JPH0322628B2 - - Google Patents
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- JPH0322628B2 JPH0322628B2 JP58094616A JP9461683A JPH0322628B2 JP H0322628 B2 JPH0322628 B2 JP H0322628B2 JP 58094616 A JP58094616 A JP 58094616A JP 9461683 A JP9461683 A JP 9461683A JP H0322628 B2 JPH0322628 B2 JP H0322628B2
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
本発明は、電子写真複写機やプリンター等にお
いて、紙に転写された像を加熱融着する定着ロー
ルに関し、詳しくは、ビニル基含有シロキサン、
架橋剤としてのSiH基含有シロキサン、及び、ビ
ニル基とSiH基との反応促進用触媒としての白金
系化合物を含有してなるシリコーンゴムを、プラ
イマーを介して芯金に接着した付加型液状シリコ
ーンゴム製定着ロールに関する。 上記定着ロールにおけるシリコーンゴムとして
は、従来一般に、強度、耐熱性及び耐油性を向上
させるために、補強用充填剤として乾式微粉シリ
カを含有させていたが、離型性に欠け、トナーが
定着ロールに付着する、いわゆるオフセツト現象
を生じたり、更には複写紙の巻付きを生じたりす
る欠点があつた。 本発明は、上記の点に鑑み、シリコーンゴムに
補強用充填剤を合理的に含有させ、強度、耐熱性
及び耐油性のみならず、離型性にもすぐれた定着
ロールを提供することを目的とする。 本発明は、上記目的の達成のために、冒記した
付加型液状シリコーンゴム製定着ロールにおい
て、シリコーンゴムに、乾式微粉シリカと湿式微
粉シリカとを、一方の重量比率が20〜80wt%に
なる状態で混合した充填剤を含有させてなること
を特徴とする。 即ち、種々の実験に基づき、充填剤として湿式
微粉シリカを用いることにより、それ単独では離
型性にすぐれるものの耐熱性及び耐油性に欠ける
が、上述のように所定比率で乾式微粉シリカと混
合して用いることにより、相互の利点を生かせる
ことを見出すに至り、その結果、強度、耐熱性及
び耐油性のみならず、離型性にもすぐれた定着ロ
ールを提供でき、長期使用にかかわらず、シリコ
ーンゴムの破壊を生ずることが無くて耐久性を向
上でき、しかも、離型性にすぐれてオフセツト現
象の発生や複写紙の巻付きを回避できるようにな
つた。 本発明に使用されるビニル基含有シロキサンと
しては、一般式ViR2SiO(R2SiO)nSiR2Viで表
わされる。式中RはC1〜8の炭化水素基で、その
90モル%以上はCH3−基であり、ViはCH2=CH
−基を示し、かつ、25℃における粘度が500〜
30000センチストークスである。 SiH基含有シロキサンとしては、一分子中に3
個以上のSiH基を有するジメチルポリシロキサン
であり、25℃における粘度が10〜1000センチスト
ークスで、かつ、前記ビニル基含有シロキサンの
Vi基に対し、0.9〜3.0モルのSiHを与える量を配
合する。 白金系化合物としては、一般の付加反応に使用
される白金化合物である。 乾式微粉シリカとしては、表面積50m2/g以上
で、例えば、市販のエアロジルA300((日本エア
ロジル株式会社製)、Tullanox500(タルコ社製)、
エアロジルR−972(日本エアロジル株式会社製)
等がある。 また湿式微粉シリカとしては、表面積50m2/g
以上で、例えば、市販のNipsil E200(日本シリ
カ工業製)、Nipsil SS−30(日本シリカ工業製)、
ゼオシール1000V(多木化学製)等がある。なお、
前記Tullanox500、エアロジルR−972及び
Nipsil SS−30は、夫々表面疎水化処理されたも
のである。 乾式微粉シリカと湿式微粉シリカの混合物の含
有量は、ビニル基含有シロキサンム、SiH基含有
シロキサン及び白金系化合物の混合物100重量部
に対して10〜50重量部であることが望ましい。こ
れは10重量部未満であると強度が低下し、逆に50
重量部を越えると粘度が高すぎて成形が困難にな
るためである。そして、好適な強度並びに粘度を
得る上では20〜45重量部にするのが良い。 更に、上述成分に加え、従来の定着ロール用に
用いられている、表面積50m2/g以下の石英粉、
例えば市販の5ミクロン寸法のMin−U−Sil(フ
