JPH03232984A - 窒化処理した被加工物の表面の加工法 - Google Patents
窒化処理した被加工物の表面の加工法Info
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- JPH03232984A JPH03232984A JP2712390A JP2712390A JPH03232984A JP H03232984 A JPH03232984 A JP H03232984A JP 2712390 A JP2712390 A JP 2712390A JP 2712390 A JP2712390 A JP 2712390A JP H03232984 A JPH03232984 A JP H03232984A
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- oil
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、窒化処理した被加工物、たとえば窒化処理を
施こした内燃機関用クランクシャフトの潤滑油が通る油
六等を、化学的に仕上げ加工するための方法に関する。
施こした内燃機関用クランクシャフトの潤滑油が通る油
六等を、化学的に仕上げ加工するための方法に関する。
「電気製鋼」第49巻第1号(1978年1月発行)の
第35頁〜第42頁には、「窒化白層のもろさと軟窒化
化合物層のねばさ」と題する論文が掲載されており、鉄
鋼材料を窒化処理した際、表層部に「白層」と呼ばれる
脆弱な化合物層が生成し、使用中に剥離したり欠けたり
することが多いので、窒化処理後に機械的研摩によって
化合物層の大半または全部が取り除かれること、化合物
層が表面に形成されている材料はねじり強さが低いこと
等を述べている。
第35頁〜第42頁には、「窒化白層のもろさと軟窒化
化合物層のねばさ」と題する論文が掲載されており、鉄
鋼材料を窒化処理した際、表層部に「白層」と呼ばれる
脆弱な化合物層が生成し、使用中に剥離したり欠けたり
することが多いので、窒化処理後に機械的研摩によって
化合物層の大半または全部が取り除かれること、化合物
層が表面に形成されている材料はねじり強さが低いこと
等を述べている。
ところで、たとえば、内燃機関のクランクシャ(2)
フトは、使用される回転数か一般に高くなる一方で、軽
量化も要求されるという苛酷な条件に置かれており、そ
の強化法として窒化処理、軟窒化処理、高周波焼入等が
行なわれるが、高速化を図る上でクランクシャフトでは
、それに作用する捩り振動による捩り疲労破壊の問題が
あり、その破壊危険部位の一つとして、第5図に示した
ように、クランクシャツ1−1のクランクピン2に穿孔
される潤滑油の出口である浦安3の付近が挙げられる。
量化も要求されるという苛酷な条件に置かれており、そ
の強化法として窒化処理、軟窒化処理、高周波焼入等が
行なわれるが、高速化を図る上でクランクシャフトでは
、それに作用する捩り振動による捩り疲労破壊の問題が
あり、その破壊危険部位の一つとして、第5図に示した
ように、クランクシャツ1−1のクランクピン2に穿孔
される潤滑油の出口である浦安3の付近が挙げられる。
(図中、4はジャーナル部、5は潤滑油通路、6はクラ
ンクウェブを示す。) クランクピン2の浦安3の断面形は、第6図(a)に示
したように、ピン2の直径上を浦安3か貫通していて、
油水3の両端開口には面取り7が施こされており、これ
に捩り荷重が作用した場合、発生する応力は第6図(b
)に示したように、油水3の両端開口付近で非常に大き
くなり、面取り7が開口のエツジ部に生じる応力集中を
避けるために有効であることがわかる。したがって、ク
ランクシャフト1の強度は、浦安3の両端開口付近の材
料強度や、面取り7の状態によって左右される。
ンクウェブを示す。) クランクピン2の浦安3の断面形は、第6図(a)に示
したように、ピン2の直径上を浦安3か貫通していて、
油水3の両端開口には面取り7が施こされており、これ
に捩り荷重が作用した場合、発生する応力は第6図(b
