JPH0326784Y2 - - Google Patents

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JPH0326784Y2
JPH0326784Y2 JP1984176051U JP17605184U JPH0326784Y2 JP H0326784 Y2 JPH0326784 Y2 JP H0326784Y2 JP 1984176051 U JP1984176051 U JP 1984176051U JP 17605184 U JP17605184 U JP 17605184U JP H0326784 Y2 JPH0326784 Y2 JP H0326784Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、交流電動機に係り、特に該交流電動
機の漏電防止構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図及び第4図は交流電動機としてもつとも
一般的な誘導電動機の従来例を示す全体及び一部
断面図である。第3図において、1は回転子2を
備えた出力軸であり、上記出力軸1は軸受3を有
するブラケツト4a,4bにより軸支されてい
る。5は上記ブラケツト4a,4b間に設けられ
た筒状のフレームであり、その両端部は上記ブラ
ケツト4a,4bにより被れ、内周側には鉄心6
a及び巻線6bから成る固定子6が上記回転子2
に対向して固定されている。上記回転子2と固定
子6とで電動部62を構成する。なお、上記フレ
ーム5は固定子6の発熱を外部に放熱するために
熱伝導度の良いアルミ合金等で作られ、更に外周
側に放熱用の多数のフイン7が半径方向に突出す
る如く形成されている。一方、8は電磁ブレーキ
であり、該電磁ブレーキ8はブラケツト4bに一
端が固定され、他端にブレーキライニング9が取
付けられた電磁石10と出力軸1に連動し、バネ
11に抗して上記電磁石10に対向する磁性体で
形成されたブレーキ板12より成る。又、13は
上記ブレーキ板12同様出力軸1に連動し、電動
機駆動とともに回転して矢印方向に送風する冷却
フアンである。なお、14は上記電磁ブレーキ8
及び冷却フアン13を被う電動機カバーである。
一方、第4図は固定子6のスロツト部を示す断
面図であり、ケイ素鋼板等を積層して成る鉄心6
aには内周側に開口する多数のスロツト6cが形
成されており、巻線6bはスロツトセル(絶縁
材)6dを介してこのスロツト6c内に納めら
れ、スロツトウエツジ(くさび)6eにより開口
が塞がれている。
以上のように構成された誘導電動機は一般に第
5図に示すようなインバータ装置により可変電圧
可変周波数電力が供給されて変速運転される。す
なわち、3相交流の商用電源15からの定電圧定
周波数電力がコンバータ16により整流され、更
に平滑コンデンサ17を経て直流電力に変換され
る。上記直流電力は例えばPWM(パルス幅変調
(制御方式のインバータ18において、三角波キ
ヤリアが振幅周波数の制御された基準正弦波によ
りパルス幅変調されたゲート信号によつて、各相
に対応して設けられたスイツチングトランジスタ
がオン・オフ制御されることにより、可変電圧可
変周波数電力に変換されて誘導電動機19の固定
子巻線6bに供給される。なお、キヤリア周波数
は、パルス状に出力されるインバータ出力をでき
るだけ正弦波に近づけるため上記基準正弦波、す
なわちインバータ17の出力周波数より十分に高
い周波数が用いられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、この種の電動機においては、一般に
第4図に示す固定子6のスロツト部において鉄心
6aと巻線6bとで形成される静電容量Csを介
して巻線6bから鉄心6aを介してフレーム5に
I=2πf・Cs・Vで示される大きさの漏洩電流I
が生じる。なお、f及びVは巻線6bに供給され
るインバータ出力の周波数及び電圧を示す。ここ
で、該電動機をPWM型インバータで駆動した場
合には、キヤリア周波数を例えば2KHzとすると
上式のfは通常の60Hzないし50Hzに較べ33〜40倍
に達し、漏洩電流も通常の33〜40倍となる。イン
バータ出力を正弦波に近づけるためキヤリア周波
数を10KHz等に上げると漏洩働流Iは更に増大す
る。しかしながら、前記従来の誘導電動機にあつ
ては、該電動機の外被、すなわちフレーム5ある
いはフイン7等に手を触れたりすると、上記フレ
ーム5、フイン7等は良導電材で形成されている
ため第6図に示すように固定子6内の静電容量
Cs及び人体を介して大きな漏洩電流Iが流れる
という問題点を有していた。むろん、電動機の外
被がアースされていれば手で触れても問題ない
が、漏洩電流Iが通常の場合よりも非常に大きい
ので漏電ブレーカが使えなかつたり、単相電源を
使用した場合にはアースの基準がない等によりア
ースされないことが多い。特に、人が近くで作業
する工業用ミシン等でこのような電動機を使用
し、アースを取り忘れた場合には非常に危険であ
つた。
本考案は、係る問題点を解決するためになされ
たもので、PWM型インバータで駆動しても、把
体が触れた際に大きな漏洩電流が流れることのな
い交流電動機を得ることを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る交流電動機は、フレームより離間
して当該フレームの外周を被う電動部カバーを構
成する遮蔽部材と、この遮蔽部材と上記固定子間
を絶縁する絶縁部材とを備えたものである。
〔作用〕
本考案においては、絶縁部材により、固定子
と、人体が触れる可能性のある電動部カバーを構
成する遮蔽部材ととは絶縁されるので、固定子内
の静電容量により生じた漏洩電流は電気的に遮断
され、電動部カバーに人体が触れても漏洩電流が