イラデルフイア クオルツ社製)、ImSil A−10
(イリノイ・ミネラル社製)、クリスタライト(龍
森工業製)や硅藻土等を使用しても良い。また、
例えば、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛などの着
色顔料とか、酸化セリウム、酸化アルミ、炭酸カ
ルシウム、炭酸亜鉛などの耐熱添加剤、並びに、
ジメチルシリコーンオイルなどの可塑剤を用いて
も良い。 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 先ず、定着ロールの製造工程について説明す
る。 (1) 第1洗浄工程(第1図参照) 温浴1、超音波浴2及び蒸気浴3を備えた洗浄
機4を用い、アルミ製などの芯金5を運搬具6に
取付け、順に洗浄処理し、芯金5の表面に付着し
た切削油等を除去する。図中3aは冷却管を示
す。 (2) 芯金表面処理工程(第2図参照) 洗浄処理後の芯金5を回転台7に取付け、ノズ
ル8により薬液を供給して芯金5の表面を活性化
し、その後、ブラスト機(図示せず)により芯金
5の表面を粗面化する。 (3) 第2洗浄工程(第3図参照) 前記洗浄機4を用い、超音波浴2及び蒸気浴3
により、上述表面処理で付着した汚染物を除去す
る。 (4) プライマー塗布工程(第4図参照) 芯金5を回転治具9,9に支持させ、その回転
状態の芯金5に、後述実施例のプライマーをスプ
レー装置10により0.5〜20μmの厚さで塗布す
る。 (5) 風乾工程(第5図参照) プライマーを塗布した芯金5aを支持台11に
立姿勢で取付け、乾燥室12で15〜60分風を当て
常温で乾燥する。 6 プレベーク工程(第6図参照) 風乾工程終了後に、芯金5aを熱風乾燥炉13
に入れ、100〜180℃の熱風を15〜60分当て、プラ
イマーを加熱して固める。 7 射出成型工程(第7図参照) プライマーの固められた芯金5aを、予め100
〜200℃に熱せられた固定金型14に固定支持さ
せ、それに移動金型15を取付けるとともに、そ
こにノズル16を通じて液状シリコーンゴムを射
出注入し、付加硬化によりシリコーンゴムが固ま
るまで30秒〜10分間そのままの状態で放置する。 (8) エージング工程(第8図参照) 放置後、得られたロール5bを恒温炉17に入
れ、100〜250℃で60〜300分間加熱してエージン
グを行い、前述の射出成形時の放置による一次硬
化を終了させたゴム材の硬化をより完全なものに
するとともに、永久圧縮歪等に対する物性を向上
させる。 (9) 研磨工程(第9図参照) エージング終了後に研磨機18にかけ、ロール
5bのシリコーンゴム層の外周を切削し、最終外
径に近い外径に仕上げる。なお、エージング後の
ロール5bの外径が最終外径に近い場合であれ
ば、この研磨工程は省略しても良い。 (10) オイルデイツピング工程 ロール5bを運搬具6aに取付けてオイル槽1
9内に入れ、複写機に組み込んで定着時に塗布す
るのと同じシリコンオイル中に、撹拌機20で流
動させながら浸漬し、複写時において、シリコン
オイルの塗布に伴いそのシリコンオイルの含浸に
起因してシリコーンゴムが膨潤され、ロール5b
の外径が変化することを防止するために、予めロ
ール5bを平衡膨潤させておく。 (11) 研磨工程(第9図参照) 最終的に前述研磨工程におけると同様の研磨機
18にかけ、ロール5bの外表面を切削し、所定
寸法の製品としての定着ロールを得る。なお、オ
イルデイツピング工程を経ても最終外径が保障ま
れている場合は、この工程を省略しても良い。 〔実施例〕 ジメチルシロキサン単位97モル%とメチルビニ
ルシロキサン単位3モル%からなり、粘度が
5000000センチトークス(25℃)であるメチルビ
ニルポリシロキサン100重量部、メチルシロキサ
ン単位35モル%、ジメチルシロキサン単位30モル
%、フエニルシロキサン単位35モル%からなりシ
ラノール含有量が0.12モル/100gであるシリコ
ーンレジン20重量部、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン10重量部、エチルポリシリ
ケート100重量部、粘度15センチストークスのメ
チル水素ポリシロキサン(ジメチルシロキサン単
位30モル%、メチル水素シロキサン単位70モル
%)100重量部、塩化白金酸のイソプロパノール
溶液(Pt濃度10-5濃度)1重量部、テトラプロピ
ルチタネート5重量部にトルエン500重量部、酢
酸エチル1000重量部を加えよくかきまぜてプライ
