JPH0329992B2 - - Google Patents

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JPH0329992B2
JPH0329992B2 JP57045127A JP4512782A JPH0329992B2 JP H0329992 B2 JPH0329992 B2 JP H0329992B2 JP 57045127 A JP57045127 A JP 57045127A JP 4512782 A JP4512782 A JP 4512782A JP H0329992 B2 JPH0329992 B2 JP H0329992B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、車両用可変容量型斜板圧縮機の斜板
傾斜角を制御し、冷媒の吐出容量を調節する斜板
角度制御装置に関するものである。
従来技術 圧縮機の一種に、同一の円周上に中心を有する
複数のシリンダボアが形成されたハウジングと、
そのシリンダボアに嵌合された複数のピストン
と、上記円周の中心位置で前記ハウジングに支持
され、クラツチを介してエンジンにより回転駆動
される回転軸と、その回転軸に直角な軸まわりの
回動可能にその回転軸に取り付けられた斜板とを
備え、その斜板の前記回転軸に対する傾斜角度に
対応した行程で前記ピストンが冷媒を圧縮する車
両用可変容量型斜板圧縮機がある。これと同様の
機構は、たとえば特開昭51−40604号公報に記載
されている。
上記車両用可変容量型斜板圧縮機は、通常、エ
ンジンと電磁クラツチを介して連結されており、
所定の冷却出力を得るように斜板角度が調節され
るので、エンジンによつて低速回転駆動されると
きには斜板角度が小さくピストン行程(ストロー
ク)が大きくされ、高速回転駆動されるときには
斜板角度が大きくピストン行程が小さく制御され
る傾向にある。
発明が解決すべき問題点 ところで、上記のような車両用可変容量型斜板
圧縮機においては、クラツチの係合に関連する起
動に際して急激に動力が伝達されると、エンジン
が低速回転されている状態などではピストン行程
が比較的大きい状態で急に回転駆動されるときが
あり、このような場合にはクラツチの耐久性が損
なわれるだけでなく、エンジンに過度の負担が加
えられて出力トルクが急激することにより車両の
走行フイーリングが低下し、しかも機械的な無理
が上記斜板圧縮機の構成部品に加えられることが
避けられない。特に、ピストンにより圧縮を受け
るシリンダボア内に液冷媒が充満している場合に
は、斯る現象が顕著となつて車両用可変容量型斜
板圧縮機の耐久性が損なわれたり、各構成部品の
破損の原因となるのである。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その要旨とするところは、同一の円周上
に中心を有する複数のシリンダボアが形成された
ハウジングと、そのシリンダボアに嵌合された複
数のピストンと、前記円周の中心位置で前記ハウ
ジングに支持され、クラツチを介してエンジンに
より回転駆動される回転軸と、その回転軸に直角
な軸まわりの回動可能にその回転軸に取り付けら
れた斜板とを備え、その斜板の前記回転軸に対す
る傾斜角度に対応した行程で前記ピストンが冷媒
を圧縮する車両用可変容量型斜板圧縮機におい
て、その斜板の傾斜角を制御する斜板傾斜角度制
御装置であつて、(a)前記冷媒による実際の冷却状
態を検出し、その冷却状態を表わす冷却状態信号
を出力する冷却状態センサと、(b)前記斜板の傾斜
角を調節し、前記ピストンの行程を連続的に変化
させる斜板駆動装置と、(c)前記冷却状態信号と予
め定められた一定の目標冷却状態を表わす目標信
号とを比較し、その冷却状態信号が表わす実際の
冷却状態が目標冷却状態と一致するように前記斜
板駆動装置に駆動信号を出力し、その冷却状態信
号が表わす必要冷却量に応じて前記ピストンの行
程を変化させる一方、前記車両用可変容量型斜板
圧縮機の停止に関連して、前記斜板の傾斜角を前
記ピストンがその最小行程となるように変化させ
る駆動信号を出力する制御回路とを、含むことに
ある。
作用および発明の効果 このようにすれば、車両用可変容量型斜板圧縮
