JPH03264642A - 鉄基高強度焼結体の製造方法 - Google Patents
鉄基高強度焼結体の製造方法Info
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- JPH03264642A JPH03264642A JP2064867A JP6486790A JPH03264642A JP H03264642 A JPH03264642 A JP H03264642A JP 2064867 A JP2064867 A JP 2064867A JP 6486790 A JP6486790 A JP 6486790A JP H03264642 A JPH03264642 A JP H03264642A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、粉末冶金による熱処理を施さず焼結密度が7
、0 Og7cm3以上で、焼結のままで引張強さが
100 Kgf/mm2以上の高強度を有する鉄基高強
度焼結体の製造方法に関する。
、0 Og7cm3以上で、焼結のままで引張強さが
100 Kgf/mm2以上の高強度を有する鉄基高強
度焼結体の製造方法に関する。
〈従来の技術〉
鉄系焼結材料は自動車部品などに多く利用されている。
最近、これらの部品に対し、高密度でかつ高強度が要
求されるようになってきた。 高強度化に対しては、特
開昭61−231102号公報で示されているように高
合金化、あるいは特開昭57−164901号公報で示
されているように合金組成の最適化がなされている。
以上の技術は高強度化にはきわめて有効であり、強度部
材への適用が可能である。 しかし、疲労特性からみた
場合、密度などが十分でない。 合金鋼粉焼結体の高密
度化に関しては特開昭61−44104号公報に開示さ
れているような焼結鍛造を利用する方法があるが、金型
寿命や製品形状の面から制約が多い。
求されるようになってきた。 高強度化に対しては、特
開昭61−231102号公報で示されているように高
合金化、あるいは特開昭57−164901号公報で示
されているように合金組成の最適化がなされている。
以上の技術は高強度化にはきわめて有効であり、強度部
材への適用が可能である。 しかし、疲労特性からみた
場合、密度などが十分でない。 合金鋼粉焼結体の高密
度化に関しては特開昭61−44104号公報に開示さ
れているような焼結鍛造を利用する方法があるが、金型
寿命や製品形状の面から制約が多い。
また、−度焼結した後、再度金型中て1回目の加圧と同
様に冷間中で加圧する2回加圧法は、焼結鍛造に比べて
金型寿命や製品形状の面での制約が少なく、実用的であ
る。 しかし、最終的な強度を得るため、2回目の加圧
・焼結後に熱処理を実施しなければならず、経済的でな
い。 一方、純鉄粉に合金元素を粉末の状態で混合する
場合は密度の点ではブリアロイ鋼粉より優れるが、添加
合金元素粉末の偏析が問題となりてくる。
様に冷間中で加圧する2回加圧法は、焼結鍛造に比べて
金型寿命や製品形状の面での制約が少なく、実用的であ
る。 しかし、最終的な強度を得るため、2回目の加圧
・焼結後に熱処理を実施しなければならず、経済的でな
い。 一方、純鉄粉に合金元素を粉末の状態で混合する
場合は密度の点ではブリアロイ鋼粉より優れるが、添加
合金元素粉末の偏析が問題となりてくる。
〈発明が解決しようとする課題〉
高強度は一般に合金元素の添加、熱処理による組成のマ
ルテンサイト化、析出強化などによフて達成される。
しかし、粉末冶金製品の場合には合金元素を過剰添加す
ると粉末の圧縮性を低下させ、焼結体の密度が増加しな
い。
ルテンサイト化、析出強化などによフて達成される。
しかし、粉末冶金製品の場合には合金元素を過剰添加す
ると粉末の圧縮性を低下させ、焼結体の密度が増加しな
い。
また、純鉄粉に合金元素を粉末の状態で混合する場合は
、添加合金元素粉末の偏析が問題となってくる。 粉末
冶金における焼結体の高強度化には焼入れ、焼もどし処
理を行い組織の制御を行うことがもっとも有効である。
、添加合金元素粉末の偏析が問題となってくる。 粉末
冶金における焼結体の高強度化には焼入れ、焼もどし処
理を行い組織の制御を行うことがもっとも有効である。
しかし、この処理は合金元素の添加とあいまフて効果
を発揮するものである。 そこで、本発明者らは焼結の
ままで組織制御を行い従来にない高密度、高強度の焼結
体の製造方法を開発した。
を発揮するものである。 そこで、本発明者らは焼結の
ままで組織制御を行い従来にない高密度、高強度の焼結
体の製造方法を開発した。
本発明は、このような鉄基高強度焼結体の製造方法を提
供することを目的としている。
供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉
上記目的を達成するために本発明の第1の態様によれば
、Cr : 0.5〜5.0wt%を含有する予合金鋼
粉粒子の表面に、 Cu : 0.1〜1.0wt%、Mo:0.5〜2.
