JPH03235005A - 走査型トンネル顕微鏡 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡

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JPH03235005A
JPH03235005A JP3121190A JP3121190A JPH03235005A JP H03235005 A JPH03235005 A JP H03235005A JP 3121190 A JP3121190 A JP 3121190A JP 3121190 A JP3121190 A JP 3121190A JP H03235005 A JPH03235005 A JP H03235005A
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JP
Japan
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probe
parallel
cantilevers
piezoelectric
stm
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Application number
JP3121190A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kajimura
梶村 宏
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE4022711A priority patent/DE4022711C2/de
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野: この発明は、試料の微細表面形状を原子レベルの分解能
で観察可能な走査型トンネル顕微鏡(Scanning
 Tunneling Microscope: S 
T M )に係り、詳しくはシリコンウェハーなどの基
板上にICプロセスにより形成される、マイクロ走査型
トンネル顕微鏡に関する。
E従来の技術] 近年、IBMのピニッヒ等により導電体試料の微細表面
形状を、原子レベルの分解能で観察可能である走査型ト
ンネル顕微鏡(以下STMと略称)が開発されている。
一般に、曲率半径が数1100n程の鋭い先端を持つ探
針を、導電性の試料の表面にlnm程度まで接近させ、
これら探針と試料との間に所定の電圧を印加すると、両
者の間にトンネル電流が流れることが知られている。こ
のトンネル電流は、試料と探針との間の間隔距離の変化
に敏感に反応し、例えば原子1コ分程の間隔距離の変化
に対して、トンネル電流は一桁以上変化する。トンネル
電流のこの性質を利用して試料の表面を観察するように
したのが、いわゆるSTMである。すなわち、探針を3
次元方向に移動可能な3次元駆動体に取り付け、トンネ
ル電流が一定となるように、探針を試料表面(XY平面
)に対して垂直な方向(Z軸方向)にサーボ制御しなが
ら、この試料表面上をXY力方向2次元走査すると、上
記探針は一定の間隔距離を保って試料表面の凹凸をトレ
ースすることになる。この時の探針のZ軸方向のサーボ
制御量をXY力方向走査信号と同期させて取り込み、探
針先端の位置を3次元画像として出力することにより、
試料の原子レベルでの微細表面形状を画像として観察す
ることができるものである。
なお、試料の観察表面が原子レベルでフラy)な場合に
は、特に前述したZ方向のサーボ制御を行わずに、単に
探針をXY力方向2次元走査した時に検出されたトンネ
ル電流を画像化する手段もある。
ところで、従来、STMで試料表面上の微小領域を観察
する場合、まず試料を光学顕微鏡で観察して必要な観察
部位を特定し、次にその部分をSTMで詳細に観察する
という方法が取られていた。
しかしながら、光学顕微鏡において一般的に使用頻度の
高い50〜100倍の対物光学系を用いた場合、作動距
離すなわち試料表面と対物レンズとの距離は数mm(最
大5mm程度)に設定されるのが普通であり、従来のト
ライボッド型やチューブスキャナー型の3次元駆動体を
用いたSTMは、大型であるため、この作動距離内に挿
入することは不可能であり、その都度、光学顕微鏡の対
物レンズとSTMの探針ユニットとを、差し替えて観察
することになり、観察位置にズレが生じたり、操作が繁
雑になるという問題があった。
