JPH03230499A - イオン発生装置およびこれを用いた清浄空間内の帯電物品の除電設備 - Google Patents
イオン発生装置およびこれを用いた清浄空間内の帯電物品の除電設備Info
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- JPH03230499A JPH03230499A JP1265189A JP26518989A JPH03230499A JP H03230499 A JPH03230499 A JP H03230499A JP 1265189 A JP1265189 A JP 1265189A JP 26518989 A JP26518989 A JP 26518989A JP H03230499 A JPH03230499 A JP H03230499A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
浄空間内の帯電物品を除電する設備に係り、詳しくは、
コロナ放電を行わせる交流式イオン発生器のエミッタが
セラミックスの誘電体で被覆され、このエミッタの多数
が清浄空気の流れの中に配置されると共に、その或るも
のにはマイナスのバイアス電圧が付加された交流の高電
圧が印加され、他のものにはそれよりも正の側に偏った
バイアス電圧が付加された交流の高電圧が印加されるこ
とによって、前者は負イオン濃度の高い空気を発生させ
る擬似陰極エミッタとして機能し。
ミッタとして機能するようにした。特に半導体製造用ク
リーンルームに適用される帯電物品の除電設備に関する
。
気の帯1i現象に起因する種々の障害が問題視されるよ
うになった。このような障害には。
製品の表面汚染、エレクトロニクス機器の誤動作等があ
る。
酸化絶縁膜の厚みもどんどん薄くなり配線や金属電極が
極小化し、このために、静電気による放電が発生すると
、孔があいたり、金属成分が溶融または蒸発したりして
、半導体デバイスの破壊や性能劣化を引き起こす、MO
S−FETやGa A sでは100〜200ボルトの
電圧にも耐えられない場合があり、その素子の表面電位
を20ボルト以下に下げる必要のある場合もある。半導
体素子が完全に破壊した場合は出荷検査の段階でそれを
発見できるが、性能劣化は見分けるのが非常に困難であ
る。したがって静電破壊の障害を少なくするには、半導
体が静電気に出会う機会をできるだけ少なくすること、
すなわち素子および素子が組み込まれた基板に帯電物を
できるだけ近づけないこと、帯電物はことごとく除電し
ておくことである。ところが、これを完全に遂行するこ
とは従来の技術では殆んど不可能であった。半導体製造
工程における各種物体の表面電位の測定例としてウェハ
ー5 kV、 ウェハキャリヤ: 35kV、 ア
クリルカバー:8kV、 テーブル表面・lokν、
保管キャビネット: 30kV、作業着: 10kV、
石英バレット:1.5kVであったという報告例もある
。
流中には0.03μ−以上の大きさの粒子は検出されな
いと言った超清浄度を維持するものまで登場した。しか
し、クリーンルーム内に存在するオペレータ、ロボット
、更には種々の製造装置類から微粒子が不可避的に発生
する。このような内部発生微粒子の大きさは0.1μm
から数1071mにもおよび、かような粒子が最小線幅
が1μ翔といった最近のLSI、VLSI等のウェハ上
に付着すれば、格落ち品となって製品歩留りを低下させ
る。かような微粒子のウェハ表面への沈着は大部分は静
電気力によって起こり、その付近の気流形状とはほとん
ど無関係であることが明らかとなっできた。したがって
、この微粒子の吸着による製品の表面汚染の防止には、
クリーンルームの清浄度を高める技術およびフィルター
の性能向上技術とは直接的には関係のない静電気の除電
技術の開発を待たねばならない。
する場合に1例えば帯電した人体やプリンタ用紙が放電
したりすると、その放電電流が静電ノイズとなって電子
機器の誤動作を引き起こすこともある。これの防止にも
、クリーンルーム内に存在する帯電物体の除電が必要と
なる。
起因する各種の障害を除去するには クリーンルーム内
に存在する帯電した物体から帯電負荷を除去すること5
つまり静電気を除電すればよい。この除電は、帯電物体
が電気の良導体である場合には接地すればよく、これに
よって帯電した静電気を素早く逃がすことができる。し
かしクリーンルーム内の全ての導体物品を接地すること
は事実上不可能であるし、帯電物体が絶縁体の場合では
接地しても除電できず無意味となる。ウェハについて言
えば、ウェハ自身は導体であっても絶縁物であるカセッ
トケースやバレントに入れて搬送されるために、接地に
よって帯電を除去することは困難である。このようなこ
とから、イオナイザによる除電方式が提案された。
がほぼ一方向性に流れているので、この清浄空気流の上
流側(通常はフィルターの空気吹出し面に近い位置)に
コロナ放電によって空気をイオン化するイオナイザ(イ
オン発生器)を配置し、ここでイオン化した空気の流れ
を帯電物体の表面と触れさせることにより、帯電物体上
の静電気を中和しようとするものである。すなわち、物
体表面がプラスに帯電していればマイナスにイオン化し
た空気によって中和し、マイナスに帯電していればプラ
スにイオン化した空気によって中和して、物体表面の静
電気を除電しようとするものである。
て、 Pu1sed−DCタイプ、DCタイプおよびA
Cタイプのものが知られている(DCは直流ACは交流
を意味する)。いずれにしても、空気中に配置した電極
(Emitter)近傍で発生する電界強度が、空気の
絶縁破壊電界強度以上となるような直流または交流の高
電圧を該電極に印加することによってコロナ放電を行わ
せるものであり、それぞれ次のような特徴を有する。
に示したように、所定の間隔(例えば数10c+*の間
隔)を開けて対向配置された一対の針状エミッタ (タ
ングステン電極) 100aと100bに1 例えば+
13〜+20kVまたは−13〜−20kVの直流を9
例えば1〜11秒間隔秒間用ス)で交互に印加してエミ
