JPH03180123A - マルチ栽培用フィルム - Google Patents
マルチ栽培用フィルムInfo
- Publication number
- JPH03180123A JPH03180123A JP31647089A JP31647089A JPH03180123A JP H03180123 A JPH03180123 A JP H03180123A JP 31647089 A JP31647089 A JP 31647089A JP 31647089 A JP31647089 A JP 31647089A JP H03180123 A JPH03180123 A JP H03180123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- thermoplastic resin
- soil
- metal
- antimicrobial activity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
この発明は、マルチ栽培に使用するフィルムに関するも
のである。
のである。
マルチ栽培用フィルムとしては、従来より主に厚み約1
0〜30μの分岐状低密度ポリエチレン(LDPE)、
直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)等のポリエ
チレンをベース樹脂とする透明または黒色のものが用い
られている。これらのフィルムは、単に土壌表面に密着
させて張るだけで、土中水分の蒸発を抑え、気化熱の損
失を防ぎ、雨水の流入を防止することができる。すなわ
ち、土中水分の保持、地温の上昇、土壌の膨軟性の保持
、肥料の流失の防止等の上で有効に機能し、作物栽培上
好ましい土壌環境をつくることができる。したがって、
これらのフィルムを使用すれば、作物の生育促進、安定
化が達成され、早期収穫と増収が可能になる。
0〜30μの分岐状低密度ポリエチレン(LDPE)、
直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)等のポリエ
チレンをベース樹脂とする透明または黒色のものが用い
られている。これらのフィルムは、単に土壌表面に密着
させて張るだけで、土中水分の蒸発を抑え、気化熱の損
失を防ぎ、雨水の流入を防止することができる。すなわ
ち、土中水分の保持、地温の上昇、土壌の膨軟性の保持
、肥料の流失の防止等の上で有効に機能し、作物栽培上
好ましい土壌環境をつくることができる。したがって、
これらのフィルムを使用すれば、作物の生育促進、安定
化が達成され、早期収穫と増収が可能になる。
このほかにも、H草の発生を抑えながら地温の上昇を達
成する緑色フィルムや害虫の飛来防止や夏場高温期の地
温の上昇を抑制する各種の反射フィルム(銀色フィルム
や白色と黒色の2層からなる白黒2層フィルム等)が多
く使用されているが、これらのフィルムもその使い方に
よって作物にとって好ましい土壌環境をつくることがで
きる。
成する緑色フィルムや害虫の飛来防止や夏場高温期の地
温の上昇を抑制する各種の反射フィルム(銀色フィルム
や白色と黒色の2層からなる白黒2層フィルム等)が多
く使用されているが、これらのフィルムもその使い方に
よって作物にとって好ましい土壌環境をつくることがで
きる。
従来のマルチ栽培用フィルムは、上述のように、作物に
とって好ましい土壌環境をつくりだすことができるが、
逆に、この土壌環境が土壌の病原菌にとって好適な環境
となり、作物の病害の発生とその伝染を助長するという
問題があった。
とって好ましい土壌環境をつくりだすことができるが、
逆に、この土壌環境が土壌の病原菌にとって好適な環境
となり、作物の病害の発生とその伝染を助長するという
問題があった。
これは、フィルムのマルチングにより土壌水分や土壌温
度が病原菌にとって好適な環境(高湿。
度が病原菌にとって好適な環境(高湿。
高fA)となるためである。
すなわち、一般に透明や黒色フィルムによるマルチ栽培
下では、土壌温度は、裸地に比較して春期に於いては平
均3〜5℃、夏期に於いては平均5〜7℃上昇し、約2
0〜40℃となる。また、土壌表面からの雨水の流入が
ないかわりに逆に地下部から土壌表面に向って水分が移
動するため作物根の大部分が分布する土壌表層に水分が
保持され、そこに高湿環境が形成される。