機の停止に関連して斜板の傾斜角度が大きくされ
てピストン行程がその最小となるように変化させ
られることから、クラツチの係合に伴う上記斜板
圧縮機の起動時には、既に斜板角度はピストン行
程がその最小となるように変化させられている。
このため、クラツチの係合に伴つて回転駆動が開
始されると、制御回路は、実際の冷媒状態を目標
冷媒状態と一致させようとして、前記斜板の傾斜
角度を前記ピストンの最小行程に対応する角度か
ら増加させる駆動信号を出力する。これにより、
クラツチの係合に伴う上記斜板圧縮機の起動時に
は、ピストンの行程が最小行程から連続的に増加
するので、圧縮機の起動に関連してピストンが比
較的大きな行程でいきなり駆動されることが解消
されて、クラツチの耐久性が向上させられるとと
もに、エンジンの出力トルクが急減することによ
り車両の走行フイーリングが低下することや、圧
縮機の構成部品に機械的な無理が加えられること
が解消されるのである。特に、ピストンにより圧
縮を受けるシリンダボア内に液冷媒が充満してい
る場合でも、各構成部品に加えられる機械的な無
理に起因する車両用可変容量型斜板圧縮機の各構
成部品の破損が好適に解消され、また車両用可変
容量型斜板圧縮機の耐久性が高められるのであ
る。しかも、吐出圧が残つている停止直後に上記
斜板圧縮機が再起動される場合でも、斜板角度が
ピストンの最小行程から連続的に増加させられる
ので、上記の作用効果が同様に得られるのであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図乃至第3図において、互いに対称な形状
を有する一対のシリンダブロツク10Fおよび1
0Rには一円周上に中心を有する5個のシリンダ
ボア12Fおよび12Rが等角度間隔にそれぞれ
形成されており、それ等シリンダボア12Fおよ
び12Rには5本の両頭ピストン14の両端がそ
れぞれ滑合されている。各ピストン14はその中
間部の内周側に形成された凹所16において、円
板状の斜板18の外周部に一対のシユー20を介
して連結されている。すなわち、凹所16には斜
板18を挾んで相対向する球面状の凹部22が形
成されるとともに、凹部22に係合する部分球面
24と斜板18に摺接する摺接面26とを有し、
且つ相互の球心が一致する部分球状に形成された
一対のシユー20が斜板18とピストン14との
間に介挿されている。したがつて、斜板18の傾
斜角が変化させられても、一対のシユー20が恰
もひとつの球のような相互関係で揺動するので、
シユー20と斜板18とを合わせた距離(厚み)
が全く変化せず、ピストン14と斜板18との連
結部分に隙間やこじれが全く生じないのである。
このため、斜板18とピストン14との連結機構
が、ユニバーサルジヨイント等の連結機構を要す
ることなくきわめて簡単となり、しかも両頭ピス
トン14であつても差支えなく駆動され得て、斜
板圧縮機の吐出能力が制限されることがないので
ある。
回転軸28はシリンダボア12F,12Rの中
心から等しい距離に位置するとともに、ベアリン
グ30,32,34,36を介してシリンダブロ
ツク10F、および後述の蓋体42Rによつて回
転可能に支持されており、その回転軸28には、
回転軸28に直角なピン38によつて斜板18が
そのピン38まわりの回動可能に取り付けられて
いる。したがつて、回転軸28が回転駆動される
と、これとともに回転する斜板18の回転運動が
両頭ピストン14の往復運動に変換されるととも
に、斜板18の回転軸28に対する傾斜角度に対
応して両頭ピストン14の行程が変更され得るよ
うになつている。
シリンダブロツク10Fおよび10Rの外端面
はバルブプレート40Fおよび40Rを挾んで蓋
体42Fおよび42Rによつて覆蓋されている。
すなわち、シリンダブロツク10F,10Rおよ
び蓋体42F,42Rが可変容量圧縮機のハウジ
ングを構成しているのである。蓋体42F,42
Rには吸入室44F,44R並びに吐出室46
F,46Rが形成されている。吸入室44F,4
4Rとシリンダボア12F,12Fとは図示しな
い吸入弁を介して連通させられ、同様に、吐出室
46F,46Rとシリンダボア12F,12Rと
は吐出弁48F,48Rを介して連通させられて
いる。そして、それ等吐出室46Fと46Rとの