ッタ100aと100bから交互に正と負のイオン(a
ir 1ons)を発生させ、このエアイオンを気流に
乗せて帯電物体101に運び、帯電物体の帯電電荷と反
対掻性のイオンで中和する仕組みである。そのパルス波
形の例を第20図に示した。
、絶縁被覆された一対の導電性のバー102aと102
b (これらのバーには多数本の針状エミッタ103a
、 103bが1〜2cm間隔でそれぞれ埋めこまれて
いる)を所定の間隔(例えば数10cm間隔)でバー軸
を平行にして対向配置し、一方のバー102aの各エミ
ッタ103aに+12〜+30kV、 他方のバー10
2bの各エミッタ103bに−12〜−30kVの直流
電圧を印加し、空気をイオン化する仕組みである。
数は商用の50/60Hz)を印加するものであり2例
えば第22図に示すように、多数本のエミッタ104を
二次元的拡がりをもって配置すると共にこれらを交流高
圧電a 105に対して絶縁被覆されたフレーム状の導
電性バー106によって接続し各エミッタ104の放電
端を取り囲むように放電端から離してグリッド107を
対極として配置し、このグリッド107を接地する構造
のものが知られている。これによると、各エミッタ10
4と接地グリッド107との間で交流サイクルに応じて
極性が反転する電界が形成され、各エミッタ104から
イオン空気が発生する。
も、クリーンルーム内の帯電物品の除電に使用しようと
すると、以下のような問題に遭遇する。
クリーンルームの汚染の問題である。放電極である針状
エミッタの材質はタングステンが最も好ましいとされて
いるが、このエミ・ツタに高電圧を印加してコロナ放電
を行わせると、スバ・ンタリング現象によって正イオン
発生時におびただしい微粒子(0,1μm以下の粒径の
ものが殆んどである)がエミッタ先端から発生し、これ
が清浄空気流に運ばれてクリーンルーム内を汚染する。
間稼働するとエミッタの放電端に主として5iOzから
なる白色の粉塵が目視できるほど付着堆積する。これは
、クリーンルームに清浄空気を供給するためのフィルタ
素材にその原因があると考えられる。この堆積粉塵によ
ってイオン発生量が低下したり、またこの堆積粉塵がク
リーンルーム内に再飛散したりする問題を起こす。した
がって、エミッタの洗浄が怠れず、また前記のスパッタ
リング現象はエミッタ先端を損傷させるので頻繁な取り
換えを必要とする。
を取付けると、クリーンルーム内のオゾン濃度が高くな
ることがある。その濃度は人体に影響を与えるほどでは
なくても、オゾンは反応性に冨むので半導体製造には好
ましくない。
がある。
ー102a側のエミッタ)からは正にイオン化した空気
が、他方のエミッタ (同バー102b側のエミッタ)
からは負にイオン化した空気が空気流にのって流れるの
で、正と負の何方かに偏ったイオンが帯電物品に到達す
ることになりかねない、このため、帯電物品の帯電負荷
の極性と同じ極性のイオンが供給される機会も多く、こ
の場合には除電されることはない、逆に、帯電していな
いか若しくは帯電量が小さい物品に対しては、搬送され
た空気イオンによって帯電を助成する事態も起こり得る
。この現象は特に正負の電極間距離を離した場合に起こ
り易いが、電極間距離をあまり短くするとスパークが生
じるといった問題がある。
の極性を反転させるのでその発生周期毎に交互に正負イ
オンが帯電物品に供給されることになり。
られるといったことは避けられるが、その周期をあまり
短くすると正と負のイオンが搬送気流中で混ざり合って
帯電物品に到達する前に結合してイオンが消滅する度合
いが多くなる。また逆に周期をあまり長くすると、正負
イオンの結合の割合は低下する代わりに、正と負のイオ
ンの大きな塊が交互に帯電表面に到達することになる0
M。
ing The Effective−ness o
f Cleanroom Ionization
Systems、 Micr。
. P、46〜52+76においてPu1sed−DC
タイプでは帯電表面の電位は例えば第23図に示すよう
に正と負を交互に繰り返して減衰することを報告してい
る。この結果では、帯電表面は帯電電荷が無くなること
はなく、正または負に500v程度の帯電が交互に生し
ることになる。
とを考えると、かような500vの如き表面電位が生し
ることは、かえって製品歩留りを低下することにもなり
かねない。
いう基本的な問題がある。エミッタに高電圧の交流を印
加すると、正イオンの発生量は負イオンの発生量の10
倍以上となることもある。
ントロール研究大会予稿集(1987) 、 P269
〜276およびこれに対応する英文文献、 M、5uz
ukiet、al、 Effectiveness o
f Air Ionization Systems
in C1ean Rooms+ 1988 Proc
eedings of TheIES Annual
Technical MeeNng、 In5titu
te ofEnvironmental 5cienc
es、 Mt、Prospect、l1linoisp
、 405〜412において3例えば第24図に示すよ
うな、ACタイプのイオン発生器で発生するイオン濃度
の測定例を報告しているが、負イオンの濃度は正イオン
のそれに比べて著しく少なくなっている。なお第24図
の測定は水平方向に設置した)IEPAフィルタから下
方に清浄空気が一様に流れる空間内にACタイプのイオ
ン発生器を設置して行われたものであり3図中のdはイ
オン発生器から測定点までの鉛直距離、 !!はイオ
ン発生器中心軸(鉛直線)から測定点までの水平距離を
表しており。
ときの。
。このように、従来のACタイプのイオン発生器では正
イオン濃度の高いイオン空気が供給されるので、帯電表
面は中和されるどころか数10ボルトから200ボルト
程度の正の電位に帯電したままになることすらある。
って引き起こされる。特に半導体製造時の各種の静電気
障害を、公知のイオン発生器が有する先述のような弊害
を起こさないように、取り除くことにある。特に本発明
は、ACタイプのイオン発生器の先述の問題を解決し、
且つ公知のエミッタが有する共通した問題、すなわち発
