリイソシ
    アネートの混合物と、非磁性粉末を含有すること
    を特徴とする磁気記録媒体。
JP24418683A 1983-12-26 1983-12-26 磁気記録媒体 Granted JPS60136915A (ja)

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JP2609465B2 (ja) * 1988-06-27 1997-05-14 日立マクセル株式会社 磁気記録媒体

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