JPH03182528A - ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法Info
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- JPH03182528A JPH03182528A JP1322986A JP32298689A JPH03182528A JP H03182528 A JPH03182528 A JP H03182528A JP 1322986 A JP1322986 A JP 1322986A JP 32298689 A JP32298689 A JP 32298689A JP H03182528 A JPH03182528 A JP H03182528A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
本発明はポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法に関する
。さらに詳しくは、すぐれた断熱性能を有するポリスチ
レン系樹脂発泡体の製造方法に関する。 [従来の技術] ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法の一つとして溶融
ポリスチレン系樹脂中に蒸発型発泡剤を圧入し、低圧域
へ押出すことによって溶融ポリスチレン系樹脂を発泡さ
せる方法が広く採用されている。この方法には従来から
一般に蒸発型発泡剤としてジクロロジフルオロメタン(
以下、フロン−12という)、ジクロロテトラフルオロ
エタン(以下、フロン−114という)などのフロン類
が用いられている。 しかしながら、これらのフロン類は空気中に拡散して成
層圏まで上昇し、オゾン層を破壊して有害な放射線の地
表到達率を増大せしめ、皮膚癌などの疾病を多発するお
それがあるといわれ、今日では世界的にその使用が見直
され、全廃などの使用制限案が打ち出されている。 そこで本発明者らは、発泡剤にプロパン、ブタンなどの
炭化水素系の発泡剤を用い、断熱性能にすぐれた押出発
泡体をうろことを試みたが、プロパンを主発泡剤として
用いたばあいには充分に低い熱伝導率を有する押出発泡
体をうろことができなかった。またn−ブタンを主成分
とする工業用ブタンを主発泡剤として用いたばあいには
、気泡が肥大化するなどの現象がみられるほか、発泡体
中におけるブタンの残存率がフロン−12などと比較す
ると小さく、すぐれた断熱性能を引き出すまでにはいた
らなかった。 また、オゾン破壊係数が小さいフロン類としてジフルオ
ロクロロメタン(以下、フロン−22という) 、1.
L−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(以下
、フロン−123という) 、1.1−ジクロロ−1−
フルオロエタン(以下、フロン−141bという)やオ
ゾン破壊係数が0のフロン類として1.1−ジフルオロ
エタン(以下、フロン−152aという)などが知られ
ている。しかしながら、フロン−22やフロン152a
を主発泡剤として用(またばあいには、押出直後には比
較的良好な断熱性能を示す発泡体かえられるが、経時と
ともに気泡内のフロン−22またはフロン−152aの
残存率が減少し、断熱性能が大幅に低下するという欠点
があり、またフロン−123やフロン−141bを発泡
剤として用いたばあいには、これらのフロン類は、ポリ
スチレンへの溶解性が大きいためか、押出安定性にすぐ
れるものの気泡調節剤量を増してもえられる発泡体の気
泡径が肥大化し1、良好な断熱性能を有するものをうろ
ことができないという欠点がある。 また、特公昭57−7175号公報に開示されたオゾン
破壊係数が小さいとされる1、1−ジフルオロ−1−ク
ロロエタン(以下、フロン−142bという)を主発泡
剤に用いたばあいには、断熱性能は、前記フロン−22
およびフロン−152aを用いたばあいよりも良好であ
るとはいうものの、フロン−12を用いたばあいよりも
熱伝導率の変化率力(劣るので、長期間にわたって満足
しうる断熱性能を有する発泡体かえられがたくなる傾向
がある。
。さらに詳しくは、すぐれた断熱性能を有するポリスチ
レン系樹脂発泡体の製造方法に関する。 [従来の技術] ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法の一つとして溶融
ポリスチレン系樹脂中に蒸発型発泡剤を圧入し、低圧域