塵によるクリーンルーム汚染、粉塵の付着堆積およびオ
ゾンの発生といった問題をも解決して、半導体製造環境
の静電気の帯電を効果的に防止しようとすることろにあ
る。
により該放電極周辺の空気をイオン化するイオン発生装
置において、導電性の接地グリッド又は適宜間隔で配置
された複数の接地リングと該接地グリッド又は接地リン
グの夫々の内側空間に配置された針状の放電極と、これ
らの放電極に対し正又は負に偏った不平衡交流高電圧(
正または負に偏ったバイアス電圧が印加された交流高電
圧)を印加する高圧電源と、該不平衡交流高電圧の大き
さと正又は負の偏りの大きさと場合によっては周期も調
節できるコントローラとで構成したことを特徴とするイ
オン発生装置を提供するものである。そのさい、針状の
放電極はその放電端に石英が被着されたものを使用する
こともできる。
空間内の帯電物品を除電する設備、特に半導体製造時に
おける既述のような問題の解決を図った設備を提供する
ものである。
高電圧を印加してコロナ放電を行わせる交流式イオン発
生器を、フィルタを通過した清浄空気の流れの中に設置
し、このイオン発生器によってイオン化された空気の流
れを静電気を帯びた物体に供給して該帯電物体上の静電
気を中和する設備において。
スの誘電体材料で被覆されており。
極に対して所定の距離を離して空気中に配置されること
によって 1個の放電対が形成され この放電対が前記の清浄空気の流れを横切る方向に二次
元的な拡がりをもって多数配置され5このように配置さ
れた多数の放電対のうち、或る放電対の放電極が、マイ
ナスのパイ・アス電圧が付加された交流の高電圧電源に
接続されることによって擬似陰極エミッタを構成し2他
の放電対の放電極が、前記のマイナスのバイアス電圧よ
りもプラスの側に偏ったバイアス電圧が付加された交流
の高電圧電源に接続されることによってFM僚陽極エミ
ッタを構成し これら擬似陰極エミッタと擬似陰極エミッタが前記の二
次元的な拡がりをもった配置のなかで分散して配置され
ていることを特徴とする。
通にはタングステン製)の放電極(エミッタ)の放電端
を誘電体(dielectric)であるセラミックス
の薄膜で被覆した場合には、これに交流の高電圧を印加
してコロナ放電を行わせると該被覆なしの場合に比べて
空気をイオン化する能力はそれほど低下させないで、放
電端からの発塵をほぼ皆無にすることができ、しかも、
このセラミック放電部にはクリーンルーム内での使用に
よっても粉塵が付着することがなく、加えてオゾンの発
生も低下させることができることを見い出した。
が好適であり、そのほか、アルミナ磁器、アルミナ−シ
リカ系磁器、さらには耐熱ガラス等が使用できる。この
誘電体セラミックスの厚みは2ffia+以下、透明石
英を使用した場合には、好ましくは0.05〜0.5m
m とする、なお、このような誘電体のセラミックスの
yi膜で金属エミッタの先端を被覆した放電極に1本来
の使用態様とは異なるが直流の高電圧を印加した場合に
は、電圧を印加した瞬間はエミッタ先端部の電界によっ
て空気は電離され、正と負のイオンが発生するが、印加
後一定時間が経過すると(例えば、 0.3m/see
の気流中では0.1秒後)、印加電圧と反対極性の空気
イオンがエミッタの回りを取り囲み、エミッタ先端部の
電界強度を弱めてしまい、持続的なイオンの発生は望め
ないので、交流の高電圧を印加する必要がある。
的な問題であった既述の正イオン濃度と負イオン濃度の
大きな差、並びに正負の極性が経時的に周波数に応して
変化することによる空気移動中での中和の問題は、印加
する交流の高電圧に所定のバイアス電圧を付加すること
によってほぼ完全に無くすることができ、交流の電圧を
エミッタに印加するにも拘わらず、或るエミッタ([f
lu陽極エミッタ)からは正イオン濃度の高い空気を継
続的に、また、他のエミッタ(擬似陰極エミッタ)から
は負イオン濃度の高い空気を継続的に生成させることが
できることを見い出した。したがって、この擬似陽極エ
ミッタと擬似陰極エミッタの配置を分散させることによ
って、正イオンと負イオンをバランスして含む空気を帯
電物品に送り込むことができ、既述の半導体製造におけ
る静電気障害を除くのに大きく貢献できることがわがっ
た。
電端は、グリッド状またはループ状の接地された対極に
対し所定の距離だけ気流の下流側に位置しているのが好
ましい。また多数の放電対のうち、或る放電対の放電極
が、マイナスのバイアス電圧が付加された共通の交流の
高電圧電源に接続されることによって擬似陰極エミッタ
を構成し、他の放電対の放電極が、プラスのバイアス電
圧が付加された共通の交流の高電圧電源に接続されるこ
とによって擬似陽極エミッタを構成するのが有利である
。このような所定のバイアス電圧が付加された交流の高
電圧電源を得るには、商用の交流を入力してこれを所定
の高電圧の交流に昇圧する手段およびこの昇圧した交流
に所定の正または負の直流のバイアス電圧を付加する手
段を備えた電圧コントロール装置を使用すればよく、特
に該交流電圧の大きさおよびバイアス電圧の大きさを自
在に調整できる操作部を備えた装置に構成されたちのが
よい。
た本発明に従うイオン発生器の例を示したものであり、
針状のエミッタ2とループ形状の接地対極3との対から
なる放電部4が、清浄空気の流れを横切る方向に二次元
的な拡がりをもって多数配置されている。図示されては
いないが、このイオン発生器が配置された位置より空気
流れの上流側にはII E P AまたはU L P
Aフィルターが設置されており、該フィルターによって
浄化された空気がこのイオン発生器を通過する。そして
、このイオン発生器を通過した一方向性の空気流が帯電
物品の表面に向けて流れる。図示の例では1各針状エミ
、り2は、その先端を気流の下流方向に向けて配回され
、そして真円状のリングからなる対極3がその気流を横
切る方向に配置されており、各エミッタ2の先端は、対
極3のリングの中心を貫通ずる仮想線上にほぼ位置して
いる。また図の例では、エミ、り2と対極3の対からな
る放電部4をほぼ同間隔で6個並べて一つの列を構成し
、この列が、はぼ平行に且つほぼ同一平面内に4列配置
