JPH03224830A - 4輪駆動車輌の動力伝達装置 - Google Patents

4輪駆動車輌の動力伝達装置

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JPH03224830A
JPH03224830A JP23824490A JP23824490A JPH03224830A JP H03224830 A JPH03224830 A JP H03224830A JP 23824490 A JP23824490 A JP 23824490A JP 23824490 A JP23824490 A JP 23824490A JP H03224830 A JPH03224830 A JP H03224830A
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oil
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哲郎 浜田
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和則 渋谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ 〈産業上の利用分野〉 本発明は、前輪と後輪とを共通のエンジンにて駆動し得
るように構成された4輪駆動車輌の動力伝達装置に関す
る。
〈従来の技術〉 4輪駆動車輌における前輪と後輪との間の動力伝達装置
の一型式として、前・後車軸の一方をエンジンに直接的
に連結し、この一方の車軸(主駆動軸)と他方の車軸(
従駆動軸)との間に油圧作動クラッチを設け、かつ前・
後車軸の相対回転に応じて駆動されるオイルポンプの吐
出圧をクラッチに作用させることにより、前輪と後輪と
の間の駆動連結を達成するようにしたものが知られてい
る(特開昭60−252026号公報参照)。この構造
によると、クラッチの係合力が前・後車軸の回転速度差
の2乗に比例して変化するので、回転速度差が大きい、
すなわち一方の車輪がスリップ状態となった時には十分
な差動制限力が得られ、回転速度差が小さい、すなわち
緩加速・緩減速を含む定速走行時には差動制限力が小さ
くなるため、粘性流体継手などを用いた場合に生じがち
な低速旋回時のブレーキング現象を生じないで済むとい
う利点がある。
一方、動力伝達系を介して前輪と後輪とが駆動連結され
ている4輪駆動車輌においては、制動時前輪の制動力が
動力伝達系を介して後輪に伝達されるため、一般に前後
輪の制動力配分に変化を生じ易く、4輪駆動車輌におい
ては、このような制動力配分の変化をなるべく生じ難く
することが望まれる。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上記公報に開示された公知技術によると、前
輪と後輪との回転速度差に応じて駆動されるオイルポン
プからの吐出圧にてクラッチが係合するため1、加速時
などに前輪がスリップした場合のみならず、過剰制動に
よって前輪がロック傾向となった場合の回転速度差によ
っても前輪と後輪とが駆動連結され、この場合は、前輪
の制動力が後輪に伝達されるため、前後輪の制動力配分
に変化を生ずる。
一方、オイルポンプとして小形・軽量化を推進するうえ
には、ベーンポンプあるいはギヤポンプが好適であるが
、これらは吐出方向に方向性があることから、車輌の進
行方向によってクラッチの作動条件が変わってしまうと
いう不都合がある。
本発明は、このような不都合を解消すべく案出されたも
のであり、その第1の目的は、制動に起因して後輪側の
回転速度がより高くなった際には、前後輪間の差動制限
力が抑制されるように改善された4輪駆動車輌の動力伝
達装置を提供することにある。また本発明の第2の目的
は、小形・軽量化のために方向性があるオイルポンプを
用い、かつ進行方向の如何によらず上記第1の目的を達
成し得るように改善された4輪駆動車輌の動力伝達装置
を提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、原動機にて直接的
