JPH03218310A - 薬剤徐放性顆粒及びその製造方法 - Google Patents
薬剤徐放性顆粒及びその製造方法Info
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- JPH03218310A JPH03218310A JP1343421A JP34342189A JPH03218310A JP H03218310 A JPH03218310 A JP H03218310A JP 1343421 A JP1343421 A JP 1343421A JP 34342189 A JP34342189 A JP 34342189A JP H03218310 A JPH03218310 A JP H03218310A
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- drug release
- sustained
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「利用分野」
本発明は、薬剤を含浸させた薬剤徐放性顆粒及びその製
造方法に関する。
造方法に関する。
3−
「従来技術及びその問題点」
化学療法には、効果ができるだけ長時間持続する徐放性
薬剤が望まれる。殊に、近年、肝腫瘍などの治療法とし
て、経血管化学療法が注目され、この療法に有効な徐放
性薬剤が検討されている。
薬剤が望まれる。殊に、近年、肝腫瘍などの治療法とし
て、経血管化学療法が注目され、この療法に有効な徐放
性薬剤が検討されている。
従来、このような目的に使用する徐放性薬剤として、ゼ
ラチンなどの生体由来物質のスポンジ状粒子に薬剤を含
浸したものやリピオドール(小玉■製ヨード化ケシ油脂
肪酸エチルエステルの商品名)などの油脂に懸濁した薬
剤粒子が知られている。
ラチンなどの生体由来物質のスポンジ状粒子に薬剤を含
浸したものやリピオドール(小玉■製ヨード化ケシ油脂
肪酸エチルエステルの商品名)などの油脂に懸濁した薬
剤粒子が知られている。
しかしながら、これらの薬剤粒子では、粒径を一定にで
きないので、患部に薬剤を集中できないこと、生体中に
拡散、吸収されやすいので、効果の持続性が充分でない
こと及びX線や超音波造影性がないので、投与後の捕捉
ができないなどの欠点がある。
きないので、患部に薬剤を集中できないこと、生体中に
拡散、吸収されやすいので、効果の持続性が充分でない
こと及びX線や超音波造影性がないので、投与後の捕捉
ができないなどの欠点がある。
また、特開昭60−106459号公報には、可燃性物
質のビーズにリン酸カルシウムをコーティングし、得ら
れたビーズに抗生物質を充填するための小孔をあけ、そ
の後、焼成して可燃性物質4 を除去して中空ビーズを作製し、小孔から抗生物質を充
填した後に、小孔を密封することにより、抗生物質を含
むリン酸カルシウム質充填材を製造することが開示され
ている。しかしながら、この方法では、ビーズに小孔を
あけなければならないため、直径が2〜40mmという
比較的大きいものしか製造できず、また、抗生物質の充
填及び小孔の密封など、極めて煩雑な操作を必要とする
。
質のビーズにリン酸カルシウムをコーティングし、得ら
れたビーズに抗生物質を充填するための小孔をあけ、そ
の後、焼成して可燃性物質4 を除去して中空ビーズを作製し、小孔から抗生物質を充
填した後に、小孔を密封することにより、抗生物質を含
むリン酸カルシウム質充填材を製造することが開示され
ている。しかしながら、この方法では、ビーズに小孔を
あけなければならないため、直径が2〜40mmという
比較的大きいものしか製造できず、また、抗生物質の充
填及び小孔の密封など、極めて煩雑な操作を必要とする
。
「発明の目的」
本発明は、気孔率、細孔径、比表面積などを適宜、選択
することによって徐放効果を制御でき、X線や超音波に
よる造影性のよい薬剤徐放性顆粒及びこのような顆粒を
容易に製造しうる方法を提供することを目的とする。
することによって徐放効果を制御でき、X線や超音波に
よる造影性のよい薬剤徐放性顆粒及びこのような顆粒を
容易に製造しうる方法を提供することを目的とする。
「発明の構成」
本発明の薬剤徐放性顆粒は、200〜1400℃の温度
で焼成されたCa/P比1. 3 〜1. 8、気孔率
0. 1〜70%、比表面積0.1〜50ボ/g及び細
孔径1nm〜10μmの多孔質リン酸カルシウム系化合
物顆粒の孔内に薬剤を含有することを特徴とする。
で焼成されたCa/P比1. 3 〜1. 8、気孔率
0. 1〜70%、比表面積0.1〜50ボ/g及び細
孔径1nm〜10μmの多孔質リン酸カルシウム系化合
物顆粒の孔内に薬剤を含有することを特徴とする。
また、本発明による薬剤徐放性顆粒の製造方法は、上記
のような多孔質リン酸カルシウム系化合物顆粒に薬剤を
含浸させ、乾燥することを特徴とする。
のような多孔質リン酸カルシウム系化合物顆粒に薬剤を
含浸させ、乾燥することを特徴とする。
本発明において、顆粒Φ原料として用いるリン酸カルシ
ウム系化合物は、Ca/P比1.3〜1.8のリン酸カ
ルシウム系化合物であれば、特に制限はなく、Ca/P
比が1. 3 5 〜1. 7 5のものが好ましく、
Ca/P比が1.4〜1.7のものがより好ましい。例