されている。すなわち1図の最上部の第1列目の各エミ
ッタ2aと、上から第3列目の各エミ、り2aは、絶縁
被覆された共通の導線6aによって電圧コントローラ装
置5のOUT PUT 7aに通じ、他方1 上から第
2列目の各エミッタ2bと、上から第4列目の各エミッ
タ2bには、絶縁被覆された共通の導線6bによって電
圧コントローラ装置5のOUT PIIT 7bに通し
ている。後で詳述するように、 OUT PUT 7b
からはマイナス側に所定のバイアス電圧が付加された交
流の高電圧が印加され、 0IIT PIJT 7aか
らはOUT PI丁7bよりもマイナス側への偏りの少
ない場合によってはプラス側に偏ったバイアス電圧が付
加された交流の高電圧が印加される。8は電圧コントロ
ーラ装置5の電圧操作部を示す。またリング状の対極3
は、どの列のものであるとは問わず、その全てが絶縁被
覆された共通の導線9によってグラウンド10にアース
されている。
タ2の詳細を示したものである。本発明に従うエミッタ
は放電極の放電端が薄いセラミフクスの誘電体材料で被
覆されている点に特Φがあるが、第2図の例では、放電
極として先細りの針部13を先端にもつタングステン棒
12をセラミックス製のチューブ14内に同心的に収容
している。そのさい セラミックス製のチューブ14の
先端も先細りの針部15をもつ封鎖された形状とし、タ
ングステン棒の針部13の先端が、このセラミックスチ
ユブの針部15の内面と接触するようにする。これによ
って、タングステン棒の針部13はセラミックスチュー
ブの薄い層で覆われる。第2図の例ではタングステン棒
12の外径がセラミックス製のチューブ14の内径より
もやや小さく、また、タングステン棒の針部13のテー
パー角度は、セラミンクスチューブの針部15のテーパ
ー角度よりも鋭角となっているので、タングステンの針
部13がセラミンクスチューブの針部15の内面に接す
るようにタングステン棒にセラミックスチューブを被着
させれば、タングステン棒の針部13の先端中心が、セ
ラミックスチューブの針部15の内面中心に自然に整合
して接することになる。タングステン棒12の他方の端
部16は金属導体17に導通接続されている。
17の端部に同心的にタングステン棒の端部16を緊密
に所定の距離だけ挿入することによって達成される。こ
の金属導体17は絶縁材料例えばガラスのチューブ18
内に納められ、この絶縁チューブ18に対してセラミッ
クスチューブ14の他方の端部19もノール部材20を
介して接続されている。このようにして構成された本発
明のエミッタ2は第3図に示すように1第1図で説明し
たリング状の接地対極3に対して、セラミックスカバー
付きの放電端21が所定の距離を離して(該放電端21
が対極リング3の仮想中心線上にほぼ位置するところに
)配置されるが、その位置の固定は、充分な強度をもち
、従ってそれ自身がかようなエミッタI造を支持するフ
レーム材として機能する絶縁被覆導体6に吊るすことに
よって行われ得る0例えばこの絶縁被覆導体6は、太め
の金属導体17を絶縁性樹脂22(例えば商品名 テフ
ロン)で被覆することによって、これに多数のエミッタ
構造物を吊るしても充分な強度をもつフレーム材として
III能する。
(絶縁支持部材を介して支持する)ためのフレーム材と
しても機能する。したがって第3図に示すように絶縁被
覆導体6に対して第2図のエミッタ構造物をジヨイント
部材23を介して意図する位置に適宜接続することζよ
って、エミッタ2は空気の流れの中に空気流れをそれほ
ど乱すことなく配置できる。
は誘電体材料からなることが必要であり。
13を覆うその厚みは2謂潜以下、好ましくは0.5W
l−以下で0.05mm以上であるのがよい、そのさい
、被覆セラミックスも針部(例えば第2図の15で示す
ような鋭角的な先端)を有することが必要である。タン
グステン棒のうち通常は放電部とはならない針部以外の
個所9例えばタングステン棒12の胴部などは必ずしも
セラミックスで被覆する必要はない、第4図および第5
図はそのような例を示したもので、第4図のものは、タ
ングステン棒12の先端部だけをセラミンクスチューブ
14で被着した例を示している。すなわち、タングステ
ン棒12の針部13の外側に、セラミックスチューブ1
4の針部15を密着して被覆し、タングステン棒12の
胴部には他の絶縁材料(例えば絶縁性の樹脂)25を被
覆しである。セラミックスチューブ14はタングステン
棒12に接着材(例えばエポキシ樹脂系接着材)26を
用いて固定し、この固定部にはシール材(例えばシリコ
ン系シール材)27がタングステンが露出しないように
覆われている。なお、この例ではタングステンの針部1
3の外表面と、セラミンクスチューブの針部15の内表
面との間に隙間が生じないような針部構造としである。
タングステン棒12の端28との間に導電性の接着剤2
9を充填した例を示している。すなわち、タングステン
棒12の端部28を絶縁被覆25から若干突出させ、こ
の突出部に、針部15をもつセラミックスチューブ14
を隙間をもって被せ、この隙間に導電性接着剤29を充
填したものである。27は第4図と同様のシール材を示
している。充填する導電性接着剤29としてはm粉末を
エポキシ系樹脂に分散させたちの2黒鉛粉末をコロイド
としたもの1等が使用できる。
ていないが、尖っていてもよい。
状の接地対極3の一部を拡大して示したものである。こ
の例の対極3は金属の真円状リングからなり、このリン
グ状の対極3が、絶縁被覆を施した導体9によって、必
要数だけほぼ同一面内に二次元的な拡がりをもって所定
の間隔を開けて、互いに接続されている。絶縁被覆を施
した導体9は各リング状対極3を空間内に支持できるに
充分な強度を有したものが使用され、したがってこの導
体9自身が各リング状対極3を空間内の所定の位置に配
列するためのフレームとしても機能している。そして、
いずれのリング状対極3もこの導体9を通してgrou
nd 10にアースされる。この導体9が対i3を支持
するフレームとしても機能することから、別途に対極3
