JPH03260806A - 階層ネットワーク構成ファジィ制御器 - Google Patents

階層ネットワーク構成ファジィ制御器

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JPH03260806A
JPH03260806A JP2060262A JP6026290A JPH03260806A JP H03260806 A JPH03260806 A JP H03260806A JP 2060262 A JP2060262 A JP 2060262A JP 6026290 A JP6026290 A JP 6026290A JP H03260806 A JPH03260806 A JP H03260806A
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旭 川村
Ryusuke Masuoka
竜介 益岡
Yuri Oowada
大和田 有理
Kazuo Asakawa
浅川 和雄
Shigenori Matsuoka
松岡 成典
Hiroyuki Okada
浩之 岡田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ファジィ制御器を実現する階層ネットワーク構威ファジ
ィ制御器に関し、 適応的なファジィ制御器を構築できるようにすることも
目的とし、 階層ネットワーク部により構成されるファジィ制御器で
あって、階層ネットワーク部が、制御状態量を入力とし
て前件部メンバーシップ関数の真理値を算出する処理ユ
ニットにより構成される算出層と、前段層のルールユニ
ットの出力値と対応の内部状態値との乗算値を入力とし
て演算処理に従ってグレード値を算出するルールユニッ
トにより構成されるルール層を1つ又は複数段備えると
ともに、前後段のルール層のルールユニットの間と、最
前段のルール層のルールユニットと算出層の処理ユニッ
トとの間で相互に内部結合する構成が採られる中間層と
、中間層の最後段のルール層の対応するルールユニット
の出力値と後件部メンバーシップ関数とから制御操作量
等を算出する出力ユニットにより構成される出力層とを
備え、内部状態値として、制御状態量が算出層に与えら
れるときに出力層から所望の制御操作量等が出力される
ことになる値を設定するよう構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、適応的なファジィ制御器として機能する階層
ネットワーク構成ファジィ制御器に関するものである。
新しい制御処理方式として、ファジィ制御が普及しつつ
ある。このファジィ制御は、人間の判断等のあいまいさ
を含む制御アルゴリズムを1f−then形式で表現し
、ファジィ推論に従ってこの制御アルゴリズムを実行し
ていくことで、検出される制御状態量から制御操作量を
算出して制御対象を制御していくものである。このファ
ジィ制御を実行するファジィ制御器は不確定なものを扱
うものであることから、制御アルゴリズムの調整や変更
等に対して適応的に対応できるような構成にしていく必
要があるのである。
〜 〔従来の技術〕 ファジィ制御ルールは、 if  xl  is  big  and  Xs 
 is  small  then  y+  is 
 bigという形式(IF部は前件部と呼ばれて、温度
データ等の制御状態量についての条件を記述する部分で
あり、THEN部は後件部と呼ばれて、操作端等の制御
操作量についての条件を記述する部分である)に従って
制御論理を記述するものであって、ファジィ制御器は、
制御対象の制御論理として用意されるこのような複数の
ファジィ制御ルールを管理するとともに、各ファジィ制
御ルール中に記述される「大きい」とか「小さい」とか
いうようなあいまいな言語表現の意味をメンバーシップ
関数として定量化して管理する構成を採ることになる。
そして、ファジィ制御器は、制御対象から温度データや
水位データ等の制御状態量が与えられると、先ず最初に
、管理している制御状態量のメンバーシップ関数(前件
部メンバーシップ関数となる)から与えられた制御状態
量がもつメンバーシップ関数値(真理値)を算出する0
次に、最小値を選択する等の前件部演算に従って、各フ
ァジィ制御ルールにおける後件部に対しての通用値を決
定する処理を実行する。すなわち、上述のファジィ制御
ルールの例で説明するならば、’X+ isbig」の
真理値が“0.8”で、’X! is small」の
真理値が“0.5”である場合には、最小値を選択する
前件部演算に従って、この“0.5”をそのファジィ制
御ルールの後件部に対しての適用値として決定するよう
処理するのである。
続いて、ファジィ制御器は、最大値を選択する等の後件
部演算に従って、同一の制御操作量の同一のメンバーシ
ップ関数(後件部メンバーシップ関数となる)について
与えられる各ファジィ制御ルールの後件部に対しての適
用値から、そのメンバーシップ関数に対しての適用値を
決定する処理を実行する。すなわち、上述のファジィ制
御ルールで後件部の「ν1 is big」に対して“
0.5”を適用値とし、一方、別のファジィ制御ルール
でもってr、、 is big」に対して“0.6”を
適用値とする場合には、最大値を選択する後件部演算に
従って、この“0.6”を制御操作量yIのrbtgJ
に対しての適用値として決定するよう処理するのである
続いて、ファジィ制御器は、決定された適用値に従って
制御操作量のメンバーシップ関数を縮小するとともに、
同一の制御操作量についてのメンバーシップ関数の関数
和の図形の重心を求める等の処理に従ってファジィ推論
値である制御操作量を纂出する処理を実行して、操作端
等に出力するという処理を実行することになる。
従来のファジィ制御器では、このようなファジィ制御ル
ールの実行をプログラム的に実行することで実現すると
いう構成を採っていた。すなわち、逐次処理を実行する
コンピュータシステムのソフトウェア手段に従って、先
ず最初に、制御状態量の真理値を算出し、次に、前件部
演算に従って後件部に対しての適用値を決定し、続いて
、後件部演算に従って制御操作量のメンバーシップ関数
に対しての適用値を決定して、重心演算等により制御操
作量を算出して出力するという構成を採っていたのであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ファジィ制御ルールは、制御対象の制御