えば、ハイドロキシアバタイト、フッ素アパタイトなど
の各種アバタイト、α一及びβ一リン酸三カルシウム、
リン酸四カルシウムなどが挙げられる。顆粒は、上記の
ようなリン酸カルシウム系化合物のうちの1種以上を含
むものであってよい。本発明に用いる多孔質顆粒は、例
えば、過酸化水素などの発泡剤を用いる方法や加熱によ
り消失する物質の粒子と混合して造粒し、加熱して多孔
質化する方法など、自体公知の方法により製造すること
ができる。
ウム系化合物は、Ca/P比1.3〜1.8のリン酸カ
ルシウム系化合物であれば、特に制限はなく、Ca/P
比が1. 3 5 〜1. 7 5のものが好ましく、
Ca/P比が1.4〜1.7のものがより好ましい。例
えば、ハイドロキシアバタイト、フッ素アパタイトなど
の各種アバタイト、α一及びβ一リン酸三カルシウム、
リン酸四カルシウムなどが挙げられる。顆粒は、上記の
ようなリン酸カルシウム系化合物のうちの1種以上を含
むものであってよい。本発明に用いる多孔質顆粒は、例
えば、過酸化水素などの発泡剤を用いる方法や加熱によ
り消失する物質の粒子と混合して造粒し、加熱して多孔
質化する方法など、自体公知の方法により製造すること
ができる。
6
本発明に用いる多孔質顆粒は200〜1400℃、好ま
しくは500〜1300℃、より好ましくは700〜1
200”Cの温度で焼成したものである。200℃未満
であると、粒子の結合が弱く、生理食塩水や血液中で崩
れてしまい、使用に耐えなくなる。一方、焼成温度が1
400℃を超えると、ハイドロキシアバタイトなど、リ
ン酸カルシウム系化合物の分解が起こり、好ましくない
。
しくは500〜1300℃、より好ましくは700〜1
200”Cの温度で焼成したものである。200℃未満
であると、粒子の結合が弱く、生理食塩水や血液中で崩
れてしまい、使用に耐えなくなる。一方、焼成温度が1
400℃を超えると、ハイドロキシアバタイトなど、リ
ン酸カルシウム系化合物の分解が起こり、好ましくない
。
本発明に用いる多孔質顆粒は、気孔率0.1〜70%で
あることを必要とする。気孔率が0. 1%未満では、
薬剤の含有率が少なずぎて実用的でなく、70%を超え
ると、強度が弱くなり、使用に耐えなくなる。気孔率が
1〜60%の顆粒が好ましく、10〜50%の顆粒はよ
り好ましい。
あることを必要とする。気孔率が0. 1%未満では、
薬剤の含有率が少なずぎて実用的でなく、70%を超え
ると、強度が弱くなり、使用に耐えなくなる。気孔率が
1〜60%の顆粒が好ましく、10〜50%の顆粒はよ
り好ましい。
さらに、比表面積は、0. 1〜50rrf/gである
ことを必要とする。比表面積が0.1nf/g未満であ
ると、薬剤の付着する表面積が小さすぎるため薬剤の含
有率が少なく、実用的でなく、50n′f/gを超える
と、強度が弱くなり、使用に耐えなくなる。比表面積は
好ましくは1〜40rrf/g、よ7 り好ましくは10〜30nf/gである。
ことを必要とする。比表面積が0.1nf/g未満であ
ると、薬剤の付着する表面積が小さすぎるため薬剤の含
有率が少なく、実用的でなく、50n′f/gを超える
と、強度が弱くなり、使用に耐えなくなる。比表面積は
好ましくは1〜40rrf/g、よ7 り好ましくは10〜30nf/gである。
本発明に用いる多孔質顆粒は、薬剤の保持能力の観点か
らInm〜10μmの細孔径を有するものとするのが好
ましく、10nm〜8μmの細孔径を有するのがより好
ましく、50nm〜5μmの細孔径を有するのが最も好
ましい。細孔径が1nm未満であると、薬剤が孔内に浸
透することができず、10μmを超えると、薬剤が孔内
に保持され難くなるので好ましくない。
らInm〜10μmの細孔径を有するものとするのが好
ましく、10nm〜8μmの細孔径を有するのがより好
ましく、50nm〜5μmの細孔径を有するのが最も好
ましい。細孔径が1nm未満であると、薬剤が孔内に浸
透することができず、10μmを超えると、薬剤が孔内
に保持され難くなるので好ましくない。
また、本発明に使用する多孔質顆粒の粒径は、lμm〜
10mmであるのが好ましい。本発明の薬剤徐放性顆粒
を血管塞栓術に用いる場合には、毛細血管の直径が5μ
m以上と言われており、カテーテルの内径が1000μ
mであるので、顆粒径は5〜1000μmであるのが好
ましい。また、実際には、顆粒が腫瘍組織に近い血管に
留まっているのが理想的であるので、5〜500μmが
より好ましく、10〜100μmが最も好ましい。
10mmであるのが好ましい。本発明の薬剤徐放性顆粒
を血管塞栓術に用いる場合には、毛細血管の直径が5μ
m以上と言われており、カテーテルの内径が1000μ
mであるので、顆粒径は5〜1000μmであるのが好
ましい。また、実際には、顆粒が腫瘍組織に近い血管に
留まっているのが理想的であるので、5〜500μmが
より好ましく、10〜100μmが最も好ましい。
他方、本発明の薬剤徐放性顆粒を補填材に用いる場合に
は、欠損部の大きさによっても異なるが、8 1μm未満であると、生体内で拡散しやすく、マクロフ
ァージ等による宜食もされやすい。また、顆粒径が10
nwnをこえると、欠損部に充填したときに顆粒間の間
隙が大きくなり、骨の再生が起こり雛くなる。したがっ
て、補填材としては顆粒径は1μm〜10mmが好まし
