JPH0318617B2 - - Google Patents

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JPH0318617B2
JPH0318617B2 JP57071292A JP7129282A JPH0318617B2 JP H0318617 B2 JPH0318617 B2 JP H0318617B2 JP 57071292 A JP57071292 A JP 57071292A JP 7129282 A JP7129282 A JP 7129282A JP H0318617 B2 JPH0318617 B2 JP H0318617B2
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JP
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reaction
mol
iodine
red phosphorus
solution
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JP57071292A
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JPS58188854A (ja
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Tatsuya Nakamura
Hideo Maruyama
Mamoru Morimoto
Masayuki Umeno
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、医薬、農薬その他工業薬品の中間体
として有用なベンゼンチオール類を常に安定して
高収率かつ高純度で得るための改良製法に関す
る。さらに詳しくは、後記反応式で示されるよう
に一般式式() で表わされるスルホニルクロリド類を、加熱によ
り活性化されたハロゲン化水素水溶液中におい
て、燐およびヨードにより還元することを特徴と
する一般式() で表わされるベンゼンチオール類の改良製造法を
提供することに関する。ただし、上式中Rは水素
原子、ハロゲン原子または低級アルキル基を示
し、nは1〜5の整数を示すものとする。 従来、ベンゼンチオール類の製造法としては、
対応するベンゼンスルホニルクロリド類を還元す
る方法が一般的であり、そのため還元剤として、
亜鉛/酢酸または亜鉛/無機酸の組み合わせ、赤
燐/沃化カリウム/燐酸の組み合わせ、赤燐/ヨ
ード/酢酸の組み合わせが用いられている。とこ
ろが、これらの還元剤を用いる従来法ではいずれ
の場合にも目的物の収率が低いという欠点があ
る。更に、亜鉛を使用する方法では極めて多量の
亜鉛を使用しなければならず、また酢酸および燐
酸を使用する方法では反応後の酢酸および燐酸の
回収が非常に困難であるという欠点を有してい
る。このような方法に対して、特公昭49−25255
号公報では芳香族スルホクロリドを赤燐および
(または)黄燐で還元して芳香族メルカプタンま
たは(および)芳香族ジサルフアイドを製造する
に際して水の存在下にアルカリ金属の沃化物の1
種または2種以上を触媒として使用する芳香族メ
ルカプタンおよび芳香族ジサルフアイドの製造法
が提案されている。しかしながら、この方法を工
業的規模での製造に利用すると常に高収率で安定
して目的物が得られないという欠点を有してい
る。
【表】 本発明者らは、目的とするベンゼンチオール類
を常に高収率で得ることが可能な工業的製法を見
出すべく鋭意研究した。その結果、赤燐およびヨ
ードによりベンゼンスルホニルクロリド類を還元
するに際し、あらかじめ系内をハロゲン化水素水
溶液により活性化させておき、そこにベンゼンス
ルホニルクロリド類を滴下することにより従来法
の諸欠点を改良して高収率でしかも高純度なベン
ゼンチオール類を製造できることを見出して本発
明を完成した。特に、本発明の方法によれば、目
的とする化合物の種類の如何にかかわらず工業的
規模でベンゼンチオール類を常に高収率でしかも
高純度で得ることができるという大きな利点を有
する。 本発明のベンゼンチオール類の改良製法をより
詳しく説明すれば次のとおりである。すなわち、
赤燐およびヨードにハロゲン化水素水溶液を添加
して加熱し、系内を活性化させる。その後に不活
性溶媒に溶解したベンゼンスルホニルクロリド類
を還流下で徐々に滴下し、滴下終了後に後押し反
応をして反応を完結させる。この反応に際し、原
料のベンゼンスルホニルクロリドに対して赤燐の
量は2〜3倍モル量、ヨードは0.05〜0.2倍モル
量、水は4〜6倍モル量そしてハロゲン化水素は
