JPH03224500A - キシロースの製造方法 - Google Patents
キシロースの製造方法Info
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- JPH03224500A JPH03224500A JP1896290A JP1896290A JPH03224500A JP H03224500 A JPH03224500 A JP H03224500A JP 1896290 A JP1896290 A JP 1896290A JP 1896290 A JP1896290 A JP 1896290A JP H03224500 A JPH03224500 A JP H03224500A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はババスヤシ殻の核層を原料として用い特定の加
水分解条件を適用することにより、高純度のキシロース
を工業的に安価か′つ効率良く製造する方法に関する。
水分解条件を適用することにより、高純度のキシロース
を工業的に安価か′つ効率良く製造する方法に関する。
[従来の技術]
従来、キシロースはキシランの他にセルロース及び各種
のヘミセルロースを多量に含有する天然の植物原料(例
えば、からす麦、トウモロコシ又は綿実膜など単子葉植
物、及びブナ、ポプラ、カバなどの落葉樹のような双子
葉植物)やバルブ及び紙工業の廃棄有機原料(亜硫酸バ
ルブ、クラフトバルブ、セミケミカルバルブなどの廃棄
物)を出発原料として、鉱酸、有機酸又は酵素剤による
加水分解により得る方法が試みられきた。またこれら加
水分解物には多種類の糖類なと不純物を含むので、その
精製については酵母による不純物の発酵除去等の方法が
用いられてきた。
のヘミセルロースを多量に含有する天然の植物原料(例
えば、からす麦、トウモロコシ又は綿実膜など単子葉植
物、及びブナ、ポプラ、カバなどの落葉樹のような双子
葉植物)やバルブ及び紙工業の廃棄有機原料(亜硫酸バ
ルブ、クラフトバルブ、セミケミカルバルブなどの廃棄
物)を出発原料として、鉱酸、有機酸又は酵素剤による
加水分解により得る方法が試みられきた。またこれら加
水分解物には多種類の糖類なと不純物を含むので、その
精製については酵母による不純物の発酵除去等の方法が
用いられてきた。
[発明が解決しようとする課題]
一般にこれらの出発原料は各種の多糖類から構成されて
いるため、得られた加水分解糖液中には目的とするキシ
ロースの他にアラビノースなどの五炭糖やグルコース、
マンノース、ガラクトースなどの六炭糖及び酢酸等が生
じる。
いるため、得られた加水分解糖液中には目的とするキシ
ロースの他にアラビノースなどの五炭糖やグルコース、
マンノース、ガラクトースなどの六炭糖及び酢酸等が生
じる。
従って、この混合物から各成分を分離してキシロースを
高純度で回収することは極めて困難てあリ、そのため多
くの費用と時間を要した。
高純度で回収することは極めて困難てあリ、そのため多
くの費用と時間を要した。
一方、上述のような他の不純物の混入のないキシロース
の製造法としてババスヤシ殻の外皮層又は核層を原料と
し、酵素剤を用いる方法(特公昭56−50960)が
ある。しかし、この方法によると脱)ノグニンやキシラ
ンのアルカリ抽出等の前処理工程とともに酵素加水分解
液を中性成分であるキシロース及びウロン酸を含む酸性
成分であるポリアニオン性物質に分離する後処理があり
、キシロースのみを得るためにはプロセスが複雑で、ま
た費用と時間かかかるという問題点があった。
の製造法としてババスヤシ殻の外皮層又は核層を原料と
し、酵素剤を用いる方法(特公昭56−50960)が
ある。しかし、この方法によると脱)ノグニンやキシラ
ンのアルカリ抽出等の前処理工程とともに酵素加水分解
液を中性成分であるキシロース及びウロン酸を含む酸性
成分であるポリアニオン性物質に分離する後処理があり
、キシロースのみを得るためにはプロセスが複雑で、ま
た費用と時間かかかるという問題点があった。
また−船釣に天然物を原料とすることは原料供給の安定
性が問題となるものであり、例えば綿実殻を原料とした
場合(特公昭43−122371綿実油の利用価値の減
少に伴い将来的に原料の安定な供給に問題かある。なお
、原料とする植物においては、キシランの存在状態は、
その起源によって異なるもので、熱や薬品に対する挙動
についてもキシラン自体の分子量、リグニン質・セルロ
ース質との結合状態により各々異なっている。
性が問題となるものであり、例えば綿実殻を原料とした
場合(特公昭43−122371綿実油の利用価値の減
少に伴い将来的に原料の安定な供給に問題かある。なお
、原料とする植物においては、キシランの存在状態は、
その起源によって異なるもので、熱や薬品に対する挙動