に駆動される前輪と、流体圧にて作動するクラッチを介
して駆動される後輪とを有する4輪駆動車輌の動力伝達
装置であって、前記前輪に連動して駆動される第1流体
圧ポンプと、前記後輪に連動して駆動される第2流体圧
ポンプと、前記第1流体圧ポンプの吐出ポートと前記第
2流体圧ポンプの吸入ポートとを連通接続する連結油路
と、該連結油路と前記流体圧クラッチの作動油圧室とを
連通接続する油圧供給油路とを有することを特徴とする
4輪駆動車輌の動力伝達装置を提供することにより達成
される。また本発明の第2の目的は、上記形式の4輪駆
動車輌の動力伝達装置であって、前記前輪に連動して駆
動されると共に、前進時には吐出ポートとなり後退時に
は吸入ポートとなる第1ポートと、前進時には吸入ポー
トとなり後退時には吐出ポートとなる第2ポートとを有
する第1流体圧ポンプと、前記後輪に連動して駆動され
ると共に、前進時には吸入ポートとなり後退時には吐出
ポートとなる第3ポートと、前進時には吐出ポートとな
り後退時には吸入ポートとなる第4ポートとを有する第
2流体圧ポンプと、前記第1ポートと前記第3ポートと
を連通接続する第1連結油路と、前記第2ポートと前記
第4ポートとを連通接続する第2連結油路と、前記流体
圧クラッチの作動油圧室に対する前記第1連結油路と前
記第2連結油路との連通を選択的に切替えるための切替
え手段とを有することを特徴とする4輪駆動車輌の動力
伝達装置を提供することにより達成される。
く作用〉 このような構成によれば、前輪側の回転速度が後輪側を
上回る場合には、第1流体圧ポンプの吐出量が第2流体
圧ポンプの吸入量を上回るのでクラッチに流体圧が作用
し、後輪側の回転速度が前輪側を上回る場合には、第2
流体圧ポンプの吸入量が第1流体圧ポンプの吐出量を上
回るので、第1流体圧ポンプの吐出圧がクラッチの作動
油圧室に到達しない。従って、急制動時などのように前
輪がロックした場合には、クラッチが接続されないため
に前輪の過剰な制動力の後輪への伝達が阻止される。ま
た、第1・第2両流体圧ポンプの各吸入・吐出ポート間
を相互に連通する油路とクラッチの作動油圧室との間の
連通状態を選択的に切換え可能なように構成することに
より、吐出方向が回転方向に支配される形式のポンプを
用いたうえで、車輌の進行方向に関わりなくクラッチを
作動させることができる。
〈実施例〉 以下、添付の図面を参照して本発明の好適実施例につい
て詳細に説明する。
第1図は、本発明に基づ(動力伝達装置が適用された4
輪駆動車輌の動力伝達系を示すスケルトン図である。エ
ンジン1の出力は、変速機2を介して前輪側の差動装置
3に入力する。そして差動装置3の出力は、ドライブシ
ャフト4を介して左右両前軸5に伝達される。
差動装置3に入力したエンジン1の出力は、傘歯車装置
6を介して後記する動力伝達装置7に入力し、該動力伝
達装置7の出力は、傘歯車装置8を介して後輪側の差動
装置9に伝達される。そして差動装置9の出力は、ドラ
イブシャフト10を介して左右両後輪11に伝達される
動力伝達装置7は、前輪側の傘歯車装置6の出力軸に連
動駆動される第1流体圧ポンプ21と、後輪側の傘歯車
装置8の人力軸に連動駆動される第2流体圧ポンプ22
と、傘歯車装置6の出力軸と傘歯車装置8の入力軸との
間に介設された流体圧作動クラッチ23と、第1・第2
両流体圧ポンプ21・22及びクラッチ23に係わるオ
イルの流れを制御する流体圧制御回路(後に詳述)とか
らなっている。
第1流体圧ポンプ21は、ギヤポンプあるいはベーンポ
ンプからなり、車輌が前進時には吐出ポートとなり後退
時には吸入ポートとなる第1ポート24と、前進時には
吸入ポートとなり後退時には吐出ポートとなる第2ポー
ト25とを有している。そして第2流体圧ポンプ22は
、同じくギヤポンプあるいはベーンポンプからなり、車
輌が前進時には吸入ポートとなり後退時には吐出ポート
となる第3ポート26と、前進時には吐出ポートとなり
後退時には吸入ポートとなる第4ポート27とを有して
いる。これら各ポート24〜27は、第1ポート24と
