JPH03206831A - トランスジェニックアニマルの生産方法 - Google Patents

トランスジェニックアニマルの生産方法

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JPH03206831A
JPH03206831A JP2083770A JP8377090A JPH03206831A JP H03206831 A JPH03206831 A JP H03206831A JP 2083770 A JP2083770 A JP 2083770A JP 8377090 A JP8377090 A JP 8377090A JP H03206831 A JPH03206831 A JP H03206831A
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Japan
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gene
embryo
embryos
dna
pcr
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JP2083770A
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Takashi Ninomiya
隆 二宮
Masaki Hoshi
星 雅樹
Atsuko Mizuno
水野 敦子
Masaya Nagao
永尾 雅哉
Atsushi Yuki
惇 結城
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産】」JHIW3X 本発明は、外来遺伝子を注入した受精卵もしくは外来遺
伝子をすでに存している個体との交配により得られた受
精卵より得られる胚より目的とする外来遺伝子を保有す
る胚のみを選別し該胚を疑妊娠動物に移植し、目的とす
る外来遺伝子を持ったトランスジェニックアニマルを高
率に得る方法に関する。
本発明は、動物の育種、品種改良および生理活性物質の
生産に有用な方法である。
従来技術 咄乳動物の受精卵や初期胚中にマイクロインジェクショ
ンやウィルス怒染法、胚性幹細胞を用いたキメラ法など
により外来遺伝子を導入し、この卵細胞や胚細胞を仮親
に移植し、個体にまで発生させる技術はトランスジェニ
ックアニマルの生産方法として近年開発された。この技
術により、本来の動物がもたない遺伝的形質を持った動
物を誕生させることが可能となり、現在、品種改良や、
物質生産を目的とした研究が続けられている。特に、ラ
ンド成長ホルモン遺伝子を持ったマウスはラット成長ホ
ルモンにより成長が通常のマウスと比較して著しく促進
されることからスーパーマウスと呼ばれている〔パルミ
ター他゛°不一チュアー” Pa1m1ter他r N
ature J 300巻611〜615頁(1982
))。又特開昭61−81743号公報にはヒト活性化
癌遺伝子を持つマウス、特開昭63−291号公報には
希望する蛋白質をミルク中へ分泌するトランスジェニソ
クアニマル、特開昭63−309192号公報には乳腺
中に分泌させるためのDNA配列とこれを持つ動物の作
製方法が開示されている。
又W、 087105325号公報には成長ホルモン遺
伝子を持つ動物の作製方法、W 087107298号
公報にはヒ1−インンヱリン遺伝子を持つマウスが開示
されている。
さらに最近では、これらの技術が牛や羊、豚などの大動
物に適用できることが明らかにされている〔クラーク他
°“トレンズ バイオテクノロジーC1ark et 
al、+  ”Trends Biotech、 ” 
5巻、20〜24頁(1987) )。
しかし目的とする遺伝子を持つ動物が得られる率は非常
に低い。
例えば羊においては、外来遺伝子を注入した胚から発生
し、生れた子どもの1.3%のみが、豚においては10
%が目的とする遺伝子を持った個体として得られるとい
う報告がある。〔ハマー他“不−チュアー” Hamm
er et al、、 ”Nature” 315巻6
