JPH0322430B2 - - Google Patents
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- JPH0322430B2 JPH0322430B2 JP9397282A JP9397282A JPH0322430B2 JP H0322430 B2 JPH0322430 B2 JP H0322430B2 JP 9397282 A JP9397282 A JP 9397282A JP 9397282 A JP9397282 A JP 9397282A JP H0322430 B2 JPH0322430 B2 JP H0322430B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- plywood
- protein
- adhesive
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- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアミノ系樹脂接着剤に或種の天然蛋白
を配合した組成物を含水率15〜30重量%のような
高含水率単板に適用する事によつて十分な接着性
能を有する合板の製造する方法に関する。 従来、合板製造には尿素樹脂、メラミン樹脂等
のアミノ系樹脂接着剤が一般的に用いられている
が、これ等の樹脂接着剤を用いる場合に、十分な
接着効果を得る為には、単板を十分乾燥する必要
があり、通常、含水率を10%以下、高くてもたか
だか12〜14%止りに制御することが必要であつ
た。しかし乍ら、近年原木収率の向上のため、単
板含水率を高くする必要が生じており、その対策
として前記アミノ系樹脂接着剤の使用時に配合す
る小麦粉等の増量剤および水の量を減少させる方
法、同時に大豆粉や血粉を用いる方法或は熱圧時
間を延長させる等の方法が採られているが、コス
ト高となつたり効果が十分でなかつたりして満足
し得る方法は見出されていない。 本発明は含水率の高い単板を用いて十分な接着
力を有する合板を製造する事を目的とするもので
ある。本発明者等はこの課題を達成する為に鋭意
研究を重ねた結果、60メツシユ以下の粒度の小麦
蛋白およびとうもろこし蛋白が高含水率単板に対
して秀れた接着力向上効果を示す事実を見出し、
本発明を完成した。 即ち、本発明はアミノ系樹脂接着剤に、60メツ
シユ以下の粒度を有し少くとも30重量%以上の蛋
白質を含有する小麦蛋白および又はとうもろこし
蛋白を3〜30重量%となるように配合して得られ
る接着剤配合組成物を含水率が15〜30重量%であ
る単板に対して適用する合板の製造方法である。 本発明において使用されるアミノ系樹脂接着剤
は、例えば尿素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミ
ン共縮合樹脂、メラミン及びフエノール共縮合樹
脂等の如く、尿素又はメラミン等のアミノ系化合
物の一種または二種以上とホルムアルデヒドとの
縮合物、或はそれにフエノールやレゾルシノール
等のフエノール系化合物を共縮合させたものを包
含される。これらの縮合物は、尿素及び又はメラ
ミン等のアミノ化合物、場合によつてはフエノー
ル等のフエノール系化合物を含むアミノ系化合物
とホルムアルデヒド水溶液とを酸及びアルカリ触
媒を用いて加熱下に反応させることによつて製造
されるものであり、合板製造において通常用いら
れるアミノ系樹脂接着剤がそのまま用いられる。
またこれらのアミノ系樹脂接着剤の製造において
は、縮合反応の過程でポリビニールアルコール、
澱粉等の仮接着向上剤や増粘剤を添加してもよ
い。 本発明において使用される小麦蛋白とは、グル
テン分の比較的多い小麦粉も含むものであり、本
発明の実施においては通常強力粉と称して市販さ
れている50メツシユ以上の粒度を有する小麦粉な
どが更に微粉砕されて使用される。而して本発明
の効果を発揮させるためにはグルテン含量が30重
量%以上、好ましくは40重量%以上の小麦蛋白、
換言すれば小麦粉、或は通常の小麦粉などよりグ
ルテン分を抽出・乾燥・粉砕して得られる小麦蛋
白が使用される。なお、使用される小麦粉につい
て付言すれば、従来通常の合板用の増量剤として
用いられている小麦粉は、末粉とも言われ小麦粒