マーを調整した。 このプライマーを、スプレー塗布によりアルミ
ニウム製の芯金(外径40mm)に10μmの膜厚に塗
布し、その後に風乾処理し、150℃で40分間プレ
ベーク工程で処理した。 次に、付加硬化型液状シリコーンゴムとして、
25℃での粘度3000センチストークスの両末端ジメ
チルビニルシリル基封鎖のジメルポリシロキサン
〔Me2ViSiO(Me2SiO)nSiMe2Vi〕(但、Me:メ
チル基、Vi:ビニル基)約97重量部、25℃での
粘度13センチストークスで6個のSiH基を含むシ
ロキサン約3重量部、白金化合物2.0×10-5重量
部、乾式微粉シリカ20重量部、湿式微粉シリカ15
重量部、石英粉50重量部、及び、ベンガラ1重量
部をよく混合したものを用い、下記温度及び処理
時間で夫々の工程を経、最終的にシリコーンゴム
の厚さが0.5mmの付加型液状シリコーンゴム製定
着ロールを得た。 ・射出成形工程 金型温度 150℃ 放置時間 5分間 ・エージング工程 温度 200℃ 時間 4時間 ・オイルデイツピング工程 温度 180℃ 時間 24時間 シリコンオイルとしては25℃での粘度が100セ
ンチストークスのものを用いた。 〔比較例 1〕 上記実施例において、湿式微粉シリカ15重量部
の全量を乾式微粉シリカに代えたことを除き、他
は全く同じ条件で定着ロールを得た。 〔比較例 2〕 上記実施例において、乾式微粉シリカ20重量部
の全量を湿式微粉シリカに代えたことを除き、他
は全く同じ条件で定着ロールを得た。 上記実施例、比較例1及び比較例2夫々で得ら
れた定着ロールを、シリコオイル塗布タイプの複
写機に取付け、定着ロールに対する加熱温度を
160℃に制御して、A4ヨコ通紙で複写したところ
下記の結果が得られた。 実施例:50万枚の複写でも、ゴム破壊、オフセ
ツトや複写紙の巻付きのいずれをも発生しなかつ
た。 比較例1:20万枚でゴム破壊を生じ、かつ、オ
フセツトや複写紙の巻付きが頻繁に発生した。 比較例:3万枚でゴム破壊を生じた。 即ち、上記結果から、本発明の定着ロールが、
耐熱性、耐油性及び離型性のいずれにもすぐれ、
長期にわたり、ゴム破壊やオフセツト現象の発
生、及びに、複写紙の巻付きのいずれをも回避し
て良好な複写を行えることが明らかであつた。 乾式微粉シリカ(表中ではAで示す)と湿式微
粉シリカ(表中ではBで示す)との重量比を少し
づつ変更したところ、下表の結果が得られた。
但、この混合充填剤の含有量は、白金系化合物
100重量部に対して35重量部に設定した。
いて、紙に転写された像を加熱融着する定着ロー
ルに関し、詳しくは、ビニル基含有シロキサン、
架橋剤としてのSiH基含有シロキサン、及び、ビ
ニル基とSiH基との反応促進用触媒としての白金
系化合物を含有してなるシリコーンゴムを、プラ
イマーを介して芯金に接着した付加型液状シリコ
ーンゴム製定着ロールに関する。 上記定着ロールにおけるシリコーンゴムとして
は、従来一般に、強度、耐熱性及び耐油性を向上
させるために、補強用充填剤として乾式微粉シリ
カを含有させていたが、離型性に欠け、トナーが
定着ロールに付着する、いわゆるオフセツト現象
を生じたり、更には複写紙の巻付きを生じたりす
る欠点があつた。 本発明は、上記の点に鑑み、シリコーンゴムに
補強用充填剤を合理的に含有させ、強度、耐熱性
及び耐油性のみならず、離型性にもすぐれた定着
ロールを提供することを目的とする。 本発明は、上記目的の達成のために、冒記した
付加型液状シリコーンゴム製定着ロールにおい
て、シリコーンゴムに、乾式微粉シリカと湿式微
粉シリカとを、一方の重量比率が20〜80wt%に
なる状態で混合した充填剤を含有させてなること
を特徴とする。 即ち、種々の実験に基づき、充填剤として湿式
微粉シリカを用いることにより、それ単独では離
型性にすぐれるものの耐熱性及び耐油性に欠ける
が、上述のように所定比率で乾式微粉シリカと混
合して用いることにより、相互の利点を生かせる
ことを見出すに至り、その結果、強度、耐熱性及
び耐油性のみならず、離型性にもすぐれた定着ロ
ールを提供でき、長期使用にかかわらず、シリコ
ーンゴムの破壊を生ずることが無くて耐久性を向
上でき、しかも、離型性にすぐれてオフセツト現
象の発生や複写紙の巻付きを回避できるようにな
つた。 本発明に使用されるビニル基含有シロキサンと
しては、一般式ViR2SiO(R2SiO)nSiR2Viで表
わされる。式中RはC1〜8の炭化水素基で、その
90モル%以上はCH3−基であり、ViはCH2=CH
−基を示し、かつ、25℃における粘度が500〜
