JPH0318486Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0318486Y2 JPH0318486Y2 JP1985044582U JP4458285U JPH0318486Y2 JP H0318486 Y2 JPH0318486 Y2 JP H0318486Y2 JP 1985044582 U JP1985044582 U JP 1985044582U JP 4458285 U JP4458285 U JP 4458285U JP H0318486 Y2 JPH0318486 Y2 JP H0318486Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- elongation
- lining
- polyurethane
- clothing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
産業上の利用分野
本考案は、スキーパンツ等に適した衣料用素材
に関するものである。 従来技術 通常のスキーパンツ用素材は、ポリウレタン繊
維にナイロン仮撚糸をカバリングした糸からなる
織布が使用されており、保温性を出すために二重
織にして裏面にウール等を使用しているがため、
重く、また通気性が大であるため、風の強い天候
下では極めて寒く、防風、保温性の更なる改良及
び軽量化が求められている。 また、別に合成樹脂フイルム層の両面に編物や
織物を貼り合わせた、例えば特開昭59−53786号
公報に記載されたような構造の製品も知られてい
るが、これは防風性に優れるものの、保温性に欠
ける欠点があつた。 考案の目的 本考案は、防風性、保温性、防水性いずれにも
優れ、しかも適度の透湿性及び伸縮性を有する軽
量にして風合の良い衣料用素材を提供することを
目的とする。 考案の構成 本考案の衣料用素材は、)織物又は編物から
なる表地、)ポリアミノ酸変性率2〜20%であ
る変性ポリウレタンからなる厚さ3〜10μの合成
樹脂フイルム層、)ポリウレタン樹脂発泡体
層、及び)織物又は編物からなる裏地が一体化
されたものであつて、少なくとも経又は緯いずれ
か一方の伸度が20%以上であり、伸張回復率70%
以上であるものである。 表地は、伸縮性すなわちストレツチ性に優れた
織物又は編物を使用するが、これらは一般にスパ
ンデツクスや各種加工糸などの弾性糸を織編組織
の少なくとも一部に用いたものである。織物とし
てはスパンデツクス(例えば40デニールモノフイ
ラメント)をナイロン加工糸(例えば70デニール
の18フイラメントの仮撚糸)でカバリング(例え
ば1000T/Mの撚で)した糸を経糸又は緯糸に使
用し、片方にナイロン加工糸(例えば100デニー
ル24フイラメントの仮撚糸)を使用した織物や、
経緯共にカバリング糸を使用した織物などが好適
であり、編物としてはスパンデツクス(例えば40
デニールモノフイラメント)とナイロンフイラメ
ント(例えば50デニール18フイラメント)を交編
したいわゆる(通常28Gのトリコツト編機でハー
フ組織で編成する)ツーウエイストレツチトリコ
ツトやナイロン又はポリエステルの加工糸使いの
丸編物(例えば70デニール18フイラメントのナイ
ロン仮撚糸をインターロツク組織で28ゲージの丸
編機で編成したもの)などが好適である。 次に、合成樹脂フイルム層は表地表面で直接形
成されても、また予め形成したフイルムを接着剤
で表地に貼合わして形成されてもよいが、伸縮性
を有することが必要である。なお、合成樹脂フイ
ルム層は、乾式フイルムからなるものであつて
も、ミクロポーラスな湿式フイルムからなるもの
であつてもよい。 合成樹脂フイルム層の形成法として代表的なも
のは次の通りである。 (i) 離型紙上にポリウレタン溶液(例えば
DMF/メチルエチルケトン混合溶媒にポリウ
レタンを溶解したもの)を塗布し乾燥して製膜
し、その後離型紙上のフイルム表面に接着剤
(通常2液型ポリウレタン接着剤が使われる)
を塗布し表地と貼り合わせ、次いで離型紙を剥
離して表地とフイルムを一体化する。 (ii) シリコーンで離型処理した織物(通常ナイロ
ン又はポリエステルのタフタを使用する)にポ