子の外周部を主体とするものであつて、所謂ふす
まと5重量%以下のものであり、本発明において
用いられる小麦蛋白とは明確に区別される。 本発明において使用されるとうもろこし蛋白と
は、とうもろこしに含有される蛋白質であり、と
うもろこしよりコーンスターチを採取する際副産
物として得られるグルテンミールが代表的なもの
である。その製造は、例えばとうもろこしを亜硫
酸水溶液に浸漬して破砕機でくだき、胚芽を分離
除去し、更に磨砕機ですりつぶして分離する。次
いで乳状物より澱粉を分離し、残液を濃縮・
過・乾燥・粉砕することにより、グルテンミール
が得られ、通常蛋白質60〜80重量%残部は澱粉、
灰分および水分等により構成されている。而して
これらのグルテンミールは、通常、飼料として用
いられ、50メツシユ以上の粒度のものとして市販
されている。 上記した小麦蛋白及びとうもろこし蛋白は、本
発明の効果を発揮させる為には60メツシユ以下、
好ましくは80メツシユ以下の粒度に粉砕する必要
がある。粒度が60メツシユより大きい場合には、
接着剤配合組成物の粘稠性がそこなわれ、スプレ
ツダーによる単板への均一塗付が困難になる他、
前記した本発明の効果が十分得られない。しかし
乍ら、使用するこれらの蛋白の総量に対して10重
量%以下のような少量であれば60メツシユ以上の
ものが含まれていても実用上は許容される。また
これらの小麦蛋白およびとうもろこし蛋白の蛋白
質含量が30重量%以下である場合には、これらの
蛋白の使用量が増大し、結果として接着剤配合組
成物中のアミノ系樹脂接着剤の濃度が低下して接
着剤効果を低下させ、本発明の目的を達成するこ
とができない。 使用するこれらの蛋白の配合比率は、アミノ系
樹脂接着剤に対して3〜30重量%であることが必
要であり、好ましくは5〜15重量%の範囲であ
る。その比率が3重量%より小さい場合は、本発
明の効果が十分得られず、又30重量%より大きい
場合は、接着剤配合組成物の粘稠性及び流動性が
低下し、単板への均一塗付が不能となり且つ接着
剤に対する増量倍率が過大となる事に起因して接
着力の低下をきたす。 本発明の実施を於いては小麦蛋白及びとうもろ
こし蛋白のいずれか一種類を用いても良いし又両
者を併用しても良い。 本発明の実施の態様としては、合板製造に際
し、アミノ系樹脂接着剤に小麦粉、米粉、クレー
等の増量剤、水及び硬化剤を配合する際に、小麦
蛋白及び又はとうもろこし蛋白を3〜30重量%配
合する方法が通常採用される。その配合順序は特
に制限は無く、配合時の撹拌時間、配合組成物の
仕上り粘度等の制御は通常の方法と同条件でよ
い。かくして得られる接着剤配合組成物を用いて
合板を製造する際は、含水率を15〜30重量%であ
る単板を使用する以外に塗付量および熱圧等の接
着条件は全べて通常の場合と同一条件で行うこと
ができる。 本発明の実施に於いては、従来より合板製造に
用いられている増量剤としての小麦粉の他に、大
麦粉、米粉、木粉、タルク、クレー等を用いた
り、仮接着向上を目的とするポリビニールアルコ
ール等の化合物、従来、接着力向上対策として用
いられている血粉および大豆粉等を併用すること
はさしつかえない。 本発明の合板の製造において用いられる単板の
含水率は、単板中に含有される水分の割合を意味
するものであつて、全乾木材重量に対する含有水
分の重量%で表わされ、実務的には木材の電導度
がその含水率によつて変化する現象を利用した木
材水分計によつて測定された値が一般的に用いら
れる。本発明で規定する含水率は上記のいずれの
方法を用いても良い。 従来法により合板を製造する場合の単板含水率
は、通常前述の如く12〜14重量%が上限でありそ
れ以上の含水率を有する単板を用いて製造した合
板は、実用上必要な接着力を具備し得ないが本発
明の方法によれば15〜30重量%という高い含水率
を有する単板を用いても実用上十分な程度の接着
力を有する合板が得られる。単板含水率が15重量
%以下の場合も接着力は十分得られるが従来方法
でも実用上必要な接着力が得られているので本発
明の意図するところではなく、又30重量%以上の
場合は実用上必要な接着力は得られない。尚、15
〜22重量%の含水率範囲では、一枚の合板を構成
する単板がすべてその範囲であつても良いが、23
〜30重量%の含水率の単板を用いる場合は隣り合
う単板は20重量%以下の含水率である事が望まし