80〜683頁(1985) )。又牛においては5%
という発表がある[ビアリー他“セリオゲノロジー” 
Biery et al。
”Theriogenology” 29巻、224頁
(198B) )。
これは仮親となる母動物が大量に必要なことを意味して
いる。このためトランスジェニノクアニマルを得ること
は非常に高コストな方法であった。
従来、トランスジエニンクアニマルの取得法としては得
られた仔の生体の一部(尾、耳など)からDNAを抽出
して、ドントあるいはサチン法によって、外来遺伝子の
動物個体への組み込みを検査している。
従って、目的とする外来遺伝子をもたない多数の動物も
、この検査が終了するまでの期間飼育管理する必要があ
る。
又、従来から行われている交配による育種についても、
生産仔が生育して形質をあられすまでは判定ができず、
目的とする種の固定までは多数の交配の繰り返しが必要
であった。
しよ°  る 上述したように、トランスジェニックアニマル作製に当
っては、目的とする外来遺伝子を持った動物が得られる
率は低い。マイクロインジェクション法により外来遺伝
子を導入する場合、受精卵中の雄性前核に遺伝子を注入
するが、注入遺伝子が宿主の染色体に組みこまれている
か否かは、仮親への移植後に得られる胎仔あるいは新生
仔のDNAを検査することによって判別される。本発明
によれば、移植前に注入遺伝子を有している胚のみを選
別できる。これまでの技術ではこのような胚もしくは胚
細胞中に注入した遺伝子の分析は困難であった。
遺伝子の分析法としてはドツトプロット法あるいはサザ
ーンプロット法による目的とする遺伝子のプローブを使
用した分析があげられる。しかし、移植前の胚や胚細胞
では分析に供するだけのDNAff1が十分でないため
分析が不可能であった。これまでの報告でも胚を二分離
し、一方を培養し性染色体を分析し、雌雄鑑定を行った
例がある〔ボンデイオリ他“°セリオゲノロジー” B
ondiolt et al、、 ”THEt?l0G
ENOLOGY”31巻、95〜104頁〕。しかし、
この例は性染色体の特異的な塩基配列のコピー数が多い
場合のみ有効で一般的でない。
本発明者等はトランスジェニックアニマルの([方法に
ついて鋭意研究を行った結果、導入遺伝子の一部をプラ
イマーとして使用して、PCR法により導入遺伝子を保
有している胚を確認し選別することができ、かつこの胚
を仮親に移植することにより、高率に外来遺伝子を持つ
トランスジエニソクアニマルを作製できることを見出し
本発明を完成するに至った。
したがって本発明は、受精卵中に導入された外来遺伝子
を保有する胚を選別し、該胚を用いて高率にトランスジ
ェニックアニマルを得る方法を提供することを課題とす
る。
1・ ”°!t・ の− 本発明は、上記課題を解決するために、目的とする外来
目的遺伝子を注入した受精卵もしくは交配により得られ
た受精卵を体外で培養して胚を形成せしめ、これを切断
二分離し、その二分離された胚の一方からDNAを抽出
し、目的遺伝子の一部をプライマーとして使用してPC
R法を行って増幅させて、この胚中に目的遺伝子の存在
することを確認することによって、分離した他の一方の
胚のなかからこの目的遺伝子の存在するもののみを分別
し、これを仮親に移植し、生産させることよりなるトラ
ンスジエニノクアニマルの生産方法である。
外来遺伝子を注入した受精卵もしくは交配して得られた
受精卵の培養は、胚の培養に使用する培養液であれば特
に制限はない。例えばマウスの場合はホイノトン(Wh
iLten)培地を使用することが好ましく、培養は3
7°Cで5%CO,気相下で行い、受精卵の分割を列立
顕微鏡下で観察し、所望の状態に胚が分裂したところで
マイクロマニュピユレータ−を操作し、切断二分離する
。培養の時期はいつでもよいが、例えばマウスの場合は
特に好ましいのは桑実期胚まで培養したものである。切
断二分離した胚の一方は、そのまま培養液中に残し、他
の一方は注入遺伝子の検査に用いる。
検査を行う胚は、加熱溶解により、これからDNAを溶
出し、溶解物中のDNAを鋳型としてPCR法により目