30000センチストークスである。 SiH基含有シロキサンとしては、一分子中に3
個以上のSiH基を有するジメチルポリシロキサン
であり、25℃における粘度が10〜1000センチスト
ークスで、かつ、前記ビニル基含有シロキサンの
Vi基に対し、0.9〜3.0モルのSiHを与える量を配
合する。 白金系化合物としては、一般の付加反応に使用
される白金化合物である。 乾式微粉シリカとしては、表面積50m2/g以上
で、例えば、市販のエアロジルA300((日本エア
ロジル株式会社製)、Tullanox500(タルコ社製)、
エアロジルR−972(日本エアロジル株式会社製)
等がある。 また湿式微粉シリカとしては、表面積50m2/g
以上で、例えば、市販のNipsil E200(日本シリ
カ工業製)、Nipsil SS−30(日本シリカ工業製)、
ゼオシール1000V(多木化学製)等がある。なお、
前記Tullanox500、エアロジルR−972及び
Nipsil SS−30は、夫々表面疎水化処理されたも
のである。 乾式微粉シリカと湿式微粉シリカの混合物の含
有量は、ビニル基含有シロキサンム、SiH基含有
シロキサン及び白金系化合物の混合物100重量部
に対して10〜50重量部であることが望ましい。こ
れは10重量部未満であると強度が低下し、逆に50
重量部を越えると粘度が高すぎて成形が困難にな
るためである。そして、好適な強度並びに粘度を
得る上では20〜45重量部にするのが良い。 更に、上述成分に加え、従来の定着ロール用に
用いられている、表面積50m2/g以下の石英粉、
例えば市販の5ミクロン寸法のMin−U−Sil(フ
イラデルフイア クオルツ社製)、ImSil A−10
(イリノイ・ミネラル社製)、クリスタライト(龍
森工業製)や硅藻土等を使用しても良い。また、
例えば、酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛などの着
色顔料とか、酸化セリウム、酸化アルミ、炭酸カ
ルシウム、炭酸亜鉛などの耐熱添加剤、並びに、
ジメチルシリコーンオイルなどの可塑剤を用いて
も良い。 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 先ず、定着ロールの製造工程について説明す
る。 (1) 第1洗浄工程(第1図参照) 温浴1、超音波浴2及び蒸気浴3を備えた洗浄
機4を用い、アルミ製などの芯金5を運搬具6に
取付け、順に洗浄処理し、芯金5の表面に付着し
た切削油等を除去する。図中3aは冷却管を示
す。 (2) 芯金表面処理工程(第2図参照) 洗浄処理後の芯金5を回転台7に取付け、ノズ
ル8により薬液を供給して芯金5の表面を活性化
し、その後、ブラスト機(図示せず)により芯金
5の表面を粗面化する。 (3) 第2洗浄工程(第3図参照) 前記洗浄機4を用い、超音波浴2及び蒸気浴3
により、上述表面処理で付着した汚染物を除去す
る。 (4) プライマー塗布工程(第4図参照) 芯金5を回転治具9,9に支持させ、その回転
状態の芯金5に、後述実施例のプライマーをスプ
レー装置10により0.5〜20μmの厚さで塗布す
る。 (5) 風乾工程(第5図参照) プライマーを塗布した芯金5aを支持台11に
立姿勢で取付け、乾燥室12で15〜60分風を当て
常温で乾燥する。 6 プレベーク工程(第6図参照) 風乾工程終了後に、芯金5aを熱風乾燥炉13
に入れ、100〜180℃の熱風を15〜60分当て、プラ
イマーを加熱して固める。 7 射出成型工程(第7図参照) プライマーの固められた芯金5aを、予め100
〜200℃に熱せられた固定金型14に固定支持さ
せ、それに移動金型15を取付けるとともに、そ
こにノズル16を通じて液状シリコーンゴムを射
出注入し、付加硬化によりシリコーンゴムが固ま
るまで30秒〜10分間そのままの状態で放置する。 (8) エージング工程(第8図参照) 放置後、得られたロール5bを恒温炉17に入
れ、100〜250℃で60〜300分間加熱してエージン
グを行い、前述の射出成形時の放置による一次硬
化を終了させたゴム材の硬化をより完全なものに
するとともに、永久圧縮歪等に対する物性を向上
させる。 (9) 研磨工程(第9図参照) エージング終了後に研磨機18にかけ、ロール
5bのシリコーンゴム層の外周を切削し、最終外
径に近い外径に仕上げる。なお、エージング後の
ロール5bの外径が最終外径に近い場合であれ
ば、この研磨工程は省略しても良い。 (10) オイルデイツピング工程 ロール5bを運搬具6aに取付けてオイル槽1
