JPH0329446Y2 - - Google Patents

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JPH0329446Y2
JPH0329446Y2 JP1984080376U JP8037684U JPH0329446Y2 JP H0329446 Y2 JPH0329446 Y2 JP H0329446Y2 JP 1984080376 U JP1984080376 U JP 1984080376U JP 8037684 U JP8037684 U JP 8037684U JP H0329446 Y2 JPH0329446 Y2 JP H0329446Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は共振防止壁に係り、とくに間仕切り壁
を特殊クリツプを用いて共振しないように構成し
た共振防止壁に関する。
従来の技術と問題点 最近音の公害が社会的にも問題化しており、個
人的に我慢できる限界を越えるケースも多発する
ようになつている。例えば、空港や飛行基地の近
くでは、低空を飛ぶ飛行機、とくに離陸の際のエ
ンジンを全開した状態で頭上を通過するときは、
窓ガラスがビリビリ振動するだけでなく、部屋間
の間仕切り壁も同様に振動して非常にうるさく感
じられる。又、高速道路の近くでも車両の通過に
伴つて地面からの振動と、エンジン音やタイヤ音
による騒音におそわれ昼夜の別なく悩まされ、日
常生活に支障を生じ、健康問題にまで発展するお
それがある。
上記のような騒音公害の問題は、建築物が総て
厚いコンクリート壁で覆われ、かつ二重窓や防音
サツシ等が使用されていれば或る程度は緩和され
るであろうが、普通の建築物或いは一般住宅等で
はどうしても音が伝わつて来るので、特殊な建材
を使用するなどの対策が是非とも必要である。
ところで、上述の間仕切り壁が音により振動す
る理由を分析してみると次のとおりである。すな
わち、部屋間の間仕切り壁は、軽量鉄骨を用いた
下地骨組に、合板や石膏ボード等の表面仕上げ板
を共振防止クリツプ(以下クリツプという)を用
いて平行に取付けて構成する。ところが、音波が
壁の片面より来ると先ず音波側の表面仕上げ板が
音のエネルギーで振動し、その振動が反対側の表
面仕上げ板を動かしてこれも同じ様に振動するの
である。
これを今従来工法の間仕切り壁の横断面図とし
て示す第1図を参照して説明すると、1は断面C
形の軽量鉄骨を用いた下地骨組であり、その両側
に合板、石膏ボード、石綿スレート板、硅酸カル
シウム板等を用いた表面仕上げ板2をタツピンネ
ジ3で固定している。上述のような在来工法によ
ると、表面仕上げ板2に下地骨組1の両側と面で
接触しており、かつ、両側の表面仕上げ板2,2
とも同じ条件で張付けてあり、かつ板材である表
面仕上げ板2はそれぞれ個有振動数をもつている
ので、その個有振動数が外から加わると共振を起
し、一方の表面仕上げ板2の振動は他方の表面仕
上げ板2に容易に伝わるのである。
上記の欠点を改良するものとして、実公昭49−
21789号に係る間仕切壁の遮音ボード用クリツプ
が知られている。このクリツプは、側面に小突起
部を設けてあり、間仕切用柱とクリツプとの間に
隙間を形成してあり、この隙間が遮音層となつて
隣室の騒音を遮断するものである。
しかし、上記のクリツプは、その両側のコ型折
曲縁で間仕切用柱を抱持する構造であるため、ク
リツプを仕切柱に装着する際、コ型折曲げ縁を拡
げる必要があり、大きな力を必要とすると共に、
装着作業に手間どるという欠点がある。
考案の目的 本考案は上記の欠点を改良したもので、クリツ
プの下地骨組への装着を容易にした共振防止壁を
提供することを目的とする。
考案の構成 前記目的を達成するため、本考案に係る共振防
止壁は、長手方向と直角の断面がほぼC形で、そ
の両側フランジ部の外側面に長手方向に沿う溝が
形成されてなる下地骨組と、前記フランジ部に係
止する鋼板を所定形状に折曲げてなる共振防止用
のクリツプと、前記フランジ部に当てがい、かつ
前記クリツプに上下端縁を係止する表面仕上げ板
とからなり、前記クリツプの平板面の中間部を残
してその両側を一側面側に直角に曲げて前記中間
部の両側に水平折曲げ部を形成し、左右の各水平
折曲げ部の先端はそれぞれ上下方向に折曲げて、
これに上下の表面仕上げ板の端縁を係合し、平面
板の両側縁で、かつ左右側で互いに上下方向にず
れた位置から他側面側に向けて掛止爪を設け、そ
の先端に折曲げ部を設け、これら掛止爪と折曲げ