く、5llm〜5rrlmがより好ましく、10μm〜
4mmが最も好ましい。粒径や粒径分布は、セラミック
スの造粒技術により適宜調節することができる。
は、欠損部の大きさによっても異なるが、8 1μm未満であると、生体内で拡散しやすく、マクロフ
ァージ等による宜食もされやすい。また、顆粒径が10
nwnをこえると、欠損部に充填したときに顆粒間の間
隙が大きくなり、骨の再生が起こり雛くなる。したがっ
て、補填材としては顆粒径は1μm〜10mmが好まし
く、5llm〜5rrlmがより好ましく、10μm〜
4mmが最も好ましい。粒径や粒径分布は、セラミック
スの造粒技術により適宜調節することができる。
本発明に使用する多孔質顆粒は、中空になっていてもよ
いが、中空顆粒の殻は顆粒径の1/10以上の厚さを有
することが必要である。このような多孔質中空顆粒は、
公知の方法で、焼失性物質ビーズの周囲に多孔質リン酸
カルシウム系化合物の層を形成させた後、焼成の過程で
焼失性物質を加熱除去することによって得ることができ
る。
いが、中空顆粒の殻は顆粒径の1/10以上の厚さを有
することが必要である。このような多孔質中空顆粒は、
公知の方法で、焼失性物質ビーズの周囲に多孔質リン酸
カルシウム系化合物の層を形成させた後、焼成の過程で
焼失性物質を加熱除去することによって得ることができ
る。
本発明の薬剤徐放性顆粒は、上記のような多孔質リン酸
カルシウム系化合物の顆粒に薬剤を含浸させ、乾燥する
ことによって製造することができる。
カルシウム系化合物の顆粒に薬剤を含浸させ、乾燥する
ことによって製造することができる。
薬剤の含浸は、液体薬剤の場合には、そのままあるいは
希釈剤で薬剤を希釈した希釈液に浸漬することによって
行われ、固体薬剤の場合には、適切な溶剤に溶解又は懸
濁した薬液に浸漬することによって行われる。希釈液あ
るいは薬液に浸漬する場合には、これらの濃度は、顆粒
に含浸させたい薬剤の量に応じて適宜選定するが、一般
には、できるだけ高濃度の液とし、顆粒への薬剤の含浸
量をできるだけ多くするのが好ましい。
希釈剤で薬剤を希釈した希釈液に浸漬することによって
行われ、固体薬剤の場合には、適切な溶剤に溶解又は懸
濁した薬液に浸漬することによって行われる。希釈液あ
るいは薬液に浸漬する場合には、これらの濃度は、顆粒
に含浸させたい薬剤の量に応じて適宜選定するが、一般
には、できるだけ高濃度の液とし、顆粒への薬剤の含浸
量をできるだけ多くするのが好ましい。
本発明においては、上記のようにして薬剤を含浸した顆
粒を乾燥する。乾燥は、常法で、例えば加熱又は凍結乾
燥法により行うことができる。加熱乾燥は、含浸顆粒を
高温乾燥機内で100℃以下で行うことができる。しか
し、高温で変質する薬剤もあるので、凍結乾燥が好まし
い。凍結乾燥は、自体公知の方法で行うことができる。
粒を乾燥する。乾燥は、常法で、例えば加熱又は凍結乾
燥法により行うことができる。加熱乾燥は、含浸顆粒を
高温乾燥機内で100℃以下で行うことができる。しか
し、高温で変質する薬剤もあるので、凍結乾燥が好まし
い。凍結乾燥は、自体公知の方法で行うことができる。
例えば、薬剤を含浸した顆粒を−70℃以下で凍結させ
、凍結物を真空容器に入れて10−4〜1 0 −7T
orrの真空度に減圧して脱水することによって凍結乾
燥を行うことができる。
、凍結物を真空容器に入れて10−4〜1 0 −7T
orrの真空度に減圧して脱水することによって凍結乾
燥を行うことができる。
本発明の薬剤徐放性顆粒においては、気孔率、比表面積
及び細孔径を適宜、選択することによって薬剤の徐放効
果を制御することができる。
及び細孔径を適宜、選択することによって薬剤の徐放効
果を制御することができる。
さらに、本発明の薬剤徐放性顆粒に可溶性有機高分子化
合物をコーティングすることによって、薬剤の徐放効果
を向上させると共に、顆粒の比重を制御することができ
る。
合物をコーティングすることによって、薬剤の徐放効果
を向上させると共に、顆粒の比重を制御することができ
る。
薬剤徐放性顆粒を経血管療法に使用する場合に、その比
重が高いと、チューブの途中に詰まり、投与目的の患部
に到達し難い。リン酸カルシウム系化合物の粒子自体は
、水に比べて比重の高いものであるから、使用するリン
酸カルシウム系化合物に比べて比重の低い物質で粒子を
コーティングすることによって、薬剤徐放性顆粒の比重
を低下させることができ、これによって患部への顆粒の
到達を容易にすることができる。
重が高いと、チューブの途中に詰まり、投与目的の患部
に到達し難い。リン酸カルシウム系化合物の粒子自体は
、水に比べて比重の高いものであるから、使用するリン
酸カルシウム系化合物に比べて比重の低い物質で粒子を
コーティングすることによって、薬剤徐放性顆粒の比重
を低下させることができ、これによって患部への顆粒の
到達を容易にすることができる。
コーティングされた物質は、血液や体液中で徐々に溶け
ることが望ましいので、有機高分子化合物としては、可
溶性で、生体に無害のものが好ましい。使用する有機高
分子化合物としては、例え一11 ばアルブミン、デキストラン、コード化ケシ油脂肪酸エ
チルエステル、ゼラチン、カルボキシメチルキチン、グ
リコールキチン等が挙げられる。
ることが望ましいので、有機高分子化合物としては、可
溶性で、生体に無害のものが好ましい。使用する有機高