間、および吸入室44Fと44Rとの間は、回転
軸28に平行にシリンダブロツク10F,10R
の外周部を貫通して形成された吐出通路50およ
び吸入通路52によつて相互に連通させられると
ともに、その吐出通路50および吸入通路52は
シリンダブロツク10Fおよび10Rの外周に開
口する吐出ポート54および吸入ポート56に連
通させられている。尚、斜板18を収容する斜板
室58と吸入通路52とを連通させる連通孔60
が斜板室58の外壁の一部を成すシリンダブロツ
ク10Fに形成されており、吸入室44F,44
Rと連通孔60と連通する位置の吸入通路52と
の圧力差に従つて、連通孔60から斜板室58内
に流入した冷媒が前記ベアリング32および3
0、または34および36等を通して、吸入室4
4Fまたは44Rに流出するようになつている。
すなわち、連通孔60が冷媒の流入通路を形成し
ているのである。
蓋体42Rの中央部には、回転軸28の一端を
ベアリング36を介して支持する円管状の突起6
2が斜板18に向つて突設されており、その突起
62の外周面に形成されたねじ部64には調節部
材66が螺合されている。尚、67はその突起6
2の側壁を貫通して突起62内と吸入室44Rと
を連通させる孔である。その調節部材66は突起
62よりも大径の円管状を成してその内周面には
ねじ部64に螺合する雌ねじが形成されており、
回転駆動装置である駆動モータ68によつて回転
軸28の軸方向に移動させられるようになつてい
る。すなわち、蓋体42Rの外側には出力軸にウ
オーム70を備えた駆動モータ68が設けられる
とともに、蓋体42Rを貫通して蓋体42Rに回
転可能に支持され一端にはウオーム70に係合す
るウオームギヤ72を備えるとともに吸入室44
R内に突き出す他端にはピニオン74を備えた伝
達軸76が設けられており、調節部材66の蓋体
42R側の外周に形成された外周歯がピニオン7
4に係合させられている。したがつて、駆動モー
タ68に駆動されて調節部材66が蓋体42Rに
対して相対回転させられると、ねじ部64との螺
合作用によつて調節部材66が軸方向に移動され
得るのである。
回転軸28には、回転軸28の軸方向の移動が
自在に取り付けられて回転軸28とともに回転
し、前記調節部材66と係合して調節部材66と
ともに軸方向に移動する円筒状のスライダ78が
設けられている。
すなわち、スライダ78は、第4図に示される
ように、軸に平行に内向きに突き出した突条80
をその内周面に備えており、その突条80が回転
軸28の外周面に軸方向に設けられたガイド溝8
2に嵌め入れられて、軸方向の移動が可能とされ
ている。スライダ78の調節部材66側に形成さ
れたフランジ部84は、調節部材66の斜板18
側の内周面に形成された環状溝86に一対のベア
リング88を介して係合させられており、スライ
ダ78と調節部材66とが相対回転自在に連結さ
れている。
スライダ78の斜板18側には相対向する一対
のブラケツト90が突設されて、そのブラケツト
90に連結部材であるリンク92の一端がピン9
4によつて枢着されており、そのリンク92の他
端がピン96によつて斜板18の中心と外周部と
の中間位置に枢着されている。したがつて、調節
部材66の軸方向の移動量に応じて斜板18の傾
斜角度が変化させられ、リンク92、スライダ7
8、調節部材66、ねじ部64および駆動モータ
68等が斜板傾斜角度調節装置を構成している。
このような斜板傾斜角度調節装置によれば、従
来の冷媒によつて作動するピストンまたはダイヤ
フラムが斜板18の傾斜角を変更する機構を備え
た装置に比較して、ピストンまたはダイヤフラム
を作動させるための大きな径のシリンダまたはダ
イヤフラム室等の部品が不要となるので、斜板圧
縮機を小型にし得るとともに、両頭ピストン14
の使用が可能となり、冷媒吐出容量の低下が全く
解消され得る利点がある。
前記調節部材66の外周はシリンダブロツク1
0Rの中央部に形成された貫通孔98内に気密に
嵌め入れられており、貫通孔98の内周面には斜
板室58に通じる一定長さの溝100が軸に平行
に形成されるとともに、調節部材66の外周面に
は環状溝102と、この環状溝102と吸入室4
4Rとを連通させる軸に平行な溝104とが形成
されている。調節部材66が移動させられて斜板