0wt%およびW:0.05〜1.0wt%から選ばれ
る少なくとも1種とNi:0.5〜5.0wt%を、と
もに粒度45μm以下の粉を部分的に拡散付着させた合
金鋼粉で、 かつN i +Cu+Mo+W≦10.0wt%であり
、0.20wt%以下に制御した0を含み、残部はFe
および不可避的不純物よりなる粉末冶金合金鋼粉を用い
、 これに黒鉛を0.5〜1.2wt%混合して成形、焼結
することを特徴とする鉄基高強度焼結体の製造方法が提
供される。
、Cr : 0.5〜5.0wt%を含有する予合金鋼
粉粒子の表面に、 Cu : 0.1〜1.0wt%、Mo:0.5〜2.
0wt%およびW:0.05〜1.0wt%から選ばれ
る少なくとも1種とNi:0.5〜5.0wt%を、と
もに粒度45μm以下の粉を部分的に拡散付着させた合
金鋼粉で、 かつN i +Cu+Mo+W≦10.0wt%であり
、0.20wt%以下に制御した0を含み、残部はFe
および不可避的不純物よりなる粉末冶金合金鋼粉を用い
、 これに黒鉛を0.5〜1.2wt%混合して成形、焼結
することを特徴とする鉄基高強度焼結体の製造方法が提
供される。
また、本発明の第2の態様によれば、Cr二0.5〜5
.0wt%とV:0.01〜0.5wt%、Nb :
0.005〜0.1wt%およびB:0.001〜0.
01wt%から選ばれる少なくとも1種を含有する予合
金鋼粉粒子の表面に、 Cu : 0.1〜1.0wt%、Mo:0.5〜2.
0wt%およびW:0.05〜10wt%から選ばれる
少なくとも1種とNi:0.5〜5.0wt%を、とも
に粒度45μm以下の粉を部分的に拡散付着させた合金
鋼粉で、 かつN i +Cu+Mo+W≦10.0wt%であり
、0.20wt%以下に制御した0を含み、残部はFe
および不可避的不純物よりなる粉末冶金合金鋼粉を用い
、 これに黒鉛を05〜1.2wt%混合して成形、焼結す
ることを特徴とする鉄基高強度焼結体の製造方法が提供
される。
.0wt%とV:0.01〜0.5wt%、Nb :
0.005〜0.1wt%およびB:0.001〜0.
01wt%から選ばれる少なくとも1種を含有する予合
金鋼粉粒子の表面に、 Cu : 0.1〜1.0wt%、Mo:0.5〜2.
