JPH0330698A - イソ酵素の定量法 - Google Patents

イソ酵素の定量法

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JPH0330698A
JPH0330698A JP2151440A JP15144090A JPH0330698A JP H0330698 A JPH0330698 A JP H0330698A JP 2151440 A JP2151440 A JP 2151440A JP 15144090 A JP15144090 A JP 15144090A JP H0330698 A JPH0330698 A JP H0330698A
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isoenzyme
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William A Abbott
ウイリアム・エイ・アボット
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    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/26Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
    • C12Q1/32Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase involving dehydrogenase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生物学的流体中に存在する生物学的に活性な
酵素の量を決定する方法およびシステ12に関する。さ
らに詳しくは、本発明は、生物学的流体中に存在する乳
酸脱水素酵素のイソ酵素を定量的に決定するための多重
アッセイ(multipleassay)試薬システム
およびアッセイ方法に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)イソ
酵素は、同一種の異なる生活段階、異なる器官および異
なる組織において多形で存在し得る触媒的に活性なタン
パク質である。ある種の生物学的に活性な酵素は2つ以
上のポリペプチドサブユニットからなり、体内において
種々のイソ酵素の特徴的で不均衡な混合物として見られ
る。この不均衡が、特定の生理的条件に関連する特徴的
なイソ酵素プロフィルを生じさせる。
ラクテートデヒドロゲナーゼ(LDI−[Xtばしば乳
酸脱水素酵素またはし一うクテート:NAD酸化還元酵
素とも呼ばれる)は、そのような生物学的に活性な酵素
である。L D Hは4つの35キロダルトンの大きさ
のサブユニットからなる4量体タン九くり質であり、人
体内では5種のイソ酵素形として現れる。L D Hサ
ブユニットは、一般にrMJおよびrHJと称される2
種の異なるタイプのポリペプチド鎖からなり、これらが
組み合わされてホモテトラマーおよびヘテロテトラマー
、すなわちH,,83M、HtM−11(M、お上びM
4を形成する。この命名法は、M−サブユニットが骨格
筋中に広く存在し、■−サブユニットが心臓中に広く存
在することからきている。
M−サブユニットおよび■1−サブユニット含(jイソ
酵素は、ムとらと電気泳動分離により同定されたもので
あり、陰極への相対的な移動速度に基づいて通常LD−
1、LD−2、LD−3、LD=4およびLD−5と呼
ばれた(LD−1が最も速い)。それらの対応するサブ
ユニット組成は、それぞれ、H,,03M 、 Ht 
M t、HM3およびM4である。
本明細書においてrLDHJとは、全測定し得る酵素(
全LDH)活性に寄与し特徴的なイソ酵素プロフィルを
構成する複数のすべてのイソ酵素からなる酵素種として
の乳酸脱水素酵素を意味する。
本明細書においてrLDJとは、末尾の数字で特別に同
定される乳酸脱水素酵素の個々のイソ酵素をいう。たと
えば、H−サブユニットからなる乳酸脱水素酵素のホモ
テトラマーはLD−1と呼ばれ、3個の11−サブユニ
ットと1111ilc)M−サブユニットからなるヘテ
ロテトラマーはLD−2と呼ばれる。
L D Hの各イソ酵素の比例型は器官および組織によ
って著しく変化するが、一定の器官または組織内では比
較的一定である。この分布により、各器官および組織に