分子化合物としては、例え一11 ばアルブミン、デキストラン、コード化ケシ油脂肪酸エ
チルエステル、ゼラチン、カルボキシメチルキチン、グ
リコールキチン等が挙げられる。
コーティングは、自体公知の方法で行うことができる。
例えば、■乾燥した顆粒と上記のような有機高分子化合
物あるいはその溶液との混合により行う方法、■顆粒へ
の有機高分子化合物あるいはその溶液の噴霧により行う
方法、■顆粒とその粒径の1/10以下の粒径の有機高
分子化合物並びに必要に応じて結合剤及び水とを混合し
た後、高速で撹拌することにより行う方法等によってコ
ーティングを行うことができる。コーティング層の厚さ
は、目的とする顆粒の比重、徐放効果の程度に応じて適
宜、決定することができる。
物あるいはその溶液との混合により行う方法、■顆粒へ
の有機高分子化合物あるいはその溶液の噴霧により行う
方法、■顆粒とその粒径の1/10以下の粒径の有機高
分子化合物並びに必要に応じて結合剤及び水とを混合し
た後、高速で撹拌することにより行う方法等によってコ
ーティングを行うことができる。コーティング層の厚さ
は、目的とする顆粒の比重、徐放効果の程度に応じて適
宜、決定することができる。
本発明においては、含浸させる薬剤は、制ガン剤、抗生
物質など、各種のものであってよく、特に制限はない。
物質など、各種のものであってよく、特に制限はない。
また、本発明の薬剤徐放性顆粒は投与方法においても、
経血管化学療法に限定されるものではなく、局所注射、
植込錠、充填材などとして適用することもできる。例え
ば、熔解度の1 2 高いリン酸カルシウム系化合物、例えばリン酸三カルシ
ウム(Ca/ P = 1. 5 )を用いて顆粒自体
が消失することが望ましい用途に適用することができ、
また、溶解度の低いリン酸カルシウム系化合物、例えば
ハイドロキシアパタイト(Ca/P一1. 6 7 )
を用いて骨の欠損部などに適用すれば、補填材としても
機能させることができる。
経血管化学療法に限定されるものではなく、局所注射、
植込錠、充填材などとして適用することもできる。例え
ば、熔解度の1 2 高いリン酸カルシウム系化合物、例えばリン酸三カルシ
ウム(Ca/ P = 1. 5 )を用いて顆粒自体
が消失することが望ましい用途に適用することができ、
また、溶解度の低いリン酸カルシウム系化合物、例えば
ハイドロキシアパタイト(Ca/P一1. 6 7 )
を用いて骨の欠損部などに適用すれば、補填材としても
機能させることができる。
「発明の実施例」
次に、実施例に基づいて本発明をさらに詳しく説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
が、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
700℃の温度で焼成したCa/P比1.67、平均粒
径30μm、気孔率50%、平均細孔径90nm、比表
面積23.Onf/gの多孔質ハイドロキシアパタイト
顆粒を用いた。この顆粒100mgをアドリアシン(協
和醗酵■製制ガン剤、硫酸ドキソルビシンの商品名、以
下ADHと略記する)10mgを水2Idに溶解した水
溶液と混合して、この薬剤で含浸した。得られた含浸顆
粒を日酸エドワーズ真空■製MODULYOを用い、−
70℃の温度で凍結させ、真空度10−4〜1 0−7
Torrで水分を除去することにより凍結乾燥し、次い
で解砕した顆粒をヨード系造影剤コンレイ(第一製薬■
製イオタラム酸ナトリウム注射液の商品名)IIdとり
ピオドール(小玉■製ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエス
テルの商品名)lmの混合液中に懸濁してリピオドール
中の顆粒懸濁液(以下、HAL顆粒の懸濁液と略記する
)を製造した。
径30μm、気孔率50%、平均細孔径90nm、比表
面積23.Onf/gの多孔質ハイドロキシアパタイト
顆粒を用いた。この顆粒100mgをアドリアシン(協
和醗酵■製制ガン剤、硫酸ドキソルビシンの商品名、以
下ADHと略記する)10mgを水2Idに溶解した水
溶液と混合して、この薬剤で含浸した。得られた含浸顆
粒を日酸エドワーズ真空■製MODULYOを用い、−
70℃の温度で凍結させ、真空度10−4〜1 0−7
Torrで水分を除去することにより凍結乾燥し、次い
で解砕した顆粒をヨード系造影剤コンレイ(第一製薬■
製イオタラム酸ナトリウム注射液の商品名)IIdとり
ピオドール(小玉■製ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエス
テルの商品名)lmの混合液中に懸濁してリピオドール
中の顆粒懸濁液(以下、HAL顆粒の懸濁液と略記する
)を製造した。
実施例2
700℃で焼成したCa/P比1.67、平均粒径40
0μm(粒径範囲300〜500μm)、気孔率40%
、平均細孔径80nm、比表面積25%/gの多孔質ハ
イドロキシアバタイト顆粒を実施例1と同様の方法でア
ドリアシンで含浸し、凍結乾燥後、解砕してADR含浸
顆粒を得た。
0μm(粒径範囲300〜500μm)、気孔率40%
、平均細孔径80nm、比表面積25%/gの多孔質ハ
イドロキシアバタイト顆粒を実施例1と同様の方法でア