へ押出すことによって溶融ポリスチレン系樹脂を発泡さ
せる方法が広く採用されている。この方法には従来から
一般に蒸発型発泡剤としてジクロロジフルオロメタン(
以下、フロン−12という)、ジクロロテトラフルオロ
エタン(以下、フロン−114という)などのフロン類
が用いられている。 しかしながら、これらのフロン類は空気中に拡散して成
層圏まで上昇し、オゾン層を破壊して有害な放射線の地
表到達率を増大せしめ、皮膚癌などの疾病を多発するお
それがあるといわれ、今日では世界的にその使用が見直
され、全廃などの使用制限案が打ち出されている。 そこで本発明者らは、発泡剤にプロパン、ブタンなどの
炭化水素系の発泡剤を用い、断熱性能にすぐれた押出発
泡体をうろことを試みたが、プロパンを主発泡剤として
用いたばあいには充分に低い熱伝導率を有する押出発泡
体をうろことができなかった。またn−ブタンを主成分
とする工業用ブタンを主発泡剤として用いたばあいには
、気泡が肥大化するなどの現象がみられるほか、発泡体
中におけるブタンの残存率がフロン−12などと比較す
ると小さく、すぐれた断熱性能を引き出すまでにはいた
らなかった。 また、オゾン破壊係数が小さいフロン類としてジフルオ
ロクロロメタン(以下、フロン−22という) 、1.
L−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(以下
、フロン−123という) 、1.1−ジクロロ−1−
フルオロエタン(以下、フロン−141bという)やオ
ゾン破壊係数が0のフロン類として1.1−ジフルオロ
エタン(以下、フロン−152aという)などが知られ
ている。しかしながら、フロン−22やフロン152a
を主発泡剤として用(またばあいには、押出直後には比
較的良好な断熱性能を示す発泡体かえられるが、経時と
ともに気泡内のフロン−22またはフロン−152aの
残存率が減少し、断熱性能が大幅に低下するという欠点
があり、またフロン−123やフロン−141bを発泡
剤として用いたばあいには、これらのフロン類は、ポリ
スチレンへの溶解性が大きいためか、押出安定性にすぐ
れるものの気泡調節剤量を増してもえられる発泡体の気
泡径が肥大化し1、良好な断熱性能を有するものをうろ
ことができないという欠点がある。 また、特公昭57−7175号公報に開示されたオゾン
破壊係数が小さいとされる1、1−ジフルオロ−1−ク
ロロエタン(以下、フロン−142bという)を主発泡
剤に用いたばあいには、断熱性能は、前記フロン−22
およびフロン−152aを用いたばあいよりも良好であ
るとはいうものの、フロン−12を用いたばあいよりも
熱伝導率の変化率力(劣るので、長期間にわたって満足
しうる断熱性能を有する発泡体かえられがたくなる傾向
がある。
【発明が解決しようとする課題]
そこで本発明者らは、前記従来技術に鑑みてさらに鋭意
研究を重ねた結果、ポリスチレン系樹脂にフロン−12
3および/またはフロン−141bと炭化水素を特定の
割合で混合した発泡剤を用いたばあいには、気泡の肥大
化を防止することができ、微細な気泡構造を有するとと
もに、すぐれた断熱性能を有する押出発泡体かえられ、
かくしてえられた押出発泡体は、その熱伝導率が長期間
にわたって保持されることを見出し、本発明を完成する
にいたった。 [課題を解決するための手段] すなわち、本発明は発泡体密度2XIO−2〜4.5
X 10’ g / cjを有する押出発泡体の製造方
法であって、フロン−123および/またはフロン−1
41b 20〜70モル%と炭化水素30〜80モル%
からなる蒸発型発泡剤をポリスチレン系樹脂に圧入して
押出発泡することを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡
体の製造方法に関する。 〔作用および実施例〕 本発明の製造方法によれば、フロン−123および/ま
たはフロン−141b 20〜70モル%と炭化水素3
0〜80モル%からなる蒸発型発泡剤を圧入して押出発
泡することによりポリスチレン系樹脂発泡体かえられる
。 本発明に用いられるポリスチレン系樹脂としては、たと
えばポリスチレンをはじめ、スチレンとα−メチルスチ
レン、無水マレイン酸、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸やメタクリル酸エステルなどを共重合
したものやポリスチレンにスチレン・ブタジェンゴム(
SBR)などを適宜添加または共重合などにより改質し
たものなどがあげられるが、本発明はかかるポリスチレ