下では、土壌温度は、裸地に比較して春期に於いては平
均3〜5℃、夏期に於いては平均5〜7℃上昇し、約2
0〜40℃となる。また、土壌表面からの雨水の流入が
ないかわりに逆に地下部から土壌表面に向って水分が移
動するため作物根の大部分が分布する土壌表層に水分が
保持され、そこに高湿環境が形成される。
このような状態になると、土壌表面から蒸発した水分は
フィルムの内面に結露水として付着し、ここが病MA菌
の絶好の活動場所となる。また、土壌表層には水分の移
動に伴い無機肥料成分も集積し、しかも土壌表層は雨水
等により固められることがなく気層の多い膨軟で酸素の
多い状態となっているので、同表層は土壌病原菌にとっ
て理想的な活動場所になる。さらに、土壌中の水分や土
壌表面から蒸発した水蒸気はマルチフィルムの植穴に向
かって移動し、作物の株元に集中するので、作物の表面
は常に濡れた状態になりやすく、ここに病害が発生しや
すい。特に作物に傷があったりすると、この部位に病害
が発生し易くなる。
フィルムの内面に結露水として付着し、ここが病MA菌
の絶好の活動場所となる。また、土壌表層には水分の移
動に伴い無機肥料成分も集積し、しかも土壌表層は雨水
等により固められることがなく気層の多い膨軟で酸素の
多い状態となっているので、同表層は土壌病原菌にとっ
て理想的な活動場所になる。さらに、土壌中の水分や土
壌表面から蒸発した水蒸気はマルチフィルムの植穴に向
かって移動し、作物の株元に集中するので、作物の表面
は常に濡れた状態になりやすく、ここに病害が発生しや
すい。特に作物に傷があったりすると、この部位に病害
が発生し易くなる。
この発明は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、作物の病害の発生とその伝染を効果的
に防止することができるマルチ栽培用フィルムを提供す
ることを目的とする。
なされたもので、作物の病害の発生とその伝染を効果的
に防止することができるマルチ栽培用フィルムを提供す
ることを目的とする。
この発明が提供するマルチ栽培用フィルムは、文字通り
マルチ栽培に用いる熱可塑性樹脂フィルムであって、該
樹脂が殺菌効果のある金属を保持した無機系多孔質担体
を0.1〜20重量%含有したものである。
マルチ栽培に用いる熱可塑性樹脂フィルムであって、該
樹脂が殺菌効果のある金属を保持した無機系多孔質担体
を0.1〜20重量%含有したものである。
上記熱可塑性樹脂としては、分岐状低密度ポリエチレン
(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)、及びエチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリエチレン、及
びポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂等を挙げることができる。これらの樹脂は、
単独または混合して使用することができる。コスト、性
能の点ではLDPE、L−LDPE、EVAが良好であ
る。
(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)、及びエチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリエチレン、及
びポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂等を挙げることができる。これらの樹脂は、
単独または混合して使用することができる。コスト、性
能の点ではLDPE、L−LDPE、EVAが良好であ
る。
フィルムの厚みは、5〜40μが実用範囲であるが、コ
スト、性能の点では10〜30μが好ましい。
スト、性能の点では10〜30μが好ましい。
殺菌効果のある金属としては、銀、銅、亜鉛。
ニッケル、錫等を挙げることができるが、殺菌効果等の
性能の点では、銀、銅が特に優れている。
性能の点では、銀、銅が特に優れている。
無機系多孔質担体としては、合成珪酸アルミニウム、パ
ーライト、シラスバルーン、各種の合成及び天然のゼオ
ライト、風化造礁サンゴ粒、セビオライト、蛭石、軽石
、活性白土、カオリン、タルク、各種の合成及び天然の
ハイドロタルサイト、スノーテックス、ベントナイト、
ケイソウ土、活性炭等の微粉末で、平均粒径30μ以下
