JPH0318122Y2 - - Google Patents

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JPH0318122Y2
JPH0318122Y2 JP3926287U JP3926287U JPH0318122Y2 JP H0318122 Y2 JPH0318122 Y2 JP H0318122Y2 JP 3926287 U JP3926287 U JP 3926287U JP 3926287 U JP3926287 U JP 3926287U JP H0318122 Y2 JPH0318122 Y2 JP H0318122Y2
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bolt
nut
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grinder
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係るボルト先端部研削用グラインダ
は、橋粱等に使用されている多数のボルトの内部
に発生する欠陥の有無を検査する為、ナツトから
突出したボルトの端部を研削する場合に使用し、
研削作業を効率良く安全に行ない、且つ良好な研
削面を得られる様にするものである。
(従来の技術) 橋粱やテレビ塔等、鉄骨や鋼板を組み合わせて
構成される各種の鉄製大型建造物の場合、鉄骨や
鋼板等の構成各部材同士を結合するのに、多数の
ボルトとナツトとを用いている。
例えば橋粱を構成する場合、第12〜13図に
示す様に、2枚の鋼板1,1にそれぞれ穿設した
多数の通孔同士を互いに整合させ、各通孔に挿通
した多数のボルト2,2とナツト3,3とを螺合
し、更に緊締する事で、上記2枚の鋼板1,1同
士を互いに強固に接合する様にしている。各鋼板
1,1とボルト2,2の頭部2a,2a、或はナ
ツト3,3との間には、それぞれ座金4,4を挟
持している。
ところで、この様に大型建造物の構成各部材同士
を結合する為のボルト2,2は、長期間使用され
る間に、応力腐食、或は金属疲労により、ナツト
3,3との螺合部外周面に形成した雄螺子の谷部
や、頭部2aと杆部との連続部分の様に、応力が
集中する部分に割れ傷が発生し易い。
この様にして発生した割れ傷を放置した場合、
終にはボルト2が裂断して、裂断したボルト2,
2とこのボルト2,2に螺合しているナツト3,
3とが落下してしまう。
大型建造物の構成部材同士を結合しているボル
トとナツトとが落下した場合、上記構成部材同士
の結合強度が低下するだけでなく、落下したボル
トやナツトが下方を通行する人や車両にぶつかる
危険が生じる。
この為従来から、大型建造物の組立に使用され
ている多数のボルトの割れ傷の有無を定期的に診
断し、割れ傷が発生していた場合には、このボル
トが裂断する前に交換する様にしている。
割れ傷の有無を検査する方法として、以前はハ
ンマーによりボルトを叩く事で発生する音により
識別する方法が採用されていたが、熟練を要する
だけでなく、割れ傷が発生していた場合でも、そ
の傷がかなり大きくなつてからでないと発見する
事が難しかつた。
この為近年に於いては、超音波探傷試験方法を
採用する事で、上述の様な問題を解決する様にし
ている。非破壊検査方法として近年広く利用され
ている超音波探傷試験方法は、ボルトの端部から
このボルトの中心軸方向に超音波を送る事により
割れ傷の有無を検査するもので、割れ傷が存在し
た場合、端部から送られた超音波がこの割れ傷部
分で反射する事を利用して、割れ傷の有無やその
位置を判定する。
ところで、この様な超音波探傷試験方法を用い
てボルトの割れ傷の有無やその位置を検査する場
合、超音波を送り込むボルトの端面を、このボル
トの中心線に対して直角な平面に研削しなければ
ならない。この研削が不確実な場合、ボルトの端
面から送り込まれた超音波が割れ傷に迄達しない
場合が生じ、割れ傷有無よその位置の判定の信頼
性が損なわれてしまう。
この為従来から、超音波探傷試験器を用いて割
