JPH03274247A - 磁気特性に優れた無方向性電磁鋼板 - Google Patents

磁気特性に優れた無方向性電磁鋼板

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JPH03274247A
JPH03274247A JP2074967A JP7496790A JPH03274247A JP H03274247 A JPH03274247 A JP H03274247A JP 2074967 A JP2074967 A JP 2074967A JP 7496790 A JP7496790 A JP 7496790A JP H03274247 A JPH03274247 A JP H03274247A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、Si含有量が1.5〜3.5%のいわゆる高
級無方向性電磁鋼板に関し、特に大型モーターや発電機
などの大型回転機の鉄心に適した低鉄損の無方向性ii
m鋼板に関するものである。
(従来の技術) 無方向性電磁鋼板は、磁気特性の板面内異方性が小さい
という特徴を活かして、モーターなどの回転機の鉄心材
料として用いられている。磁気特性としては、特に鉄損
が重要であり、JIS規格(C−2552改)では板厚
と鉄ti値により種類分けされている。鉄損は鉄を磁化
するときに発生する熱損失を表し、この値は小さいほど
良いことはもちろんであるが、経済性とa器のサイズな
どから目的に応じたグレードが選ばれる.一般に機器が
大きくなると、鉄損による発熱量は体積に比例して増加
するのに対し、放熱量は表面積にしか比例しないので、
機器の冷却が難しくなる。このため大型の機器になるほ
ど鉄損の低い材料が必要とされるのである。
鉄損は渦電流損とヒステリシス損の2つの要因に支配さ
れる.渦電fjtiは磁化によって誘起される渦ffl
沫による損失で、板厚と鋼の電気抵抗に依存する.板厚
は薄いほうが良いが、あまり薄いと鉄心の積層作業に手
間が掛かるなどの問題がでてくるので、JIS規格では
0.65、0.50、0.35+u+の3種のものが規
定されている。鋼の電気抵抗は高いほど良好で、合金元
素としては単位添加量あたりの電気抵抗増加率が大きく
しかも安価であることからSiが多く用いられる。電磁
鋼板が別名珪素鋼板と呼ばれるのはこのためで、Si含
有量が多いはど鉄損の低い高級を磁m板となる。Alや
JInなども同様の効果を有していることから、高級電
磁tm板ではよく使用される。
一方、ヒステリシス損は磁化の過程において磁壁の移動
を妨げる微細な析出物や結晶粒界が少ないほど小さくな
る。従って、できるだけ高純度の鋼を用いたうえで結晶
粒を成長させることがポイントとなる。Fi、量的には
、CやN10(酸素〉、Sのような微細析出物の原因と
なる不純物元素をできるだけ低くする必要がある。また
、TiやNb、■、Zrなどは微細な炭窒化物を生成す
る元素で、析出物の害に加えて析出物が結晶粒成長を阻
害し、ヒステリシス損を劣化させるので、これらの元素
の混入を厳重に制限する必要がある。
^eも微細なAI!、Nを生威し、同しような悪影響を
与えるので、低級電磁鋼板では一般に添加しない、中〜
高級it磁鋼板では電気抵抗を上げるためAlを添加す
るが、この場合には通常0.1%以上の多量添加を行い
、析出物を粗大化させることにより、ヒステリシス損へ
の悪影響を避けている。即ち、Anに関しては全く添加
しないか、或いは逆に多量に含有させるのがよいという
のが一般的な常識となっている。また、B(ボロン)も
強い窒化物を形成する元素であるが、BNは^INより
も結晶粒成長を回置する程度は弱いとされており、Al
含有量が0.1%以下の鋼にBを含有N量との量的バラ
ンスを一定範囲にして添加すると良好な磁気特性が得ら
れるという報告がなされている (例えば、特公昭58
−1172公報)、シかし、Bの添加効果については、
八lと複合して用いると^e添加量が削減できるという
経済的メリット以外にはあまり顕著な有効性は見出され
ておらず、Al含有量が0.1%を超える材料にBを添
加しても、コスト上昇を招くだけでBの効果が十分に得
られないとされている。
また、結晶粒度の調整も鉄損低減の重要なポイントで、
ヒステリシス損は結晶粒が大きくなるほど低くなること
が知られている0粒成長のためにはできるだけ高温焼鈍
することが望ましく、Siを多く含む電磁鋼板はα/T
変態がないので原理的には焼鈍温度の制限はない、しか
しながら、SiやMn或いはAlを多く含む鋼板は、高
温で焼鈍するとm板表面で内部酸化や窒化が起こり、磁
気特性が逆に劣化する場合が多い、高級電磁鋼板では磁
気特性の改善を図るため、高温の熱延板焼鈍や2回冷延
法で高温の中間焼鈍を行うことも多く、窒化や内部酸化
の危険性は低級品よりはるかに大きい、高温での窒化防
止にはSbやSnなどが効果的とされている0例えば特
公昭56− を含む電磁鋼板が、特公昭58−3027公報にはSn
を含むti!鋼板がそれぞれ開示されている。一方、内
部酸化の防止法としては、焼鈍雰囲気の露点調整が最も
一般的で、特殊な物質を鋼板表面に塗布する方法なども
提案されているが、必ずしも万全とは言いにくい。
高級無方向性電磁m板の低鉄損化のため、従来から組成
や製造条件等に関する数多くの改善がされてきたが、必
ずしも十分とは言えない、鉄損の支配要因は複雑に絡み
合っており、ある−面から見ると効果的な方法であって
も現実には逆の結果を招く場合も多い、前述の高温焼鈍
などはよい例であり、窒化や内部酸化を防止しない限り
その効果は発揮されない、窒化や内部酸化を防止しつつ
適正な結晶粒度に調整しようとすると、鋼の&[l威や
焼鈍条件など数多くの因子を厳密にコントロールする必
要があり、工業的に低鉄損の高級品を安定して製造する
ことは極めて困難である。
(発明が解決しようとする課覇) 本発明は上記の実情に鑑み、製造方法を従来のように狭
い条件に精密に限定しなくても、工業的に且つ容易な方
法で製造することができる鉄損の低い高級無方向性電磁
鋼板を提供することを目的とするものである。
(i1題を解決するための手段) 本発明者らは、電磁鋼板を高温i鈍したときの結晶粒成
長性並びに窒化と内部酸化挙動に及ぼす各種合金元素の
影響について詳細な検討を行った。
その結果、比較的多量のA1を含む鋼をベースに微量の
Bを添加し、さらにSbまたはSnの1種以上を添加す
ることにより、高温焼鈍時の窒化と内部酸化が効果的に
防止できると同時に良好な結晶粒成長性が得られること
を見出した。
本発明の要旨は下記の無方向性電磁鋼板にある。
重量%で、 CF 0.005%以下、  Si : 1.5〜3.
5%、Hn : 0.1%〜1.5%、 S : 0.
005%以下、^1:0.15〜1.5%、 N : 
0.005%以下、B : 0.0005%〜0.00
50%、さらにSbおよびSnの1種または2種を合計
で0.O1〜0.20%含み、残部Feおよび不可避不
純物からなることを特徴とする特許 磁鋼板。
従来、BはBNを通じて磁気特性を改善する効果がある
と考えられており、さらに^j!Nに比べて粒成長性に
対する悪影響が比較的少ないので、コストが安いが粒成
長性の悪い低ANlilでは、Bを添加して磁気特性を
改善しようとする試みがなされている.また、SbやS
nはNと反発する元素であり、高温焼鈍時の窒化防止に
効果があるとされているが、これらの元素は結晶粒界に
偏析し逆に内部酸化を助長する場合がある。
本発明者らはSiやi含有量の多い高級1tKf鋼板を
対象に、B,SbおよびSnが粒成長性と内部酸化に及
ぼす影響を詳細に検討した.その結果、^l含有量が0
.15%以上の高Al鋼にBを添加すると高温焼鈍での
内部酸化が防止されるとともに粒成長が一段と促進され
、しかもSbやSnの悪影響が現れないことを見出した
のである.この場合、ペースの^E含有量が高いので、
大部分のNは^lで固定され、Bは固溶状態で存在する
確率が高い.固溶したBはSbおよびSnより優先的に
結晶粒界に偏析しやすく、SbおよびSnの悪影響を抑
えるとともに高温焼鈍時の内部酸化を防ぐものと考えら
れる。
また、製造工程の加熱、冷却過程で一部生成したBNが
核となってAlNが戒長ずるため、一段と粒成長が促進
されるものと考えられる。
(作用) 以下、本発明の電磁鋼板における合金元素の作用効果を
含有量の限定理由とともに説明する。
■ C Cは炭化物を生成して、あらゆる磁気特性を劣化させる
元素であり、できるだけ低くすることが望ましい.特に
磁気時効を防止するため、0.005%以下とする必要
があり、さらには0.003%以下とすることが望まし
い。
■Si Siは高級無方向性電磁鋼板として必要な鉄損を得るた
め1.5%以上の含有量とする.Siが1.5%未満で
は渦電流損が大きく鉄損が目標どおりに低くならない.
一方、Siが3.5%超えて含有されると冷間圧延性が
著しく劣化するので、これ以下とする。
■Mn MnはSによる熱間肌性を防ぐため0.1%以上の量を
含有させる.また、Mnは電気抵抗を増して渦電流損を
小さくするのにも有効である.しかし、Mn含有量が1
.5%を超えると鋼が跪化し結晶粒の成長性も悪化する
ので、これ以下とする。
■ S Sは硫化物系の析出物を生し、ヒステリシス損を嘲大さ
せるので0.005%以下、好ましくは0.002%以
下に抑えるのがよい。
■ N Nは窒化物を生成して磁気特性を;員なうので、0、0
05%以下、望ましくは0.002%以下とする。
■ ^i 高級無方向性電磁鋼板では、一般に電気抵抗の増加とA
ffiNの粗大化の目的で0.15%以上含有させるこ
とが多いが、本発明でもこれらの効果に加えてNを完全
に固定し、Bの作用効果を十分に発揮させるため0.1
5%以上の量を含有させる,  Affi含有量がO.
tS%未満では、BはBNとなる確率が高くなり、高温
焼鈍時の内部酸化防止に有効な固IBが不足する.一方
、1.5%を超えて含有させても効果が飽和し、価格の
上昇を招くだけなので、これ以下とする。
■ B 本発明鋼板ではBはNと結合することなく、その大部分
は固溶状態で存在する。固溶したBは結晶粒界に偏析し
、高温焼鈍時の内部酸化を防止する。Bの含有量がo、
ooos%未満では固iBの量が不十分で内部酸化防止
の効果が小さい、一方、Bを0.0050%を超えて含
有させても前記効果が飽和し、価格の上昇を招くだけな
ので、これ以下とする。
■Sb 、 Sn : SbおよびSnは鋼板の表面に偏析して高温焼鈍時の窒
化を防ぐ作用がある。これらの元素はNと反発し合うの
で鋼板表面に窒素分子が吸着するのを妨げる結果、窒化
が防止されるものと考えられる。
SbおよびSnの含有量が1種又は2種合計で0.01
%より少ないと、前記効果が得られない、一方、1種又
は2種合計で0.20%を超えて含有させても効果が飽
和するので、これ以下とする。
なお、SbおよびSnは結晶粒界にも偏析しやすく、普
通は内部酸化を助長することが多いが、本発明のit電
磁鋼板は前記したようにBが先に結晶粒界に偏析するた
め、内部酸化に対するSbやSnの悪影響は少ない。
上記のとおりの組成を有する本発明の1i磁鋼板は、下
記のような方法で製造することができる。
熱間圧延工程におけるスラブ加熱温度は1100〜12
50°Cの範囲とするのがよい、MnSの微細析出によ
る磁気特性劣化を防ぐには低温加熱の方がよいが、余り
低温では熱延仕上温度の確保が困難となって、コイル内
での磁気特性のバラツキが増したり、表面疵が発生しや
すくなるので、1150〜!200°C程度が好適であ
る。熱間圧延は仕上温度を高くとるほうが磁気特性は良
くなるので、800”C以上で圧延を終了するのがよい
0巻取りも高温の方がよいが、酸洗性との兼ね合いで6
00’C前後が適当な巻取り温度になる。
熱間圧延の後、熱延の加工&11tIsを再結晶させる
ために熱延板焼鈍を行う、9通は800’C以上で行わ
れる。この熱延板焼鈍は高温で行う方が結晶粒が大きく
なり、ヒステリシス槓低鍼に有利であるが、従来の電磁
鋼板は窒化や内部酸化のために、箱焼鈍の場合は上限は
850″Cに抑えられている。
これに対して、本発明のiltm鋼板は窒化および内部
酸化が生じにくいので高い温度で焼鈍することができる
。しかし、あまり高い温度になると結晶粒が粗大化し、
次の冷間圧延の隙に割れが発生しやすくなるから110
0’C以下に抑える方がよい。
冷間圧延は1回圧延法により60〜90%の圧下率で最
終板厚にする。鉄損を小さくすることを重視する場合は
、中間焼鈍を含む2回以上の冷間圧延を行ってもよい、
最終焼鈍は850″C〜1100″Cの温度で行うのが
よい。
(実施例〉 第1表に示す&lI威の綱を実験室で溶解し、下記の製
造工程で0.5v+m厚さの薄板とした。なお、この実
施例では製造条件によるヒステリシス損の変化を明確に
するため、電気抵抗値のレベルを合わせて渦電流損がほ
ぼ同一となるように成分調整した。
〔製造工程〕
■熱間圧延 加熱温度   :1150°C 圧延仕上げ温度:850”C 仕上げ板厚  : 2.3a+s 巻取り温度  :550”C ■酸洗後の熱延板焼鈍 第2表に示すとおり ■冷間圧延 圧下率  =78% 仕上げ板厚:  0.5mm ■冷間圧延後の最1!焼鈍 第2表に示すとおり 最終焼鈍後の鋼板から、L方向(圧延方向)とT方向(
圧延方向に直角)の試験片を切り出し、鉄損を測定した
。第3表にL方向とT方向における鉄損値の平均値を示
す。
本発明鋼(1〜5)はいずれの焼鈍条件でも良好な鉄損
値を示し、熱延板焼鈍および最終焼鈍を高温で行うほど
特性が向上している。これに対し、比較鋼(6〜9)は
高温焼鈍を行っても特性の改善は見られず、逆に特性が
劣化する場合もあり、窒化や内部酸化の影響が大きいこ
とが明らかである。
(以下、余白〉 (発明の効果) 本発明の無方向性電磁鋼板は、高温で焼鈍しても窒化や
内部酸化が生じないので、磁気特性に優れたものを工業
的に安定して製造することができる。
本発明の電磁tI4板を鉄心に使用することにより、大
型モーターや発tlIaなどの性能を向上させることが
できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重量%で、 C:0.005%以下、Si:1.5〜3.5%、Mn
    :0.1%〜1.5%、S:0.005%以下、Al:
    0.15〜1.5%、N:0.005%以下、B:0.
    0005%〜0.0050%、 さらにSbおよびSnの1種または2種を合計で0.0
    1〜0.20%含み、残部Feおよび不可避不純物から
    なることを特徴とする磁気特性に優れた無方向性電磁鋼
    板。
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