を空中に支持する支持部材を特に必要とせず、したがっ
て、ここを流れる清浄空気流がその流れが乱されること
が少なくなる。なお、対極3は回倒のように真円状のリ
ングであるのが好ましいが、必ずしも真円でなくとも楕
円形などであってもよい、また、従来のACタイプで使
用されたような平行な多数の直線を二次元的にクロスさ
せたグリッド状であってもよく、また場合によっては、
多角形の導体の輪を絶縁被覆した導体で接続したもので
もよい、いずれにしても、対極3の表面は、前記のエミ
ッタのようにセラミックスで被覆したりはせず、金属表
面を露出したままで使用する。
タ2と対極3との位置関係を示したもので、いずれも、
矢印で示す気流lの流れに沿う方向にエミッタ2がそし
て流れを横切る方向に対極3が配置され、且つエミッタ
2は対極3のほぼ仮想中心軸線に沿って配置されるので
あるが、第7図の例ではエミッタ2のセラミックスカバ
ー付き放電端21が、対極3よりも気流の上流側の方向
に距MGだけ離れた位置に設置された状態を、また第8
図の例では、該放Tl端21が対極3よりも気流の下流
側の方向に距NGだけ離れた位置に設置された状態を示
している。すなわち第7図の例ではエミッタ2がリング
状対極3を突き抜けず、第8図の例ではエミッタ2がリ
ング状対極3を突き抜けている。本発明設備を稼働する
にさいし、どちらの態様を採るかは、後述の電圧付与条
件によって決定される。
ようにセラミックスカバー付きのエミッタを使用するこ
とを第一の特徴とすれば、第二の特徴は、各エミッタへ
の交流電圧の印加の仕方にある。すなわち本発明者らは
、前記のセラミ、クスエミノクに交流の高電圧を印加す
るさいに、その交流に所定のバイアス電圧を付加するこ
とを試みた結果、その付加するバイアス電圧の極性(プ
ラスかマイナスか)並びにその大きさを適正にするなら
ば、交流を印加するにも拘わらず、或るエミッタからは
正イオン濃度の高い空気を継続的に生成させ、或るエミ
ッタからは負イオン濃度の高い空気を継続的に生成させ
ることができることを見出した。すなわち、従来のAC
タイプのイオン発生器は、正イオンと負イオンが、その
発生濃度には差があるものの、交流の周波数に応じて交
互に発生ずることを原則とするものであった。またセラ
ミックスカバー付きのエミッタに直流の高電圧を印加し
たのでは、既述のように、電圧を印加した瞬間では正と
負のイオンが発生するが、直ぐに印加電圧と反対権性の
空気イオンがエミッタの放電部を取り囲んでエミッタ先
端部の電界強度を弱めるので持続的なイオンの発生は望
めないので高電圧は交流にすることが必要であった。本
発明は、ACタイプのイオン発生器において、或るエミ
ッタからは正イオンを継続的に発生させ3他のエミッタ
からは負イオンを継続的に発生させる点に大きな特徴が
ある。すなわち、交流周波数に応して正と負のイオンを
交互に発生させるのではなく、交流の高電圧を印加する
にも拘わらず、或るエミッタからは実質的に正イオンだ
けを 他のエミッタからは実質的に負イオンだけを発生
させるのである。最も代表的な例で言えば、或るエミッ
タへは或る大きさのマイナスのバイアス電圧を付加した
高電圧交流を、また他のエミッタへはプラスのバイアス
電圧を付加した高電圧交流を印加するのである。第1図
に帰って説明すると エミッタ2bで示す群にはマイナ
スのバイアス電圧を付加した高電圧の交流を印加するこ
とによって負イオン濃度の高い空気を継続的に発生させ
、エミッタ2aで示す群には、プラスのバイアス電圧ま
たはマイナスであっても前者のものよりもその絶対値が
低いバイアス電圧を付加した高電圧の交流を印加するこ
とよって正イオン濃度の高い空気を継続的に発生させる
のである。
わりはないので、各エミッタは厳密な意味では陽極とも
また陰極ともなり得るものであるが2本発明の説明の都
合上、マイナスのバイアス電圧を付加して負イオン濃度
の高い空気を継続的に発生させるエミッタを“擬似陽極
エミッタ”と呼び、他方、これよりは正の側に偏ったバ
イアス電圧を付加して正イオン濃度の高い空気を継続的
に発生させるエミッタを“擬似陽極エミッタ゛と呼ぶこ
とにする。この定義に従うと、第1図において、エミッ
タ2aの群は擬似陽極エミッタ、エミッタ2bの群は擬
似陰極エミッタを示しており、擬似陽極エミッタ2aの
全ては被覆導線6aによって電圧コントローラ装置5の
0LIT f’LIT 7aに通じ、他方擬似陰極エミ
ッタ2hの全ては被覆導線6bによって電圧コントロー
ラ装置5のOUT PUT 7bに通じている。OUT
PUT 7aと7bからは、それぞれ極性または大き
さの異なるバイアス電圧が付加された高電圧の交流が出
力する。第1図における8は、各0UTPIIT 7a
と7bに出力する交流の電圧の形態を操作する操作部を
表している。
部8の回路を示したものである0図示のように商用のA
C(回倒では^C100ν)のINPUT 31を共通
にして、4個のトランス32,33.34および35が
並列に配置されている。そして、これら各トランスの入
力側には、それぞれ可変抵抗器(スライダック) T、
Tz、TzおよびT4が備えられている。これらのスラ
イダックが第1図の操作部8を構成する。トランス32
は、前述の擬似陽極エミッタ2aに通じるOUT PU
T 1aニ、商用電圧(100V)を例えば8にν以上
に昇圧して出力し、トランス33は、前述のFu偵陰極
エミッタ2bに通じるOUT PLIT 7bに、同じ
く商用電圧(100v)を例えば8にν以上に昇圧して
出力する。したがってトランス32と33は、商用交流
を周波数をそのままにして昇圧する通常の交流トランス
である。一方、トランス34と35は、いずれも整流器
を内装したトランスであり、商用交流を整流したうえ昇
圧する。したがってこれらを直流トランスと呼ぶことに
する。直流トランス34は昇圧したマイナスの直流電圧
を出力し、これはトランス33の二次巻線の片側に接続
される。したかって、 OUT PUT 7bからは、
交流トランス33で昇圧した交流成分に所定のマイナス
のバイアス電圧が付加された合成電圧が印加される。他
方、直流トランス35は昇圧したプラスの直流電圧を出