れ傷有無の検査を行なう前に、汎用型のハンドグ
ラインダを使用して、検査するボルトの先端部を
研削する事が行なわれている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の様に汎用型のハンドグライン
ダを利用してボルトの先端部を研削する場合、重
い(通常5Kg前後)ハンドグラインダを持つて、
橋粱組立用ボルトの様に高所(高い場合、地上或
は水面上数十m)にあり、横向きや、下向き、或
は上向き等、各方向に向いたボルトの研削をする
作業は危険であるばかりか、研削するボルトの端
部をその中心線に対して直角な平面に仕上げる事
は難しい。
即ち、汎用型のハンドグラインダを手に持つて
研削作業を行なう場合、高速で回転する円輪状の
砥石の外周縁部を、研削しようとする部分に押し
付けた方が容易に研削出来るが、円輪状の砥石の
外周縁部を被研削面に押し付けた場合、研削面が
凹面状や凸面状に湾曲したり、傾斜する事が避け
られない。
研削面が凹面状や凸面状に湾曲しり、傾斜した
場合、超音波探傷試験器を使用して割れ傷の有無
を正確に判定する事が難しくなる。
更に、橋粱等の大型建造物の組立に使用されて
いるボルトは、ペンキで塗装されている為、この
ボルトの先端部を研削する場合、先ずこのペンキ
を剥ぎ取らなければならないが、通常のハンドグ
ラインダの使用方法でこのペンキ剥ぎ取りを行な
つた場合、ペンキによつて砥石が目詰まりしてし
まい、砥石を頻繁に交換しなければ、肝心のボル
トの研削を効率良く行なえなくなつてしまう。
本考案のボルト先端部研削用グラインダは、上
述の様な不都合を何れも解消するものである。
b 考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案のボルト先端部研削用グラインダは、ナ
ツトと螺合したボルトの内、このナツトから突出
した先端部を、ボルトの中心線に対して直角な平
面に研削するのに使用するものである。
即ち、本考案のボルト先端部研削用グラインダ
は、上記ナツトが締め付けられる平面に密接自在
な基準面と、このナツトを内嵌自在な通孔とを有
する取付基部を有している。
両端をこの取付基部の外周面と上記通孔の内周
面とに開口させた螺子孔には締付螺子が、上記取
付基部の外周側から螺入されており、この締付螺
子の内周寄り先端部で、上記ナツトの外周面を押
圧自在としている。
又、上記取付基部の基準面と反対側に於いて、
通孔の延長部分から外れた部分には、上記基準面
に対して直角な案内杆が、ブラケツトを介して固
定されている。
この案内杆には保持部材が、案内杆の長さ方向
に亘る移動及び回転を自在として外嵌されてお
り、更にこの保持部材にグラインダ本体が固定さ
れている。
このグラインダ本体の一端部に、上記ボルトの
頭部に対向し得る状態で設けた砥石の回転軸は、
上記案内杆に対し平行としている。
(作用) 上述の様に構成される本考案のボルト先端部研
削用グラインダによつて、超音波探傷検査方法を
行なう為に、ボルトの先端部を研削する場合、次
の様にして作業を行なう。
先ず、先端部を研削しようとするボルトと螺合
しているナツトを取付基部の通孔に内嵌し、更に
取付基部の基準面を上記ナツトが締め付けられて
いる平面に密接させる。この状態で、この取付基
部の螺子孔に螺合した締付螺子を回転させて、こ
の締付螺子の上記通孔の内周面からの突出量を大
きくし、この締付螺子の先端部により上記ナツト
の外周面を押圧して、取付基部をナツトに対し不
離に結合する。
取付基部をナツトに対し不離に結合する事で、
案内杆がナツトが締め付けられている平面に対し
て垂直に固定され、このナツトに螺合したボルト
と上記案内杆とが互いに平行な状態に固定された
ならば、グラインダ本体の先端部に設けた円輪状
の砥石を、研削しようとするボルトの先端部から
少し外れた位置に移動させ、更に保持部材を案内
杆に対して摺動させる事で、この砥石の端面寄り
部分とボルトの先端部とが、少しだけ衝合自在な
状態とする。
この状態から、上記保持部材を案内杆に対して
回動往復させれば、ボルトの先端部がグラインダ