的とする遺伝子を増幅させ、増幅された目的とする遺伝
子の一部を電気泳動により分離し、エチジウムブロマイ
ド染色法あるいはサザン法で検出し、目的遺伝子が存在
するか否かを確認する。
胚からのDNAの溶出は、0.3%牛血清アルブミンを
含みCa”、Mg”を含まないダルベツコリン酸緩衝液
等の緩衝液で洗浄し、蒸留水中で加熱して細胞を溶解さ
せて行う、この液を試料としてPCR法により遺伝子の
増幅を行うとよい。
PCR法は、目的遺伝子のDNAの中央領域をはさんだ
(+)鎖、(−)鎖に対応する20〜30ヌクレオチド
のDNAプライマーを相補的に目的遺伝子のDNAと結
合させ、DNAポリメラーゼによりDNA合成を行わせ
、これを繰返し行うことによって元のDNAの数万倍の
DNAを得る方法である。この方法自体は、例えばサイ
キ等の方法〔サイエンス誌、”5cience ” 2
39.487〜491(1988) :lのほか特開昭
63−102677号公報、特開昭62−214355
号公報、特開昭62−281号公報、特開昭61−27
4697号公報等いくつかの変法が知られており、すで
に公知のものであり、また市販の耐熱性ポリメラーゼを
使用したDNA Amplification Sys
tem  (パーキンエルマーシータス製)などの装置
を使用してPCR法を行うこともできる。
目的とする遺伝子を保有する胚の場合には、使用したプ
ライマーの組合せに対応した一部サイズの鎖長を持った
DNAが大量に復製される。このDNAを、例えばNu
Sieve Agarose  (F M C社製)を
使ったゲル電気泳動、目的遺伝子またはその一部をプロ
ーブとしたドットブロットハイブリダイゼーンヨン法、
塩基配列決定法などによって同定し、胚中に目的とした
遺伝子が存在するか否かを確認することができる。
このようにして上述した分離胚の中で移植すべき胚が決
定され、このような胚を培養液中に残した胚の中から分
別する。分別された胚は、できるだけ早く、分離後1〜
48時間以内に仮親に移植することがその後の発育の面
からみて好ましい。
胚の移植は、必要によって性ホルモン投与により性周期
を調節した雌動物の子宮内に、分別された胚が着床する
ように動物の種類に応じた方法により移植を行う。この
方法として例えば全身麻酔による正中線切開法、局所麻
酔による謙部切開法、頚管迂回法、頚管経由法、腹腔内
移植法、腹腔鏡等の方法がある。牛においては、例えば
頚管経由法による移植が実用的な方法として一般的に用
いられており、この方法によって行うことが望ましい。
このようにして妊娠した動物は、そのまま出産させ出生
仔を得る。この出生仔の体組織の一部を切り取り、常法
によりDNAを分析することによって目的遺伝子が染色
体内に組込まれたか否かを判定する。
本発明の方法では、目的とするトランスジェニソクアニ
マルを効率よく得ることができ、この方法は、マウス、
ラット等の実験動物ばかりではなく牛、豚等の大動物、
さらには胚を凍結保存のできない動物種にも適用できる
以下に実施例を示してさらに本発明を具体的に説明する
実施例1 本寅施例においては、ヒトアデノウィルス由来EIA領
域を持つ遺伝子を注入した受精卵より得た胚を選別し、
この遺伝子を持つマウス作出の例について示す。
(1)注入DNAの調製 ヒトアデノウィルス12型由来のE I A %H域(
第1図)にEcoRIリンカ−1BamHlリンカーを
つなぎ、プラスチックタ−p S V 2  gpt(
Mulligan etal、、 ”5cience 
” 209巻、1422〜1427頁)のEcoRIB
a…Hlサイトに挿入したプラスミドpSV2gpL−
g E I Aを用いた。
このプラスミドの構造は第2図に示した。
このプラスミドをEcoRlで消化して、直鎮状DNA
とし、それを0,5μg/−のエチジウムブロマイドを
含む0.6%の調製用アガロース電気泳動で分離した。
直鎖状p S V 2−gpt−g E I Aを含む
ゲル断片を切り取り、GENECLEAN ”(BIo
 101社製)を用いて精製した。さらにDNAを0.
1ff+M EDTAを含むpH7,6の10mM !