特徴的なイソ酵素プロフィルまたはパターンが得られる
。たとえば、心臓および赤血球はLD−1およびLD−
2の比率が高く、肝臓および骨格筋はLD−5を主とし
て含み、肺、腎臓および脳はLD−2、LD−3および
LD4を種々の程度に主として含む混合物を含む。血液
中の疾患状態または傷害のある器官または組織からのこ
れらのイソ酵素の存在は、血清L D Hの全正常レベ
ルの上昇により検出することができる。
血清イソ酵素組成をさらに特徴付けることにより、その
血中イソ酵素を採取した生理学的採取源を同定するのに
役立てることができる。従って、血清LDHおよびその
イソ酵素組成を決定することは、種々の病理学的疾患状
態の診断において一層臨床的価値を増してきている。
心筋梗塞の疑いを診断することは、L D Hの決定を
臨床的に応用する例のうちで最もしばしば行なわれるも
のである。これらの症例において、その他のイソ酵素に
対してしD−1イソ酵素が上昇することが心筋傷害に特
異的なものであり、心筋傷害を確認するものとなる。と
いうのは、心臓はLD−1酵素を最も大きな比率で含ん
でいるからである二色性心筋梗塞の診断におけるスピー
ドが望まれ、それは患者の命を救うためにしばしば必要
である。
電気泳動はL D Hイソ酵素を分離するのに用いられ
る第一の方法であったが、完全なイソ酵素プロフィルを
得るために今でも広く用いられている。
しかしながら、この方法は、複数の長い工程を要するこ
と、および高価な装置が必要であるという点で幾つかの
欠点を有する。この方法の手順は、一般に完了するのに
少なくとも約1時間を要し、その時間の大部分は熟練者
による試料の操作に割かれる。イオン交換カラムを用い
た分離法も開発されているが、同様の欠点を有する。
LDHイソ酵素を分析するための他の方法は、イソ酵素
の幾つかを選択的に抑制または変性させ、そのような処
理に抵抗性のイソ酵素の相対比を定量するものである。
たとえば、尿素、熱および高いpHは最大のM−サブユ
ニットを含有するイソ酵素を段々に不活化するのに用い
られ、高基質レベルのピルビン酸または乳酸はl−1−
サブユニットを選択的に抑制するのに用いられ、α−ケ
ト酪酸はH−サブユニットに対する特異性を有する基質
として用いられてきた。
米国特許第4,250−.255号明細書には、全L 
D I(活性をまず測定し、ついで試料をイオン性両親
媒性化合物で処理することによりイソ酵素を選択的に抑
制することからなる方法が記載されている。ついで、こ
の処理した試料の酵素活性を測定し、この測定値を最初
の測定値から差し引く。
この差異が抑制したイソ酵素の活性である。
しかしながら、これら方法のいずれも、試料を種々の単
調で時間のかかる操作(希釈、前処理など)にかけたり
、さらに多工程アッセイにかけたりすることなく、生物
学的流体の単一の試料から乳酸脱水素酵素の完全なイソ
酵素プロフィルを迅速に定量することはできない。急患
室または分娩室などのように、病理学的試料を処置する
ために数分以内に比較的迅速な診断が必要とされる臨床
条件下では、スピードおよび試料の調製を最小にするこ
とが重要である。
これまで、LDHなどの生物学的に活性な酵素を含んで
いると思われる生物学的流体の完全なイソ酵素プロフィ
ルを数分以内に決定することのできるアッセイ法および
アッセイ試薬が、長い間臨床的に望まれてきた。本発明
はそのようなアッセイ法およびアッセイ試薬システムを
提供するものであり、アッセイする前に試料を操作する
ことが実質的に必要なく、通常の電気泳動法に比べて1
0倍以上も迅速なアッセイが可能である。
(課題を解決するための手段) 本発明は、選択した生物学的流体中に存在する生物学的
に活性な酵素であって、酵素的に活性な少なくとも2つ
のサブユニットからなり生物学的流体中でイソ酵素の混
合物として存在し得る酵素のイソ酵素プロフィルを定量
的に決定する方法であって、 (a)生物学的流体を少なくとも3つの部分に分けて (i)選択した第一のサブユニットおよび選択した第二
のサブユニットの酵素活性を測定する1組みの活性効率
(one set of efficiencies)
を有する第一アッセイ試薬を用い、該生物学的流体の第
一の部分について第一のアッセイを行って第一の測定値
を得、 (i i)該選択した第一のサブユニットおよび該選択
した第二のサブユニットの酵素活性を測定する、該第一
アッセイ試薬の活性効率とは異なる1組みの活性効率を
有する第三アッセイ試薬を用い、該生物学的流体の第二