に熟知しているオペレータの対象プロセスに関する知識
に従って生成されるものである。
これから、最初から所望の制御を実現できるファジィ制
御ルールを生成するという訳にはいかないというのが実
情であり、生成したファジィ制御ルールをシミエレーシ
曹ンや現地テストにより評価しながら試行錯誤的にチュ
ーニングしていくことで、制御対象に適合したファジィ
制御ルールにと完成させていくという手順をとらざるを
得ない。
しかるに、従来のようなソフトウェア手段を用いるファ
ジィ制御器の構成方法では、ファジィ制御器は単に生成
されたファジィ制御ルールの記述手順に従って制御論理
を実行するだけのものであって何ら適応性を有するもの
ではない、これから、従来のファジィ制御器では、オペ
レータに対してファジィ制御ルールのチューニングの負
荷を低減するような機能を発揮するというようなことは
ないのである。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、フ
ァジィ制御ルールの実現構成を採りつつ、かつ、ファジ
ィ制御ルールの調整や変更等に対しても適応的に対応で
きるような構成を採る新たなファジィ制御器をなす階層
ネットワーク構成ファジィ制御器の提供を目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理構成図である。
図中、lOは本発明に係る階層ネットワーク構成ファジ
ィ制御器であって、ファジィ制御ルールの実現構成を採
りつつ、かつ、ファジィ制御ルールの調整や変更等に対
しても適応的に対応できる構成をもつファジィ制御器で
あるもの、11は階層ネットワーク構成ファジィ制御器
10が備える階層ネットワーク部であって、階層ネット
ワーク構造とその階層ネットワーク構造の内部結合に割
り付けられる内部状態値とにより規定されるデータ変換
機能に従ってファジィ制御ルールを実行するもの、16
は内部状態値管理部であって、階層ネットワーク部11
がファジィ制御ルールの実行時に必要とする内部状態値
を管理するもの、20は学習信号提示装置であって、学
習用の制御状態量データ群を階層ネットワーク部11の
入力層に提示するとともに、この学習用の制御状態量デ
ータ群と対をなす学習用の制御操作量データ群(学習用
の制御状態量データが与えられたときに、所望の制御状
態を実現するための制御操作量となるもの)を次に説明
する学習処理装置30に提示するもの、30は学習処理
装置であって、学習信号提示装置20による学習用の制
御状態量データ群の提示に応答して出力される階層ネッ
トワーク部11からの制御操作量データ群と、学習信号
提示装220から提示される学習用の制御操作量データ
群との間の誤差値を纂出し、該誤差値に基づいて学習対
象とされる内部状態値を順次更新していくことで該誤差
値が許容範囲となる内部状態値を学習するものである。
階層ネットワーク部11は、入力される制御状態量に対
応する形式で備えられる複数の入力ユニント12により
槽底される入力層と、入力層の後段層として位置して、
ファジィ制御ルールの前件部メンバーシップ関数に対応
する形式で備えられる複数の処理ユニット13により槽
底される算出層と、算出層の後段層として位置して、1
つ又は複数のルールユニット14により槽底されるルー
ル層を層単位として1つ又は複数段のルール層により槽
底される中間層と、中間層の後段層として位置して、1
つ又は複数の出力ユニット15により槽底される出力層
という階層ネットワーク構造を持つよう槽底される。
この入力層の入カニニット12は、制御対象の制御状態
量を入力として、算出層の対応する処理ユニット13に
対して入力されてくる制御状態量を分配するよう処理し
、算出層の処理ユニット13は、入カニニット12から
通知される1つ又は複数の制御状態量を入力として、フ
ァジィ制御ルールの前件部メンバーシップ関数の真理値
を算出して中間層の最前段のルール層のすべてのルール
ユニット14に出力するよう処理し、中間層の最前段の
ルール層のルールユニット14は、処理ユニッ)13か
ら通知される複数の真理値とそれらの処理ユニット13
との間の内部結合に割り付けられる内部状態値との乗算
値を入力として、割り付けられる演算を実行することで
グレード値を算出して次段のルール層のすべてのルール
ユニット14に出力するよう処理し、各ルール層のルー
ルユニット14は、前段のルール層のルールユニット1
4から通知されるグレード値とそれらのルールユニット
14との間の内部結合に割り付けられる内部状態値との
乗算値を入力として、割り付けられる演算を実行するこ
とでグレード値を算出して後段のルール層のすべてのル
ールユニット14に出力するよう処理し、中間層の最後
段のルール層のルールユニット14は、前段のルール層
のルールユニット14から通知されるグレード値とそれ
らのルールユニット14との間の内部結合に割り付けら
れる内部状態値との乗算値を入力として、割り付けられ
る演算を実行することでグレード値を算出して出力層の
対応の出力ユニット15に出力するよう処理し、出力層
の出力ユニット15は、例えば2段構成で槽底されて、
中間層の最後段のルール層のルールユニット14から通
知されるグレード値とそのグレード値入力に対応付けら
れるファジィ制御ルールの後件部メンバーシップ関数と
から、ファジィ推論値となる制御操作量若しくはその対
応値を算出して出力するよう処理する。
〔作用〕
本発明の階層ネットワーク部11は、入カニニット12
を介して制御状態量が与えられると、算出層の処理ユニ
ット13は、その制御状態量に対して割り付けられた関
数変換機能を施すことで、演算結果値となるその制御状
態量についてのメンバーシップ関数の真理値を算出する
とともに、その算出した真理値を中間層の最前段のルー
ル層のルールユニット14に分配出力する。このように
して処理ユニット13から制御状態量についてのメンバ
ーシップ関数の真理値を受は取ると、中間層のルールユ
ニット14は、割り付けられた関数変換機能等の演算処
理を実行することで演算結果値となるグレード値を算出
するとともに、その算出したグレード値を後段のルール
ユニット14へ出力していくことで、中間層としての演
算結果値であるグレード値を出力層の出力ユニット15
に出力する。そして、中間層の最後段のルール層の1つ