第3ポート26とが第1連結油路28を介して連通接続
され、第2ポート25と第4ポート27とが第2連結油
路29を介して連通接続されている。
第1連結油路28及び第2連結油路29と、流体圧作動
クラッチ23の作動油圧室30との間は、切換弁31を
介して連結されている。この切換弁31は、主に変速機
2が前進段にあるか、あるいは後退段にあるかに応じて
切換わるスプール弁からなり、2つに仕切られた弁室3
2・33と、第1弁室32から第2弁室33へ向けての
流れを規制する一方向弁34と、第1弁室32と第2室
弁室33との差圧が所定値になると、第1弁室32と第
2弁室33との間を連通し、第1弁室32から第2弁室
33へ向けての流れを許容するリリーフ弁35とを有し
ている。この切換弁31の作動により、前進時にあって
は、第1図に示すように、第2連結油路29とオイルタ
ンク36との間が第0 2弁室33を介して連通し、第1連結油路28とクラッ
チの作動油圧室30との間が、バイパス油路37a・第
1弁室32・作動油圧供給油路37bを介して連通し、
しかもクラッチの作動油圧室30に作用する圧力が所定
値以上になると、リリーフ弁35を介してオイルタンク
36へ圧力が逃げるようになっている。そして後退時に
あっては、第2図に示すように、第1連結油路28とオ
イルタンク36との間が第2弁室33を介して連通し、
第2連結油路29とクラッチの作動油圧室30との間が
第1弁室32を介して連通し、しかもクラッチの作動油
圧室30に作用する圧力が所定値以上になるとリリーフ
弁35を介してタンク36へ圧力が逃げるようになって
いる。
更に、第1弁室32とクラッチの作動油圧室30との間
を連結するクラッチ作動油圧供給油路37bは、オリフ
ィス38を有する分岐通路を介してタンク36の油面上
に連通している。
次に上記実施例の作動の要領について各状態に応じて順
に説明する。
1 前進発進加速時には、後輪11が停止したままで前輪5
のみがスリップ状態で回転することがある。この時には
、前輪5と共に第1流体圧ポンプ21のみが回転するた
め、オイルタンク36から第2弁室33及び第2連結油
路29を介して第2ポート25に吸入されたオイルは、
第1ポート24から第1連結油路28へ吐出されてバイ
パス油路37aに全量が流入し、第1弁室32及びクラ
ッチ作動油圧供給油路37bを介してクラッチの作動油
圧室30に油圧を作用させる。これによりクラッチ23
が係合し、前輪5と後輪11との間が連結される。
ここでオリフィス38上流側の油圧、すなわちクラッチ
作動油圧は、第1・第2両流体圧ポンプ21・22の吐
出量(吸入量)差の2乗に比例して変化する。そしてオ
リフィス38の流量によって、オリフィス上流の基本的
な油圧特性を適宜に設定することができる。また、クラ
ッチ23の伝達トルクは、作動油圧室30に作用する油
圧に比例することから、リリーフ弁35の開放圧の設定
2 により、クラッチ23の伝達トルクの上限値を適宜に設
定することができる。
クラッチ23が係合して後輪側に駆動トルクが分配され
ると、後輪11の回転速度の増大に応じて第1流体圧ポ
ンプ21の吐出油が第2流体圧ポンプ22に吸入される
ようになる。そして第1流体圧ポンプ21の吐出量と第
2流体圧ポンプ22の吸入量との差に応じてクラッチの
作動油圧室30に作用する油圧、すなわちクラッチ23
の係合力が自動的に変化し、前後輪間の回転速度差が実
質的に0になる例えば定速走行状態になると、クラッチ
の作動油圧室30に油圧が作用しなくなって後輪11へ
のトルク分配が断たれる。
前進緩加速時、緩減速時及び定速走行時にあっては、前
輪5と後輪11とが同一径であれば、両輪5・11は略
同−回転速度で回転する。ここでは前輪5と共に駆動さ
れる第1流体圧ポンプ21と、後輪11と共に駆動され
る第2流体圧ポンプ22との能力が互いに等しく定めで
あるので、両流体圧ポンプ21・22が両輪5・11と
共に同3 一回転速度で回転すると、オイルは第1連結油路28と
第2連結油路29とを介して両流体圧ポンプ21・22