)に示したように、油水3の両端開口付近で非常に大き
くなり、面取り7が開口のエツジ部に生じる応力集中を
避けるために有効であることがわかる。したがって、ク
ランクシャフト1の強度は、浦安3の両端開口付近の材
料強度や、面取り7の状態によって左右される。
クランクシャツI〜1に窒化処理を施こした場合、前述
の脆い化合物層は油水3の表面にも形成されるので、こ
れに第6図(b)に示したような捩り荷重による応力が
作用すると、浦安3の両端開口付近から破断が生しやす
く、これが、クランクシャフト1を窒化処理しても十分
に高い強度が得られない理由の一つとなっていた。
の脆い化合物層は油水3の表面にも形成されるので、こ
れに第6図(b)に示したような捩り荷重による応力が
作用すると、浦安3の両端開口付近から破断が生しやす
く、これが、クランクシャフト1を窒化処理しても十分
に高い強度が得られない理由の一つとなっていた。
この問題を解決するために、切削や研削等の機械加工に
よって化合物層を除去する方法が考えられるが、被加工
物の形状が複雑で対象部位が細部の時は非常に困難を伴
うし、一般にこのような用途に鉄鋼材料を窒化処理して
使用する際に生じる化合物層の硬さはt(v 500〜
800とかなり硬く、厚さも5〜50JJ、m程度ある
ので、切削性や加工精度管理上の問題も生じ、研削の場
合は加工時の発熱に起因する窒化層の圧縮残留応力の低
下により、強度低下を招くという問題がある。
よって化合物層を除去する方法が考えられるが、被加工
物の形状が複雑で対象部位が細部の時は非常に困難を伴
うし、一般にこのような用途に鉄鋼材料を窒化処理して
使用する際に生じる化合物層の硬さはt(v 500〜
800とかなり硬く、厚さも5〜50JJ、m程度ある
ので、切削性や加工精度管理上の問題も生じ、研削の場
合は加工時の発熱に起因する窒化層の圧縮残留応力の低
下により、強度低下を招くという問題がある。
しかしながら、窒化処理時に油水3を密封したり、窒化
防止剤を塗布したりして、油水3内か窒化されないよう
にすると、化合物層が生成しない代りに油水3内には窒
素の拡散層が形成されないから、窒化による所望の強度
向上は得られない。
防止剤を塗布したりして、油水3内か窒化されないよう
にすると、化合物層が生成しない代りに油水3内には窒
素の拡散層が形成されないから、窒化による所望の強度
向上は得られない。
また、前述の理由から、浦安3の両端開口には面取り7
が行なわれるが、鈍角ではあってもエツジ部の残るC面
取りよりも滑らかな曲面となるR面取りの方が、応力集
中を避ける意味で望ましいことは明らかである。しかし
、油水3の開口は、円柱面であるクランクピン2の表面
にあり、そのエツジ部は三次元の立体曲線となるから、
これにR面取りを行なうには加工法が繁雑となり、クラ
ンクウェブ6との干渉から工具を配置することができる
スペースも限られるので、実用的に加工を行なうことは
困難である。
が行なわれるが、鈍角ではあってもエツジ部の残るC面
取りよりも滑らかな曲面となるR面取りの方が、応力集
中を避ける意味で望ましいことは明らかである。しかし
、油水3の開口は、円柱面であるクランクピン2の表面
にあり、そのエツジ部は三次元の立体曲線となるから、
これにR面取りを行なうには加工法が繁雑となり、クラ
ンクウェブ6との干渉から工具を配置することができる
スペースも限られるので、実用的に加工を行なうことは
困難である。
そこで本発明は、クランクシャフトの浦安、あるいはそ
れと同等のものにおいて、穴の内部にも窒化処理を行な
って強度を高める一方、その表面の化合物層による強度
低下を防止し、また、穴の(5) 開口のエツジ部に、機械加工によらないで滑らかなR面
取りを施こすことができる手段を提供することを、発明
の解決すべき課題とする。
れと同等のものにおいて、穴の内部にも窒化処理を行な
って強度を高める一方、その表面の化合物層による強度
低下を防止し、また、穴の(5) 開口のエツジ部に、機械加工によらないで滑らかなR面
取りを施こすことができる手段を提供することを、発明
の解決すべき課題とする。