0.2〜0.5倍モル量であればよい。また活性化に際
しては、100〜110℃で0.5〜1.5時間加熱撹拌すれ
ば十分に活性化される。後押し反応は還流下0.5
〜1.5時間で反応は十分に完了する。原料のスル
ホニルクロリドの溶媒としては、反応系に不活性
なベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水
素のほか酢酸、プロピオン酸など任意に用いるこ
とができるが、反応温度、溶解性、反応後の後処
理などから芳香族炭化水素系溶媒が好ましく、そ
の中でもトルエンが特に好ましい。反応後は、有
機層を分取し、水洗しそして溶媒を留去すれば、
ほぼ純品のベンゼンチオール類が得られるが、必
要に応じて蒸留もしくは水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどのアルカリを加えて塩とした後に
水層に抽出し、分取した水層に塩酸、硫酸などの
酸を加えるなどしてより高純度品を得ることもで
きる。 以下に実施例を挙げて本発明法を具体的に説明
する。 実施例 1
【式】(p−メチルベンゼンチ オール)の製造(還元剤:赤燐、塩化水素水溶
液、ヨード) 5容量の四頚フラスコに、赤燐310g(10モ
ル)、10%塩化水素水溶液420gおよびヨード98g
(0.39モル)を仕込み、110℃で1時間加熱還流す
る。このフラスコにあらかじめ1200mlのトルエン
に溶解したp−トルエンスルホニルクロリド953
g(5モル)を還流下に105℃で徐々に滴下し、
滴下終了後2時間後押し反応を実施して反応を完
結する。反応液を冷却して有機層を分取し、この
有機層を1回500mlの水で水洗を2回行い、溶媒
を留去するとp−メチルベンゼンチオール605.4
gが得られる。収率97%、純度99.5%、m.p.43
℃。 実施例 2
【式】(ベンゼンチオール)の製造 (還元剤:赤燐、塩化水素水溶液、ヨード) 1容量の四頚フラスコに赤燐92.9g(3モ
ル)、17%塩化水素水溶液108gおよびヨード50.8
g(0.2モル)を仕込み、100℃で0.5時間加熱還
流する。このフラスコに、あらかじめ250mlのキ
シレンに溶解したベンゼンスルホクロリド176.6
g(1モル)を還流下に110℃で徐々に滴下し、
滴下終了後2時間後押し反応を行なつて反応を完
結する。反応液を冷却して有機層を分取し、この
有機層を1回100mlの水で水洗を2回行い溶媒を
留去すると、ベンゼンチオール106.9gが得られ
る。収率97%、純度99%、b.p.169.5℃。 実施例 3
【式】(p−クロロベンゼンチオ ール)の製造(還元剤:赤燐、塩化水素水溶
液、ヨード) 3容量の四頚フラスコに赤燐186g(6モ
ル)、10%塩化水素水溶液252gおよびヨード38.1
g(0.15モル)を仕込み、105℃で1.5時間加熱還
流する。このフラスコにあらかじめ800mlのトル
エンに溶解したp−クロルベンゼンスルホニルク
ロリド633.2g(3モル)を還流下110℃で徐々に
滴下し、滴下終了後2時間後押し反応を実施して
反応と完結する。反応液を冷却して有機層を分取
し、この有機層を1回300mlの水で2回水洗し、
溶媒を留去するとp−クロロベンゼンチオールが
423.9g得られる。収率95%、純度97.2%、m.p.53
℃。 実施例 4
【式】(o−メチルベンゼンチオー ル)の製造(還元剤:赤燐、塩化水素水溶液、
ヨード) o−メチルベンゼンスルホニルクロリド190.6
g(1モル)、赤燐62g(2モル)、10%塩化水素
水溶液252gおよびヨード58.8g(0.23モル)を
用いて実施例1と同様に反応せしめてo−メチル
ベンゼンチオール119gを得る。収率93%、純度
97%、b.p.194.2℃。 実施例 5
【式】(m−フルオロベンゼンチオ ール)の製造(還元剤:赤燐、塩化水素水溶
液、ヨード) m−フルオロベンゼンスルホニルクロリド19.5
g(0.1モル)、赤燐7.7g(0.25モル)、10%塩化
水素水溶液9gおよびヨード3.8g(0.015モル)
を用いて実施例1と同様に反応せしめてm−フル
オロベンゼンチオール12.6gを得る。収率95%、
純度96.5%、b.p.62.3℃/13mmHg。 実施例 6
【式】(4−フルオロ−2,6− ジメチルベンゼンチオール)の製造(還元剤:
赤燐、沃化水素水溶液、ヨード) 4−フルオロ−2,6−ジメチルベンゼンスル
ホニルクロリド22.3g(0.1モル)、赤燐6.8g
(0.22モル)、10%沃化水素水溶液9gおよびヨー
ド2.5g(0.01モル)を用いて実施例1と同様に
反応せしめて4−フルオロ−2,6−ジメチルベ