又は複数のルールユニット14からグレード値を受は取
ると、出力層の出力ユニット15は、このグレード値に
対して割り付けられた関数変換機能を施すことで、ファ
ジィ推論値となる制御操作量若しくはそれに対応付けら
れる値を算出して出力するよう動作する。
このように、本発明の階層ネットワーク部11は、ファ
ジィ制御ルールに適合すべく構造化された階層ネットワ
ーク構造の持つデータ変換機能に従ってファジィ制御ル
ールを実行するよう動作することになる。
本発明では、階層ネットワーク構成ファジィ制御器lO
を所望のファジィ制御器として構築しよとする場合、オ
ペレータは、先ず最初に、処理ユニア113に対して、
生成した制御状態量についてのメンバーシップ関数の真
理値を算出する機能を割り付け、出力ユニット15に対
して、生成した制御操作量についてのメンバーシップ関
数(ファジィ推論値である制御操作量やその対応値の算
出処理のために必要となる)を登録する。そして、算出
層の処理ユニット13と中間層の最前段のルール層のル
ールユニット14との間の内部結合と、中間層の隣接す
るルール層のルールユニット14間の内部結合に内部状
態値の初期値を設定して内部状態値管理部16に格納す
る。
続いて、オペレータは、学習信号提示装置20及び学習
処理装置30を起動する。このようにして起動されると
、学習信号提示装置20は、階層ネットワーク部11の
入力層に対して学習用の制御状態量データを提示すると
ともに、学習処理装置30に対して学習用の制御操作量
データを提示する。この学習信号の提示を受けて、学習
処理装置f30は、学習用の制御状態量データの提示に
応答して出力される階層ネットワーク部11からの制御
操作量データが、提示される学習用の制御操作量データ
と概略一致するようになるべく、算出層の処理ユニット
13と中間層の最前段のルール層のルールユニット14
との間の内部結合の内部状態値と、中間層の隣接するル
ール層のルールユニット14間の内部結合の内部状MW
とを学習して、その求められた内部状態値の学習値を内
部状態値管理部17に設定する処理を実行する。
なお、この内部状態値の学習処理にあって、入カニニッ
ト12と処理ユニット13との間に設定される内部結合
の内部状態値や、中間層の最後段のルール層のルールユ
ニット14と出カニニア)15との間に設定される内部
結合の内部状態値や、更には、処理ユニット13自身や
出力ユニット16自身の内部の内部結合の内部状態値も
学習対象とすることが可能である0例えば、処理ユニッ
ト13が入カニニット12との間の内部結合の内部状態
値により制御状態量のメンバーシップ関数の真理値を算
出する構成を採るときには、この学習処理により求まる
新たな内部状態値により、予め想定した制御状態量のメ
ンバーシップ関数をより制御対象に適合したものにチュ
ーニングできるようになる。また、出力ユニット15が
前段のルールユニット14との間の内部結合の内部状態
値により制御操作量のメンバーシップ関数の真理値を管
理する構成を採るときには、この学習処理により求まる
新たな内部状態値により、予め想定した制御操作量のメ
ンバーシップ関数をより制御対象に適合したものにチュ
ーニングできるようになる。
この内部状態値の学習値が設定されると、階層ネットワ
ーク構成ファジィ制御器10は、所望の制御論理を実行
するファジィ制御器として機能することになる。
このように、本発明では、ファジィ制御ルールに適合す
べく構造化された階層ネットワーク構造を持つ階層ネッ
トワーク部11に従って、ファジィ制御器を構築するこ
とを特徴とする。
ニューロコンピュータとしてよく知られているように、
階層ネットワーク構造のデータ変換機能に従うデータ処
理装置は、階層ネットワーク構造の内部結合に割り付け
られる内部状態値が設定されると、想定していなかった
入力信号が入力されることがあっても、それらしい出力
信号を出力するという“柔らかい”データ処理を実現す
るものである0本発明は、このような階層ネットワーク
構成データ処理装置の階層ネットワーク構造をファジィ
制御ルールに適合させて構造化して階層ネットワーク部
11として備えるよう構成する。そして、予め生成した
制御状態量や制御操作量についてのメンバーシップ関数
とは切り離して、ファジィ制御ルールのルール部分の内
部結合の内部状態値を学習対象可能とするよう構成する
このような階層ネットワーク構成データ処理装置を利用
することで、学習処理装置30により機械的にファジィ
制御ルールの関係付けを決定することが実現されること
から、オペレータにかかるファジィ制御ルールのチュー
ニングの負荷を大きく低減できることになる。そして、
階層ネットワーク構成データ処理装置をそのまま利用す
るのではなくて、ファジィ制御ルールに適合する形式で
もって構造化される階層ネットワーク部11を用いるこ
とから、メンバーシップ関数はメンバーシップ関数で切
り離してチューニングする等の処理が行え、従来のファ
ジィ制御器との整合性も保てることになる。
〔実施例〕
以下、実施例に従って本発明の詳細な説明する。
第2図に、本発明の階層ネットワーク権威ファジィ制御
器10をencするための一実施例を図示する0図中、
第1図で説明したものと同じものについては同一の記号
で示しである。1’−hは第1図の入カニニット12に
対応する入カニニット、1−iLt第1図の処理ユニッ
ト13やルールユニット14を権威することになる基本
ユニット、1−jは第1図の出力ユニット15を権威す
ることになる基本ユニット、16aは第1図の内部状態
値管理部16に対応する重み値管理部であって、階層ネ
ットワーク部11の内部結合に割り付けられる重み値(
第1図の内部状態値に対応する)を管理するものである
21は学習信号格納部であって、階層ネットワーク部1
1の重み値の学習のために用いられる学習信号(制御状
態量データと制御操作量データとの対を基本単位として
権威される)を格納するもの、22は学習信号提示部で
あって、学習信号格納部21から学習信号を読み出して
、その内の制御状態量データを階層ネットワーク部11
に提示するとともに、対をなすもう一方の制御操作量デ
ータを後述する重み値変更部30aと次に説明する学習
収束判定部23に提示するもの、23は学習収束判定部
であって、階層ネットワーク部11から出力されるII
JW操作量データと学習信号提示部22からの学習用の