本発明は、前記の課題を解決するための手段として、窒
化処理した被加工物の表面の各部位毎に所定の量の材料
を除去するために、前記被加工物の前記表面に添って連
続する流路を形成し、前記各部位に対応する流路の開口
面積は、その部位において除去すべき前記材料の量に反
比例するように、即ち、多量の除去を要する部位では開
口面積を狭めて流速が高くなるように、また、少量の除
去を要する部位では開口の面積を広げて流速が低くなる
ように、前記流路の形状と幅を定めると共に、加工を要
しない部位にはシールを施して前記流路との連通を遮断
した上で、前記流路の一端に接続した供給手段から加圧
された化学研摩液を注入すると共に、前記流路の他端に
接続した回収手段から前記流路を通過した前記化学研摩
液を流出(6) させることによって、前記被加工物に所定の加工を行う
ことを特徴とする窒化処理した被加工物の表面の加工法
を提供する。
化処理した被加工物の表面の各部位毎に所定の量の材料
を除去するために、前記被加工物の前記表面に添って連
続する流路を形成し、前記各部位に対応する流路の開口
面積は、その部位において除去すべき前記材料の量に反
比例するように、即ち、多量の除去を要する部位では開
口面積を狭めて流速が高くなるように、また、少量の除
去を要する部位では開口の面積を広げて流速が低くなる
ように、前記流路の形状と幅を定めると共に、加工を要
しない部位にはシールを施して前記流路との連通を遮断
した上で、前記流路の一端に接続した供給手段から加圧
された化学研摩液を注入すると共に、前記流路の他端に
接続した回収手段から前記流路を通過した前記化学研摩
液を流出(6) させることによって、前記被加工物に所定の加工を行う
ことを特徴とする窒化処理した被加工物の表面の加工法
を提供する。
被加工物の表面に形成された流路に化学研摩液を流すに
当り、被加工物の表面の各部位毎に流路の開口面積すな
わち横断面積を所定値に定めるので、それらが連続した
流路としである以上、流路の一端から他端へ加圧された
化学研摩液を流すと、各部位毎に異なった流速の流れが
形成される。すなわち、開口面積の大なる部位では流速
が小となり、開口面積の小なる部位では流速が大となる
。
当り、被加工物の表面の各部位毎に流路の開口面積すな
わち横断面積を所定値に定めるので、それらが連続した
流路としである以上、流路の一端から他端へ加圧された
化学研摩液を流すと、各部位毎に異なった流速の流れが
形成される。すなわち、開口面積の大なる部位では流速
が小となり、開口面積の小なる部位では流速が大となる
。
一方、被加工物の表面にある化合物層などが化学研摩液
によって除去される量は、その部位の単位面積が単位時
間に接触する化学研摩液の量に依存するから、流速か大
なる部位はど、除去される材料の量も多くなる。
によって除去される量は、その部位の単位面積が単位時
間に接触する化学研摩液の量に依存するから、流速か大
なる部位はど、除去される材料の量も多くなる。
そこで被加工物の表面の各部位毎に流路の開口面積を調
整し、流速を変えて、除去される材料の(7) 単位時間当りの量を変化させると、所望の形に成形され
た被加工物が得られる。
整し、流速を変えて、除去される材料の(7) 単位時間当りの量を変化させると、所望の形に成形され
た被加工物が得られる。
第1図は本発明を実施する場合に使用する装置と被加工
物の一例を示したもので、2は4気筒機関に使用される
クランクシャフトの一部に設けられたクランクピン、3
はそれに穿孔された油水、8は油水3の両端開口にあら
かじめ(穿孔の際に)機械加工によって形成されたC面
取り7によって生じるエツジ部を示す。
物の一例を示したもので、2は4気筒機関に使用される
クランクシャフトの一部に設けられたクランクピン、3
はそれに穿孔された油水、8は油水3の両端開口にあら
かじめ(穿孔の際に)機械加工によって形成されたC面
取り7によって生じるエツジ部を示す。
クランクピン2の材質は550C、ピン径は40n+n
+、図示されていないがジャーナル径は52mm (第
5図の4を参照)、油水3の径は6.5mm、面取り7