間を循環する。すなわち、この状態において第1連結油
路28の管内圧力はクラッチ23の作動圧力に到達せず
、従って、後輪11に対する駆動トルクの伝達は行なわ
れない。
定速走行時に前輪5のみが摩擦係数の低い路面を踏んだ
場合、あるいは急加速せんとした時には、前輪5が過渡
的にスリップ状態になることがある。
このような状態においては、前輪5の回転速度が後輪1
1のそれを上回り、第1ポート24からの吐出量が第3
ポート26への吸入量を上回る。すると第1流体圧ポン
プ21の吐出油を第2流体圧ポンプ22が吸入しきれな
くなるため、両流体圧ポンプ21・22の吐出量(吸入
量)の差に対応した油圧が第1連結油路28に作用する
。この油圧は、バイパス油路37a・第1弁室32・作
動油圧供給油路37bを経てクラッチの作動油圧室30
に導かれる。これによりクラッチ23が係合し、後輪1
1に対して駆動トルクが分配される。
4 このとき、クラッチ23の係合力は、上記のようにして
前後輪間の回転速度差に応じて自動的に変化し、後輪1
1に分配される駆動トルクの大きさは、クラッチ23の
係合力の大きさに比例する。
車輪に制動力が作用すると、前後輪の制動力配分は一般
に前輪側がより高く設定されているので、急制動時など
では、後輪11よりも前輪5が先にロックする。また、
定速走行からのエンジンブレーキは前輪5にのみ作用す
るので、この場合も過渡的には前輪5の回転速度が後輪
11よりも低くなる。そして前輪5の回転速度が後輪1
1に比して低くなると、第1流体圧ポンプ21の吐出量
が第2流体圧ポンプ22の吸入量を下回るため、作動油
圧供給油路37bへの吐出圧は発生せず、クラッチ23
は係合しない。従って、前後輪間の連結は断たれる。こ
のとき、第4ポート27からの吐出油の一部は、第2連
結油路29・第2弁室33・一方向弁34・第1弁室3
2・バイパス油路37a・第1連結油路28を経て第3
ポート26へ環流する。
5 前輪5が完全にロックすると、第1流体圧ポンプ21が
停止して第2流体圧ポンプ22のみが回転する。すると
第4ポート27から第2連結油路29への吐出油は、第
2弁室33・一方向弁34・第1弁室32・バイパス油
路37a・第1連結油路28を経て第3ポート26へと
全量が環流する。従って、この場合もクラッチ23は係
合せず、前後輪間の連結は断たれる。
後退時には、第1・第2両流体圧ポンプ21・22の回
転方向が共に逆になり、吐出ポートと吸入ポートとの関
係が上記とは逆の関係になるが、基本的な作動原理は前
進時と同様にして行なわれる。
後退発進加速時には、−時的に第1流体圧ポンプ21の
みが回転する。すると第2図に示すように、オイルタン
ク36から第2弁室33・バイパス油路37a・第1連
結油路28を経て第1ポート24に吸入されたオイルは
、第2ポート25から第2連結油路29へ吐出され、第
1弁室32及び作動油圧供給油路37bを経てクラッチ
の作動6 油圧室30に油圧を作用させる。これによりクラッチ2
3が接続し、後輪11に駆動トルクが分配される。
そして前進時と同様に、後輪側の回転速度の増大に応じ
て第1流体圧ポンプ21の吐出油の一部が第2流体圧ポ
ンプ22に吸入されるようになり、この時の両ポンプ2
1・22の吐出量(吸入量)差に応じてクラッチの作動
油圧室30に作用する油圧が変化して後輪へのトルク分
配率が変化し、定速走行状態になるとクラッチの作動油
圧室30に油圧が作用しなくなって前後輪間の接続が断
たれる。
後退緩加速時、緩減速時及び定速走行時にあっては、前
進時と同様に、第1流体圧ポンプ21と第2流体圧ポン
プ22とが、共に同一回転速度で回転する。すると第2
ポート25からの吐出油は、第2連結油路29を経て第
4ポート27に吸入され、第3ポート26からの吐出油
は、第1連結油路28を経て第1ポート24に吸入され
る。従って、第1・第2両連結油路28・29の管内圧
カフ はクラッチ23の作動圧力に到達せず、従って、後輪1
1に対する駆動トルクの伝達は行なわれない。
後退定速走行からの急加速などにより前輪5がスリップ
状態になると、前輪5の回転速度が後輪11のそれを上
