JPH03225253A - 微小押込み形の材料物性試験方法および装置 - Google Patents

微小押込み形の材料物性試験方法および装置

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JPH03225253A
JPH03225253A JP2126590A JP2126590A JPH03225253A JP H03225253 A JPH03225253 A JP H03225253A JP 2126590 A JP2126590 A JP 2126590A JP 2126590 A JP2126590 A JP 2126590A JP H03225253 A JPH03225253 A JP H03225253A
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Keiai Suzuki
鈴木 敬愛
Motonori Inamura
稲村 元則
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2203/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N2203/02Details not specific for a particular testing method
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、各種の固体材料の表面近傍の機械的特性等の
物性を測定する方法および装置に関する。
さらに特定すれば、本発明は圧子を試験材料の表面に微
小な荷重で微小な浅い深さまで押込み、この圧子の押込
みおよび引抜きの際の荷重を変化させ、各荷重と押込み
深さをδか1定するか、または圧子の押込み深さを変化
させながらこの押込みに要した押込み荷重を4PJ定し
、この4−1定された押込み荷重と押込み深さとの関係
からこの試験材料の表面近傍の物性を測定するものであ
る。
[従来の技術] 各種の産業分野において、固体材料の表面近傍の数μm
の部分の機械的特性等の物性を測定することが要望され
ている。たとえば、原子力産業の分野では、材料の表面
の放射線による劣化、特性の変化等を把握するために、
この材料の表面近傍の物性を4−1定することが必要で
ある。また、この他にも、薄い合成樹脂フィルムの物性
を測定したり、被膜、塗料等の物性を4−1定する場合
にもこのような測定が必要である。また、半導体産業の
分野でも、チップの表面に被着した回路パターンの薄膜
の物性を測定することが必要である。
従来、このような試験材料の表面近傍の物性を71−1
定するために、微小硬度計が使用される。この微小硬度
計は、基本的には従来の硬度計と同じであるが、圧子に
作用させる荷重を数十mgとし、この圧子の押込み深さ
を極めて浅くし、試験材料の表面近傍の物性のみを1l
llJ定できるようにしたものである。
しかし、このように圧子の押込み深さが極めて浅くなる
と、4Pj定された硬度の精度が大きく低下する。すな
わち、この圧子が試験材料の表面に接触を開始したごく
初期の段階では、この表面の変形は圧子の形状に依存し
たもので弾性変形が主成分であり、この圧子に対応した
圧痕が小さくなり、見掛は上硬度が極めて高くなるとい
う誤差を生じる。また、表面荒さもこのような測定誤差
の原因となる。この圧子の押込み深さが上記のように極
めて浅い場合には、従来の方法によれば、塑性変形分を
分離して見積もることができず、したがって硬度または
引張り強さを正確に評価することができなかった。
従来の方法に改良を加えたものとして、[特開昭62−
69141号」および「特開昭62231136号」に
開示されているような微小硬度計がある。これらのもの
は、圧子の押込み荷重を変化させながら圧子を押込み、
各荷重と押込み深さとの関係を連続的または段階的に測
定し、誤差を少なくすることを目的とするものである。
しかし、これらのものは、圧子の荷重と押込み深さがほ
ぼ比例すること、すなわち試験材料の表面が圧子の押込
みに対応して塑性変形することを前提としている。した
がって、これらのものは、材料の表面近傍の物性を正確
に測定するための課題の本質的な解決方法を提供してお
らず、材料の表面の数μmないし数十μmの範囲の71
111定を対象としている。
しかし、最近では、材料の表面近傍の物性のA11j定