の量は軸方向断面で01として、機械加工により成形し
たのち、520℃のアンモニア雰囲気中で12時間窒化
処理を行なった。この時に生成した化合物層の厚さは9
〜12μ伯であった。
+、図示されていないがジャーナル径は52mm (第
5図の4を参照)、油水3の径は6.5mm、面取り7
の量は軸方向断面で01として、機械加工により成形し
たのち、520℃のアンモニア雰囲気中で12時間窒化
処理を行なった。この時に生成した化合物層の厚さは9
〜12μ伯であった。
次に、本発明の手段に従い、油水3の開口がら所定の深
さの穴内面までの化合物層を除去すると(8) 共に、開口のC面取り7に丸味をつけるために、第1図
に10として示すノズルを油水3内に所定の位置まで挿
入する。この際、六3の中にはゴム製の油水シール11
を挿入しておき、またノズル10の大径の基部12の外
周とクランクピン2の表面との間にもゴム製のシールリ
ング13を設けて液封を行なう。
さの穴内面までの化合物層を除去すると(8) 共に、開口のC面取り7に丸味をつけるために、第1図
に10として示すノズルを油水3内に所定の位置まで挿
入する。この際、六3の中にはゴム製の油水シール11
を挿入しておき、またノズル10の大径の基部12の外
周とクランクピン2の表面との間にもゴム製のシールリ
ング13を設けて液封を行なう。
ノズル10は研摩液によって浸蝕されない材料を用いて
製作され、基部12の先に所定の形状をもって縮径する
段部14と、更にその先に一定の直径をもって所定の長
さだけ油水3の中に伸び、油水シール11と先端が接触
する小径部15とを有する。ノズル10の中心には研摩
液供給孔16が先端近くまで通っており、先端近くで数
個の半径方向の分岐孔17につながって、ノズル小径部
15の外面に開口している。また、段部14には数個所
に基部12を貫通する排出孔18が設けである。小径部
15の外径と油水3の内径との差、すなわち間隙e2は
、この実施例の場合は一様に1.2mmであり、段部1
4とC面取りのエツジ部8との間隙e1は0.2mmと
してい(9) る。つまり、エツジ部8に対する間隙e1は特に狭くし
てあり、ここを通過する研摩液は他よりも著しく加速さ
れることになる。
製作され、基部12の先に所定の形状をもって縮径する
段部14と、更にその先に一定の直径をもって所定の長
さだけ油水3の中に伸び、油水シール11と先端が接触
する小径部15とを有する。ノズル10の中心には研摩
液供給孔16が先端近くまで通っており、先端近くで数
個の半径方向の分岐孔17につながって、ノズル小径部
15の外面に開口している。また、段部14には数個所
に基部12を貫通する排出孔18が設けである。小径部
15の外径と油水3の内径との差、すなわち間隙e2は
、この実施例の場合は一様に1.2mmであり、段部1
4とC面取りのエツジ部8との間隙e1は0.2mmと
してい(9) る。つまり、エツジ部8に対する間隙e1は特に狭くし
てあり、ここを通過する研摩液は他よりも著しく加速さ
れることになる。
間隙e1の大きさ、したがって被加工物がら除去される
材料の量は、ノズル10を油水3の中に挿入する深さに
よって決まるので、被加工物であるクランクピン2に対
するノズル10の位置決めは重要であり、所定の位置に
正確に保持しなければならない。シール11及び13は
、ノズル1oの位置決めと保持のための補助手段として
有用である。ただし、油水シール11をノズル10の小
径部15の先端に固定する場合は、ストッパとしての効
果はない。
材料の量は、ノズル10を油水3の中に挿入する深さに
よって決まるので、被加工物であるクランクピン2に対
するノズル10の位置決めは重要であり、所定の位置に
正確に保持しなければならない。シール11及び13は
、ノズル1oの位置決めと保持のための補助手段として
有用である。ただし、油水シール11をノズル10の小
径部15の先端に固定する場合は、ストッパとしての効
果はない。
クランクピン2の油水3にノズル1oを挿入して、第1
図に示すような状態に保持したのち、研摩液供給孔16
からフッ酸を主成分とする化学研摩液を加圧して供給し