0wt%およびW:0.05〜10wt%から選ばれる
少なくとも1種とNi:0.5〜5.0wt%を、とも
に粒度45μm以下の粉を部分的に拡散付着させた合金
鋼粉で、 かつN i +Cu+Mo+W≦10.0wt%であり
、0.20wt%以下に制御した0を含み、残部はFe
および不可避的不純物よりなる粉末冶金合金鋼粉を用い
、 これに黒鉛を05〜1.2wt%混合して成形、焼結す
ることを特徴とする鉄基高強度焼結体の製造方法が提供
される。
ここで、前記焼結体の組織中に含まれるオーステナイト
相は、5〜20voJ2%であり、かつ塑性変形を与え
たときに前記オーステナイト相の85%以上がマルテン
サイト組織に変態するものであるのが好ましい。
相は、5〜20voJ2%であり、かつ塑性変形を与え
たときに前記オーステナイト相の85%以上がマルテン
サイト組織に変態するものであるのが好ましい。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明者らは、焼結体の高密度、高強度化について鋭意
研究した結果、用いる銅粉の組成および焼結体中のオー
ステナイト量が焼結体の高強度化に著しく影響すること
を見いだした。
研究した結果、用いる銅粉の組成および焼結体中のオー
ステナイト量が焼結体の高強度化に著しく影響すること
を見いだした。
本発明の第1の態様において、合金成分を上記の範囲に
限定した理由について説明する。
限定した理由について説明する。
本発明では、予合金成分および拡散により予合金鋼粉粒
子表面に付着させる(以下、複合合金化という)成分を
各々要求される機能から選択した。
子表面に付着させる(以下、複合合金化という)成分を
各々要求される機能から選択した。
すなわち、予合金成分としては、銅粉の圧縮性に与える
影響が少なく、かつ少量の添加で焼結体の焼入性を向上
させ、しかも比較的難還元性でその酸化物の水素還元が
困難なため、拡散付着によっては圧縮性を損なわずに複
合合金化するのが難しい成分が対象となるが、本発明で
はかかる成分としてCrを選択した。 Crは、焼入性
が高く、Niの2倍の焼入性を有しているので、焼結体
の強度を向上させるための主成分とした。 さらにこれ
を予合金化させることは、以下の点でもきわめて有益で
ある。
影響が少なく、かつ少量の添加で焼結体の焼入性を向上
させ、しかも比較的難還元性でその酸化物の水素還元が
困難なため、拡散付着によっては圧縮性を損なわずに複
合合金化するのが難しい成分が対象となるが、本発明で
はかかる成分としてCrを選択した。 Crは、焼入性
が高く、Niの2倍の焼入性を有しているので、焼結体
の強度を向上させるための主成分とした。 さらにこれ
を予合金化させることは、以下の点でもきわめて有益で
ある。
すなわち
(1)予合金化により焼結鋼組織の均一性が向上する。
(2)Crは鉄中に予合金化されることにより、その活
量が低下するため、耐酸化性が向上し、Crより易還元
性の元素の酸化物の複合合金化が可能となる。
量が低下するため、耐酸化性が向上し、Crより易還元
性の元素の酸化物の複合合金化が可能となる。
(3)Crは少量で焼入性が向上するため、添加量が低
減でき、銅粉の圧縮性を低下させることが少ない。
減でき、銅粉の圧縮性を低下させることが少ない。
(4)CrはNiに比へて安価であり経済性に優れてい
る。
る。
Cr添加量の上限については、易還元性酸化物の複合合
金化による複合合金化後の鋼粉○量の上限および圧縮性
を考慮して5.0wt%(以下、単に%で示す)とした
。 一方、下限は上記のCr添加効果が得られる0、5
%とした。
金化による複合合金化後の鋼粉○量の上限および圧縮性
を考慮して5.0wt%(以下、単に%で示す)とした
。 一方、下限は上記のCr添加効果が得られる0、5
%とした。
上述の予合金鋼粉粒子の粒子表面に複合合金化される合
金成分としてNi、CulMo、Wを選択した理由は以
下の通りである。 これらの元素はいずれも、鋼粉粒子
への付着によって、圧縮性を損なわずに、複合合金化か
でき、焼結体の高強度化に有効な元素である。
金成分としてNi、CulMo、Wを選択した理由は以
下の通りである。 これらの元素はいずれも、鋼粉粒子
への付着によって、圧縮性を損なわずに、複合合金化か
でき、焼結体の高強度化に有効な元素である。
すなわち、N1はその添加により鉄粉の焼結性を向上さ
せるのに加えて、焼結鋼の強度・靭性の向上に著しい効
果を発揮する。 さらに、Niはオーステナイト相の生
成元素であり、延性を向上させる。 しかしながら添加