ン系樹脂の種類によって限定されるものではない。 本発明に用いられる蒸発型発泡剤には、フロン−123
および/またはフロン−141bと炭化水素からなる発
泡剤が用いられる。 本発明者らの検討によれば、フロン−123および/ま
たはフロン−141bを用いるか、またはこれとポリス
チレン系樹脂の押出発泡成形の際に発泡剤の一成分とし
て通常−数的に用いられている塩化メチルまたは塩化エ
チルとを併用したばあいには、気泡調節剤量を増加して
もえられる発泡体の気泡径を0.7〜0.8av以下に
微細化することができず、従来から製造されているポリ
スチレン系樹脂発泡体と比較して大きな気泡を有するこ
ととなり、その結果、断熱性能が不充分なものとなる。 この気泡径の肥大化現象は、おそらく発泡剤として用い
られるフロン−123およびフロン−141bのポリス
チレンへの溶解能の大きさに起因するものと推定される
。 なお、ポリスチレンへの溶解能は下記の方法にしたがっ
て測定した。 ■ポリスチレン20gを精秤し、200メツシユのステ
ンレス製の金網のなかに封入し、耐圧容器(4)に入れ
、 140℃に加熱する。 ■一方、耐圧容器Q3)に液化フロンを封入し、その飽
和蒸気圧が10kg/cjとなるように温度を調節する
。 ■前記耐圧容器(4)および(B)を均圧弁を有する耐
圧バイブにより連結し、均圧弁を開にし、耐圧容器CB
)の温度を調節してこれらの内圧を均圧(約10kg
/ cj )とし、1時間放置したのち、ポリスチレン
に気相状態のフロンを吸収させる。 ■均圧弁を閉止後、耐圧容器を室温まで水冷し、除圧後
ステンレス製金網に封入されたポリスチレンを取り出し
、その重量を計量する。 ■上記の結果から、次式にしたがってポリスチレンへの
溶解能(フロン吸収量)を求める。 [ポリスチレンへの溶解能(%)] [フロン吸吸収型重量20g) ] 上記の結果、フロン−123、フロン−141b 、フ
ロン−12、フロン142bおよびフロン−152aの
ポリスチレンへの溶解能は、それぞれ順に15.3%、
22.0%、0.38%、0.71%およびo、ee%
であり、本発明においてはポリスチレンへの溶解能が大
きく、大気のオゾン層を破壊するおそれが小さいフロン
−123およびフロン−141bが好適に用いられる。 本発明に用いられる炭化水素としては、たとえばプロパ
ン、イソブタンを50重量%以上含有したブタンなどが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用
いられる。前記ブタンにおいて、イソブタンの含有率が
50重量%以上とされるのは、50重量%未満では気泡
の肥大化が進み、また気泡内のブタンの残存率が減少す
るからである。 なお、前記炭化水素とたとえば塩化メチルなどの他の発
泡剤とを併用することも考えられるが、たとえば塩化メ
チルをフロン−123および/またはフロン−141b
と炭化水素の合計100モルに対して30モル以上用い
たばあいには、えられる発泡体はその気泡径が肥大化し
、断熱性能が低下することになり、満足しうる断熱性能
が発現されなくなるので好ましくない。 ここにフロン−123および/またはフロン−t4th
と炭化水素とを併用した蒸発型発泡剤を用いたばあいに
のみ微細な気泡径を有し、かつ良好な断熱性能を発現す
る発泡体かえられることをようやく見出したのである。 前記フロン−123および/またはフロン−141bと
炭化水素の配合比は、フロン−123および/またはフ
ロン−tatbの配合量が20〜70モル%、また炭化
水素の配合量が30〜80モル%となるように調整され
る。前記フロン−123および/またはフロン−141
bの配合量が20モル%未満であるばあいおよび炭化水
素の配合量が80モル%をこえるばあいのいずれのばあ
いにも、えられる発泡体の断熱性能が充分でなくなり、
また前記フロン−123および/またはフロン−t4t
hの配合量が70モル%をこえるばあいおよび炭化水素
の配合量が30モル%未満であるばあいのいずれのばあ
いにも、えられる発泡体の気泡径が肥大化しすぎて断熱
性能が低下するので好ましくない。なお、前記フロン−
123および/またはフロン−141bの配合量は、と
くに25〜60モル%、なかんづ<30〜50モル%で
あることが好ましく、また前記炭化水素の配合量は、と
くに40〜75モル%、なかんづ<50〜70モル%で
あることが好ましい。 前記蒸発型発泡剤の配合量は、ポリスチレン系樹脂10
0gに対して0.1−0.3モル、なかんづ< 0.