一方、従来のSTMにおけるもう1つの問題点として試
料−探針間の相対振動の問題があった。
一般に、近くに振動源がない様な場所でも100Hz以
下の周波数成分を主体とする振幅1μm程度の床振動が
観測される。この床振動は、STMの試料−探針間の相
対振動を引き起こし、得られるSTM像にノイズとなっ
て現われてしまう。
よく知られるように、防振系を柔らかく、装置の剛性を
高くすることが除振性能を高めることになるので、ST
Mにおいては、除振台の共振周波数をできるだけ低く 
L、STMユニットのそれをできるだけ高く(通常数1
0KH2)することが必要となってくる。
しかし、従来のトライボッド型、またはチューブスキャ
ナー型などの3次元駆動体を用いたSTMでは、探針を
走査する探針走査系と、試料を支持する試料支持系は、
一般に、それぞれほぼ独立したユニットとして構成され
ているため、装置の剛性を低下させることとなり、この
2つの系が数100Hzの共振振動系を構成することは
否めず、共振が起こり易い状態となってしまっていた。
すなわち、上述したようにSTM像にノイズが発生し、
原子レベルの高分解能な画像を得ることが困難になると
いう問題があった。
ところで、上述した2つの問題点を解決するものとして
、スタンフォード大学のC,F、 クェート等は、IC
プロセスと類似なマイクロッアプリケーション技術を用
い、1000μmX200μmX5μmサイズのカンチ
レバータイプのSTM(以下マイクロSTMという)を
シリコン基板上に構成することに成功している。
第13図はこのマイクロSTMの構成を概略的に示す斜
視図である。カンチレバー90は、Al電極91を挟ん
で設けた圧電体(ZnO)92.93と、この圧電体の
上下面に、カンチレバー90の長手方向に対して並列に
設けられた短冊状のAI電極94.95.96.97と
から構成されており、その基端部はシリコン基板に固定
されている。また、カンチレバー90の先端中央部には
、探針98が立設されており、図示されない配線を介し
て図示されないトンネル電流検出回路に接続されている
このような構成において、試料を観察する場合、まずマ
イクロSTMのシリコン基板面を試料表面に圧着固定し
、次に上述したカンチレバー90によって探針を走査し
、トンネル電流を検出することになる。
ここで、スタンフォード大学のマイクロSTMノ、探針
の〜走査原理について述べておく。
今、圧電体92は電極94と電極91に電圧を加えると
、電極94から電極91に向けて電界E4を生じ、圧電
体92の電極94と電極91に挟まれた部分は、図に示
す座標系のX軸圧方向に伸びる性質を持っている。他の
電極についても同様なことが言えるので、図示する電界
ベクトルEl。
E2.E3.E4の強さと、探針98の走査方向の関係
は次のようになる。
X:正方向  E1=E2=E3=E4>0負方向  
El=E2=E3=E4<OY:正方向  El=E2
<E3=E4負方同  El=E2>E3=E4 Z・正方向  E1=E3>E2=E4負方向  El
=E3<E2=E4 すなわち、X方向についてはカンチレバー90全体を伸
縮させることにより、YおよびZ方向については、一方
の圧電体を伸ばし他方の圧電体を縮め全体に反りを生ぜ
しめることによって、探針の3次元的な駆動が成されて
いることになる。なお、この結果、上記カンチレバー9
0は、X方向に2.2nm、/V、Y方向に22nmy
′V、Z方向に770nm/Vの変位を生じており、こ
のように電極に加える電圧を調整することによってカン
チレバー90の先端にある探針98を3次元走査するこ
とになる。
このようなカンチレバータイプのマイクロSTMならば
、光学顕微鏡の作動距離内に挿入することが可能であり
、光学顕微鏡で試料表面の広範囲を観察して観察部位を
特定した後、対物レンズと探針ユニットとを差し替える
ことなく、そのままSTMでその観察部位を詳細に観察
することができる。また、このマイクロSTMではカン
チレバーを試料表面に圧着支持するため、実質上、探針
と試料とを一体化することができる。すなわちこの両者
間の共振周波数は、カンチレバー自体の共振周波数のみ
に依存することとなり、数10〜100KHzと高めら
れる。したがって、結果的に剛性の高いSTM装置が構
成されたことになり、振動の影響がなく、ノイズのない
STM像が得られるのである。
口発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述したスタンフォード大学のマイクロ