、第1図中の矢印のように排出孔18まで流すことによ
り、第2図に示す油水3内の窒化層の表面を覆っている
化合物層19を研摩して除去すると共に、面取り7のエ
ツジ部8を高速の流れによって研摩して、角に丸味をも
たせ、R面(10) 取り20を形成する。その結果、第2図に断面形を示す
ような油水3を有するクランクピン2が得られる。この
場合、化学的研摩による浦安深さ方向の化合物層の除去
範囲βは、クランクピン径をDとして1/Dの値が0.
1〜0.4となる範囲で値を変えて数本のクランクシャ
フト1を製作し、油圧式捩り疲労試験機により両振の捩
り疲労試験を行った。その結果、1/Dが0,15以上
であれば約15%高い疲れ限度トルクが得られ、且つ安
定した強度が得られることを確認した。これを図表に示
したものが第3図である。油水3内の化合物層19を全
く除去しないものと、除去したものとの強度の相違が明
瞭に見られる。
図に示すような状態に保持したのち、研摩液供給孔16
からフッ酸を主成分とする化学研摩液を加圧して供給し
、第1図中の矢印のように排出孔18まで流すことによ
り、第2図に示す油水3内の窒化層の表面を覆っている
化合物層19を研摩して除去すると共に、面取り7のエ
ツジ部8を高速の流れによって研摩して、角に丸味をも
たせ、R面(10) 取り20を形成する。その結果、第2図に断面形を示す
ような油水3を有するクランクピン2が得られる。この
場合、化学的研摩による浦安深さ方向の化合物層の除去
範囲βは、クランクピン径をDとして1/Dの値が0.
1〜0.4となる範囲で値を変えて数本のクランクシャ
フト1を製作し、油圧式捩り疲労試験機により両振の捩
り疲労試験を行った。その結果、1/Dが0,15以上
であれば約15%高い疲れ限度トルクが得られ、且つ安
定した強度が得られることを確認した。これを図表に示
したものが第3図である。油水3内の化合物層19を全
く除去しないものと、除去したものとの強度の相違が明
瞭に見られる。
次に、前述の実施例よりも生産性を高め得る他の実施例
を第4図によって説明する。この例では、クランクピン
2の油水3の中に油水シール11を押し込む必要はなく
、潤滑油通路全体について簡単に研摩作業を行なうこと
ができる。第4図において、ノズル21は化学研摩液を
回収するために用いられ、クランクピン2の油水3の開
口の数だけ用(11) 意する。ノズル21は先端に円錐形などの、所定の外形
状を有する突起22を有し、その周囲にいくつかの研摩
液回収孔23を備えていて、それらの回収孔23が合流
して研摩液回収通路24とフィルタ25等を介して研摩
液タンク26に通じている。研摩液はタンク26からポ
ンプ27によって汲み上げられ、加圧されて研摩液供給
通路28を通り、クランクシャフト1のジャーナル部4
の潤滑油通f?I5へ供給される。29は接続部の洩れ
を防ぐシール、30は潤滑油通路5の研摩の際に不要な
開口を塞ぐシール、31はシール保持具である。
を第4図によって説明する。この例では、クランクピン
2の油水3の中に油水シール11を押し込む必要はなく
、潤滑油通路全体について簡単に研摩作業を行なうこと
ができる。第4図において、ノズル21は化学研摩液を
回収するために用いられ、クランクピン2の油水3の開
口の数だけ用(11) 意する。ノズル21は先端に円錐形などの、所定の外形
状を有する突起22を有し、その周囲にいくつかの研摩
液回収孔23を備えていて、それらの回収孔23が合流
して研摩液回収通路24とフィルタ25等を介して研摩
液タンク26に通じている。研摩液はタンク26からポ
ンプ27によって汲み上げられ、加圧されて研摩液供給
通路28を通り、クランクシャフト1のジャーナル部4
の潤滑油通f?I5へ供給される。29は接続部の洩れ
を防ぐシール、30は潤滑油通路5の研摩の際に不要な
開口を塞ぐシール、31はシール保持具である。
研摩工程を実施する際には、窒化処理済のクランクシャ
フト1は適当な保持装置によって固定的に支持され、潤
滑油通路5には研摩液供給通路28が接続される。そし
て、クランクピン2のR面取りを行なうべき油水3の開