についてもキシラン自体の分子量、リグニン質・セルロ
ース質との結合状態により各々異なっている。
キシロースの製造原料として、ババスヤシ殻の核層は特
公昭56−50960に述べられているように他の原料
に比ベキシラン含量に冨み、また原木はブラジルなど南
米に大量に自生しているため原料供給安定性に優れてい
る。しかしながら、キシロースのみを製造する観点から
は先に述べた特許の製造方法ではプロセスが複雑であり
コスト面から必ずしも有利ではなかった。
公昭56−50960に述べられているように他の原料
に比ベキシラン含量に冨み、また原木はブラジルなど南
米に大量に自生しているため原料供給安定性に優れてい
る。しかしながら、キシロースのみを製造する観点から
は先に述べた特許の製造方法ではプロセスが複雑であり
コスト面から必ずしも有利ではなかった。
そこで本発明では原料としてババスヤシ殻の核層を用い
、高純度のキシロースを工業的に安価で簡便に製造する
ことを目的とした。
、高純度のキシロースを工業的に安価で簡便に製造する
ことを目的とした。
なおこの発明で言うババスヤシとは、ヤシ科植物に分類
されBabassupalm、Orbignya ma
rtianaBarb−Rodr等の名称があり、核層
はその種子を包むEnclcarpoと呼ばれる部分を
指す。
されBabassupalm、Orbignya ma
rtianaBarb−Rodr等の名称があり、核層
はその種子を包むEnclcarpoと呼ばれる部分を
指す。
[課題を解決するための手段]
本発明においては、原料供給性に優れているババスヤシ
殻の核層な用い、その加水分解の条件として0.1〜3
. 0Nの鉱酸を用い、100130°C好ましくは1
20°C前後、常圧又は加圧下で煮熟する。このことに
よってグルコース、アラビノース及び少糖類の生成を抑
えかつ高純度のキシロースを製造することができる。
殻の核層な用い、その加水分解の条件として0.1〜3
. 0Nの鉱酸を用い、100130°C好ましくは1
20°C前後、常圧又は加圧下で煮熟する。このことに
よってグルコース、アラビノース及び少糖類の生成を抑
えかつ高純度のキシロースを製造することができる。
更にババスヤシ殻の核層な原料とするについて、水又は
0.1N以下の希酸を加え煮熟し液に溶解した不純物を
流し去る前処理工程の後に、上記の加水分解を行うと、
さらに高純度のキシロースが得られることを見い出した
。
0.1N以下の希酸を加え煮熟し液に溶解した不純物を
流し去る前処理工程の後に、上記の加水分解を行うと、
さらに高純度のキシロースが得られることを見い出した
。
また得られた加水分解液からキシロースの分離精製は活
性炭処理、イオン交換樹脂処理及び結晶化等で達成され
る。
性炭処理、イオン交換樹脂処理及び結晶化等で達成され
る。
以下に実施例等により具体的に述べる。
[実験例1コ
硫酸処理によるキシロース含有液製造(1)ババスヤシ
殻の核層部を取り出し、ウィレーミルにより粒径0,5
〜2.0mm程度に粉砕処理を行ってパウダーを得た。
殻の核層部を取り出し、ウィレーミルにより粒径0,5
〜2.0mm程度に粉砕処理を行ってパウダーを得た。
このパウダー(乾燥物)各8、OOg(10系列)を試
料とし栓付三角フラスコ中の0〜50%(v/v)(約
O〜18N)の硫酸100m1に加え、120℃加圧1
気圧60分のオートクレーブ中でキシロースの溶出を試
みた。各系列の酸濃度は第1表に示した。
料とし栓付三角フラスコ中の0〜50%(v/v)(約
O〜18N)の硫酸100m1に加え、120℃加圧1
気圧60分のオートクレーブ中でキシロースの溶出を試
みた。各系列の酸濃度は第1表に示した。
加熱処理後加水分解物はガラス繊維濾紙にて濾過し、固
形物と濾液に分離した。固形物は洗浄液が中性になるま
で水洗した後に105℃で5時間乾燥し秤量した。濾液
は水酸化バリウムでpH6,56,9に中和し、生じた
硫酸バリウムを濾過により除去し濾液を濃縮、凍結乾燥
を行い秤量した。ババスヤシ殻核層パウダーの各硫酸濃
度による溶出物と固形物の物質収支を第2表に示した。
形物と濾液に分離した。固形物は洗浄液が中性になるま
で水洗した後に105℃で5時間乾燥し秤量した。濾液
は水酸化バリウムでpH6,56,9に中和し、生じた
硫酸バリウムを濾過により除去し濾液を濃縮、凍結乾燥
を行い秤量した。ババスヤシ殻核層パウダーの各硫酸濃
度による溶出物と固形物の物質収支を第2表に示した。
原料に対する溶出物の収率は実験系D−F(硫酸濃度1
.0〜5.0%(V/V)で40%以上という最も効率
が良い結果となった。
.0〜5.0%(V/V)で40%以上という最も効率
が良い結果となった。
溶出物の糖組成を調べるためにシリカゲルTLCプレー
ト(MERCK Art、 5554)で展開した結果
、驚くべきことに実験系C−E(硫酸濃度0.5〜2.