本体の砥石によつて研削される。この際に於ける
研削は、初期に於いては円輪状の砥石の外周面で
行なわれ、その後平坦な端面で行なわれる。この
為、研削後に於けるボルトの端面は、湾曲する事
なく、平坦となる。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本考案を更
に詳しく説明する。
第1〜3図は本考案の第一実施例を示してお
り、第1図は部分縦断側面図、第2図は平面図、
第3図は第1図のA−A断面図である。
第1図に於いて5は取付基部で、この取付基部
5の下面(上下左右は図面による。本考案のグラ
インダはあらゆる姿勢で使用されるので、使用状
態によつては実施例の説明に於ける上下左右の方
向と一致しない場合も生じる。)は平坦な基準面
6として、この基準面6を、研削しようとするボ
ルト2が螺合したナツト3が締め付けられる平面
(例えば第12〜13図に於ける鋼板1の側面)
に密接自在としている。
この様な取付基部5は、欠円状の切欠き7を有
する基部本体8と、螺子9,9によつてこの基部
本体8に結合固定され、上記切欠き7の開口部を
塞ぐ板材10とから構成されており、切欠き7の
内周面と板材10の側面とに囲まれる部分を、ナ
ツト3を内嵌する為の通孔11としている。但
し、通孔11の基準面6側開口周囲部分の板材1
0と基部本体8とには、前記座金4を逃げる為の
切欠き、或は凹み等を形成して、取付基部5の基
準面6と鋼板1の平坦な側面とが密接出来る様に
している。
基部本体8の側面で、切欠き7の開口部と反対
位置部分には螺子孔12を形成しており、この螺
子孔12の両端を、基部本体8と板材10とが構
成する取付基部5の外周面と上記通孔11の内周
面とに開口させている。この螺子孔12には締付
螺子13が、上記取付基部8の外周側から螺入さ
れている。この締付螺子13の内周寄り先端面に
は、半球面状の凹部14を形成しており、この凹
部14に半球状の当接片15を揺動自在に嵌装
し、この当接片15の平坦面15aを、上記通孔
11内に挿入されたナツト3の外周面に当接自在
としている。
又、上記取付基部5の上面一端部には、横L字
形のブラケツト16が、螺子17,17によつて
固定されており、このブラケツト16の先端部
に、上記基準面6に対して直角となる案内杆18
の下端を、螺着固定している。
この案内杆18の中間部には筒状の保持部材1
9を、この案内杆18に対する昇降及び回転が自
在となる様に、スリーブ35,35を介して外嵌
している。案内杆18の上部外周面には、外向フ
ランジ状の止め環20を固定すると共に、上記保
持部材19の下面と前記ブラケツト16の上面と
の間に圧縮ばね21を設けて、保持部材19を上
記止め環20の下面に向けて弾性的に押圧してい
る。
又、上記止め環20の上面と、案内杆18の上
端部に螺着固定した止めナツト22の下面との間
で挟持された、上下1対のスリーブ23,23
に、回転のみ自在として外嵌した回動腕24の先
端部(第1図の右端部)には、上下方向に亘る通
孔25を形成しており、この通孔25には調節螺
子26の上端部を、スリーブ27,27を介し
て、回転のみ自在に支承している。回動腕24の
上面から突出した上端部に固定の摘み28によつ
て、手動により捻り方向に回転駆動自在な調節螺
子26の下部外周面に形成した雄螺子部29に
は、保持部材19に対向する側面に矩形の切欠き
30を形成した、昇降片31を螺着している。一
方、上記保持部材19の側面で、上記調節螺子2
6と対向する部分には、上下方向に亘る案内レー
ル32が形成されており、この案内レール32
が、上記昇降片31に形成された切欠き30に、
摺動自在に嵌合している。
昇降片31には、一端を上記切欠き30の内面
に、他端を昇降片31の外側面に、それぞれ開口
する螺子孔33が形成されており、端部に摘み3
6を固定した固定螺子34がこの螺子孔33内
に、昇降片31の外側面側から螺入されている。
従つてこの固定螺子34の先端は、摘み36の回
転に伴なつて前記案内レール32の側面に当接し
たり、この側面から離れたりする。
更に、前記保持部材19の側面で、前記調節螺