STMでは、例えば第13図において、探針をY軸方向
に移動しようとした場合、探針のY変位が大きくなれば
なる程、探針は円弧状に湾曲して走査されることになる
。したがってこの゛円弧状の部分で得られた凹凸信号を
そのまま出力すると、得られる画像は、実際の試料表面
に比べ歪んだものとなってしまう。つまり、探針をほぼ
直線的に走査することが可能なのは、カンチレバーのY
変位およびZ変位がゼロに近い部分だけとなり、有効走
査範囲が著しく狭いという問題があつさらに、上述した
ようにX、Y、Zの3方向について、同じ駆動電圧に対
するカンチレバーの変位にばらつきがあるため、例えば
同じたけ変位させようとした場合でも、X方向に変位さ
せる場合には、Y方向に変位させる時よりも大きな駆動
電圧が必要となり、回路構成が複雑になるという問題が
あった。また仮に同電圧で駆動したとすると、Y軸方向
に比べ、X軸方向の変位!が少なく、探針の走査面が細
長くなってしまい、得られるSTM像も細長いものとな
り、観察しやすいほぼ正方形に近いSTM像を得るには
、複数回の走査が必要になるという問題も生じていた。
したがってこの発明は、試料の実際の微細表面形状に忠
実であり、かつ、走査面積が広く、はぼ正方形な広範囲
のSTM像が得られるマイクロ走査型トンネル顕微鏡を
提供することを目的とする。
二課題を解決するための手段および作用コ上述した目的
を達成するためこの発明は、試料と探針の間に流れるト
ンネル電流を利用して、試料の微細表面形状を観察する
走査型トンネル顕微鏡において、試料表面上に直接的に
載置される第1基板と、多数の所定の間隔で2次元に配
列され、先端が同一平面内に揃えられた探針群が立設さ
れている第2基板と、前記第1基板より延在して他端上
で第2基板を保持し、かつ複数の圧電体を備え、前記探
針群を前記同一平面に沿って平行移動すると共に、前記
同一平面を試料表面と所定の距離に維持するように構成
された、少なくとも2本の等しい長さで、平行に配置さ
れた平行カンチレバーとを有する走査型トンネル顕微鏡
を構成した。
すなわち、シリコンウニバーを基板とする数mm角の枠
体の中に、圧電駆動体を組み込んだ2本の平行カンチレ
バーを構成し、さらにこの平行カンチレバーの先端部に
、複数の探針を所定のピッチで二次元に配置し、上記圧
電駆動体の制御により複数の探針を走査するマイクロS
TMを構成した。
このような構成によれば、スタンフォード大学のマイク
ロSTM同様、光学顕微鏡の作動距離内に挿入可能であ
り、また探針−試料間の相対振動の問題も生じない。
加えて、この発明のマイクロSTMでは、複数の探針を
平行カンチレバーで走査するようにしたので、前述した
第13図のSTMの様に、探針が円弧状に走査されるこ
となく、直線的に走査される。
また、このカンチレバーにより、探針のXSY。
Zの3方同への有効走査範囲が拡大され、しかも、同じ
駆動電圧に対するx、y、zの変位にかたよりが生じな
い。
[実施例コ 以下、この発明の第1の実施例を第1図〜第9図を参照
して説明する。
第1図は、模式的に示されたこの実施例のマイクOS 
T Mの上面図、また第2図(a) 、(b) 、(c
) 、(d)は、第1図の破線Sa、Sb、Sc、Sd
における断面図である。
図中1は、鏡面処理されたシリコン基板によって構成さ
れた11mmx6mm角の枠状のSTMチップ基体であ
る。このSTMチップ基体1の内部には、PZTなどか
らなる圧電体基板に、エツチングなどの加工により、第
1のコ字状の切抜き7aと、この第1の切抜きより小さ
い第2のコ字状の切抜き7bと、この第2の切抜きより
小さい第3の略コ字状の切抜き7cとが、それぞれの開
放端が向かい合う同きに、順次重ね合わせて形成された
ものが配置されている。すなわち、これらの切抜きによ
って、第1の平行カンチレバー2a・2b、第2の平行
カンチレバー3a・3b、探針カンチレバー4、第1の
中間基板5、および第2の中間基板6が形成されている
のである。
まず、第1の平行カンチレバー2aおよび2bについて
第1図、第2図(A)、および第3図(A)、(B)を
用いて説明する。
カンチレバー2aおよび2bは、STMチップ基体1の
枠内の一辺より延在し、先端部にヒンジ部8 a s 
8 bを介して中間基板5を支持している。
第2図(a)に示すように、カンチレバー2aの、ST
Mチップ基体1に近い部分では、圧電体20の中央部に
電極27aが挟持されており、さらに圧電体20の前記
電極27aと対向する上下面には、カンチレバー2aの
