JPH0329248A - X線光電子分光用複合x線管球 - Google Patents

X線光電子分光用複合x線管球

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JPH0329248A
JPH0329248A JP1163216A JP16321689A JPH0329248A JP H0329248 A JPH0329248 A JP H0329248A JP 1163216 A JP1163216 A JP 1163216A JP 16321689 A JP16321689 A JP 16321689A JP H0329248 A JPH0329248 A JP H0329248A
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JP
Japan
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rays
ray
anode
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energy
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JP1163216A
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Hidehiro Hashiguchi
橋口 栄弘
Takashi Otsubo
孝至 大坪
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、XLA光電子分光法に用いるX線管球に関す
る. 〔従来の技術〕 X線光電子分光法は試料に狭いエネルギー幅をもったX
線(エネルギー:hv)を照射し,光電効果により試料
中の原子の内殻・外殻レベルより放出される電子の運動
エネルギー(Ek)を測定する.原子内電子の結合エネ
ルギー(Eb)は、次の(1)式の関係から決定される
.但し、φは電子分光器の仕事関数であり,通常5aV
程度である.Ek=hヤーEb一φ     ・・・(
1)エネルギー幅の狭いX線として通常は特性X線が用
いられている{例えば、マイクロビームアナリシス(朝
倉書店、1985年,369頁)}.従来のX線光電子
分光装置にM匿されている特性X線を発生するX線管球
では、マグネシウム,アルミニウム,銀,チタン,イッ
トリウム等の元素の1種あるいは複数種が陽極として装
備されている.X線発生時にはその内の1種の陽極元素
に電子ビームを照射して、その元素の特性X線を発生さ
せている,別の元素の特性X線を使用する時は、電子ビ
ームを照射す′る陽極を切り替える.X線光電子分光法
において特性X線を替えて使用する場合としては、 ■ある元素の光電子スペクトルにオージェ電子スペクト
ルが重なり、光電子スペクトルの測定が出来ない場合が
ある.この場合,照射するX線のエネルギーを変えると
測定される光電子の運動エネルギーが変わるが、オージ
ェ電子は励起X線エネルギーに依存しないので,スペク
トルの重なりが避けられる. ■電子の固体表面からの脱出深さは電子の運動エネルギ
ーに依存する.ので.励起するX線を変えて光電子の運
動エネルギーを変えることによって,発生する電子の深
さ(情報深さ)を変えることができる(第3図参照)。
即ち、イオンスパッター等により試料表面を研削するこ
となく,2種以上のX線を用いた光電子分光測定を行う
ことによって、非破壊で深さ方向の分析が可能である。
ところが、従来のX線光電子分光装置では、同時には1
種の元素の特性X線だけを発生させるようになっており
、同時に2種以上の元素の特性x,1を発生するように
なっていない《例えば. Pract.ical Su
rface AnalysisCJohn Viley
 & Sons,1983),2.4.1節、ρ48}
従って,Xa管球の%J}極を切り替えて、もう一度、
X線光電子スペクトルを取り直す必要があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したように、2種以上の元素の特性X線を用いて測
定した方が都合が良い場合でも,従来はX線管球の陽極
を切り替えて別個に測定し直さなければならなかった.