をさらに高精度にすることが要望されている。
このようなAPj定の高精度化の要求に対応するには、
材料の表面の1μmまたはこれ以下の極めて浅い部分の
みの物性をaPj定することが要求される。このような
極めて浅い部分圧子を押し込む場合には、材料の弾性変
形および表面荒さの影響が極めて大きくなり、圧子の荷
重と押込み深さとの関係は複雑となり、精度が大幅に低
下する不具合を生じる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は以上の事情に基づいてなされたもので、材料の
表面近傍の極めて浅い部分のみの物性を極めて正確かつ
容易に測定する方法およびその装置を提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の測定方法は、押込み荷重または押込み深さを連
続的または段階的に変化させながら圧子を試験材料の表
面に押込み、また押込み荷重または押込み深さを連続的
または段階的に変化させながらこの圧子を引抜き、押込
み過程と引抜き過程の荷重と押込み深さの関係を測定し
、このtllj定結果からこの試験材料の表面近傍の物
性を算出するものである。
また、本発明の装置は、圧子の押込み荷重または押込み
深さを連続的または段階的に変化させることができる押
込み6;j重機構と、この圧子の押込み深さを検出する
押込み深さ検出器と、71PI定・制御装置を備え、こ
の測定・制御装置は、所定のパターンで上記の圧子の荷
重または押込み深さを変化させるとともに、上記の押込
み深さ検出器からの信号を受け、この信号から自動的に
試験材料の表面の物性を算出するものである。
[作用] 本発明の測定方法によれば、圧子の押込み過程と引抜き
過程における荷重−深さの関係から塑性変形に対応した
成分と弾性変形に対応した成分を求めることができる。
したがって、押込み過程と引抜き過程の両方の荷重−深
さの関係から誤差を排除して硬度ないし引張り強度が正
確にaF1定できるとともに、ヤング率の測定もできる
。したがって、弾性変形や表面荒さの影響の大きい極め
て浅い範囲の物性を正確かつ容易に測定することができ
る。
また、本発明の装置によれば、このような押込み荷重の
変化、測定結果の処理等を411j定・制御装置によっ
て自動的に行うことができ、測定作業を能率的かつ正確
におこなうことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
まず、第1図および第2図を参照して本発明の測定方法
を実施するための測定装置を説明する。
前述したような測定を行うには、このnj定装置自体が
高精度でなければならす、この測定装置はこの高い精度
を達成するために各種の考慮が払われている。
第1図には、この測定装置全体を概略的に示す。
図中の1はΔpj定機であり、このall定機は気密容
器2内に収容されている。またこの1111j定機1に
は、測定・制御装置3が接続されており、この測定・制
御装置3は上記の気密容器2の外側に配置されている。
また、この気密容器2には開閉弁5を介して真空ポンプ
4が接続されており、この気密容器2内を減圧または真
空に排気するように構成されている。また、6は開放弁
であって、この開放弁6を開弁することにより、この気
密容器2内を大気圧に戻すことができる。なお、7は圧
力計であって、この圧力計7によってこの気密容器2内
の圧力が表示される。なお、この気密容器2内は、必要
に応じて不活性ガスに置換され、試験材料等の酸化を防
止する。
上記の測定機1は、上記のような気密容器2内に収容さ
れ、411j定時には扉を閉じてこの気密容器2内を真
空に排気するので、空気の振動や揺らぎがなく、測定精
度か向上する。
上記の駆動アーム部32の先端部に対応して、押込み荷
重機構40が配置されている。この押込み荷重機構40
は、ソレノイド42およびプランジャ41とから構成さ
れ、上記のソレノイド42は上記のフレーム20側に取
付けられ、またプランジャ41はこの駆動アーム部32
側に取付けられている。このソレノイド42には、第5
図に示す負荷電流供給装置43から電流が給電され、こ
のプランジャ41を吸引してこの圧子アーム30にトル
クを与え、上記の圧子36をこの負荷電流の値に対応し
た押込み荷重で試験材料に押し込むように構成されてい
る。なお、この圧子36の押込み荷重は1mgから数g
の範囲で調整することができる。