ドリアシンで含浸し、凍結乾燥後、解砕してADR含浸
顆粒を得た。
この顆粒50gに30Orpmの撹拌機内で撹拌しなが
ら10%デキストラン水溶液1 0 0 mlをスプレ
ーで噴霧した後、室温で乾燥させ、厚さ20〜100μ
m(乾燥状態)の被覆層を有するデキストラン被覆顆粒
を作製した。
ら10%デキストラン水溶液1 0 0 mlをスプレ
ーで噴霧した後、室温で乾燥させ、厚さ20〜100μ
m(乾燥状態)の被覆層を有するデキストラン被覆顆粒
を作製した。
実施例3
実施例2で調製したADR含浸顆粒50gに実施例2と
同じ撹拌条件下で、70℃で溶解し、室温に冷却した5
%ゼラチン水溶液100mffiを噴霧した後、室温で
乾燥させ、厚さ50〜200μm(乾燥状態)の被覆層
を有するゼラチン被覆顆粒を作製した。
同じ撹拌条件下で、70℃で溶解し、室温に冷却した5
%ゼラチン水溶液100mffiを噴霧した後、室温で
乾燥させ、厚さ50〜200μm(乾燥状態)の被覆層
を有するゼラチン被覆顆粒を作製した。
実施例4
実施例2で調製したADH含浸顆粒100gとカルボキ
シメチルキチン(平均粒径20μm)100gの混合物
に撹拌機内で蒸留水50gを噴霧し、5000rpmで
高速撹拌した後、室温で乾燥させ、厚さ100〜300
μm(乾燥状態)の被覆層を有するカルボキシメチルキ
チン被覆顆粒を作製した。
シメチルキチン(平均粒径20μm)100gの混合物
に撹拌機内で蒸留水50gを噴霧し、5000rpmで
高速撹拌した後、室温で乾燥させ、厚さ100〜300
μm(乾燥状態)の被覆層を有するカルボキシメチルキ
チン被覆顆粒を作製した。
実施例5
1100℃で焼成したCa/P比1,5、平均粒径20
μm(粒径範囲10〜30μm)、気孔率40%、平均
細孔径500nm、比表面積4.21′rf/15 gの多孔質リン酸三カルシウム顆粒を実施例lと同様の
方法でアドリアシンで含浸し、凍結乾燥後、解砕してA
DH含浸顆粒を得た。
μm(粒径範囲10〜30μm)、気孔率40%、平均
細孔径500nm、比表面積4.21′rf/15 gの多孔質リン酸三カルシウム顆粒を実施例lと同様の
方法でアドリアシンで含浸し、凍結乾燥後、解砕してA
DH含浸顆粒を得た。
この顆粒50gを2%グリコールキチン水溶液1 0
0 mRと混合し、乾燥後、解砕して、厚さ10〜10
0μm(乾燥状態)の被覆層を有するグリコールキチン
被覆顆粒を作製した。
0 mRと混合し、乾燥後、解砕して、厚さ10〜10
0μm(乾燥状態)の被覆層を有するグリコールキチン
被覆顆粒を作製した。
実施例6
平均粒子径50μmの球状アクリルビーズを平均粒径0
. 8μmのCa/P比1.67のハイドロキシアバタ
イト粉末と撹拌機内で混合し、蒸留水を噴霧しなから5
000rpmで高速撹拌してアクリルビーズを核とし、
これをハイドロキシアパタイト粉末で被覆した顆粒を作
製し、900℃で焼成し、平均粒径90μm(粒径範囲
60〜120μm)の中空顆粒を得た。この顆粒は気孔
率50%、平均細孔径200nm、比表面積14.5r
rf/gであった。この中空顆粒を用いて実施例2と同
様の方法でADH含浸顆粒を作製した。
. 8μmのCa/P比1.67のハイドロキシアバタ
イト粉末と撹拌機内で混合し、蒸留水を噴霧しなから5
000rpmで高速撹拌してアクリルビーズを核とし、
これをハイドロキシアパタイト粉末で被覆した顆粒を作
製し、900℃で焼成し、平均粒径90μm(粒径範囲
60〜120μm)の中空顆粒を得た。この顆粒は気孔
率50%、平均細孔径200nm、比表面積14.5r
rf/gであった。この中空顆粒を用いて実施例2と同
様の方法でADH含浸顆粒を作製した。
この顆粒50gに実施例2と同じ撹拌条件下で16
5%アルブミン水溶液100mを噴霧した後、室温で乾
燥させ、厚さ10〜lOOIlm(乾燥状態)の被覆層
を有するデキストラン被覆顆粒を作製した。
燥させ、厚さ10〜lOOIlm(乾燥状態)の被覆層
を有するデキストラン被覆顆粒を作製した。
試験例1
実施例1で製造したHAL顆粒の懸濁液を体重約200
gの雄のウィスターラットの総肝動脈から各ラットに0
. 1 dずつ注入した。次いで、経時的(注入直後、
6時間後、24時間後、48時間後)に肝臓を摘出し、
肝臓内のADR量を高速液体クロマトグラフィー(HP
LC法,)で測定し、第1表及び第1図に示した結果を
得た。なお、ラットは各群5匹とした。また、ADR量
は、肝臓内のADRの濃度を注入直後の値を100%と
した残存率で示す。
gの雄のウィスターラットの総肝動脈から各ラットに0
. 1 dずつ注入した。次いで、経時的(注入直後、
6時間後、24時間後、48時間後)に肝臓を摘出し、
肝臓内のADR量を高速液体クロマトグラフィー(HP
LC法,)で測定し、第1表及び第1図に示した結果を
得た。なお、ラットは各群5匹とした。また、ADR量
は、肝臓内のADRの濃度を注入直後の値を100%と
した残存率で示す。
試験例2
この例は比較例である。
比較のためADH 1 0■とコンレイIIdとの混合
物(以下、ADH混合物と略記する)を同様に注入した
場合及びADH 1 0■をリビオドール1戚及びコン
レイ1滅中に懸濁したもの(以下、ALCと略記する)
を注入した場合についても、ADR量を測定し、結果を
第1表及び第1図に示す。