そのため.211!I定に余分な時間を要するばかりで
なく、表面反応,表面析出の測定など測定面が時々刻々
と変化する場合には、XIIA源を切り換えるのに時間
がかかり正確な測定ができないという問題があった.本
発明はかかる問題を解決するもので、同時にエネルギー
の異なるX線を照射することよって一回の測定で分析を
完了するものである. 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために,本発明のX線光電子分光装
置のX線管球においては、2種以上の元素から成る陽極
を塔載し、波長の異なる2種以上の特性X線を同時に放
出して、X線光電子分光分析を行なう.使用する特性X
線は、でき得れば,測定の目的および測定する試料の元
素種類によって選択されるべきである。第3図に示すよ
うに、電子が固体から脱出し得る深さが電子の運動エネ
ルギーに依存し、そのエネルギーが小さい程、脱出深さ
は浅くなり,電子エネルギーが大きくなれば脱出深さは
大きくなる{例えば、Surfaceand Inte
rface Analysis,vol 11,577
−589(19B}参照}. 試料極表面の測定する深さを変えて測定する、つまり深
さ方向分析するためには,(1)式の関係から、X#I
エネルギーを変えて照射することが光電子の運動エネル
ギーを変え、深さの異なる層の測定を可能にする。(1
)式の関係から電子の運動エネルギーはX線エネルギー
(hν)と直線関係にあるので、電子エネルギーを変化
させるには励起するX線エネルギーが大きく異なる陽極
元素を選べば良い.励起するX線エネルギーの種類が増
えると光電子スペクトルの重なりの問題が生じるので、
できるだけ少ない)l種を選ばなければならない. そのためには、X線エネルギーとしては500e V未
満, 500〜1000 eV . 1000 eV以
上の3範囲の内、2範囲または3範囲にある特性X線を
選択するのが最も効率的である。なぜなら,4種以上の
X線では光電子スペクトルの重なりが頻繁になること、
低エネルギー電子の方が脱出深さの相対的変化が大きい
のでX線エネルギーとしても低エネルギーのものから選
択した方が良いためである。
ただし、200 eV以下の低エネルギー特性X線は発
生効率が低<.測定感度が落ちるので一般的ではない.
また、2000 eV以上の特性X線は一般にX線エネ
ルギー幅が広く、分解能の良いスペクトルが得にくい。
よって200〜2000 eVの範四から2種または3
種程度のXaを、エネルギー間隔を開けて選択すること
が必要である。
X線光電子分光装置のX線管球の陽極としても最も一般
に用いられているマグネシウム(特性X線エネルギー:
 1254 eV)またはアルミニウム(特性X線エネ
ルギー: 1487 eV)は、1000 eV以上の
エネルギーの元素として不可欠である.この元素に組み
合わせる元素として好適なのは、500〜100 eV
の範囲の特性X線を発生する元素として酸素(特性X線
エネルギー: 525 eV)をマグネシウムまたはア
ルミニウムの酸化物の形態で、さらに500 eV以下
の特性X線を発生する元素として炭素(特性X線エネル
ギー=277 eV)が挙げられる.その理由は,これ
らの特性X線のエネルギーが適度な間隔をもって離れて
いること、陽極として容易に製造可能なことである.こ
れらを組み合わせた複合陽極が最適である。これらの元
素の組合わせは次に述べる構造にすることによって、構
造的にも安定である。もちろん、これらの元素の他に,
500 eV以下のX線源としてY,Zr,Nb,Mo
, Ti. 500〜1000 eVのxg源としては
Cr,Ni, Cu. 1000 eV以上のX線源と
してSi,Y,Zr,Ag,Ti,Crを含む組み合わ
せであってもかまわない。さらに、単体元素だけでなく
、化合物として組み合わせてもよい. 複合陽極の構造としては、多層構造にするのが望ましい
.その一例を第1図に示す。熱的伝導材としての銅基板
の上に各元素を積層する.その上下関係は、発生する特
性X線の吸収特性から考えて、吸収され易い軟X線を発
生する元素は上層に、比較的吸収され難いX線を発生す