量が0.5%に満たないと固溶強化および焼入性向上に
よる高強度化、オーステナイト相による延性向上効果お
よびマトリックスの靭性改善効果が得られない。 一方
、5.0%を越えて過度に添加されると過剰なオーステ
ナイト相が生成し、強度低下が生じる。 よって、05
〜5.0%の範囲に限定した。
せるのに加えて、焼結鋼の強度・靭性の向上に著しい効
果を発揮する。 さらに、Niはオーステナイト相の生
成元素であり、延性を向上させる。 しかしながら添加
量が0.5%に満たないと固溶強化および焼入性向上に
よる高強度化、オーステナイト相による延性向上効果お
よびマトリックスの靭性改善効果が得られない。 一方
、5.0%を越えて過度に添加されると過剰なオーステ
ナイト相が生成し、強度低下が生じる。 よって、05
〜5.0%の範囲に限定した。
Cuは、添加効果が表れる0、1%を下限、方圧縮性が
損なわれない1.0%を上限とし、0.1〜10%の範
囲とする。
損なわれない1.0%を上限とし、0.1〜10%の範
囲とする。
Moは、焼結体の焼入性を向上させる。 しかし、MO
は、添加量0.5%に満たないとその添加効果に乏しく
、一方2.0%を越えて過度に添加されると、機械的特
性を劣化させるのて、0.5〜2.0%の範囲で添加す
るものとした。
は、添加量0.5%に満たないとその添加効果に乏しく
、一方2.0%を越えて過度に添加されると、機械的特
性を劣化させるのて、0.5〜2.0%の範囲で添加す
るものとした。
Wも、Moと同様の効果があり、焼結体の焼入性を高め
るのに有効に寄与する。 しかしながら添加量か0.0
5%に満たないとその添加効果に乏しく、一方1.0%
を越えると圧縮性が阻害されるので、005〜1.0%
の範囲で添加するものとした。
るのに有効に寄与する。 しかしながら添加量か0.0
5%に満たないとその添加効果に乏しく、一方1.0%
を越えると圧縮性が阻害されるので、005〜1.0%
の範囲で添加するものとした。
ここに、各々単独使用でも焼結鋼特性を向上させる働き
を有するが、オーステナイト生成元素であるNiを必ず
添加し、Mo、Cu、Wのうち少なくとも1種以上組み
合わせて添加すると、その働きが一層高められる。
しかしながら、過度の添加は、銅粉製造時に複合成分間
の反応が起こり、化合物を生成し圧縮性が低下するため
、これらの合計量(N i +Cu+Mo+W)は10
.0%以下にすることが肝要である。
を有するが、オーステナイト生成元素であるNiを必ず
添加し、Mo、Cu、Wのうち少なくとも1種以上組み
合わせて添加すると、その働きが一層高められる。
しかしながら、過度の添加は、銅粉製造時に複合成分間
の反応が起こり、化合物を生成し圧縮性が低下するため
、これらの合計量(N i +Cu+Mo+W)は10
.0%以下にすることが肝要である。
なお鋼粉O量は銅粉の圧縮性を低下させる作用があるた
め、その混入は極力低減することが望ましいが、020
%以下で許容できる。
め、その混入は極力低減することが望ましいが、020
%以下で許容できる。
1
上記複合合金鋼粉を用いることにより、焼結体の高密度
化は達成できる。 また、銅粉かCrを含有しているた
め、焼入性が優れ、黒鉛添加にともない焼結のみでマル
テンサイト組織が得られ、高強度焼結体となる。 黒鉛
添加量が0.5%に満たないと焼結体組織にフェライト
が存在し強度が得られない。 一方、1.2%を越える
とマルテンサイト変態開始温度が室温以下となり多量の
オーステナイトが残留するため強度を低下させるので、
0.5〜1.2%の範囲に限定した。
化は達成できる。 また、銅粉かCrを含有しているた
め、焼入性が優れ、黒鉛添加にともない焼結のみでマル
テンサイト組織が得られ、高強度焼結体となる。 黒鉛
添加量が0.5%に満たないと焼結体組織にフェライト
が存在し強度が得られない。 一方、1.2%を越える
とマルテンサイト変態開始温度が室温以下となり多量の
オーステナイトが残留するため強度を低下させるので、
0.5〜1.2%の範囲に限定した。
予合金鋼粉表面に拡散付着させたNiなとの作用により
、残留オーステナイトも同時に焼結体中に存在する。
しかし、焼結体に塑性変形を与えることによフてマルテ
ンサイトに変態(以下、この変態により生ずるマルテン
サイトをひずみ言秀起マルテンサイトとし)う)するこ
とで、さらに高強度が得られる。
、残留オーステナイトも同時に焼結体中に存在する。
しかし、焼結体に塑性変形を与えることによフてマルテ
ンサイトに変態(以下、この変態により生ずるマルテン
