JPH0319373Y2 - - Google Patents

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JPH0319373Y2
JPH0319373Y2 JP14886986U JP14886986U JPH0319373Y2 JP H0319373 Y2 JPH0319373 Y2 JP H0319373Y2 JP 14886986 U JP14886986 U JP 14886986U JP 14886986 U JP14886986 U JP 14886986U JP H0319373 Y2 JPH0319373 Y2 JP H0319373Y2
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hoof
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、牛馬たとえば乳用牛に多発する趾蹄
病の治療時に補助的に用いて治癒日数を短縮する
ことにより、家畜の保健面及び生産面での損害を
少なくすることを目的とした蹄病治療用補助蹄台
に関するものである。 乳用牛の蹄病は、蹄底腐乱及び趾間腐乱が大半
を占め、特に、酪農主産地である草地型酪農地帯
においては前者の発生が増加しており、都市近郊
酪農地帯では後者の発生が多くみられる。ともに
悪肢に支える圧痛から生産性が激減し、跛行及び
顕著な削痩を示し、断蹄後の耐用年数が短かいの
で、早期治癒が望まれている。 本考案の蹄病治療用補助蹄台に用いる治療法に
よれば、従来の治療法に較べて治癒日数が短かく
なり、生産面における経済的損害を早急に恢復さ
せることができる。 従来の蹄底腐乱処置法においては、まず検蹄器
で錐圧診を行ない、痛点を検索したのち、柳葉
刀、刮削刀、蹄刀などを用いて腐蝕変敗した角質
部を除去する。軽度のものはそのまま蹄病用軟膏
を塗布し、ガーゼで患部を保護したのち、八の字
包帯を巻く。一方、深部に瘻管を形成している化
膿性蹄皮炎の場合には、柳葉刀、刮削刀などを用
いて、第1図に示すように、蹄底3を十分に刮削
し、穿孔4し、血膿をできるだけ排除してから瘻
管深部を生理食塩水などで洗滌し、抗生物質の注
入投与を行ない、ヨードチンキ綿を嵌入し、栓で
蓋をし、八の字包帯で患部を保護する。しかし、
この包帯は汚染されたり、擦損されたり、時には
脱落されることがある。趾蹄病の原因菌は嫌気性
であるので、包帯の汚染、湿潤は患部の通気を悪
くし、治療効果を損なうこととなる。 通常は後肢外側蹄のみの腐乱が多く、患側でな
い健康蹄は削蹄しないで段差のあるままとされる
が、段差が小さいため患側蹄への負重及び圧痛の
軽減効果は弱い。そこで、アクリル製又はゴム製
の香をはかせて患側蹄に負重がかからないように
する方法がとられるが、紐などによる固定では脱
れやすく、また、サンダル型のものでは患牛に異
和感を与えてなじまず、排膿も行ない難いという
問題があつた。 そこで、硬質木板の蹄台を健康蹄に接着剤で装
着する所謂ゲタ法が行なわれるようになつた。こ
の方法によれば、排膿は容易であり、抗生物質の
注入投与だけの開放治療によつて治癒日数を短縮
することができ、患側蹄の負重による圧痛をやわ
らげることによつて乳量の低下を最小限度とする
ことが可能である。しかし、このような硬質木板
からなる木製蹄台では、両側蹄に腐乱がある場合
には治療することができないという欠点がある。 本考案の蹄病治療用補助足蹄台は、第2図及び
第3図に1として示されるように、蹄底面の平面
形状に合つた平面形状及び5〜30mmの厚さ(d)
を有する撥水性半硬質合成樹脂たとえば発泡ポリ
ウレタンの平板状物である。通常、該補助蹄台の
長さLは100mm前後、幅Wは50mm前後である。該
補助蹄台は、前記硬木製蹄台と同じく健康蹄に装
着して患側蹄の開放治療及び負重圧痛の軽減をは
かることによつて牛乳生産性を恢復させることが
できるのみならず、両側蹄疾患の場合には、第4
図及び第5図に示すように、両側蹄底患部の穿孔
部位4に対応する蹄台1の部位に、例えば加熱金
属棒及び錐形ヤスリを用いて、患部穿孔4の径よ
りも4〜6mm小さい径を有する孔2をあけること
によつて、綿栓の脱落を防ぎ、両側蹄患部の開放
治療をも行なうことができる。 本考案の蹄台1は、撥水性半硬質合成樹脂を素
材として、通常、成型機で蹄型に成形することに
よつて製造することができる。勿論、現場におい
て、板状樹脂からハサミ、ヤスリなどの工具を用
いて蹄型に成形して蹄台として使用することも可
能である。 本考案における撥水性半硬質合成樹脂は、例え
ばポリウレタン樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、オレフイン樹脂、
エチレン−酢酸ビニル樹脂、シリコン樹脂、クロ
ロプレン樹脂、スチレンブタジエン樹脂(SBR)
エチレンプロピレン樹脂、ブタジエンアクリルニ
トリル樹脂(NBR)等の半硬質のものであつて、
好ましくはポリウレタン樹脂であり、特に好まし
くはポリウレタンエラストマー(例えば大日本イ
ンキ化学工業株式会社のパンデツクスT−814)
及び二液型ポリエステル系発泡ポリウレタン樹脂
(例えば大日本インキ化学工業株式会社のトラー
ルHT−9306/SM−2/F−2580)である。こ
れらは、好ましくは、0.5〜1.2g/cm3の密度、60
〜90の硬度(JIS−A)、50〜400Kg/cm2の引張り
強さ、200〜600%の伸度、25〜150Kg/cmの引裂
強さ及び20〜300c.c./HPHのウイリアム摩耗量を
有する。 蹄台1の装着に際しては、蹄底面の硬化角質辺
縁を、まず剪鉗又はフーパーを用いて断削したの
ち、柳葉刀、刮削刀、蹄刀などで蹄底面を削る。
蹄底面と蹄台1との接触面積をできるだけ広くす
ることが望ましいが、蹄底角質部の脆弱化、軟質
化が蹄底面の一部に進行している患牛の場合に
