JPH0329376Y2 - - Google Patents

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JPH0329376Y2
JPH0329376Y2 JP7530984U JP7530984U JPH0329376Y2 JP H0329376 Y2 JPH0329376 Y2 JP H0329376Y2 JP 7530984 U JP7530984 U JP 7530984U JP 7530984 U JP7530984 U JP 7530984U JP H0329376 Y2 JPH0329376 Y2 JP H0329376Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は防潮を主目的とする水門における扉
体の両側の水密ゴムを受ける戸当り装置に関する
のである。
(2) 従来の技術 防潮水門は河川が海に流れ込む河口のように平
常時は開放しておき、高潮などの危険のある場合
にのみ閉鎖するものである。このため、平常時は
扉体を引上げておき、閉鎖の場合にのみ扉体を下
降させて下部を水中に浸漬する。従つて下降した
扉体の水密ゴムを受ける戸当り部の大部分は常に
海水に接している。
第4図、第5図は従来の防潮水門の戸当り部を
示すもので、1は扉体、2はその側部に設けたロ
ーラ、3は水密ゴムである。4はガイド部で、そ
の前後にはローラ2の受金具5,6が上下方向に
設けてある。
また、ガイド部4の前部には水密ゴム3が摺動
自在に接触する戸当り金物7が上下方向に設けて
ある。このような従来の水門において、水門の閉
鎖時においては、海側、すなわち、第4図、第5
図の上方の水位が高くなるので矢印のように海側
からの水圧が扉体1働く。このとき水密ゴム3が
戸当り金物7に密着して水密を保ち、海水が河川
に逆流することを防止する。
(3) 考案が解決しようとする問題点 前記のように水密ゴム3が戸当り金物7に密着
して水密を保つためには戸当り金物7の表面が平
滑でなければならないが、扉体1が上昇中に海水
に接している戸当り金物7の表面にはフジツボな
どの海中生物が附着生息しているため、凹凸が生
じ、扉体1を下降させたとき、水密ゴム3がこれ
らの凹凸のために破損して水密の保持が不可能と
なるという治水上の重大な問題が生じる。
このような問題を解決するためには、戸当り金
物7の表面に附着している海中生物は除去してお
けばよいが、このような除去作業は水中作業とな
るため、甚だ困難である。
そこで、この考案は附着生物の除去作業の必要
を無くし、かつ扉体の昇降に際し、扉体に設けた
水密ゴムの破損を防止して水密性に支障を来たさ
ないようにすることを技術的課題とするものであ
る。
(4) 問題点を解決するための手段 上記の問題を解決するために講じた技術的手段
は扉体側を開口とした縦方向の溝状戸当り室を設
けるとともに、この戸当り室内に前記戸当り金物
を設け、戸当り室の開口には縦軸を中心に回動し
て、この開口を開閉する閉鎖部材を取付け、この
閉鎖部材は縦軸を中心とする半円形の周壁と、閉
鎖時に前記戸当り金物に面接触で密着する平面状
の密着部により形成し、前記開口の両側には閉鎖
部材の周壁の附着物をかき取るかき板と、閉鎖位
置の閉鎖部材の外側面に密着する水密ゴムを設け
たことである。
(5) 作用 この考案の戸当り装置は上記の構成であるから
扉体を引上げて水門を開放しているときは閉鎖部
材を閉鎖位置にすることにより海水が溝状の戸当
り室内に流入しない。また、扉体を下げる必要を
生じた場合は閉鎖部材を開放位置にして戸当り室
の開口を開放することにより、扉体の水密ゴムは
支障なく戸当り室内に下降し、戸当り金具に密着
して水密を保つことができる。
(6) 実施例 第1図ないし第3図において、11は扉体、1
2はその側部に設けたローラであるが、このロー
ラ12は扉体11の側部の張出部13の外側に取
付けたものである。
14はガイド部で、その前後にはローラ12の
受金具15,16が上下方向に設けてある。
18は受金具15の側方に設けた戸当り室で、
その扉体11側が開口19となつている。20は
開口19の中央部に設けた縦軸で、この軸20に
閉鎖部材21が固定してある。この閉鎖部材21
の横断面形は軸20を中心とする半円形の周壁a
と、これに続く平面状の密着部bからなり、開口
19の両側には部材21の外周面の附着物をかき
取るかき板22,23が全長に亘り固定してあ
る。
また、この各かき板22,23の内側には周壁
aに密着する水密ゴム24,25を固定する。
前記張出部13の外側前側には前向きの取付板
27を扉体11の縦全長に亘つて固定し、この取
付板27の前縁に戸当り室18内の戸当り金物2
8に密着する水密ゴム29を全長に亘つて取付け
る。
戸当り金物28の水密ゴム29に密着する平面
状の当り面cと縦軸20の中心との距離は周壁a
の外周面の半径より短かくして閉鎖部材21を全
閉したとき、その密着部bが戸当り金物28の当
り面cに押付けられて密着するようにする。
なお、閉鎖部材21の密着部bまたはこの密着
部bが密着する戸当り金物28の当り面cの何れ
か一方をゴム板とする場合もある。
前記縦軸20は第3図のように、その下端を水
底31に設けた軸受32によつて回動自在に支承
し、上端は水門の両側に設けた支持台34上の機
箱35の軸受により回動自在に支承する。この機
箱35にはハンドルによる手動操作あるいはモー
タによる動力駆動などによる軸20の駆動装置3
6を設ける。
なお、図では明らかでないが扉体11の下端に
は下降時に水底のパツキン受座に当る水密ゴムを
設け、閉鎖部材21の下端にも水底の受座に密着
する水密ゴムを設ける。また、図示例では閉鎖部
材21が三日月状になつているが、周壁aと密着
部b以外は単なる枠材でもよい。
上記の実施例において、第1図は平常時を示