長手方向に対して直列に、23a、24a、25a、2
6aの4つの電極が上下2コづつ配置されている。この
4つの電極は、図示されない配線で制御回路100に接
続され、電極27aを共通電極として、圧電体20に選
択的に電圧を印加できるよう構成されており、電極23
a、25a、27aで圧電バイモルフllaを、電極2
4a、26a、27aで圧電バイモルフ12aを構成し
ている。
また、第3図(A)は、このカンチレバー2aの、中間
基板5に近い部分を拡大した斜視図であり、第3図(B
)は、第3図(A)の破線Seにおける断面図である。
図中21aおよび22aは、それぞれ圧電体20の上下
面に、カンチレバーの長手方向に対して並列に配置され
た短冊状の電極で、図示されない配線によりシリコン基
板上に設けられた制御回路100に接続され、圧電体2
0に選択的に電圧を印加できるよう構成されており、第
3図(B)に示すように圧電駆動体13as14aを構
成している。また、カンチレバー2aと中間基板5をつ
なぐヒンジ部8aには、半円状の切欠きが設けられてお
り、カンチレバー2aの第1図に示した座標系のX方向
の変位を、拡大するよう構成されている。
なお、カンチレバー2bについては、カンチレバー2a
と同様な電極配置であるので詳しい説明は省略する。
次に、第2の平行カンチレバー3aおよび3bについて
第1図および第2図(B)を用いて説明する。
カンチレバー3aおよび3bは、前述した第1の中間基
板5より延在し、先端部に第2の中間基板6を支持して
いる。第2図(!3)において、31a、32aは、平
行カンチレバー3aの圧電体20の上下面に設けられた
電極であり、図示されない配線により制御回路100に
接続され、圧電体20に選択的に電圧を印加できるよう
構成されており、圧電駆動体15aを構成している。一
方、カンチレバー3bの方には、カンチレバー3aと同
様に圧電体20を挟んで電極31b、32bが配置され
、圧電駆動体15bが構成されている。
次に探針カンチレバー4について第1図および第2図(
C)を用いて説明する。
探針カンチレバー4は、第2の中間基板6より延在し、
先端中央部には9ミクロンオーダー、サブミクロンオー
ダーの寸法で2次元格子状に配列された導電性の探針1
00−X (100−1,100−2,100−3゜−
100−a、100−b、100−c、100−d )
 (X−1,2,3,・−・以下探針群1000という
)が形成されている。また、第2図(C)において、4
1.42は、探針カンチレバー4の圧電体20の上下面
に設けられた電極であり、図示されない配線により制御
回路100に接続され、圧電体20に選択的に電圧を印
加できるよう構成されており、圧電駆動体16を形成し
ている。
上述した探針群1000には、スタンフォード大で開発
された半導体プロセスによる探針群の形成方法を用いて
、探針カンチレバー4の先端部の0゜1mmXo、1m
mの領域内に、2μmピッチで50X50=25X10
2本の探針が配置されている。
探針群1000の各々の探針は、図示されない導体配線
で、あるいは必要に応じて後述する信号処理のためグル
ープ化され、探針カンチレバー4の近傍に設けられた増
幅回路300と接続されている。
さらに増幅回路300は、STMチップ基体1の基板上
に設けられた入出力回路500と多層配線で接続される
か、または光等により、入出力回路200.400と交
信するように構成されており、探針からの信号を伝達す
る。また、37Mチップ1の上表面には、複数個の凹部
を盛った接点ランド45が形成され9図示されない配線
で上記の各回路100,200,300,400,50
0等の入出力端子と接続されており、外部との信号の入
出力に用いられる。
なお、以上説明した電極、圧電体、探針、配線、各回路
等は、マスクワークを用いた蒸着、エツチングなどの半
導体プロセスにより、適宜のステップに分けて形成され
ている。
次に、上述した圧電駆動体11〜16の駆動回路につい
て説明する。
まず、探針のX方向の圧電駆動体である圧電駆動体13
.14の駆動回路101について第4図を用いて説明す
る。
制御回路100内で発生した駆動信号VOIは、2コの
電圧増幅器102.103に入力される。
電圧増幅器102.103には、2〜30Vの正負の電
圧+VB、−Vが給電されており、出力端子104.お
よび105からは逆相出力となる電圧VllとV12が
出力されるよう構成されている。
圧電駆動体13の電極21には出力端子104が、電極
