JPH03168377A - ポンプの異常診断方法及び装置 - Google Patents

ポンプの異常診断方法及び装置

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JPH03168377A
JPH03168377A JP30719589A JP30719589A JPH03168377A JP H03168377 A JPH03168377 A JP H03168377A JP 30719589 A JP30719589 A JP 30719589A JP 30719589 A JP30719589 A JP 30719589A JP H03168377 A JPH03168377 A JP H03168377A
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pump
stage
abnormality
vibration
timing
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Application number
JP30719589A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Hirohata
広畑 和宏
Toshihiro Konishi
小西 敏弘
Kenzo Wada
憲三 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
JFE Advantech Co Ltd
Kawatetsu Keiryoki KK
Original Assignee
Kawatetsu Advantech Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
Kawatetsu Keiryoki KK
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Publication date
Application filed by Kawatetsu Advantech Co Ltd, Kawasaki Steel Corp, Kawatetsu Keiryoki KK filed Critical Kawatetsu Advantech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野1 本発明は、ポンプの異常診断方法及び装置に係り、特に
、プランジャポンプ等の多段構造のポンプ設備を診断す
る際に、数少ない検出器で故障しているポンプを検出す
るのに好適な、ポンプの異常診断方法及び装置に関する
。 (従来の技術1 従来、種々の機械設備に対して、油や水等の液体や圧縮
空気等の気体を送出するボンプ設備にはプランジャポン
プ等の多段構造のポンプ設備がある。 第14図にこのような多段構造のプランジャポンプ設喝
8の一例を示す。第14図において符号10はポンプの
原動機であるモータ、12は当該モータ10の回転速度
を減速するための減速機、14は当該プランジャポンプ
設備8に例えば13段設けられた各段のポンプである。 又、この各段ポンプ14単体の内部構造は第15図に示
すようになっている。 前記ポンプ設@8が運転する際には、第15図に示す各
段ポンプ14において、減速機12を介して入力された
モータ10の駆動力で回転軸16が回転し、その回転運
動がクランク伝達機8I17を介してブランジャ18を
上、下動させる。萌記ポンプ14は、このブランジャ1
8のシリンダ22内での上、下動により、液体の吸込、
吐出を行うが、吸込時には、吸込側のバルブ(吸込弁)
20を介してシリンダ22内に液体を流入させ、吐出時
には、吐出測のバルブ(吐出弁〉24を介してシリンダ
22内の液体を外部に吐出す。 前記のようなポンプ設備8において、安定した運転を行
うには、それに生じる異常を速やかに診断し、対策を講
じる必要がある。従来、このようなポンプ設備に対して
の異常診断技術には、種々のものがある。例えば振動セ
ンサや加速度センサで、診断対象機器の振動や加速度を
検出し、当該検出信号のレベルを正常運転時の管理基準
レベルと比較して設備に異常が生じたか否かを診断する
技術がある(特開昭52−142647.特開昭62−
8024、特開昭62−93620,fF開昭62−2
70820等)。 【発明が達威しようとする課題1 しかしながら、前記の如き従来の技術を用いて多段式ポ
ンプ設備の異常を診断しようとすると次のような種々の