の回転軸に対する傾斜角が最小とされる付近、換
言すれば両頭ピストン14の行程が最大とされる
付近において、溝100と環状溝102との間が
閉じられ、傾斜角が増大し、両頭ピストン14の
行程が小さくなりはじめると連通するようになつ
ている。したがつて、溝100、環状溝102お
よび溝104が、斜板室58から吸入室44Rへ
冷媒を流出させるひとつの流出通路を形成すると
ともに、溝100の先端と環状溝102とが調節
部材66の斜板18側への移動に伴つて上記流出
通路を開く弁を形成している。
尚、シリンダブロツク10F,10Rおよび蓋
体42F,42Rはそれ等を縦通する5本のボル
ト106によつて相互に締着されている。
以上のように構成された可変容量型斜板圧縮機
の斜板傾斜角度を制御するために、冷却状態セン
サである圧力センサ110が蓋体42Rに設けら
れるとともに、吸入室44Rの圧力が高くなる程
大きくなる冷却状態信号SRが制御回路112に
供給され、冷却状態信号SRに基づいて定められ
た駆動信号SDが制御回路112から駆動モータ
68に供給されるようになつている。
制御回路112は、たとえば第5図に示される
ように構成され、調節抵抗113を備え、その調
節抵抗113の操作によつて予め定められた一定
の目標信号STを出力する設定回路114と、そ
の目標信号STと冷却状態信号SRとに基づいてそ
れ等の差を増幅し、駆動信号SDを出力する差動
増幅器116と、斜板圧縮機をエンジンに接続す
るためのクラツチ励磁電圧等クラツチを差動させ
るための差動信号SSが消滅するのに従つて圧力
センサ110の出力端子を−電源電位とするリレ
ー等のスイツチング回路118とを有している。
設定回路114は、斜板圧縮機が適用される冷却
系において理想的な冷却状態のときの吸入室44
Rの冷媒圧力に相当する一定の目標信号STが出
力されるように予め設定されている。差動増幅器
116は、設定信号STから冷却状態信号を差引
き、その差が零であるときは駆動信号SDを出力
しないが、その差が負であるときは両頭ピストン
14の行程が増大する方向に駆動モータ68を回
転させる駆動信号SDを出力し、その差が正であ
るときは両頭ピストン14の行程が減少する方向
に駆動モータ68を回転させる駆動信号SDを出
力する。すなわち、差動増幅器116は、入力信
号STおよびSR間の差が零となるように斜板18
の傾斜角を制御するのである。尚、駆動モータ6
8は駆動信号SDの正負に応じて正逆転するとと
もに、駆動信号SDが零であるとき、停止するサ
ーボモータ等によつて構成される。また、スイツ
チング回路118は、−電源と圧力センサ110
の出力端子との間にプルダウン抵抗120ととも
に直列的に介挿されるとともに、作動信号SSの
発生と同時に開放し消滅と同時に閉成するように
構成されており、斜板圧縮機の作動終了時には冷
却状態信号SRを強制的に小さくすることによつ
て斜板18の傾斜角が両頭ピストン14の行程が
最小となる角度となるように駆動モータ68を作
動させ、斜板圧縮機の作動開始に際しては必ず回
転軸28の負荷が小さくなるようにするものであ
る。
以上のように、斜板傾斜角度制御装置は、圧力
センサ110、制御回路112および前述の斜板
傾斜角度調節装置によつて構成されるので、冷媒
の圧力によつて作動するピストンまたはダイヤフ
ラムが斜板の傾斜角を調節する従来の制御装置と
比べて、ピストンまたはダイヤフラムを作動させ
るための大きな径のシリンダやダイヤフラム室が
不要となるので、圧縮機が小型となるとともに、
両頭ピストンの使用が可能となり、冷媒吐出容量
が半減することが解消され得るのである。しか
も、冷却状態を表わす冷却状態信号SRと予め定
められた一定の目標信号STとが一致するように
斜板18の傾斜角度が制御されるので、従来のピ
ストンやダイヤフラムを付勢するスプリング等の
部品のばらつきに起因する制御精度のばらつきが
解消され、また、ばらつきがあつたとしても、非
常に困難であつた製品毎の調整が電気的にきわめ
て容易に為され得るのである。
以下、本発明の作動を説明する。
作動信号SSが発生していない場合には、斜板
圧縮機の回転軸28が回転駆動されず、また、ス
イツチング回路118が閉成されている。このと
き、差動増幅器116に入力される冷却状態信号