22には出力端子105が接続され、それぞれVll 
、V12が印加されるよう構成されている。
また、圧電駆動体14の電極21には出力端子105が
、電極22には出力端子104が接続され、それぞれV
12 、Vllが印加されるよう構成されている。
圧電駆動体13.14の駆動信号VOIを第5図(A)
に示す。図示したように、この信号は、一定周期を毎に
+V、−V、÷■と、連続的に電圧が変化する信号であ
る。この駆動信号VOIが上記した駆動回路101に入
力されると、電圧増幅器102.103からは、互いに
逆相であり、一定周期を毎に連続的に電圧が変化する信
号VllおよびV12が出力され、それぞれ圧電駆動体
13.14に入力される。これによって圧電駆動体13
.14は交互に伸縮を繰り返す動作を行う。この動作に
よってカンチレバー2a12bが左右(X軸方向)に移
動されることとなり、探針のX方向の走査が行なわれる
のである。
次に、X方向の圧電駆動体である圧電駆動体15a、1
5bおよび16の電圧増幅器と電極との結線関係を説明
する。
圧電駆動体15a、15bおよび16の電圧増幅器と電
極との結線関係は、第4図の圧電駆動体13を圧電駆動
体15a、15bで置き換え、圧電駆動体14を圧電駆
動体16で置き換えたものに等しい。すなわち、圧電駆
動体15aおよび15bにはまったく同じ駆動信号が与
えられ、また圧電駆動体16には、これと逆相の駆動信
号が与えられることになる。ただし、この場合の駆動信
号は、前記VOIではなく、第5図(B)に示す駆動信
号VO2である。
圧電駆動体15a、15bおよび16の駆動信号VO2
について説明する。第5図(B)に示したようにこの信
号は、周期を毎に一定値だけ電圧を増す信号である。こ
の駆動信号VO2が前述した駆動回路101に入力され
ると、電圧増幅器102.103からは、今度は、互い
に逆相であり、一定周期を毎に一定値たけ電圧を増す信
号V21およびV22が出力され、それぞれ圧電駆動体
15a、15bおよび16に入力される。これによって
圧電駆動体15a、15bおよび16は、一方が一定周
期を毎に一定量だけ伸び、もう一方が一定周期を毎に一
定量だけ縮むという動作を行う。この動作は、カンチレ
バー3a、3bおよび探針カンチレバー4の基端と先端
が、互い違いに配置されているために行なわれるもので
あり、この動作によってカンチレバー3a、3bおよび
探針カンチレバー4は、探針をX方向に沿って、互いに
同方向に走査することになる。
次に、探針のZ方向の圧電駆動体である圧電バイモルフ
11.12の駆動回路について第6図および第7図を用
いて説明する。
第6図は探針カンチレバー4の探針群1000を含む先
端部分の拡大図である。第6図に示した探針群1000
の四隅の探針100−a、100−b、100−c、1
00−dの内、探針100−a (または探針1oo−
a )は、圧電バイモルフ11を駆動するためのトンネ
ル電流探針である。第7図(A)に圧電バイモルフ11
の駆動回路を示す。同図において、探針100−a (
または探針100−d )で拾われたトンネル電流は、
トンネル電流検出回路111を介してサーボ回路112
に入力される。サーボ回路112の出力電圧v03は、
電極23.25に、それぞれ正負逆の電圧+V1g 、
−V13が印加されるように、電極23には増幅器11
0を介して、電極25にはインバータ109および別の
増幅器110を介して印加されるよう構成されている。
一方、第6図に示す探針100−b (または探針10
0−C)は、圧電バイモルフ12を駆動するためのトン
ネル電流探針である。第7図(B)に圧電バイモルフ1
2の駆動回路を示す。同図において、探針100−b 
(または探針10o−c )で拾われたトンネル電流は
、トンネル電流検出回路113を介してサーボ回路11
4に入力される。サーボ回路114の出力電圧VO4は
、電極24.26に、それぞれ正負逆の電圧−V14 
、;V14が印加されるように、電極26には増幅器1
10を介して、電極24にはインバータ109および別
の増幅器110を介して印加されるよう構成されている
次に、以上のような構成のマイクロSTMにおける探針
群1000と試料50との接近動作について第7図を用
いて説明する。
この発明のマイクロSTM装置では、電源が投入される
前は、探針群1000と試料50は、所定の間隔で離間
しており、どの探針にもトンネル電流は流れていない。
電源投入後、制御回路100は圧電バイモルフ12の電
極24.26の各々と共通電極27の間に所定の電位差