−リス・塩酸緩衝液中に5μg/mになるように調製し
た。
(2)受精卵へのDNA注入及び胚の切断二分離B6C
3F1マウス(日本チャールースリバー)ヲ交配し、雌
マウスから前核期受精卵を採取した。
ゴートン等の方法[Gordon et al、+ ”
Proc、 NatfAcad、 Sci 、 ” 7
7巻、7380〜7384頁(1980) )に準じて
注入操作を行った。
上記、回収受精卵をヒアルロニダーゼをlll1g/I
Idlの濃度で含むホイノトン(Whitten)培地
中に静置し、卵丘細胞を除去し、得られた受精卵を新し
いホイットン培地中に移し、37°C35%COt気相
下で培養し、上記(1)で得られたDNAを注入した。
DNAlt人はノマルスキー微分干渉装置を取りつけた
倒立顕微鏡でマイクロマニピュレーターにとりつけたガ
ラスマイクロピペットでD N A ?8液を受精卵の
雄性前核内に約2pp、注入した。その後新鮮ホイノト
ン培地中で約48〜64時間、上述の条件で桑実胚朋ま
で培養した。
桑実胚朋の胚は長端等の方法(Nagashima e
t at。
“J、Reprod、Fert、” 70巻、357〜
362頁(1984) )に従って切断分離を行った。
桑実胚を0.5%プロナーゼを含むダルベツコリン酸緩
衝液中で1〜2分間静置し、卵子透明帯を脆弱化し、次
いでホイットン培地に2回以上移し換えて洗浄を行った
後、Ca”、Mg”不含のダルベツコリン酸緩衝液中に
37°Cで20分間静置し、牛脂児血/11120%を
含むダルヘンコリン酸緩衝液に移し切断分離を行った。
倒立顕微鏡下に設置したガラス板上に、生胎児唾清20
%を含むタルベラコリン酸緩衝液数滴をおき、この中に
上述の桑実胚を移した。この桑実胚をマイクロマニュピ
ユレータ−にとりつけたガラス針でほぼ等分に切断し、
得られた二分離桑実胚を、プラスチックシャーレ中にパ
ラフィンオイルで被覆したホイットン培地の20μl液
滴中に移した。二個の内−方は注入遺伝子の検定を行い
、一方はそのまま37°C1Co、 5%気相下で20
〜36時間培養した。
(3)注入DNAの検出 上記(2)に示した胚の一方を500 μ!のエンベン
ドルフチューブにとり、滅菌水を加えて45μlとした
チューブをサーマルサイクラ−(パーキンエルマーシー
クス社製)に設置し、95°Cで10分間加熱し、細胞
を溶解しテンプレートとした。4°Cまで冷却した後、
20nmo lのデオキシA”rP、デオキシGTP、
デオキシCTPおよびT T P 、 loopmo+
のプライマーを加えた。ブライマーは第1図に示したE
IA遺伝子の配列を基準として選択決定し、合成した。
2種の配列、 を用いた。この両者を同時に用いることにより、EIA
遺伝子の885→1240.356bPの断片を増幅す
ることができる。サイキ等の方法 (Saiki et
 al、。
”5cience” 239巻、487〜491頁(1
985) )に従い、50mM XCL lomM ト
リス・塩酸緩衝液(pH8,4) 、2.5−MMgC
+、、200μg/mゼラチンになるように全体量を1
00 μPに調整した。チューブを再びサーマルサイク
ラ−中に設置し、95°Cで5分間加熱し、4°Cまで
冷却した後2.5ユニツトのTaq  DNAポリメラ
ーゼ(パーキンエルマーシータス社製)を加工、100
μlのミネラルオイル(シグマ社製)を重層した。
95°C1分間の変性反応、55°C2分間のアニーリ
ング反応、72°C2分間のプライマー伸長反応を1サ
イクルとして、サーマルサイクラ−にて35サイクルの
反応を行った。最後のサイクルの後、72°Cで8分間
伸長反応を行った後4°Cまで冷却した。下層の水層の
みを別の500μl容量のエノベンドルフチューブにと
りその15μlを0.5μg7mβのエチジウムブロマ
イドを含む3%NuSieve短フラグメント川アガロ
ースゲル用FMC社製)中、50Vで4時間電気泳動を
行った。泳動後光フィルターを用いて紫外線中で写真を
撮影し増幅された356bPの断片がゲルlではっきり
確認できるものをポジティブ(+)と判定した。
実験を3回行い、二分離桑実胚84例中30例がゲル上
に356b pの明確なバンドを示した。45例が(=
)、また9例が判定不能(UC)であった。判定結果は
表1に示した。又第3図に電気泳動図の一部を示した。