口には、ノズル21の先端の突起22を接近させ、所定
の間隙を残してノズル21を位置決めする。ノズル21
とクランクピン2との間には筒状のシール32を嵌めて
液が洩れないようにする。
フト1は適当な保持装置によって固定的に支持され、潤
滑油通路5には研摩液供給通路28が接続される。そし
て、クランクピン2のR面取りを行なうべき油水3の開
口には、ノズル21の先端の突起22を接近させ、所定
の間隙を残してノズル21を位置決めする。ノズル21
とクランクピン2との間には筒状のシール32を嵌めて
液が洩れないようにする。
(12)
そこでポンプ27を駆動するとタンク26の研摩液はク
ランクシャフト1の潤滑油通路5を通り、クランクピン
2の油水3からノズル21の回収孔23に入り、フィル
タ25を経てタンク26へ戻る。化学研摩液の作用によ
り、潤滑油通路5や油水3内の表面に窒化処理の際に形
成された化合物層が研摩されて除去されるが、被加工物
の特定の部位から除去される材料の量は、その特定の部
位に対して接触する化学研摩液の量、従って流速によっ
て決まり、流速は流路の断面積によって決まる。ノズル
21の先端の突起22は油水3の開口に接近しており、
その間隙は所定の僅かな間隔となっているから、この部
分では研摩液が加速されて、化合物層のみならず、油水
開口のエツジ部8く第1図参照)までも浸蝕し、角に丸
味をつけてR面取り20(第2図参照)となす。
ランクシャフト1の潤滑油通路5を通り、クランクピン
2の油水3からノズル21の回収孔23に入り、フィル
タ25を経てタンク26へ戻る。化学研摩液の作用によ
り、潤滑油通路5や油水3内の表面に窒化処理の際に形
成された化合物層が研摩されて除去されるが、被加工物
の特定の部位から除去される材料の量は、その特定の部
位に対して接触する化学研摩液の量、従って流速によっ
て決まり、流速は流路の断面積によって決まる。ノズル
21の先端の突起22は油水3の開口に接近しており、
その間隙は所定の僅かな間隔となっているから、この部
分では研摩液が加速されて、化合物層のみならず、油水
開口のエツジ部8く第1図参照)までも浸蝕し、角に丸
味をつけてR面取り20(第2図参照)となす。
なお、第4図中に示すバルブ33は、それが開いた時に
は圧縮空気や水等の洗浄剤や中和剤を加圧して研摩液供
給通路28へ送り込み、流路を洗浄して研摩液を追い出
し、油水等に残留しないように(13) するためのもので、この工程においては、他のノ(ルブ
34が閉じられる。またその際にはバルブ35は開き、
バルブ36が閉じられて、洗浄剤等を外部へ導出する。
は圧縮空気や水等の洗浄剤や中和剤を加圧して研摩液供
給通路28へ送り込み、流路を洗浄して研摩液を追い出
し、油水等に残留しないように(13) するためのもので、この工程においては、他のノ(ルブ
34が閉じられる。またその際にはバルブ35は開き、
バルブ36が閉じられて、洗浄剤等を外部へ導出する。
本発明は窒化処理されたクランクシャフトに限らず、同
様な手段の適用可能なものであれば、均等な他の被加工
物に対しても実施し得る。たとえば、油水3に相当する
他のものの穴を加工する場合に、ノズル10又は21を
電極となし、被加工物との間に電圧を印加すると共に、
化学研摩液に代えて電解研摩液を流して電解加工を行な
うような場合が含まれる。
様な手段の適用可能なものであれば、均等な他の被加工
物に対しても実施し得る。たとえば、油水3に相当する
他のものの穴を加工する場合に、ノズル10又は21を
電極となし、被加工物との間に電圧を印加すると共に、
化学研摩液に代えて電解研摩液を流して電解加工を行な
うような場合が含まれる。
本発明によれば、化学研摩液を加工部位へ流すだけで窒
化処理によって生じた表面の化合物層を除去することが
できるし、除去量を局部的に調整する場合には、その部
位に化学研摩液が流れる流路の開口面積を変更調節して
、化学研摩液の流速を変えてやればよいので、機械的な
研摩にくらべ(14) て加工が容易てあり、形状の複雑な被加工物や、細部の
加工にも適している。
化処理によって生じた表面の化合物層を除去することが