のもの、好ましくは10μ以下のものを挙げることがで
きる。これらのうち、各種°のゼオライト、風化造礁サ
ンゴ粒はその性能及び価格の点から好適である。
ーライト、シラスバルーン、各種の合成及び天然のゼオ
ライト、風化造礁サンゴ粒、セビオライト、蛭石、軽石
、活性白土、カオリン、タルク、各種の合成及び天然の
ハイドロタルサイト、スノーテックス、ベントナイト、
ケイソウ土、活性炭等の微粉末で、平均粒径30μ以下
のもの、好ましくは10μ以下のものを挙げることがで
きる。これらのうち、各種°のゼオライト、風化造礁サ
ンゴ粒はその性能及び価格の点から好適である。
無機系多孔質担体の上記金属の保持量は、同担体と金属
の種類によって異なるが、一般には0.001〜25重
量%の範囲でよい。例えば、ゼオライトで銀を保持する
場合は0.1〜15重量%、好ましくは0.1〜5重量
%である。
の種類によって異なるが、一般には0.001〜25重
量%の範囲でよい。例えば、ゼオライトで銀を保持する
場合は0.1〜15重量%、好ましくは0.1〜5重量
%である。
無機系多孔質担体に上記金属を保持させる際には、イオ
ン結合法とコーティング法のいずれかを用いることがで
きる。
ン結合法とコーティング法のいずれかを用いることがで
きる。
このうち、イオン結合法は、イオン交換反応を利用して
金属塩の水溶液から金属イオンを担体表面に保持する方
法である。これは、担体がイオン交換の現象を示す、い
わゆる無機質交換体(ゼオライト等)に有効である。一
方のコーティング法は、金属塩を溶解した水溶液中に担
体を浸漬し、同水溶液を中和して金属を担体表面にコー
ティングする方法である。これはイオン交換の現象を示
さない多孔質担体に有効である。
金属塩の水溶液から金属イオンを担体表面に保持する方
法である。これは、担体がイオン交換の現象を示す、い
わゆる無機質交換体(ゼオライト等)に有効である。一
方のコーティング法は、金属塩を溶解した水溶液中に担
体を浸漬し、同水溶液を中和して金属を担体表面にコー
ティングする方法である。これはイオン交換の現象を示
さない多孔質担体に有効である。
殺菌剤の含有量(熱可塑性樹脂への添加量)の下限を0
.1重量%としたのは、これ未満では殺菌効果の持続性
が小さくなるからであり、上限を20重量%としたのは
、これを越えるとフィルムの強度か低下するだけでなく
、フィルム成形時の発泡等のトラブルが多くなるからで
ある。好ましい含有量は0.1〜5重量%である。
.1重量%としたのは、これ未満では殺菌効果の持続性
が小さくなるからであり、上限を20重量%としたのは
、これを越えるとフィルムの強度か低下するだけでなく
、フィルム成形時の発泡等のトラブルが多くなるからで
ある。好ましい含有量は0.1〜5重量%である。
フィルムは透明フィルムが一般的であるが、黒色、緑色
、銀色、白色等に着色してもかまわない。着色の方法は
、着色剤を混合成膜するのがコスト、性能の点で望まし
い。要すれば印刷してもよい。また銀色ではアルミニウ
ム蒸着、またはアルミ箔の貼り合わせもできる。
、銀色、白色等に着色してもかまわない。着色の方法は
、着色剤を混合成膜するのがコスト、性能の点で望まし
い。要すれば印刷してもよい。また銀色ではアルミニウ
ム蒸着、またはアルミ箔の貼り合わせもできる。
単層、または白/黒、銀/黒等の2層、あるいは透明/
銀/透明等の3層も可能である。夏期の高温を防止する
ためには入射太陽光を反射する必城があり、その場合は
銀色、白色等の反射層を表面(外面)とするのが好まし
い。2層、3層については同一樹脂でもよいし、異樹脂
の貼り合わせでもかまわない。積層の場合は、少なくと
も土壌に接する内層に殺菌剤を含有させる。
銀/透明等の3層も可能である。夏期の高温を防止する
ためには入射太陽光を反射する必城があり、その場合は
銀色、白色等の反射層を表面(外面)とするのが好まし
い。2層、3層については同一樹脂でもよいし、異樹脂
の貼り合わせでもかまわない。積層の場合は、少なくと
も土壌に接する内層に殺菌剤を含有させる。
さらに気化熱による根部の温度低下を狙い、フィルムに
直径数111m以下の微細な小孔やスリットを設けても
よい。
直径数111m以下の微細な小孔やスリットを設けても
よい。
上記マルチ栽培用フィルムは、これを土壌上面に密着さ
せて展張すると、その殺菌効果により作物の病害の発生
とその伝染を有効に防止するが、ここにいう殺菌効果が