し、このとき、戸当り室18の開口19は閉鎖部
材21により閉鎖されている。このとき、扉体1
1は閉鎖部材21の上端よりさらに上方に引上げ
られている。
また、上記の閉鎖状態において、左右の水密ゴ
ム24,25および閉鎖部材21の下端の水密ゴ
ムにより戸当り室18内への海水の浸入は防止さ
れている。しかし、開口19が開いていたときの
海水が残つているから、戸当り室18内には海水
が入つているが、水密ゴム24,25の作用で外
部の海水が浸入するおそれはなく、海中生物も浸
入できない。
この場合、戸当り室18の底部などに清水の供
給口を設け、開口19を閉鎖部材21で閉鎖した
のち、戸当り室18内に清水を供給して室18内
に清水を満たすようにすればなお一層効果的であ
る。
特に、この考案では閉鎖部材21の密着部bが
戸当り金物28の当り面cに面接触により密着し
ている。従つてこの当り面cに海中生物が浸入し
て成長するおそれは全くない。
つぎに、水門を閉鎖する場合は手動または動力
操作で縦軸20を第1図に向つて左回転させ、第
2図の位置で停止させる。
この状態で開口19が開放されるので、扉体1
1を下降させると、その両側の取付板27が開口
19内に下降し、その前部の水密ゴム29が戸当
り金物28の当り面cに密着するが、このさい、
戸当り金物28の当り面cには海中生物は附着し
ていないから水密は完全に保持される。
なお、各図は水門の左側のみを示しているが右
側も同様の装置が対象的に設けられていることは
いうまでもない。
(7) 効果 この考案は上記のように、扉体を引上げて水門
を開放しているときは閉鎖部材を閉鎖位置にする
ことにより海水が溝状の戸当り室内に流入しな
い。しかし、閉鎖部材を閉じる前、すなわち、扉
体を引上げるまでは戸当り室内に海水が入つてい
たので閉鎖部材で戸当り室を閉鎖しても内部には
海水が残つているが、新しい海水は入らないので
海中生物は戸当り室に入ることができない。従つ
て戸当り室内で海中生物が生息するおそれがなく
なる。
また、扉体を下げる必要を生じた場合は閉鎖部
材を開放位置にして戸当り室の開口を開放するこ
とにより、扉体の水密ゴムは支障なく戸当り室内
に下降し、戸当り金物が密着して水密を保つこと
ができるが、特にこの考案では扉体を全開してい
る間は、閉鎖部材の平面状の密着部が戸当り金物
の平面状の当り面に面接触で密着するので、この
部分に海中生物が浸入して成長するおそれが全く
ない。従つて扉体の閉鎖時に戸当り金物の当り面
に海中生物による凹凸が全くないので水密を確保
でき、また、各平面状の当り面部分で密着を保つ
ので、特に戸当り金物の形状を閉鎖部材の半円形
の形状に合わせる必要がなく工作が容易である。
さらに、閉鎖部材はその横断面形状が回転中心
と同心の半円状であり、回動時には開口の両側の
かき板により、閉鎖部材の外側の海中生物をかき
取るので閉鎖部材の開閉は支障なく行なえるなど
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案の戸当り装置の一実
施例を示す各状態の拡大横断平面図、第3図は同
上の側面図、第4図、第5図は従来の戸当り装置
の各例を示す拡大横断平面図である。 11……扉体、18……戸当り室、19……開
口、21……閉鎖部材、22,23……かき板、
24,25,29……水密ゴム、28…戸当り金
物、a……周壁、b……密着部、c……当り面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉体の両側の水密ゴムを水門の両側に設けた縦
    方向の戸当り金物に摺動自在に密着させて水密を
    保持するようにした水門において、扉体側を開口
    とした縦方向の溝状戸当り室を設けるとともに、
    この戸当り室内に前記戸当り金物を設け、戸当り
    室の開口には縦軸を中心に回動して、この開口を
    開閉する閉鎖部材を取付け、この閉鎖部材は縦軸
    を中心とする半円形の周壁と、閉鎖時に前記戸当
    り金物に面接触で密着する平面状の密着部により
    形成し、前記開口の両側には、閉鎖部材の周壁の
    附着物をかき取るかき板と、閉鎖位置の閉鎖部材
    の外側面に密着する水密ゴムを設けた水門におけ
    る戸当り装置。
JP7530984U 1984-05-22 1984-05-22 水門における戸当り装置 Granted JPS60186333U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7530984U JPS60186333U (ja) 1984-05-22 1984-05-22 水門における戸当り装置

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JP7530984U JPS60186333U (ja) 1984-05-22 1984-05-22 水門における戸当り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60186333U JPS60186333U (ja) 1985-12-10
JPH0329376Y2 true JPH0329376Y2 (ja) 1991-06-24

Family

ID=30616409

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JP7530984U Granted JPS60186333U (ja) 1984-05-22 1984-05-22 水門における戸当り装置

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JPS60186333U (ja) 1985-12-10

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