SRは−電源電位と同様に小さくされるので、目
標信号STよりも冷却状態信号SRが大きく下回
り、両頭ピストン14の行程を小さくする駆動信
号SDが差動増幅器116から駆動モータ68に
出力される。このため、駆動モータ68は調節部
材66を回転駆動して、これを斜板18側に移動
させるので、斜板18の傾斜角が略直角に大きく
されて、両頭ピストン14の最小行程状態とされ
る。第1図はこの状態を示す。
次に、作動信号SSが発生してクラツチ等が接
続されると、回転軸28とともに斜板18が回転
駆動される。この起動時には、斜板18の傾斜角
が略直角にされて両頭ピストン14の行程が殆ん
ど零とされているので、回転軸28の回転負荷は
最も小さく、たとえばエンジンの低速回転時に斜
板圧縮機が接続されたとしても、殆んど回転シヨ
ツクが発生せず、またクラツチの摩擦板の寿命が
長くなるのである。また、起動において、圧縮機
のシリンダボア12F,12R内などに液冷媒が
充満している場合には、ピストンストロークを略
零からスタートさせることにより、液圧縮を防止
し、少しずつ液を追い出すことができる。したが
つて、起動シヨツクが防止されて各構成部品に加
えられる機械的な無理に起因する可変容量型斜板
圧縮機の各構成部品の破損が好適に解消され、ま
た可変容量型斜板圧縮機の耐久性が高められるの
である。しかも、斜板室58内の下方に溜つてい
た潤滑油が、両頭ピストン14の往復動に先立つ
て、斜板18の回転とともに跳ね飛ばされるの
で、斜板18の負荷運転前に各部が濡らされて潤
滑上好都合である。
一方、作動信号SSの発生と同時にスイツチン
グ回路118が開放されると、通常、吸入室44
R内の冷媒圧力は高いので、目標信号STが冷却
状態信号SRを大きく下回り、両頭ピストン14
の行程を最大とする駆動信号SDが差動増幅器1
16から駆動モータ68に出力される。このた
め、駆動モータ68は調節部材66を回転駆動し
てこれを蓋体42R側に移動させるので、斜板1
8の回転軸28に対する傾斜角が所定の作動速度
で小さくされ、両頭ピストン14が最大の行程と
なるまで調節部材66が駆動される。すなわち、
車両用可変容量型斜板圧縮機の再起動に際して
は、制御回路112が冷却状態信号SRを目標信
号STに一致させようとして斜板18の角度を小
さくするための駆動信号SDを出力するので、斜
板18の角度は駆動モータ68によつて両頭ピス
トン14の行程が大きくなる方向へ連続的に変化
させられる。このため、両頭ピストン14の行程
も最小行程から連続的に増加させられるので、両
頭ピストン14によつて圧縮吐出される冷媒量が
最大となり、吐出ポート54および吸入ポート5
6に接続された図示しない冷却系が急速に冷却さ
れる。第3図はこの状態を示す。上記のように、
車両用可変容量型斜板圧縮機の再起動に際して、
斜板18の角度変化に伴つて両頭ピストン14の
行程がその最小行程から連続的に増加させられる
ので、起動トルクが小さいだけでなく、その起動
トルクの立ち上がりも滑らかに変化させられて、
エンジンに過度の負担が加えられて出力トルクが
急減することにより車両の走行フイーリングが低
下することなどが防止される利点がある。
そして、本実施例においては、吐出圧が残つて
いる停止直後において再起動が行われた場合で
も、前記のように停止に伴つて斜板18の角度が
略直角とされて両頭ピストン14の行程が最小と
され且つ再起動による斜板18の角度変化に伴つ
て両頭ピストン14の行程がその最小行程から連
続的に増加させられるので、圧縮機の起動に関連
して両頭ピストン14が比較的大きな行程でいき
なり駆動されることが解消されて、クラツチの耐
久性が向上させられるとともに、圧縮機の構成部
品に機械的な無理が加えられることが解消される
などの効果が同様にして得られるのである。
ここで、斜板18を挾んだ状態で両頭ピストン
14と斜板18との間に介挿された一対のシユー
20は相互の球心が一致するように形成されてい
るので、斜板18の傾斜角度の変化に拘らず、シ
ユー20と斜板18とを合わせた距離が変化せ
ず、斜板18とこれに連結する両頭ピストン14
との間に何等隙間やこじれが生じないのである。
また、調節部材66の蓋体42R側への移動によ
つて流出通路を成す溝100と環状溝102およ