どのようなメカニズムで得られるかについては諸説があ
る。しかし、一般には、次のように考えられている。
せて展張すると、その殺菌効果により作物の病害の発生
とその伝染を有効に防止するが、ここにいう殺菌効果が
どのようなメカニズムで得られるかについては諸説があ
る。しかし、一般には、次のように考えられている。
すなわち、フィルム中の銀、銅、亜鉛等は、オゾンや過
酸化水素の殺菌作用と同じような効果を発揮する活性酸
素を発生させ、この活性酸素が作物の病害の原因となる
糸状菌(かび)や細菌などの細胞に作用して、これを死
滅させると考えられている。
酸化水素の殺菌作用と同じような効果を発揮する活性酸
素を発生させ、この活性酸素が作物の病害の原因となる
糸状菌(かび)や細菌などの細胞に作用して、これを死
滅させると考えられている。
〔実施例1〜3〕
[1]下記の要領で熱可塑性樹脂に殺菌剤を添加し、こ
れを混練して造粒し、しかるのち成形して厚み15μ、
幅950+nmの透明の単層フィルム、すなわち実施例
1〜3のフィルムを作成した。
れを混練して造粒し、しかるのち成形して厚み15μ、
幅950+nmの透明の単層フィルム、すなわち実施例
1〜3のフィルムを作成した。
(1)熱可塑性樹脂:LLDPE(三菱油化製ユカロン
LL、UA420) (2)殺菌剤:平均粒径5μ、SiO□/Al2O3の
モル比が10の八−型ゼオライドを0.3 モル硝酸銀水溶液中でイオン交換反 応させてAg−ゼオライトへ転換 し、ついで、これを濾過してから水 洗して過剰の銀イオンを除き、その 後100〜110℃で乾燥することに よって得られた銀含有量4重量%の ゼオライト。
LL、UA420) (2)殺菌剤:平均粒径5μ、SiO□/Al2O3の
モル比が10の八−型ゼオライドを0.3 モル硝酸銀水溶液中でイオン交換反 応させてAg−ゼオライトへ転換 し、ついで、これを濾過してから水 洗して過剰の銀イオンを除き、その 後100〜110℃で乾燥することに よって得られた銀含有量4重量%の ゼオライト。
(3)殺菌剤の添加量:
比較例1のフィルム:無添加
実施例1のフィルム: 15t[j量%添加実施例2の
フィルム: 5重量%添加 実施例3のフィルムコ0.2重量%添加(4)熱可塑性
樹脂 及び殺菌剤の混練:バンバリーミキサ−による。
フィルム: 5重量%添加 実施例3のフィルムコ0.2重量%添加(4)熱可塑性
樹脂 及び殺菌剤の混練:バンバリーミキサ−による。
(5)フィルムの成形ニ一般のインフレーション成形法
による。(押出機65mm φ、ダイス350mmφ) [+1]実施例1〜3の透明の単層フィルムを用いて下
記の要領でキュウリを栽培し、病害(疫病)の発生状況
を調査した。
による。(押出機65mm φ、ダイス350mmφ) [+1]実施例1〜3の透明の単層フィルムを用いて下
記の要領でキュウリを栽培し、病害(疫病)の発生状況
を調査した。
(1)畦幅60 cm、長さ10mの高畦をつくり、こ
の上に実施例1〜3のフィルム及び比較例1のフィルム
を展張した。各フィルムとも3畦を試験区とし、合計1
2畦を設けた。
の上に実施例1〜3のフィルム及び比較例1のフィルム
を展張した。各フィルムとも3畦を試験区とし、合計1
2畦を設けた。
(2)肥料はチッソ−リン−カリ成分で13−24−2
0kg/10a施した。
0kg/10a施した。
(3)キュウリの品種は夏秋節成2号を用いた。
(4)各フィルムには林間60 cm、穴径10cmの
植穴を1条設け、ここに定植した。
植穴を1条設け、ここに定植した。
(5)R培は弔成l隼4月20日に定植し、5月5日ま
でビニールトンネルを被覆し、5月中旬から収穫を開始
した。
でビニールトンネルを被覆し、5月中旬から収穫を開始
した。
表1は上記の調査結果を示す、調査結果は調査日ごとの
発病株率(%)で示した。
発病株率(%)で示した。
なお、キュウリに多発する病害の一種である疫病はフィ
トフトラ菌によって引き起こされる。その感染源は遊走
子であり、高温、多湿の条件下で伝染発病する。遊走子
は土壌中やフィルム内面に付着した結露水の水中を遊泳
してキュウリの根や地際部に侵入し感染発病させる。感
染したキュウリは全身が萎れ、枯死し、根部も腐敗が認
められてくる0発病株であるか否かは、このような現象
の有無によって判断した。
トフトラ菌によって引き起こされる。その感染源は遊走