子26と反対位置には、包持部37が設けられて
おり、この包持部37にグラインダ本体38が包
持固定されている。
このグラインダ本体38の下面からは、本体3
8に内蔵されたモータによつて回転駆動される回
転軸39が突出しており、この回転軸39の下端
部に、円輪状の砥石40を装着自在としている。
上記回転軸39は前記案内杆18に対して平行に
する事で、砥石40の下面が、研削しようとする
ボルト2の中心線に対して直角になる様にすると
共に、回転軸39の中心と案内杆18の中心との
距離を、研削しようとするボルト2の中心線と案
内杆18の中心線との距離にほぼ等しくして、砥
石40の下面がボルト2の上端に対向し得る様に
している。
上述の様に構成される本考案のボルト先端部研
削用グラインダによつて、超音波探傷検査方法を
行なう為に、ボルトの先端部を研削する場合の作
業は、次の様にして行なう。
先ず、先端部を研削しようとするボルト2と螺
合しているナツト3を、基部本体8と板材10と
により構成された取付基部5の欠円状の通孔11
に内嵌し、更に取付基部5の基準面6を成す下面
を、上記ナツト3が締め付けられている平面(鋼
板1の側面)に密接させる。尚、この際、平坦な
板材10の内側面を、六角形のナツト3の平坦な
側面の何れかに対向させる。
この状態で、この取付基部5の螺子孔12に螺
合した締付螺子13を回転させて、この締付螺子
13の上記通孔11の内周面からの突出量を大き
くし、この締付螺子13の先端部に揺動自在に装
着した当接片15を、上記ナツト3の外側面で、
板材10と反対側の面に突き当てる。当接片15
がナツト3の外側面に突き当てられる結果、この
ナツト3は第3図で上方に押され、その反作用と
して、取付基部5が同図の下方に移動する。この
為、板材10の平坦な内側面がナツト3の一側面
に、上記当接片15がナツト3の他側面に強く押
圧され、このナツト3が板材10と当接片15と
で強く挟持された状態となつて、取付基部5がナ
ツト3に対して不離に結合される。
この様に、取付基部5をナツト3に対して不離
に結合すると、この取付基部5にブラケツト16
を介して固定された案内杆18が、ナツト3が締
め付けられている平面に対して垂直に固定され、
このナツト3に螺合したボルト2と上記案内杆1
8とが、互いに平行な状態に固定される。
この様にして案内杆18の固定を行なえたなら
ば、グラインダ本体38を、研削しようとするボ
ルト2の上方に移動させ、上記グラインダ本体3
8の下端に装着された砥石40の下面を、上記ボ
ルト2の上端面に当接させてから、それ迄緩めた
状態のままであつた固定螺子34を摘み36を介
して緊締し、保持部材19の案内レール32に対
して昇降片31が摺動しない様にする事で、保持
部材19と昇降片31とを一体的に結合する。
ボルト2の上端面と砥石40の下面とを互いに
一致させた状態で、保持部材19と昇降片31と
を一体的に結合したならば、次いで保持部材19
を案内杆18に対して回動させ、グラインダ本体
38の下端部に設けた円輪状の砥石40を、研削
しようとするボルト2の上端部から少し外れた位
置に移動させる。
砥石40をボルト2の上方から退避させたなら
ば、調節螺子26の上端に固定した摘み28を介
して、この調節螺子26を捻り方向に回動させる
事で、この調節螺子26に螺合した昇降片31を
下降させ、固定螺子34の緊締に伴つてこの昇降
片31と一体的に結合された保持部材19を、案
内杆18に沿い、圧縮ばね21に抗して下降させ
る。この下降量は、先端部を研削しようとするボ
ルト2の太さ、材質等によつて異なるが、大型橋
粱用の高張力鋼製のボルトの場合、一度の下降量
は0.25mm程度とし、この為に前記摘み28を1/4
程度回転させる。
この様に、保持部材19を圧縮ばね21の弾力
に抗して下降させる事により、保持部材19に固
定のグラインダ本体38の下端に装着された砥石
40の端面寄り部分と、研削しようとするボルト
2の上端部とが、少し衝合自在な状態となる。
この状態で、グラインダ本体38に電気を供給
して砥石40を回転させ、手動によつて、上記保