る元素は下層に置<.そうすることによって、下層の元
素の特性X線の上層の元素による吸収を最小限に押さえ
ることができる.そのために、マグネシウムまたアルミ
ニウムを第1層(最下層)とし、その上に第2の構成元
素である酸素を含む層として第1層のマグネシウムまた
はアルミニウムの酸化物層を付け、さらにその上に炭素
層を付けるのが最良である。
酸化物層は下層の金属を熱酸化により作製し、炭素層の
蒸着により作製するのが好適である。それぞれの膜厚も
、各元素の特性X線の吸収を考慮して決定される。一般
には、アルミニウムまたはマグネシウム層はlO〜10
0μm,酸化物層は50〜1000 nm、炭素層は3
0〜500 nmが望ましい。この様な多層構造にする
ことによって、熱的・電気的に安定なものになる。つま
り、電気伝導性の悪い酸化物を伝導性のよい金属と炭素
で挟むことによって、全体として伝導性を保持でき、電
子ビーム照射によるチャージアップを防止することがで
きる。また、電子ビームの照射により分解しやすい酸化
物を安定な炭素で覆うことによって、熱的・電気的に安
定なものにすることができる.多層構造の他に、各元素
を合金状態であるいは混合状態で用いてもよい. 〔作用〕 上記のように構成されたXvA管球を用いて固体試料表
面をX線光電子分光分析すると,試料中の一つの元素に
ついて光電子は運動エネルギーの異なる2種以上の電子
ピークとして放出される.運動エネルギーの違いによっ
てその電子が発生した試料表面からの深さが異なるので
、それ等のピークのX線源による変化を考察するとその
元素の表面からの深さ分布を推定することができる.特
に500 eV未満, 50(+−1000 eV ,
 1000 eV以上のX線を励起X線源に選択すれば
、放出されろ光電子の運動エネルギーは(1)式から計
算されるように各X線エネルギーから測定電子の結合エ
ネルギーを差し引いたものとなり、段階的にエネルギー
差が生じる.例えば、結合エネルギー100 eVの内
殻電子を, C K a (277 eV), O K
 a (524 eV),MgKα(1254 eV)
で励起測定すると,検出される光電子の運動エネルギー
は172 eV . 420 eV ,1150 eV
となる.第3図から分かるように各運動エネルギーの光
電子の脱出深さは,0.8 nm, i.snm,3.
2 nmとなる。各光電子スペクトルはそれぞれの深さ
の状態を反映しており、非破壊で深さ方向分析ができる
.本発明の複合X線管球を用いると、このような測定が
、X線管球の陽極を切換えることなく一回の測定で可能
である。
また、光電子ピークとオージエ電子ピークが重なる時の
判定も、一回の測定でその判定が可能である. 〔実施例〕 実施例について図面を参照して説明する。第1図は本発
明によるX線光電子分光用のX線管球の陽極の断面図を
示す。第1図において、熱伝導材としての銅lの上に第
1の陽極元素であるマグネシウムのM2がコーティング
され、さらにその上に第2の構成元素である酸素を含む
層として酸化マグネシウムの層3がマグネシウムを熱酸
化して形成されており,更にその上に第3の元素として
蒸着で付けられた炭素層4が存在する.上記のX腺管球
を用いて,測定したシリコン表面のX線光電子分光スペ
クトルを第2図に示す。
第2図の3つのスペクトルは全てシリコンの光電子であ
るSi2pのピークである.左端の運動エネルギー11
50 eV付近のスペクトル5,中心の運動エネルギー
42O eV付近のスペクトル6,右端の運動エネルギ
ー172 eV付近のスペクトル7は、それぞれMgK
α,OKα,CKαにより励起発生したものである。そ
れぞれのピークは金属シリコンに由来するピーク8と酸
化シリコンに由来するピーク9に分離することができろ
。それぞれの運動エネルギーの電子の酸化シリコン中の
脱出深さ(m密には非弾性平均自由行Pl)は第3図の
ように見積もられている(Surface and I
nterfaceAnalysis,vol 11,5
77−589(1988)参照}。第2図の各運動エネ
ルギーの脱出深さは左,中,右の各ピークについて3.