制御操作量データとを受けて、階層ネットワーク部11
のデータ処理機能の誤差が許容範囲に入ったか否かを判
定して、その判定結果を学習信号提示部22に通知する
ものである。
30aは第1図の学習処理装置30に相当する重み値変
更部であって、学習信号提示部22からの学習用の制御
操作量データと階層ネットワーク部11からのネットワ
ーク出力データとを受けて、バック・プロパゲーシゴン
法に従って重み値の更新量を算出して重み値を更新して
いくことで、重み値を収束値にと収束させるべく学習す
るものである。
本発明の階層ネットワーク部11は、第1図でも説明し
たように、ファジィ制御ルールと同一構造をもつように
構造化された階層ネットワーク構造により権威されるこ
とになる。この本発明に特徴的な階層ネットワーク部1
1の説明に入る前に、−船釣に知られている階層ネット
ワーク権威データ処理装置の備える階層ネットワーク構
造(以下、公知の階層ネットワーク構造と称することに
する)について説明するとともに、重み値変更部30a
が実装する学習アルゴリズムであって、その公知の階層
ネットワーク構造の内部結合の重み値の値を決定する学
習アルゴリズムであるところのバック・プロパゲーシッ
ン法について詳述する。
公知の階層ネットワーク構造は、基本的には、基本ユニ
ットと呼ぶ一種のノードと、重み値を持つ内部結合とか
ら階層ネットワークを権威している。第3図に、基本ユ
ニット1の基本権威を示す。
この基本ユニットlは、多大カー出力系となっており、
複数の入力に対し夫々の内部結合の重み値を乗算する乗
夏処理部2と、それらの全乗算結果を加電する累算処理
部3と、この累算値に非線型の閾値処理を施して一つの
最終出力を出力する閾値処理部4とを備える。
h層を前段層としi層を後段層とすると、この累算処理
部3では下記の(1)式の演算を実行し、閾値処理部4
では下記の(2)式の演算を実行する。
X□−Σ7pkWih          (1)式y
 Pi −17(1+ exp(x pi十θi)) 
  (2)式但し、 h :h層のユニット番号 i :i層のユニット番号 P :入力信号のパターン番号 θ1 :i層の1番ユニットの閾値 W41:h−i層間の内部結合の重み値X□:h層の各
ユニットからi層の1番ユニットへの入力の積和 y□:P番目パターンの入力信号に対するh層の6番ユ
ニットからの出力 3’pijP番目パターンの入力信号に対するi層の1
番ユニットからの出力 そして、公知の階層ネットワーク構造部では、このよう
な構成の多数の基本ユニット1が、入力信号値をそのま
ま分配して出力する入カニニットl゛を入力層として、
第4図に示すように階層的に接続されることで階層ネッ
トワークを構成して、入カバターン(入力信号)を対応
する出カバターン(出カバターン)に変換するという並
列的なデータ処理機能を発揮することになる。
バック・プロパゲーシッン法では、階層ネットワークの
重み値Wlkと閾値θ直とを誤差のフィードバックによ
り適応的に自動調節して学習することになる。 (1)
(2)式から明らかなように、重み値W、1と閾値θゑ
との調節は同時に実行される必要があるが、この作業は
相互に干渉する難しい作業となる。そこで、本出願人は
、先に出願の「特願昭62−333484号(昭和62
年12月28日出願、“ネットワーク構成データ処理装
置”〉」で開示したように、入力側のh層に常に“1”
を出力するとともにその出力に対して閾値θ、を重み値
として割り付けるユニットを設けることで、閾値θ、を
重み値W1、の中に組み込んで閾値θ、を重み値として
扱うようにすることを提案した。このようにすることで
、上述の(1) (2)式は、 Xe=−Σ1tahWJh          (3)
式y pi = 1 / (1+exp(−x pi)
)    (4)式で表されることになる。
次に、この(3) (4)式の記述形式のものに従って
、バック・プロパゲーシッン法による重み値の学習処理
方式について説明する。ここで、この説明は、階層ネッ
トワーク部11が、第4図に示すh層−1層−j層とい
う3層構造の階層ネットワークをもつもので行う。
(3) (4)式からの類推によって次の(5) (6
)弐が得られる。すなわち、 XIIJ−Σy□W 、 、          (5
)式y ej= 1 / (1+exp(−x p=)
)    (6)式但し、 j :j層のユニット番号 W71:i−j層間の内部結合の重み値X□:i層の各
ユニットからj層の4番ユニットへの入力の積和 y□:p番目パターンの入力信号に対するJlの4番ユ
ニットからの出力 重み値変更部30aでは、学習用の入カバターンが提示
されたときに出力される出力層からの出カバターンy、
jと、その出カバターンy□のとるべき信号である教師
パターンde=(p番目パターンの入力信号に対するj
ljllユニットへの教師信号)とを受は取ると、先ず
最初に、出カバターンy、jと教師パターンdpjとの
差分値(d*j−y、j層を真出し、次に、 α□= 7ej(1−)’pj)(d□−y□)(7)
式 を冨出し、続いて、 6w、(t)=εΣαpj 3’ pi+ζΔWパ(t
−1)(8)式 %式%: : に従って、i層−j層間の重み値の更新量ΔW j 1
(1)を算出する。ここで、「ζΔW、(t−1)Jと
いう前回の更新サイクル時に決定された重み値の更新量
に係るものを加算するのは学習の高速化を図るためであ
る。
続いて、重み値変更部30aは、算出したα2、を用い
て、先ず最初に、 β□=y□(1−y□)Σα□WJi(t−1)(9)
式 を寡出し、次に、 ΔW、、(t)=、Σβp=Vta’+ζΔWtb(t
−1)(10)式 に従って、h層−1層間の重み値の更新量ΔW目(1)
を算出する。
続いて、重み値変更部30aは、この算出した更新量に
従って次の更新サイクルのための重み値w、、(t)−
W、(t−1)十ΔW、、(t)W=b(t) −Wt
h(t  1)+ΔWi(t)を決定していく方法を繰
り返していくことで、学習用の入カバターンが提示され
たときに出力される出力層からの出カバターンYejと
、その出カバターンy□のとるべき信号である教師パタ
ーンd□とが一敗することになる重み値Wj、、WA、
を学習するよう処理している。
そして、階層ネットワーク部11がg層−h層−1層−
j層という4層構造の階層ネットワークをもつときには