9内に入れ、複写機に組み込んで定着時に塗布す
るのと同じシリコンオイル中に、撹拌機20で流
動させながら浸漬し、複写時において、シリコン
オイルの塗布に伴いそのシリコンオイルの含浸に
起因してシリコーンゴムが膨潤され、ロール5b
の外径が変化することを防止するために、予めロ
ール5bを平衡膨潤させておく。 (11) 研磨工程(第9図参照) 最終的に前述研磨工程におけると同様の研磨機
18にかけ、ロール5bの外表面を切削し、所定
寸法の製品としての定着ロールを得る。なお、オ
イルデイツピング工程を経ても最終外径が保障ま
れている場合は、この工程を省略しても良い。 〔実施例〕 ジメチルシロキサン単位97モル%とメチルビニ
ルシロキサン単位3モル%からなり、粘度が
5000000センチトークス(25℃)であるメチルビ
ニルポリシロキサン100重量部、メチルシロキサ
ン単位35モル%、ジメチルシロキサン単位30モル
%、フエニルシロキサン単位35モル%からなりシ
ラノール含有量が0.12モル/100gであるシリコ
ーンレジン20重量部、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン10重量部、エチルポリシリ
ケート100重量部、粘度15センチストークスのメ
チル水素ポリシロキサン(ジメチルシロキサン単
位30モル%、メチル水素シロキサン単位70モル
%)100重量部、塩化白金酸のイソプロパノール
溶液(Pt濃度10-5濃度)1重量部、テトラプロピ
ルチタネート5重量部にトルエン500重量部、酢
酸エチル1000重量部を加えよくかきまぜてプライ
マーを調整した。 このプライマーを、スプレー塗布によりアルミ
ニウム製の芯金(外径40mm)に10μmの膜厚に塗
布し、その後に風乾処理し、150℃で40分間プレ
ベーク工程で処理した。 次に、付加硬化型液状シリコーンゴムとして、
25℃での粘度3000センチストークスの両末端ジメ
チルビニルシリル基封鎖のジメルポリシロキサン
〔Me2ViSiO(Me2SiO)nSiMe2Vi〕(但、Me:メ
チル基、Vi:ビニル基)約97重量部、25℃での
粘度13センチストークスで6個のSiH基を含むシ
ロキサン約3重量部、白金化合物2.0×10-5重量
部、乾式微粉シリカ20重量部、湿式微粉シリカ15
重量部、石英粉50重量部、及び、ベンガラ1重量
部をよく混合したものを用い、下記温度及び処理
時間で夫々の工程を経、最終的にシリコーンゴム
の厚さが0.5mmの付加型液状シリコーンゴム製定
着ロールを得た。 ・射出成形工程 金型温度 150℃ 放置時間 5分間 ・エージング工程 温度 200℃ 時間 4時間 ・オイルデイツピング工程 温度 180℃ 時間 24時間 シリコンオイルとしては25℃での粘度が100セ
ンチストークスのものを用いた。 〔比較例 1〕 上記実施例において、湿式微粉シリカ15重量部
の全量を乾式微粉シリカに代えたことを除き、他
は全く同じ条件で定着ロールを得た。 〔比較例 2〕 上記実施例において、乾式微粉シリカ20重量部
の全量を湿式微粉シリカに代えたことを除き、他
は全く同じ条件で定着ロールを得た。 上記実施例、比較例1及び比較例2夫々で得ら
れた定着ロールを、シリコオイル塗布タイプの複
写機に取付け、定着ロールに対する加熱温度を
160℃に制御して、A4ヨコ通紙で複写したところ
下記の結果が得られた。 実施例:50万枚の複写でも、ゴム破壊、オフセ
ツトや複写紙の巻付きのいずれをも発生しなかつ
た。 比較例1:20万枚でゴム破壊を生じ、かつ、オ
フセツトや複写紙の巻付きが頻繁に発生した。 比較例:3万枚でゴム破壊を生じた。 即ち、上記結果から、本発明の定着ロールが、
耐熱性、耐油性及び離型性のいずれにもすぐれ、
長期にわたり、ゴム破壊やオフセツト現象の発
生、及びに、複写紙の巻付きのいずれをも回避し
て良好な複写を行えることが明らかであつた。 乾式微粉シリカ(表中ではAで示す)と湿式微
粉シリカ(表中ではBで示す)との重量比を少し
づつ変更したところ、下表の結果が得られた。
但、この混合充填剤の含有量は、白金系化合物
100重量部に対して35重量部に設定した。
【表】
上記結果において、乾式微粉シリカの含有量を
7重量部にしてその重量比率を20wt%にした場
合、複写枚数が40万枚程度で多少にゴム破壊が見
られたが、実用上は、50万枚でも使用可能であつ
た。また、乾式微粉シリカの含有量を28重量部に
してその重量比率を80wt%にした場合、複写枚
数が45万枚程度で多少のオフセツトを生じたが、