い。 本発明の方法に依れば従来技術では使用できな
かつた程度の高含水率単板を用いて実用上十分な
接着力を有する合板の製造が可能であり、その実
施は極めて容易であり実用上の価値が高い。 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
尚実施例中の%は重量%を示す。 実施例 1 市販の尿素メラミン共縮合樹脂接着剤(三井東
圧化学製、商品名、ユーロイドUL−350)100重
量部、水10重量部、小麦粉末粉(日本製粉製、商
品名紫扇)15重量部、グルテンミール(王子コー
スターチ製を80メツシユのJIS標準篩に全通迄粉
砕して使用、窒素分析値より求めた蛋白分は67
%)10重量部、硬化剤として塩化アンモニウム1
重量部をミキサーで15分撹拌して接着剤配合組成
物を得た。これを含水率が18〜22%のラワン材単
板(表裏板とも)に対して適用し次記通常条件で
合板を製造した。 単板構成:0.98+2.2+0.98(m/m) 接着剤配合組成物の塗付量:30g/900cm2 冷圧:12Kg/cm2−15分(室温20℃) 熱圧:10Kg/cm2−125℃−90秒/秒 実施例 2 60メツシユのJIS標準ふるいでの残分5%、グ
ルテン含量50%の小麦粉(日本製粉製、赤牡丹)
20重量部、小麦粉10重量部を用いる他は実施例1
と同様の条件で合板を製造した。 実施例 3 単板含水率を表裏板25〜28%、芯板8〜10%と
したこと以外は実施例1と同様な条件で合板を製
造した。 実施例 4 市販の尿素樹脂接着剤(三井東圧化学製、ユー
ロイドUL−321)を用い、熱圧温度を110℃−70
秒/秒とする他は実施例1と同様の条件で合板を
製造した。 実施例 5 小麦蛋白およびとうもろこし蛋白を併用した以
外は実施例1とほぼ同様な条件で合板を製造し
た。 実施例 6 実施5における蛋白質量を3重量%としたこと
以外は実施例1とほぼ同様な条件で合板を製造し
た。 比較例 1〜4 各実験番号に応じて、それぞれ次表記載の条件
を用いる以外は実施例1と同様の条件で合板を製
造した。なお、比較例1〜3については接着剤配
合組成物の粘度が15〜20ポイズになる様に水の量
を加減した(比較例1は6重量部、比較例2は3
重量部、比較例3は35重量部)。 比較例 5 尿素メラミン共縮合樹脂接着剤100重量部、小
麦粉末粉20重量部、水15重量部及び塩化アンモニ
ウム1重量部より成る接着剤配合組成物を用いた
こと以外は実施例3と同様な条件で合板を製造し
た。 参考例 1 公知の例として比較例5と同様の接着剤配合組
成物を用い且つ単板含水率を表裏芯板ともに8〜
10%とする以外は実施例1と同様の条件で合板を
製造した。 参考例 2 公知の例として尿素樹脂接着剤100重量部、小
麦粉末粉20重量部、水15重量部及び塩化アンモニ
ウム1重量部より成る接着剤配合組成物を含水率
8〜10%のラワン単板(表裏とも)に対して用い
る他は実施例4と同様の条件で合板を製造した。 評価試験: 次に前記した本発明の示例、比較例び参考例で
得られた合板についてJAS法に基づいて接着力試
験を行つた。但し実施例1〜3及び5並びに比較
例1〜5、参考例1はType合板の規格、実施
例4及び参考例2はType合板の規格により試
験を行つた。 【表】
を配合した組成物を含水率15〜30重量%のような
高含水率単板に適用する事によつて十分な接着性
能を有する合板の製造する方法に関する。 従来、合板製造には尿素樹脂、メラミン樹脂等
のアミノ系樹脂接着剤が一般的に用いられている
が、これ等の樹脂接着剤を用いる場合に、十分な
接着効果を得る為には、単板を十分乾燥する必要
があり、通常、含水率を10%以下、高くてもたか
だか12〜14%止りに制御することが必要であつ
た。しかし乍ら、近年原木収率の向上のため、単
板含水率を高くする必要が生じており、その対策
として前記アミノ系樹脂接着剤の使用時に配合す
る小麦粉等の増量剤および水の量を減少させる方
法、同時に大豆粉や血粉を用いる方法或は熱圧時
間を延長させる等の方法が採られているが、コス
ト高となつたり効果が十分でなかつたりして満足
し得る方法は見出されていない。 本発明は含水率の高い単板を用いて十分な接着
力を有する合板を製造する事を目的とするもので
ある。本発明者等はこの課題を達成する為に鋭意
研究を重ねた結果、60メツシユ以下の粒度の小麦