12〜0.25モルとなるように調整するのが好ましい
。かかる配合量は0.1モル未満であるばあいには、押
出後の発泡体の収縮が増大する傾向があり、また0、3
モルをこえるばあいには、発泡体の寸法安定性が低下す
る傾向がある。 なお、本発明においては、前記フロン−123および/
またはフロン−141bと前記炭化水素に加えて、本発
明の目的が阻害されない範囲内でたとえば塩化メチルや
塩化エチルなどの易ガス透過性蒸発型発泡剤を配合して
もよい。 また、本発明においては前記蒸発型発泡剤のほかに必要
に応じてポリスチレン系樹脂に平均気泡径を調節するた
めのタルクなとの造核剤や滑剤、難燃剤などが本発明の
目的が阻害されない範囲内で添加されてもよい。 前記ポリスチレン系樹脂および造核剤、滑剤や難燃剤な
どの所定量を調整し、つぎにこれらを押出機中に供給し
、これに前記蒸発型発泡剤の所定量を圧入し、加熱溶融
混練させ、スリットダイなどの発泡装置を介して押出す
などの通常の方法により、所望とする平均気泡径が0.
2〜0.51IIIでたとえば厚さが20〜150as
の均一な気泡および良好な断熱性能を有するポリスチレ
ン系樹脂発泡体がえられる。 この良好な断熱性能は、微細かつ均一な気泡径によって
輻射伝熱が抑制され、気泡内に含有されるフロン−12
3および/またはフロン−141bによって気泡内の気
相部の熱伝導が抑制されることに起因するものと推定さ
れる。 本発明の製造方法によってえられたポリスチレン系樹脂
発泡体は、軽量であり、しかも長期間にわたって断熱性
能および寸法安定性にすぐれたものであり、成層圏のオ
ゾン層を破壊し、地表に到達する紫外!I量を増加せし
めて動植物の育成に害を与えると指摘されている特定フ
ロンが廃除されたものであるので、たとえば住宅家屋用
断熱材などに好適に使用しうるものである。 つぎに実施例に基づいて本発明のポリスチレン系樹脂発
泡体の製造方法をさらに詳細に説明するが、本発明はか
かる実施例のみに限定されるものではない。 実施例1〜2および比較例1〜2 ポリスチレン樹脂100gに対し、タルク(平均粒径6
−)Igを混合し、200℃に加熱して混練しながら第
1表に示す量の蒸発型発泡剤を圧入し、さらに混練した
のち、約110℃に冷却して目開きの間隔が1.8mm
のスリットを介して大気圧下に押出発泡し、厚さ約50
mmの板状のポリスチレン樹脂発泡体をえた。 えられた発泡体の物性として発泡体密度、平均気泡径お
よび熱伝導率を下記の方法にしたがって調べた。その結
果を第1表に示す。 (イ)発泡体密度 次式により求めた。 【発泡体体積] (0) 平均気泡径 えられた発泡体の厚さ方向の気泡径を測定しその平均値
を求めた。 びり 熱伝導率 JIS A−9511に準じて測定した。また、次式に
したがって、変化率を求めた。 【変化率(%)】 【7日後の熱伝導率] 【以下余白] 第1表の結果から、本発明の方法によってえられたポリ
スチレン系樹脂発泡体は均一な微細気泡構造を有するも
のであり、熱伝導率が小さく、長期間にわたってすぐれ
た断熱性能を有することがわかる。 [発明の効果] 本発明のポリスチレン系樹脂発泡体は、オゾン層を破壊
するおそれが大きいフロン−12やフロン−114など
のフロン類が使用されず、長期間にわたってすぐれた断
熱性能を保持するものであるから、たとえば住宅家屋の
床材、壁材や天井材などの建材の一部などとして好適に
使用しうるちのである。
研究を重ねた結果、ポリスチレン系樹脂にフロン−12
3および/またはフロン−141bと炭化水素を特定の