0%(V/V)の硫酸濃度で処理した物が唯一キシロー
スのみが生成していることが判明した(第1図)。また
実験系0−B(硫酸濃度O〜0.2%(V/V)ではバ
バスヤシ殻核層中に含まれる他のヘミセルロース由来の
アラビノース化の夾雑物が多く含まれ、実験系F〜工
(硫酸濃度5.0〜50.0%(V / V )ではセ
ルロース由来のグルコースの生成が伴うようになり、純
度の高いキシロースを得られるのはこの間の硫酸濃度で
のみ成立することが示された。
ト(MERCK Art、 5554)で展開した結果
、驚くべきことに実験系C−E(硫酸濃度0.5〜2.
0%(V/V)の硫酸濃度で処理した物が唯一キシロー
スのみが生成していることが判明した(第1図)。また
実験系0−B(硫酸濃度O〜0.2%(V/V)ではバ
バスヤシ殻核層中に含まれる他のヘミセルロース由来の
アラビノース化の夾雑物が多く含まれ、実験系F〜工
(硫酸濃度5.0〜50.0%(V / V )ではセ
ルロース由来のグルコースの生成が伴うようになり、純
度の高いキシロースを得られるのはこの間の硫酸濃度で
のみ成立することが示された。
次に各溶出物の全糖量をオルシノール硫酸法で還元糖量
をネルソンーソモギ法で定量した結果を第3表に示した
。全糖量の比率は実験系A−F(硫酸濃度0.1〜5.
0%(v/v))で60%前後の値か得られ、還元糖量
は実験系C−F(硫酸濃度0.5〜5.0%(v/v)
)で55%前後の値か得られた。また全糖量/還元糖量
の値で溶出物に含まれる糖の重合度を換算すると、実験
系C−G(硫酸濃度1.0〜10.0%(v/v))で
ほぼ1となり、溶出糖のほとんど全部が単糖まで分解し
ていることがわかる。またここで実験系H1■(硫酸濃
度20.0〜50.0%(v/v))では糖の過分解反
応が進行していることが明らかとなった。
をネルソンーソモギ法で定量した結果を第3表に示した
。全糖量の比率は実験系A−F(硫酸濃度0.1〜5.