リウレタン溶液を塗布し、これを水中に浸漬し
湿式再生してポーラスなフイルムを形成せし
め、乾燥後該ポリウレタンフイルムに接着剤を
塗布し、表地を貼り合せた後、上記織物を剥離
して表地とフイルムを一体化する。 (iii) ポリウレタン溶液を表地裏面に直接コーテイ
ングして乾燥し、表地裏面にフイルム層を形成
せしめるか、コーテイング後水中に浸漬して湿
式再生してポーラスなフイルム層を表地裏面に
形成せしめる。 いずれにしても乾式フイルムの厚さは3〜10μ
が適当であり、湿式フイルムの厚さは20〜40μが
適当である。それ以下の厚さではフイルムが弱す
ぎて防水性が得難く、それ以上の厚さでは風合が
硬くなり、伸張応力も高くなりすぎ伸縮性に乏し
くなり易い。なお、(iii)の如き直接コーテイング法
の場合、乾式法は樹脂が表地に浸み込みみ、強固
に付着して、風合を硬くし易いので、湿式法によ
るのが好ましい。 このようにして得たフイルム層には更にポリウ
レタン樹脂発泡体層が積層されるが、この樹脂発
泡体層の厚みは保温性、クツシヨン性、柔軟性の
点から1〜4mm、特に1〜3mmが好ましい。 ポリウレタン樹脂発泡体層のフイルム層への貼
合わせは、接着剤を用いて実施してもよいが、発
泡体層表面を加熱溶融して直接貼合わせるのが、
経済的であり、また風合の面からも好ましい。 更に、ポリウレタン樹脂発泡体層に積層される
裏地は、表地と同様の伸縮性に優れた織物又は編
物であればよいが裏地故に肌触りのよいものが好
ましく、綿紡績糸、アクリル紡績糸又はナイロン
加工糸を使用した丸編物が好ましい。例えばナイ
ロン加工糸(50デニール18フイラメントの加工
糸)とスパンデツクスのナイロン加工糸カバリン
グヤーン(50デニール18フイラメントのナイロン
加工糸で40デニールモノフイラメントのスパンデ
ツクスをカバリング)で天竺を交編したものや40
番手の綿紡糸と30デニールモノフイラメントを天
竺に交編したものが好適である。 裏地は接着剤を介してポリウレタン樹脂発泡体
層に貼合わせてもよいが、ポリウレタン樹脂発泡
体層の表面を加熱溶融して直接貼合わせるのが好
ましいことは、前述同様である。 このようにして得られる衣料用素材の全体の厚
みは通常1.5〜5mmであるのが使用しやすく、特
にスキーパンツ用としてはシルエツトの出しやす
さ及び動きやすさなどの点から1.5〜3mmである
のが好ましい。 本考案の衣料用素材は経又は緯いずれか一方の
伸度が20%以上で、伸張回復率が70%以上に設定
されるため、運動の激しいスキーパンツなどにも
非常に好適に使用できるものであるが、このよう
な伸縮性を得るためには、表地と裏地の伸度が大
きく影響する。すなわち、表地と裏地の伸度はフ
イルムや発泡体との貼合わせによつて大きく減少
するため、通常表地と裏地には目標とする伸度の
2倍の伸度を有するものを使用するのがよい。ま
た各層を積層一体化した後に伸張すると、表地と
裏地の伸度のバランスが適当でないと歪による皺
が発生しやすいが、これは表地よりも裏地の伸度
を大きく設定することで防止できる。 本考案の衣料用素材の代表的なものは図面に例
示するように表地1/フイルム層2/発泡体層
3/裏地4からなるもの(第1図)又は表地1/
接着剤層2′/フイルム層2/発泡体層3/裏地
4からなるもの(第2図)であるが、いずれにし
ても本考案ではフイルム層2と発泡体層3の存在
によつて、軽量にして良好な風合を保ちながら、
防風、保温、防水性いずれにも非常に優れた製品
を得ることができる。 更に、本考案では、一般に連通孔を有するポリ
ウレタン樹脂発泡体層を、透湿性のあるポリアミ
ノ酸変性した変性ポリウレタンフイルムと併用す
るため、透湿性に優れた、蒸れのない、衣料用素
材を提供できる。 なお、本考案のフイルム層を形成する変性ポリ
ウレタンとしては、例えば、特開昭59−53786号
公報に開示されるような変性ポリウレタンで、ポ
リアミノ酸変性率2〜20%のものを、厚さ3〜
10μのフイルムとして使用するのがよい。 なお、本考案における伸度及び伸張回復率の測
定はJIS−L−1096B−1に従つた(荷重は幅5
cmに対し1.5Kgとし、荷重時間1分後の伸度及び