が生じるように電圧を加えていく。第7図(C)に示す
ように、この時の圧電体20の上層の伸縮量XS2およ
び下層の伸縮量XB2は、XS2>XB2となり下層が
上層に比べ短くなるので、カンチレバー2は下方へ湾曲
する。これにともなって探針群1000の先端部は下降
し、先端に近い探針100−a (または1oo−a 
)が最初にトンネル領域に近ず(。
探針100−a (または100−d )にトンネル電
流が検出されるようになると、第7図(A)において検
出回路111は、サーボ回路112を作動させ、コノ探
針100−a (または100−d ) ノミ流がl0
I(一定値)に維持されるように、増幅器110がら圧
電駆動体11に対してV13または−V13を適宜出力
する。
一方、圧電駆動体12の電極24.26には、正負の電
圧−V14 、+V14が印加され、圧電駆動体11に
作用したのとは逆に上層の伸縮Xs1と下層の伸縮XB
Iは、第7図(C)に示すようにXsl<XBIとなり
、下層が上層に比べ長(なるのでカンチレバー2は上方
へ湾曲する。これにともなって探針群1000の後端部
も下降し、後端に近い探針100−b (または100
−c ”)もトンネル領域に近ずく。
探針100−b (または100−c )にトンネル電
流が検出されるようになると、第7図(B)において検
出回路113は、サーボ回路114を作動させ、この探
針100−b (、または100−C)の電流がl02
(一定値)に維持されるように、増幅器110から圧電
駆動体12に対してv14または−V14を適宜出力す
る。
探針100−a (または100−d )のトンネル電
流工01および探針100−b (または1an−c 
)のトンネル電流I02を維持しながら、上述のように
圧電駆動体11.12を駆動して行くと、圧電駆動体1
1は、第7図(C)の矢印pHの方向に、また圧電駆動
体12は矢印P12の方向に変形し、探針100−a〜
1[]0罰のトンネル電流が一定となるような距離にな
ると、サーボ回路112.114が解除されその状態に
保持される。
すなわち、この状態において、探針100−a −10
0−dはトンネル電流領域内で、かつ試料表面と所定の
間隔を保ちつつ対向することとなり、探針群1000の
走査面が試料表面と完全に平行になったことになる。し
たがって、他の各探針100−x(x”1.2゜3、、
、、、、)は、対向する試料の凹凸の状態に従って、検
出回路300によりトンネル電流を検出することが可能
になる。
なお、この場合、探針の数が多く、時分割にて各探針よ
りの信号を処理するには、第9図に示すように探針を適
宜グループ化し、制御回路100によってゲート選択、
デイマルチプレックス選択しながらトンネル電流値を読
み取ってもよい。
また、前述したように、サーボ回路112.114によ
って探針101)−a−100−dのサーボ動作を行う
場合、サーボ回路にローパスフィルターを付加し、探針
群が試料表面に対して平行になった後も、サーボ回路1
12.114のサーボ動作を解除せず、このローパスフ
ィルターを介してサーボ動作を行ないながら探針を走査
するようにすれば、観察中に外乱が生じた場合などに、
探針と試料の接触を防ぎ、再び試料表面と探針群とを平
行にすることができる。
次に、探針群1000のSTM走査について説明する。
上述のように探針群1000と試料50とが平行になっ
た状態で、トンネル電流探針、圧電駆動体、制御回路、
トンネル電流検出回路など、各電子回路に電源電圧が投
入されると、制御回路100より出力される駆動信号V
OI (第5図(A)参照)により、平行カンチレバー
2a、2bの圧電駆動体の電極21.22に極性の異な
る電圧V11.V12が交互に印加される。すると、一
対の圧電駆動体13.14は交互に伸縮し、第10図(
A)に示すようにカンチレバー2a、2b(2b不図示
)全体を左右に湾曲させ、探針群1000をX方向に変
位(△X)させる。すなわち、カンチレバー2a。
2bは、カンチレバー3a、3bより探針に近い部分全
体を、カンチレバー2a、2bの先端の振幅分だけ左右
に平行移動することになるのである。
また、第10図(B)に示すように、カンチレバー3a
、3bを伸縮する圧電駆動体15a、15b(15b不
図示)および探針カンチレバー4の圧電駆動体16は、
制御回路100より出力される駆動信号v02(第5図
(B)参照)により、平行カンチレバー3a、3bおよ
び探針カンチレバー4を、カンチレバー2a、 2bに