持部材19を案内杆18に対して回動往復させれ
ば、ボルト2の上端部が、グラインダ本体38の
下端に装着された砥石40によつて研削される。
この様に保持部材19を往復回動させる際に於け
る研削は、初期に於いては円輪状の砥石40の外
周縁部分で行なわれ、その後平坦な下面で行なわ
れる為、研削後に於けるボルト2の上端面は、湾
曲する事なく、平坦となる。
一度の研削でボルト2の上端面の研削が不十分
な場合は、摘み28を回動させる事で、保持部材
19を少しずつ下降させ、上述の研削作業を繰り
返し行なう。
次に、第4〜5図に示した第二実施例に就いて
説明する。
本実施例は、ボルト2の上端部を研削する為、
グラインダ本体38を固定した保持部材19を、
案内杆18に対して往復回動させる作業を、人手
によらず、自動的に行なえるようにしたものであ
る。
取付基部5にブラケツト16を介して固定され
た案内杆18の上部に、回動のみを自在として外
嵌された回動腕24の上面には、支持ブラケツト
41が固定されており、この支持ブラケツト41
の上面に、正転、逆転自在のモータ42が支持固
定されている。
このモータ42の下側に装着され、モータ42
によつて駆動される減速機43の出力軸44の中
心は、上記案内杆18の中心と一致させており、
この出力軸44と案内杆18の上端とが、滑り継
手45を介して結合されている。
案内杆18の上端部側面には、第5図に示す様
なピン46が突出固定されており、回動腕24に
固定の支持板47の上面で、このピン46に衝合
自在な位置には、間隔を明けて1対のマイクロス
イツチ48,48が固定されている。
本実施例のグラインダを用いて、ボルト上端の
研削を行なう場合に於ける基本的な操作自体は、
前述した第一実施例の場合と同様であるが、保持
部材19を案内杆18に対して回動させる場合、
モータ42に通電すれば、減速機43の出力軸4
4の回転力の反作用として、回動腕24が上記出
力軸44の回転方向と反対方向に回動する。回動
腕24が一定角度以上回動した場合、この回動腕
24に対し不動のマイクロスイツチ48が、案内
杆18に対し不動のピン46に押され、その結果
モータ42の回転方向が変換される為、人手を加
えなくても、回動腕24が往復回動する。
調節螺子26の回動に伴なう保持部材19の下
降量が大き過ぎる等の原因によつて、砥石40と
ボルト2の上端との間の研削抵抗が大きくなり過
ぎた場合や、砥石40に衝撃が加わつた場合、滑
り継手45が滑る事で回動腕24が負荷に見合つ
た速度で回動し、この回動腕24が無理に回動し
て、砥石40が破損したりする事を防止する。
又、回動端に於いて、万一マイクロスイツチ48
の作動不良、或はモータ42のオーバランが生じ
た場合、滑り継手45が滑る事で、回動腕24が
回動端よりも回動する事を防止する。
次に、第6〜7図は本考案の第三実施例を示し
ている。
本実施例の場合、グラインダ本体38に組み込
まれ砥石40を回転駆動するモータを利用して、
保持部材19の往復回動を行なう様にすると共
に、この往復回動に伴なう保持部材19の下降も
自動的に行なえる様に構成している。
即ち、グラインダ本体38の上部には、上記砥
石40を回転駆動する為のモータによつて駆動さ
れる減速機49が装着されており、この減速機4
9の出力軸50に、カム体51が固定されてい
る。
このカム体51の上面で、上記出力軸50によ
る回転中心から外れた位置に一端を枢支した連結
腕52の他端は、上記保持部材19を回転自在に
外嵌した案内杆18の上端面にその基端部を固定
した、カム腕65の先端部に枢支している。
一方、案内杆18の上端部側面には、第7図に
示す様なピン53が突出固定されており、回動腕
24に固定の支持板54の上面で、このピン53
に衝合自在な位置には、間隔を明けて1対のマイ
クロスイツチ55,55が固定されている。
更に、回動腕24の上板部の上面に固定のモー
タ56によつて駆動される減速機57の出力軸5
8と、上記回動腕24の下板部に回転のみ自在と
して支持された調節螺子26の上端とは、電磁ク
ラツチ64を介して結合されており、この電磁ク