除重後1分後の伸張回復率を測定した)。 実施例 (1) 表地の編成 28Gの丸編機を使用して70デニール/18フイラ
メントのナイロン仮撚糸インターロツク組織で編
成して丸編生機を得、これを精練染色して丸編地
を得た。目付は170g/m2で経方向の伸度50%、
緯方向の伸度120%であつた。 (2) 裏地の編成 28Gの丸編機を使用して50デニール/18フイラ
メントのナイロン仮撚糸と40デニールモノフイラ
メントのスパンデツクスを50デニール/18フイラ
メントのナイロン加工糸でカバリングした複合糸
で天竺を交編し、精練、染色して丸編地を得た。
目付は107g/m2で経方向の伸度95%緯方向の伸
度145%であつた。 (3) 本考案の衣料用素材の作成 特開昭59−53786号公報の実施例1と同様の方
法で得たアミノ酸変性率5.1%のポリウレタンを
DMFで稀釈して離型紙上にナイフコーターで塗
布し、乾燥して5μのフイルムを得、このフイル
ム上に同公報の実施例5と同様の方法で得たアミ
ノ酸変性率4.3の接着剤を固形分で15g/m2の割
合で塗布した後、(i)で得た表地を合わせて、ロー
ルで加圧してフイルムと表地を一体化し、離型紙
を剥離して表地とフイルムのラミネート物を得
た。 次いで、厚み2mm、目付47g/m2のポリウレタ
ン発泡体の一面をガスバーナーで加熱溶融し、こ
の溶融面に上記ラミネート物のフイルム面を合わ
せ、加圧して表地/フイルム/ポリウレタン発泡
体からなる積層体となし、更にこの積層体のポリ
ウレタン発泡体表面をガスバーナーで加熱溶融
し、該溶融面に2で得た裏地を合わせて加圧し、
本考案のストレツチ性ある衣料用素材を得た。 比較例 (1) 実施例の(3)で得た表地とフイルムのラミネート
物のフイルム面に、このラミネート物の製造に使
用した接着剤と同じ接着剤を固形分で15g/m2の
割合で塗布し、その上に起毛丸編物を合わせてロ
ールで圧着して表地/フイルム/起毛布からなる
衣料用素材を得た。 起毛丸編物は18Gの丸編機を使用し140デニー
ル/48フイラメントのナイロン加工糸と40デニー
ルモノフイラメントのスパンデツクスを70デニー
ル/24フイラメントのナイロン仮撚糸でカバリン
グした複合糸と36番手のアクリル紡績糸で編成し
染色後起毛して得たもので、目付290g/m2、伸
度は経66%、緯105%であつた。 比較例 (2) 実施例と同様の表地、裏地及びポリウレタン発
泡体を用いて、実施例の(3)と同様の加熱溶融法に
より、表地/ポリウレタン発泡体/裏地からなる
衣料用素材を得た。 実施例で得た本考案の製品と比較例で得た従来
品の物性を測定した結果を第1表に示す。これよ
り、本考案の製品は軽量にして、防風性、防水
性、保温性いずれの点においても優れていること
がわかる。 なお、通気度が低いほど防風性はよく、通気度
1c.c./cm2・sec以下ならば防風性に優れている。 また、防水性は耐水圧2000mm以上であれば、非
常に優れている。
に関するものである。 従来技術 通常のスキーパンツ用素材は、ポリウレタン繊
維にナイロン仮撚糸をカバリングした糸からなる
織布が使用されており、保温性を出すために二重
織にして裏面にウール等を使用しているがため、
重く、また通気性が大であるため、風の強い天候
下では極めて寒く、防風、保温性の更なる改良及
び軽量化が求められている。 また、別に合成樹脂フイルム層の両面に編物や
織物を貼り合わせた、例えば特開昭59−53786号
公報に記載されたような構造の製品も知られてい
るが、これは防風性に優れるものの、保温性に欠
ける欠点があつた。 考案の目的 本考案は、防風性、保温性、防水性いずれにも
優れ、しかも適度の透湿性及び伸縮性を有する軽
量にして風合の良い衣料用素材を提供することを
目的とする。 考案の構成 本考案の衣料用素材は、)織物又は編物から
なる表地、)ポリアミノ酸変性率2〜20%であ
る変性ポリウレタンからなる厚さ3〜10μの合成
樹脂フイルム層、)ポリウレタン樹脂発泡体
層、及び)織物又は編物からなる裏地が一体化
されたものであつて、少なくとも経又は緯いずれ
か一方の伸度が20%以上であり、伸張回復率70%
以上であるものである。 表地は、伸縮性すなわちストレツチ性に優れた
織物又は編物を使用するが、これらは一般にスパ
