JPH0328587Y2 - - Google Patents

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JPH0328587Y2
JPH0328587Y2 JP3658690U JP3658690U JPH0328587Y2 JP H0328587 Y2 JPH0328587 Y2 JP H0328587Y2 JP 3658690 U JP3658690 U JP 3658690U JP 3658690 U JP3658690 U JP 3658690U JP H0328587 Y2 JPH0328587 Y2 JP H0328587Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばオーデイオ装置等に用いる周
波数特性調整回路に関するものである。
一般に、オーデイオ装置等の音質調整は低域又
は高域を増強したり減衰したりして行なうが、そ
うすると周波数特性の折れ曲がり点の周波数も変
化して調整が難しい。本考案は、低域又は高域の
増強量が減衰量に関係なく周波数特性の折れ曲が
り点の周波数が一定に保持される周波数特性調整
回路を提供しようとするものである。以下、図面
により本考案を具体的に説明する。
第1図は、周波数特性調整回路の基本的構成を
示すブロツク図である。図において、1は入力端
子、2及び10はフイルタ、3は入力信号に定数
を掛算する演算回路、4は加算器、5は出力端子
である。この回路において、フイルタ2及び10
を低域及び高域通過フイルタ、あるいは高域及び
低域通過フイルタとし、その遮断周波数を相等し
い一定値のまま演算回路3の掛算係数を変化させ
たり、フイルタ2及び10の遮断周波数を掛算係
数と関連して変化させたりすることにより、上記
折れ曲がり点の周波数を変化させることなく低域
又は高域の増強や減衰を行なうことができる。
まず、低域を減衰する場合について説明する。
この場合は、フイルタ2及び10としてそれぞれ
第2図及び第3図に示すような遮断周波数が
1/2πTの高域及び低域通過フイルタを使用する。
いま、入力信号をe1とするとフイルタ2の出力e2
は e2=jωT/1+jωTe1 …(1) となる。又演算回路3の核算係数をKとすると演
算回路3の出力信号e3は、 e3=K/1+jωTe1 …(2) となる。したがつて、合成出力信号をe0をする
と、 e0=e2+e3 =k1+jωT/k/1+jωTe1 …(3) となり、kを0<k≦1の範囲で調整すれば、折
れ曲がり点の周波数が一定の低域減衰特性が得ら
れる。その一例を第4図の周波数特性曲線a,
b,c,d(折れ線近似曲線)で示す。曲線aは
k=1の場合であり、kが1より小さくなるにつ
れて曲線b→c→dのようになるが、折れ曲がり
点Pの周波数は1/2πTで一定である。
次に、低域を増強する場合について説明する。
この場合は、フイルタ2及び10としてそれぞれ
高域及び低域通過フイルタを用い、この遮断周波
数を上記掛算係数kの値に反比例して下げるよう
に(すなわち、遮断周波数が1/2πkTとなるよう に)する。前述と同様にしてフイルタ2の出力信
号e2、演算回路3の出力信号e3及び合成出力信号
e0を求めると、 e2=jωkT/1+jωkTe1 …(4) e3=k/1+jωkTe1 …(5) e0=e2+e3 =k1+jωT/1+jωkTe1 …(6) となり、kをk≧1の範囲で調整すれば、第4図
の折り線近似曲線a,e,f,gで示すような低
域増強特性が得られる。曲線aはk=1の場合で
あり、kが1より大きくなるにつれて曲線e→f
→gのようになるが、折れ曲がり点dの周波数は
1/2πTで一定である。
高域増強及び減衰特性を得るには、フイルタ2
及び10としてそれぞれ低域及び高域通過フイル
タを使用すればよい。まず、高域減衰特性は、低
域減衰動性を得るときと同様に、フイルタ2及び
10の遮断周波数を1/2πTと一定にしkを0<k ≦1の範囲で調整することによつて得られる。す
なわち、合成出力信号e0は、 e0=1/1+jωTe1+jωT/1+jωT・k・e1 =1+jωkT/1+jωTe1 …(7) となる。また、高域増強特性は、低域増強特性を
得るときは反対に、フイルタ2及び10の遮断周
波数をkの値に比例して上げるようにした(すな
わち、遮断周波数がk/2πTとなるような)フイル タを使用し、kをk≧1の範囲で調整することに
よつて得られる。すなわち、合成出力信号e0は、 e0=1/1+jωT/ke1+jωT/k/1+jωT/
k・k・e1 =1+jωT/1+jωT/ke1 …(8) となる。第5図は、このようにして得られる高域
増強及び減衰特性の一例を示す折れ線近似曲線図
である。曲線aはk=1の場合であり、kが1よ
り大きくなるにつれて曲線e′→f′g′のようになり、
kが1より小さくなるにつれて曲線b′→c′→d′の
ようになるが、折れ曲がり点Qの周波数は1/2πT で一定である。
第6図は、本考案による高域音質調整回路の一
例を示す回路図である。フイルタ2及び10はそ
れぞれ低域及び高域通過フイルタである。C1,
C2はコンデンサ及びその容量値、r,R1,R2は
抵抗器及びその抵抗値、Y,ZはXと連動の可変
抵抗器及びその抵抗値を示し、C1R1=C2R2とな
る様に定める。本例にあつては、低域及び高域通
過フイルタ2及び10の遮断周波数は、それぞれ
1/2πC1(R1Y)及び1/2πC2(R2Z)となり、
kは X/rに等しい。連動可変抵抗器X,Y及びZは、 例えば第7図のように構成する。図に示すよう
に、可変抵抗器Xの左側部分の全抵抗値はrで、
可変抵抗器Y及びZのこれに対応する部分は開放
となるようにする。第7図において、高域減衰の
場合は0<k≦1すなわち0<X≦rの範囲で調