回り、第1流体圧ポンプ21の吐出量が第2流体圧ポン
プ22の吸入量を上回る。
すると第1流体圧ポンプ21の吐出油を第2流体圧ポン
プ22が吸入しきれなくなるため、両ポンプ21・22
の吐出量(吸入量)の差に対応した油圧が第2連結油路
29に作用する。この油圧は、第1弁室32・作動油圧
供給油路37bを経てクラッチの作動油圧室30に導か
れる。これによりクラッチ23が係合し、後輪11に対
して駆動トルクが分配される。
後退制動時には、第1流体圧ポンプ21の回転速度が第
2流体圧ポンプ22のそれを下回るため、前進制動時の
場合と同様に、作動油圧供給油路37bへの吐出圧は発
生せず、クラッチ23は係合しない。従って、前後輪間
の連結は断たれる。こ8 のとき、第2流体圧ポンプ22の吐出油の一部は、第1
連結油路28・バイパス油路37a・第2弁室33・一
方向弁34・第1弁室32・第2連結油路29を経て第
4ポート27へ環流する。そして前輪5が完全にロック
すると、第3ポート26からの吐出油は、第1連結油路
28・バイパス油路37a・第2弁室33・一方向弁3
4・第1弁室32・第2連結油路29を経て第4ポート
27へ全量が環流する。従って、この場合もクラッチ2
3は係合せず、前後輪間の連結は断たれる。
第3図及び第4図は、本発明の第2の実施例を示してお
り、上記第1の実施例と共通する部分には同一の符号を
付し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
本実施例における切換弁31のスプールSは、常時一方
の位置に向けてばね付勢されており、第1流体圧ポンプ
21の第2ポート25からの吐出圧を第2連結油路29
から分岐した切換油路41を介してスプールSの一端に
作用させることにより、ばね付勢力に抗して他方の位置
に切換わるよ1つ うになっている。そして3つの弁室32・33・42と
、第2弁室33から第3弁室42へ向けての流れを規制
する一方向弁34と、第2弁室33と第3室弁室42と
の差圧が所定値になると、第2弁室33と第3弁室42
との間を連通し、第2弁室33から第3弁室42へ向け
ての流れを許容するリリーフ弁35とを有している。ま
た、第2連結油路29と切換油路41との分岐部には、
第4ポート27から第2ポート25へ向けての流れのみ
を許容する一方向弁43が設けられている。
前進時にあっては、第3図に示す一方の位置にスプール
Sがあり、第2連結油路29とオイルタンク36との間
が第3弁室42を介して連通し、第1連結油路28とク
ラッチの作動油圧室30との間がバイパス油路37a・
第2弁室33・クラッチ作動油圧供給油路37bを介し
て連通し、しかもクラッチの作動油圧室30に作用する
圧力が所定値以上になると、リリーフ弁35を介してオ
イルタンク36へ圧力が逃げるようになっている。
後退時にあっては、第4図に示す他方の位置に=  2
0 スプールSがあり、第1連結油路28とオイルタンク3
6との間がバイパス油路37a及び第2弁室33を介し
て連通し、第2連結油路29とクラッチの作動油圧室3
0との間が第1弁室32及びクラッチ作動油圧供給油路
37bを介して連通し、第2ポート25の吐出圧をスプ
ールSの一端に作用させるための切換油路41がスプー
ルSの一端から第2連結油路29へ連通路44を介して
連通し、しかもクラッチの作動油圧室30に作用する圧
力が所定値以上になるとリリーフ弁35を介してオイル
タンク36へ圧力が逃げるようになっている。
さらに、切換弁31とクラッチの作動油圧室30との間
を連結するクラッチ作動油圧供給油路37bは、オリフ
ィス38を有する分岐通路を介してオイルタンク36の
油面上に連通している。
なお、本実施例における一方向弁34は、手動操作ノブ
45により人為的に開放し得るようになっており、これ
を所望に応じて開くことにより、クラッチの作動油圧室
30に対する油圧を除去し1 て人為的に前後輪間の連結を断つことができるようにな
っている。また、リリーフ弁35には、公知のサーモワ
ックスなどを用いた感温素子46が連結されており、油