ンデツクスや各種加工糸などの弾性糸を織編組織
の少なくとも一部に用いたものである。織物とし
てはスパンデツクス(例えば40デニールモノフイ
ラメント)をナイロン加工糸(例えば70デニール
の18フイラメントの仮撚糸)でカバリング(例え
ば1000T/Mの撚で)した糸を経糸又は緯糸に使
用し、片方にナイロン加工糸(例えば100デニー
ル24フイラメントの仮撚糸)を使用した織物や、
経緯共にカバリング糸を使用した織物などが好適
であり、編物としてはスパンデツクス(例えば40
デニールモノフイラメント)とナイロンフイラメ
ント(例えば50デニール18フイラメント)を交編
したいわゆる(通常28Gのトリコツト編機でハー
フ組織で編成する)ツーウエイストレツチトリコ
ツトやナイロン又はポリエステルの加工糸使いの
丸編物(例えば70デニール18フイラメントのナイ
ロン仮撚糸をインターロツク組織で28ゲージの丸
編機で編成したもの)などが好適である。 次に、合成樹脂フイルム層は表地表面で直接形
成されても、また予め形成したフイルムを接着剤
で表地に貼合わして形成されてもよいが、伸縮性
を有することが必要である。なお、合成樹脂フイ
ルム層は、乾式フイルムからなるものであつて
も、ミクロポーラスな湿式フイルムからなるもの
であつてもよい。 合成樹脂フイルム層の形成法として代表的なも
のは次の通りである。 (i) 離型紙上にポリウレタン溶液(例えば
DMF/メチルエチルケトン混合溶媒にポリウ
レタンを溶解したもの)を塗布し乾燥して製膜
し、その後離型紙上のフイルム表面に接着剤
(通常2液型ポリウレタン接着剤が使われる)
を塗布し表地と貼り合わせ、次いで離型紙を剥
離して表地とフイルムを一体化する。 (ii) シリコーンで離型処理した織物(通常ナイロ
ン又はポリエステルのタフタを使用する)にポ
リウレタン溶液を塗布し、これを水中に浸漬し
湿式再生してポーラスなフイルムを形成せし
め、乾燥後該ポリウレタンフイルムに接着剤を
塗布し、表地を貼り合せた後、上記織物を剥離
して表地とフイルムを一体化する。 (iii) ポリウレタン溶液を表地裏面に直接コーテイ
ングして乾燥し、表地裏面にフイルム層を形成
せしめるか、コーテイング後水中に浸漬して湿
式再生してポーラスなフイルム層を表地裏面に
形成せしめる。 いずれにしても乾式フイルムの厚さは3〜10μ
が適当であり、湿式フイルムの厚さは20〜40μが
適当である。それ以下の厚さではフイルムが弱す
ぎて防水性が得難く、それ以上の厚さでは風合が
硬くなり、伸張応力も高くなりすぎ伸縮性に乏し
くなり易い。なお、(iii)の如き直接コーテイング法
の場合、乾式法は樹脂が表地に浸み込みみ、強固
に付着して、風合を硬くし易いので、湿式法によ
るのが好ましい。 このようにして得たフイルム層には更にポリウ
レタン樹脂発泡体層が積層されるが、この樹脂発
泡体層の厚みは保温性、クツシヨン性、柔軟性の
点から1〜4mm、特に1〜3mmが好ましい。 ポリウレタン樹脂発泡体層のフイルム層への貼
合わせは、接着剤を用いて実施してもよいが、発
泡体層表面を加熱溶融して直接貼合わせるのが、
経済的であり、また風合の面からも好ましい。 更に、ポリウレタン樹脂発泡体層に積層される
裏地は、表地と同様の伸縮性に優れた織物又は編
物であればよいが裏地故に肌触りのよいものが好
ましく、綿紡績糸、アクリル紡績糸又はナイロン
加工糸を使用した丸編物が好ましい。例えばナイ
ロン加工糸(50デニール18フイラメントの加工
糸)とスパンデツクスのナイロン加工糸カバリン
グヤーン(50デニール18フイラメントのナイロン
加工糸で40デニールモノフイラメントのスパンデ
ツクスをカバリング)で天竺を交編したものや40
番手の綿紡糸と30デニールモノフイラメントを天
竺に交編したものが好適である。 裏地は接着剤を介してポリウレタン樹脂発泡体
層に貼合わせてもよいが、ポリウレタン樹脂発泡
体層の表面を加熱溶融して直接貼合わせるのが好
ましいことは、前述同様である。 このようにして得られる衣料用素材の全体の厚
みは通常1.5〜5mmであるのが使用しやすく、特
にスキーパンツ用としてはシルエツトの出しやす
さ及び動きやすさなどの点から1.5〜3mmである
のが好ましい。 本考案の衣料用素材は経又は緯いずれか一方の