この図かられかるように、7.10.12.20.30
.31.32.33は陽性(+L9.23.29の3例
は判定不能(UC)、その他は陰性(−)と判別した。
(4)PCR検定胚の移植 (i)胚受容雌の′ejA備 動物は、CD−1系の成熟雌マウス(日本チャールズリ
バーから購入)で未経産のものを用いた。退会は8週令
以降のものでホルモン処理はせずに実験に用いた。予め
不妊であることが&’ft Luされている精管結紮雄
と、これら雌マウスを同居させ、膣栓の存在によって交
尾を確認し、その日を偽妊娠第1日目とした。
(11)移植操作 偽妊娠第1日目に、これら雌マウスに体重1 kg当り
40■に相当するベントパルビタールナトリウム(ネン
ブタール;大日本製薬)を腹腔的投与して濶麻酔状態に
した後、外科的にこれら雌マウスの卵管に1卵管当たり
1〜7個の初期胚をガラスキャピラリーを用いて実体顕
微鏡下で移植した。
移植の手段は、Ilogan等の方法に従った(Hog
anet all “Manipulating  t
he Mouse Ernbryo   −ALabo
ratory Manual  ” Co1d Spr
ing Harbor Labora−tory、 p
135〜145(1986) ) 、胚受容雌は、移植
後、切開部をオートクリップで閉じ、覚醒後、単独で飼
育した。
(iii)  検定 11〜14日目に仮親を層殺し、着床数を記録した。
着床した胚は、子宮角から切り離し、ホーガン等のDN
A調整法(Hogan et al、+  “Mani
pulating theMouse E+nbryo
 A Laboratory Manual” 174
〜176頁Co1d Spring 1larbor 
Laboratory刊(1986) )に従ってDN
Aを抽出した。抽出DNA中のpSV2gpt−gE 
I A遺伝子配列を、ニックトランスレーション法によ
り3Zpでラベルしたヒトアデノウィルス12型EIA
領域をプローブとして使用したトンドブロットハイブリ
ダイゼーション法により検定(第4図)した。
以上の実施例方法の概念図を第6図に示す。
実施例2 本実施例においては、EIA遺伝子をすでに保持してい
るトランスジエニンクマウスの交配により得られた受精
卵を選別し、EIAifi伝子を保有する胎児を発生さ
せた例を示す。
(1)胚の選別 実施例1に示したEIA遺伝子を相同染色体の一方にの
みもつマウス(hemizygote)の雄(このマウ
スは本発明者等により八gri、Bio1.chem、
 52巻、2537〜2546頁に開示されている)λ
EIA/1 (EIA遺伝子130コピーを含む)及び
λEIA/4(EIA遺伝子2コピーを含む)とEIA
遺伝子を持たない86C3F1 (日本チャールズリバ
ー)の雌との交配により受精卵を得た。
得られた受精卵は、実施例1と同様に操作し二分離桑実
胚を得た。
対照として、第1にEIA遺伝子を相同染色体の両方に
もつトランスジエニンクマウス(homozygo t
e)の雄、λEIA/1あるいはλEIA/4、とB6
C3F1の雌との交配により得られた桑実胚、第2に8
6C3F1同士の交配により得られた桑実胚を同様に処
理して二分離胚をえた。この前者は必ずE1人遺伝子を
保有し、後者はEIA遺伝子を保有しない。
かくして得られた二分離桑実胚を実施例Iと同様に操作
をし、検査試料を調製した。この試料について次に示す
プライマーの内、E I AOO2とEIAIO4、E
IA202とE I A304 、E I A204と
EIA305のいずれかの組合せにより実施例1と同様
にPCRを行わせた。
反応終了後、反応?&15ulを3%NuSieve短
フラグメント用アガロース、1%シーケムアガロースの
混合ゲル電気泳動に適用し、100 Vで1.5時間電
気泳動の後、紫外線中赤フィルターを用いて写真撮影を
行った。
表2に示す通りλEIA/1(λ1 /+)hemiz
ygoteに由来する二分離桑実胚134例中68例が
PCR(+)と判定された。又λEIA/4(λ4/+
)hemizygoLeに由来する二分離桑実胚19例
中4例がPCR(+)と判定された。
第5図にPCR反応液の電気泳動図の一部を示した。こ
の図においては1〜9はhe+mizygote、 1
0〜11はhomozygoteの例を示し、2〜4.