び溝104との間が閉ざされるので、連通孔60
から入つて斜板室58を流通する冷媒はベアリン
グ32および30、またはベアリング88,3
4,36および孔67を通して吸入室44Fまた
は44Rに流れるもののみとなり、吸入室44
F,44Rに流入する冷媒に対する斜板室58を
通過する冷媒の割合が小さくされる。このため、
両頭ピストン14の行程が大きい高負荷運転にお
いて、温度の高い斜板室58からの冷媒の割合が
抑制されて吸入室44F,44Rの冷媒の過熱が
防止され、斜板圧縮機の体積効率(吐出容量)が
低下することが防止される。尚、このような高負
荷運転時には吸入室44F,44Rと連通孔60
が開口する位置の吸入通路52との圧力差が大き
いので、斜板室58を通過する冷媒の絶対量は潤
滑に充分な量に増加させられているのである。
次に、たとえば、図示しない冷却系によつて冷
却される車室の温度が下がり、その冷却状態が充
分な状態となると、吸入室44F,44Rの冷媒
圧力が低下し、冷却状態信号SRが目標信号STを
下回る。このため、それ等の信号SR,STの差に
応じた量の駆動信号SDが駆動モータ68に供給
され、駆動モータ68は駆動信号SDが零となる
ように調節部材66を駆動することによつて両頭
ピストン14の行程を短く、換言すれば冷媒の吐
出量を少なく調節する。このようにして、斜板1
8の傾斜角が冷房負荷に応じて必要且つ充分な冷
媒吐出量が得られるように連続的に制御されるの
である。したがつて、必要な冷媒吐出量が少ない
(軽負荷)時に、エンジンの回転に伴つて徒らに
冷媒を圧縮吐出してエンジンに無用な負荷を与え
て車輌等の燃料消費率を悪化させることがないの
である。
以上の作動において、吸入室44F,44Rの
冷媒圧力が更に低下する低負荷運転となり、調節
部材66が斜板8側に移動させられるに従つて、
溝100と環状溝102および溝104との間が
連通させられるので、それ等溝100,102,
104を通じて斜板室58内の冷媒が吸入室44
Rに流入し、斜板室58内を通過する冷媒の割合
が大きくなる。すなわち、低負荷運転時となるほ
ど斜板室58内を通過する冷媒の割合が大きくさ
れるので、潤滑が不足しがちな低負荷高速回転時
においても、斜板18等の充分な潤滑が得られる
のである。このとき、斜板室58を通過する冷媒
の割合が多くなつて斜板圧縮機の体積効率が低下
するが、このような低負荷運転時にはもともと冷
媒吐出量を多く必要としないので問題とならない
のである。
以上、本発明の一実施例を示す図面について説
明したが、本発明はその他の態様においても適用
される。
たとえば、前述の実施例において、軽負荷運転
時または回転軸28の非回転時においては斜板1
8の傾斜角が最大(回転軸28に対して略直角)
とされて、第1図に示されるように、両頭ピスト
ン14の行程が略零とされるが、両頭ピストン1
4のトツプクリアランスTが3乃至6mmを超える
と冷媒ガスは圧縮、再膨張を繰り返すのみで吐出
されなくなるので、低負荷運転時または回転軸2
8の非回転時においては、両頭ピストン14の行
程をトツプクリアランスTが3乃至6mm以上とな
るように、換言すれば冷媒が有効に圧縮される行
程よりも短い行程とするように斜板18の傾斜角
を調節しても良いのである。このような場合にお
いても、高負荷時に比較して回転軸28の回転負
荷が軽減されるので、エンジンの燃料消費率の向
上および斜板圧縮機の作動開始時のシヨツクの解
消にも一応の効果が得られるとともに、前述の実
施例と比較して斜板18の傾斜角や調節部材66
およびスライダ78の移動距離が少なくなるので
斜板圧縮機の軸方向の形状が小型となる利点があ
る。
冷却状態センサは、圧力センサ110のみなら
ず、吸入通路52、または車室に配設されて、吸
入冷媒の温度を検出したり、車室の温度を検出し
たりする温度センサであつても差支えないのであ
る。
制御回路112を入力される冷却状態信号SR
の大きさに比例した大きさの駆動信号SDを出力
する単純な増幅器にて構成し、駆動信号SDの大
きさに比例した操作量で調節部材66を駆動する
アクチユエータを備えてもよいのである。
前述の実施例において、流出通路を形成する溝
100および104は調節部材66の軸方向の移