伸度が20%以上で、伸張回復率が70%以上に設定
されるため、運動の激しいスキーパンツなどにも
非常に好適に使用できるものであるが、このよう
な伸縮性を得るためには、表地と裏地の伸度が大
きく影響する。すなわち、表地と裏地の伸度はフ
イルムや発泡体との貼合わせによつて大きく減少
するため、通常表地と裏地には目標とする伸度の
2倍の伸度を有するものを使用するのがよい。ま
た各層を積層一体化した後に伸張すると、表地と
裏地の伸度のバランスが適当でないと歪による皺
が発生しやすいが、これは表地よりも裏地の伸度
を大きく設定することで防止できる。 本考案の衣料用素材の代表的なものは図面に例
示するように表地1/フイルム層2/発泡体層
3/裏地4からなるもの(第1図)又は表地1/
接着剤層2′/フイルム層2/発泡体層3/裏地
4からなるもの(第2図)であるが、いずれにし
ても本考案ではフイルム層2と発泡体層3の存在
によつて、軽量にして良好な風合を保ちながら、
防風、保温、防水性いずれにも非常に優れた製品
を得ることができる。 更に、本考案では、一般に連通孔を有するポリ
ウレタン樹脂発泡体層を、透湿性のあるポリアミ
ノ酸変性した変性ポリウレタンフイルムと併用す
るため、透湿性に優れた、蒸れのない、衣料用素
材を提供できる。 なお、本考案のフイルム層を形成する変性ポリ
ウレタンとしては、例えば、特開昭59−53786号
公報に開示されるような変性ポリウレタンで、ポ
リアミノ酸変性率2〜20%のものを、厚さ3〜
10μのフイルムとして使用するのがよい。 なお、本考案における伸度及び伸張回復率の測
定はJIS−L−1096B−1に従つた(荷重は幅5
cmに対し1.5Kgとし、荷重時間1分後の伸度及び
除重後1分後の伸張回復率を測定した)。 実施例 (1) 表地の編成 28Gの丸編機を使用して70デニール/18フイラ
メントのナイロン仮撚糸インターロツク組織で編
成して丸編生機を得、これを精練染色して丸編地
を得た。目付は170g/m2で経方向の伸度50%、
緯方向の伸度120%であつた。 (2) 裏地の編成 28Gの丸編機を使用して50デニール/18フイラ
メントのナイロン仮撚糸と40デニールモノフイラ
メントのスパンデツクスを50デニール/18フイラ
メントのナイロン加工糸でカバリングした複合糸
で天竺を交編し、精練、染色して丸編地を得た。
目付は107g/m2で経方向の伸度95%緯方向の伸
度145%であつた。 (3) 本考案の衣料用素材の作成 特開昭59−53786号公報の実施例1と同様の方
法で得たアミノ酸変性率5.1%のポリウレタンを
DMFで稀釈して離型紙上にナイフコーターで塗
布し、乾燥して5μのフイルムを得、このフイル
ム上に同公報の実施例5と同様の方法で得たアミ
ノ酸変性率4.3の接着剤を固形分で15g/m2の割
合で塗布した後、(i)で得た表地を合わせて、ロー
ルで加圧してフイルムと表地を一体化し、離型紙
を剥離して表地とフイルムのラミネート物を得
た。 次いで、厚み2mm、目付47g/m2のポリウレタ
ン発泡体の一面をガスバーナーで加熱溶融し、こ
の溶融面に上記ラミネート物のフイルム面を合わ
せ、加圧して表地/フイルム/ポリウレタン発泡
体からなる積層体となし、更にこの積層体のポリ
ウレタン発泡体表面をガスバーナーで加熱溶融
し、該溶融面に2で得た裏地を合わせて加圧し、
本考案のストレツチ性ある衣料用素材を得た。 比較例 (1) 実施例の(3)で得た表地とフイルムのラミネート
物のフイルム面に、このラミネート物の製造に使
用した接着剤と同じ接着剤を固形分で15g/m2の
割合で塗布し、その上に起毛丸編物を合わせてロ
ールで圧着して表地/フイルム/起毛布からなる
衣料用素材を得た。 起毛丸編物は18Gの丸編機を使用し140デニー
ル/48フイラメントのナイロン加工糸と40デニー
ルモノフイラメントのスパンデツクスを70デニー
ル/24フイラメントのナイロン仮撚糸でカバリン
グした複合糸と36番手のアクリル紡績糸で編成し
染色後起毛して得たもので、目付290g/m2、伸
度は経66%、緯105%であつた。 比較例 (2) 実施例と同様の表地、裏地及びポリウレタン発
泡体を用いて、実施例の(3)と同様の加熱溶融法に