整するが、このときは、第7図の実線矢印の如く
可変抗器Y及びZの摺動子は開放されY=Z=∞
であるからフイルタ10及び2の遮断周波数は
1/2πC1R1(=1/2πC2R2)で一定となり、折れ曲が り点の周波数も1/2πC1R1(=1/2πC2R2)で一定と なる。また、高域増強の場合はk≧1すなわちX
≧rの範囲で調整するが、このときは、フイルタ
2及び10の遮断周波数1/2πC1(R1Y)及び 1/2πC2(R2Z)をk/2πC1R1及びk/2πC2R2と
すれば よく、このためにR1Y=R1/k及びR2Z= R2/k、すなわちY=R1/k−1及びZ=R2/k−1と
す る必要がある。いま、第7図においてX≧rの範
囲で調整する場合、図に示す中間点Dと一点鎖線
矢印との間の抵抗x部分の抵抗値をxとすると、
k=X/r=x/r+1となる。一方、Z=R2/k−1
な る条件よりk=R2/Z+1を得る。よつて、両式よ りR2/Z=x/rすなわちxZ=rR2なる関係を得る。同 様にして、k=R2/Y+1となりxY=rRとすれば よい。したがつて、この関係を維持するように可
変抵抗器X,Y及びZを構成すれば、遮断周波数
をk/2πC1R1とすることができ、折れ曲がり点の周 波数は1/2πC1R1で一定となる。
第8図は、第6図における可変抵抗器Yと抵抗
器R1との並列回路及び可変抵抗器Zと抵抗器R2
との並列回路のかわりに用いることの出来る可変
抵抗器Y′及びZ′を示す接続図である。本例は、抵
抗器R1及びR2を可変抵抗器Y′及びZ′に含めて構
成したもので、中間点Dと端子Bとの間の全抵抗
値をそれぞれR1及びR2とする。この場合は第6
図の抵抗器R1及びR2は不要である。高域減衰の
場合に0<k≦1すなわち0<X≦rの範囲で調
整するときは、Y′=R2及びZ′=R2で、第6図の
フイルタ10及び2の遮断周波数は1/2πC2R2(= 1/2πC1R1)となり、折れ曲がり点の周波数も 1/2πC2R2(=1/2πC1R1)で一定になる。また、高 域増強の場合はk≧1すなわち、X≧rの範囲で
調整すればばよく、このときは、抵抗Y′=R1/k及 びZ′=R2/kすなわちk=R1/Y′=R2/Z′となるよ
うにす れば、フイルタ2及び10の遮断周波数は
k/2πC1R1(=k/2πC2R2)となり、折れ曲がり周波 数は1/2πC1R1(=1/2πC2R2)で一定となる。この 場合、第8図において抵抗x部分の抵抗値をxと
すると、k=r+x/r=1+x/rとなるから、R1/
Y′ =R2/Z′=1+x/rなる関係を保持すればよいこと になる。
なお第6図において反転増幅器7の出力を反転
器8によつて反転するかわりに、フイルタ回路2
の出力を反転器により反転して反転増幅器7の出
力に加えてもよい。即ち第5図において、反転器
8を除いてこの部分を短絡し、かわりに反転器8
をフイルタ2と加算器4の間に入れてもよい。こ
の様にしても上述と同様の低域増強・減衰特性が
得られる。
上述のように、高域調整の場合は、それぞれ低
域及び高域通過フイルタを使用するので、適当な
スイツチにより低域の場合と高域の場合とで両フ
イルタを切換えるような構成にしてもよい。かよ
うなスイツチは、容易に構成しうるので図示及び
説明を省略する。また、フイルタの出力インピー
ダンスが演算回路(増幅器を含む。)の利得に影
響するときは、フイルタの後段に緩衝増幅器を挿
入する。
なお、各可変抵抗器としては多数の固定抵抗器
の中から必要な抵抗値のものを切換スイツチによ
り選択する様なものでもよいことはもち論であ
る。
以上説明したとおり、本考案によれば、高域の
増強量や減衰量に関係なく周波数特性の折れ曲が
り点の周波数が一定に保たれる周波数特性調整回
路を得ることができ、音質の調整が容易になる利
点がある。
なお、本考案は、上述の実施例に限らず、実用
新案登録請求の範囲に記載した考案の要旨を逸脱
しない範囲内において種々の変形・変更をしうる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本的構成を示すブロツク
図、第2図及び第3図は本考案に用いるフイルタ
特性の一例を示す線図、第4図は低域減衰及び増
強特性を示す線図、第5図は高域減衰及び増強特
性を示す線図、第6図は本考案による高域音質調
整回路の例を示す略式回路図、第7図及び第8図
はその連動可変抵抗器を示す接続図である。 1……入力端子、2……抵抗通過フイルタ、3
……演算回路、4……加算器、5……出力端子、
X,Y,Z,Y′及びZ′……遮断周波数可変手段、
10……高域通過フイルタである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共通の入力信号が印加される高域通過フイルタ
    及び低域通過フイルタと、上記高域通過フイルタ
    の出力に可変になされた係数Kを掛算する演算手
    段と、上記演算手段の出力と上記低域通過フイル
    タの出力とを加算する手段とを有し、上記係数K
    が0<K≦1のときは上記両フイルタの遮断周波
    数を略一定とし、上記係数KがK≧1のときは上
    記両フイルタの遮断周波数をKの値に比例して変
    化させる遮断周波数可変手段を設けることを特徴
    とする周波数特性調整回路。
JP3658690U 1990-04-06 1990-04-06 Expired JPH0328587Y2 (ja)

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JPH0324713U JPH0324713U (ja) 1991-03-14
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