6〜9の7例が陽性(+)と判定され、l、5は陰性(
−)と判定された。
(2)陽性胚の移植と目的遺伝子保有の有無の判定実施
例1と同様にPCR法により分離胚の一方を(+)、(
−)、(tJ C)の3分類とし、仮親に移植し、着床
後、解剖して胎児をとり出し、胎児中の目的遺伝子の保
有の有無を判定した。判定は実施例1に示したと同様に
EIA遺伝子を用いたドツトプロット法により行った。
表2に示す通り、λ]/+の場合68例の移植により4
1例が着床し、内36例がトランスジェニックであり、
(−)61例の移植により28例が着床し、27例は遺
伝子を保有していなかった。
またλ4/+の場合、(+)4例の移植により、4例が
着床し内3例がトランスジェニックであった。
又(−N3例の移植により8例が着床し、金側ともEI
A遺伝子を保有していなかった。さらに(UC)中1例
はトランスジェニックであった。これらの結果は表2に
示した。
陽性胚の移植により高い比率で目的遺伝子を保有する胎
仔を得ることができた。
実施例3 本実施例においては、マウス以外の動物種の受精卵にも
応用できる例として、ウシの2〜16細胞期の1個の受
精卵中のウシα51カゼイン遺伝子を検出できることを
示す。
(1)体外受精によるウシ受精卵の取得成熟未受精卵を
lO卵子ずつ50μPのBO培地(Brackettと
O1iphanL、  “Biology of Re
production誌”12巻、260〜274頁、
1975年)に加えた。これに2または4 X 10’
cclls/mlになるように精子を添加し、39°C
5%CO□気相下で3〜5時間媒精した。受精した卵子
をTCM199培地で2回洗浄した後、上記条件下で一
晩放置した。翌朝、lO卵子ずつをウサギの卵管上皮細
胞懸濁液50μlに加え、39°C5%CO,気相下で
培養を続けた。4〜9日後にそれぞれの受精卵を洗浄後
、タンパク質分解酵素(アクチナーゼE)で5〜10分
間処理して透明帯を除去し、割球数を実体顕微鏡下で計
測した後、実施例1と同様の操作を行いPCR用のサン
プルとした。
(2)ウシα51カゼイン遺伝子の検出ウシα、1カゼ
インは第7図に示す塩基配列をその遺伝子構造中に有す
ることが知られている。この配列はα、1カゼイン遺伝
子の5′上流域、第1エクソン及び第1イントロンに相
当する。この塩基配列の中央付近の配列より、次に示す
BACOOI 、  BAClot  BACOO3、
BAC102をプライマーとして採用し、合成した。次
いで、得られた受精卵溶解液をテンプレイトとし、BA
COOI とB A C101またはB A COO3
とB A C102のいずれかのプライマーの組み合わ
せにより実施例1と同様にPCRを行った。
反応終了後、その15μlを実施例2と同様の操作でゲ
ル電気泳動し、写真逼影を行った。第8図に示したよう
に、BACOOI とB A C101の組み合わせで
は1個の受精卵中に2割球以上あればα□カゼイン遺伝
子が検出された。また第9図に示したように、BACO
O3とB A C102の組み合わせでも3割球以上含
む受精卵であれば確実にαS1カゼイン遺伝子が検出さ
れた。
本発明の実施により、従来困難であった胚の段階での遺
伝子保有の判別が可能となり、トランスジェニックアニ
マルを得る確率を向上させることが可能となった。さら
に本発明においては、発生期に目的とする形質の保持さ
れた胚のみを選択的に移植することが可能なため受精卵
移植において、仮親を効率良く使用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、アデノウィルス12型由来のEIAifi仏
子の塩基配列を示す、  l−1595番目がEIA遺
伝子に相当する。 第2図はEIA遺伝子を組み込んだプラスミドρS V
 2−gl)t−g E I Aの構造を示す。図中太
線−は組み込まれたEIA遺伝子の位置を示す。 第3図はP CI?産物のNuSieveアガロースゲ
ルによる電気泳動の結果を示す。図中→の位置が356
bPのDNAの泳動位置を示す。Mは分子量標準を示す
。 34はテンプレートを含まず増幅反応を行わせ、35.