物(以下、ADH混合物と略記する)を同様に注入した
場合及びADH 1 0■をリビオドール1戚及びコン
レイ1滅中に懸濁したもの(以下、ALCと略記する)
を注入した場合についても、ADR量を測定し、結果を
第1表及び第1図に示す。
第1表 肝組織内ADR残存率
第1表に示した結果から、HAL顆粒の懸濁液は、肝組
織内ADH残存率が最も高く、注入してから6時間後で
は49.8%という高濃度で残存し、従来の方法に比べ
て薬剤の徐放効果が著しく向上していることが判る。
織内ADH残存率が最も高く、注入してから6時間後で
は49.8%という高濃度で残存し、従来の方法に比べ
て薬剤の徐放効果が著しく向上していることが判る。
試験例3
この例は、本発明によるHAL顆粒の懸濁液を使用する
ことによって肝機能障害が軽減されることを示すもので
ある。比較のため、試験例2に使用したADH混合物及
びALCを用いた。
ことによって肝機能障害が軽減されることを示すもので
ある。比較のため、試験例2に使用したADH混合物及
びALCを用いた。
ウィスターラットの総肝動脈を結紮して各薬剤を注入し
た場合の血清GOT (アスパラギン酸アミノトランス
フェラーゼ)及びGPT (アラニンアミノトランスフ
ェラーゼ)の経時変化を測定し、結果をそれぞれ第2図
及び第3図並びに第2表に示す。
た場合の血清GOT (アスパラギン酸アミノトランス
フェラーゼ)及びGPT (アラニンアミノトランスフ
ェラーゼ)の経時変化を測定し、結果をそれぞれ第2図
及び第3図並びに第2表に示す。
対照として、肝動脈を結紮しただけで、何も注入しなか
ったときのGOT及びGPTを示す。
ったときのGOT及びGPTを示す。
第2表 GOT及びGPTの最高値
第2表の結果から、本発明のHAL顆粒の懸濁液を用い
た場合には、従来のALCを用いた場合に比べて肝機能
障害は著しく軽度であることが判る。これは、顆粒の材
料として用いたハイドロキシアバタイトが、生体親和性
を有する物質である19 ためと、顆粒の粒径を血管の大きさと同しか、あるいは
少し大きめに調節できたためと思われる。
た場合には、従来のALCを用いた場合に比べて肝機能
障害は著しく軽度であることが判る。これは、顆粒の材
料として用いたハイドロキシアバタイトが、生体親和性
を有する物質である19 ためと、顆粒の粒径を血管の大きさと同しか、あるいは
少し大きめに調節できたためと思われる。
実施例7
700℃で焼成したCa/P比1.67、粒径300〜
500μm、気孔率40%、平均細孔径80nm、比表
面積25n?/gの多孔質ハイドロキシアバタイト顆粒
(実施例2で用いたもの)50gを茶色インク(中外化
成■製レコーダーインク)50m!中に入れ、色素を含
浸させた後、50℃の恒温乾燥器で水分を除去し、色素
含浸顆粒(これを顆粒Aと称する)を作製した。
500μm、気孔率40%、平均細孔径80nm、比表
面積25n?/gの多孔質ハイドロキシアバタイト顆粒
(実施例2で用いたもの)50gを茶色インク(中外化
成■製レコーダーインク)50m!中に入れ、色素を含
浸させた後、50℃の恒温乾燥器で水分を除去し、色素
含浸顆粒(これを顆粒Aと称する)を作製した。
この顆粒を実施例2と同様にしてデキストランでコーテ
ィングし、デキストラン被覆顆粒(これを顆粒Bと称す
る)を作製した。
ィングし、デキストラン被覆顆粒(これを顆粒Bと称す
る)を作製した。
実施例8
実施例7と同様にして作製した色素含浸顆粒50gを用
いて実施例3と同様の方法でゼラチン被覆顆粒(これを
顆粒Cと称する)を作製した。
いて実施例3と同様の方法でゼラチン被覆顆粒(これを
顆粒Cと称する)を作製した。
実施例9
実施例7と同様にして作製した色素含浸顆粒20
100gを用いて実施例4と同様の方法でカルボキシメ
チルキチン被覆顆粒(これを顆粒Dと称する)を作製し
た。
チルキチン被覆顆粒(これを顆粒Dと称する)を作製し
た。
実施例10
実施例5で用いたのと同じリン酸三カルシウム顆粒を用
いて実施例7と同様の方法で色素含浸顆粒を得た。この
顆粒50gに実施例5と同様の方法でグリコールキチン
をコーティングし、グリコールキチン被覆顆粒(これを
顆粒Eと称する)を作製した。
いて実施例7と同様の方法で色素含浸顆粒を得た。この
顆粒50gに実施例5と同様の方法でグリコールキチン
をコーティングし、グリコールキチン被覆顆粒(これを
顆粒Eと称する)を作製した。
実施例11
実施例6で調製したハイドロキシアパタイト中空顆粒を
用いて実施例7と同様の方法で色素含浸顆粒を得た。こ
の顆粒に実施例6と同様の方法でアルブミンをコーティ
ングし、アルブミン被覆顆粒(これを顆粒Fと称する)
を作製した。
用いて実施例7と同様の方法で色素含浸顆粒を得た。こ
の顆粒に実施例6と同様の方法でアルブミンをコーティ
ングし、アルブミン被覆顆粒(これを顆粒Fと称する)
を作製した。
試験例4
実施例7〜11で作製した顆粒A−Fの各1gをそれぞ
れ透析チューブ(VISKASE SALES社製、シ
ームレスセルロースチュービング8/32)に入れ、こ
のチューブの両端を糸で縛って閉じた後、蒸留水2 0
0 mftの入ったビーカーに入れ、スターラーで撹
拌した。蒸留水中に溶出したインクの量を1時間後、3
時間後、6時間後、12時間後及び24時間後に測定し
た。