は、刮削刀で汚染部を削り落すにとどめる。次い
で、凹隔部を補填固化できるタイプの速硬化性接
着剤で埋めると同時に蹄台1を固定する。速硬化
性接着剤としては、蹄底面の凹陥部を補填固化す
る性質を有する接着剤、たとえばアクリル系、エ
ポキシ系、ウレタン系などの接着剤、具体的には
Y−470(セメダイン株式会社製品)を使用するこ
とができる。 このように、本考案の撥水性半硬質合成樹脂板
より成る蹄台1及び凹陥部を補填固化する速硬化
性接着剤を使用すると一側蹄にのみ蹄底腐乱があ
る場合に、健康蹄に該蹄台1を装着して患蹄底の
開放治療ができるのみならず、従来の硬木製蹄台
の難点であつた両側蹄底腐乱の場合にも治癒を行
なうことができる。 一方、趾間腐乱の場合、従来の治療法では、ま
ず刮削刀で汚物を除去したのち、アルコール綿
で、次いでヨードチンキ綿で清拭し、蹄病用軟膏
を蹄趾間に挿入し、ガーゼを当てて2頭包帯を施
す。2頭包帯とは、第6図に示すように、約60cm
の長さの四裂包帯を二連に重ね、中央部を7cm程
度残して両端から縦裂し、それ以上の縦裂を防ぐ
ために夫々の端を一回結緊したものである。中央
の幅の広い部分を趾間に押し込み、縦裂した前後
の断端を蹄患上で蹄結固定して患部を保護し、2
〜3日ごとに軟膏の挿入及び包帯の交換を行なう
ことによつて、患部を乾燥治癒させる。尚、患部
を保護する目的でゴム製の趾間バンドで市販され
ているが、これを使用すると患部が乾燥しないで
湿潤化するため、経過が良くないことが多い。 このような従来の治療法とは対照的に、本考案
の蹄台1を両蹄に装着すると、趾間腐乱患部が床
面より5〜30mm高められ、その結果、二頭包帯の
汚染湿潤が防止されて乾燥されることにより、治
癒日数を早めることが可能となる。 要するに、本考案の蹄台は患部の開放乾燥をは
かることができるため、前記したように、蹄底腐
乱及び趾間腐乱のいずれの場合においても、嫌気
菌を抑制して治癒日数を短縮し得るという効果を
もたらす。加えて、本考案によれば、蹄台の装着
によつて患蹄底への負重及び圧痛が取り除かれる
ため、患牛が速かに跛行から解放されて食慾を恢
復し、数日中に泌乳量が復元されるに至り、牛乳
生産面での損失が最小限度に止まるという効果も
もたらされる。 本考案の効果を、28±3頭の患乳牛の平均治療
日数について、硬木製蹄台を用いる方法及び従来
法と比較すると、次表の通りである。
【表】
【表】 〓パンデツクス〓を使用した。
前表にみられる通り、軽乃至中等度の症例の蹄
底腐乱、一側蹄のみの化膿性蹄皮炎及び趾間腐乱
では、硬木製蹄台と本考案蹄台とで治癒日数に差
は認められない。しかし、両側蹄底腐乱の患牛の
場合には、硬木製蹄台では治療不可能であり、ま
た、従来法では約半数の患牛を癈用処分とせざる
を得なかつたのに対して、本考案蹄台では比較的
短期間で完全治癒が可能であることが判る。 また、更に別の効果として、従来の硬木製蹄台
では、必要とする耐摩耗性に応じて樹種を選ぶ必
要があつたのに対して、本考案蹄台では、同一金
極を用いてウレタンの仕上り密度を加減すること
によつて、各種耐摩耗量の素材を得ることができ
るので、経済的である。因みに、ポリウレタン蹄
台の仕上り密度を0.5〜0.7g/cm3とした場合、体
重700〜750Kgの牛では20日前後で摩耗消滅する。
従つて、症状が軽乃至中等度の患牛の治療には、
この程度の密度のポリウレタン蹄台で十分である
が、瘻管形成の重度症状の患牛に対しては、より
高い密度たとえば0.9〜1.2g/cm3程度の密度を有
する高耐摩耗性のポリウレタン蹄台を使用するこ
とが必要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は趾蹄病罹患蹄底に穿孔を施した状態を
示す平面図である。第2図は本考案蹄台の斜面図
である。第3図は本考案蹄台の平面図である。第
4図は患部穿孔に対応する部位に穿孔を施した本
考案蹄台の斜面図である。第5図は第4図の蹄台
を蹄底部に装着した状態を示す平面図である。第
6図は二頭包帯の斜面図である。第7図は第6図
の二頭包帯を趾間に緊結した状態を示す平面図で
ある。 図において、1は蹄台、2は蹄台に設けられた
穿孔、3は蹄底、4は患部穿孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 牛馬の蹄底面に合つた平面形状及び5〜30mmの
    厚さを有する撥水性半硬質合成樹脂の板から成る
    ことを特徴とする蹄病治療用補助蹄台。
JP14886986U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0319373Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14886986U JPH0319373Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14886986U JPH0319373Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6356019U JPS6356019U (ja) 1988-04-14
JPH0319373Y2 true JPH0319373Y2 (ja) 1991-04-24

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ID=31063541

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JP14886986U Expired JPH0319373Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30

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