できるし、除去量を局部的に調整する場合には、その部
位に化学研摩液が流れる流路の開口面積を変更調節して
、化学研摩液の流速を変えてやればよいので、機械的な
研摩にくらべ(14) て加工が容易てあり、形状の複雑な被加工物や、細部の
加工にも適している。
そして本発明により、窒化処理した被加工物の材質や硬
度、表面処理等による制約を受けることなく、容易に仕
上げ加工をして、強度や信頼性を向」ニさせることかで
゛きる。
度、表面処理等による制約を受けることなく、容易に仕
上げ加工をして、強度や信頼性を向」ニさせることかで
゛きる。
第1図は本発明の一実施例における被加工物と加工用の
装置を示す断面図、第2図は本発明の加工法により処理
した後の被加工物の例を示す断面図、第3図は本発明の
実施効果を示す線図、第4図は本発明の別の実施例にお
ける被加工物と加工用の装置を示す一部断面図、第5図
は一般的なりランクシャフトの形状、構造を示す正面図
、第6図(a)は第5図のVl−Vl断面においてクラ
ンクピンの油水を拡大して示す断面図、第6図(b)は
同図(a)に対応して捩り応力の分布を示した線図であ
る。 1・・・クランクシャフト、 2・・・クランクピン、 3・・・油水、(15) 4・・・ジャーナル部、 6・・・クランクウェブ、 8・・・エツジ部、 11・・・油水シール、 13・・・シールリング、 15・・・小径部、 17・・・分岐孔、 19・・・化合物層、 21・・・ノズル、 23・・・回収孔、 25・・・フィルタ、 27・・・ポンプ、 29 、30・・・シール、 32・・・筒状シール、 5・・・潤滑油通路、 7・・・C面取り、 10・・・ノズル、 12・・・基部、 14・・・段部、 16・・・研摩液供給孔、 18・・・排出孔、 20・・・R面取り、 22・・・突起、 24・・・研摩液回収通路、 26・・・研摩液タンク、 28・・・研摩液供給通路、 31・・・シール保持具、 33 、34 、35 、36・・・バルブ。 (16) 第1図 2・・・クランクピン 3・・・油水 7・・C面取り 8・・エツジ部 10・・ ノ ズル 14・・・段部 0 第2図 2・・・クランクピン 19・・化合物層3・・・油水
20・・・R面取り(に9f−1 研摩範囲 D
装置を示す断面図、第2図は本発明の加工法により処理
した後の被加工物の例を示す断面図、第3図は本発明の
実施効果を示す線図、第4図は本発明の別の実施例にお
ける被加工物と加工用の装置を示す一部断面図、第5図
は一般的なりランクシャフトの形状、構造を示す正面図
、第6図(a)は第5図のVl−Vl断面においてクラ
ンクピンの油水を拡大して示す断面図、第6図(b)は
同図(a)に対応して捩り応力の分布を示した線図であ
る。 1・・・クランクシャフト、 2・・・クランクピン、 3・・・油水、(15) 4・・・ジャーナル部、 6・・・クランクウェブ、 8・・・エツジ部、 11・・・油水シール、 13・・・シールリング、 15・・・小径部、 17・・・分岐孔、 19・・・化合物層、 21・・・ノズル、 23・・・回収孔、 25・・・フィルタ、 27・・・ポンプ、 29 、30・・・シール、 32・・・筒状シール、 5・・・潤滑油通路、 7・・・C面取り、 10・・・ノズル、 12・・・基部、 14・・・段部、 16・・・研摩液供給孔、 18・・・排出孔、 20・・・R面取り、 22・・・突起、 24・・・研摩液回収通路、 26・・・研摩液タンク、 28・・・研摩液供給通路、 31・・・シール保持具、 33 、34 、35 、36・・・バルブ。 (16) 第1図 2・・・クランクピン 3・・・油水 7・・C面取り 8・・エツジ部 10・・ ノ ズル 14・・・段部 0 第2図 2・・・クランクピン 19・・化合物層3・・・油水
20・・・R面取り(に9f−1 研摩範囲 D
Claims (1)
- 窒化処理した被加工物の表面の各部位毎に所定の量の材
料を除去するために、前記被加工物の前記表面に添って
連続する流路を形成し、前記各部位に対応する流路の開
口面積は、その部位において除去すべき前記材料の量に