ラツチ64は、上記マイクロスイツチ55,55
がピン53に押された場合にのみ、一定時間だけ
接続されて、モータ56の回転力を調節螺子26
に伝え、昇降片31を介して、保持部材19を一
定量だけ下降させる様にしている。
本実施例のグラインダを用いて、ボルト上端の
研削を行なう場合に於ける基本的な操作自体は、
前述した第一〜二実施例の場合と同様であるが、
本実施例の場合、グラインダ本体38の砥石40
を回転駆動させれば、このグラインダ本体38の
上方で回転するカム体51と案内杆18の上端に
固定のカム腕65とを結合する連結腕52が押し
引きされる事で、このグラインダ本体38を保持
固定した保持部材19が、案内杆18を中心とし
て往復回動する。
この様な保持部材19の往復回動に伴なつて、
回動腕24に対して固定のマイクロスイツチ5
5,55が、案内杆18に固定のピン53に押さ
れ、その度に上記保持部材19が少しずつ下降し
て、グラインダ本体38の砥石40がボルト2の
上端に接触する様に作用する。
尚、以上に述べた各実施例に於いては、橋粱等
の大型建造物の鋼板1の側面に多数並んだナツト
3,3の内の、1個のナツト3のみを用いて案内
杆固定用の取付基部5を固定する様に構成した
が、比較的大型のグラインダ本体38を使用する
等の理由により、取付基部5の固定を一層確実に
行ないたい場合、第8〜9図に示す様に、隣り合
う2個のナツト3,3を利用して取付基部5の固
定を行なう様にする事も出来る。
即ち、この場合に使用する取付基部5の場合、
隣り合う2個のナツト3,3のピツチに合わせて
大小2個の円孔59,60を穿設している。この
内、小さな円孔60は、その内側にナツト3をが
たつきなく嵌合させる事の出来る大きさとしてお
り、大きな円孔59の内側には、中心にナツト3
をがたつきなく嵌合自在な円孔を有する環体61
を、基準面6の広がり方向に亘る若干の移動を自
在として、嵌装している。
取付基部5の一端で、小さな円孔60と反対側
に位置する部分には、この取付基部5の外周面と
大きな円孔59の内周面とに両端を開口させた螺
子孔12が形成されており、この螺子孔12に締
付螺子13が、取付基部5の外周面側から螺入さ
れている。
案内杆18を固定する為のブラケツト16は、
両円孔59,60の中間部に固定して、本考案の
グラインダ全体の重心が、隣り合う2個のナツト
3,3の間を通る垂線上に位置する様にしてい
る。
この様な構造の取付基部5を、隣り合う2個の
ナツト3,3に掛け渡して固定する場合、一方の
ナツト3を小さな円孔60の内側に、他方のナツ
ト3を大きな円孔59の内側に嵌装した環体61
の内側に、それぞれ挿入する。
この状態から締付螺子13を回転させ、この締
付螺子13の先端部が大きな円孔59の内周面か
らの突出する量を増せば、環体61が第8〜9図
で右方に押されて、この環体61が一方のナツト
3の左側面に押し付けられ、その反作用として取
付基部5が第8〜9図の左方に移動して、小さな
円孔60の内周面が他方のナツト3の右側面に押
し付けられる。
この結果、取付基部5は隣り合う2個のナツト
3,3に対してしつかりと結合固定される。
この結合固定をより確実に行なえる様にする
為、第10図に示す様に、取付基部5の側方に磁
石62,62を装着し、この磁石62,62の端
面と取付基部5の基準面6とを同一平面に位置さ
せて、この磁石62,62の端面を鋼板1の側面
に吸着させる事も出来る。
更に、取付基部5の基準面6と、鋼板1の側面
とが密接しないままの状態で研削作業を行なう事
を防止する為、第11図に示す様に、上記基準面
6と側面との密接によつて接点を閉じられるマイ
クロスイツチ63を設け、このマイクロスイツチ
63の接点が閉じられない限り、グラインダ本体
38が駆動されない様にする事も出来る。
尚、グラインダ本体38の駆動源としては、電
気の他、圧縮空気を利用する事も可能である。
又、各実施例に於いて、グラインダ本体38に
装着した砥石40の周囲に透明のカバーを設けれ
ば、この砥石40が割れた場合に、その破片が周
囲に飛び散らずに安全である。