温か所定値(例えば120℃)に達すると自動的にクラ
ッチの作動油圧室30の油圧をオイルタンク36へ逃が
すようになっている。これによってクラッチ23の最大
伝達トルクを規定すると共に、作動油の過度な昇温を防
止している。
次に上記実施例の作動の要領について上記第1の実施例
と同様に各状態に応じて説明する。
前進発進加速時にエンジン1に直接的に駆動される前輪
5が過渡的にスリップ状態になると、前輪5と共に駆動
される第1流体圧ポンプ21のみが回転するので、オイ
ルタンク36内のオイルは、第3弁室42及び第2連結
油路29の一方向弁43を経て第2ポート25から吸入
され、第1ボート24から吐出される。そして第1連結
油路28への吐出油は、バイパス油路37a・第2弁室
33・作動油圧供給油路37bを経てクラッチの作2 動油圧室30に油圧を作用させる。これによりクラッチ
23が接続し、前輪5と後輪11との間が連結される。
クラッチ23が接続して第2流体圧ポンプ22が後輪1
1と共に回転すると、第1流体圧ポンプ21の吐出油の
一部が第2流体圧ポンプ22に吸入されるようになる。
すると、第1流体圧ポンプ21の吐出量と第2流体圧ポ
ンプ22の吸入量との差に応じてクラッチ23の係合力
が自動的に変化し、定速走行状態になると、両流体圧ポ
ンプ21・22が両輪5・11と共に同一回転速度で回
転するので、オイルは第1連結油路28と第2連結油路
29とを介して両流体圧ポンプ21・22間を環流する
。従って、クラッチの作動油圧室30に油圧が作用しな
くなり、後輪11に対する駆動トルクの伝達が断たれる
定速走行時に前輪5のみがスリップ状態になると、前輪
5の回転速度が後輪11のそれを上回り、第1ポート2
4からの吐出量が、第3ポート26への吸入量を上回る
。すると両流体圧ポンプ213 ・22の吐出量(吸入量)の差に対応した油圧が第1連
結油路28・バイパス油路37a・第2弁室33・作動
油圧供給油路37bを経てクラッチの作動油圧室30に
導かれ、クラッチ23が係合して後輪11に対して駆動
トルクが分配される。
制動力が作用して前輪5の回転速度が後輪11に比して
低くなり、第2流体圧ポンプ22の吸入量が第1流体圧
ポンプ21の吐出量を上回ると、作動油圧供給油路37
bへの吐出圧は発生せず、クラッチ23は係合しない。
従って、前後輪間の連結は断たれる。このとき、第4ポ
ート27からの吐出油の一部は、第2連結油路29・第
3弁室42・一方向弁34・第2弁室33・バイパス油
路37a・第1連結油路28を経て第3ポート26へ環
流する。
そして前輪5が完全にロックすると、第4ポート27か
ら第2連結油路29に吐出されたオイルは、第3弁室4
2・一方向弁34・第2弁室33・バイパス油路37a
・第1連結油路28を経て第3ポート26へと全量が環
流する。従って、こ4 の場合もクラッチ23は係合せず、前後輪間の連結は断
たれる。
車輌の後退時には、第1・第2両流体圧ポンプ21・2
2の回転方向が共に逆になり、吐出ポートと吸入ポート
との関係が上記とは逆の関係になる。そのため、第2ポ
ート25からの吐出油は、一方向弁43の作用によって
切換油路41へと流入してスプールSの一端に油圧を作
用させる。これによりスプールSが第4図に示す位置に
移動し、第2ポート25からの吐出油は連通路44を介
して第2連結油路29へと流入する。
後退発進加速時に前輪5がスリップすると、第2流体圧
ポンプ22が停止しているので、オイルはオイルタンク
36から第2弁室33・バイパス油路37a・第1連結
油路28を経て第1ポート24から第1流体圧ポンプ2
1に吸入され、第2ポート25から切換油路41及び連
通路44を経て第2連結油路29へ吐出される。そして
、第1弁室32及び作動油圧供給油路37bを経てクラ
ッチの作動油圧室30に油圧を作用させる。これ5 によりクラッチ23が接続し、前輪5と後輪11との間
が連結される。
そして後輪側の回転速度の増大に応じて第1流体圧ポン
プ21の吐出油の一部を第2流体圧ポンプ22が吸入す
るようになり、上記第1の実施例と同様にして、第1・