割合で混合した発泡剤を用いたばあいには、気泡の肥大
化を防止することができ、微細な気泡構造を有するとと
もに、すぐれた断熱性能を有する押出発泡体かえられ、
かくしてえられた押出発泡体は、その熱伝導率が長期間
にわたって保持されることを見出し、本発明を完成する
にいたった。 [課題を解決するための手段] すなわち、本発明は発泡体密度2XIO−2〜4.5
X 10’ g / cjを有する押出発泡体の製造方
法であって、フロン−123および/またはフロン−1
41b 20〜70モル%と炭化水素30〜80モル%
からなる蒸発型発泡剤をポリスチレン系樹脂に圧入して
押出発泡することを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡
体の製造方法に関する。 〔作用および実施例〕 本発明の製造方法によれば、フロン−123および/ま
たはフロン−141b 20〜70モル%と炭化水素3
0〜80モル%からなる蒸発型発泡剤を圧入して押出発
泡することによりポリスチレン系樹脂発泡体かえられる
。 本発明に用いられるポリスチレン系樹脂としては、たと
えばポリスチレンをはじめ、スチレンとα−メチルスチ
レン、無水マレイン酸、アクリル酸、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸やメタクリル酸エステルなどを共重合
したものやポリスチレンにスチレン・ブタジェンゴム(
SBR)などを適宜添加または共重合などにより改質し
たものなどがあげられるが、本発明はかかるポリスチレ
ン系樹脂の種類によって限定されるものではない。 本発明に用いられる蒸発型発泡剤には、フロン−123
および/またはフロン−141bと炭化水素からなる発
泡剤が用いられる。 本発明者らの検討によれば、フロン−123および/ま
たはフロン−141bを用いるか、またはこれとポリス
チレン系樹脂の押出発泡成形の際に発泡剤の一成分とし
て通常−数的に用いられている塩化メチルまたは塩化エ
チルとを併用したばあいには、気泡調節剤量を増加して
もえられる発泡体の気泡径を0.7〜0.8av以下に
微細化することができず、従来から製造されているポリ
スチレン系樹脂発泡体と比較して大きな気泡を有するこ
ととなり、その結果、断熱性能が不充分なものとなる。 この気泡径の肥大化現象は、おそらく発泡剤として用い
られるフロン−123およびフロン−141bのポリス
チレンへの溶解能の大きさに起因するものと推定される
。 なお、ポリスチレンへの溶解能は下記の方法にしたがっ
て測定した。 ■ポリスチレン20gを精秤し、200メツシユのステ
ンレス製の金網のなかに封入し、耐圧容器(4)に入れ
、 140℃に加熱する。 ■一方、耐圧容器Q3)に液化フロンを封入し、その飽
和蒸気圧が10kg/cjとなるように温度を調節する
。 ■前記耐圧容器(4)および(B)を均圧弁を有する耐
圧バイブにより連結し、均圧弁を開にし、耐圧容器CB
)の温度を調節してこれらの内圧を均圧(約10kg
/ cj )とし、1時間放置したのち、ポリスチレン
に気相状態のフロンを吸収させる。 ■均圧弁を閉止後、耐圧容器を室温まで水冷し、除圧後
ステンレス製金網に封入されたポリスチレンを取り出し
、その重量を計量する。 ■上記の結果から、次式にしたがってポリスチレンへの
溶解能(フロン吸収量)を求める。 [ポリスチレンへの溶解能(%)] [フロン吸吸収型重量20g) ] 上記の結果、フロン−123、フロン−141b 、フ
ロン−12、フロン142bおよびフロン−152aの