また、上記の圧子アーム部31の先端部の上方には、押
込み深さ検出器50が配置されている。
この押込み深さ検出器50は、光学形の変位計を使用し
ており、この圧子アーム部31の先端部の変位をたとえ
ばICLnmの精度で検出し、この圧子の押込み深さを
検出し、電気信号に変換する。
なお、この押込み深さ検出器50はマイクロメータヘッ
ド51.52によって精密に位置決めができるように構
成されている。
また、上記の荷重アーム部33の先端部に対応して、上
記のフレーム側には荷重検出器60が取付けられている
。またこの荷重アーム部33の先端部には、上記の軸受
は機構70に対して上記の圧子36と対称の位置に突子
37が突設されている。そして、この突子37は上記の
荷重検出器60の接触子62に当接する。この荷重検出
器60は荷重をmgの精度で検出することができるもの
で、この荷ff1l出器60によってこの圧子アム30
のトルクを測定し、上記の押込み荷重機構40の校正を
おこなうものである。
また、第2図には、上記の測定・制御装置3の構成を示
す。このall定・制御装置3内には、測定・制御回路
90が設けられており、この回路は後に説明するように
この測定機1の制御、校正および測定結果の処理をなす
ものである。この測定・制御回路90は、前述した負荷
電流供給装置53に制御信号を送り、上記の押し込み荷
重機構40のソレノイド42に供給する電流を制御し、
所定のパターンで上記の圧子36の抑圧荷重を制御する
。また、この負荷電流供給装置43から供給される負荷
電流は、電流検出器94によって検出され、A/D変換
器93でデジタル信号に変換されたのち上記のJ?J定
・制御回路90にフィードバックされる。また、上記の
押し込み深さ検出器50および荷重検出器60からの信
号も、それぞれ増幅機92.96で増幅され、A/D変
換器91゜95でデジタル信号に変換された後、上記の
IIFJ定・制御回路90に送られるように構成されて
いる。
また、この測定・制御回路90は、以下のようにして押
し込み荷重機構40の校正をなすようにプログラムされ
ている。まず、測定に先立って、または定期的に、上記
の荷重検出器60を下方に移動し、その接触子62を圧
子アーム30の突子37に接触させる。そして、この測
定・制御装置3を作動させると、この測定・制御回路9
0から上記の負荷電流供給装置43に制御信号が出力さ
れ、この負荷電流供給装置43からソレノイド42に供
給される電流iは第3図に示すように、一定の時間Δ【
ごとに一定のΔ1ずつ段階的に増加される。このソレノ
イド42が付勢されることにより、上記の圧子アーム3
0にトルクが発生し、突子37が荷重検出器60の接触
子62を押圧し、その荷重が検出される。この突子37
は、上記の圧子36と軸受は機構70に対して対称の位
置に配置されているので、この突子37に作用する荷重
はΔ−1定の際に圧子36に実際に作用する押し込み荷
重と等しい。そして、この荷重検出器60によって検出
される荷重Wは、上記の負荷電流iの増加に対応してΔ
Wずつ段階的に増加する。そして、上記のal定・制御
回路90は、各段階ごとに第4図に示すような負荷電流
l、1−n)および第5図に示すような荷重W(1,、
、,1)をそれぞれ記録し、これらの電流と荷重との関
係を第6図に示すようにw−8−i+Tの式に近似させ
る。なお、S。
Tはそれぞれ定数である。この第6図から明らかなよう
に、上記の定数Sは、この負荷電流iの増加分に対する
荷重Tすなわち押し込み荷重の増加分であり、このSは
ソレノイド42のコイル感度である。したがって、この
ようにして、このSおよびTの値を算出しておくことに
より、任意の押し込み荷重に対応する負荷電流iを決定
する。なお上記のような演算は上記の測定・制御回路9
0内で自動的におこなわれ、自動的に記憶されるととも
に、必要に応じてこの結果がデイスプレィ表示またはプ
リントアウトされる。
さらに、この測定・制御回路90には、以下のようにし
て上記の押込み深さ検出器50の校正を自動的に行うよ
うにプログラムがなされている。
まず、校正に先立って圧子アーム30を回動しないよう
にロックする。つぎに、上記の測定・制御回路90に校
正の際の上記押込み深さ検出器の1ステツプごとの移動
量とステップ回数を入力する。
なお、このような設定は予めおこなっておいてもよい。
そして、上記の測定・制御装置3を作動させると、上記
の深さ検出器50からの出力がこのaPI定・制御回路