、重み値変更部30aは、先ず最初に、 T vab−F eb(1)’ tb)Σβ□Lb(t
−1)(11)式 を算出し、次に、 ΔW、、(t)−εΣT eb )’ e*十ζΔWh
、(t−1)(12)式 に従ってg層−り層間の重み値の更新量ΔWbw(t)
を算出するというように、前段側の眉間の重み値の更新
量ΔWを、出力側の後段から求まる値とネットワーク出
力データとを使いながら決定していくよう処理するので
ある。
ここで、基本ユニット1が閾値処理部4を備えない場合
には、上述の(7)式は、 αpj−(d□−y2、)(7)式 となり、上述の(9)式は、 β、i−Σα□Wj=(t−1)      (9)式
となり、上述の(11)式は、 Teh−ΣβpiWtb(t  1)     (11
)式次に、本発明に特徴的な階層ネットワーク部11に
ついて説明する。
第5図に、階層ネットワーク部11の一実施例を図示す
る0図中、1”は第4図に示した入カニニット、■は第
4図に示した基本ユニット、1aは前段に位置する2個
の基本ユニット1の出力値に重み値“l″及び“−1″
を乗じたものを入力とし、かつ閾値処理部4を備えない
基本ユニットlにより構威される減算器1a、lbは前
段に位置する複数の基本ユニット1の出力値に規定の重
み値を乗じたものを入力とし、かつ閾値処理部4を備え
ない基本ユニットlにより構威される真理値加算器、1
cは前段に位置する真理値加算器lbの出力値に規定の
重み値を乗じたものを入力とし、かつ閾値処理部4を備
えない基本ユニット1により構威される重心導出値算出
器である。
40は階層ネットワーク部11を構威する前件部真理値
算出層であって、入力される制御状態量を受は取るとと
もに、制御状態量についてのメンバーシップ関数の真理
値を算出するもの、41は階層ネットワーク部11を構
威するグレード値算出層であって、前件部真理値算出層
4oで算出された制御状態量についてのメンバーシップ
関数の真理値に対して割り付けられた関数変換処理を実
行することでグレード値を算出するもの、42は階層ネ
ットワーク部11を構威する後件部真理値処理層であっ
て、グレード値夏山層41で算出されたグレード値に基
づいて縮tJい拡大される制御操作量についてのメンバ
ーシップ関数の関数和ヲ夏山するもの、43は階層ネッ
トワーク部11を構威する重心導出値算出層であって、
ファジィ推論値である重心値を求めるときに用いられる
重心導出値を後件部真理値処理層42で算出された関数
和から算出するものである。
グレード値算出層41は、第1、図で説明した中間層に
対応するものであって、1つ又は複数の基本ユニット1
により構威されるルール層を層単位として1つ又は複数
段のルール層によりXI威されることになる。また、こ
の第5図の実施例では、前件部真理値算出層40が第1
図の入力層と算出層とを構威し、後件部真理値処理層4
2及び重心導出値算出層43が第1図の出力層を構成す
ることになる。
前件部真理値算出層40は、第5図に示すように、XI
という制御状態量についてのメンバーシップ関数SAに
より求められるXIの真理値といったように、入力され
る制御状態量がもつメンバーシップ関数の真理値を算出
する機能を実行する。
第6図及び第7図に、この前件部真理値算出層400機
能を実現するための一実施例を図示する。
第6図に示す実施例は、基本ユニット1より出力される
出力値y が、第6図(a)に示すように、 ω<0.θく0 であるときには、第8図に示す「温度が低い」というメ
ンバーシップ関数と類似する関数形状となり、また、 ω〉0.0〉0 であるときには、第8図に示す「温度が高い」というメ
ンバーシップ関数と類似する関数形状となることに着目
して、第6図(b)に示すように、この基本ユニット1
の入力に割り付けられる重み値ω及び閾値θを適切に設
定することで、第8図のr温度が低いJや「温度が高い
」という関数形状のメンバーシップ関数の真理値の算出
処理を実現するものを開示している。
また、第7図に示す実施例では、2つの基本ユニットl
より出力される出力値の差分値y1 +e x p  
(−ωzx+θ1)が、第7図(a)に示すように、第
8図の「温度が普通」というメンバーシップ関数と類似
する関数形状となることに着目して、第7図(b)に示
すように、2個の基本ユニット1と、この2個の基本ユ
ニット1の出力値の差分値を算出するよう処理する上述
の減軍器1aとを備えて、この2個の基本ユニツ)1の
入力に割り付けられる重み値ω、ω2及び閾値θ1.θ
2を適切にすることで、第8図の「温度が普通」という
関数形状のメンバーシップ関数の真理値の算出処理を実
現するものを開示している。
後件部真理値処理層42は、第5図に示すように、グレ
ード値軍出層41からYという制御操作量についてのメ
ンバーシップ関数SAやMMやLAに対応付けられるグ
レード値が出力されるので、このグレード値に従って同
一制御操作量に係る対応のメンバーシップ関数を縮小(
拡大のこともある)するとともに、その縮小したメンバ
ーシップ関数の関数和を算出する機能を実行する。第9
図に、この後件部真理値処理層42の機能を実現するた
めの一実施例を図示する。なお、第5図の実施例では、
制御操作量が1種類しかないもので開示しているが、パ
ルプの弁開度とヒータの加熱量といったように複数種類
ある場合には、夫々の縮小されるメンバーシップ関数の
関数和を算出するための機能が備えられることになる。
第9図に示す実施例は、第9図(a)に示すように、同
一のam操作量についてのメンバーシップ関数を細かく
等間隔に区画して各区画の真理値y!を特定し、次に、
第9図(b)に示すように、この特定された真理値y&
の個数分用意される上述する真理値加算器1bの入力(
グレード値夏山層41の最後段のルール層の基本ユニッ
ト1からの出力が与えられる)に重み値“y=”を割り
付けることで、後件部真理値処理層42の機能を実現す
るものを開示している。
重心導出値算出層43は、第5図に示すように、後件部
真理値処理層42から縮小された制御操作量についての
メンバーシップ関数の関数和が出力されるので、この関
数和図形の重心を求めるときに必要とされる2つの重心
導出値Y、Yχを算出する機能を実行する。第1O図に
、この重心導出値算出層44の機能を実現するための一
実施例を図示する。
ファジィ制御器では一般的に、下式に従って、同一制御