動に従つて開閉されるが、調節部材66の相対回
転に従つて開閉されるように構成してもよい。こ
のような場合には、斜板18の傾斜角度変化に対
する調節部材66の移動量が大きいので、冷媒流
出量の制御が容易となる利点がある。また、溝1
00が調節部材66に、溝104がシリンダブロ
ツク10Rの貫通孔98内周面に形成されても良
いことは勿論である。
更に、前述の実施例においては両頭ピストン1
4が用いられているが、一端のみシリンダボアに
滑合される単頭ピストンであつても何等差支えな
いのである。
尚、上述したのはあくまでも本発明の一実施例
であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を含む可変容量型斜
板圧縮機の縦断面図であり、第2図は第1図の
−視断面図である。第3図は第1図の実施例の
作動を説明する図である。第4図は第1図の実施
例のスライダを示す斜視図である第5図は第1図
の実施例の電気的構成を示す回路図である。 {10F,10R:シリンダブロツク、42
F,42R:蓋体}(ハウジング)、12F,12
R:シリンダボア、14:両頭ピストン(ピスト
ン)、{18:斜板、64:ねじ部、66:調節部
材、68:駆動モータ、78:スライダ、92:
リンク}(斜板角度調節装置)、110:圧力セン
サ(冷却状態センサ)、112:制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同一の円周上に中心を有する複数のシリンダ
    ボアが形成されたハウジングと、該シリンダボア
    に嵌合された複数のピストンと、前記円周の中心
    位置で前記ハウジングに支持され、クラツチを介
    してエンジンにより回転駆動される回転軸と、該
    回転軸に直角な軸まわりの回動可能に該回転軸に
    取り付けられた斜板とを備え、該斜板の該回転軸
    に対する傾斜角度に対応した行程で前記ピストン
    が冷媒を圧縮する車両用可変容量型斜板圧縮機に
    おいて、該斜板の傾斜角を制御する斜板傾斜角度
    制御装置であつて、 前記冷媒による実際の冷却状態を検出し、該冷
    却状態を表わす冷却状態信号を出力する冷却状態
    センサと、 前記斜板の傾斜角を調節し、前記ピストンの行
    程を連続的に変化させる斜板駆動装置と、 前記冷却状態信号と予め定められた一定の目標
    冷却状態を表わす目標信号とを比較し、該冷却状
    態信号が表わす実際の冷却状態が該目標冷却状態
    と一致するように前記斜板駆動装置に駆動信号を
    出力し、該冷却状態信号が表わす必要冷却量に応
    じて前記ピストンの行程を変化させる一方、前記
    クラツチの解放に関連して前記斜板の傾斜角を前
    記ピストンがその最小行程となるように変化させ
    る駆動信号を出力する制御回路と を含むことを特徴とする車両用可変容量型斜板圧
    縮機の斜板傾斜角度制御装置。 2 前記冷却状態センサが、前記車両用可変容量
    型斜板圧縮機によつて吸入される冷媒の吸入側圧
    力を検出する圧力センサである特許請求の範囲第
    1項に記載の車両用可変容量型斜板圧縮機の斜板
    傾斜角度制御装置。 3 前記冷却状態センサが、前記車両用可変容量
    型斜板圧縮機によつて吸入される冷媒の吸入側温
    度を検出する温度センサである特許請求の範囲第
    1項に記載の車両用可変容量型斜板圧縮機の斜板
    傾斜角度制御装置。
JP57045127A 1982-03-20 1982-03-20 可変容量型斜板圧縮機の斜板傾斜角度制御装置 Granted JPS58162781A (ja)

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NL7410533A (nl) * 1974-08-06 1976-02-10 Philips Nv Drijfwerk.

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JPS58162781A (ja) 1983-09-27

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