第2両流体圧ポンプ21・22の吐出量(吸入量)の差
に応じてクラッチ23の係合力が変化し、定速走行状態
になると作動油圧室30に油圧が作用しなくなって前後
輪間の連結が断たれる。
第1・第2両流体圧ポンプ21・22が同一回転速度で
回転すると、切換油路41・連通路44を含む第1・第
2連結油路28・29を介して両流体圧ポンプ21・2
2間をオイルが循環することになるが、この時の第2ポ
ート25からの吐出圧にて移動し得るように、スプール
Sのばね付勢力が定められている。
後退制動時に前輪がロックしかかると、後輪11と連動
する第2流体圧ポンプ22の回転速度が第1流体圧ポン
プ21のそれを上回るため、作動6 油圧供給油路37bへの吐出圧は発生せず、クラッチ2
3は結合しない。従って、前後輪間の連結は断たれる。
このとき、第3ポート26からの吐出油の一部は、第1
連結油路28・バイパス油路37a・第2弁室33・一
方向弁34・第2連結油路29を経て第4ポート27へ
と環流する。
前輪5が完全にロックすると、第1流体圧ポンプ21が
停止するので、切換油路41への吐出圧が消滅し、スプ
ールSの位置が第3図の状態に戻る。すると第3ポート
26からの吐出油は、バイパス油路37a・第2弁室3
3・作動油圧供給油路37bを経てクラッチの作動油圧
室30に流入してクラッチ23を接続することになる。
すると後輪11の回転力が前輪5に伝達され、前輪5の
完全ロックが抑制されることになる。
このように、本実施例においては、後退時に前輪側にて
駆動される第1流体圧ポンプ21の吐出圧にて切換弁3
1が駆動される。従って、切換弁を駆動するための外部
アクチュエータや、アクチュエータに作動指令を与える
ための走行状態検出7 センサあるいはシフトポジション検出センサなどが不要
となり、加速時の前輪スリップ及び制動時の前輪ロック
に対応したクラッチ制御が、前進・後退という進行方向
の違いに応じて完全自動にて行なわれることになる。
また、後退制動時には、重心移動に起因して前輪側の接
地力が減少し、前輪5がより一部ロックし易くなるが、
この場合にも、前輪5が完全にロックすると瞬時に切換
弁31が切換わり、第2流体圧ポンプ22の吐出圧がク
ラッチの作動油圧室30に作用してクラッチが接続する
ので、後輪11の回転力が前輪5に伝達され、むしろ前
輪5の完全ロックを抑制することができる。
第5図及び第6図は、本発明の変形実施例を示しており
、上記第1の実施例と共通する部分には同一の符号を付
し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
第1・第2両実施例においては、作動油圧室30とオイ
ルタンク36との間を、クラッチ作動油圧供給通路37
bから分岐した通路にて連通させ8 るものとしているが、本変形実施例においては、作動油
圧室30とオイルタンク36との間に、オリフィス38
を備えた別の連通路47を設けるものとしている。これ
によれば、クラッチ作動油圧供給通路37bから作動油
圧室30に圧油を供給する際に、作動油圧室30内の空
気を速やかに排出できるので、クラッチ23の作動応答
性をより一層向上することができる。
本変形実施例の場合も、オリフィス38を介してのリリ
ーフ流量によってクラッチ作動油圧の特性が定まること
、並びにクラッチ23の作動要領は、上記第1・第2両
実施例と同様である。また、この連通路47は、第2の
実施例にも等しく適用し得る。
[発明の効果] このように本発明によれば、前後輪間の回転速度差に応
じて後輪に駆動力を伝達するためのクラッチの係合力を
自動的に変化させることができる。
そして特に前輪側の回転速度が後輪側を上回る時にはク
ラッチの係合力が高まり、後輪側の回転速2つ 度が前輪側を上回る時にはクラッチへの流体圧の供給が
断たれるものとすることができる。従って、急加速時な
どに前輪がスリップ状態になると後輪にも°駆動力が伝
達され、制動時には前後輪の接続が自動的に断たれるの
で、4輪駆動車輌の走行性能を向上するうえで効果を奏
することができる。