ンゼンチオール15.1gを得る。収率94%、純度
97.4%、b.p.94〜95℃/13mmHg。 実施例 7
【式】(2,6−ジクロロ−4− フルオロベンゼンチオール)の製造(環元剤:
赤燐、臭化水素水溶液、ヨード) 2,6−ジクロロ−4−フルオロベンゼンスル
ホニルクロリド21.2g(0.08モル)、赤燐6.2g
(0.2モル)、10%臭化水素水溶液7.2gおよびヨー
ド3g(0.012モル)を用いて実施例2と同様に
反応せしめて2,6−ジクロロ−4−フルオロベ
ンゼンチオール15.4gを得る。収率94%、純度
96.7%、m.p.32℃。 実施例 8
【式】(ペンタクロロベンゼンチ オール)の製造(還元剤:赤燐、塩化水素水溶
液、ヨード) ペンタクロロベンゼンスルホニルクロリド17.4
g(0.05モル)、赤燐4g(0.13モル)、15%塩化
水素水溶液11.6gおよびヨード2.3g(0.0009モ
ル)を用いて実施例3と同様に反応せしめてペン
タクロロベンゼンチオール13.7gを得る。収率93
%、純度96.0%、m.p.240℃。 比較例 1 特公昭49−25255号公報の方法による
【式】(化合物名:p−メチル ベンゼンチオール)の製造(還元剤:沃化カリ
ウム、赤燐、水) 5容量の四頚フラスコに赤燐193.3g(6.2モ
ル)、沃化カリウム166.7g(1モル)および水
270g(15モル)を仕込み、系内を100〜120℃に
加熱しあらかじめトルエン1800mlに溶解したp−
メチルベンゼンスルホニルクロリド953g(5モ
ル)を滴下し、滴下終了後同温度で3時間放置し
て反応を完結する。反応液を冷却して水1500gを
加えたのち上層を分取しそしてトルエンを留去し
てp−メチルベンゼンチオール597gを得る。収
率78%、純度81%、m.p.43℃。 比較例 2
【式】(p−メチルベンゼンチ オール)の製造(還元剤;亜鉛、希硫酸) 5容量の四頚フラスコに亜鉛末300g(4.6モ
ル)、濃硫酸600g(6.1モル)および水1800mlを
仕込み、この中にp−メチルベンゼンスルホニル
クロリド162g(0.85モル)を徐徐に滴下し、滴
下終了後4時間還流して反応を完結させる。その
後、反応液を水蒸気蒸留し、留出液にエーテルを
加えて生成物を抽出してエーテル層を分取しそし
てエーテルを留去してp−メチルベンゼンチオー
ル116.8gを得る。収率75%、純度79%、m.p.43
℃。 比較例 3
【式】(ベンゼンチオール)の製造 (還元剤:赤燐、水、ヨード) 1容量の四頚フラスコに赤燐62g(2モル)、
水76g(4.2モル)およびヨード19.6g(0.08モ
ル)を仕込み、そこへあらかじめ240mlのトルエ
ンに溶解したベンゼンスルホニルクロリド176.6
g(1モル)を徐々に滴下する。滴下終了後2時
間後押し反応を実施して反応を完結させる。反応
液を冷却して有機層を分取し、この有機層を水洗
しそしてトルエンを留去してベンゼンチオール
90.6gを得る。収率56%、純度68%、b.p.169.5
g。 比較例 4
【式】(ベンゼンチオール)の製造 (還元剤:赤燐、ヨード、酢酸) 1容量の四頚フラスコに赤燐73.5g(2.4モ
ル)、ヨード3.5g(0.014モル)および酢酸300ml
を仕込み、そこにあらかじめトルエン240mlに溶
解したベンゼンスルホニルクロリド176.6g(1
モル)を還流下に徐々に滴下する。ベンゼンスル
ホニルクロリド約5gを滴下したところで滴下を
中止し、系内を1時間還流した後、残りのベンゼ
ンスルホニルクロリドのトルエン溶液を滴下し、
還流下に後押し反応を3時間実施して反応を完結
させる。その後、反応液に水53gを加えて1時間
還流した後、反応液を水蒸気蒸留によりベンゼン
チオール77.9gを得る。収率53%、純度75%、b.
p.169.5℃。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 燐およびヨードを含むハロゲン化水素水溶液
    を加熱して活性化させた系において、一般式 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子または低
    級アルキル基を示しそしてnは1〜5の整数を示
    す)で表わされるスルホニルクロリド類を還元す
    ることを特徴とする、一般式 (式中、Rおよびnは前述のとおりである)で
    あるベンゼンチオール類の製造方法。
JP7129282A 1982-04-30 1982-04-30 ベンゼンチオ−ル類の改良製法 Granted JPS58188854A (ja)

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