子であり、高温、多湿の条件下で伝染発病する。遊走子
は土壌中やフィルム内面に付着した結露水の水中を遊泳
してキュウリの根や地際部に侵入し感染発病させる。感
染したキュウリは全身が萎れ、枯死し、根部も腐敗が認
められてくる0発病株であるか否かは、このような現象
の有無によって判断した。
表1から明らかなように、比較例1のフィルムでは、雨
の多くなってきた6月上旬から発病が認められ、その伝
染も顕著で、発病株率がかなり高いことが判った。これ
に対し、実施例1〜3のフィルムでは病害の発生が比較
的遅く、その伝染も大変軽微であった。したがって、発
病株率も大変低かった。
の多くなってきた6月上旬から発病が認められ、その伝
染も顕著で、発病株率がかなり高いことが判った。これ
に対し、実施例1〜3のフィルムでは病害の発生が比較
的遅く、その伝染も大変軽微であった。したがって、発
病株率も大変低かった。
〔実施例4〜6〕
[I]下記要領で熱可塑性樹脂に殺菌剤と黒色着色剤を
添加した黒色の配合原料と同じく熱可塑性樹脂に殺菌剤
と白色着色剤を添加した白色の配合原料とを、それぞれ
混練して造粒し、しかるのち成形して白色層の厚み15
μ、黒色層の厚み15μ、全体の厚み30μ、幅950
mmの白黒2層フィルム、すなわち、実施例4N6のフ
ィルムを作成した。
添加した黒色の配合原料と同じく熱可塑性樹脂に殺菌剤
と白色着色剤を添加した白色の配合原料とを、それぞれ
混練して造粒し、しかるのち成形して白色層の厚み15
μ、黒色層の厚み15μ、全体の厚み30μ、幅950
mmの白黒2層フィルム、すなわち、実施例4N6のフ
ィルムを作成した。
(+)熱可塑性樹脂: LLDPE (三菱油化型ユカ
ロンLL、UA420) (2)殺菌剤:平均粒径5μのコーラルサンド(風。
ロンLL、UA420) (2)殺菌剤:平均粒径5μのコーラルサンド(風。
化造礁すンゴ粒)を水洗により脱塩
後、減圧下200〜400℃で2時間加熱乾燥して活性
化し、付着した有機 成分を分解し、コーラルサンドの細 孔を活性化する。この活性化した コーラルサンドを硝酸銀水溶液にア ンモニア水を加えた銀アンモニア錯 塩水溶液中に充分浸漬した後、同水 溶液にブドウ糖を加えて中和し、1 0時間静置することにより銀をコー ティングする。コーティング終了 後、減圧下200〜300℃で蒸発、乾固する。このよ
うにして得られた銀 含有量4重量%のコーラルサンド。
化し、付着した有機 成分を分解し、コーラルサンドの細 孔を活性化する。この活性化した コーラルサンドを硝酸銀水溶液にア ンモニア水を加えた銀アンモニア錯 塩水溶液中に充分浸漬した後、同水 溶液にブドウ糖を加えて中和し、1 0時間静置することにより銀をコー ティングする。コーティング終了 後、減圧下200〜300℃で蒸発、乾固する。このよ
うにして得られた銀 含有量4重量%のコーラルサンド。
(3)殺菌剤の添加量:
比較例2のフィルム:無添加
実施例4のフィルム=15重量%添加
実施例5のフィルム: 5重量%添加
実施例6のフィルム=0.2重量%添加なお、殺菌剤は
白色、黒色の両層に均等に添加した。
白色、黒色の両層に均等に添加した。
(4)黒色着色剤と
その添加ffi:
実施例4〜6のいずれのフィ
ルムにもカーボンブラック3
重量%添加(東京インキ製
カーボンブラック30重量%
含有マスターバッチ[PEX
3286ブラツク3S]使
用)
(5)白色着色剤と
その添加量:
実施例4〜6のいずれのフィ
ルムにもチタンホワイト(酸
化チタン)10重量%添加
(東京インキ製チタンホワ
イト40重量%含有マスター
ハツチ[PEX3009Jホ
ワイト]使用)
(6)熱可塑性樹脂、殺菌剤
及び着色剤の混練:バンバリーミキサ−による。
(7)フィルムの成形:白色及び黒色の配合原料をそれ
ぞれ別の押出機から1 つの2層ダイスに溶融、供 給する、いわゆる一般のダ イラミインフレーション成 形法による。(押出機50mm φ×2台、ダイス350IIlfflφの2層ダイス) [11]実施例4〜6の白黒2層フィルムを用いて下記
の要領でダイコンを栽培し、病害(高温期に発病の多い
萎黄病)の発生状況を調査した。
ぞれ別の押出機から1 つの2層ダイスに溶融、供 給する、いわゆる一般のダ イラミインフレーション成 形法による。(押出機50mm φ×2台、ダイス350IIlfflφの2層ダイス) [11]実施例4〜6の白黒2層フィルムを用いて下記