操作量についての縮小されたメンバーシップ関数の関数
和の図形の重心を求めることで、ファジィ推論値である
制御操作量を算出する方法を採っている。そこで、この
第1O図に示す実施例では、上述の重心導出値算出器1
cを2個用意して、後件部真理値処理層42の真理値加
算器lbとの間の内部結合の重み値として、一方の重心
導出値算出器1cに対しては、真理値加算器1bに対応
付けられる制御操作量の最小値を起点にして大きくなる
順に従い例えば0から1までの間で等間隔もって増加す
る重み値を割り付けるとともに、他方の重心導出値算出
器ICに対しては、真理値加算器1bに対応付けられる
制御操作量の最大値を起点にして小さくなる順に従い例
えば0から−1までの間で等間隔もって減少する重み値
を割り付けることで、2つの重心導出値Y、、Y、を算
出する処理を実現するものを開示している。なお、最終
的な重心値は、階層ネットワーク部11とは別に用意さ
れる演算手段に従いこの2個の重心導出値算出器1cの
出力値を使用して求められるよう槽底される。
すなわち、この槽底により、一方の重心導出値算出器I
Cは、例えば、真理値加算器1bが6ユニツトである場
合で説明するならば、 Y+=O’ cl+o、2 ・Cs+0.4 ’ Cs
+0.6・C4+0.8・Cs+1−C。
但し、C1は真理値加算器1bの出 力値を出力し、これに対して、他方の重心導出値算出器
1cは、 Y、−−1−C,−0,8・C,−0,6・C30,4
・C,−0,2・C7−〇・C4を出力するので、この
重心導出値算出器1eの出力値y、、ytを使用して、 Y+ Y= Y、−Y。
を計算すると、 I − C1+ Cz + C2+ Ca + Cs + Ch
というように、上述の(13〉式で説明した重心値が求
められることになる。
このように槽底される階層ネットワーク部11にあって
、前件部真理値算出層40の基本ユニット1及び減算器
1aとグレード値算出層41の最前段のルール層の基本
ユニット1との間と、グレード値算出層41の隣接する
ルール層の基本ユニット1間は相互に内部結合する構成
が採られることになる。なお、前件部真理値算出層40
における入カニニット1°と基本ユニット1との間は、
真理値の算出対象のメンバーシップ関数が例えば温度と
湿度とにより規定される不快指数のように異なる制御状
態量に関係する場合には、複数のものと内部結合する槽
底が採られる。
本発明では、このように槽底される階層ネットワーク部
11の内部結合の重み値の内の決定されていない重み値
を、制御対象から入手される実際の制御データを用いて
重み値変更部30aに従って学習していくよう処理する
ことになる。すなわち、オペレータは、前件部真理値算
出層40の基本ユニット1の各入力の内部結合に対して
、ファジィ制御ルール中に記述される制御状態量のメン
バーシップ関数の真理値を算出するための重み値及び闇
値を設定するとともに、後件部真理値処理層42の真理
値加算器ibの各入力の内部結合に対して、ファジィ制
御ルール中に記述される制御操作量のメンバーシップ関
数の関数パターンを表現するための重み値を設定すると
、グレード値算出層41の各基本ユニット1の各入力に
割り付けられる重み値を学習すべく、制御対象から入手
される実際の制御データ群を学習信号提示装置20の学
習信号格納部21に登録し、続いて、学習信号格納部′
120に対して、登録された制御データ群を階層ネット
ワーク部11及び重み値変更部30aに提示していくよ
う指示することで階層ネットワーク部11の重み値の学
習の実行を指示する。
学習信号提示装置20から学習用の制御状態量データを
受は取ると、階層ネットワーク部11の入カニニットl
゛は、この制御状態量データを前件部真理値算出層40
の対応する基本ユニット1に分配する。この制御状態量
データを受は取ると、前件部真理値算出層40の基本ユ
ニット1及び減算器1aは、上述の槽底に従って制御状
態量についてのメンバーシップ関数の真理値を算出して
、グレード値算出層41の最前段のルール層のすべての
基本ユニットlに対してその算出した真理値を出力する
。この真理値を受は取ると、グレード値算出層41の最
前段のルール層の基本ユニット1は、上述の(2)式に
従ってグレード値を算出して次段のルール層のすべての
基本ユニット1に対してその算出したグレード値を出力
する。以下、前段からのグレード値を受は取ると、グレ
ード値算出層41の各ルール層の基本ユニット1は、上
述の(2)式に従ってグレード値を算出して後段のルー
ル層のすべての基本ユニット1に対してその算出したグ
レード値を出力していくことで、後件部真理値処理層4
2に対してグレード値を出力するよう処理する。
そして、グレード値算出層41からのグレード値を受は
取ると、後件部真理値処理層42の真理値加算器1bは
、グレード値に従って縮小される制御操作量についての
メンバーシップ関数の関数和を算出して次段の重心導出
値算出層43の内部結合される重心導出値算出器1Cに
その算出した関数和を出力し、この関数和を受は取ると
、重心導出値算出層43の重心導出値算出器ICは、上
述した2つの重心導出値Y t 、 Y tを算出して
出力し、この出力を受けて図示しない演算手段が最終的
な出力である制御操作量データを算出して、重み値変更
部30a及び学習収束判定部23に出力する。
このようにして階層ネットワーク部11から制御操作量
データを受は取ると、重み値変更部30aは、上述の(
7)式に従ってα、iを算出して(8〉式に従って重心
導出値算出器1cと真理値加算器lbとの間の内部結合
の重み値の更新量を算出する。
この内部結合の重み値は固定的に設定されるべきもので
あることから、この算出された更新量に従って重み値を
更新する処理は行わない、なお、この学習処理の開始に
あたって、学習用の制御操作量データから教師信号とし
て用いられる上述の2つのY、、Y、を算出することが
要求されるが、この処理は、例えば、学習用の制御操作
量データ値を通る特定な傾きの直線と、後件部メンバー
シップ関数の左右の両端点上との交点に従って決定する
等の方法により実行されることになる。
続いて、重み値変更部30aは、この算出したα、jを
用いて、上述の(9)式に従ってβ。ムを算出して(l
O)式に従って真理値加算器1bとグレード値夏山層4
1の最後段のルール層の基本ユニット1との間の内部結
合の重み値の更新量を算出する。