90に入力され、記録される。次に、このalll定・
制御回路90からの信号によって、次のステップの校正
を行う旨の指令がなされる。
作業者は、この指令にしたがって、上記の直動形のマイ
クロメータ51を操作し、予め設定された所定の変位量
Δ1だけこの深さ検出器50を圧子アーム30に対して
移動させる。次に、この測定・制御回路90で上記の深
さ検出器50からの出力を受け、記録する。以下、同様
にして深さ検出器50の移動量とその出力を、’l1l
l定する。このようにして測定された移動ff1lと出
力Vの関係は、第7図のようになる。このような特性か
ら、これらlとVの関係を、 V−k・I+M の関係式にあてはめ、この定数kを算出する。この定数
には、第7図に示す直線の傾斜、すなわちこの押込み深
さ検出器50の感度である。そして、この測定・制御回
路90はこのkの値を記憶し、実際の測定の際にはこの
感度kを使用してこの押込み深さ検出器50からの出力
から圧子36の実際の押込み深さを正確に算出する。
次に、このような測定装置の作動およびこのようなtP
j定装置を使用しておこなう4p1定方法を説明する。
まず、上記の測定・制御装置3を作動させる。
上記の測定・制御回路90は、予め設定されたパターン
にしたがって上記の負荷電流供給装置43を制御し、上
記のソレノイド42に供給する負荷電流を連続的または
段階的に増加させ、圧子36に作用する押し込み荷重を
連続的または段階的に増加させてゆく。これによって、
この圧子36は、試験材料の表面に順次押し込まれてゆ
く。そして、所定の押し込み深さまで押し込まれたら、
この負荷電流を連続的または段階的に減少させ、圧子3
6に作用する押し込み荷重を連続的または段階的に減少
させてゆく。これによって、この圧子36は、順次引き
抜かれてゆく。
そして、この押し込み過程および引き抜き過程において
、上記の負荷電流lからこの圧子36の押し込み荷重F
が、また上記の押込み深さ検出器50からの信号に基づ
いて押込み深さdが測定され、これら荷重Fと押込み深
さdの関係が連続的または段階的に測定され、その結果
は上記の測定・制御回路90内に記憶される。そして、
これらの測定結果から、この試験材料の表面近傍の引張
り強度やヤング率等の物性が算出される。
次に、上記の4p1定結果から試験材料の物性を算出す
る過程を具体的な幾つかの試験材#Iについておこなっ
た測定例を例示して説明する。
この例示的な試験において使用した試験材料は、アルミ
合金(A2017)、燐青銅、ステンレスM (SUS
304) 、表面を研磨加工したシリコン、圧延加工し
た状態の金、ニッケルおよび白金である。
また、使用した圧子は、対稜各115°の五角錐のダイ
ヤモンド圧子であり、この圧子の押込み荷重の変化率は
10〜100mg/秒である。このような条件で各試験
材料に圧子を押込み、最大荷重1000mgに達した後
に1秒間保持し、この後押込み過程と同じ荷重変化率で
圧子を引抜いた。そして、この押込み過程および引き抜
き過程において、圧子の押込み荷重Fと押込み深さdを
それぞれ連続的に測定した。その結果を第8図に示す。
この圧子の先端形状は予め判明しているので、この圧子
の押込み深さdからこの圧子が形成したであろう圧痕の
寸法が計算でき、従来の方法にしたがってこれらの試験
材料の見掛けのビッカース硬度Hを算出すると、 H−F/S −0,03784・F/d2  ・・・(1)の式で算
出される。
このような従来の方法で各試験材料の硬度Hを算出した
結果を第9図に示す。この結果から明らかなように、こ
の例示したような浅い領域では、この見掛けの硬度には
大きい誤差が生じる。特に、100Bm以下の領域では
誤差は極めて大きくなる。この原因は、圧子の先端が必
ずしも幾何学的に尖鋭ではなく、接触の初期では試験材
料の弾性変形が先行すること、また試験材料の表面荒さ
が原因である。したがって、従来の方法では、このよう
な浅い範囲の材料の物性を正確に把握できない。
そこで本発明では、このような浅い領域すなわち試験材
料の弾性変形や表面荒さの影響の大きい領域での押込み
領域における荷重Fと押込み深さdの関係を、 F;A−d+B −d2      =−(2)ただし
、A、Bは定数; の式に近似させる。なお、A、Bは定数である。
この(2)式の第1項は材料の弾性変形および表面荒さ
に対応するものであり、第2項はこの試験材料の塑性変
形に対応するものである。この(2)式は、材料の塑性