36はB6C3Flマウス由来の二分離桑実胚を用いた
陰性対照例、37.38はテンプレートとしてEIA遺
伝子を保有するトランスジエニンクマウス由来の二分離
桑実胚を用いた反応液を用いた陽性対照を示す。 第4図は、マイクロインジェクションにより得た胚より
得られた着床胚由来のDNAのドツトハイブリダイゼー
ションの結果得られたオートラジオグラフィーを示す。 NMは正常マウスDNA、陽性コントロールの数値は二
倍体ゲノム当りのpsv2−gρt−gEIAの分子数
を示す、NMは正常マウスのDNA、陽性コントロール
の数値は、二倍体ゲノム当りのρSV2gpt−gEl
への分子数を示す。 第5図はE I A202とE I A304をプライ
マーとして用いたPCRの結果得た増幅DNAの電気泳
動図を示す0図中の→が目的遺伝子335bpの泳動の
位置を示す。Mは分子量標i−を示す。 1O211はEIA遺伝子をホモにもつ雄と86C3F
1の雌との交配により得られた受精卵由来の陽性胚、1
2.13はB6C3FI同士の交配により得られた陰性
胚を示す。 第6図は、本発明の方法を示す概念図である。 第7図はウシαs1カゼイン遺伝子の5°上流域、第1
エクソン及び第1イントロンの塩基配列を示す。 1〜686番目までが5′上流域、687〜739まで
が第1エクソン、740番目以降が第1イントロンに相
当する。 第8図はプライマーとしてBACOOI とBACIO
lを用いたPCHのアガロースゲル電気泳動の結果を示
す。各レーンの上の数字は試料として用いた1個の受精
卵に含まれる制球数を示す。即ち0は試料を含まない陰
性対照を示す。Mは分子量標準として用いたφX 17
4フアージDNAのl1ine■分解産物を示す。図中
→の位置にPCRによってα、1カゼイン遺伝子から増
幅される220bρのDNAの泳動位置を示す。 第9図はプライマーとしてBACOO3とBACIO2
を用いたPCRのアガロースゲル電気泳動の結果を示ず
。図中→の位置にPCRによってαs1カゼイン遺伝子
から増幅される155bPのDNAの泳動位置を示す。 その他は第8図と同様である。 186− 第4図 第5図 第6図 BACOOI + ACIOI 割球数 第8図 宋 図 BACOO3+BAC102 割球数 6 第9図 手紛ε主甫正書 (方式) 事件の表示 平成2年特許願第83770号 2、発明の名称 トランスジェニソクアニマルの生産方
法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 (669) 雪印乳業株式会社 4゜ 代 理 人 住 所 東京都千代田区麹町5丁目4番 クロスサイド麹町ビル7階 5、補正命令の日付 平成2年9 Jl 25日(発送
口)6、補正の対象 図 面 第4図 第3図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外来目的遺伝子を注入した受精卵もしくは外来目
    的遺伝子をすでに有している個体との交配により得られ
    た受精卵から胚を形成せしめ、これを切断、二分離し、
    この二分離された胚の一方からDNAを抽出し、目的遺
    伝子の一部をプライマーとして使用してPCR法(ポリ
    メラーゼチェーンリアクション)を行って増幅させるこ
    とによりこの中に目的遺伝子の存在することを確認し、
    二分離した他の一方の胚のなかからこの目的遺伝子の存
    在するもののみを選別し、これを仮親に移植し、生産さ
    せることよりなるトランスジェニックアニマルの生産方
    法。
  2. (2)PCR後の目的遺伝子の確認をアガロースゲルに
    よる電気泳動で行うかあるいは目的遺伝子またはその一
    部をプローブとするハイブリダイゼーションにより行う
    請求項(1)に記載のトランスジェニックアニマルの生
    産方法。
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