ポリスチレンへの溶解能は、それぞれ順に15.3%、
22.0%、0.38%、0.71%およびo、ee%
であり、本発明においてはポリスチレンへの溶解能が大
きく、大気のオゾン層を破壊するおそれが小さいフロン
−123およびフロン−141bが好適に用いられる。 本発明に用いられる炭化水素としては、たとえばプロパ
ン、イソブタンを50重量%以上含有したブタンなどが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用
いられる。前記ブタンにおいて、イソブタンの含有率が
50重量%以上とされるのは、50重量%未満では気泡
の肥大化が進み、また気泡内のブタンの残存率が減少す
るからである。 なお、前記炭化水素とたとえば塩化メチルなどの他の発
泡剤とを併用することも考えられるが、たとえば塩化メ
チルをフロン−123および/またはフロン−141b
と炭化水素の合計100モルに対して30モル以上用い
たばあいには、えられる発泡体はその気泡径が肥大化し
、断熱性能が低下することになり、満足しうる断熱性能
が発現されなくなるので好ましくない。 ここにフロン−123および/またはフロン−t4th
と炭化水素とを併用した蒸発型発泡剤を用いたばあいに
のみ微細な気泡径を有し、かつ良好な断熱性能を発現す
る発泡体かえられることをようやく見出したのである。 前記フロン−123および/またはフロン−141bと
炭化水素の配合比は、フロン−123および/またはフ
ロン−tatbの配合量が20〜70モル%、また炭化
水素の配合量が30〜80モル%となるように調整され
る。前記フロン−123および/またはフロン−141
bの配合量が20モル%未満であるばあいおよび炭化水
素の配合量が80モル%をこえるばあいのいずれのばあ
いにも、えられる発泡体の断熱性能が充分でなくなり、
また前記フロン−123および/またはフロン−t4t
hの配合量が70モル%をこえるばあいおよび炭化水素
の配合量が30モル%未満であるばあいのいずれのばあ
いにも、えられる発泡体の気泡径が肥大化しすぎて断熱
性能が低下するので好ましくない。なお、前記フロン−
123および/またはフロン−141bの配合量は、と
くに25〜60モル%、なかんづ<30〜50モル%で
あることが好ましく、また前記炭化水素の配合量は、と
くに40〜75モル%、なかんづ<50〜70モル%で
あることが好ましい。 前記蒸発型発泡剤の配合量は、ポリスチレン系樹脂10
0gに対して0.1−0.3モル、なかんづ< 0.
12〜0.25モルとなるように調整するのが好ましい
。かかる配合量は0.1モル未満であるばあいには、押
出後の発泡体の収縮が増大する傾向があり、また0、3
モルをこえるばあいには、発泡体の寸法安定性が低下す
る傾向がある。 なお、本発明においては、前記フロン−123および/
またはフロン−141bと前記炭化水素に加えて、本発
明の目的が阻害されない範囲内でたとえば塩化メチルや
塩化エチルなどの易ガス透過性蒸発型発泡剤を配合して
もよい。 また、本発明においては前記蒸発型発泡剤のほかに必要
に応じてポリスチレン系樹脂に平均気泡径を調節するた
めのタルクなとの造核剤や滑剤、難燃剤などが本発明の
目的が阻害されない範囲内で添加されてもよい。 前記ポリスチレン系樹脂および造核剤、滑剤や難燃剤な
どの所定量を調整し、つぎにこれらを押出機中に供給し
、これに前記蒸発型発泡剤の所定量を圧入し、加熱溶融
混練させ、スリットダイなどの発泡装置を介して押出す
などの通常の方法により、所望とする平均気泡径が0.