c 考案の効果 本考案のボルト先端部研削用グラインダは、以
上に述べた通り構成され作用する為、多数(例え
ば大型の橋粱の場合、全体で数万乃至数十万本に
達する為、10%の抜き取り検査を行なうとしても
相当の数となる。)のボルトの頭部の研削を高所
等、条件の悪い場所で行なう事が容易となり、し
かもペンキによる目詰まりによる影響を少なくし
て、研削面を湾曲させる事なく、良好な研削面を
得られ、信頼性の高い超音波探傷試験を行なう事
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の第一実施例を示してお
り、第1図は部分縦断側面図、第2図は平面図、
第3図は第1図のA−A断面図、第4〜5図は本
考案の第二実施例を示しており、第4図は部分縦
断側面図、第5図は第4図のB−B断面図、第6
〜7図は本考案の第三実施例を示しており、第6
図は部分縦断側面図、第7図は平面図、第8〜9
図は取付基部の別の実施例を示しており、第8図
は縦断側面図、第9図は平面図、第10図はこれ
に磁石を装着した状態を示す平面図、第11図は
取付基部の取付状態検出用のマイクロスイツチの
装着部を示す縦断面図、第12〜13図は、本考
案のグラインダによつて先端部を研削されるボル
トの配列状態を示しており、第12図は横断平面
図、第13図は側面図である。 1……鋼板、2……ボルト、2a……頭部、3
……ナツト、4……座金、5……取付基部、6…
…基準面、7……切欠き、8……基部本体、9…
…螺子、10……板材、11……通孔、12……
螺子孔、13……締付螺子、14……凹部、15
……当接片、15a……平坦面、16……ブラケ
ツト、17……螺子、18……案内杆、19……
保持部材、20……止め環、21……圧縮ばね、
22……止めナツト、23……スリーブ、24…
…回動腕、25……通孔、26……調節螺子、2
7……スリーブ、28……摘み、29……雄螺子
部、30……切欠き、31……昇降片、32……
案内レール、33……螺子孔、34……固定螺
子、35……スリーブ、36……摘み、37……
包持部、38……グラインダ本体、39……回転
軸、40……砥石、41……支持ブラケツト、4
2……モータ、43……減速機、44……出力
軸、45……滑り継手、46……ピン、47……
支持板、48……マイクロスイツチ、49……減
速機、50……出力軸、51……カム体、52…
…連結腕、53……ピン、54……支持板、55
……マイクロスイツチ、56……モータ、57…
…減速機、58……出力軸、59,60……円
孔、61……環体、62……磁石、63……マイ
クロスイツチ、64……電磁クラツチ、65……
カム腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ナツトと螺合したボルトの内、このナツトから
    突出した先端部を、ボルトの中心線に対して直角
    な平面に研削するボルト先端部研削用グラインダ
    であつて、上記ナツトが締め付けられる平面に密
    接自在な基準面及びこのナツトを内嵌自在な通孔
    を有する取付基部と、両端をこの取付基部の外周
    面と上記通孔の内周面とに開口させた螺子孔に上
    記取付基部の外周側から螺入され、内周寄り先端
    部で上記ナツトの外周面を押圧自在とした締付螺
    子と、上記取付基部の基準面と反対側に於いて、
    通孔の延長部分から外れた部分にブラケツトを介
    して固定された、上記基準面に対して直角な案内
    杆と、この案内杆に、案内杆の長さ方向に亘る移
    動及び回転を自在として外嵌した保持部材と、上
    記ボルトの先端部に対向し得る状態で一端部に設
    けた砥石の回転軸を、上記案内杆に対し平行とし
    てこの保持部材に固定したグラインダ本体とから
    成る、ボルト先端部研削用グラインダ。
JP3926287U 1987-03-19 1987-03-19 Expired JPH0318122Y2 (ja)

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