反比例するように、即ち、多量の除去を要する部位では
開口面積を狭めて流速が高くなるように、また、少量の
除去を要する部位では開口の面積を広げて流速が低くな
るように、前記流路の形状と幅を定めると共に、加工を
要しない部位にはシールを施して前記流路との連通を遮
断した上で、前記流路の一端に接続した供給手段から加
圧された化学研摩液を注入すると共に、前記流路の他端
に接続した回収手段から前記流路を通過した前記化学研
摩液を流出させることによって、前記被加工物に所定の
加工を行うことを特徴とする窒化処理した被加工物の表
面の加工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2712390A JPH03232984A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 窒化処理した被加工物の表面の加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2712390A JPH03232984A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 窒化処理した被加工物の表面の加工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03232984A true JPH03232984A (ja) | 1991-10-16 |
Family
ID=12212285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2712390A Pending JPH03232984A (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 窒化処理した被加工物の表面の加工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03232984A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010203514A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Nissan Motor Co Ltd | クランクシャフトの油穴構造 |
| JP2013136805A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Daido Steel Co Ltd | 窒化処理鋼部材の製造方法 |
| US8980125B2 (en) | 2009-05-07 | 2015-03-17 | Sony Corporation | Active material, battery, and method for manufacturing electrode |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP2712390A patent/JPH03232984A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010203514A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Nissan Motor Co Ltd | クランクシャフトの油穴構造 |
| US8980125B2 (en) | 2009-05-07 | 2015-03-17 | Sony Corporation | Active material, battery, and method for manufacturing electrode |
| JP2013136805A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Daido Steel Co Ltd | 窒化処理鋼部材の製造方法 |
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