サイトをひずみ言秀起マルテンサイトとし)う)するこ
とで、さらに高強度が得られる。
本発明は、圧縮性、焼入性の優れた複合合金鋼粉を用い
た焼結体で、マルテンサイトを主体2 とする組織中に含まれるオーステナイト相が5〜20v
ou%であり、かつ塑性変形を与えたときに、上記オー
ステナイト相の85%以上がマルテンサイト組織に変態
することを特徴とする。
た焼結体で、マルテンサイトを主体2 とする組織中に含まれるオーステナイト相が5〜20v
ou%であり、かつ塑性変形を与えたときに、上記オー
ステナイト相の85%以上がマルテンサイト組織に変態
することを特徴とする。
焼結体中のオーステナイト量の制御は、本発明の特徴の
1つである。 オーステナイト量が5%未満では、全量
がひずみ誘起マルテンサイト変態しても高強度にならな
い。 一方、20%を越えると塑性変形時にマルテンサ
イトに変態する比率が少なくなるので、結果的に高強度
が得られない。 なお、焼結体中のオーステナイト量を
5〜20%に制御する方法としては、黒鉛添加量と複合
合金化元素量を変化させてマルテンサイト変態開始温度
を制御することにより達成できる。 つぎに、引張また
は圧縮応力が負荷されたときに、オーステナイトは全量
の85%以上がマルテンサイトにひずみ誘起変態する必
要がある。 変態する量が85%未満であると残留した
オーステナイトのために高強度は得られない。
1つである。 オーステナイト量が5%未満では、全量
がひずみ誘起マルテンサイト変態しても高強度にならな
い。 一方、20%を越えると塑性変形時にマルテンサ
イトに変態する比率が少なくなるので、結果的に高強度
が得られない。 なお、焼結体中のオーステナイト量を
5〜20%に制御する方法としては、黒鉛添加量と複合
合金化元素量を変化させてマルテンサイト変態開始温度
を制御することにより達成できる。 つぎに、引張また
は圧縮応力が負荷されたときに、オーステナイトは全量
の85%以上がマルテンサイトにひずみ誘起変態する必
要がある。 変態する量が85%未満であると残留した
オーステナイトのために高強度は得られない。
複合合金法により予合金鋼粉粒子の粒子表面に部分的に
拡散付着させる成分はCu、M。
拡散付着させる成分はCu、M。
およびWのうちから選んた少なくとも1種とNiとし、
その成分は粒度(平均粒径3〜10μm)45μm以下
の微粉を用いる。 複合合金化成分粒子が45μmを越
える粗粒てあれはオーステナイトが安定となりマルテン
サイトに変態しにくくなり高強度が得られない。
その成分は粒度(平均粒径3〜10μm)45μm以下
の微粉を用いる。 複合合金化成分粒子が45μmを越
える粗粒てあれはオーステナイトが安定となりマルテン
サイトに変態しにくくなり高強度が得られない。
本発明の製造方法により、焼結体のままで焼結密度が7
、 OOg/cm3以上で、かつ引張強さが100
Kgf/mm2以上の高強度を有する鉄基高強度焼結体
を得ることができる。
、 OOg/cm3以上で、かつ引張強さが100
Kgf/mm2以上の高強度を有する鉄基高強度焼結体
を得ることができる。
つぎに、本発明の第2の態様について説明するが、前記
第1の態様と説明が重複する部分の説明は省略する。
第1の態様と説明が重複する部分の説明は省略する。
予合金成分としては、ざらにCrに加えて、同様にその
酸化物の水素還元か困難なため複合合金化が難しく、し
かも少量の添加てCrの働きを一層高める合金元素とし
てV、Nb、Bがある。 種々検討の結果、添加量は以
下のように限定した。
酸化物の水素還元か困難なため複合合金化が難しく、し
かも少量の添加てCrの働きを一層高める合金元素とし
てV、Nb、Bがある。 種々検討の結果、添加量は以
下のように限定した。
■は、焼入性の向上に効果かある。 しかし、その添加
量が0.01%に満たないとその効果に乏しく、一方0
.5%を越えると、逆に焼入性が低下するため、0.0
1〜0.5%の範囲に限定した。
量が0.01%に満たないとその効果に乏しく、一方0
.5%を越えると、逆に焼入性が低下するため、0.0
1〜0.5%の範囲に限定した。
Nbは、結晶粒を微細化する効果を有し、焼結体の強度
、靭性の向上に寄与する。 しかし、添加量が0.00
5%に満たないとその添加効果に乏しく、一方0.1%
を越えるとむしろ靭性を低下させるので、0005〜0
.1%の範囲に限定した。
、靭性の向上に寄与する。 しかし、添加量が0.00
5%に満たないとその添加効果に乏しく、一方0.1%
を越えるとむしろ靭性を低下させるので、0005〜0