0%(v/v))で60%前後の値か得られ、還元糖量
は実験系C−F(硫酸濃度0.5〜5.0%(v/v)
)で55%前後の値か得られた。また全糖量/還元糖量
の値で溶出物に含まれる糖の重合度を換算すると、実験
系C−G(硫酸濃度1.0〜10.0%(v/v))で
ほぼ1となり、溶出糖のほとんど全部が単糖まで分解し
ていることがわかる。またここで実験系H1■(硫酸濃
度20.0〜50.0%(v/v))では糖の過分解反
応が進行していることが明らかとなった。
溶出物中の糖分の対原料収率では、実験系D〜F(硫酸
濃度1.0〜5.0%(V/V))で23%以上となっ
た(第4表)。
濃度1.0〜5.0%(V/V))で23%以上となっ
た(第4表)。
以上、溶出物の糖分の対原料収率、キシロースの純度、
糖含量、加水分制度のすべての実験結果を考慮した結果
、実験系り、 E (硫酸濃度1.0.2.0%(V/
V) )で処理して得た溶出物が夾雑糖類を含まず、ま
た高い収率でキシロースか得られることが明らかとなっ
た。
糖含量、加水分制度のすべての実験結果を考慮した結果
、実験系り、 E (硫酸濃度1.0.2.0%(V/
V) )で処理して得た溶出物が夾雑糖類を含まず、ま
た高い収率でキシロースか得られることが明らかとなっ
た。
第 1 表
第
表
(重量は乾物換算値)
第
表
\
第
表
[実験例2]キシロースシロツプのmM実験例1の実験
系り、Eの濾液部分の凍結乾燥物(以下各県の濾液部分
の凍結乾燥物も単に溶出物と表現する。) 1.OOg
を水10m1に溶かし、ヤシ殻活性炭(和光純薬)50
mgを加え4’ O’Cで60分間処理した。活性炭を
濾過して除去し、処理液を10m1に調整した。この5
.00m1を強酸性イオン交換樹脂GC120()l”
)型1〜1.5ml及び強塩基性イオン交換樹脂lR4
10C0)l−)型1〜1.5m1Oカラムに通過し精
製を行った。
系り、Eの濾液部分の凍結乾燥物(以下各県の濾液部分
の凍結乾燥物も単に溶出物と表現する。) 1.OOg
を水10m1に溶かし、ヤシ殻活性炭(和光純薬)50
mgを加え4’ O’Cで60分間処理した。活性炭を
濾過して除去し、処理液を10m1に調整した。この5
.00m1を強酸性イオン交換樹脂GC120()l”
)型1〜1.5ml及び強塩基性イオン交換樹脂lR4
10C0)l−)型1〜1.5m1Oカラムに通過し精
製を行った。
各精製段階のシロップの糖純度をオルシノール硫酸法で
検定した結果、最終処理物は実験系りで92.8%、E
で90.2%となり(第5表)、またこれをHPLCで
糖組成を調べた結果、各々唯一キシロースのピークのみ
が検出された。
検定した結果、最終処理物は実験系りで92.8%、E
で90.2%となり(第5表)、またこれをHPLCで
糖組成を調べた結果、各々唯一キシロースのピークのみ
が検出された。
結果は第2図に示した。なおHPLCの条件は移動相ニ
アセトニトリル:水=80:20流速 : 0.5ml
/min カラム: TO3OHAm1de 80 (4,6mm
IDx 25cm)温度二80°C 検出器: TO5O)I R1−8012装 置: T
O5OH5C−8010 試料注入量:20μI (アセトニトリル:試料水溶液=80:20)また各精
製段階の糖分の対原料収率を第4表に示した。最終処理
物のキシロースの対原料収率は約21%となった。
アセトニトリル:水=80:20流速 : 0.5ml
/min カラム: TO3OHAm1de 80 (4,6mm
IDx 25cm)温度二80°C 検出器: TO5O)I R1−8012装 置: T
O5OH5C−8010 試料注入量:20μI (アセトニトリル:試料水溶液=80:20)また各精
製段階の糖分の対原料収率を第4表に示した。最終処理
物のキシロースの対原料収率は約21%となった。
第 5 表
[実験例3]前処理を含むキシロース含有液の製造(2
) ババスヤシ核層パウダー(乾燥物)各8.OOg(3系
列0−2、A−2、B−2)を試料とし、栓付三角フラ
スコ中のO〜0,2%(v / v ) (約0〜0.
072N)の水又は希硫酸液100m1に加え、120
℃加圧1気圧60分のオートクレーブ中で前処理し、溶
出物を濾過除去して得られた固形物の各4.00g(乾
燥物換算)を以下のキシロース含有液の製造原料として
用いた。各実験系の前処理における硫酸濃度は、第1表
に示した同じアルファベット記号の実験系に準する。す
なわち○−2実験系では水を用い、A−2実験系では0
.1%の、B−2実験系では0.2%の希硫酸を用いた
。
) ババスヤシ核層パウダー(乾燥物)各8.OOg(3系
列0−2、A−2、B−2)を試料とし、栓付三角フラ
スコ中のO〜0,2%(v / v ) (約0〜0.