2〜0.51IIIでたとえば厚さが20〜150as
の均一な気泡および良好な断熱性能を有するポリスチレ
ン系樹脂発泡体がえられる。 この良好な断熱性能は、微細かつ均一な気泡径によって
輻射伝熱が抑制され、気泡内に含有されるフロン−12
3および/またはフロン−141bによって気泡内の気
相部の熱伝導が抑制されることに起因するものと推定さ
れる。 本発明の製造方法によってえられたポリスチレン系樹脂
発泡体は、軽量であり、しかも長期間にわたって断熱性
能および寸法安定性にすぐれたものであり、成層圏のオ
ゾン層を破壊し、地表に到達する紫外!I量を増加せし
めて動植物の育成に害を与えると指摘されている特定フ
ロンが廃除されたものであるので、たとえば住宅家屋用
断熱材などに好適に使用しうるものである。 つぎに実施例に基づいて本発明のポリスチレン系樹脂発
泡体の製造方法をさらに詳細に説明するが、本発明はか
かる実施例のみに限定されるものではない。 実施例1〜2および比較例1〜2 ポリスチレン樹脂100gに対し、タルク(平均粒径6
−)Igを混合し、200℃に加熱して混練しながら第
1表に示す量の蒸発型発泡剤を圧入し、さらに混練した
のち、約110℃に冷却して目開きの間隔が1.8mm
のスリットを介して大気圧下に押出発泡し、厚さ約50
mmの板状のポリスチレン樹脂発泡体をえた。 えられた発泡体の物性として発泡体密度、平均気泡径お
よび熱伝導率を下記の方法にしたがって調べた。その結
果を第1表に示す。 (イ)発泡体密度 次式により求めた。 【発泡体体積] (0) 平均気泡径 えられた発泡体の厚さ方向の気泡径を測定しその平均値
を求めた。 びり 熱伝導率 JIS A−9511に準じて測定した。また、次式に
したがって、変化率を求めた。 【変化率(%)】 【7日後の熱伝導率] 【以下余白] 第1表の結果から、本発明の方法によってえられたポリ
スチレン系樹脂発泡体は均一な微細気泡構造を有するも
のであり、熱伝導率が小さく、長期間にわたってすぐれ
た断熱性能を有することがわかる。 [発明の効果] 本発明のポリスチレン系樹脂発泡体は、オゾン層を破壊
するおそれが大きいフロン−12やフロン−114など
のフロン類が使用されず、長期間にわたってすぐれた断
熱性能を保持するものであるから、たとえば住宅家屋の
床材、壁材や天井材などの建材の一部などとして好適に
使用しうるちのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 発泡体密度2×10^−^2〜4.5×10^−^
2g/cm^3を有する押出発泡体の製造方法であって
、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン
および/または1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
20〜70モル%と炭化水素30〜80モル%からなる
蒸発型発泡剤をポリスチレン系樹脂に圧入して押出発泡
することを特徴とするポリスチレン系樹脂発泡体の製造
方法。 2 炭化水素がプロパンおよび/またはイソブタンを5
0重量%以上含有したブタンである請求項1記載のポリ
スチレン系樹脂発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1322986A JPH03182528A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1322986A JPH03182528A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03182528A true JPH03182528A (ja) | 1991-08-08 |
Family
ID=18149868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1322986A Pending JPH03182528A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | ポリスチレン系樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03182528A (ja) |
-
1989
- 1989-12-13 JP JP1322986A patent/JPH03182528A/ja active Pending
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