よる左右の一走査毎に一定量伸長(または収縮)して、
探針群1000をX方向に変位させる。この変位は、第
4図の回路のように伸縮の位相が逆相であるので、探針
群1000のX方向移動長は両者の伸縮量の和(△y=
△y1↑△y2)となり、大きな移動長が得られること
になる。
このようにして、探針カンチレバー4上に2次元に配列
された探針群1000の探針100−xの各々は、試料
の観察面を2次元走査することになる。
なお、探針群1000内の探針100−x (100−
1,100−2,100−3,、、、)は、それぞれ決
められた位置のトンネル電流を取り込み、これを増幅回
路200に伝達するよう構成されている。
ここで増幅回路200について簡単に説明する。
第8図に増幅回路200を示す。抵抗を介して電圧Vが
印加された探針100−x (100−1,100−2
,100−3゜91.)を、試料50に接近させると、
増幅器200−X(200−1,200−2,200−
3,、、、)には、トンネル電流が検出される。図中、
Ref入力は、探針、回路の構造上のバラツキや、選択
制御のために必要に応じて用いられる端子である。
以上説明したように、この実施例のマイクロSTMにお
いては、複数の探針群1000を平行カンチレバー2a
、2bで走査するようにしたので、第13図に示したマ
イクロSTMの様に、探針が円弧状に走査されることも
なく、直線的な走査が可能であり、歪みのないSTM像
が得られる。
また、この平行カンチレバーにより、探針のX1Y、Z
の3方同への有効走査範囲が拡大でき、しかも、同じ駆
動電圧に対するx、y、zの変位にかたよりがないため
、駆動電圧を増幅するなどの必要も無く、探針の走査制
御系が簡略化でき、かつ観察しやすいほぼ正方形なST
M像が得られる。
さらに各探針は、各々探針カンチレバー4の走査振幅で
決まる自己の走査領域を持ち、個々の振幅は2μmであ
っても、全体ではほぼ探針群1000の面積に等しい走
査領域を広範囲に観察することができる。
次に、この発明のマイクロSTMの他の実施例について
述べる。
第11図はこの発明の他の実施例を示す上面図である。
この実施例が第1図の実施例と異なる点は、第、1図の
平行カンチレバー2a、2bに相当するカンチレバー1
7a、17bを、探針群1000の直前に配置した点と
、第1図の平行カンチレバー3a、3bに相当するカン
チレバー18a、18bを、第1図のSTMチップ基体
1とカンチレバー3a、3bとの間に、新たにもう一組
、追加した点であり、その他の部分は、前述した第1の
実施例と同様であるので詳しい説明は省略する。
この実施例のマイクロSTMの圧電駆動体は、PZTな
どピエゾ係数の大きい基板から構成されており、STM
チップ基体1と、この実施例の平行カンチレバー18a
、18bとは、直接接合や、陽極接合、あるいは接着剤
などにより一体化されている。この様に構成することに
より、Y方向の伸縮長をさらに伸ばし、かつ安定な駆動
体を構成することができる。
また、第12図は、この発明のマイクロSTMを、光学
顕微鏡の作動距離内に挿入するためのSTM挿入装置5
1の中央断面図である。光学顕微鏡において、ステージ
56に置かれた試料50は、予め対物レンズ51で、S
TMでの観察位置が特定される。アーム54は、先端に
、STMチ・ツブ1を挟持し、回転軸57を軸として、
鏡筒支持部材58に対し、紙面垂直方向に回動可能に構
成されている。
この様な構成において、アーム54を回動させ、STM
チップ1が対物レンズ51と試料50の間に来たところ
で、図示されない機構でSTMチップ1を開放する。こ
の状態で、鏡筒支持部材58内に設けろれたプローバー
53は、鏡筒支持部材58より下降し、STMチップ基
体1の表面に設けられた接点45にコイルバネ式接触子
52を当接し、所定の圧力でSTMチップ基体1を試料
50に圧着固定する。接触子52は、図示されない接地
系、電源系または信号系に接続されており、STM装置
の信号処理や表示に用いられる。
「発明の効果コ 以上説明したように、この発明によれば、試料の実際の
微細表面形状に忠実であり、かつ、走査面積が広く、広
範囲の画像領域が得られ、観察しやすいほぼ正方形なS
TM像が得られる走査型トンネル顕微鏡を構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例を示すマイク0 0 S T Mの上面図、第2図(A) 、(B) 、
 (e) 、(+)は、第1図破線Sl、S2.S3.