力しこれはトランス32の二次巻線の片側に接続される
。
ンス32で昇圧した交流成分に所定のプラスのバイアス
電圧が付加された合成電圧が印加される。なお第9図に
おいて、Fはヒユーズ、swは電源スインチ5Z、およ
びZ2は電源投入時におけるノイズを吸収してパルス成
分供給を少なくするためのスパークキラーを示す、この
構成になる回路によれば、スライダックTIとT4の操
作によってOUT PUT 7aから擬伯陽極エミッタ
2aに出力する交流電圧およびプラス側のバイアス電圧
の大きさを自在に調節できまたスライダックT2とT3
の操作によってOUT PUT7bから擬僚陰極エミッ
タ2bに出力する交流電圧およびマイナス側のバイアス
電圧の大きさを自在に調節できる。
作部8を構成する一層好ましい回路を示したものである
。この回路装置は、商用の交流(AClooV)の端子
31にトランス37を取付けたうえ、その二次側に整流
回路38.定電圧回路39.インバータ回路40.高圧
変換トランス41.高圧ブロック42を順に接続したも
のである。整流回路38ではトランス37で得られた交
流を全波整流し直流に変換する。定電圧回路39は出力
電圧を一定にするものである。入力する商用交流の電圧
が変動した場合には整流回路38で得られる直流電圧も
それに伴って変動し、後続の高圧変換トランス41の入
力電圧が変化して最終的な出力電圧を一定にできなくな
るので、この定電圧回路39を挿入する。インバータ回
路40には発振回路が組み込まれており、定電圧回路3
9から出力する定電圧直流を方形波にチョッパする。こ
の方形波の電圧は高圧変換トランス41によって昇圧さ
れ2例えば第11図(a)の43に示すような方形波の
交流を得る。該高圧変換トランス41は、絶縁トランス
の後段にスライダックを入れた構成とすることにより、
交流電圧の大きさを可変にできる。この交流電圧は高圧
整流器(ダイオード)DI−D2および高圧抵抗R1〜
R6を組み込んだ高圧ブロック42を経てOUT PU
T 7aおよび7bに出力する。そのさい、この高圧ブ
ロック42内において、トランス41の二次巻線は1片
側がアースされた接地線44.他方の側がOUT PU
T 7aと7bに通ずる出力線45と46に分岐し、
0LIT PUT 7aに通ずる出力線45と接地線4
4の間にプラス側の電流は流さずマイナス側の電流だけ
を流すダイオードD1が介装され、また、OUT PU
T 7bに通ずる出力線46と接地線44の間にマイナ
ス側の電流は流さずプラス側の電流だけを流すダイオー
ドD2が介装されておりまた抵抗R1〜R6が図示のよ
うに組み込まれていることから、 0LIT PUT
7aに対しては、トランス41で昇圧されたプラス側の
電圧はそのまま加わるがマイナス側の電圧は、DIによ
りアース側に流れる分だけゼロ側に近づいた値となる。
抗比率によって調整される。したがってOUT PUT
7aには。
ラス側に偏った (バイアスした)電圧が印加される。
ると言い得る。他方OUT PUT 7b側には全く同
様にして9例えば第11図(C)の48の波形に示され
るようなマイナス側に偏った(バイアスした)電圧が印
加される。この場合には、マイナス側のバイアス電圧■
8が加わっていると言い得る。この第10メの回路装置
の場合には、高圧変換トランス41のスライダックの部
分で擬似陽極エミッタ2aと擬(以陰極エミッタ2bに
出力する交流電圧の大きさを自在に調整でき、また抵抗
R1とR5の比率正確にはR5/(R1+R5)の比率
を調整することによって、 0IIT PLIT 7a
から擬似陽極エミッタ2aに出力するプラス側のバイア
ス電圧■、の大きさを自在に調節できる。同様に、抵抗
R2とR6の比率正確にはR6/(R2+R6)の比率
を調整することによって、 OUT PUT 7bから
擬似陰極エミッタ2hに出力するマイナス側のバイアス
電圧■、の大きさを自在にiA節できる。
ラ装置5および操作部8を構成する電気回路は本発明の
実施において好ましいものであるが1重要なことは、
0IJT PUT 7bからは商用交流を例えば8にV
以上に昇圧したうえ、マイナス側に偏ったバイアス電圧
を付加したバイアス付き高電圧交流を、その昇圧量およ
びバイアス量を調節可能にして印加でき、他方、OUT
PUT 7a からは商用交流を例えば8Kv以上に
昇圧したうえ、 OUT PUT 7bとは異なる(マ
イナス側への偏りの少なく、場合によってはプラス側に
偏った)バイアス電圧を付加したバイアス付き高電圧交
流を、その昇圧量およびバイアス量を調節可能にして印
加できるような電気回路を構成することであり、このよ
うな電気回路であれば、第9図と第1O図のもの以外の
ものも本発明の実施に使用できる。
ることによって、擬似陰極エミッタ2bには交流電圧が
印加されるにも拘わらず負イオン濃度が高く正イオン濃
度はゼロに等しいようなイオン化された空気が継続的に
生成し、これが清浄空気の流れに運ばれて帯電物品に到
達し、他方擬似陽極エミッタ2aにも交流電圧が印加さ
れるにも拘わらず正イオン濃度が高く負イオン濃度の少
ないイオン化された空気が継続的に生成し、これが清浄
空気の流れに運ばれて帯電物品に到達する。したがって
、気流を横切る方向に二次元的な拡がりをもって多数配
置する擬似陰極エミッタ2bと擬似陰極エミッタ2aの
配置態様を適切にすることによって9例えば第1図のよ
うにそれらの列を交互にしたり2場合によっては個々に
2bと28を互い違いに隣接させたり、更には千鳥状に
したり、 2bの少数の群と28の少数の群を交互に配
置したりすることによって、このイオン発生器の下流側
に存在する帯電物品に対して、その状況に最も望ましい
ように、負イオンと正イオンをバランスさせて供給する
ことができる。
発明に従う交流式イオン発生器の作用効果を具体的に説
明しよう。
クリーンルーム内の上から下に向かう流速が0.3m1
secの一様清浄空気流れの中に、第2図に示した構造
の石英カバー付きのエミッタ2の一本をその軸を鉛直方
向にして配置する。その寸法は。
は]、5mm、石英管14は外径3.0mm、内径2.