2 nm,1.5 nm,0.8 nmである。
これらの脱出深さを考慮して第2図の測定スペクトルか
ら試料の表面構造を推定すると,表面に厚さ約1.2 
nmの均一な酸化シリコン(S i 02 )が金属シ
リコンの上を覆っていることが分る。
次に表面反応を本発明を用いて測定した例を示す.真空
中でイオンスパッター後、炭素を約15原子層蒸着した
チタンを含むステンレス鋼を真空中で600℃に加熱し
ながら,表面の変化をX線光電子分光分析した.第4図
はその時間変化をMgKαとOKα特性xgで同時に測
定した結果を示す.MgKαによるClsスペクトル(
運動エルネギー:960eV,脱出深さ:2.5nm)
の測定からは、最初黒鉛状の炭素に起因するピークだけ
だったものが5分間の加熱で炭化物のピークが出現し、
lO分間でほぼ炭化物になっていることが分かる.OK
αにより測定されたスペクトル(運動エネルギー:23
0ev,脱出深さ:0.8nm)には15分間経過して
始めて炭化物ピークが出現している.これらの結果から
,炭化物生成反応が炭素とチタンとの界面で始まり次第
に炭素膜上方に或長じていることが分かる.このように
分オーダーの反応は、複合X線管球から同時に放出され
る2種以上のX線源による測定が有効である.X線管球
の陽極を切り替える従来の方法ではこのような速い変化
にはついていけない. 〔発明の効果〕 本発明は、以下の記載するような効果を奏する。
複数の元素で構成される陽極を有するX線管球から発生
するエネルギーの異なる2種以上の特性X線を同時に試
料に照射して、試料元素から放出される運動エネルギー
の異なる光電子スペクトルを測定することによって、極
表面の元素状態の深さ方向分布を非破壊で行うことがで
きる。
そして、陽極構成元素に酸素,炭素を含めることによっ
て,試料極表面層の分析を高感度に行うことが可能にな
った. さらに、陽極の構造に多層構造を採用し、X線吸収の少
ない軽元素を表面に置くことによって、下層元素の特性
X線の吸収を少なくし、各或分のX線を高強度に照射す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2種以上の特性X線を同時に放出するxi管球
の実施例を示す陽極の断面図、第2図は本発明により、
MgKα,OKα,CKαをX線源として測定したシリ
コン表面のX線光電子スペクトルを示すグラフ、第3図
は酸化シリコン中の電子の非弾性平均自由行程の電子運
動エネルギー依存性を示すグラフ、第4図は本発明によ
るチタン表面の析出反応をMgKα,OKαにより同時
に測定したX線電子スペクトルのグラフである。 :銅          2:マクネシウl1層:酸化
マグネシウム層  4:炭素層 :MgKαによるS i 2pスペクトル:OKαによ
るS i 2pスペクトル:CKαによるS i 2p
スペクトル:金属シリコンに由来するスペクトル 二酸化シリコンに由来するスペクトル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二種以上の元素から成る陽極を塔載し、波長の異
    なる2種以上の特性X線を同時に放出することを特徴と
    するX線光電子分光用複合X線管球。
  2. (2)前記請求項1において、2種以上の特性X線が、
    エネルギー500eV未満、500〜1000eV、ま
    たは1000eV以上の3範囲の内、2範囲または3範
    囲にある特性X線を放出する陽極を搭載したX線光電子
    分光用複合X線管球。
  3. (3)前記請求項1において、2種以上の元素から成る
    陽極の元素が、AlまたはMg、AlまたはMgの酸化
    物、およびC、の2種もしくは3種であるX線光電子分
    光用複合X線管球。
  4. (4)前記第(1)項記載において、2種以上の元素か
    ら成る陽極が多層構造を有することを特徴とするX線光
    電子分光用複合X線管球。
  5. (5)X線光電子分光法において、2種以上の元素から
    成る陽極から同時に波長の異なる2種以上の特性X線を
    放出させることを特徴とするX線光電子分光法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004514120A (ja) * 2000-11-09 2004-05-13 ステリス インコーポレイテッド 製品用x線ターゲット
FR2882886A1 (fr) * 2005-03-02 2006-09-08 Commissariat Energie Atomique Source monochromatique de rayons x et microscope a rayons x mettant en oeuvre une telle source
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JP2015081819A (ja) * 2013-10-22 2015-04-27 富士通株式会社 分析方法

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