の要領でダイコンを栽培し、病害(高温期に発病の多い
萎黄病)の発生状況を調査した。
(+1畦幅60 am、長さ10mの高畦をつくり、こ
の上に実施例4〜6のフィルム及び比較例2のフィルム
を展張した。各フィルムとも3畦を試験区とし、合計1
2畦を設けた。
の上に実施例4〜6のフィルム及び比較例2のフィルム
を展張した。各フィルムとも3畦を試験区とし、合計1
2畦を設けた。
(2)肥料はチッソ−リン−カリ成分で2020−1O
−15/IOa施した。
−15/IOa施した。
(3)ダイコンの品種は耐病夏みの早生を用いた。
(4)各フィルムには株間30 cab、条間45cm
、穴径6CO+の植穴を2条設け、ここに播種した。
、穴径6CO+の植穴を2条設け、ここに播種した。
(5)栽培は平成1年8月26日に播種し、55日j慶
の10月20に収穫した。
の10月20に収穫した。
表2は上記の調査結果を示す、Il査結果は調査日ごと
の発病株率〈%)で示した。
の発病株率〈%)で示した。
なお、萎黄病は糸状菌の一種であるフザリウム菌Cよっ
て引き起こされる。この菌は生存期間の長い厚WA胞子
で、土壌中に数年間以上生存し続け、ダイコンの根が近
くにくると発芽管(W!、染源)を出して根に侵入し、
感染していく。萎黄病に侵されたダイコンはその葉が萎
凋し、黄変して枯死してしまう。そして根部は導管部が
褐変してしまう7発病株であるか否かは、このような現
象の有無によって判断した。
て引き起こされる。この菌は生存期間の長い厚WA胞子
で、土壌中に数年間以上生存し続け、ダイコンの根が近
くにくると発芽管(W!、染源)を出して根に侵入し、
感染していく。萎黄病に侵されたダイコンはその葉が萎
凋し、黄変して枯死してしまう。そして根部は導管部が
褐変してしまう7発病株であるか否かは、このような現
象の有無によって判断した。
表2から明らかなように、比較例2のフィルムでは、9
月中旬頃から病害が発生し、10月の中句頃には約1/
4の株に伝染した。これに対し、実施例4〜6のフィル
ムでは、病害の発生が遅く、しかも少なかった。そして
、病害の他の株への伝染も殆んど認められなかった。
月中旬頃から病害が発生し、10月の中句頃には約1/
4の株に伝染した。これに対し、実施例4〜6のフィル
ムでは、病害の発生が遅く、しかも少なかった。そして
、病害の他の株への伝染も殆んど認められなかった。
[I[+]同じ〈実施例4〜6の白黒2層フィルムを用
いて下記の要領でハクサイを栽培し、病害(軟腐病)の
発生状況を調査した。
いて下記の要領でハクサイを栽培し、病害(軟腐病)の
発生状況を調査した。
(1)畦幅60 cab、長さ10mの高畦をつくり、
実施例4〜6のフィルム及び比較例2のフィルムを展張
した。各フィルムとも3畦を試験区とし、合計12畦を
設けた。
実施例4〜6のフィルム及び比較例2のフィルムを展張
した。各フィルムとも3畦を試験区とし、合計12畦を
設けた。
(2)肥料はヂッソーリンーカリ成分で27−18−2
2kg/IOa施した。
2kg/IOa施した。
(3)ハクサイの品種は長交耐病60日を用いた。
(4)各フィルムには株間40cm、条間45cm、穴
径6cmの植穴を2条設け、ここに定植した。
径6cmの植穴を2条設け、ここに定植した。
(5)栽培は平成1年8月10日に播種して育苗し、8
月25日に定植し、10月20に収穫を開始した。
月25日に定植し、10月20に収穫を開始した。
表3は上記調査結果を示す。調査結果は調査日ごとの発
病株率(%)で示した。
病株率(%)で示した。
なお、軟腐病はエルビニア属の細菌によって引き起こさ
れる病害である。この菌は多湿条件下で温度が20℃以
下の場合長期間生存し続け、特に害虫の食害、風や雨で
できた傷から侵入する。軟腐病は高温多湿の条件で発病
し易く、これに侵されたハクサイは茎葉全体が水浸状と
なり軟化、腐敗する0発病株であるか否かは、このよう
な現象の有無によって判断した。
れる病害である。この菌は多湿条件下で温度が20℃以
下の場合長期間生存し続け、特に害虫の食害、風や雨で
できた傷から侵入する。軟腐病は高温多湿の条件で発病
し易く、これに侵されたハクサイは茎葉全体が水浸状と
なり軟化、腐敗する0発病株であるか否かは、このよう
な現象の有無によって判断した。
表3から明らかなように、比較例2のフィルムでは、9
月中旬頃から病害が発生し、10月の中旬頃には約1/