問題点が生じる。 即ち、ポンプ設備においては、運転状況や設備諸元によ
り管理基準値が変化することから、当該基準値の設定に
経験を必要とし、精度の良い診断が困難である。 又、多段構造をとっているポンプで異常を検出する際に
、各段のポンプの異常を診断するには、当該ポンプ個々
に独立して振動センサ等を設置する必要があり、設備が
複雑、高価となる。 又、振勤センサの検出信号には、診断しようとする段の
ポンプに生じる振動の検出信号の他に、連動する他の段
のポンプに生じる振動の検出信号も含まれる場合がある
。この場合には、当該段と他段とのポンプの検出信号を
区別して当該段のポンプのみの異常を診断する必要があ
るが、前記従来の振動レベルによる異常診断技術ではそ
のように区別して診断するのは困難であるという精度上
の問題が生じる。 本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、多段型ポンプに異常が発生したが否かを診断する際
に、比較的容易に管理基準を設定でき、且つ、各段のポ
ンプに検出センサを設ける必要無く、精度よくいずれの
ポンプに異常が生じたかを診tITすることができるポ
ンプの異常診断方法及び装置を提供することを課題とす
る。 【wII題を達成するための手段】 本発明は、複数のポンプが同時に作動する多段型ポンプ
を運転する際に、ポンプの作動タイミングを検出し、ポ
ンプの振動又はアコースティゝンクエミッションを検出
し、検出された振動又はアコースティックエミッション
のエンベロープ信号を求め、求められたエンベロープ信
号の立上りがら立下りまでの立上り幅を求め、求められ
た立上り幅のうち異常診断基*婢以上になるもののタイ
ミングと検出されたポンプ作動タイミングとに基づき、
いずれのポンプに異常が発生したかを診断して、前記課
題を達成したものである。 又本発明は、複数のポンプが一体として作動する多段型
ポンプにおいて、前記ポンプの作動タイミングを検出す
るための手段と、ポンプの振動又はアコースティックエ
ミッションを検出するための手段と、検出された振動又
はアコースティックエミッションのエンベロープ信号を
求めるための手段と、求められたエンベロープ信号の立
上りタイミングから立下りタイミングまでの立上り幅を
求めるための手段と、異常診断の基準となる立上り幅の
基準値を各段のポンプ毎にテーブル化して記憶するため
の手段と、求められた立上り幅のうち前記基準値以上と
なるもののタイミングと検出されたポンプ作動位置とに
基づき、いずれのポンプで異常が発生したかを診断する
ための手段とを備えたことにより、同じく前記課題を達
成したものである。 【作用1 本発明の原理について説明する。 液体等の流体を搬送するための多段型ポンプには、例え
ば前出第14図、第15図に示したプランジャポンプが
ある。このような多段型ポンプについて、各段のポンプ
を模式化して第1図に示す。 第1図の場合、吸込弁20、吐出弁24共に球形で示し
ている。 前記多段型ポンプが作動していないときは、吸込弁20
,吐出弁24は各スプリング2OA、24Aの弾性力で
いずれもその弁座に押し付けられており、流体は高圧側
(吐出側)から低圧側(吸込側〉に逆流しないようにな
っている。 このボンプ14で流体を吸込む際には、@1図(A)に
示すようにブランジャ18が上昇し、シリンダ22内の
圧力P2が吸込側ラインの圧力P1より低《なるため、
吸込弁20が開き,シリンダ22内に流体が流入する。 このとき、吐出弁24は、吐出側ラインの圧力P3がシ
リンダ22内の圧力P2より高いため、閉じた状態とな
り、該バルブ24が正常であれば吐出側からシリンダ2
2内への逆流は生じない。この場合、各部の圧力は、P
I >P2 <Psの関係になる。 次いで、ボンプ14で流体を吐出す際には、第1図(B
)に示すように、ブランジャ18が下降し、シリンダ2
2内の圧力P2が高まり、吐出側ライン圧力P3より大
きくなって吐出弁24が開き、流体が吐出側ラインに流
出していく。この際、吸込側ラインの圧力P1よりシリ
ンダ22内圧力P2の方が高くなるため、吸込弁20は
閉じた状態となり、該吸込弁20が正常であれば、シリ
ンダ22内から吸込側ラインへの流体の逆流は生じない
。この場合、各部圧力は、P1<P2>P3の関係にな
る。 ところで、前記のようなポンプ14に振動センサやアコ
ースティックエミッション<AE)センサを付設して、
当該ポンプ14に生じる振動やAEを検出する場合につ
いて考えると、ポンプ14が正常であれば、高圧流体が
吐出される時点《タイミング〉にのみ、AEセンサや振
動センサに大きな信号が検出されると考えられる。 しかしながら、例えば吐出弁24に異常が生じ当該吐出
弁24から流体がリーク(漏洩)する状態のときは、吸
込みタイミングにおいて、流体は高圧の吐出側からシリ
ンダ22内に逆流してくることになる。この吐出側から
の逆流は、振動やAEとして振動センサやAEセンサで
検出される。 異常のなり始めでその程度が低いときには、吐出側の圧
力P3とシリンダ内22の圧力P2との差が最大になる
タイミングで逆流が発生し、振動センサやAEセンサで
検出されることになる。このタイミングは、プランジャ
18が下死点から上死点に移動する途中の吸込側からの
吸込みが始まる前で、且つ、吐出側の圧力P3が最大に
なる下死点付近である。 更に吐出弁24の異常状態が進行すると、吸込み中にお
いても、吐出側からのリークによる逆流が生じる状態と
なる。この逆流も、振動センサやAEセンサで検出され
、検出信号は下死点付近で立上り、その後に立下がる。 この立上りから立下りまでの立上り幅(立上りから立下
りまでの立上り波形の時間間隔)は、異常の進行に応じ
て変化する。 又、吸込弁20に異常が生じてリークする状態のときは
、吐出タイ互ングにおいて吐出そうとする高圧になった
流体が吸込側へ逆流する。この逆流は、振動やAEとし
て振動センサやAEセンサで検出ざれることになる。 吸込弁20の異常のなり初めには、前記のシリンダ22
内の圧力P2が最大になる下死点付近で逆流が増え始め
る。更に吸込弁20の異常状態が進行すると、シリンダ
22内の圧力P2が上昇中、即ちプランジャ18が上死
点から下死点に移動中においてもリークによる逆流が発
生するようになる。 即ち、検出される振動信号やAE信号について見れば、
ブランジャが下死点になる以前のタイミングからバルブ
にリークが生じるため、振動信号やAE信号の立上り幅
は上死点に向かって徐々に広がっていくことになる。最
大限広がった場合には、吐出開始から終了までの期間(
上死点から下死点までの間)に逆流が生じ、その逆流は
当該振動やAEとして検出されることになる。 以上のことから、吸込弁、吐出弁の異常は、いずれも振
動信号、AE信号の立上り幅の広がりから、その生じて
いること及びその進行の程度を知ることができる。即ち
、立上り幅と適切な基準値と比較すれば異常の生じてい
ることがわかる。 ところで、前記のようにポンプからその動作に応じて発
生する振動やAEは、多段型ポンプにおいても、その各
段のポンプからその動作に応じて各々発生し、ポンプ設
備全体で見れば重畳する。 従って、例えば1つのセンサでこの振動やAEを検出す
れば前記重畳した振動、AE信号が得られる。しかるに
、多段型ポンプ全体の動作タイミングが分かれば、重畳
して検出される振動やAEの検出信号をこの動作タイミ
ングと比較していずれの段のポンプに異常が生じている
か否かを診断することができる。 ここで、例えば前出第14図に示した多段型ポンプの第
3段及び第4段についてAEセンサを設け、そのAEセ
ンサでAEを検出したときの検出信号例を、第2図(A
)、(B)に示す。又、第2図(A)、(B)において
は、当該検出信号(AE生信号)を例えば0.1MH−
zの高戚フイルタ(ハイバスフィルタ)でエンベロープ
処理を施したエンベロープ信号を合せて示す。なお、第
34段のポンプは正常であったが、第4段のポンプはバ
ルブに異常が生じていた。 第2図(A)、(B)においては、エンベロープ信号に
、前記バルブ異常に起因した立上りタイミングから立下
りタイミングまでの幅が良い信号が存在しており、この
立上り幅を適切な基準値と比較すればバルブの異常が発
見できることがわかるが、エンベロープ信8のみでは、
いずれのバルプに異常が生じたかは識別できない。 第2図(C)及び(D)に前記第3及び第4段のポンプ
のエンベロープ信号を、多段型ポンプに設けた回転セン
サの出力信号と比較した結果を示す。この場合に、エン
ベロープ信号は第2図(A>(B)と同様0.1MHz
の高城フィルタで処理した信号を示している。又、回転
センサの出力信号は、第1段のポンプの下死点でポンプ
1回転毎に出力されるパルスであり、該不死点のタイミ
ングは第2図(C〉、(D>中に示している。 多段型ポンプにおいては、各段のポンプが、同一の回転
速度で回転しており、例えば後出第10図のように時間
の経過に伴なって順次下死点又は上死点タイミングにな
るように組合わされている。 従って、回転センサの出力信号と、前記適切な基準値以
上のエンベO−ブ信号を比較することにより、異常のあ
るバルプが多段型ポンプのうちのいずれの段のポンプで
あるかが分かる。 本発明は、以上の如き知見に基づきなされたものである
。 本発明によれば、振動信号AE{g号のエンベロープ信
号の立上り幅の長さからポンプの異常が判定できる。従
って、従来、ポンプ異常の判定のためのレベル設定では
経験を必要とし、困難さがあったが、異常診断のための
基準値が経験をあまり必要とせずに容易に設定でき、異
常診断が容易にできるようになる。 又、従来、多段構造のポンプの異常を診断する際には、
個々のポンプに独立して振動センサ等を設置しなければ
、当該ポンプ個々の異常を検出できいと共に、連動する
他のポンプからの異常信号を区別することが困難であり
、精度上の問題があった。これに対して、本発明におい
ては、AEセンサあるいは振動センサをポンプの段数に
よらず少なくとも1つ設け、その検出信号とポンプの回
転位置を比較することにより、いずれのポンプが異常が
発生したか否かを診断することができるようになる。従
って、AEセンサ、振動センサは少なくとも1つ設けれ
ばよいため、比較的簡単な構成で、精度良くいずれの段
のポンプが異常の発生したポンプかを診断することがで
きる。 なお、多段型ポンプには、各段ポンプは、例えば後出第
10図(B)に示すような順に、不等間隔で各段ポンプ
の下死点が回ってくるものがある。 又、各段ポンプの配置は前出第14図のようにA〜Cの
ブロックにわけられている場合がある。又、この多段型
ポンプの振動AEの検出は1つのセンサに限らず複数の
センサで行うことができる。従って、各段ポンプの異常
を診断するための立上り幅の基準値は同じ値にならずに
各段ポンプ毎に異なったものになる場合がある。このよ
うな場合には、各段ポンプの基準値をテーブル化して記
憶し、当該テーブルの基準値と各段ポンプの立上り幅を
比較するようにすれば、多段型ポンプの特性に応じた精
度のよい異常診断ができる。 【実施例1 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。 この実施例は、多段型ポンプ例えば前出第14図に示し
た13段のプランジャポンプ設1#8のバルブリーク〈
漏洩〉異常を診断するためのバルブリーク診断装置であ
る。 まず第1実施例について説明する。この第1実施例に係
るバルプリーク診断装置は、第3図に示すように、モー
タ10の回転角に応じてパルス信号を出力するためのロ
ータリーエンコーダ26と、出力されたパルス信号を伝
達するためのパルスインタフエイス28と、前記プラン
ジャポンプ8の回転タイミングを検出するための、例え
ば当該ポンプ設備8の軸1回転で1パルス出力する近接
スイツチ30と、前記エンコーダ26及び近接スイカウ
ンタ32と、前記ポンプ設備8の振動を検出する振動ピ
ックアップ34と、当該検出振動をモ二夕し振動信号と
して出力するための振動モニタ36と、前記振動モニタ
36から出力される振動信号からエンベロープ信号を生
成するためのエンベロープ処理部38と、エンベロープ
処理された信号波形から立上り幅を検出するための立上
り幅検出部40と、検出された立上り幅と前記同期信号
を比較して、前記ポンプ設備8のうちのいずれの段のポ
ンプが不良となりバルブリークが発生したかを判定する
不良バルプ判定部42とを備える。 この第1実施例では、前記13段のプランジャポンプ設
備8を、第14図に示すように、第1〜5段、第6〜8
段、第9〜13段の3群〈A群、B8¥、C群〉にわけ
て考え、その各群毎に振動ピックアップ34を設けてそ
れぞれで振動を検出するようにしている。又、各段ポン
プの下死点のタイミングは、例えば1→5→9→13→
6→3→1o→2→7→12→4→11→8→1の順に
回ってくるようになっている。 前記エンベロープ処理部38には、入力された振動信号
から、例えば5〜40k}tzの振動信号を取り出して
エンベロープ処理する高域フィルタ(ハイパスフィルタ
)を用いることができる。 次に、第1実施例の作用を説明する。 このバルブリーク診断装置においては、第4図の手順の
ように、まず、エンベロープ処理ざれた振動信号をサン
プリングしてデータを採取する〈ステップ101)。次
いで、採取されたデータからエンベロープ信号の波形の
立上り幅を求める(ステップ103〉。次いで、求めら
れた立上り幅から、バルブリークが発生しているか否か
を判定しくステップ1 05) 、発生していた場合、
バルブリークがいずれの段のポンプに発生したかの識別
を行う(ステップ107)。 この手順を更に詳しく説明する。ステップ101のデー
タ採取においては、振動ピックアップ34で検出した振
動信号をエンベロープ処理部38でエンベロープ処理し
、その処理されたエンベ〇一ブ信号をサンプリングして
、そのサンプリングデータをアナログデジタル(A/D
)変換して立上り幅検出部40中にデータとして採取す
る。 次いでステップ103で、採取されたサンプリングデー
タからエンベロープ信号波形の立上り幅を、例えば第5
図の手順のようにして求める。 即ち、まずステップ201で前記サンプリングデータが
予め設定された閾値を超えているか否かを時間軸に沿っ
て調べる。例えばサンプリングデータが第6図に示す波
形の場合、第6図中に破線で示すB値を設定して矢印方
向に調べていく。 次いで、ステップ203で、サンプリングデータが閾値
を超えている場合、その時刻を立上り時刻として記憶す
る。次いでステップ205で、サンプリングデータが閾
値以下の場合、そのデータが採取された時刻を立下り時
刻候補として記憶する。 次いでステップ207に進み、記憶された立下り時刻候
補から予め設定した立下り許容時間γを超えて、閾値以
下のサンプリングデータがm続して採取されたか否かを
判定する。閾値を超えてサンプリングデータが前記立下
り許容時間以内に採取された場合は、ステップ205に
戻って再び立下り時刻候補を捜す。 一方、立下り時刻候補から次のサンプリングデータが立
上るまでの時間が、立下り許容時間γを超える場合には
、ステップ209に進んで、当該立下り時刻候補を立下
り時刻とする。次いでステップ211で、その立下り時
刻から前記記憶された立上り時刻までの@間を求めて立
上り幅とする。 又、ステップ105におけるバルブリークが発生してい
るか否かの判定は不良バルブ判定部42で第7図の手順
に従って行う。即ち、第7図のように、まず、求められ
た立上り幅がT/13以上であるか否かを判定する(ス
テップ303)。なお、このTはある段のポンプ14が
下死点から次の下死点になるまでの一周期の時間である
。 例えば、前記プランジャポンプ設備8のうち第5段のポ
ンプの吐出弁24が正常なときの立上り波形の例を第8
図に示す。第8図では立上り幅はT/13以内になって
おり、このように各段ポンプの立上り幅がT/13以内
となっていれば、ポンプは正常であると判定できる。 又、例えば第2段のポンプの吸込弁20にリークが発生
したときの立上り波形例を第9図に示す。 第9図から、立上り幅がT/13以上になっており、こ
のようにいずれかの段のポンプの立上り幅がT/13を
超えていれば、該ポンプに異常が生じていると判断でき
る。異常が生じていればステップ305に進む。一方、
異常が生じていなければステップ307に進む。 なお、多段型ポンプの特性によっては各段ポンプに異常
が生じたと判断する立上り幅の基準値は、各段毎に異な
るものになる。そこで、この基準値は各段ポンプに対応
したものをテーブル化して記憶しておき、各段ポンプ当
該テーブルの基準値と各段ポンプの立上り幅を比較して
、ポンプに異常が生じたことを判定する。例えばその基
準値を第7段ポンプで4T/13、第8段ポンプで4T
/13、第6段ポンプで57/13、第5段ポンプでT
/13、第1段ポンプで3T/13,第2段ポンプで2
T/13とすることができる。このようにして、より一
層、ポンプ異常診断の精度を向上させることができる。 第2段のポンプの吸込弁20に異常が生じ異常状態が進
行していくと、第9図中の立上り波形は、同図中a −
*b−+cの方向く図の左方向)に広がっていく。又、
前記第5段のポンプの吐出弁24に異常が出始めると、
当該第5段のタイミングから第8図の右方向に立上り幅
が広がっていく。 ステップ303の判定結果が正の場合、リークが発生し
ていると判断されるため、ステップ305に進んで、リ
ークが発生している吸込弁20又は吐出弁24がいずれ
の段のポンプ14のものかを判断する。 即ち、吸込弁20においてリークが発生する場合、立上
り幅の立下り時刻が、いずれのブランジャ18の下死点
のタイミングに一致するか否かを判定する。又、吐出弁
24については、立上り時刻がどのブランジャ18の下
死点のタイミングであるかを調べる。 ここで、各段ポンブ14のブランジャ18が下死点とな
り発生するインパルス波のエンベロープ信号の発生タイ
ミングについて考察する。 第10図(A)G.t,正常時のエンベロープ信号であ
り、前記13段のプランジャポンプ設備8のうちA群の
ポンブ14のみのエンベO−ブ信号を示している。前記
ポンプ設備8の全ブランジャについての下死点は、第1
0図(B)に示すように、1→5→9→13→6→3→
10→2→7→12→4→11→、8の順で回ってくる
。 A群のポンプにおいてのインパルス波の発生するタイミ
ングは、近接スイッチ30で検出する第1段ポンプのブ
ランジャの下死点を基準として、この第1段ポンプのブ
ランジャのタイミングt1は次式(1〉で、第5段のプ
ランジャのタイミングt5は次式{2)で、第3段のプ
ランジャのタイミングt3は次式〈3)で、第2段のプ
ランジヤのタイミング【2は次式(4)で、第4段のブ
ランジャのタイミングt4は次式(5)で求められる。 t1=α          ・・・(1)ts=T/
13+α     ・・・(2〉ja=5T/13+α
    ・・・(3)jz−7T/13+α    ・
・・(4)ta=10T/13+α   ・・・(5)
但し、αはインパルス波の下死点からの遅れである。α
一〇のときインパルス波は正規の下死点のタイミングと
一致する。 (1〉〜(5)式から、このポンプ8について一般化す
れば、第n段のブランジャでのインパルス波の発生する
タイミングtnは、次式(6)の如くとなる。 tn= {(第n段のプランジャの下死点の順−1)/T}/1
3      ・・・(6)但し、「第n段のプランジ
ャの下死点の順」は、第1のブランジャを1番目とする
。 なお、第n段のプランジャの上死点のタイミングは、こ
の(6)式にT/2を加えたものとなる。 正常な場合とバルブに異常が生じた場合のエンベロープ
信号の例を第11図に示す。 第11図(A)は正常時の信号であり、前記第10図(
A)と同様に各バルブの下死点のタイミングのみ示して
いる。 又、第11図(B)は、第2段のポンプの吸込弁20に
バルブリーク(吸込弁の異常時に相当)が生じた場合の
エンベロープ信号である。吸込弁20のリークが発生す
るのは、プランジャ18が下降して吐出している際に吸
込弁20側で機密性が悪くなり高圧の液体がリークする
状態のときである。従って、第11図(B)においては
、プランジャ18が上死点から下死点に移動する間(吐
出中)で信号レベルが高くなる。 又、第11図(C)は、第2段のポンプ14の吐出弁2
4にバルブリーク(吐出弁の異常時に相当)が生じた場
合のエンベロープ信号である。吐出弁24のリークが発
生するのは、ブランジャ18が上昇中の吸込み中のとき
である。従って、第11図(C)においては、ピストン
が下死点から上死点に移動する間(吸込み中)で信号レ
ベルが高くなっている。 又、第11図(D)は、第2段のポンプ14の吸込弁2
0と第4段のポンプ14の吸込弁20が同時にリークし
た際のエンベロープ信号である。 次に第2゛実施例について説明する。 この第2実施例は、前記第1実施例でバルブリークを振
動ピックアップ26を用いて診断していたのに代えて、
第12図に示すように、AEセンサ44を用いて検出し
たAE信号からエンベロープ信号を得るようにしたバル
ブリーク診断装置である。 第12図に示すように、AEセンサ44の出力側には、
ディスクリミネータ46が設けられており、それを介し
てAEセンサ44の出力信号のAE信号をエンベロープ
処理部38に入力する。なお、このエンベロープ処理部
38は、例えば100 kHz以上のAE信号を取り出
すフィルタ処理を行うようになっている。なお、その池
の構或及び作用は、前出第3図に示した第1実施例のバ
ルブリーク診断装置と同様であるため、同様の部分に同
一の番号を付してその説明を略する。 次に、本発明を実施した異常診断装置でエンベロープ信
号を求めた例を第13図に示す。第13図(A)では第
10段ポンプの吸込弁に振動センサを設けて検出した場
合のエンベロープ信号の例を示し、同図(B)は第11
段ポンプの吸込弁にAEセンサを設けて検出した例を示
す。この同図(A>、<B)からは、立上り幅が狭く正
常であることがわかる。 又、第13図(C)は第7段ポンプの吸込弁に、第13
図(D)は第3段ポンプの吸込弁にそれぞれAEセンサ
を設けて検出した場合のエンベロープ信号を示している
。第13図(C)では、第7段のポンプの下死点タイミ
ングでインパルス波が生じる前に基準lilILA上の
立上り幅が生じているため、第7段プランジャの吸込弁
に異常が生じていることが診断できる。又、第13図(
D)では、第1段のポンプの下死点タイミングでインパ
ルス波が生じる前に立上り幅が生じているため、第1段
ポンプの吸込弁に異常が生じていることが診断できる。 なお、前記第1、第2の実施例においては、13段のプ
ランジャポンプを例示し、本発明を説明したが、本発明
により異常を診断することが可能なポンプはこの種のも
のに限定されるものではなく、他の段数、あるいは他の
種類の多段型ポンプでそれに生じる異常を診断すること
ができる。 【発明の効果1 以上説明した通り、本発明によれば、管理基準レベルの
設定を経験を要することなく簡易に行うことができ、且
つ、多段構造のポンプの藺々のポンプで独立してセンサ
を設置する必要はなく、精度良くいずれの段のポンプに
異常が生じたかを診断できる。従って、簡易、安価な装
置構成でポンプ異常の高精度な診断ができるという優れ
た効果が得られる。 なお、発明者らの調査によれば、従来方法ではH値の決
め方が困難なため、ポンプ異常例えばポンプの弁に生じ
た異常の判定的中率は30%程度であった。又、人間が
聴診器を使って補助した場合には適中率は50%に向上
したが満足のいくものではなかった。これに対して、本
発明を採用して診断した結果、判定精度が向上して90
%以上の適中率が得られた。従って、本発明により、高
精度の診断が可能であることが理解され、多段型ポンプ
設備の信頼性向上、安定した運転に多くの貢献ができる
といえる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、<8)は、本発明の原理を説明するため
のプランジャポンプの構成を模式的に示す断面図、 第2図は、ポンプから検出されるAE生波形、エンベロ
ープ波形の例を示す線図、 第3図は、本発明の実施例に係るバルブリーク診断装置
の構或を示すブロック図、 M4図は、前記実施例の作用を説明するためのバルブリ
ーク識別手順を示す流れ図、 第5図は、前記手順の立上り幅を求める手順を詳細に示
す流れ図、 第6図は、エンベロープ信号の立上り幅等を説明するた
めの線図、 第7図は、立上り波の発生しているバルブを識別する手
順を詳細に示す流れ図、 第8図及び第9図は、前記ポンプの各段のエンベロープ
信号の例を示す線図、 第10図は、正常時のインパルス波の出るタイミングの
例を示す線図、 第11図は、同じく、正常時、異常時のエンベロープ信
号の例を示す線図、 第12図は、本発明の第2実施例の構成を示すブロック
図、 第13図(A)〜(D)は、本発明を実施してバルブ異
常を検出した場合の正常例、異常例を示す線図、 第14図は、従来の多段型のプランジャポンプ設備の構
成例を示す側面図、 第15図は、同ポンプを詳細に示す内部構或図である.
。 8・・・多段型ポンプ設備、 10・・・モータ、 14・・・各段のポンプ、 18・・・ブランジャ、 20・・・吸込側バルブ(吸込弁) 22・・・シリンダ、 24・・・吐出側バルブ(吐出弁) 34・・・振動ビックアップ、 36・・・振動モニタ、 38・・・エンベロープ処理部、 40・・・立上り幅検出部、 42・・・不良バルブ判定部、 44・・・AEセンサ、 46・・・ディスクリミネータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のポンプが一体として作動する多段型ポンプ
    を運転する際に、 前記ポンプの作動タイミングを検出し、 ポンプの振動又はアコーステイツクエミツシヨンを検出
    し、 検出された振動又はアコーステイツクエミツシヨンのエ
    ンベロープ信号を求め、 求められたエンベロープ信号の立上りタイミングから立
    下りタイミングまでの立上り幅を求め、求められた立上
    り幅のうち異常診断基準値以上になるもののタイミング
    と検出されたポンプ作動タイミングとに基づき、いずれ
    のポンプに異常が発生したかを診断することを特徴とす
    るポンプの異常診断方法。
  2. (2)複数のポンプが一体として作動する多段型ポンプ
    において、 前記ポンプの作動タイミングを検出するための手段と、 ポンプの振動又はアコーステイツクエミツシヨンを検出
    するための手段と、 検出された振動又はアコーステイツクエミツシヨンのエ
    ンベロープ信号を求めるための手段と、求められたエン
    ベロープ信号の立上りタイミングから立下りタイミング
    までの立上り幅を求めるための手段と、 異常診断の基準となる、立上り幅の基準値を各段のポン
    プ毎にテーブル化して記憶するための手段と、 求められた立上り幅のうち前記基準値以上となるものの
    タイミングと検出されたポンプ作動タイミングとに基づ
    き、いずれのポンプで異常が発生したかを診断するため
    の手段とを備えたことを特徴とするポンプの異常診断装
    置。
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