JPH0317069Y2 - - Google Patents
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- JPH0317069Y2 JPH0317069Y2 JP16714188U JP16714188U JPH0317069Y2 JP H0317069 Y2 JPH0317069 Y2 JP H0317069Y2 JP 16714188 U JP16714188 U JP 16714188U JP 16714188 U JP16714188 U JP 16714188U JP H0317069 Y2 JPH0317069 Y2 JP H0317069Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、自動車などの自動変速機の湿式バン
ドブレーキ装置に用いられるブレーキバンドに関
する。
ドブレーキ装置に用いられるブレーキバンドに関
する。
[従来の技術]
自動変速機のバンドブレーキ装置は、同寸法の
多板ブレーキ装置に比べ、高い静的トルク容量が
得られること、ドラムを制動する方向によつてト
ルク容量が異なるため、アツプシフトでの解放要
素として好ましい変速特性が得られることなどか
ら、反力要素として広く使用されている。このバ
ンドブレーキ装置では、第9図に示すようなブレ
ーキバンドをドラムに圧接することで、ドラムを
制動することとしている。
多板ブレーキ装置に比べ、高い静的トルク容量が
得られること、ドラムを制動する方向によつてト
ルク容量が異なるため、アツプシフトでの解放要
素として好ましい変速特性が得られることなどか
ら、反力要素として広く使用されている。このバ
ンドブレーキ装置では、第9図に示すようなブレ
ーキバンドをドラムに圧接することで、ドラムを
制動することとしている。
ここで従来のブレーキバンドは、例えば第9図
に示すように、リング状に巻回された金属製バン
ド100と、バンド100の内周面側に接合され
たライニング200とより構成されている。バン
ド100には貫通する複数の油穴101が設けら
れ、両端には締付け力が作用するブラケツト10
2,103が固定されている。またライニング2
00は、この例では2本間隔を隔てて平行に設け
られ、2本のライニング200の間に油穴101
が表出する溝201が形成されている。
に示すように、リング状に巻回された金属製バン
ド100と、バンド100の内周面側に接合され
たライニング200とより構成されている。バン
ド100には貫通する複数の油穴101が設けら
れ、両端には締付け力が作用するブラケツト10
2,103が固定されている。またライニング2
00は、この例では2本間隔を隔てて平行に設け
られ、2本のライニング200の間に油穴101
が表出する溝201が形成されている。
このバンドブレーキ装置では、ドラムの外周面
よりドラムとライニング200の間に油が供給さ
れる。これにより制動時の潤滑を行なうととも
に、摩擦時の発熱を冷却している。そして、摩擦
熱を奪つて加熱された油は、油穴101から系外
に排出される。
よりドラムとライニング200の間に油が供給さ
れる。これにより制動時の潤滑を行なうととも
に、摩擦時の発熱を冷却している。そして、摩擦
熱を奪つて加熱された油は、油穴101から系外
に排出される。
ところで近年、自動変速機の小型化が進むとと
もに、エンジンも高出力となり、それに伴つてブ
レーキバンドの使用環境が厳しくなつている。す
なわち、ドラムとライニングとの摺動速度が高速
となり、ライニングに作用する摩擦力が増大して
いる。そこでブレーキバンドのライニングの耐熱
性を向上させることが必要となつている。ライニ
ングの耐熱性を向上させるためには、油による冷
却効率を高めるのが有効である。多板ブレーキ装
置に用いられる摩擦材では、従来より格子状、渦
巻状、パラレル状などの溝が設けられ、その溝を
介して油を速やかに排出することにより冷却効率
を高める工夫がなさかれている。しかしながらブ
レーキバンドのライニングにおいては、第9図の
溝201などの円周方向に延びる溝が設けられて
いるのが一般的であり、特に工夫は成されていな
いのが現状である。例えば実開昭63−135031号公