.1%の範囲に限定した。
Bは、焼結鋼の焼入性を高めるのに有効に寄与するが、
添加量が0.001%に満たないと添加効果に乏しく、
一方0.01%を越えると靭性が劣化するため0.00
1〜0.01%の範囲に限定した。
添加量が0.001%に満たないと添加効果に乏しく、
一方0.01%を越えると靭性が劣化するため0.00
1〜0.01%の範囲に限定した。
焼結は、各鋼粉に粉末冶金用黒鉛と潤滑材のステアリン
酸亜鉛を混合した後成形体を作製5 し、1250℃で6Qmin間行えばよい。
酸亜鉛を混合した後成形体を作製5 し、1250℃で6Qmin間行えばよい。
そのときの雰囲気は、75%N2−25%H2雰囲気を
用いれはよい。
用いれはよい。
上記のようにV、Nb、Bの添加量を限定することによ
り、Crの働きを一層高めることかできる。
り、Crの働きを一層高めることかできる。
〈実施例〉
以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1)
Crを0.3〜5.8%の範囲で含有する水アトマイズ
鋼粉、ならびにCr:0.3〜5.8%の他V+CI
No、s%、Nb:0〜0.15%、B O〜0015
のうちから選んだ少なくとも1f!1を含有する水アト
マイズ鋼粉を、各々0.01Torrの減圧雰囲気中で
1150℃、240m1n間焼鈍し、鋼粉中のCで水ア
トマイズ鋼粉表面の酸化物を除去した後、通常の粉末冶
金用鋼粉製造に用いられる6 解砕・ふるい分は操作を経て、種々のCr含有鋼粉を得
た。
鋼粉、ならびにCr:0.3〜5.8%の他V+CI
No、s%、Nb:0〜0.15%、B O〜0015
のうちから選んだ少なくとも1f!1を含有する水アト
マイズ鋼粉を、各々0.01Torrの減圧雰囲気中で
1150℃、240m1n間焼鈍し、鋼粉中のCで水ア
トマイズ鋼粉表面の酸化物を除去した後、通常の粉末冶
金用鋼粉製造に用いられる6 解砕・ふるい分は操作を経て、種々のCr含有鋼粉を得
た。
つぎにかかる銅粉に、Ni金属粉末、Cu金属粉末を最
終鋼粉中にNi :O〜5.8%、Cu:O〜15%に
なるように、またMo酸化物粉末、W酸化物粉末を最終
鋼粉中にM。
終鋼粉中にNi :O〜5.8%、Cu:O〜15%に
なるように、またMo酸化物粉末、W酸化物粉末を最終
鋼粉中にM。
O〜25%、W:0〜15%になるように、種々の組合
せで混合した後、Ni、CuMo、Wを予合金鋼粉粒子
表面に部分的に拡散付着させるため、複合合金化処理を
施した。
せで混合した後、Ni、CuMo、Wを予合金鋼粉粒子
表面に部分的に拡散付着させるため、複合合金化処理を
施した。
複合合金化処理は、水素霊囲気(露点−30℃)中て7
50℃、50m1 n間知熱する条件で実施した。
50℃、50m1 n間知熱する条件で実施した。
このような複合合金化処理後、解砕・ふるい分は操作を
施して、種々の成分組成になる合金鋼粉を得た。
施して、種々の成分組成になる合金鋼粉を得た。
その後、各鋼粉は粉末冶金用黒鉛を0.9%および潤滑
剤のステアリン酸亜鉛を1%混合した後、圧カフ t/
cm2で引張試験片に成形した。
剤のステアリン酸亜鉛を1%混合した後、圧カフ t/
cm2で引張試験片に成形した。
この圧粉体を75%N、−25%H2雰囲気で1250
℃、60m1n間焼結を施した。
℃、60m1n間焼結を施した。
焼結後の冷却速度は17℃/minとした。
表1に、実施例1〜18、比較例1〜13の焼結密度、
焼結体中の試験前のオーステナイト量、試験後のオース
テナイト量および引張強さについて調べた結果を示す。
焼結体中の試験前のオーステナイト量、試験後のオース
テナイト量および引張強さについて調べた結果を示す。
本発明例1〜3はいずれも高強度が得られた。 比較例
1はCr含有量が03%とCr含有量下限の0.5%を
下回ったため、焼入性が向上せず、強度が得られなかっ
た。 比較例2はCr含有量が58%とCr含有量上限
の5.0%を越えるため、Crの固溶硬化の影響で圧縮
性が低下した。 比較例3.4はプリアロイ鋼粉である
ため、焼結密度が実施例に比べて低く、また、残留オー
ステナイトが存在しないか、または存在しても安定なた
め、強度が得られなかった。
1はCr含有量が03%とCr含有量下限の0.5%を
下回ったため、焼入性が向上せず、強度が得られなかっ
た。 比較例2はCr含有量が58%とCr含有量上限
の5.0%を越えるため、Crの固溶硬化の影響で圧縮
性が低下した。 比較例3.4はプリアロイ鋼粉である