より、表地/ポリウレタン発泡体/裏地からなる
衣料用素材を得た。 実施例で得た本考案の製品と比較例で得た従来
品の物性を測定した結果を第1表に示す。これよ
り、本考案の製品は軽量にして、防風性、防水
性、保温性いずれの点においても優れていること
がわかる。 なお、通気度が低いほど防風性はよく、通気度
1c.c./cm2・sec以下ならば防風性に優れている。 また、防水性は耐水圧2000mm以上であれば、非
常に優れている。
【表】
考案の効果
本考案の衣料用素材は、適度の伸縮性を有し、
軽量でありながら、防風性、保温性及び防水性い
ずれにも優れる。
軽量でありながら、防風性、保温性及び防水性い
ずれにも優れる。
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の異なる例
を示す断面図である。 1……表地、2……接着剤、2……フイルム
層、3……発泡体層、4……裏地。
を示す断面図である。 1……表地、2……接着剤、2……フイルム
層、3……発泡体層、4……裏地。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 織物又は編物からなる表地1、ポリアミノ酸
変性率2〜20%である変性ポリウレタンからな
る厚さ3〜10μの合成樹脂フイルム層2、ポリ
ウレタン樹脂発泡体層3及び織物又は編物から
なる裏地4が積層一体化されたものであつて、
少なくとも経又は緯いずれか一方の伸度が20%
以上であり、伸張回復率70%以上であることを
特徴とする防風、保温、防水性を有する衣料用
素材。 (2) 発泡体層3の厚さが1〜4mmである実用新案
登録請求の範囲第1項記載の衣料用素材。 (3) 表地1及び裏地4の伸度が40%以上である実
用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の
衣料用素材。 (4) 表地1よりも裏地4の方が伸度の大きな織物
又は編物を使用する実用新案登録請求の範囲第
1項〜第3項いずれか1項記載の衣料用素材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985044582U JPH0318486Y2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985044582U JPH0318486Y2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61159319U JPS61159319U (ja) | 1986-10-02 |
| JPH0318486Y2 true JPH0318486Y2 (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=30557287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985044582U Expired JPH0318486Y2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0318486Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023047824A1 (ja) * | 2021-09-24 | 2023-03-30 | 東レ株式会社 | 繊維積層構造体およびその製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1985
- 1985-03-26 JP JP1985044582U patent/JPH0318486Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2023047824A1 (ja) * | 2021-09-24 | 2023-03-30 | 東レ株式会社 | 繊維積層構造体およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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