072N)の水又は希硫酸液100m1に加え、120
℃加圧1気圧60分のオートクレーブ中で前処理し、溶
出物を濾過除去して得られた固形物の各4.00g(乾
燥物換算)を以下のキシロース含有液の製造原料として
用いた。各実験系の前処理における硫酸濃度は、第1表
に示した同じアルファベット記号の実験系に準する。す
なわち○−2実験系では水を用い、A−2実験系では0
.1%の、B−2実験系では0.2%の希硫酸を用いた
。
各前処理条件で処理した固形物4.00g (乾燥物換
算)を栓付三角フラスコ中の1%(v/v)硫酸50m
1中に加え、120℃、加圧1気圧、60分間のオート
クレーブ中でキシロースの溶出を試みた。溶出物と固形
物の物質収支を求めた結果を第6表に示した。
算)を栓付三角フラスコ中の1%(v/v)硫酸50m
1中に加え、120℃、加圧1気圧、60分間のオート
クレーブ中でキシロースの溶出を試みた。溶出物と固形
物の物質収支を求めた結果を第6表に示した。
溶出物の糖組成をTLCで調べた結果、唯一キシロース
のみが生成していることが示された(第3図)。
のみが生成していることが示された(第3図)。
また全糖量及び還元糖量を実験例1と同様に測定した結
果、全糖量の比率は第7表に示した通り実験系0−2.
A−2で80%前後となり、実験例1で得られた前処理
を行わなかった実験系A〜Fに比べ20%程度向上した
。実験系B−2の前処理時の硫酸濃度(0,2%(V/
V)’)では、前処理段階でのキシロースのロスが多く
、かつ純度の向上が認められなかった。
果、全糖量の比率は第7表に示した通り実験系0−2.
A−2で80%前後となり、実験例1で得られた前処理
を行わなかった実験系A〜Fに比べ20%程度向上した
。実験系B−2の前処理時の硫酸濃度(0,2%(V/
V)’)では、前処理段階でのキシロースのロスが多く
、かつ純度の向上が認められなかった。
この結果は、前処理がこの後の精製に用いる活性炭及び
イオン交換樹脂の消耗を低減する効果があることを示し
、また適切な条件の前処理では全糖量/還元糖量の値も
ほぼ1となり、生成糖のほとんど全部が単糖であること
を示している。
イオン交換樹脂の消耗を低減する効果があることを示し
、また適切な条件の前処理では全糖量/還元糖量の値も
ほぼ1となり、生成糖のほとんど全部が単糖であること
を示している。
糖分の対原料収率は第4表に示したように実験系○−2
で約24%と最も高く、前処理は水又は0.1%(V/
V)程度の硫酸を用いたものが良いことが明らかである
。
で約24%と最も高く、前処理は水又は0.1%(V/
V)程度の硫酸を用いたものが良いことが明らかである
。
第 6 表
第
表
[実験例4]キシロース製造(3)
これまでの実験例をもとにキシロース製造のスケールア
ップを試みた。パウダー300.0g(乾燥物換算)に
水道水を加え、全量1500mlとし、2L容ポリプロ
ピレン容器中で 120℃、加圧(ゲージ圧1気圧)、
60分間処理した。濾過により289.8 g (乾燥
物換算)の残渣を得て、これに1%(V/V)硫酸(約
0.36N)を加え全量1500mlとし、同様に12
0℃で加圧60分間処理した。濾過して残渣を除去し、
濾液に消石灰を加え中和し生じた硫酸カルシウムを濾過
除去した。濾液を濃縮し、再び濾過により沈殿物を除き
、活性炭、イオン交換樹脂処理を実験例2で述べた方法
に準じて行ってシロップを得、またこの一部をHPLC
で糖組成の分析を行った。結果を第4図に示した。残る
シロップは濃縮、乾燥して糖純度91.2%の固形分8
1.4gを得た。糖分の対原料収率な算出すると24.
7%となった。
ップを試みた。パウダー300.0g(乾燥物換算)に
水道水を加え、全量1500mlとし、2L容ポリプロ
ピレン容器中で 120℃、加圧(ゲージ圧1気圧)、
60分間処理した。濾過により289.8 g (乾燥
物換算)の残渣を得て、これに1%(V/V)硫酸(約
0.36N)を加え全量1500mlとし、同様に12
0℃で加圧60分間処理した。濾過して残渣を除去し、
濾液に消石灰を加え中和し生じた硫酸カルシウムを濾過
除去した。濾液を濃縮し、再び濾過により沈殿物を除き
、活性炭、イオン交換樹脂処理を実験例2で述べた方法
に準じて行ってシロップを得、またこの一部をHPLC
で糖組成の分析を行った。結果を第4図に示した。残る
シロップは濃縮、乾燥して糖純度91.2%の固形分8
1.4gを得た。糖分の対原料収率な算出すると24.
