JPH0329069Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329069Y2 JPH0329069Y2 JP11125686U JP11125686U JPH0329069Y2 JP H0329069 Y2 JPH0329069 Y2 JP H0329069Y2 JP 11125686 U JP11125686 U JP 11125686U JP 11125686 U JP11125686 U JP 11125686U JP H0329069 Y2 JPH0329069 Y2 JP H0329069Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tap
- clutch
- sleeve
- holder
- driven shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、定寸のねじ加工に用いられるタツプ
ホルダに係り、特にNC工作機械でタツプ加工を
行なうのに好適なタツプホルダに関する。
ホルダに係り、特にNC工作機械でタツプ加工を
行なうのに好適なタツプホルダに関する。
NC工作機械でねじ加工を行なう場合、主軸に
ホルダを介してタツプを装着し、この主軸の回転
及び送りをプログラムに従つて数値制御すること
により、被加工物の下穴に予定する深さのねじ立
てを可能にしている。しかし、このようなNC工
作機械では、主軸の回転と主軸の送りとの同期が
不完全なため、テンシヨン又はコンプレツシヨン
機能を有しないタツプホルダを用いると、タツプ
の下穴への食い込み時あるいはねじ穴からタツプ
を引き抜く時、タツプが折損したり、ねじ山が損
傷するなどして満足すべきねじ立てが不能にな
り、又、テンシヨン又はコンプレツシヨン機能を
備えたタツプホルダにあつては、ねじ立てがスム
ーズに行なわれるものの、ねじ加工深さがばらつ
くという不具合があつた。
ホルダを介してタツプを装着し、この主軸の回転
及び送りをプログラムに従つて数値制御すること
により、被加工物の下穴に予定する深さのねじ立
てを可能にしている。しかし、このようなNC工
作機械では、主軸の回転と主軸の送りとの同期が
不完全なため、テンシヨン又はコンプレツシヨン
機能を有しないタツプホルダを用いると、タツプ
の下穴への食い込み時あるいはねじ穴からタツプ
を引き抜く時、タツプが折損したり、ねじ山が損
傷するなどして満足すべきねじ立てが不能にな
り、又、テンシヨン又はコンプレツシヨン機能を
備えたタツプホルダにあつては、ねじ立てがスム
ーズに行なわれるものの、ねじ加工深さがばらつ
くという不具合があつた。
そこで、従来にあつては、実公昭54−17184号
公報のような定寸タツプホルダが提案されてい
る。
公報のような定寸タツプホルダが提案されてい
る。
かかるタツプホルダは、被加工物に対するねじ
立てが所定の深さまでなされた時、内蔵のクラツ
チ機構を解放動作させ、主軸の回転に拘わらずタ
ツプの回転を停止させるものである。
立てが所定の深さまでなされた時、内蔵のクラツ
チ機構を解放動作させ、主軸の回転に拘わらずタ
ツプの回転を停止させるものである。
第7図は従来の定寸タツプホルダを示す。同図
において、50はシヤンク部50a及び円筒部5
0bを有するホルダ本体、51は円筒部50b内
に嵌合した従動体、52は従動体51の突出先端
部に取り付けたタツプ、53は従動体51の外周
に固着したクラツチ体、54はクラツチ体53に
形成した上方が開放する切込みで、側壁54aは
側壁54bより長くなつている。55及び56は
切込み54と円筒部50bの長孔(図示せず)間
にまたがつて係合する鋼球及びローラ、57はロ
ーラ56の上端に当接するリング、58は押しス
プリング、59は引張りスプリングである。
において、50はシヤンク部50a及び円筒部5
0bを有するホルダ本体、51は円筒部50b内
に嵌合した従動体、52は従動体51の突出先端
部に取り付けたタツプ、53は従動体51の外周
に固着したクラツチ体、54はクラツチ体53に
形成した上方が開放する切込みで、側壁54aは
側壁54bより長くなつている。55及び56は
切込み54と円筒部50bの長孔(図示せず)間
にまたがつて係合する鋼球及びローラ、57はロ
ーラ56の上端に当接するリング、58は押しス
プリング、59は引張りスプリングである。
上記のように構成された従来のタツプホルダに
おいて、鋼球55が切込み54内にあるうちは、
ホルダ本体50のトルクが従動体51に伝達され
る。従つて、主軸(図示せず)の前進によるホル
ダ本体50の矢印Y方向への送りが停止し、主軸
による回転がホルダ本体50に伝達されていると
きは、タツプ52のねじ加工に伴つてタツプ52
を含めた従動体51、クラツチ体53は自己推進
する。そして、鋼球55が切込み54の側壁54
bの端縁に形成した上向きの傾斜面に達すると、
従動体51へのトルクの伝達は行なわれなくな
る。即ち、ホルダ本体50側が回転していても従
動体51側は回転せず、これにより被加工物への
ねじ立ての深さが一定に規定されることになる。