報には、軸方向にも溝を有するライニングが提案
されている。しかし、この公報に関わる考案は、
気温変化による摩擦トルクの変動を防止すること
を目的としたものであり、冷却効率の向上には言
及していない。
もに、エンジンも高出力となり、それに伴つてブ
レーキバンドの使用環境が厳しくなつている。す
なわち、ドラムとライニングとの摺動速度が高速
となり、ライニングに作用する摩擦力が増大して
いる。そこでブレーキバンドのライニングの耐熱
性を向上させることが必要となつている。ライニ
ングの耐熱性を向上させるためには、油による冷
却効率を高めるのが有効である。多板ブレーキ装
置に用いられる摩擦材では、従来より格子状、渦
巻状、パラレル状などの溝が設けられ、その溝を
介して油を速やかに排出することにより冷却効率
を高める工夫がなさかれている。しかしながらブ
レーキバンドのライニングにおいては、第9図の
溝201などの円周方向に延びる溝が設けられて
いるのが一般的であり、特に工夫は成されていな
いのが現状である。例えば実開昭63−135031号公
報には、軸方向にも溝を有するライニングが提案
されている。しかし、この公報に関わる考案は、
気温変化による摩擦トルクの変動を防止すること
を目的としたものであり、冷却効率の向上には言
及していない。
[考案が解決しようとする課題]
本考案は、ライニングの溝形状を改良すること
により、一層冷却効率を向上させることを目的と
するものである。
により、一層冷却効率を向上させることを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段]
本考案のブレーキバンドは、リング状に巻回さ
れた金属製バンドとバンドの内周面側に接合され
円周方向に延びるテープ状ライニングとよりな
り、ドラムの外周表面に圧接されたときにドラム
とライニングとの間に供給される油を介してドラ
ムと摺接するブレーキバンドにおいて、 バンドは内周面から外周面に貫通する複数の油
穴をもち、ライニングは円周方向にに沿つて周期
的に複数個形成され軸方向の一端側から他端側へ
軸方向および円周方向に対して傾斜して延び油穴
と連通する溝部をもつことを特徴とする。
れた金属製バンドとバンドの内周面側に接合され
円周方向に延びるテープ状ライニングとよりな
り、ドラムの外周表面に圧接されたときにドラム
とライニングとの間に供給される油を介してドラ
ムと摺接するブレーキバンドにおいて、 バンドは内周面から外周面に貫通する複数の油
穴をもち、ライニングは円周方向にに沿つて周期
的に複数個形成され軸方向の一端側から他端側へ
軸方向および円周方向に対して傾斜して延び油穴
と連通する溝部をもつことを特徴とする。
本考案の最大の特徴は、ライニングの溝部の形
状にある。すなわち、ライニングには軸方向の一
端側から他端側へ、軸方向および円周方向に対し
て傾斜して延びた溝部が、周期的に複数個形成さ
れている。そして、この溝部は金属製バンドの油
穴に連通している。これにより、後述の作用に示
すように、ライニングの表面全体に油を供給でき
るとともに、加熱された油を速やかに排出するこ
とができる。したがつて摩擦抵抗が全体で均一と
なつて偏摩耗が防止され、冷却効率が向上する。
状にある。すなわち、ライニングには軸方向の一
端側から他端側へ、軸方向および円周方向に対し
て傾斜して延びた溝部が、周期的に複数個形成さ
れている。そして、この溝部は金属製バンドの油
穴に連通している。これにより、後述の作用に示
すように、ライニングの表面全体に油を供給でき
るとともに、加熱された油を速やかに排出するこ
とができる。したがつて摩擦抵抗が全体で均一と
なつて偏摩耗が防止され、冷却効率が向上する。
溝部は円周方向へも延びるように構成すること
が好ましい。このようにすれば油の排出が一層促
進され、冷却効率を一層高めることができる。ま
た、この円周方向へ延びる部分を連結して、略梯
子状の溝部とすることもできる。このように構成
すれば、さらに冷却効率を高めることができる。
が好ましい。このようにすれば油の排出が一層促
進され、冷却効率を一層高めることができる。ま
た、この円周方向へ延びる部分を連結して、略梯
子状の溝部とすることもできる。このように構成
すれば、さらに冷却効率を高めることができる。
溝部は油穴と多数の部分で連通していることが
望ましい。例えば溝部の曲折する角部分および端
部がそれぞれ油穴と連通するように構成すること
ができる。溝部内を通つた油は角部分または端部
で流動が疎外されるが、このように構成すること
により、その部分で油穴から排出されるため、流
動疎外による油の蓄熱が防止され、以て冷却効率
を向上させることができる。
望ましい。例えば溝部の曲折する角部分および端
部がそれぞれ油穴と連通するように構成すること
ができる。溝部内を通つた油は角部分または端部
で流動が疎外されるが、このように構成すること
により、その部分で油穴から排出されるため、流
動疎外による油の蓄熱が防止され、以て冷却効率
を向上させることができる。
溝部は少なくとも油穴と連通する部分ではライ
ニングを貫通する必要があるが、他の部分は貫通
しない溝部とすることもできる。もちろん全体を
貫通する溝部で構成してもよい。
ニングを貫通する必要があるが、他の部分は貫通
しない溝部とすることもできる。もちろん全体を
貫通する溝部で構成してもよい。
ライニングの材質としては、メタリツク、セミ
メタリツク、ペーパなど従来と同様のものを利用
することができる。ペーパ材は摩擦特性に優れ、
軽く安価であると同時に、多孔質による油の吸浸
性が大きく、耐熱性耐摩耗性にも優れているた
め、特に推奨される。また、その厚さ、形状も従
来と同様に構成することができる。また、金属製
バンドも従来と同様のものを用いることができ
る。
メタリツク、ペーパなど従来と同様のものを利用
することができる。ペーパ材は摩擦特性に優れ、
軽く安価であると同時に、多孔質による油の吸浸
性が大きく、耐熱性耐摩耗性にも優れているた
め、特に推奨される。また、その厚さ、形状も従
来と同様に構成することができる。また、金属製
バンドも従来と同様のものを用いることができ
る。
[作用]
ところで、ブレーキバンドがドラムに圧接され
た場合、ドラムの外周表面とライニングの内周表
面の間に供給された油は、ドラムの回転に伴つて
回転方向へ移動する。これによりライニング表面
全体に油を行きわたらせることができるし、しか
し、従来のブレーキバンドではせいぜい円周方向
に延びる溝部が形成されているだけであり、この
場合は油はその溝部を優先的に流れるため、苛酷
な試験条件下ではライニングの中央部の油が不足
する場合があつた。そのため摩耗量が多く、ライ
ニングに焼けが発生する場合があつた。
た場合、ドラムの外周表面とライニングの内周表
面の間に供給された油は、ドラムの回転に伴つて
回転方向へ移動する。これによりライニング表面
全体に油を行きわたらせることができるし、しか
し、従来のブレーキバンドではせいぜい円周方向
に延びる溝部が形成されているだけであり、この
場合は油はその溝部を優先的に流れるため、苛酷
な試験条件下ではライニングの中央部の油が不足
する場合があつた。そのため摩耗量が多く、ライ
ニングに焼けが発生する場合があつた。
しかし、本考案のブレーキバンドでは、ライニ
ングに、軸方向の一端側から他端側へ、軸方向お
よび円周方向(回転方向)に対して傾斜して延び
る溝部が周期的に複数個形成されている。ここ
で、傾斜する溝部内の油には、回転方向に移動し
ようとする力のみならず、軸方向にも移動しよう
とする力が生じる。したがつて油は回転方向に流
れるとともに軸方向にも流れるようになる。すな
わち、油は傾斜した溝部を流れ、溝部からさらに
回転方向にも移動して、溝部と溝部の間のライニ
ングにも吸浸させることができる。これによりラ
イニング全体に油を行きわたらせることができ
る。そして、溝部は金属性バンドの油穴に連通し
ている。したがつて溝部を流れた油は、油穴から
速やかに排出されるので蓄熱がなく、冷却効率が
高い。
ングに、軸方向の一端側から他端側へ、軸方向お
よび円周方向(回転方向)に対して傾斜して延び
る溝部が周期的に複数個形成されている。ここ
で、傾斜する溝部内の油には、回転方向に移動し
ようとする力のみならず、軸方向にも移動しよう
とする力が生じる。したがつて油は回転方向に流
れるとともに軸方向にも流れるようになる。すな
わち、油は傾斜した溝部を流れ、溝部からさらに
回転方向にも移動して、溝部と溝部の間のライニ
ングにも吸浸させることができる。これによりラ
イニング全体に油を行きわたらせることができ
る。そして、溝部は金属性バンドの油穴に連通し
ている。したがつて溝部を流れた油は、油穴から
速やかに排出されるので蓄熱がなく、冷却効率が
高い。
なお、溝部が軸方向に延びている場合には、溝
部の方向が回転方向と直交しているため、溝部内
を油が流れることが期待されず、ライニング全体
に油を行きわたらせる効果、および冷却効率の向
上は望めない。
部の方向が回転方向と直交しているため、溝部内
を油が流れることが期待されず、ライニング全体
に油を行きわたらせる効果、および冷却効率の向
上は望めない。
[考案の効果]
すなわち、本考案のブレーキバンドによれば、
油がライニングの表面全体に均一に行きわたり、
かつ冷却効率が高いため、摩耗が少なく焼けが防
止される。したがつて荷酷な使用条件下でも長期
間所定の性能を維持することができる。
油がライニングの表面全体に均一に行きわたり、
かつ冷却効率が高いため、摩耗が少なく焼けが防
止される。したがつて荷酷な使用条件下でも長期
間所定の性能を維持することができる。
[実施例]
以下、実施例により具体的に説明する。本実施
例は、自動車の自動変速機のバンドブレーキ装置
に用いられるブレーキバンドに本考案を適用した
ものである。
例は、自動車の自動変速機のバンドブレーキ装置
に用いられるブレーキバンドに本考案を適用した
ものである。
(実施例)
第1図に本考案のブレーキバンドの全体斜視図
を示す。このブレーキバンドは、リング状に巻回
された鋼製バンド1と、バンド1の内周表面に接
着されたライニング2とより構成されている。
を示す。このブレーキバンドは、リング状に巻回
された鋼製バンド1と、バンド1の内周表面に接
着されたライニング2とより構成されている。
バンド1には複数の貫通する油穴10が設けら
れ、両端に締付け力が作用するブラケツト11,
12が固定されている。
れ、両端に締付け力が作用するブラケツト11,
12が固定されている。
ライニング2の展開図を第2図に、第2図のL
−L断面図を第3図に示す。ライニング2には、
軸方向の一端側20から他端側21に向かつて延
び、軸方向(矢印A方向)および円周方向(矢印
B方向)に対して約45度の角度で傾斜する溝部3
が形成されている。この溝部3はライニング2を
貫通し、円周方向に周期的に複数個設けられてい
る。そしてそれぞれの溝部3の両端部は、バンド
1の溝穴10と連通している。
−L断面図を第3図に示す。ライニング2には、
軸方向の一端側20から他端側21に向かつて延
び、軸方向(矢印A方向)および円周方向(矢印
B方向)に対して約45度の角度で傾斜する溝部3
が形成されている。この溝部3はライニング2を
貫通し、円周方向に周期的に複数個設けられてい
る。そしてそれぞれの溝部3の両端部は、バンド
1の溝穴10と連通している。
このライニング2はセルロース繊維とアスベス
トなどをフエノール樹脂で結合したペーパ材から
形成され、厚さ1.0mm、幅40.0mm、長さ460mmのテ
ープ形状である。また、溝部3の幅は4mm、ピツ
チ66mmであり、溝部3の開口面積の合計値は、ラ
イニング2の表面積の7.2%となるように構成さ
れている。そしてバンド1にニトリルゴム変性系
接着剤で接着されている。
トなどをフエノール樹脂で結合したペーパ材から
形成され、厚さ1.0mm、幅40.0mm、長さ460mmのテ
ープ形状である。また、溝部3の幅は4mm、ピツ
チ66mmであり、溝部3の開口面積の合計値は、ラ
イニング2の表面積の7.2%となるように構成さ
れている。そしてバンド1にニトリルゴム変性系
接着剤で接着されている。
上記のように構成された本実施例のブレーキバ
ンドをSAE#2試験機に装着し、以下の条件に
て試験サイクルと摩耗量との関係を調べた。また
10000サイクル試験後のライニングの焼け状態を
観察した。結果を第8図に示す。
ンドをSAE#2試験機に装着し、以下の条件に
て試験サイクルと摩耗量との関係を調べた。また
10000サイクル試験後のライニングの焼け状態を
観察した。結果を第8図に示す。