実用上は、50万枚以上でも使用可能であつた。 また、乾式微粉シリカを10重量部に、他方、湿
式微粉シリカを40重量部にして乾式微粉シリカの
重量比率を20wt%にしたもの、並びに、乾式微
粉シリカを40重量部に、他方、湿式微粉シリカを
10重量部にして乾式微粉シリカの重量比率を
80wt%にしたものについても上述同様に実験し
たところ、いずれも、ゴム破壊、オフセツト、複
写機の巻付きを生せずに50万枚以上の複写が可能
であつた。 上記結果から、乾式微粉シリカ及び湿式微粉シ
リカ夫々の絶対含有量として10重量部より少ない
場合、前者では複写に伴つて硬さが低くなり、ゴ
ム破壊を生じやすくなる傾向にあり、他方、後者
ではオフセツトや複数紙の巻付きを生じやすくな
る傾向にあり、上述両シリカ夫々の絶対含有量と
して10重量部以上にすることが好ましいが、本発
明を実施するに、実用上、乾式微粉シリカと湿式
微粉シリカとを一方の重量比率が20〜80wt%に
なる状態で混合した充填剤をシリコーンゴムに含
有させれば良にことが明らかである。
7重量部にしてその重量比率を20wt%にした場
合、複写枚数が40万枚程度で多少にゴム破壊が見
られたが、実用上は、50万枚でも使用可能であつ
た。また、乾式微粉シリカの含有量を28重量部に
してその重量比率を80wt%にした場合、複写枚
数が45万枚程度で多少のオフセツトを生じたが、
実用上は、50万枚以上でも使用可能であつた。 また、乾式微粉シリカを10重量部に、他方、湿
式微粉シリカを40重量部にして乾式微粉シリカの
重量比率を20wt%にしたもの、並びに、乾式微
粉シリカを40重量部に、他方、湿式微粉シリカを
10重量部にして乾式微粉シリカの重量比率を
80wt%にしたものについても上述同様に実験し
たところ、いずれも、ゴム破壊、オフセツト、複
写機の巻付きを生せずに50万枚以上の複写が可能
であつた。 上記結果から、乾式微粉シリカ及び湿式微粉シ
リカ夫々の絶対含有量として10重量部より少ない
場合、前者では複写に伴つて硬さが低くなり、ゴ
ム破壊を生じやすくなる傾向にあり、他方、後者
ではオフセツトや複数紙の巻付きを生じやすくな
る傾向にあり、上述両シリカ夫々の絶対含有量と
して10重量部以上にすることが好ましいが、本発
明を実施するに、実用上、乾式微粉シリカと湿式
微粉シリカとを一方の重量比率が20〜80wt%に
なる状態で混合した充填剤をシリコーンゴムに含
有させれば良にことが明らかである。
図面は本発明の定着ロール製造のための各工程
を示す説明図であり、第1図は第1洗浄工程、第
2図は芯金表面処理工程、第3図は第2洗浄工
程、第4図はプライマー塗布工程、第5図は風乾
工程、第6図はプレベーク工程、第7図は射出成
形工程、第8図はエージング工程、第9図は研磨
工程、そして、第10図はオイルデイツピング工
程を示す。
を示す説明図であり、第1図は第1洗浄工程、第
2図は芯金表面処理工程、第3図は第2洗浄工
程、第4図はプライマー塗布工程、第5図は風乾
工程、第6図はプレベーク工程、第7図は射出成
形工程、第8図はエージング工程、第9図は研磨
工程、そして、第10図はオイルデイツピング工
程を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビニル基含有シロキサン、架橋剤としての
SiH基含有シロキサン、及び、ビニル基とSiH基
との反応促進用触媒としての白金系化合物を含有
してなるシリコーンゴムを、プライマーを介して
芯金に接着した付加型液状シリコーンゴム製定着
ロールにおいて、前記シリコーンゴムに、乾式微
粉シリカと湿式微粉シリカとを一方の重量比率が
20〜80wt%になる状態で混合した充填剤を含有
させてなる付加型液状シリコーンゴム製定着ロー
ル。 2 前記ビニル基含有シロキサン、架橋剤として
のSiH基含有シロキサン、及び、ビニル基とSiH
基との反応促進用触媒としての白金系化合物の混
合物100重量部に対して前記充填剤を10〜50重量
部含有させてなる特許請求の範囲第1項に記載の
付加型液状シリコーンゴム製定着ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9461683A JPS59220347A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 付加型液状シリコ−ンゴム製定着ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9461683A JPS59220347A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 付加型液状シリコ−ンゴム製定着ロ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59220347A JPS59220347A (ja) | 1984-12-11 |