0mm テあり1石英管14の先細りの針部15の長さ
が5−一である。またガラス管18は外径8mm、内径
6■であり。
に延びる樹脂被覆管22内を経て電圧コントローラ5に
導体で接続される。ステンレス鋼の真円のリング状接地
対極3がその仮想中心軸線を鉛直方向にして配置され、
この仮想中心軸にエミッタ2の軸をほぼ一致させ、接地
対極3を上下方向にスライドさせることによってエミッ
タ2の放電@21と接地対極3の中心までの距NGをコ
ントロールする。このGは、放電端21が対極3よりも
気流の上流側に位置するとき(第7図に示した状態)は
ブラスの値、他方、放電端21が対極3のリングを突き
抜けて、対極3よりも気流の下流側に位置するとき(第
8図に示した状態)にマイナスの値となる。またDは対
極3のリング直径を表す、このように構成した放電部の
エミッタ2にバイアス電圧を付加した高電圧の交流を印
加し、エミッタ2の放電端21から1200s+m離れ
た下方にイオン濃度計50を配置して、ここに到達する
正イオン濃度および負イオン濃度(単位: X 10’
/cc)を測定する。そしてエミッタ2に印加する交流
電圧の交流成分実効値を■、バイアス電圧をV、とする
、交流成分実効値Vは、第13図に示すように、交流波
形のゼロから片側ピークまでの電圧の1/汀倍の大きさ
である。またバイアス電圧■、は、第14図に示すよう
に、交流波形に付加する直流成分の大きさを示し、プラ
ス側にバイアスを付加した場合には正の値、マイナス側
にバイアスを付加した場合には負の値となる。
25m−として、エミッタに周波数−5Hzで、■
=11Kvの高電圧の交流を、■、を変化させて印加し
た場合に、イオン濃度計50で測定されたプラスおよび
マイナスイオン濃度を示したものである。
らず、■、のコントロールによって正イオンまたは負イ
オンに著しく偏ったイオン化空気が得られるという極め
て興味深い事実を示している。
V付近で極大値を示し、■、が一2〜OKν付近で正イ
オン濃度は急激に減少する。一方、負イオン濃度は、■
8ζ−4Kv付近で極大値を示し。
る。この試験条件下では、■、を適切にコントロールさ
えすれば、実質的に正イオンだけまたは実質的に負イオ
ンだけを発生さセることかできる0例えば、■、をOよ
り正の側に印加すれば負イオンは殆んど発生せず高い濃
度の正イオンだけを発生させることができる。また■、
を−3にνよりも、好ましくは−4にνよりもさらに負
の側に印加すれば正イオンは殆んど発生させずに高い濃
度の負イオンだけを発生させることができる。
負両イオンが発生する。したがって、このV、の領域で
は1個のエミッタから正負両イオンを発生させることも
可能である。そのさい、印加する交流の周波数に対応し
て正イオンと負イオンが交互に発生することになる。し
かし、このように高い周波数で正イオンと負イオンを同
一のエミッタから交互に発生させる方式では、帯電物品
に届くまでの空中移動中に中和してしまって帯電物品の
除電に供される有効イオンの量が減少すること、さらに
は、このV、の領域では僅かにV、が変化しても正負の
イオン濃度が大きく変化するので■、のコントロールが
し難いことから必ずしも有利な除電方式とは言いえない
。
より正の側に強く印加すれば正イオンだけが発生するエ
ミッタ(つまり、擬似陽極エミッタ2a)となり、或る
エミッタにはV、を例えば3Kvよりもさらに負の側に
強く印加すれば殆んど負イオンだけが発生するエミッタ
(つまり、擬似陰極エミッタ2b)となるから、この両
エミッタを気流の流れを横切る方向にその配列を適切に
して分散して配置すれば、帯電物品には正イオンと負イ
オンのバランスのとれたイオン化空気を連続して供給す
ることができることになる。
説明しようとするものであり、第16図のようにマイナ
スのバイアス電圧■1が印加された交流では図中の(a
)で示す正の電圧の大きさは、実効値Vより1Vslだ
け低い(V−1v、l)’?l’あるのに対し、 (b
)で示す負の電圧の大きさは、実効値■よりl V、l
だけ高い(V+lVml) となる。したがって、こ
の交流電圧がエミッタ2に印加されると、その先端付近
の電界強度は、(a)よりも(b)の方が大きくなり、
正イオンを下方に移動させようとするクーロン力よりも
、負イオンを下方に移動させようとするクーロン力の方
が一層大きくなる。
態を、また第18図は(b)の負の電圧が印加されてい
るときの状態を図解的に示したものであり、イオンに示
した矢印はクーロン力の大きさを表すものである。した
がって、この場合には、正負の電圧がエミッタ2に印加
されるにも拘わらず、全体としては正イオンと比較する
と、より多くの負イオンがイオン濃度計50に到達する
ことになる。
度が0.15〜0.6m/secにおいて正イオンを発
生させる原像陽極エミッタ2aの条件としては3Kv≦
■ 80mm≦G≦80mm 50mm≦D≦150mm 8にシ≦■、≦8にV の範囲が好ましく、他方、負イオンを発生させる擬伯陰
極エミッタ2bの条件としては。
ック2bの場合には、Gは第8図の態様のようにエミッ
タの先端21が対極3よりも気流の下流側に突き抜けて
いるのが好ましく、且つV、はマイナス側に限られるの
に対し、擬似陽極エミッタ2aではGは第7図のように
エミッタの先端21が対極3よりも気流の上流側に位置
していても、また第8図のように気流の下流側に位置し
ていてもよく、またV、は必ずしもプラス側だけには限
らないと言うことである。
ッタに20Kvの高電圧の交流を印加してもこの放電部
からの発塵は全く検出できなかった。これに対して、第
2図で示した石英管14を取り除いてタングステン捧1
2を露出した状態での試験を実施したところ、コロナ開
始電圧6にν以上になると発塵し始め、空気中に含まれ
る0、03μm以上の粒子数を、エミッタの端部から鉛
直下方へ160+*m離れた位置で計測したところ、6
Kvでは7.4 X 10”(個/fL’)、 10
Kvでは2.5 XIO’(個/fL”>、 2
0にVでは2.9X10’(個/ft:l)の発塵が生
した。また1石英管14を付けた本発明に従うエミッタ
を1050時間使用後に、その放電端部を顕微鏡観察し
たが、使用後の形態は使用前のものと全く区別が付かず
、粉塵の耐着も損傷も全くなかった。さらに1本発明に
従うエミッタに11.5にνの交流を印加してエミッタ
端部から12.5c−下方のオゾン濃度を測定したが1
ppb以下の検出不能な値となった。
において内蔵していた問題の殆んどが解決され、特に半
導体製造における静電気障害を効果的に防止できる。
示す斜視図、第2図は第1図の各放電部を構成している
エミッタの例を示した断面図、第3図は第1図の放電部
を構成しているエミッタと対極の拡大図、第4図は第1
図の各放電部を構成するエミッタの他の例を示した断面
図、第5図は第1図の各放電部を構成するエミッタのさ