れ透析チューブ(VISKASE SALES社製、シ
ームレスセルロースチュービング8/32)に入れ、こ
のチューブの両端を糸で縛って閉じた後、蒸留水2 0
0 mftの入ったビーカーに入れ、スターラーで撹
拌した。蒸留水中に溶出したインクの量を1時間後、3
時間後、6時間後、12時間後及び24時間後に測定し
た。
顆粒から溶出したインクの量は、各時間経過後に顆粒の
入ったチューブを取り出し、ビーカー中の水分を蒸発さ
せた後、10dの蒸留水を加えて再びインクを水に溶解
させ、この液中のインクの濃度を分光光度計(島津製作
所製UV−10001)により6 2 0 nmの波長
の光の透過率として測定した。なお、蒸留水の光の透過
率を100%とした。
入ったチューブを取り出し、ビーカー中の水分を蒸発さ
せた後、10dの蒸留水を加えて再びインクを水に溶解
させ、この液中のインクの濃度を分光光度計(島津製作
所製UV−10001)により6 2 0 nmの波長
の光の透過率として測定した。なお、蒸留水の光の透過
率を100%とした。
また、比較のため、顆粒1g当たりに含浸したと推定さ
れる色素1戚を顆粒と同様に透析チューブに入れ、2
0 0 mlの蒸留水の入ったビーカーに入れ、スター
ラーで撹拌し、前記と同様の方法で水中に溶出したイン
クの量を測定し、これを対照とした。
れる色素1戚を顆粒と同様に透析チューブに入れ、2
0 0 mlの蒸留水の入ったビーカーに入れ、スター
ラーで撹拌し、前記と同様の方法で水中に溶出したイン
クの量を測定し、これを対照とした。
測定結果を第4図に示す。
この結果から、含浸した多孔質リン酸カルシウム顆粒は
、色素をゆっくりと水中に放出し、水中の色素濃度が徐
々に高くなり、光の透過率が徐々に低下することが判る
。すなわち、本発明の薬剤含浸多孔質リン酸カルシウム
顆粒は、薬剤の徐放効果を有する。さらに、有機高分子
化合物でコーティングした顆粒は、コーティングする物
質や顆粒の構造にも左右されるが、よりゆるやかな薬剤
の徐放効果を有することが判る。
、色素をゆっくりと水中に放出し、水中の色素濃度が徐
々に高くなり、光の透過率が徐々に低下することが判る
。すなわち、本発明の薬剤含浸多孔質リン酸カルシウム
顆粒は、薬剤の徐放効果を有する。さらに、有機高分子
化合物でコーティングした顆粒は、コーティングする物
質や顆粒の構造にも左右されるが、よりゆるやかな薬剤
の徐放効果を有することが判る。
上記の実施例及び試験例においては、リン酸カルシウム
系化合物としてハイドロキシアバタイト及びリン酸三カ
ルシウムを用いたが、他のリン酸カルシウム系化合物を
用いても同様の効果が達成されることは明らかである。
系化合物としてハイドロキシアバタイト及びリン酸三カ
ルシウムを用いたが、他のリン酸カルシウム系化合物を
用いても同様の効果が達成されることは明らかである。
「発明の効果」
本発明の薬剤徐放性顆粒は、本発明方法によれば容易に
製造することができ、多孔質顆粒の孔内に薬剤を含浸し
て含むので、薬剤徐放性に優れている。粒径、粒径分布
、気孔率、比表面積、細孔径などを必要に応じて制御す
ることができるので、23 徐放効果を制御することができる。また、リン酸カルシ
ウム系化合物の顆粒を用いているので、生体に対して無
害であり、X線や超音波による造影性に優れており、投
与後の捕捉が容易であるという利点がある。さらに、有
機高分子化合物でコーティングすることにより、徐放効
果を向上させると共に、比重を調節することができ、経
血管塞栓療法に対しても好適に適用することができる。
製造することができ、多孔質顆粒の孔内に薬剤を含浸し
て含むので、薬剤徐放性に優れている。粒径、粒径分布
、気孔率、比表面積、細孔径などを必要に応じて制御す
ることができるので、23 徐放効果を制御することができる。また、リン酸カルシ
ウム系化合物の顆粒を用いているので、生体に対して無
害であり、X線や超音波による造影性に優れており、投
与後の捕捉が容易であるという利点がある。さらに、有
機高分子化合物でコーティングすることにより、徐放効
果を向上させると共に、比重を調節することができ、経
血管塞栓療法に対しても好適に適用することができる。
また、本発明の薬剤徐放性顆粒は、経血管塞栓療法ばか
りでなく、様々な薬剤を含浸させて、各種の投与方式で
投与することができ、溶解性の高いリン酸カルシウム系
化合物を用いれば、顆粒自体が消失することが望ましい
用途に好適であり、溶解性の低いリン酸カルシウム系化
合物を用いて骨の欠損部などに適用すれば、充填材とし
ても機能させることができる。
りでなく、様々な薬剤を含浸させて、各種の投与方式で
投与することができ、溶解性の高いリン酸カルシウム系
化合物を用いれば、顆粒自体が消失することが望ましい
用途に好適であり、溶解性の低いリン酸カルシウム系化
合物を用いて骨の欠損部などに適用すれば、充填材とし
ても機能させることができる。
第1図は肝組織内ADR残存率の経時変化を示すグラフ
、第2図は血清GOT濃度の経時変化を示すグラフ、第
3図は血清GPTI度の経時変化24 を示すグラフ、第4図は透析チューブから溶出した色素
の水溶液の光透過率の経時変化を示すグラフである。 符号の説明 ○・・・HAL顆粒、●・・・ALC,▲・・・ADR
混合物、■・・・対照
、第2図は血清GOT濃度の経時変化を示すグラフ、第