7%となった。
[発明の効果]
従来植物原料からキシロースを製造する場合夾雑糖類の
生成及び高温処理(130℃以上)による酢酸の発生が
問題とされていた。本発明者等は酢酸の副生を100〜
130°Cという低い温度に設定することで回避し、ま
たババスヤシ殻核屡を原料とし硫酸処理条件の選択だけ
で高純度のキシロースが製造出来ることを発見した。バ
バスヤシは南米に多量に自生し、また特に核層部はその
58%をも占める一方用途に乏しく、未利用資源でもあ
り原料としての供給安定性に優れているものである。ま
た本性のプロセスの簡潔さは高純度のキシロースを低コ
ストで製造することを可能とし、工業的にも極めて有用
である。
生成及び高温処理(130℃以上)による酢酸の発生が
問題とされていた。本発明者等は酢酸の副生を100〜
130°Cという低い温度に設定することで回避し、ま
たババスヤシ殻核屡を原料とし硫酸処理条件の選択だけ
で高純度のキシロースが製造出来ることを発見した。バ
バスヤシは南米に多量に自生し、また特に核層部はその
58%をも占める一方用途に乏しく、未利用資源でもあ
り原料としての供給安定性に優れているものである。ま
た本性のプロセスの簡潔さは高純度のキシロースを低コ
ストで製造することを可能とし、工業的にも極めて有用
である。
第1図はババスヤシ殻の核層を各濃度の硫酸で処理して
得た溶出物のTLCによる糖組成を示す。 第2図(A)、(B)及び(C)はキシロース標準試料
、実験系り及びEの活性炭・イオン交換樹脂による精製
物の)IPLCによる糖組成を示す。 第3図は前処理を行った後に1%(V/V)硫酸処理に
よって得た溶出物のTLCによる糖組成を示す。 第4図(A)、(B)はキシロースの標準試料及び実験
例4の方法で得たシロップのHPLCによる糖組成を示
す。 展開溶媒: 酢酸エチル;ピリツノ: Qt酸: 水=5 : 5
; l :発色剤 : アニリノ−フタル酸発色剤 σ、Uロ メ ヌ ン 第 図 展開溶媒: 酢酸エチル ピリジン;酢酸;水=:5 ;!i :1 ; 第 図 第4図
得た溶出物のTLCによる糖組成を示す。 第2図(A)、(B)及び(C)はキシロース標準試料
、実験系り及びEの活性炭・イオン交換樹脂による精製
物の)IPLCによる糖組成を示す。 第3図は前処理を行った後に1%(V/V)硫酸処理に
よって得た溶出物のTLCによる糖組成を示す。 第4図(A)、(B)はキシロースの標準試料及び実験
例4の方法で得たシロップのHPLCによる糖組成を示
す。 展開溶媒: 酢酸エチル;ピリツノ: Qt酸: 水=5 : 5
; l :発色剤 : アニリノ−フタル酸発色剤 σ、Uロ メ ヌ ン 第 図 展開溶媒: 酢酸エチル ピリジン;酢酸;水=:5 ;!i :1 ; 第 図 第4図
Claims (2)
- (1)ババスヤシ殻の核層を0.1〜3.0Nの鉱酸中
100130℃、常圧又は加圧下の条件で処理して液相
を得、この液相に含まれるキシロースを分離し精製する
ことを特徴とする高純度のキシロースの製造方法。 - (2)ババスヤシ殻の核層が水又は0.1N以下の希酸
液に溶解する不純物を分離する前処理を施されたもので
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018962A JP2979125B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | キシロースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018962A JP2979125B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | キシロースの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03224500A true JPH03224500A (ja) | 1991-10-03 |
| JP2979125B2 JP2979125B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=11986275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018962A Expired - Lifetime JP2979125B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | キシロースの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2979125B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107475467A (zh) * | 2017-09-14 | 2017-12-15 | 齐鲁工业大学 | 一种杨木木糖的高效提取方法 |
| NL2031203B1 (en) * | 2022-03-09 | 2023-09-18 | Univ Qilu Technology | Method for preparing reducing sugar by hydrolyzing coconut shell |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP2018962A patent/JP2979125B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107475467A (zh) * | 2017-09-14 | 2017-12-15 | 齐鲁工业大学 | 一种杨木木糖的高效提取方法 |
| NL2031203B1 (en) * | 2022-03-09 | 2023-09-18 | Univ Qilu Technology | Method for preparing reducing sugar by hydrolyzing coconut shell |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2979125B2 (ja) | 1999-11-15 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |