JPH0327482B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0327482B2 JPH0327482B2 JP57231228A JP23122882A JPH0327482B2 JP H0327482 B2 JPH0327482 B2 JP H0327482B2 JP 57231228 A JP57231228 A JP 57231228A JP 23122882 A JP23122882 A JP 23122882A JP H0327482 B2 JPH0327482 B2 JP H0327482B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- carbon
- hydrocarbon
- present
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
本発明は、高導電性カーボンの製造方法に関す
るものである。 本発明の方法を用いると、合成ガスの製造と同
時に極めて高いDBP吸油量(JIS K−6221に準
拠して測定され、サンプル量9gのカーボンにジ
ブチルフタレートが吸収される量〈ml〉を100g
のカーボン量に換算した値、この値が大きい程導
電性に優れる)を有する極めて優れた高導電性で
かつ灰分の少ないカーボンを収率よく、安定して
得ることができる。 従来から液状炭化水素を原料とする合成ガス製
造方法として部分酸化反応を利用するシエル法、
テキサコ法、フアウザー法などが知られている。
これらの部分酸化法の特徴は、いずれも原料炭化
水素が完全にガス化せず、副反応としてその一部
がカーボンの形で生成ガス中に混入することであ
る。この為、この副生カーボンを能率的に分離
し、如何に有効利用するかが重要な問題となつて
いた。これらの問題を解決すべく各種の試みがな
されており、実質的にカーボンを減少する技術な
どの開発も行われた。通常、経済的な方法とし
て、 リサイクルによる原料としての再利用 ゴム用カーボンとしての利用 等が行われている。しかしこれらの方法はカーボ
ンとして比較的DBP吸油量の低い、価値の低い
ものしか得られなかつた。価値の高い導電性カー
ボンの如きDBP吸油量の大きいカーボンは、得
られたとしても合成ガス製造に影響し、合成ガス
製造の運転が困難になり、経済性が劣るものとな
る。また、合成ガス製造時に副生するカーボン収
率は不安定で、しかも該カーボンの灰分が多く又
DBP吸油量の変動巾は大きく不安定なものであ
つた。 本発明者らは上記問題点を解決し、高導電性の
極めて高いDBP吸油量を有しかつ灰分含有量の
低いカーボンを経済的にかつ合成ガス製造には悪
影響を及ぼすことなく製造することを目的とし
て、原料液状炭化水素の性状、部分酸化法の処理
条件等について詳細に検討を行い本発明を完成し
た。 即ち、本発明は液状炭化水素を炉内において分
子状酸素及び水蒸気で部分酸化反応せしめて合成
ガス化と同時に高導電性カーボンを製造するにあ
たり、該炭化水素がナフサの熱分解副生油であり
かつその炭素原子/水素原子が重量比で12以上で
ありかつ該炉が、炉内温度範囲1300〜1450、炉内
圧力25〜35Kg/cm2、炉内へ供給される水蒸気の量
が該炭化水素1トン当り400〜800Kgの条件で運転
されることを特徴とする高導電性カーボンの製造
方法を提供するものである。 本発明の方法が適用される液状炭化水素を原料
とする部分酸化法は、該炭化水素を炉内で分子状
酸素及び水蒸気と反応せしめて合成ガスを製造す
ると同時にカーボンを副生するシエルガス化プロ
セス、テキサコガス化プロセス等がある。上記プ
ロセスは、例えばシエルガス化プロセスは、若林
幹雄、「重質油のガス化」(燃料協会編、1972年丸
善(株)刊)などにテキサコガス化プロセスは、真田
宏、石油学会誌、15、42〜46(1972)などに記載
されているものである。 本発明の方法を用いて製造される高導電性カー
ボンとは、DBP吸油量が350ml/100g以上、好ま
しくは400〜500ml/100gであり、灰分が0.3wt%
以下と低いものを言い、このカーボンはそれ自身
でも良好な導電性を示すが例えば、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンと
プロピレンとの共重合体等のポリオレフイン樹
脂、ナイロン、ポリスチレン、ゴム等に混練・混
合して使用する場合、その用いた樹脂等の表面抵
抗率、体積抵抗率を著しく低下させ、灰分が少な
い為得られる導電性材料の品質ムラの少ない優れ
た導電性材料を提供できるもののことを言う。 本発明の方法に用いられる炭素原子/水素原子
の重量比で9以上の液状炭化水素とは、例えばナ
フサの熱分解副生油(エチレンヘビーエンド)、
芳香族系液状炭化水素にカーボンを混合した液状
炭化水素(カーボンオイル)、芳香族系液状系炭
化水素にC重油なでを混合した混合オイルなど
の、元素分析により求めた炭素原子及び水素原子
の重量組成の比(炭素原子/水素原子)が9以上
の、部分酸化炉内へ供給する場合に液状の原料を
総称するものである。これらの中でも特に炭素原
子/水素原子の重量組成の比が12以上の例えばナ
フサの熱分解副生物であるエチレンヘビーエンド
が得られるカーボン中の灰分量を低くできるので
好ましい。炭素原子/水素原子の重量比が9未満
では、該炉内の処理条件を変更してもカーボンの
DBP吸油量が低下したり、又収量が小さくなる
など好ましいカーボンの製造を維持することが難
しい。上記原料の炭素原子/水素原子の重量比が
9以上であつても、固体状となつたり、高粘度の
液状炭化水素又はカーボンオイル等となつて該炉
への供給が困難となるものなどは好ましくない。
即ち、該炉内に供給する原料炭化水素は液状であ
つて供給時に、粘度30cst以下であることが好ま
しい。 本発明の方法は、部分酸化反応を行う炉が炉内
温度範囲が1300〜1450℃、好ましくは1360〜1420
℃、炉内圧力25〜80Kg/cm2、好ましくは25〜35
Kg/cm2、炉内へ供給される水蒸気の量が原料炭化
水素1トン当り400〜800Kg好ましくは450〜600Kg
の条件で運転される。これらの運転条件と前記原
料炭化水素の特徴とを同時に満たすことによつ
て、従来公知の条件では達成し得なかつた優れた
高導電性でしかも灰分の少ないカーボンを収量良
く製造し、しかも合成ガス製造には何ら悪影響を
与えないで製造工程の熱収支上好ましく経済的に
行うことを本発明は達成可能とした。本発明によ
るこの効果は、実用上非常に大きいものであり、
本発明の意義は大きい。 以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。 原料液状炭化水素の性状が 初留温度 180〜190℃ 10%留出温度 205〜215℃ 50%留出温度 250〜260℃ 97%留出温度 320〜340℃ 粘 度(80℃) 約10cet 炭素原子/水素原子(重量比) 12.5 なるエチレンヘビーエンドをシエルガス化プロセ
スの炉に使用した。該炉の炉内温度1400℃、炉内
圧力30Kg/cm2で炉内へ供給する水蒸気の量を変化
させて反応させたときの合成ガス組成、カーボン
のDBP吸油量、カーボンの収量を表−1に示す。
るものである。 本発明の方法を用いると、合成ガスの製造と同
時に極めて高いDBP吸油量(JIS K−6221に準
拠して測定され、サンプル量9gのカーボンにジ
ブチルフタレートが吸収される量〈ml〉を100g
のカーボン量に換算した値、この値が大きい程導
電性に優れる)を有する極めて優れた高導電性で
かつ灰分の少ないカーボンを収率よく、安定して
得ることができる。 従来から液状炭化水素を原料とする合成ガス製
造方法として部分酸化反応を利用するシエル法、
テキサコ法、フアウザー法などが知られている。
これらの部分酸化法の特徴は、いずれも原料炭化
水素が完全にガス化せず、副反応としてその一部
がカーボンの形で生成ガス中に混入することであ
る。この為、この副生カーボンを能率的に分離
し、如何に有効利用するかが重要な問題となつて
いた。これらの問題を解決すべく各種の試みがな
されており、実質的にカーボンを減少する技術な
どの開発も行われた。通常、経済的な方法とし
て、 リサイクルによる原料としての再利用 ゴム用カーボンとしての利用 等が行われている。しかしこれらの方法はカーボ
ンとして比較的DBP吸油量の低い、価値の低い
ものしか得られなかつた。価値の高い導電性カー
ボンの如きDBP吸油量の大きいカーボンは、得
られたとしても合成ガス製造に影響し、合成ガス
製造の運転が困難になり、経済性が劣るものとな
る。また、合成ガス製造時に副生するカーボン収
率は不安定で、しかも該カーボンの灰分が多く又
DBP吸油量の変動巾は大きく不安定なものであ
つた。 本発明者らは上記問題点を解決し、高導電性の
極めて高いDBP吸油量を有しかつ灰分含有量の
低いカーボンを経済的にかつ合成ガス製造には悪
影響を及ぼすことなく製造することを目的とし
て、原料液状炭化水素の性状、部分酸化法の処理
条件等について詳細に検討を行い本発明を完成し
た。 即ち、本発明は液状炭化水素を炉内において分
子状酸素及び水蒸気で部分酸化反応せしめて合成
ガス化と同時に高導電性カーボンを製造するにあ
たり、該炭化水素がナフサの熱分解副生油であり
かつその炭素原子/水素原子が重量比で12以上で
ありかつ該炉が、炉内温度範囲1300〜1450、炉内
圧力25〜35Kg/cm2、炉内へ供給される水蒸気の量
が該炭化水素1トン当り400〜800Kgの条件で運転
されることを特徴とする高導電性カーボンの製造
方法を提供するものである。 本発明の方法が適用される液状炭化水素を原料
とする部分酸化法は、該炭化水素を炉内で分子状
酸素及び水蒸気と反応せしめて合成ガスを製造す
ると同時にカーボンを副生するシエルガス化プロ
セス、テキサコガス化プロセス等がある。上記プ
ロセスは、例えばシエルガス化プロセスは、若林
幹雄、「重質油のガス化」(燃料協会編、1972年丸
善(株)刊)などにテキサコガス化プロセスは、真田
宏、石油学会誌、15、42〜46(1972)などに記載
されているものである。 本発明の方法を用いて製造される高導電性カー
ボンとは、DBP吸油量が350ml/100g以上、好ま
しくは400〜500ml/100gであり、灰分が0.3wt%
以下と低いものを言い、このカーボンはそれ自身
でも良好な導電性を示すが例えば、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンと
プロピレンとの共重合体等のポリオレフイン樹
脂、ナイロン、ポリスチレン、ゴム等に混練・混
合して使用する場合、その用いた樹脂等の表面抵
抗率、体積抵抗率を著しく低下させ、灰分が少な
い為得られる導電性材料の品質ムラの少ない優れ
た導電性材料を提供できるもののことを言う。 本発明の方法に用いられる炭素原子/水素原子
の重量比で9以上の液状炭化水素とは、例えばナ
フサの熱分解副生油(エチレンヘビーエンド)、
芳香族系液状炭化水素にカーボンを混合した液状
炭化水素(カーボンオイル)、芳香族系液状系炭
化水素にC重油なでを混合した混合オイルなど
の、元素分析により求めた炭素原子及び水素原子
の重量組成の比(炭素原子/水素原子)が9以上
の、部分酸化炉内へ供給する場合に液状の原料を
総称するものである。これらの中でも特に炭素原
子/水素原子の重量組成の比が12以上の例えばナ
フサの熱分解副生物であるエチレンヘビーエンド
が得られるカーボン中の灰分量を低くできるので
好ましい。炭素原子/水素原子の重量比が9未満
では、該炉内の処理条件を変更してもカーボンの
DBP吸油量が低下したり、又収量が小さくなる
など好ましいカーボンの製造を維持することが難
しい。上記原料の炭素原子/水素原子の重量比が
9以上であつても、固体状となつたり、高粘度の
液状炭化水素又はカーボンオイル等となつて該炉
への供給が困難となるものなどは好ましくない。
即ち、該炉内に供給する原料炭化水素は液状であ
つて供給時に、粘度30cst以下であることが好ま
しい。 本発明の方法は、部分酸化反応を行う炉が炉内
温度範囲が1300〜1450℃、好ましくは1360〜1420
℃、炉内圧力25〜80Kg/cm2、好ましくは25〜35
Kg/cm2、炉内へ供給される水蒸気の量が原料炭化
水素1トン当り400〜800Kg好ましくは450〜600Kg
の条件で運転される。これらの運転条件と前記原
料炭化水素の特徴とを同時に満たすことによつ
て、従来公知の条件では達成し得なかつた優れた
高導電性でしかも灰分の少ないカーボンを収量良
く製造し、しかも合成ガス製造には何ら悪影響を
与えないで製造工程の熱収支上好ましく経済的に
行うことを本発明は達成可能とした。本発明によ
るこの効果は、実用上非常に大きいものであり、
本発明の意義は大きい。 以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。 原料液状炭化水素の性状が 初留温度 180〜190℃ 10%留出温度 205〜215℃ 50%留出温度 250〜260℃ 97%留出温度 320〜340℃ 粘 度(80℃) 約10cet 炭素原子/水素原子(重量比) 12.5 なるエチレンヘビーエンドをシエルガス化プロセ
スの炉に使用した。該炉の炉内温度1400℃、炉内
圧力30Kg/cm2で炉内へ供給する水蒸気の量を変化
させて反応させたときの合成ガス組成、カーボン
のDBP吸油量、カーボンの収量を表−1に示す。
【表】
次に、上述の例に用いた同じシエル炉で、炉内
温度1400℃、炉内圧力30Kg/cm2、炉内へ供給する
水蒸気の量を原料炭化水素1トン当り550Kg(ス
チーム比と記すことがある)とした時、原料炭化
水素の炭素原子/水素原子(重量比)を変化させ
て反応させた。その結果は表−2の通りであつ
た。
温度1400℃、炉内圧力30Kg/cm2、炉内へ供給する
水蒸気の量を原料炭化水素1トン当り550Kg(ス
チーム比と記すことがある)とした時、原料炭化
水素の炭素原子/水素原子(重量比)を変化させ
て反応させた。その結果は表−2の通りであつ
た。
【表】
次に、炭素原子/水素原子(重量比)が12.5の
炭化水素を原料とし、上記例と同じシエル炉で炉
内に供給する水蒸気の量を該原料1トン当り550
Kgと一定とした時、炉内温度又は炉内圧力を変化
させて反応させた。結果は表−3の通りであつ
た。
炭化水素を原料とし、上記例と同じシエル炉で炉
内に供給する水蒸気の量を該原料1トン当り550
Kgと一定とした時、炉内温度又は炉内圧力を変化
させて反応させた。結果は表−3の通りであつ
た。
【表】
上記例から、本発明の方法を用いれば極めて高
いDBP吸収量を有する高導電性カーボンを収率
よく、合成ガス製造には何ら影響を与えることな
く安定して得ることができる。
いDBP吸収量を有する高導電性カーボンを収率
よく、合成ガス製造には何ら影響を与えることな
く安定して得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液状炭化水素を炉内において分子状酸素及び
水蒸気で部分酸化反応せしめて合成ガス化と同時
に高導電性カーボンを製造するにあたり、該炭化
水素がナフサの熱分解副生油でありかつその炭素
原子/水素原子が重量比で12以上でありかつ該炉
が、炉内温度範囲1300〜1450℃、炉内圧力25〜35
Kg/cm2、炉内へ供給される水蒸気の量が該炭化水
素1トン当り400〜800Kgの条件で運転されること
を特徴とする高導電性カーボンの製造方法。 2 該炉がシエル炉である特許請求の範囲第1項
記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57231228A JPS59121108A (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 高導電性カ−ボンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57231228A JPS59121108A (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 高導電性カ−ボンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59121108A JPS59121108A (ja) | 1984-07-13 |
| JPH0327482B2 true JPH0327482B2 (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=16920323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57231228A Granted JPS59121108A (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 高導電性カ−ボンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59121108A (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4943078A (ja) * | 1972-08-30 | 1974-04-23 | ||
| JPS5067804A (ja) * | 1973-10-16 | 1975-06-06 | ||
| JPS608077B2 (ja) * | 1978-09-19 | 1985-02-28 | テキサコ・デイベロツプメント・コ−ポレ−シヨン | 動力と共にh↓2及びcoよりなる合成ガスを製造する方法 |
| JPS5710156A (en) * | 1980-06-20 | 1982-01-19 | Fuji Xerox Co Ltd | Paper supply device of copying machine or the like |
-
1982
- 1982-12-27 JP JP57231228A patent/JPS59121108A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59121108A (ja) | 1984-07-13 |
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