蛋白およびとうもろこし蛋白が高含水率単板に対
して秀れた接着力向上効果を示す事実を見出し、
本発明を完成した。 即ち、本発明はアミノ系樹脂接着剤に、60メツ
シユ以下の粒度を有し少くとも30重量%以上の蛋
白質を含有する小麦蛋白および又はとうもろこし
蛋白を3〜30重量%となるように配合して得られ
る接着剤配合組成物を含水率が15〜30重量%であ
る単板に対して適用する合板の製造方法である。 本発明において使用されるアミノ系樹脂接着剤
は、例えば尿素樹脂、メラミン樹脂、尿素メラミ
ン共縮合樹脂、メラミン及びフエノール共縮合樹
脂等の如く、尿素又はメラミン等のアミノ系化合
物の一種または二種以上とホルムアルデヒドとの
縮合物、或はそれにフエノールやレゾルシノール
等のフエノール系化合物を共縮合させたものを包
含される。これらの縮合物は、尿素及び又はメラ
ミン等のアミノ化合物、場合によつてはフエノー
ル等のフエノール系化合物を含むアミノ系化合物
とホルムアルデヒド水溶液とを酸及びアルカリ触
媒を用いて加熱下に反応させることによつて製造
されるものであり、合板製造において通常用いら
れるアミノ系樹脂接着剤がそのまま用いられる。
またこれらのアミノ系樹脂接着剤の製造において
は、縮合反応の過程でポリビニールアルコール、
澱粉等の仮接着向上剤や増粘剤を添加してもよ
い。 本発明において使用される小麦蛋白とは、グル
テン分の比較的多い小麦粉も含むものであり、本
発明の実施においては通常強力粉と称して市販さ
れている50メツシユ以上の粒度を有する小麦粉な
どが更に微粉砕されて使用される。而して本発明
の効果を発揮させるためにはグルテン含量が30重
量%以上、好ましくは40重量%以上の小麦蛋白、
換言すれば小麦粉、或は通常の小麦粉などよりグ
ルテン分を抽出・乾燥・粉砕して得られる小麦蛋
白が使用される。なお、使用される小麦粉につい
て付言すれば、従来通常の合板用の増量剤として
用いられている小麦粉は、末粉とも言われ小麦粒
子の外周部を主体とするものであつて、所謂ふす
まと5重量%以下のものであり、本発明において
用いられる小麦蛋白とは明確に区別される。 本発明において使用されるとうもろこし蛋白と
は、とうもろこしに含有される蛋白質であり、と
うもろこしよりコーンスターチを採取する際副産
物として得られるグルテンミールが代表的なもの
である。その製造は、例えばとうもろこしを亜硫
酸水溶液に浸漬して破砕機でくだき、胚芽を分離
除去し、更に磨砕機ですりつぶして分離する。次
いで乳状物より澱粉を分離し、残液を濃縮・
過・乾燥・粉砕することにより、グルテンミール
が得られ、通常蛋白質60〜80重量%残部は澱粉、
灰分および水分等により構成されている。而して
これらのグルテンミールは、通常、飼料として用
いられ、50メツシユ以上の粒度のものとして市販
されている。 上記した小麦蛋白及びとうもろこし蛋白は、本
発明の効果を発揮させる為には60メツシユ以下、
好ましくは80メツシユ以下の粒度に粉砕する必要
がある。粒度が60メツシユより大きい場合には、
接着剤配合組成物の粘稠性がそこなわれ、スプレ
ツダーによる単板への均一塗付が困難になる他、
前記した本発明の効果が十分得られない。しかし
乍ら、使用するこれらの蛋白の総量に対して10重
量%以下のような少量であれば60メツシユ以上の
ものが含まれていても実用上は許容される。また
これらの小麦蛋白およびとうもろこし蛋白の蛋白
質含量が30重量%以下である場合には、これらの
蛋白の使用量が増大し、結果として接着剤配合組
成物中のアミノ系樹脂接着剤の濃度が低下して接
着剤効果を低下させ、本発明の目的を達成するこ
とができない。 使用するこれらの蛋白の配合比率は、アミノ系
樹脂接着剤に対して3〜30重量%であることが必
要であり、好ましくは5〜15重量%の範囲であ
る。その比率が3重量%より小さい場合は、本発
明の効果が十分得られず、又30重量%より大きい
場合は、接着剤配合組成物の粘稠性及び流動性が
低下し、単板への均一塗付が不能となり且つ接着
剤に対する増量倍率が過大となる事に起因して接
着力の低下をきたす。 本発明の実施を於いては小麦蛋白及びとうもろ
こし蛋白のいずれか一種類を用いても良いし又両
者を併用しても良い。 本発明の実施の態様としては、合板製造に際
し、アミノ系樹脂接着剤に小麦粉、米粉、クレー
等の増量剤、水及び硬化剤を配合する際に、小麦