| JPH0322628B2 true JPH0322628B2 (ja) | 1991-03-27 |
Family
ID=14115179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9461683A Granted JPS59220347A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 付加型液状シリコ−ンゴム製定着ロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59220347A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0715605B2 (ja) * | 1984-12-19 | 1995-02-22 | キヤノン株式会社 | 定着装置 |
| JPS61144674A (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-02 | Canon Inc | 定着用ロ−ラ |
| JPH0719104B2 (ja) * | 1985-12-27 | 1995-03-06 | キヤノン株式会社 | 弾性回転体及びそれを有する定着装置 |
| US5176940A (en) * | 1989-02-28 | 1993-01-05 | Valmet Paper Machinery Inc. | Method for forming a coated roll |
| JP2541436B2 (ja) * | 1992-12-28 | 1996-10-09 | 信越化学工業株式会社 | 定着ロ―ル |
| US5534609A (en) * | 1995-02-03 | 1996-07-09 | Osi Specialties, Inc. | Polysiloxane compositions |
| JP5440895B2 (ja) * | 2008-06-10 | 2014-03-12 | 株式会社リコー | 定着部材、それを用いた定着装置及び画像形成装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL6917485A (ja) * | 1968-12-05 | 1970-06-09 | Stauffer Chemical Co | |
| JPS5358557A (en) * | 1976-11-08 | 1978-05-26 | Toshiba Silicone | Heat resistant polyorganosiloxane composition |
| JPS56114975A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-09 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | Fixing rubber roller |
| FR2497517B1 (fr) * | 1981-01-07 | 1985-08-09 | Rhone Poulenc Spec Chim | Compositions organopolysiloxaniques pateuses durcissant a chaud en elastomeres |
| JPS57149354A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-14 | Toray Silicone Co Ltd | Curable organopolysiloxane composition for heat fixing roller |
-
1983
- 1983-05-28 JP JP9461683A patent/JPS59220347A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59220347A (ja) | 1984-12-11 |
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