この重み値は、制御操作量についてのメンバーシップ関
数をチューニングする場合には学習対象となることにな
るが、概略適切なメンバーシップ関数が求められている
場合には学習対象とするまでもないことから、この算出
された更新量に従って重み値を更新する処理を行わなく
てもよい。
続いて、重み値変更部30aは、この算出したβ、1を
用いて、上述の(11)式に従ってγ、を算出して(1
2)式に従ってグレード値算出層41の最後段のルール
層の基本ユニット1とその前段のルール層の基本ユニッ
ト1との間の内部結合の重み値の更新量を算出する。こ
の内部結合の重み値は学習対象となるものであることか
ら、重み値変更部30aは、この算出した更新量に従っ
て次の更新サイクルのための重み値を算出して重み値管
理部16aに格納する。
続いて、重み値変更部30aは、同様の処理に従って、
学習対象となるグレード値算出層41の隣接するルール
層の基本ユニット1間の内部結合の重み値の更新量を算
出し、この算出した更新量に従って次の更新サイクルの
ための重み値を算出して重み値管理部16aに格納して
いくとともに、学習対象となるグレード値算出層41の
最前段のルール層の基本ユニット1と前件部真理値算出
層40の基本ユニット1及び減算器1aとの間の内部結
合の重み値の更新量を算出し、この算出した更新量に従
って次の更新サイクルのための重み値を算出して重み値
管理部16aに格納する。
そして、重み変更部30aは、制御状態量のメンバーシ
ップ関数について概略適切なものが求められている場合
には、前件部真理値算出層40内の内部結合の重み値に
ついては学習対象とするまでもないことから、ここで、
重み値の更新処理を打ち切ることができる。
学習信号提示装置20の学習収束判定部23が重み値の
学習収束を判断しない場合には、学習信号提示部22か
ら同じ学習用の制御データ群の提示が再度実行されるこ
とになるので、重み値変更部30aは、上述の処理と同
一の手順を繰り返していくことで、グレード値算出層4
1の隣接するルール層の基本ユニット1間の内部結合の
重み値と、グレード値算出層41の最前段のルール層の
基本ユニット1と前件部真理値算出層40の基本ユニッ
トl及び減算器1aとの間の内部結合の重み値の更新処
理を続行する。なお、これらの内部結合の重み値の学習
開始時の初期値は、例えば乱数的に設定されることにな
る。
この学習処理により、学習用の制御データ群の関係付け
を規定するグレード値夏山層41の隣接するルール層の
基本ユニット1間の内部結合の重み値と、グレード値算
出層41の最前段のルール層の基本ユニットlと前件部
真理値算出層40の基本ユニット1及び減算器1aとの
間の内部結合の重み値とが求められることになるが、こ
の重み値は、階層ネットワーク部11が制御対象をファ
ジィ制御ルールに従って正確に制御できるものとならし
める重み値であることを表している。これから、この学
習された重み値を最終的に重み値管理部16aに登録し
ていくことで、階層ネットワーク部11を所望のファジ
ィ制御器として機能できるようになるのである。
また、この第5図の実施例では、グレード値算出層41
の各ルール層が1個の基本ユニット1に従ってグレード
値を求めるための関数演算処理(ルール演算処理)を実
行するものを開示したが、階層ネットワーク部11の中
の部分的な階層ネットワークを利用する方法に従ってグ
レード値を求めるように構成することも可能である。す
なわち、階層ネットワーク部11の中にルール演算を実
現するための基本ユニット群を確保して、この基本ユニ
ット群の内部結合の重み値に対して規定のルール演算を
実現すべく学習された固定的な値をセットすることでグ
レード値を求めるようにしてもよいのである。このよう
にすれば、ルール演算としてより複雑な演算機能を実現
できることになる。
なお、この第5図の実施例では、基本ユニット1の演算
処理として、(2)式で表されるシグモイド関数の変換
処理を施すものを開示したが、線型関数の変換処理やス
テップ関数の変換処理を施すもので実現することも可能
である。
階層ネットワーク部11のハードウェア部品による構成
方法としては、本出願人が出願した「特願昭63−21
6865号(昭和63年8月31日出出願“ネットワー
ク構成データ処理装置”)」で開示したものを用いるこ
とが可能である。
すなわち、基本ユニットlは、第12図に示すように、
入力スイッチ部7を介して入力される前段層からの出力
と重み値保持部8が保持する重み値とを乗算する乗算型
D/Aコンバータ2aと、乗纂型り/Aコンバータ2a
の出力値と前回の累算値とを加算して新たな累算値を算
出するアナログ加算器3aと、アナログ加算器3aの加
算結果を保持するサンプルホールド回路3bと、累算処
理が終了したときにサンプルホールド回路3bの保持デ
ータを非線形変換する非線型関数発生回路4aと、後段
層への出力となる非線型関数発生回路4aのアナログ信
号値をホールドする出力保持部5と、出力保持部5の保
持データを出力する出力スイッチ部6と、これらの各処
理部を制御する制御回路9とを備えることで実現される
。ここで、減算器1aや真理値加算器1bや重心導出値
算出器1cや平均値算出器1dについては、非線型関数
発生回路4aを介さずに、サンプルホールド回路3bの
保持データが出力保持部5に保持される構成が採られる
ことになる。
そして、階層ネットワーク部11は、この構成を採る基
本ユニット1が、第13図に示すように、1本の共通な
アナログバス70でもって電気的に接続される構成で実
現される。ここで、図中、71は基本ユニット1の重み
保持部8に重み値を与える重み出力回路、72は入カニ
ニットl”に対応する初期信号出力回路、73はデータ
転送の制御信号である同期制御信号を重み出力回路71
、初期信号出力回路72及び制御回路9に伝える同期制
御信号線、74は同期制御信号を送出する主制御回路で
ある。
この構成の階層ネットワーク部11おいて、主制御回路
74は、前段層の基本ユニットlを時系列的に順次選択
するとともに、この選択処理と同期させて、選択された
基本ユニッ)1の出力保持部5が保持する最終出力をア
ナログバス70を介して時分割の送信形式に従って後段
層の基本ユニット1の乗算型D/Aコンバータ2aに対
して出力するよう処理する。この入力を受は取ると、後
段層の基本ユニット1の乗算型D/Aコンバータ2aは