3図は血清GPTI度の経時変化24 を示すグラフ、第4図は透析チューブから溶出した色素
の水溶液の光透過率の経時変化を示すグラフである。 符号の説明 ○・・・HAL顆粒、●・・・ALC,▲・・・ADR
混合物、■・・・対照
Claims (14)
- (1)200〜1400℃の温度で焼成されたCa/P
比1.3〜1.8、気孔率0.1〜70%、比表面積0
.1〜50m^2/g及び細孔径1nm〜10μmの多
孔質リン酸カルシウム系化合物顆粒の孔内に薬剤を含有
することを特徴とする薬剤徐放性顆粒。 - (2)粒径が1μm〜10mmである請求項1記載の薬
剤徐放性顆粒。 - (3)中空であって、その空所にも薬剤を含有する請求
項1記載の薬剤徐放性顆粒。 - (4)可溶性の有機高分子化合物から成るコーティング
層を有する請求項1又は2記載の薬剤徐放性顆粒。 - (5)有機高分子化合物がアルブミン、デキストラン、
ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル、ゼラチン、カル
ボキシメチルキチン又はグリコールキチンである請求項
4記載の薬剤徐放性顆粒。 - (6)200〜1400℃の温度で焼成されたCa/P
比1.3〜1.8、気孔率0.1〜70%、比表面積0
.1〜50m^2/g及び細孔径1nm〜10μmの多
孔質リン酸カルシウム系化合物顆粒に薬剤を含浸させ、
乾燥することを特徴とする薬剤徐放性顆粒の製造方法。 - (7)含浸した顆粒を−70℃以下の温度で凍結させ、
凍結物を10^−^4〜10^−^7Torrの減圧で
脱水することによって凍結乾燥する請求項6記載の薬剤
徐放性顆粒の製造方法。 - (8)焼失性物質のビーズを多孔質リン酸カルシウム系
化合物粒子で被覆し、被覆されたビーズを加熱して焼失
性物質を除去することにより中空構造を有する顆粒を製
造し、該顆粒に薬剤を含浸させる請求項6記載の薬剤徐
放性顆粒の製造方法。 - (9)粒径1μm〜10mmの顆粒を製造する請求項6
記載の薬剤徐放性顆粒の製造方法。 - (10)乾燥した顆粒を可溶性の有機高分子化合物でコ
ーティングする請求項6記載の薬剤徐放性顆粒の製造方
法。 - (11)コーティングを、可溶性の有機高分子化合物又
はその水溶液との混合によって行う請求項10記載の薬
剤徐放性顆粒の製造方法。 - (12)コーティングを、可溶性の有機高分子化合物又
はその水溶液の噴霧によって行う請求項10記載の薬剤
徐放性顆粒の製造方法。 - (13)コーティングを、乾燥した顆粒と、その粒径の
1/10以下の粒径の有機高分子化合物並びに必要に応
じて結合剤及び水とを混合した後、高速で撹拌すること
によって行う請求項10記載の薬剤徐放性顆粒の製造方
法。 - (14)有機高分子化合物としてアルブミン、デキスト
ラン、ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル、ゼラチン
、カルボキシメチルキチン又はグリコールキチンを使用
する請求項10記載の薬剤徐放性顆粒の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1343421A JP2842647B2 (ja) | 1988-12-29 | 1989-12-28 | 薬剤徐放性顆粒及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-335355 | 1988-12-29 | ||
| JP33535588 | 1988-12-29 | ||
| JP1343421A JP2842647B2 (ja) | 1988-12-29 | 1989-12-28 | 薬剤徐放性顆粒及びその製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03218310A true JPH03218310A (ja) | 1991-09-25 |
| JP2842647B2 JP2842647B2 (ja) | 1999-01-06 |
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ID=26575148
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1343421A Expired - Fee Related JP2842647B2 (ja) | 1988-12-29 | 1989-12-28 | 薬剤徐放性顆粒及びその製造方法 |
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|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| JP6304707B2 (ja) * | 2014-02-20 | 2018-04-04 | 学校法人東京理科大学 | 人工骨およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1343421A patent/JP2842647B2/ja not_active Expired - Fee Related
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