S4、S5における断面図、第3図(A)、(B)は、
平行カンチレバーの斜視図、および断面図、第4図は、
平行カンチレバーの圧電駆動体の駆動回路図、第5図は
、探針群を走査する駆動信号を示すタイムチャート図、
第6図は、探針群1000の拡大図、第7図チレバーの
走査変位を示す図、第8図は、トンネル電流の増幅回路
図、第9図は、探針群のグループ化処理を示す図、第1
1図は、この発明のマイクロSTMの他の実施例を示す
図、第12図は、マイクロSTMを対物レンズと試料の
間に挿入する装置の図、第13図は、スタンフォード大
学のカンチレバータイプのマイクロSTMの斜視図であ
る。 1・・・STMチップ基体 2a12b、3a、3 b−・・平行カンチレバー4・
・・探針カンチレバー 1000・・・探針群 5.6・・・中間基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)試料と探針の間に流れるトンネル電流を利用して
    、試料の微細表面形状を観察する走査型トンネル顕微鏡
    において、 試料表面上に直接的に載置される第1基板と、多数の所
    定の間隔で2次元に配列され、先端が同一平面内に揃え
    られた探針群が立設されている第2基板と、 前記第1基板より延在して他端上で第2基板を保持し、
    かつ複数の圧電体を備え、前記探針群を前記同一平面に
    沿って平行移動すると共に、前記同一平面を試料表面と
    所定の距離に維持するように構成された、少なくとも2
    本の等しい長さで、平行に配置された平行カンチレバー
    とを有する走査型トンネル顕微鏡。
  2. (2)前記平行カンチレバーは、複数組みのカンチレバ
    ーからなり、 前記同一平面内で平行カンチレバーと平行する方向に探
    針群を移動する第1の圧電駆動体と、前記第1の平行カ
    ンチレバーと独立に設けられ、前記同一平面内で平行カ
    ンチレバーと直交する方向に探針群を移動する第2の圧
    電駆動体と、前記第1、第2の平行カンチレバーと独立
    に設けられ、前記同一平面に垂直方向に探針群を移動す
    る第3の圧電駆動体とを具備したことを特徴とする請求
    項1に記載の走査型トンネル顕微鏡。
  3. (3)前記第1の圧電駆動体は、さらに複数の平行カン
    チレバー上に各々設けられていることを特徴とする請求
    項2に記載の走査型トンネル顕微鏡。
JP3121190A 1989-07-17 1990-02-09 走査型トンネル顕微鏡 Pending JPH03235005A (ja)

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US07/551,762 US5075548A (en) 1989-07-17 1990-07-11 Tunnel current probe moving mechanism having parallel cantilevers
GB9015309A GB2235052A (en) 1989-07-17 1990-07-12 Tunnel current probe moving mechanism having parallel cantilevers
DE4022711A DE4022711C2 (de) 1989-07-17 1990-07-17 Tunnelstromsonden-Verstellvorrichtung, Rastertunnel-Mikroskop und Datenspeichervorrichtung damit

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12104890B2 (en) 2019-06-18 2024-10-01 Process Metrix, Llc System, device and method for measuring the interior refractory lining of a vessel

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