加えて、クラッチの作動油圧室への連通を選択的に切換
える切換え手段を設けることにより、方向性のあるオイ
ルポンプを使用しても車輌の前進・後退という進行方向
の違いに関わりなくクラッチの制御を行なうことが可能
となるので、オイルポンプの小形・軽量化を企図するう
えにもその効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に基づく4輪駆動車輌の動力伝達系の
全体的な構成を示すスケルトン図であり、第2図は、後
退状態にある時の油圧回路図である。 第3図は、本発明の第2の実施例を示す前進時の油圧回
路図であり、第4図は、同じく後退時の油圧回路図であ
る。 0 第5図は、本発明の変形実施例を示す第1図と同様なス
ケルトン図であり、第6図は、同変形実施例を第2図の
状態に対応して示す油圧回路図である。 1・・・エンジン、2・・・変速機、3・・・差動装置
、4・・・ドライブシャフト、5・・・前輪、6・・・
傘歯車装置、7・・・動力伝達装置、8・・・傘歯車装
置、9・・・差動装置、10・・・ドライブシャフト、
11・・・後輪、21・・・第1流体圧ポンプ、22・
・・第2流体圧ポンプ、23・・・流体圧作動クラッチ
、24・・・第1ポート、25・・・第2ポート、26
・・・第3ポート、27・・・第4ポート、28・・・
第1連結油路、29・・・第2連結油路、30・・・作
動油圧室、31・・・切換弁、32・・・第1弁室、3
3・・・第2弁室、34・・・一方向弁、35・・・リ
リーフ弁、36・・・オイルタンク、37a・・・バイ
パス油路、37b・・・作動油圧供給油路、38・・・
オリフィス、41・・・切換油路、42・・・第3弁室
、43・・・一方向弁、44・・・連通路、45・・・
手動操作ノブ、46・・・感温素子、47・・・連通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原動機にて直接的に駆動される前輪と、流体圧に
    て作動するクラッチを介して駆動される後輪とを有する
    4輪駆動車輌の動力伝達装置であって、 前記前輪に連動して駆動される第1流体圧ポンプと、 前記後輪に連動して駆動される第2流体圧ポンプと、 前記第1流体圧ポンプの吐出ポートと前記第2流体圧ポ
    ンプの吸入ポートとを連通接続する連結油路と、 該連結油路と前記流体圧クラッチの作動油圧室とを連通
    接続する油圧供給油路とを有することを特徴とする4輪
    駆動車輌の動力伝達装置。
  2. (2)原動機にて直接的に駆動される前輪と、流体圧に
    て作動するクラッチを介して駆動される後輪とを有する
    4輪駆動車輌の動力伝達装置であって、 前記前輪に連動して駆動されると共に、前進時には吐出
    ポートとなり後退時には吸入ポートとなる第1ポートと
    、前進時には吸入ポートとなり後退時には吐出ポートと
    なる第2ポートとを有する第1流体圧ポンプと、 前記後輪に連動して駆動されると共に、前進時には吸入
    ポートとなり後退時には吐出ポートとなる第3ポートと
    、前進時には吐出ポートとなり後退時には吸入ポートと
    なる第4ポートとを有する第2流体圧ポンプと、 前記第1ポートと前記第3ポートとを連通接続する第1
    連結油路と、 前記第2ポートと前記第4ポートとを連通接続する第2
    連結油路と、 前記流体圧クラッチの作動油圧室に対する前記第1連結
    油路と前記第2連結油路との連通を選択的に切換えるた
    めの切換え手段とを有することを特徴とする4輪駆動車
    輌の動力伝達装置。
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US07/614,788 US5201820A (en) 1989-11-04 1990-11-14 Power transmission system for a four-wheel drive vehicle

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