I=8.28Kg・cm・sec2
N=2600r・p・m
F=151.63Kg
qs=17.9Kg・m/cm2
油温=120℃
油量=1300cc
(実施例2)
第4図に本実施例のブレーキバンドの展開図
を、第5図にそのM−M断面図を示す。本実施例
のブレーキバンドは、溝部および油穴の構成が異
なること以外は実施例1のブレーキバンドと同様
であるので、作用が同じ部分は実施例1と同様の
番号を付して説明する。
を、第5図にそのM−M断面図を示す。本実施例
のブレーキバンドは、溝部および油穴の構成が異
なること以外は実施例1のブレーキバンドと同様
であるので、作用が同じ部分は実施例1と同様の
番号を付して説明する。
ライニング2の溝部3は、実施例1の溝部3と
同様の傾斜溝30と、傾斜溝30の両端から円周
方向にそれぞれ逆向きに延びる平行溝31,32
とからなり、平面視でN字形状をなしている。そ
して、曲折部分および端部が油穴10と連通して
いる。ライニング1は実施例1と同様の形状であ
り、溝部3の開口面積の合計値は実施例1と同様
に、ライニング2の表面積の7.3%となるように
構成されている。
同様の傾斜溝30と、傾斜溝30の両端から円周
方向にそれぞれ逆向きに延びる平行溝31,32
とからなり、平面視でN字形状をなしている。そ
して、曲折部分および端部が油穴10と連通して
いる。ライニング1は実施例1と同様の形状であ
り、溝部3の開口面積の合計値は実施例1と同様
に、ライニング2の表面積の7.3%となるように
構成されている。
本実施例のブレーキバンドは実施例1と同様に
試験され、結果を第8図に示す。
試験され、結果を第8図に示す。
(実施例3)
第6図に本実施例のブレーキバンドの展開図を
示す。本実施例のブレーキバンドも、溝部および
油穴の構成が異なること以外は実施例1のブレー
キバンドと同様であるので、作用が同じ部分は実
施例1と同様の番号を付して説明する。
示す。本実施例のブレーキバンドも、溝部および
油穴の構成が異なること以外は実施例1のブレー
キバンドと同様であるので、作用が同じ部分は実
施例1と同様の番号を付して説明する。
ライニング2の溝部3は、実施例1の溝部3と
同様の傾斜溝33と、傾斜溝33の両端から円周
方向にそれぞれ連続的に延びる平行溝34,35
とからなり、平面視で略梯子形状をなしている。
そして、複数個所で油穴10を連通している。ラ
イニング1は実施例1と同様の形状であり、溝部
3の開口面積の合計値は実施例1と同様に、ライ
ニング2の表面積の7.5%となるように構成され
ている。
同様の傾斜溝33と、傾斜溝33の両端から円周
方向にそれぞれ連続的に延びる平行溝34,35
とからなり、平面視で略梯子形状をなしている。
そして、複数個所で油穴10を連通している。ラ
イニング1は実施例1と同様の形状であり、溝部
3の開口面積の合計値は実施例1と同様に、ライ
ニング2の表面積の7.5%となるように構成され
ている。
本実施例のブレーキバンドは実施例1と同様に
試験され、結果を第8図に示す。
試験され、結果を第8図に示す。
(比較例)
第7図に比較例のブレーキバンドの展開図を示
す。このブレーキバンドも、溝部および油穴の構
成が異なること以外は実施例1のブレーキバンド
と同様であるので、作用が同じ部分は実施例1と
同様の番号を付して説明する。
す。このブレーキバンドも、溝部および油穴の構
成が異なること以外は実施例1のブレーキバンド
と同様であるので、作用が同じ部分は実施例1と
同様の番号を付して説明する。
ライニング2の溝部4は、実施例のような傾斜
溝ではなく、円周方向に延びる平行溝40が円周
方向に1本と2本交互に並んで形成されている。
そして、それぞれの平行溝40は油穴10と連通
している。ライニング1は実施例1と同様の形状
であり、溝部4の開口面積の合計値は実施例1と
同様に、ライニング2の表面積の7.2%となるよ
うに構成されている。
溝ではなく、円周方向に延びる平行溝40が円周
方向に1本と2本交互に並んで形成されている。
そして、それぞれの平行溝40は油穴10と連通
している。ライニング1は実施例1と同様の形状
であり、溝部4の開口面積の合計値は実施例1と
同様に、ライニング2の表面積の7.2%となるよ
うに構成されている。
本比較例のブレーキバンドは実施例1と同様に
試験され、結果を第8図に示す。
試験され、結果を第8図に示す。
(評価)
第8図より、実施例のブレーキバンドは比較例
に比べて摩耗量が少ない。また、焼け状態の程度
も比較例より良好である。これは傾斜溝を形成し
たことに起因することが明らかである。さらに、
実施例どうしを比較すると、傾斜溝の両端に平行
溝を形成し、さらにその平行溝を連結した方が摩
耗量が小さいことも明らかである。
に比べて摩耗量が少ない。また、焼け状態の程度
も比較例より良好である。これは傾斜溝を形成し
たことに起因することが明らかである。さらに、
実施例どうしを比較すると、傾斜溝の両端に平行
溝を形成し、さらにその平行溝を連結した方が摩
耗量が小さいことも明らかである。
第1図〜第3図は本考案の一実施例のブレーキ
バンドに関し、第1図はその斜視図、第2図はそ
の展開図、第3図は第2図のL−L断面図であ
る。第4図および第6図は、それぞれ本考案の他
の実施例のブレーキバンドの展開図、第5図は第
4図のM−M断面図である。第7図は比較例のブ
レーキバンドの展開図である。第8図は耐久性試
験の試験サイクル数とライニング摩耗量との関係
を示すグラフである。第9図は従来のブレーキバ
ンドの斜視図である。 1……バンド、2……ライニング、3……溝
穴、20……一端側、21……他端側、30……
傾斜溝、31,32……平行溝。
バンドに関し、第1図はその斜視図、第2図はそ
の展開図、第3図は第2図のL−L断面図であ
る。第4図および第6図は、それぞれ本考案の他
の実施例のブレーキバンドの展開図、第5図は第
4図のM−M断面図である。第7図は比較例のブ
レーキバンドの展開図である。第8図は耐久性試
験の試験サイクル数とライニング摩耗量との関係
を示すグラフである。第9図は従来のブレーキバ
ンドの斜視図である。 1……バンド、2……ライニング、3……溝
穴、20……一端側、21……他端側、30……
傾斜溝、31,32……平行溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 リング状に巻回された金属製バンドと該バンド
の内周面側に接合され円周方向に延びるテープ状
ライニングとよりなり、ドラムの外周表面に圧接
されたときに該ドラムと該ライニングとの間に供
給される油を介して該ドラムと摺接するブレーキ
バンドにおいて、 前記バンドは内周面から外周面に貫通する複数
の油穴をもち、前記ライニングは円周方向に沿つ
て周期的に複数個形成され軸方向の一端側から他
端側へ軸方向および円周方向に対して傾斜して延
び該油穴と連通する溝部をもつことを特徴とする
ブレーキバンド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16714188U JPH0317069Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16714188U JPH0317069Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0287137U JPH0287137U (ja) | 1990-07-10 |
| JPH0317069Y2 true JPH0317069Y2 (ja) | 1991-04-11 |
Family
ID=31455169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16714188U Expired JPH0317069Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0317069Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP16714188U patent/JPH0317069Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0287137U (ja) | 1990-07-10 |
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