ため、焼結密度が実施例に比べて低く、また、残留オー
ステナイトが存在しないか、または存在しても安定なた
め、強度が得られなかった。
本発明例4〜18、比較例5〜13において、本発明例
4〜18は、いずれも含有量がこの発明の適正範囲内を
満足しているため高強度が得られ、範囲外の比較例5〜
13は比較例1〜4と同様の理由で強度か低下した。
4〜18は、いずれも含有量がこの発明の適正範囲内を
満足しているため高強度が得られ、範囲外の比較例5〜
13は比較例1〜4と同様の理由で強度か低下した。
(実施例2)
実施例1と同様に黒鉛を0.3〜1.5重量%を添加・
混合し、焼結体を作製した後、引張試験に供した。 実
験に用いた合金鋼粉の化学組成は3%Cr−2%Ni−
1%Moで、試験前のオーステナイト量と試験後のオー
ステナイト量および引張強さを表2に示す。
混合し、焼結体を作製した後、引張試験に供した。 実
験に用いた合金鋼粉の化学組成は3%Cr−2%Ni−
1%Moで、試験前のオーステナイト量と試験後のオー
ステナイト量および引張強さを表2に示す。
本発明例19〜22は本発明において限定された範囲の
オーステナイト量において、塑性変形を付与した後、そ
の85vOρ%以上が変態し、・優れた特性を有してい
ることがわかる。
オーステナイト量において、塑性変形を付与した後、そ
の85vOρ%以上が変態し、・優れた特性を有してい
ることがわかる。
(実施例3)
45μm以下と45μm超の粒度の異なる2種類のNi
金属粉末を用いて3%Cr−2%Ni−1%MO合金鋼
粉を実施例1と同様に製造した。
金属粉末を用いて3%Cr−2%Ni−1%MO合金鋼
粉を実施例1と同様に製造した。
その後、各銅粉は粉末冶金用黒鉛を0.9%および潤滑
剤のステアリン酸亜鉛を1%混合し9 た後、圧カフ t/cm2 で引張試験片に成形した
。
剤のステアリン酸亜鉛を1%混合し9 た後、圧カフ t/cm2 で引張試験片に成形した
。
この圧粉体を75%N2−25%H2雰囲気で1250
℃、60m1n間の焼結を施した。
℃、60m1n間の焼結を施した。
焼結後の冷却速度は17℃/分とした。
表3に引張試験前のオーステナイト量と試験後のオース
テナイト量および引張強さを示す。
テナイト量および引張強さを示す。
45μm超のNi金属粉末を用いると、オステナイトが
安定となり、ひずみ話起変態を起こさず高強度が得られ
なかった。
安定となり、ひずみ話起変態を起こさず高強度が得られ
なかった。
すなわち、45μm超のNi金属粉末を用いた比較例1
6は残留オーステナイトの変態率が6885%と低いた
め高強度が得られないのに対し、45μm以下のNi金
属粉末を用いた本発明例23は変態率が89.0%と高
いため弓張強さが130 、 3 Kgf/mm2とい
う高強度の焼結体を得ることかてきた。
6は残留オーステナイトの変態率が6885%と低いた
め高強度が得られないのに対し、45μm以下のNi金
属粉末を用いた本発明例23は変態率が89.0%と高
いため弓張強さが130 、 3 Kgf/mm2とい
う高強度の焼結体を得ることかてきた。
0
24
〈発明の効果〉
本発明は、以上説明したように構成されているので、オ
ーステナイト第2相を、応力負荷時にマルテンサイトへ
ひずみ誘起変態させる現象を利用して、焼結のままで従
来にない高密度、高強度を有する焼結体を製造すること
が可能となり、焼結部品の用途をさらに拡大することか
できた。
ーステナイト第2相を、応力負荷時にマルテンサイトへ
ひずみ誘起変態させる現象を利用して、焼結のままで従
来にない高密度、高強度を有する焼結体を製造すること
が可能となり、焼結部品の用途をさらに拡大することか
できた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)Cr:0.5〜5.0wt%を含有する予合金鋼
粉粒子の表面に、 Cu:0.1〜1.0wt%、Mo:0.5〜2.0w
t%およびW:0.05〜1.0wt%から選ばれる少
なくとも1種とNi:0.5〜5.0wt%を、ともに
粒度45μm以下の粉を部分的に拡散付着させた合金鋼
粉で、 かつNi+Cu+Mo+W≦10.0wt%であり、0
.20wt%以下に制御したOを含み、残部はFeおよ
び不可避的不純物よりなる粉末冶金合金鋼粉を用い、 これに黒鉛を0.5〜1.2wt%混合して成形、焼結
することを特徴とする鉄基高強度焼結体の製造方法。 (2)前記焼結体の組織中に含まれるオーステナイト相
は、5〜20vol%であり、かつ塑性変形を与えたと