変形と弾性変形が混在している場合に成立するものであ
る。この塑性変形は、圧子の押込み荷重と材料の降伏応
力とが釣り合った状態で生しるものであるから、上記の
定数Bはこの材料のビッカース硬度Hvに対応する。
上記の(2)式をdで除すと、 F/d=A+Bd         ・・・(3)とな
る。上記の各試験材料について実際に測定した7ip1
定結果をこの(3)式のようにF/dとdの関係で図示
すると第10図および第11図のようになる。この第1
0図と第11図から明らかなように、このF/dとdと
の関係は、1100n以下の領域まで極めて直線的な関
係が維持されている。そして、第12図に模式的に示す
ように、この押込み過程における傾斜すなわちBかピッ
カス硬度に対応している。なお、材料の引張り強さσB
とビッカース硬度Hvとの間には、Hv=0.3177
B  (MP a)   −(4)の関係があるので、
このビッカース硬度から容易に引張り強度が算出できる
。なお、第13図には、上記のようにして実際に測定さ
れた各試験材料のBとHvO値を示し、理論値と正確に
対応していることが明らかである。
また、圧子の引抜き過程においては、圧痕部の弾性変形
の回復力と圧子の荷重とが釣り合っていると考えられる
。この弾性変形している部分は、塑性変形と異なり、圧
子か直接接触している部分より広い範囲にわたって弾性
変形していると考えられる。しかし、いずれにしても弾
性変形している部分の面積Sは、圧子が直接接触してい
る面積すなわちd2に比例し、また弾性変形している部
分の深さ【は圧子の押込み深さdに比例していると考え
られる。また、引抜き過程の初期においては、この圧子
は全面的に試験材料に接触していると考えられるから、
最大押込み荷重をF□、最大押込み深さをd7、材料の
ヤング率をEとすると、(F−F、)/SzE (d−
d、、)/1(5) となる。ここで、5−ad−’t−βd1とすれば、上
記の(5)式は、 F / d 、z a /β−E −(d−d、)十F
ffi/d。
・・・(6) となる。さらに、引抜き過程の初期では、dad、であ
るから、上記の(6)式は、D−α/β・Eとして、 F/d−D (d−d−) 十F−/d、、。
・・(7) となる。第10図および第11図の実際の測定結果にお
いても、この(7)式の関係は極めて直線に近い。した
かって、この傾斜すなわちDからこの材料のヤング率E
が求められる。
なお、第14図には、実際に1llll定した結果から
算出したDとヤング率Eの関係を示し、この図からも明
らかなように実際のΔ―j定値か理論値と正確に対応し
ている。なお、このDとEとの関係は、D;==−3,
61・E (MP a)    −(8)である。
以上のように、本発明の方法によれば、試験材料の表面
近傍の1100n以下の極めて浅い領域においても、こ
の物性を極めて正確に測定することができる。
なお、本発明は上記の実施例には限定されない。
たとえば、本発明の71p]定方法は、必ずしも上記の
ような装置を使用して実施する必要はない。
また本発明の装置もかならずしも上記の実施例には限定
されず、必要に応じて各種の変更か可能である。
[効果] 上述のように本発明の測定方法によれば、従来の方法で
は4−1定てきなかった材料表面近傍の極めて浅い部分
の物性を正確かつ容易に7illj定することができる
。また、本発明の装置は、このような測定・制御装置に
よってこのような測定方法を自動的に能率よ〈実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置全体の概略図、第2図は測定・制
御装置の概略構成図、第3図は供給される負荷電流の変
化を示す線図、第4図は電流検出器で検出された電流□
の状態を示す線図、第5図は荷重検出器で検出された荷
重の状態を示す線図、第6図は負荷電流と荷重との関係
を示す線図、第7図は深さ検出器の移動量と出力との関
係を示す線図、第8図は各種の試験材料の荷重と押込み
深さの関係を示す線図、第9図は各試験材料の見掛けの
硬度を示す線図、第10図および第11図は各種の試験
材料のF/d(!:dとの関係を示す線図、第12図は
第10図および第11図の関係を模式的に説明する線図
、第13図は各種の試験材料の硬度とBとの関係を示す
線図、第14図は各種の材料のヤング率とDとの関係を
示す線図である。 1・・・4a1定機、2・・・気密容器、3・・・A1