、対応する重み値を順次選択して入力値と重み値との乗
算処理を行い、アナログ加算器3aとサンプル水−ルド
回路3bとにより構成される累算処理部3はこの乗算値
を順次累算していく。
続いて、前段層の基本ユニット1に関してのすべての累
算処理が終了すると、主制御回路74は、後段層の基本
ユニット1の非線型関数発生回路4aを起動して最終出
力の算出を行い、出力保持部5がこの変換処理結果の最
終出力を保持するよう処理する。そして、主制御回路7
4は、この後段層を新たな前段層として次の後段層に対
して同様の処理を繰り返していくことで、入カバターン
に対応する出カバターンが出力されるべく処理するので
ある。
階層ネットワーク部11は、このようなハードウェア部
品による構成に依らずに、ソフトウェア手段により構成
することも可能である。このように構成すれば、制御状
態量についてのメンバーシップ関数の真理値をテーブル
手段等により正確に管理して、この管理するメンバーシ
ップ関数を検索することで前件部真理値算出層40の実
行する機能である制御状態量についてのメンバーシップ
関数の真理値の算出処理を実現できることになることか
ら、第8図で説明したような関数形状のメンバーシップ
関数に限られることがなくなる。そして、グレード値算
出層41のルール演算処理として基本ユニット1の演算
処理に拘束されることなくより複雑なものを採用するこ
とができるようになる。
図示実施例について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない0例えば、本出願人は、先に出願の「
特願昭63−227825号(昭和63年9月12日出
出願“ネットワーク構成データ処理装置の学習処理方式
勺」で、バック・プロパゲーション法の改良を図ってよ
り短時間で重み値の学習処理を実現できるようにする発
明を開示したが、本発明はこのような改良されたバック
・プロパゲーション法やバック・プロパゲーション法以
外の別の重み値の学習方式も利用することができるので
ある。そして、階層ネットワーク部11を構成する各ユ
ニットの演算処理の実現方法は本発明の本質をなすもの
ではないのであって、如何なる構成方法を採るものであ
ってもよいのである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、階層ネットワー
ク構造に従ってファジィ制御器を構築するようにしたも
のであることから、機械的な処理に従って所望の制御論
理を実行するファジィ制御器を構築できるようになる。
これから、オペレータにかかるファジィ制御ルールのチ
ューニングの負荷を大きく低減できることになる。そし
て、公知の階層ネットワーク構成データ処理装置の階層
ネットワーク構造をそのまま利用するのではなくて、フ
ァジィ制御ルールに適合する形式でもって構造化させた
ものを用いるように構成したことから、従来のファジィ
制御器との整合性も保てることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図、 第2図は本発明の一実施例、 第3図は基本ユニットの基本構成図、 第4図は階層ネットワークの基本構成図、第5図は階層
ネットワーク部の一実施例、第6図及び第7図は前件部
真理値算出層の一実施例、 第8図はメンバーシップ関数の説明図、第9図は後件部
真理値処理層の一実施例、第10図は重心導出値算出層
の一実施例、第11図は基本ユニットの一実施例、 第12図は階層ネットワーク部の一実施例である。 図中、1は基本ユニット、1°は入カニニット、2は乗
算処理部、3は累算処理部、4は閾値処理部、10は階
層ネットワーク構成ファジィ制御器、11は階層ネット
ワーク部、12は入カニニット、13は処理ユニット、
14はルールユニット、15は出力ユニット、16は内
部状態値管理部、20は学習信号提示装置、21は学習
信号格納部、22は学習信号提示部、23は学習収束判
定部、30は学習処理装置、40は前件部真理値算出層
、41はグレード値算出層、42は後件部真理値処理層
、43は重心導出値算出層、44は平均値算出層である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 階層ネットワーク部(11)に従ってファジィ制御ルー
    ルを実行することで、入力される制御状態量に対応する
    制御操作量を算出して出力する階層ネットワーク構成フ
    ァジィ制御器であって、 上記階層ネットワーク部(11)が、制御状態量を入力
    として、ファジィ制御ルールの前件部メンバーシップ関
    数の真理値を算出して出力する処理ユニット(13)の
    複数により構成される算出層と、前段層のルールユニッ
    ト(14)の出力するグレード値と該ルールユニット(
    14)との間の内部結合に割り付けられる内部状態値と
    の乗算値を入力として、割り付けられる演算に従ってグ
    レード値を算出して出力するルールユニット(14)の
    1つ又は複数により構成されるルール層を1つ又は複数
    段備えるとともに、隣接する前後段のルール層のルール
    ユニット(14)の間と、最前段のルール層のルールユ
    ニット(14)と上記算出層の処理ユニット(13)と
    の間で相互に内部結合する構成が採られる中間層と、 該中間層の最後段のルール層の対応するルールユニット
    (14)の出力するグレード値とファジィ制御ルールの
    後件部メンバーシップ関数とから制御操作量若しくはそ
    の対応値を算出して出力する出力ユニット(15)の1
    つ又は複数により構成される出力層とを備えるとともに
    、 上記内部状態値として、制御状態量が上記算出層に与え
    られるときに上記出力層から所望の制御操作量若しくは
    その対応値が出力されることになる値が設定されるよう
    構成されることを、 特徴とするネットワーク構成ファジィ制御器。
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JPH02292602A (ja) * 1989-05-02 1990-12-04 Nkk Corp 人工神経回路網型ファジィ制御装置
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