きに前記オーステナイト相の85%以上がマルテンサイ
ト組織に変態するものである請求項1記載の鉄基高強度
焼結体の製造方法。 (3)Cr:0.5〜5.0wt%とV: 0.01〜0.5wt%、Nb:0.005〜0.1w
t%およびB:0.001〜0.01wt%から選ばれ
る少なくとも1種を含有する予合金鋼粉粒子の表面に、 Cu:0.1〜1.0wt%、Mo:0.5〜2.0w
t%およびW:0.05〜1.0wt%から選ばれる少
なくとも1種とNi:0.5〜5.0wt%を、ともに
粒度45μm以下の粉を部分的に拡散付着させた合金鋼
粉で、 かつNi+Cu+Mo+W≦10.0wt%であり、0
.20wt%以下に制御したOを含み、残部はFeおよ
び不可避的不純物よりなる粉末冶金合金鋼粉を用い、 これに黒鉛を0.5〜1.2wt%混合して成形、焼結
することを特徴とする鉄基高強度焼結体の製造方法。 (4)前記焼結体の組織中に含まれるオーステナイト相
は、5〜20vol%であり、かつ塑性変形を与えたと
きに前記オーステナイト相の85%以上がマルテンサイ
ト組織に変態するものである請求項3記載の鉄基高強度
焼結体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2064867A JPH03264642A (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 鉄基高強度焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2064867A JPH03264642A (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 鉄基高強度焼結体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03264642A true JPH03264642A (ja) | 1991-11-25 |
Family
ID=13270534
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2064867A Pending JPH03264642A (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 鉄基高強度焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03264642A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003042422A1 (en) * | 2001-05-18 | 2003-05-22 | Höganäs Ab | Metal powder for thermal coating of substrates |
| US6756083B2 (en) | 2001-05-18 | 2004-06-29 | Höganäs Ab | Method of coating substrate with thermal sprayed metal powder |
| CN102029386A (zh) * | 2010-12-06 | 2011-04-27 | 中南大学 | 一种高硬度粉末冶金低合金钢 |
-
1990
- 1990-03-14 JP JP2064867A patent/JPH03264642A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003042422A1 (en) * | 2001-05-18 | 2003-05-22 | Höganäs Ab | Metal powder for thermal coating of substrates |
| US6756083B2 (en) | 2001-05-18 | 2004-06-29 | Höganäs Ab | Method of coating substrate with thermal sprayed metal powder |
| CN102029386A (zh) * | 2010-12-06 | 2011-04-27 | 中南大学 | 一种高硬度粉末冶金低合金钢 |
| CN102029386B (zh) | 2010-12-06 | 2012-12-12 | 中南大学 | 一种高硬度粉末冶金低合金钢 |
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