蛋白及び又はとうもろこし蛋白を3〜30重量%配
合する方法が通常採用される。その配合順序は特
に制限は無く、配合時の撹拌時間、配合組成物の
仕上り粘度等の制御は通常の方法と同条件でよ
い。かくして得られる接着剤配合組成物を用いて
合板を製造する際は、含水率を15〜30重量%であ
る単板を使用する以外に塗付量および熱圧等の接
着条件は全べて通常の場合と同一条件で行うこと
ができる。 本発明の実施に於いては、従来より合板製造に
用いられている増量剤としての小麦粉の他に、大
麦粉、米粉、木粉、タルク、クレー等を用いた
り、仮接着向上を目的とするポリビニールアルコ
ール等の化合物、従来、接着力向上対策として用
いられている血粉および大豆粉等を併用すること
はさしつかえない。 本発明の合板の製造において用いられる単板の
含水率は、単板中に含有される水分の割合を意味
するものであつて、全乾木材重量に対する含有水
分の重量%で表わされ、実務的には木材の電導度
がその含水率によつて変化する現象を利用した木
材水分計によつて測定された値が一般的に用いら
れる。本発明で規定する含水率は上記のいずれの
方法を用いても良い。 従来法により合板を製造する場合の単板含水率
は、通常前述の如く12〜14重量%が上限でありそ
れ以上の含水率を有する単板を用いて製造した合
板は、実用上必要な接着力を具備し得ないが本発
明の方法によれば15〜30重量%という高い含水率
を有する単板を用いても実用上十分な程度の接着
力を有する合板が得られる。単板含水率が15重量
%以下の場合も接着力は十分得られるが従来方法
でも実用上必要な接着力が得られているので本発
明の意図するところではなく、又30重量%以上の
場合は実用上必要な接着力は得られない。尚、15
〜22重量%の含水率範囲では、一枚の合板を構成
する単板がすべてその範囲であつても良いが、23
〜30重量%の含水率の単板を用いる場合は隣り合
う単板は20重量%以下の含水率である事が望まし
い。 本発明の方法に依れば従来技術では使用できな
かつた程度の高含水率単板を用いて実用上十分な
接着力を有する合板の製造が可能であり、その実
施は極めて容易であり実用上の価値が高い。 次に実施例により本発明を具体的に説明する。
尚実施例中の%は重量%を示す。 実施例 1 市販の尿素メラミン共縮合樹脂接着剤(三井東
圧化学製、商品名、ユーロイドUL−350)100重
量部、水10重量部、小麦粉末粉(日本製粉製、商
品名紫扇)15重量部、グルテンミール(王子コー
スターチ製を80メツシユのJIS標準篩に全通迄粉
砕して使用、窒素分析値より求めた蛋白分は67
%)10重量部、硬化剤として塩化アンモニウム1
重量部をミキサーで15分撹拌して接着剤配合組成
物を得た。これを含水率が18〜22%のラワン材単
板(表裏板とも)に対して適用し次記通常条件で
合板を製造した。 単板構成:0.98+2.2+0.98(m/m) 接着剤配合組成物の塗付量:30g/900cm2 冷圧:12Kg/cm2−15分(室温20℃) 熱圧:10Kg/cm2−125℃−90秒/秒 実施例 2 60メツシユのJIS標準ふるいでの残分5%、グ
ルテン含量50%の小麦粉(日本製粉製、赤牡丹)
20重量部、小麦粉10重量部を用いる他は実施例1
と同様の条件で合板を製造した。 実施例 3 単板含水率を表裏板25〜28%、芯板8〜10%と
したこと以外は実施例1と同様な条件で合板を製
造した。 実施例 4 市販の尿素樹脂接着剤(三井東圧化学製、ユー
ロイドUL−321)を用い、熱圧温度を110℃−70
秒/秒とする他は実施例1と同様の条件で合板を
製造した。 実施例 5 小麦蛋白およびとうもろこし蛋白を併用した以
外は実施例1とほぼ同様な条件で合板を製造し
た。 実施例 6 実施5における蛋白質量を3重量%としたこと
以外は実施例1とほぼ同様な条件で合板を製造し
た。 比較例 1〜4 各実験番号に応じて、それぞれ次表記載の条件
を用いる以外は実施例1と同様の条件で合板を製
造した。なお、比較例1〜3については接着剤配
合組成物の粘度が15〜20ポイズになる様に水の量
を加減した(比較例1は6重量部、比較例2は3
重量部、比較例3は35重量部)。 比較例 5 尿素メラミン共縮合樹脂接着剤100重量部、小
麦粉末粉20重量部、水15重量部及び塩化アンモニ
ウム1重量部より成る接着剤配合組成物を用いた