4の株に伝染した。これに対し、実施例4〜6のフィル
ムでは、病害の発生が遅く、しかも少なかった。また、
病害の他の株への伝染も殆んど認められなかった。
月中旬頃から病害が発生し、10月の中旬頃には約1/
4の株に伝染した。これに対し、実施例4〜6のフィル
ムでは、病害の発生が遅く、しかも少なかった。また、
病害の他の株への伝染も殆んど認められなかった。
なお、上記実施例1〜6のフィルムにおいては、一般に
用いられる各種添加剤、すなわち耐候安定剤、酸化防止
剤、滑剤、無機フィラーの分散剤(各種の界面活性剤で
脂肪酸金属塩、脂肪酸グリセリンエステル等)、帯電防
止剤等を加えなかったが、これらは必要があれば、適宜
選択して使用することができる。
用いられる各種添加剤、すなわち耐候安定剤、酸化防止
剤、滑剤、無機フィラーの分散剤(各種の界面活性剤で
脂肪酸金属塩、脂肪酸グリセリンエステル等)、帯電防
止剤等を加えなかったが、これらは必要があれば、適宜
選択して使用することができる。
以上説明したように、この発明によれば、フィルムに無
機系殺菌剤を添加、混入するようにしたので、作物の病
害の発生とその伝染を効果的に防止することができる。
機系殺菌剤を添加、混入するようにしたので、作物の病
害の発生とその伝染を効果的に防止することができる。
Claims (1)
- マルチ栽培に用いる熱可塑性樹脂フィルムであって、該
樹脂が殺菌効果のある金属を保持した無機系多孔質担体
を0.1〜20重量%含有したものであるマルチ栽培用
フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31647089A JPH03180123A (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | マルチ栽培用フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31647089A JPH03180123A (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | マルチ栽培用フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03180123A true JPH03180123A (ja) | 1991-08-06 |
Family
ID=18077456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31647089A Pending JPH03180123A (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | マルチ栽培用フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03180123A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970074839A (ko) * | 1996-05-27 | 1997-12-10 | 황선두 | 항균성 멀칭필름 |
| JP2002320413A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-05 | Hagihara Industries Inc | 農園芸ハウス用遮光資材 |
| JP2009159827A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mikado Kako Kk | 農業用マルチ資材及び野菜類の初期生育方法 |
| JP2017035067A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-02-16 | 真吾 桑原 | ブロッコリーの栽培方法 |
| US12245591B2 (en) | 2019-02-05 | 2025-03-11 | The Board Of Trustees Of The University Of Arkansas | Templated antimicrobial microgels and methods of making and using the same |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP31647089A patent/JPH03180123A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970074839A (ko) * | 1996-05-27 | 1997-12-10 | 황선두 | 항균성 멀칭필름 |
| JP2002320413A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-05 | Hagihara Industries Inc | 農園芸ハウス用遮光資材 |
| JP2009159827A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mikado Kako Kk | 農業用マルチ資材及び野菜類の初期生育方法 |
| JP2017035067A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-02-16 | 真吾 桑原 | ブロッコリーの栽培方法 |
| US12245591B2 (en) | 2019-02-05 | 2025-03-11 | The Board Of Trustees Of The University Of Arkansas | Templated antimicrobial microgels and methods of making and using the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU739672B2 (en) | Improved agricultural mulch films and methods for their use | |
| JP2010533780A5 (ja) | ||
| JPS61137804A (ja) | 防殺虫効果を有する植物育成用具の製造方法 | |
| JP2753478B2 (ja) | 花卉類の栽培方法 | |
| JPH03180123A (ja) | マルチ栽培用フィルム | |
| US6189466B1 (en) | Noxious weed control by soil solarization | |
| US5270102A (en) | Plastic sheeting preventing water droplet formation on its surface | |
| JP4010059B2 (ja) | 土壌酸性化感応型肥料、およびその製造方法 | |
| JP5173093B2 (ja) | 腹足類の防除用組成物及び腹足類用防除剤 | |
| JP3190530B2 (ja) | 農業用マルチングフィルムの製造方法 | |
| JPH03180125A (ja) | 養液栽培用フィルム | |
| JPS6058931B2 (ja) | トウモロコシの栽倍方法 | |
| JP3610107B2 (ja) | 多機能性マルチングフィルム | |
| JPH0458933B2 (ja) | ||
| JPH0258898B2 (ja) | ||
| JP5608206B2 (ja) | 腹足類の防除用組成物及び腹足類用防除剤の製造方法 | |
| JP2753477B2 (ja) | ナスの栽培方法 | |
| JP3610146B2 (ja) | マルチフィルム | |
| JP3698450B2 (ja) | 多機能性マルチフィルム | |
| Read | Effects of plastic mulch, row cover, and cultivar selection on growth of tomatoes (Lycopersicon esculentum Mill.) in high tunnels | |
| JP2753476B2 (ja) | 受粉結実性植物の栽培方法 | |
| JP2000139238A (ja) | 植物施設栽培における薫蒸方法 | |
| JPS6056462B2 (ja) | 有用植物の育成促進方法 | |
| More et al. | Micro-Irrigation and Plastic Mulching for Tomato Crop Production | |
| JPH04135902U (ja) | 柄眼目害虫の防除材 |