11定・制御装置、4・・・真空ポンプ、30・・・圧
子アーム、40・・・押込み荷重機構、50・・・押込
み深さ検出器、60・・・荷重検出器、70・・軸受は
機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧子を試験材料の表面に押込むことによってこの
    試験材料の表面の物性を測定する方法であって、 圧子に加える押し込み荷重Fまたは押し込み深さを変化
    させながら試験材料の表面にこの圧子を押し込む過程と
    、 この押し込み過程において、上記の押し込み荷重Fと上
    記の押し込み深さdとの関係を連続的または段階的にを
    測定する過程と、 圧子に加える押し込み荷重Fまたは押し込み深さを変化
    させながらこの圧子を試験材料の表面から引き抜く過程
    と、 この引き抜き過程において、上記の押し込み荷重Fと上
    記の押し込み深さdとの関係を連続的または段階的に測
    定する過程と、 上記押し込み荷重Fと押し込み深さdの関係から試験材
    料の表面の物性を算出する過程、とを具備したことを特
    徴とする測定方法。
  2. (2)上記の試験材料の物性を算出する過程は、上記の
    圧子の押し込み過程における上記の押し込み荷重Fと押
    し込み深さdとの関係を次の式F/d≒A+B・d ただし、A、Bはそれぞれ定数; の関係式に近似させ、この定数Bから上記の試験材料の
    ビッカース硬度Hvまたは表面の引張り強さσ_Bを求
    めることを特徴とする請求項1記載の測定方法。
  3. (3)上記の試験材料の物性を算出する過程は、上記の
    圧子の引き抜き過程における上記の押し込み荷重Fと押
    し込み深さdの関係を次の式F/d_m≒F/d≒D(
    d−d_m)+F_m/d_mただし、F_mは最大押
    込み時の押込み荷重、d_mは最大押込み時の押込み深
    さ、Dは定数;の関係式に近似させ、上記の定数Dから
    上記の試験材料のヤング率Eを求めることを特徴とする
    請求項1記載の測定方法。
  4. (4)圧子を試験材料の表面に押し込むことによってこ
    の試験材料の表面の物性を測定する装置であって、 所定の先端形状を有する圧子と、 この圧子に連続的または段階的に変化する押込み荷重を
    加えることができる押込み荷重機構と、この圧子の押込
    み深さを検出する押込み深さ検出器と、 上記の押込み荷重機構を制御して上記の圧子に作用する
    押込み荷重または押し込み深さを変化させながら上記の
    圧子を試験材料の表面に押し込み、またこの押込んだ圧
    子を押込み荷重または押し込み深さを変化させながら引
    抜くとともに、上記の押込み深さ検出器からの信号を受
    け、上記の押込み荷重と圧子の押込み深さとの関係から
    試験材料の表面の物性を算出する測定・制御装置とを具
    備したことを特徴とする測定装置。
  5. (5)上記の押込み荷重機構はソレノイドを備え、また
    上記の測定・制御装置はこのソレノイドに給電する電流
    を制御することにより上記の圧子に作用する押込み荷重
    を変化させるものであることを特徴とする請求項4記載
    の測定装置。
  6. (6)上記の測定・制御装置は、 上記の圧子の押し込み過程における上記の押し込み荷重
    Fと押し込み深さdとの関係を次の式F/d≒A+B・
    d ただし、A、Bはそれぞれ定数; の関係式に近似させ、この定数Bから上記の試験材料の
    表面のビッカース硬度Hvまたは引張り強さσ_Bを求
    めるものであることを特徴とする請求項1記載の測定方
    法。
  7. (7)上記の測定・制御装置は、 上記の圧子の引き抜き過程における上記の押し込み荷重
    Fと押し込み深さdの関係を次の式F/d_m≒F/d
    ≒D(d−d_m)+F_m/d_mただし、F_mは
    最大押込み時の押込み荷重、d_mは最大押込み時の押
    込み深さ、Dは定数;の関係式に近似させ、上記の定数
    Dから上記の試験材料のヤング率Eを求めるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の測定方法。
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