こと以外は実施例3と同様な条件で合板を製造し
た。 参考例 1 公知の例として比較例5と同様の接着剤配合組
成物を用い且つ単板含水率を表裏芯板ともに8〜
10%とする以外は実施例1と同様の条件で合板を
製造した。 参考例 2 公知の例として尿素樹脂接着剤100重量部、小
麦粉末粉20重量部、水15重量部及び塩化アンモニ
ウム1重量部より成る接着剤配合組成物を含水率
8〜10%のラワン単板(表裏とも)に対して用い
る他は実施例4と同様の条件で合板を製造した。 評価試験: 次に前記した本発明の示例、比較例び参考例で
得られた合板についてJAS法に基づいて接着力試
験を行つた。但し実施例1〜3及び5並びに比較
例1〜5、参考例1はType合板の規格、実施
例4及び参考例2はType合板の規格により試
験を行つた。 【表】
Claims (1)
- 1 アミノ系樹脂接着剤に60メツシユ以下の粒度
を有し少くとも30重量%以上の蛋白質を含有する
小麦蛋白および又はとうもろこし蛋白を3〜30重
量%となるように配合して得られる接着剤配合組
成物を含水量が15〜30重量%である単板に対して
適用する事を特徴とする合板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9397282A JPS58210975A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 合板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9397282A JPS58210975A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 合板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58210975A JPS58210975A (ja) | 1983-12-08 |
| JPH0322430B2 true JPH0322430B2 (ja) | 1991-03-26 |
Family
ID=14097314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9397282A Granted JPS58210975A (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 合板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58210975A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61221280A (ja) * | 1985-03-26 | 1986-10-01 | Hohnen Oil Co Ltd | 木材の接着方法 |
| DE10253455A1 (de) * | 2001-12-05 | 2003-06-18 | Ihd Inst Fuer Holztechnologie | Bindemittel für die Herstellung von quellungsvergüteten Holzwerkstoffen und die Verklebung von Holz und Holzwerkstoffen |
| US20050070635A1 (en) * | 2003-09-29 | 2005-03-31 | Georgia-Pacific Resins, Inc. | Wood composites bonded with protein-modified urea-formaldehyde resin adhesive |
| US9404025B1 (en) * | 2013-04-29 | 2016-08-02 | Hexion Inc. | Wood adhesive |
-
1982
- 1982-06-03 JP JP9397282A patent/JPS58210975A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58210975A (ja) | 1983-12-08 |
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