部により、前記下地骨組のフランジ部の先端折曲
げ部と、左右のフランジ部を接続するウエブ部分
の両端部に形成する湾曲部を抱持させ、さらにク
リツプの平板面と掛止爪とに設けた複数の凸部の
うち、一部の凸部を下地骨組の表面に当てがい、
他の一部の凸部を前記フランジ部の溝に係合させ
てなる構成を特徴とする。
作 用 クリツプの左右の掛止爪は上下にずれて設けら
れているので、このクリツプを少し傾けて下側の
掛止爪が上方に、上側の掛止爪が下方になるよう
にした状態で下地骨組に当てがつたうえ、クリツ
プを正常な位置に戻すことにより、左右の掛止爪
は下地骨組の両側のフランジ部に係合し、かつ一
部の凸部はフランジ部の溝に係合する。その後、
水平折曲げ部と上下方向の折曲げ部に表面仕上げ
板の端縁を係合する。
実施例 本考案に係る共振防止壁の実施例を第2図〜第
7図を参照して説明する。
図において、4は軽量鉄骨を用いた下地骨組で
あり、これは断面ほぼC形であつて、両側のフラ
ンジ部分5には内側に向けてV溝8を設けてあ
り、ウエブ部分6′の両端部には湾曲部分6を設
け、さらにフランジ部分5の先端にも内側に向け
た湾曲部分7を設けている。
つぎに、第3図Aは本考案に用いる共振防止ク
リツプ9(以下単にクリツプという)の裏側から
の斜視図を、第3図Bは表側からの斜視図を示
す。このクリツプ9は薄い鋼板、或いは薄いばね
鋼板で作成されており、平板面9′のほぼ中間部
9″を残してその両側を折曲げ縁16とし、かつ
垂直な切込み17を入れて前方に向けて直角に水
平折曲げ部13,13′を形成し、一方の水平折
曲げ部13からはさらに下方折曲げ部14を曲げ
形成し、他方の折曲げ部13′からは上方折曲げ
部14′を連続形成している。
さらに、上記平板面9′の両側縁で、かつ左右
側で上下方向にずれた位置から後方に、折曲げた
掛止爪10,10を設け、その先端を互に対向す
る方向に曲げて、この折曲げ部11,11が下地
骨組1の湾曲部6及びフランジ部5の先端湾曲部
7を抱持できるように構成している。前記掛止爪
10,10は、平板面9′の両側縁で、かつ斜対
角位置に配設してある。この位置に配設する理由
は、折曲げ部11,11の一番近い距離は、下地
骨組4のフランジ部分5の寸法より大きいので該
フランジ部分5に斜にかぶせて約45゜ひねると、
クリツプ9の前記掛止爪10,10とその折曲げ
部11,11が、下地骨組4の湾曲部6,7を抱
持するように嵌合し、さらに掛止爪10,10の
内側に打出してある凸部12によりクリツプ9は
下地骨組4に浮かせて取付けられるものである。
さらに、クリツプ9の平板面9′の裏側中央部
の上下位置にも凸部15が設けてあり、この凸部
15は下地骨組4のV溝8に嵌合して、クリツプ
9は下地骨組4に対して平行に所定の間隙を介し
て浮持された状態で固定支持される。さらに、ク
リツプ9の平板面9′の裏側には前記凸部15と
別の位置に複数の凸部12′が設けてあり、これ
ら凸部12′は下地骨組4のフランジ部5の外側
に係合するもので、この凸部12′によつてもク
リツプ9は下地骨組4に対して浮持固定されるこ
とになる。
したがつて、上記構成のクリツプ9を用いて下
地骨組4に表面仕上げ板2,2を固定するときは
2つのクリツプ9,9のそれぞれの掛止爪10,
10とその先端の折曲げ部11,11は、下地骨
組4の両側のフランジ部5,5をそれぞれ抱持し
て、かつ凸部12,12′,15等で所定の間隙
をおいて浮持固定でき、かつ上下方向の折曲げ部
14,14′と平板面9′との間で表面仕上げ板
2,2のそれぞれの上下端縁を挾持でき間仕切り
壁を構成することができる。第5図は、表面仕上
げ板2を下から張設して来たものをクリツプ9で
固定した状態を示し、さらに水平折曲げ部13,
13′の上に次の表面仕上げ板2を乗せて上部へ
の施工を進めるものである。
したがつて、上記実施例によると、クリツプ9
に設ける凸部12,12′、凸部15によつて、
該クリツプ9及びそれに取付けられる表面仕上げ
板2,2は下地骨組4に浮持支持されるので、一
方の表面仕上げ板2に達した音波振動は、前記凸
部12,12′、凸部15によつて浮いているの
で下地骨組4に伝わりにくく、反対側の表面仕上
げ板2にも同様に伝わりにくい。いわば、クリツ
プ鋼板のスプリング効果で音のエネルギーを緩衝
してやると共に音波振動の伝わる道を細くして更
に伝わりにくくしているのである。
なお、第6図A,Bはクリツプ9の別の実施例
を示し、下地骨組4の2つの湾曲部6と7に当る
個所、つまりクリツプ9の掛止爪10,10の折
曲げ部11,11の先をさらに内側に向けた折曲