流れない。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図及び第2図に示す実施例
にもとづき説明する。なお、上記従来例と同一又
は相当部分には同一符号を用い、その説明は省略
する。第1図は本考案による誘導電動機の一実施
例を示す断面図であり、同図において、20a,
20bは本実施例におけるブラケツトで、該ブラ
ケツト20a,20bにはフレーム5に設けられ
たフイン7の両端側に開口する孔21a,21b
を有し、上記フイン7に離間して、その外周を被
う如く設けられたアルミ合金等からなる遮蔽部材
22a,22bが一体となつて形成され、電動部
カバー22aを構成している。又、フレーム5の
両端の上記ブラケツト20a,20bとの間には
絶縁部材23a,23bが設けられている。一
方、24は本実施例により設けられた冷却フアン
であり、出力軸1に連動する板バネ24aに磁性
体でブレーキ板25と一体に形成された羽根24
bが取付けられて構成され、上記ブレーキ板25
にコルク等から成るブレーキライニング26が固
着されている。そして、上記ブレーキ板25に対
向してブラケツト20bに電磁石27が固定され
ている。
以上のように構成された本実施例における誘導
電動機においては、第2図に示す等価回路で表せ
るように固定子6内の静電容量Csにより生じた
漏洩電流Iは、フレーム5を介して外部に流れよ
うとするが、上記フレーム5とブラケツト20
a,20b間に設けられた絶縁部材23a,23
b(静電容量Cu≒0)により電気的に遮断され、
又フレーム5に設けられたフイン7が上記フレー
ム5と絶縁されたブラケツト20a,20bに一
体に設けられた遮蔽部材22a,22bにより離
間して被われているので物理的にも遮断されてい
る。従つて、キヤリア周波数の高いPWM型イン
バータで駆動しても外被(電動部カバー22A、
電動部カバー14)が絶縁されているので、漏洩
電流が発生せず、人が近くで作業する工業用ミシ
ン等に用いても安心して使用することができる。
又、漏電ブレーカも使用できるので非常に優れた
安全性が得られる。
なお、上記実施例においては、絶縁部材23
a,23bはフレーム5の両端とブラケツト20
a,20bとの間に設けたものについて示した
が、ブラケツト20a,20bを非電気伝導性の
もので製作してもよいし、発熱が問題とならない
ものの場合には、フレーム5をそのような材料で
製作してもよい。すなわち、固定子6から外被に
至る経路の任意の個所に絶縁部材が配置されるよ
うにすれば所期の目的を達成することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、絶縁部
材と遮蔽部材とを設けて、電動機の外被を固定子
から絶縁するようにしたので、人体が触れても漏
洩電流が流れることのない安全な交流電動機が得
られるという効果がある。また、固定子に発生し
た熱はフレーム及びフレームに設けられたフイン
に伝わるが、フアンの回転によりこのフインを冷
却する空気が遮蔽部材に沿つて流れ、外側に拡散
しないので冷却効率が良くなる。さらに、遮蔽部
材がフレームと離間する如く設けられているの
で、人体が遮蔽部材に触れても熱くなく、火傷等
も防げる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す誘導電動機の
断面図、第2図は上記一実施例の等価回路図、第
3図及び第4図は従来例の全体及び一部を示す断
面図、第5図は該電動機を駆動するインバータ装
置のブロツク図、第6図は上記従来例の等価回路
図である。 2……回転子、5……フレーム、6……固定
子、22A……電動部カバー、20a,20b…
…ブラケツト、22a,22b……遮蔽部材、2
3a,23b……絶縁部材。なお、図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を用いている。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状フレームの内周に固定される固定子と、
    この固定子内に位置される回転子と、上記フレ
    ームの両端部を被うブラケツトと、上記フレー
    ムの外周に半径方向に突出する如く設けられた
    フインと、このフインの一端から他端に向う如
    く空気を送るフアンとを備えた交流電動機にお
    いて、 上記フレームより離間して当該フレームの外
    周を被う電動部カバーを構成する遮蔽部材と、
    この遮蔽部材と上記固定子間を絶縁する絶縁部
    材とを備えたことを特徴とする交流電動機。 (2) 遮蔽部材とブラケツトとを一体となして電動
    部カバーを構成し、絶縁部材をフレームの両端
    とブラケツトとの間に設けたことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の交流電動
    機。
JP1984176051U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0326784Y2 (ja)

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JP1984176051U JPH0326784Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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JPS6192160U JPS6192160U (ja) 1986-06-14
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JPS52138210U (ja) * 1976-04-14 1977-10-20
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