このときの自己推進の量は、鋼球55と切込み5
4の長手方向の位置関係で決定される。
おいて、鋼球55が切込み54内にあるうちは、
ホルダ本体50のトルクが従動体51に伝達され
る。従つて、主軸(図示せず)の前進によるホル
ダ本体50の矢印Y方向への送りが停止し、主軸
による回転がホルダ本体50に伝達されていると
きは、タツプ52のねじ加工に伴つてタツプ52
を含めた従動体51、クラツチ体53は自己推進
する。そして、鋼球55が切込み54の側壁54
bの端縁に形成した上向きの傾斜面に達すると、
従動体51へのトルクの伝達は行なわれなくな
る。即ち、ホルダ本体50側が回転していても従
動体51側は回転せず、これにより被加工物への
ねじ立ての深さが一定に規定されることになる。
このときの自己推進の量は、鋼球55と切込み5
4の長手方向の位置関係で決定される。
又、ねじ加工の終了に伴いタツプ52をねじ穴
から抜く場合は、ホルダ本体50を逆回転させ、
かつ後退送りさせるが、ホルダ本体50を主軸に
より逆回転すると、切込み54の側壁54aが5
4bより長いので、鋼球55は側壁54aの上端
側に係合し、これにより逆転トルクを従動体51
に伝達し、従動体51及びタツプ52を逆回転す
ることによりねじ穴のリードで矢印Yの逆の方向
に従動体51及びクラツチ体53を後退させ、タ
ツプ52をねじ穴から抜き取る。
から抜く場合は、ホルダ本体50を逆回転させ、
かつ後退送りさせるが、ホルダ本体50を主軸に
より逆回転すると、切込み54の側壁54aが5
4bより長いので、鋼球55は側壁54aの上端
側に係合し、これにより逆転トルクを従動体51
に伝達し、従動体51及びタツプ52を逆回転す
ることによりねじ穴のリードで矢印Yの逆の方向
に従動体51及びクラツチ体53を後退させ、タ
ツプ52をねじ穴から抜き取る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のタツプホルダでは、これを
逆回転及び後退動作させる主軸にNC制御部から
逆回転及び後退指令を同時に与えても、主軸の回
転と後退動作は同期せず、一般には、後退動作が
先に立ち上がり、これより遅れて回転が立ち上が
る。このため、タツプ52をねじ穴から抜くと
き、ホルダ本体50側が逆回転開始される以前に
後退動作が開始されてしまい、鋼球55も同一方
向に移動して切込み54の側壁54aの上端縁か
ら外れてしまうことがある。この傾向は主軸が高
速回転される程著しくなり、ねじ加工時間を短縮
できない一因となつていた。
逆回転及び後退動作させる主軸にNC制御部から
逆回転及び後退指令を同時に与えても、主軸の回
転と後退動作は同期せず、一般には、後退動作が
先に立ち上がり、これより遅れて回転が立ち上が
る。このため、タツプ52をねじ穴から抜くと
き、ホルダ本体50側が逆回転開始される以前に
後退動作が開始されてしまい、鋼球55も同一方
向に移動して切込み54の側壁54aの上端縁か
ら外れてしまうことがある。この傾向は主軸が高
速回転される程著しくなり、ねじ加工時間を短縮
できない一因となつていた。
又、鋼球54が切込み側壁54aの上端縁から
外れると、ホルダ本体50側が逆回転されても、
その回転トルクはタツプ52を含めた従動体51
側に全く伝達されないので、タツプ52は逆回転
せず、抜き方向への後退もなされない。従つて、
かかる状態が続いて、ベアリング60がクラツチ
体53の下端面に係合し、ホルダ本体50側の後
退動作で従動体51側が無理に抜き方向に引つ張
られると、タツプやタツプホルダが破損された
り、加工したねじ山を欠損する等の問題がある。
このような問題を回避するために、側壁54aと
54bの段差を大きくすることが考えられるが、
この段差による傾斜面を鋼球55がスリツプする
時の抵抗が大きくなり、クラツチの切れが悪くな
る。即ち、タツプ加工深さがばらつき、定寸タツ
プホルダとしての機能が果たせなくなる。
外れると、ホルダ本体50側が逆回転されても、
その回転トルクはタツプ52を含めた従動体51
側に全く伝達されないので、タツプ52は逆回転
せず、抜き方向への後退もなされない。従つて、
かかる状態が続いて、ベアリング60がクラツチ
体53の下端面に係合し、ホルダ本体50側の後
退動作で従動体51側が無理に抜き方向に引つ張
られると、タツプやタツプホルダが破損された
り、加工したねじ山を欠損する等の問題がある。
このような問題を回避するために、側壁54aと
54bの段差を大きくすることが考えられるが、
この段差による傾斜面を鋼球55がスリツプする
時の抵抗が大きくなり、クラツチの切れが悪くな
る。即ち、タツプ加工深さがばらつき、定寸タツ
プホルダとしての機能が果たせなくなる。
又、側壁54aと54bの段差をそのままにし
て、NCプログラム制御により逆転を先に行な
い、所定時間後に後退指令を与える方式も考えら
れるが、上記遅れ時間は、タツプサイズや設定回
転数により異なるため、それぞれのタツプ立てに
適合した値にすることはNCプログラムを含めた
仕様が繁雑になり、実用に適しない問題があつ
た。
て、NCプログラム制御により逆転を先に行な
い、所定時間後に後退指令を与える方式も考えら
れるが、上記遅れ時間は、タツプサイズや設定回
転数により異なるため、それぞれのタツプ立てに
適合した値にすることはNCプログラムを含めた
仕様が繁雑になり、実用に適しない問題があつ
た。
本考案は上記の問題点を解決するためになされ
たもので、ねじ穴からのタツプの抜き動作開始
時、駆動側(ホルダ本体側)の逆回転と後退動作
の立上がりの不整合が発生しても定寸クラツチ機
構への影響をなくし、かつ上記不整合を補償して
タツプ及びねじ山等の損傷をなくすると共に、高
速なねじ加工を可能にしたタツプホルダを提供す
ることを目的とする。
たもので、ねじ穴からのタツプの抜き動作開始
時、駆動側(ホルダ本体側)の逆回転と後退動作
の立上がりの不整合が発生しても定寸クラツチ機
構への影響をなくし、かつ上記不整合を補償して
タツプ及びねじ山等の損傷をなくすると共に、高
速なねじ加工を可能にしたタツプホルダを提供す
ることを目的とする。
本考案に係るタツプホルダは、一端部にシヤン
ク部を有し他端部に円筒部を有するホルダ本体
と、上記ホルダ本体内にその軸線方向に移動可能
にかつ円周方向に相対回転可能に挿着したスリー
ブと、上記スリーブ内に軸線方向に摺動可能にか
つ円周方向に相対回転可能に挿着したタツプ保持
用従動軸と、上記スリーブと従動軸間を結合する
定寸用クラツチ機構と、上記ホルダ本体と従動軸
の後端間に設けられ、機械主軸の逆回転と後退動
作の立上がりの差による不整合を吸収する不整合
補償機構と、上記従動軸がねじ加工を終え停止
し、戻し動作に入り、逆回転より後退動作の方が
早く立上がつた時上記ホルダ本体とスリーブ間の
ロツクを解除してクラツチとクラツチピンの位置
関係を変えないように、ホルダ本体とスリーブを
引張方向に相対移動できるよう動作する機構とか
ら成るものである。
ク部を有し他端部に円筒部を有するホルダ本体
と、上記ホルダ本体内にその軸線方向に移動可能
にかつ円周方向に相対回転可能に挿着したスリー
ブと、上記スリーブ内に軸線方向に摺動可能にか
つ円周方向に相対回転可能に挿着したタツプ保持
用従動軸と、上記スリーブと従動軸間を結合する
定寸用クラツチ機構と、上記ホルダ本体と従動軸
の後端間に設けられ、機械主軸の逆回転と後退動
作の立上がりの差による不整合を吸収する不整合
補償機構と、上記従動軸がねじ加工を終え停止
し、戻し動作に入り、逆回転より後退動作の方が
早く立上がつた時上記ホルダ本体とスリーブ間の
ロツクを解除してクラツチとクラツチピンの位置
関係を変えないように、ホルダ本体とスリーブを
引張方向に相対移動できるよう動作する機構とか
ら成るものである。
本考案においては、タツプのねじ加工による自
己推進に伴い従動軸がスリーブに対し前進して定
寸クラツチ機構が空転状態になり、ねじ加工を終
え停止し、戻し動作に入り、逆回転より後退動作
の方が早く立上がつた時、上記ホルダ本体とスリ
ーブ間のロツクを解除してクラツチとクラツチピ
ンの位置関係を変えないようにホルダ本体とスリ
ーブを引張方向に相対移動させる。これにより所
期の目的を達成させる。
己推進に伴い従動軸がスリーブに対し前進して定
寸クラツチ機構が空転状態になり、ねじ加工を終
え停止し、戻し動作に入り、逆回転より後退動作
の方が早く立上がつた時、上記ホルダ本体とスリ
ーブ間のロツクを解除してクラツチとクラツチピ
ンの位置関係を変えないようにホルダ本体とスリ
ーブを引張方向に相対移動させる。これにより所
期の目的を達成させる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図乃至第4図は本考案に係るタツプホルダ
の一実施例を示すもので、第1図は全体の断面
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図であ
り、第3図は定寸クラツチ機構の初期状態即ち
正・逆転両方向でトルク伝達可能な状態を示す断
面図、第4図はクラツチ機構の定寸作動時、即ち
正転方向ではクラツチが解放した状態であり、逆
転方向ではトルク伝達可能な状態を示す断面図で
ある。
の一実施例を示すもので、第1図は全体の断面
図、第2図は第1図の−線に沿う断面図であ
り、第3図は定寸クラツチ機構の初期状態即ち
正・逆転両方向でトルク伝達可能な状態を示す断
面図、第4図はクラツチ機構の定寸作動時、即ち
正転方向ではクラツチが解放した状態であり、逆
転方向ではトルク伝達可能な状態を示す断面図で
ある。
第1図乃至第4図において、1はホルダ本体
で、工作機械の主軸穴へ挿着されるテーパ付きシ
ヤンク部1aと、このシヤンク部1aの大径側端
に軸線を一致させて連設した円筒部1b、及びシ
ヤンク部1aと円筒部1bとの境界部外周に設け
た工具交換用の把持フランジ1cを有している。
で、工作機械の主軸穴へ挿着されるテーパ付きシ
ヤンク部1aと、このシヤンク部1aの大径側端
に軸線を一致させて連設した円筒部1b、及びシ
ヤンク部1aと円筒部1bとの境界部外周に設け
た工具交換用の把持フランジ1cを有している。
このようにしたホルダ本体1内には、円筒部1
bの開口端側から径を順次小さくした円筒穴2,
3,4が軸線を一致して軸方向に階段状に形成さ
れ、この円筒穴2及び3内には、スリーブ5が軸
方向に摺動可能にかつ円周方向に回転可能に嵌合
されている。上記スリーブ5は、その開口端側外
周に形成した軸方向の長溝6と、これに対向して
円筒部1bに形成した軸線と平行する複数の長穴
7(これは円周方向に等分割され、第2図に示す
如く3個ある)とに係合する複数の鋼球8によつ
て軸方向に限定された範囲で相対移動可能で、か
つホルダ本体1から抜け出ないように保持されて
いる。
bの開口端側から径を順次小さくした円筒穴2,
3,4が軸線を一致して軸方向に階段状に形成さ
れ、この円筒穴2及び3内には、スリーブ5が軸
方向に摺動可能にかつ円周方向に回転可能に嵌合
されている。上記スリーブ5は、その開口端側外
周に形成した軸方向の長溝6と、これに対向して
円筒部1bに形成した軸線と平行する複数の長穴
7(これは円周方向に等分割され、第2図に示す
如く3個ある)とに係合する複数の鋼球8によつ
て軸方向に限定された範囲で相対移動可能で、か
つホルダ本体1から抜け出ないように保持されて
いる。
又、上記スリーブ5内には従動軸9が軸線を一
致して嵌合されており、この従動軸9は、その中
間部外周に形成した環状溝10と、これに対向し
てスリーブ5の内周に形成した軸方向に巾の広い
長溝11とに係合する鋼球12により、軸方向に
は長溝11の長さ範囲で摺動可能で、かつ円周方
向には回転自由になるようにしてスリーブ5に保
持されている。又、上記ホルダ本体1の円筒穴3
の内周面には半円状の環状溝13が形成されてお
り、この環状溝13と対向するスリーブ5の周壁
には、その周方向に複数個の丸穴14が形成さ
れ、この各丸穴14の従動軸9側は縮径されてい
る。そして、これら各丸穴14と環状溝13の両
方にはそれぞれ鋼球15が係合しており、この各
鋼球15をスリーブ5に嵌合する従動軸9の外周
面により環状溝13内へ押し付けて半径方向の動
きを拘束することにより、ホルダ本体1とスリー
ブ5とを軸線方向に相対移動しないようにロツク
するようになつている。
致して嵌合されており、この従動軸9は、その中
間部外周に形成した環状溝10と、これに対向し
てスリーブ5の内周に形成した軸方向に巾の広い
長溝11とに係合する鋼球12により、軸方向に
は長溝11の長さ範囲で摺動可能で、かつ円周方
向には回転自由になるようにしてスリーブ5に保
持されている。又、上記ホルダ本体1の円筒穴3
の内周面には半円状の環状溝13が形成されてお
り、この環状溝13と対向するスリーブ5の周壁
には、その周方向に複数個の丸穴14が形成さ
れ、この各丸穴14の従動軸9側は縮径されてい
る。そして、これら各丸穴14と環状溝13の両
方にはそれぞれ鋼球15が係合しており、この各
鋼球15をスリーブ5に嵌合する従動軸9の外周
面により環状溝13内へ押し付けて半径方向の動
きを拘束することにより、ホルダ本体1とスリー
ブ5とを軸線方向に相対移動しないようにロツク
するようになつている。
第1図において、16は予定の深さのねじ加工
を可能にする定寸機能付きのクラツチ機構で、こ
のクラツチ機構16は、ホルダ本体1の円筒穴2
内に位置してスリーブ5と従動軸9間に設けられ
ている。
を可能にする定寸機能付きのクラツチ機構で、こ
のクラツチ機構16は、ホルダ本体1の円筒穴2
内に位置してスリーブ5と従動軸9間に設けられ
ている。
上記クラツチ機構16は、第1図乃至第3図に
示すように従動軸9の外周壁に円周方向に180゜の
位相差をもち、かつ軸方向に伸びる1対のクラツ
チ溝17a,17bを有し、この各クラツチ溝1
7a,17bの上端は開口されていると共に、ク
ラツチ溝17a,17bの開口端側には、一方の
クラツチ溝17aから他方のクラツチ溝17b
へ、及び他方のクラツチ溝17bから一方のクラ
ツチ溝17aへ達する従動軸9の外周面に沿つて
右回りの上り勾配で傾斜するリード段部18a,
18bが形成されている。又、上記クラツチ機構
16は、上記クラツチ溝17a,17bに対向し
て半径方向に配置した1対のクラツチピン19
a,19bを有し、この各クラツチピン19a,
19bの一端はクラツチ溝17a,17bに係合
すると共に、その他端側は、上記各クラツチ溝1
7a,17bに対向してスリーブ5の外壁に形成
した軸線方向に伸びる長穴20a,20bを通し
て外周側へ突出され、その外方突出端は、スリー
ブ5の外周にその軸線方向に摺動可能に嵌合した
リテーナ21に固着されており、そしてリテーナ
21と、これより上方に位置してスリーブ5の外
周に固着したばね受22間には圧縮ばね23が介
在され、このばね23のばね圧により、リテーナ
21を常時下方へ付勢し、クラツチピン19a,
19bがクラツチ溝17a,17b内に係合でき
るようになつている。
示すように従動軸9の外周壁に円周方向に180゜の
位相差をもち、かつ軸方向に伸びる1対のクラツ
チ溝17a,17bを有し、この各クラツチ溝1
7a,17bの上端は開口されていると共に、ク
ラツチ溝17a,17bの開口端側には、一方の
クラツチ溝17aから他方のクラツチ溝17b
へ、及び他方のクラツチ溝17bから一方のクラ
ツチ溝17aへ達する従動軸9の外周面に沿つて
右回りの上り勾配で傾斜するリード段部18a,
18bが形成されている。又、上記クラツチ機構
16は、上記クラツチ溝17a,17bに対向し
て半径方向に配置した1対のクラツチピン19
a,19bを有し、この各クラツチピン19a,
19bの一端はクラツチ溝17a,17bに係合
すると共に、その他端側は、上記各クラツチ溝1
7a,17bに対向してスリーブ5の外壁に形成
した軸線方向に伸びる長穴20a,20bを通し
て外周側へ突出され、その外方突出端は、スリー
ブ5の外周にその軸線方向に摺動可能に嵌合した
リテーナ21に固着されており、そしてリテーナ
21と、これより上方に位置してスリーブ5の外
周に固着したばね受22間には圧縮ばね23が介
在され、このばね23のばね圧により、リテーナ
21を常時下方へ付勢し、クラツチピン19a,
19bがクラツチ溝17a,17b内に係合でき
るようになつている。
又、第1図において、24は上記ホルダ本体1
の円筒穴4内に設けた不整合補償機構で、タツプ
抜き動作開始時におけるホルダ本体1側の逆転動
作の立上がりと後退移動量動作の立上がりとの非
同期による不整合を吸収する機能を有している。
この不整合補償機構24は、従動軸9をホルダ本
体1に対し内方へ引き込む方向(コンプレツシヨ
ン)の誤差を吸収する第1の圧縮ばね25と、従
動軸9をホルダ本体1に対し外方へ押出し方向
(テンシヨン)の誤差を吸収する第2の圧縮ばね
26と、従動軸9の円筒穴4内への小径突出軸部
9aに摺動可能に嵌合され、かつ突出軸部9aの
先端面に固着した抜け止め部材27により抜け止
めしたばね受部材28と、円筒穴4の内壁に円筒
穴3側へ片寄らせて固定したリング状支持部材2
9に保持されたスラスト軸受30とを備え、そし
て上記第1の圧縮ばね25は、ばね受部材28と
突出軸部9aの段部9b間に介在され、第2の圧
縮ばね26はばね受部材28とスラスト軸受30
間に介在されている。スラスト軸受30はホルダ
本体1と従動軸9との相対回転に伴う圧縮ばね2
6のねじれを防止するものである。31は突出軸
部9aの従動軸9側との連設肩部に形成した、鋼
球15の内方への逃げ用半凹溝である。
の円筒穴4内に設けた不整合補償機構で、タツプ
抜き動作開始時におけるホルダ本体1側の逆転動
作の立上がりと後退移動量動作の立上がりとの非
同期による不整合を吸収する機能を有している。
この不整合補償機構24は、従動軸9をホルダ本
体1に対し内方へ引き込む方向(コンプレツシヨ
ン)の誤差を吸収する第1の圧縮ばね25と、従
動軸9をホルダ本体1に対し外方へ押出し方向
(テンシヨン)の誤差を吸収する第2の圧縮ばね
26と、従動軸9の円筒穴4内への小径突出軸部
9aに摺動可能に嵌合され、かつ突出軸部9aの
先端面に固着した抜け止め部材27により抜け止
めしたばね受部材28と、円筒穴4の内壁に円筒
穴3側へ片寄らせて固定したリング状支持部材2
9に保持されたスラスト軸受30とを備え、そし
て上記第1の圧縮ばね25は、ばね受部材28と
突出軸部9aの段部9b間に介在され、第2の圧
縮ばね26はばね受部材28とスラスト軸受30
間に介在されている。スラスト軸受30はホルダ
本体1と従動軸9との相対回転に伴う圧縮ばね2
6のねじれを防止するものである。31は突出軸
部9aの従動軸9側との連設肩部に形成した、鋼
球15の内方への逃げ用半凹溝である。
又、32はタツプ33をホルダ本体1に取り付
けるためのアダプタで、このアダプタ32は上記
従動軸9の円筒穴9c内に嵌合される軸部34を
有し、この軸部34の外周面には雄ねじ34aが
形成されていると共に、径方向に貫通する長穴3
5が形成されており、そして長穴35内を貫通し
て両端を従動軸9に固着した連結ピン36によ
り、アダプタ32を従動軸9に軸方向には移動可
能で回転方向には動きを拘束して保持するように
なつている。又、上記従動軸9のアダプタ挿入端
部には、上記アダプタ軸部34の雄ねじ34aと
螺合する調整ナツト37が回転可能に取り付けら
れており、この調整ナツト37を回転操作するこ
とにより、タツプ33のホルダ本体1からの突き
出し長さを調整できるようになつている。
けるためのアダプタで、このアダプタ32は上記
従動軸9の円筒穴9c内に嵌合される軸部34を
有し、この軸部34の外周面には雄ねじ34aが
形成されていると共に、径方向に貫通する長穴3
5が形成されており、そして長穴35内を貫通し
て両端を従動軸9に固着した連結ピン36によ
り、アダプタ32を従動軸9に軸方向には移動可
能で回転方向には動きを拘束して保持するように
なつている。又、上記従動軸9のアダプタ挿入端
部には、上記アダプタ軸部34の雄ねじ34aと
螺合する調整ナツト37が回転可能に取り付けら
れており、この調整ナツト37を回転操作するこ
とにより、タツプ33のホルダ本体1からの突き
出し長さを調整できるようになつている。
次に、上記のように構成されたタツプホルダの
動作について説明する。
動作について説明する。
先ず、図示しないNC工作機械の主軸にホルダ
本体1のシヤンク部1aが挿着された状態におい
て、図示しない主軸の駆動機構にNC装置からね
じ加工指令が与えられると、主軸は回転すると共
に、前進動作を開始する。このとき、タツプ33
が被加工物(図示せず)の下穴に近づくまでに主
軸の回転数及び前進送り速度はプログラムで設定
された値に達しており、タツプ33の先端部が下
穴に喰い付いて所定深さまでねじ加工した時点
で、主軸の前進送りはストツプし、その後は主軸
の回転のみによつてタツプ33はねじ加工を続け
る。そして主軸を含むホルダ本体1及びクラツチ
機構16を介して結合された従動軸9が回転する
に伴いタツプ33は下穴にねじ加工すると同時
に、そのタツプリードに沿つてアダプタ32を含
む従動軸9が自己前進する。
本体1のシヤンク部1aが挿着された状態におい
て、図示しない主軸の駆動機構にNC装置からね
じ加工指令が与えられると、主軸は回転すると共
に、前進動作を開始する。このとき、タツプ33
が被加工物(図示せず)の下穴に近づくまでに主
軸の回転数及び前進送り速度はプログラムで設定
された値に達しており、タツプ33の先端部が下
穴に喰い付いて所定深さまでねじ加工した時点
で、主軸の前進送りはストツプし、その後は主軸
の回転のみによつてタツプ33はねじ加工を続け
る。そして主軸を含むホルダ本体1及びクラツチ
機構16を介して結合された従動軸9が回転する
に伴いタツプ33は下穴にねじ加工すると同時
に、そのタツプリードに沿つてアダプタ32を含
む従動軸9が自己前進する。
下穴へのねじ加工に伴い従動軸9側が更に前進
して、クラツチピン19a,19bとクラツチ溝
17a,17bの係合位置が第4図に示す如くク
ラツチ溝17a,17bの上端開口に達すると、
タツプ33にかかる切削トルクの方がクラツチピ
ン19a,19bによる回動トルクより大きいの
で、クラツチピン19a,19bはリード段部1
8a,18bへ乗り上がり、クラツチ溝17a,
17bから外れる。これによりクラツチピン19
a,19bはホルダ本体1の正回転に伴いリード
段部18a,18b上を摺動することになり、ホ
ルダ本体1側は従動軸9に対してトルク伝達でき
ない空転状態となり、下穴に対し予定の深さのね
じ加工が終了した定寸位置に達したことになる。
して、クラツチピン19a,19bとクラツチ溝
17a,17bの係合位置が第4図に示す如くク
ラツチ溝17a,17bの上端開口に達すると、
タツプ33にかかる切削トルクの方がクラツチピ
ン19a,19bによる回動トルクより大きいの
で、クラツチピン19a,19bはリード段部1
8a,18bへ乗り上がり、クラツチ溝17a,
17bから外れる。これによりクラツチピン19
a,19bはホルダ本体1の正回転に伴いリード
段部18a,18b上を摺動することになり、ホ
ルダ本体1側は従動軸9に対してトルク伝達でき
ない空転状態となり、下穴に対し予定の深さのね
じ加工が終了した定寸位置に達したことになる。
かかる状態になつたならば、NC装置から主軸
駆動機構に停止指令を与えて主軸の正回転動作を
停止させ、次いで、主軸駆動機構に逆転指令及び
後退指令を与えて主軸を逆回転させると共に、後
退動作させる。このとき、主軸の後退動作の立上
がりは主軸の逆回転の立上がりより早いので、ホ
ルダ本体1とスリーブ5がばね26を圧縮しなが
ら従動軸9より先に後退動作(第5図の矢印A方
向)する。すると、スリーブ5が従動軸9に対し
て矢印A方向にスライドするため、第5図に示す
如く鋼球15が凹溝31内に落ち込み、ホルダ本
体1とスリーブ5との軸方向の拘束が解除され
る。そしてその直後に鋼球12が環状溝11の下
端に第5図に示すように突き当たる。
駆動機構に停止指令を与えて主軸の正回転動作を
停止させ、次いで、主軸駆動機構に逆転指令及び
後退指令を与えて主軸を逆回転させると共に、後
退動作させる。このとき、主軸の後退動作の立上
がりは主軸の逆回転の立上がりより早いので、ホ
ルダ本体1とスリーブ5がばね26を圧縮しなが
ら従動軸9より先に後退動作(第5図の矢印A方
向)する。すると、スリーブ5が従動軸9に対し
て矢印A方向にスライドするため、第5図に示す
如く鋼球15が凹溝31内に落ち込み、ホルダ本
体1とスリーブ5との軸方向の拘束が解除され
る。そしてその直後に鋼球12が環状溝11の下
端に第5図に示すように突き当たる。
ホルダ本体1とスリーブ5との軸方向の拘束が
解除されることにより、ホルダ本体1はばね26
を圧縮して、スリーブ5に対し長溝6と長穴7の
隙間分だけ第6図の矢印A方向に更に後退され
る。この長溝6と長穴7は逆回転の立上がりの遅
れを吸収するのに十分な長さとなつている。又、
この間、スリーブ5と従動軸9との位置関係は変
わらないので、クラツチピン19a,19bとク
ラツチ溝17a,17bとの位置関係は第5図に
示す状態を保持することになる。即ち、鋼球8が
長溝6及び長穴7の反対側(第5図と逆の側)に
突き当たる前にホルダ本体1の逆回転速度が設定
速度まで十分に立上がることができる。これによ
りホルダ本体1が逆回転され始めると、その回転
は鋼球8を介してスリーブ5に伝達され、更にク
ラツチピン19a,19bは第5図に示す如くク
ラツチ溝17a,17bの上端部17a1,17b1
に係合しているから、スリーブ5の逆回転トルク
はクラツチ機構16を介して従動軸9に伝達さ
れ、これによりタツプ33はねじ加工穴から、そ
のねじリードに沿つて抜け出ることになる。
解除されることにより、ホルダ本体1はばね26
を圧縮して、スリーブ5に対し長溝6と長穴7の
隙間分だけ第6図の矢印A方向に更に後退され
る。この長溝6と長穴7は逆回転の立上がりの遅
れを吸収するのに十分な長さとなつている。又、
この間、スリーブ5と従動軸9との位置関係は変
わらないので、クラツチピン19a,19bとク
ラツチ溝17a,17bとの位置関係は第5図に
示す状態を保持することになる。即ち、鋼球8が
長溝6及び長穴7の反対側(第5図と逆の側)に
突き当たる前にホルダ本体1の逆回転速度が設定
速度まで十分に立上がることができる。これによ
りホルダ本体1が逆回転され始めると、その回転
は鋼球8を介してスリーブ5に伝達され、更にク
ラツチピン19a,19bは第5図に示す如くク
ラツチ溝17a,17bの上端部17a1,17b1
に係合しているから、スリーブ5の逆回転トルク
はクラツチ機構16を介して従動軸9に伝達さ
れ、これによりタツプ33はねじ加工穴から、そ
のねじリードに沿つて抜け出ることになる。
又、ねじ加工穴からタツプ33が抜け出ると、
ホルダ本体1と従動軸9との相対関係はばね26
のばね力により第1図に示す状態に戻される。
ホルダ本体1と従動軸9との相対関係はばね26
のばね力により第1図に示す状態に戻される。
上記のように本実施例にあつては、タツプ抜き
動作時に、ホルダ本体1側の逆回転の立上がりが
ホルダ本体1側の後退動作の立上がりより遅れ
て、タツプ逆回転による従動軸9側の後退動作と
ホルダ本体1側の後退動作との間に差が生じて
も、これは不整合補償機構24によつて吸収され
るため、タツプ33側に強引な引張り負荷が作用
することがなく、タツプやタツプホルダを破損し
たり、加工したねじ山を損傷するのを未然に防止
できる。しかも逆回転と後退動作の不整合により
タツプホルダ本体1が後退されても、その変化分
はスリーブ5とホルダ本体1間の軸方向の相対移
動により吸収されるため、スリーブ5と従動軸9
間の相対位置関係が変わることがなく、クラツチ
ピン19a,19bとクラツチ溝17a,17b
との位置関係も変化することがない。従つて、ク
ラツチ溝の開口部の段差を大きくする必要がなく
なり、クラツチの作動特性(切れ具合)が良好と
なつてねじ加工のための回転数を高く設定しても
安全に、かつ確実にねじ加工を行なうことがで
き、ねじ加工時間の短縮が可能になる。
動作時に、ホルダ本体1側の逆回転の立上がりが
ホルダ本体1側の後退動作の立上がりより遅れ
て、タツプ逆回転による従動軸9側の後退動作と
ホルダ本体1側の後退動作との間に差が生じて
も、これは不整合補償機構24によつて吸収され
るため、タツプ33側に強引な引張り負荷が作用
することがなく、タツプやタツプホルダを破損し
たり、加工したねじ山を損傷するのを未然に防止
できる。しかも逆回転と後退動作の不整合により
タツプホルダ本体1が後退されても、その変化分
はスリーブ5とホルダ本体1間の軸方向の相対移
動により吸収されるため、スリーブ5と従動軸9
間の相対位置関係が変わることがなく、クラツチ
ピン19a,19bとクラツチ溝17a,17b
との位置関係も変化することがない。従つて、ク
ラツチ溝の開口部の段差を大きくする必要がなく
なり、クラツチの作動特性(切れ具合)が良好と
なつてねじ加工のための回転数を高く設定しても
安全に、かつ確実にねじ加工を行なうことがで
き、ねじ加工時間の短縮が可能になる。
なお、ホルダ本体1へのタツプ33の取付手段
は、上記実施例に示す方式に限定されない。
は、上記実施例に示す方式に限定されない。
以上のように本考案によれば、ホルダ本体内に
軸線方向に相対移動可能に挿着したスリーブと、
このスリーブ内に軸線方向に摺動自在にかつ相対
回転可能に挿着した従動軸間を定寸用クラツチ機
構により結合し、かつホルダ本体と従動軸間に機
械主軸の逆回転と後退動作の不整合補償機構を設
け、タツプを保持した従動軸が前進して定寸空転
状態になつた後にホルダ本体とスリーブ間の軸方
向の固定を解除してホルダ本体とスリーブ間を引
張り方向に相対移動可能にしたので、逆回転と後
退動作間に不整合が生じてもクラツチ機構のクラ
ツチピンとクラツチ溝間の位置関係を常に正常な
状態(正転方向には空転、逆転方向にはトルク伝
達可能)に保持でき、このため高速なねじ加工が
可能になると共に、不整合によるタツプ及びねじ
山等の損傷も防止できる。
軸線方向に相対移動可能に挿着したスリーブと、
このスリーブ内に軸線方向に摺動自在にかつ相対
回転可能に挿着した従動軸間を定寸用クラツチ機
構により結合し、かつホルダ本体と従動軸間に機
械主軸の逆回転と後退動作の不整合補償機構を設
け、タツプを保持した従動軸が前進して定寸空転
状態になつた後にホルダ本体とスリーブ間の軸方
向の固定を解除してホルダ本体とスリーブ間を引
張り方向に相対移動可能にしたので、逆回転と後
退動作間に不整合が生じてもクラツチ機構のクラ
ツチピンとクラツチ溝間の位置関係を常に正常な
状態(正転方向には空転、逆転方向にはトルク伝
達可能)に保持でき、このため高速なねじ加工が
可能になると共に、不整合によるタツプ及びねじ
山等の損傷も防止できる。
第1図は本考案に係るタツプホルダの一実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図、第3図は本実施例における定寸用クラ
ツチ機構の詳細を示す断面図、第4図乃至第6図
はそれぞれ本考案の実施例における動作説明用の
断面図、第7図は従来のタツプホルダの断面図で
ある。 1……ホルダ本体、2,3,4……円筒穴、5
……スリーブ、6,11……長溝、10,13…
…環状溝、7,20a,20b,35……長穴、
8,12,15……鋼球、9……従動軸、9a…
…小径突出軸部、14……丸穴、16……定寸用
クラツチ機構、17a,17b……クラツチ溝、
18a,18b……リード段部、19a,19b
……クラツチピン、21……リテーナ、22……
ばね受、23,25,26……圧縮ばね、24…
…不整合補償機構、27……抜け止め部材、28
……ばね受部材、30……スラスト軸受、31…
…逃げ用凹部、32……アダプタ、33……タツ
プ、34……軸部、36……連結ピン、37……
調整ナツト。
を示す縦断面図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図、第3図は本実施例における定寸用クラ
ツチ機構の詳細を示す断面図、第4図乃至第6図
はそれぞれ本考案の実施例における動作説明用の
断面図、第7図は従来のタツプホルダの断面図で
ある。 1……ホルダ本体、2,3,4……円筒穴、5
……スリーブ、6,11……長溝、10,13…
…環状溝、7,20a,20b,35……長穴、
8,12,15……鋼球、9……従動軸、9a…
…小径突出軸部、14……丸穴、16……定寸用
クラツチ機構、17a,17b……クラツチ溝、
18a,18b……リード段部、19a,19b
……クラツチピン、21……リテーナ、22……
ばね受、23,25,26……圧縮ばね、24…
…不整合補償機構、27……抜け止め部材、28
……ばね受部材、30……スラスト軸受、31…
…逃げ用凹部、32……アダプタ、33……タツ
プ、34……軸部、36……連結ピン、37……
調整ナツト。
Claims (1)
- 一端部にシヤンク部を有し他端部に円筒部を有
するホルダ本体と、上記ホルダ本体内にその軸線
方向に移動可能にかつ円周方向に相対回転可能に
挿着したスリーブと、上記スリーブ内に軸線方向
に摺動可能にかつ円周方向に相対回転可能に挿着
したタツプ保持用従動軸と、上記スリーブと従動
軸間を結合する定寸用クラツチ機構と、上記ホル
ダ本体と従動軸の後端間に設けられ機械主軸の逆
回転と後退動作の立上がりの差による不整合を吸
収する不整合補償機構と、上記従動軸がねじ加工
を終え停止し、戻し動作に入り、逆回転により後
退動作の方が早く立上がつた時上記ホルダ本体と
スリーブ間のロツクを解除してクラツチとクラツ
チピンの位置関係を変えないように、ホルダ本体
とスリーブを引張方向に相対移動できるよう動作
する機構とから成るタツプホルダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125686U JPH0329069Y2 (ja) | 1986-07-19 | 1986-07-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11125686U JPH0329069Y2 (ja) | 1986-07-19 | 1986-07-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6317720U JPS6317720U (ja) | 1988-02-05 |
| JPH0329069Y2 true JPH0329069Y2 (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=30991010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11125686U Expired JPH0329069Y2 (ja) | 1986-07-19 | 1986-07-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0329069Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-19 JP JP11125686U patent/JPH0329069Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6317720U (ja) | 1988-02-05 |
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