らに他の例を示した断面図、第6図は第1図の各放電部
を構成する対極の例を示した斜視図、第7図は第1図の
各放電部を構成するエミッタと対極との位置関係の例を
示した図、第8図は第1図の各放電部を構成するエミッ
タと対極との位置関係の他の例を示した図、第9図は第
1図の電圧コントローラ装置およびその操作部の電気回
路の例を示した回路図、第10図は第1図の電圧コント
ローラ装置およびその操作部の電気回路の他の例を示し
た回路図、第11図は第10図の電気回路によって得ら
れる方形波の例を示した図、第12図は本発明に従うイ
オン発生器の試験に供した設備の配置図、第13図は第
12図の試験において印加する高電圧の交流成分実効値
を説明する波形図、第14図は第12図の試験において
印加するバイアス電圧を説明する波形図、第15図は第
12図の試験設備において所定の条件下でバイアス電圧
■、を変化させて印加した場合にイオン濃度計で測定さ
れたプラスおよびマイナスイオン濃度を示した図、第1
6図はバイアス電圧の効果を説明するための交流波形図
、第17図は第16図の波形における(a)の正の電圧
が印加されているときの放電部の状態を図解的に示した
図。 第18図は第16図の波形における(b)の負の電圧が
印加されているときの放電部の状態を図解的に示した図
、第19図は従来のPu1sed−DCタイプのイオン
発生器の要部を示す概略図、第20図は第19図のイオ
ン発生器に印加する電圧の波形を示す図、第21図は従
来のDCタイプのイオン発生器の要部を示す概略図、第
22図は従来のACタイプのイオン発生器の要部を示す
概略図、第23図は従来のPu1sedDCタイプのイ
オン発生器を用いた場合の帯電表面電位の経時変化の例
を示した図1 そして第24図は従来のACタイプのイ
オン発生器で発生するイオン濃度の測定例を示す図であ
る。 2・・エミッタ(針状の放電極) 2a・・擬似陽極エミッタ。 2b・・擬似陰極エミッタ 3・・接地対極。 4・・放電対。 5・・電圧コントローラ装置。 6・・絶縁被覆された導線。 7b・・マイナス側にバイアス電圧が付加された交流の
高電圧の出力端子。 7a・・7aよりもプラス側に偏ったバイアス電圧が付
加された交流の高電圧の出力端子 8・・電圧コントローラ装置の操作部。 9・・対極の接地導線。 12・・タングステン棒。 13・・セラミックス製チューブ。 15・・セラミックス製チューブの針部。 21・・エミッタの放電端。 32.33 ・・交流トランス。 34.35 ・・直流トランス。 38・・整流回路。 39・・定電圧回路。 40・・インバータ回路 41・・スライダンク付きの高圧変換トランス。 42・・高圧ブロック。 第 2 図 第 図 2 第 図 2 第 図 第 図 第 図 第 2 図 気流0.3m/s 11 第 13 図 第 9 図 +01 第 20 図 第 1 図 第 2 図 第 3 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)針状の放電極に高電圧を印加してコロナ放電によ
り該放電極周辺の空気をイオン化するイオン発生装置に
おいて、導電性の接地グリッド又は適宜間隔で配置され
た複数の接地リングと、該接地グリッド又は接地リング
の夫々の内側空間に配置された針状の放電極と、これら
の放電極に対し正又は負に偏った不平衡交流高電圧(正
または負に偏ったバイアス電圧が印加された交流高電圧
)を印加する高圧電源と、該不平衡交流高電圧の大きさ
と正又は負の偏りの大きさと場合によっては周期も調節
できるコントローラとで構成したことを特徴とするイオ
ン発生装置。 (2)針状の放電極の放電端には石英が被着されている
請求項1に記載のイオン発生装置。 (3)針状の放電極に交流の高電圧を印加してコロナ放
電を行わせる交流式イオン発生器を、フィルタを通過し
た清浄空気の流れの中に設置し、このイオン発生器によ
ってイオン化された空気の流れを静電気を帯びた物体に
供給して該帯電物体上の静電気を中和する設備において
、 該イオン発生器における該放電極の放電端がセラミック
スの誘電体材料で被覆されており、該放電端が、グリッ
ド状またはループ状の接地された対極に対して所定の距
離を離して空気中に配置されることによって、1個の放
電対が形成され、 この放電対が前記の清浄空気の流れを横切る方向に二次
元的な拡がりをもって多数配置され、このように配置さ
れた多数の放電対のうち、或る放電対の放電極が、マイ
ナスのバイアス電圧が付加された交流の高電圧電源に接
続されることによって擬似陰極エミッタを構成し、他の
放電対の放電極が、前記のマイナスのバイアス電圧より
もプラスの側に偏ったバイアス電圧が付加された交流の
高電圧電源に接続されることによって擬似陽極エミッタ
を構成し、 これら擬似陰極エミッタと擬似陽極エミッタが前記の二
次元的な拡がりをもった配置のなかで分散して配置され
ていることを特徴とする清浄空間内に存在する帯電物品
の除電設備。 (4)清浄空間は半導体製造のための空間である請求項
3に記載の帯電物品の除電設備。(5)セラミックスの
誘電体材料は石英である請求項3または4に記載の帯電
物品の除電設備。 (6)擬似陰極エミッタを構成している放電極の放電端
は、グリッド状またはループ状の接地された対極に対し
気流の下流側に位置している請求項3、4または5に記
載の帯電物品の除電設備。 (7)多数の該放電対のうち、或る放電対の放電極が、
マイナスのバイアス電圧が付加された共通の交流の高電
圧電源に接続されることによって擬似陰極エミッタを構
成し、他の放電対の放電極が、プラスのバイアス電圧が
付加された共通の交流の高電圧電源に接続されることに
よって擬似陽極エミッタを構成している請求項3、4ま
たは5に記載の帯電物品の除電設備。 (8)バイアス電圧が付加された交流の高電圧電源は、
商用の交流を入力してこれを所定の高電圧の交流に昇圧
する手段およびこの昇圧した交流に所定の正または負に
バイアスした直流電圧を付加する手段を備えた電圧コン
トロール装置からなり、この電圧コントロール装置は、
該交流電圧の大きさおよびバイアス電圧の大きさを自在
に調整できる操作部を備えている請求項3、4、5、6
または7に記載の帯電物品の除電設備。 (9)擬似陰極エミッタを構成している放電極と擬似陽
極エミッタを構成している放電極は、二次元的な拡がり
の中で少なくとも一次元方向には互い違いに分散して配
置されている請求項3、4、5、6、7または8に記載
の帯電物品の除電設備。 (10)放電対は該清浄空気の流れの方向に直角な方向
に二次元的な拡がりをもって多数配置される請求項3、
4、5、6、7、8または9に記載の帯電物品の除電設
備。
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