部11′に形成して、下地骨組4のフランジ部5
を抱持するもので、その際、スプリング作用を更
に効果的になさしめることができる。そして、第
7図に示すように、表面仕上げ板2の上にさらに
もう一枚の表面仕上げ板2′を張り、2枚の表面
仕上げ板2,2′の個有振動数の異るものを使用
すれば振動を互いに打消し合つて更に効果的であ
る。
考案の効果 以上の通りであり、本考案によると、共振防止
用のクリツプを介して下地骨組に平行に所定間隔
離して固定する表面仕上げ板は、該クリツプが下
地骨組に対して凸部を介して点状接触により浮持
固定され、これにより一方の表面仕上げ板に達し
た音波振動エネルギーは、クリツプ鋼板の掛止爪
等によるスプリング打消効果と前記凸部により、
音波振動の伝わる道が細くされていることによる
効果により、反対側の表面仕上げ板にも伝わりに
くく、2枚の表面仕上げ板は共振を起すこともな
くて遮音効果は著るしく向上するものである。
とくに、本考案によると、クリツプの平板面の
両側に設ける掛止爪は、左右側で上下方向に位置
をずらして設けてあるので、クリツプを下地骨組
に装着する際、前記上方に位置する掛止爪が下
り、下方に位置する掛止爪が持上るようにクリツ
プを所定角度傾けてを下地骨組にかぶせ、その
後、クリツプを前記と逆にひねることにより両側
の掛止爪を下地骨組の両側フランジ部に簡単に装
着できるという効果があり、しかもこのとき掛止
爪の内側に設けた凸部が前記フランジ部の溝に係
合してクリツプのずれ動きが阻止されるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の間仕切り壁の横断面図、第2図
は本考案に使用する下地骨組の横断面図、第3図
A,Bは本考案に使用する共振防止用のクリツプ
の後方斜視図と前方斜視図、第4図は本考案に係
る共振防止壁の横断面図、第5図は同斜視図、第
6図A、Bは本考案に使用するクリツプの他例を
示す後方斜視図と前方斜視図、第7図は同クリツ
プを用いた共振防止壁の他例の横断面図である。 2……表面仕上げ板、4……下地骨組、5……
フランジ部、6′……ウエブ部、6,7……湾曲
部、9……共振防止用クリツプ、10……掛止
爪、11……折曲げ部、12,12′,15……
凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向と直角の断面がほぼC形で、その両側
    フランジ部の外側面に長手方向に沿う溝が形成さ
    れてなる下地骨組と、前記フランジ部に係止する
    鋼板を所定形状に折曲げてなる共振防止用のクリ
    ツプと、前記フランジ部に当てがい、かつ前記ク
    リツプに上下端縁を係止する表面仕上げ板とから
    なり、前記クリツプの平板面の中間部を残してそ
    の両側を一側面側に直角に折曲げて前記中間部の
    両側に水平折曲げ部を形成し、左右の各水平折曲
    げ部の先端はそれぞれ上下方向に折曲げて、これ
    に上下の表面仕上げ板の端縁を係合し、平面板の
    両側縁で、かつ左右側で互いに上下方向にずれた
    位置から他側面側に向けて掛止爪を設けその先端
    に折曲げ部を設け、これら掛止爪と折曲げ部によ
    り前記下地骨組のフランジ部の先端折曲げ部と、
    左右のフランジ部を接続するウエブ部分の両端部
    に形成する湾曲部を抱持させ、さらにクリツプの
    平板面と掛止爪とに設けた複数の凸部のうち、一
    部の凸部を下地骨組の表面に当てがい、他の一部
    凸部を前記フランジ部の溝に係合させてなる共振
    防止壁。
JP8037684U 1984-06-01 1984-06-01 共振防止壁 Granted JPS60194006U (ja)

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JP8037684U JPS60194006U (ja) 1984-06-01 1984-06-01 共振防止壁

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JPS60194006U JPS60194006U (ja) 1985-12-24
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JPH0433292Y2 (ja) * 1987-01-28 1992-08-10
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