の部分について第二のアッセイを行って第二の測定値を
得、 (iii)単一の選択した酵素的に活性なイソ酵素の定
量が可能な第三アッセイ試薬を用い、該生物学的流体の
第三の部分について第三のアッセイを行って第三の測定
値を得、 (b)上記工程(a)(i)および(a)(iDで得た
該測定したサブユニットのそれぞれについての定量値お
よび該サブユニットの値の合計を決定して生物学的流体
中の全酵素活性を得、 (c)該第一の選択したサブユニットの合計値および上
記工程(b)で得た全酵素活性から該第一の選択したサ
ブユニットの全定量部分濃度を決定して第一の測定パラ
メーターを得、 (d)上記工程(a)(iii)で得た測定値および上
記工程(b)で得た全酵素活性から該第一の選択したイ
ソ酵素の全定量濃度を決定して第二の測定パラメーター
を得、ついで (e)上記工程(c)および(d)で得た測定パラメー
ターを該選択した酵素についての標準と比較して生物学
的流体中に存在する該酵素のイソ酵素プロフィルを決定
する ことを特徴とする方法を提供する。
本発明は、生物学的に活性な酵素であって、少なくとも
2つの酵素的に活性なサブユニットからなり、イソ酵素
の混合物として存在する酵素を含むと思われる生物学的
流体の試料の完全なイソ酵素プロフィルを決定するため
の方法を含む。そのような試料の完全なイソ酵素プロフ
ィルは、本明細書に開示する比較的迅速なアッセイ法お
よび多アッセイ試薬システムにより定量的に決定するこ
とができる。
本発明の方法は、少なくとも2つの分画(fracti
onal)サブユニットの酵素活性および1つのイソ酵
素活性を測定することを含む。この決定は、2つのサブ
ユニット特異的アッセイ試薬および1つのイソ酵素特異
的アッセイ試薬からなるアッセイ試薬システムを用いて
調製した3つの単工程アッセイ混合物から得ることがで
きる。完全なイソ酵素プロフィルは、上記情報から代数
的に定量することができる。
適当な自動装置およびプログラムを用い、これらアッセ
イを同時に行って全LDHイソ酵素の評価を約5分で完
了することができる。
本発明のアッセイ法は、多重アッセイ試薬システムを用
いてアッセイするために生物学的流体の試料を少なくと
も3つの部分に分け、凸部分について別々にアッセイ行
うことを含む。
第一のアッセイは、選択した第一のサブユニットおよび
選択した第二のサブユニットの酵素活性を測定するI組
みの活性効率を有する第一アッセイ試薬を用いて該生物
学的流体の第一の部分について行う。第一のサブユニッ
トおよび第二のサブユニットの酵素活性の第一の測定値
か得られる。
第二のアッセイも、第一のアッセイと同じ選択した第一
のサブユニットおよび選択した第二のサブユニットの酵
素活性を測定する、上記第一アッセイ試薬の活性効率と
は異なる1組みの活性効率を有する第二アッセイ試薬を
用い、生物学的流体の第二の部分について同様に行う。
従って、第一の相対測定値とは異なる第二の測定値が得
られる。
たとえば、第一アッセイ試薬は第一のサブユニットに対
して一層高い活性効率を有していてよく、第二アッセイ
試薬は第二のサブユニットに対して一層高い活性効率を
有していてよい。
第三のアッセイは、単一の選択したイソ酵素の活性を直
接定量することのできるイソ酵素特異的第三アッセイ試
薬を用い、生物学的流体の第三の部分について行う。
ついで、生物学的流体中の完全なイソ酵素プロフィルを
決定することができる。得られた各サブユニットについ
ての活性効率を示す代数式から、測定したサブユニット
のそれぞれについての定量値を決定する。上記で得られ
た第一のサブユニットおよび第二のサブユニットについ
て得られた値の合計から、生物学的流体中の全酵素活性
が得られる。
第一の選択したサブユニットの活性の合計値および全酵
素活性から第一の選択したサブユニットの全定量部分濃
度を決定し、第一の測定パラメーターを得る。1つの選
択したイソ酵素の全定量濃度は、第三のアッセイで得ら
れた直接測定値と全酵素活性から決定し、第二の測定パ
ラメーターを得る。第一および第二の測定パラメーター
は、全酵素活性に基づいて%濃度で表すのが好ましい。
ついで、この第一および第二の測定パラメーターを該選
択した酵素についての標準と比較し、適合する定量イソ
酵素プロフィルを決定する。
標準は、イソ酵素プロフィル中の各サブユニットについ
ての既知の確率値(probability valu
e)から作成し、第一および第二の各イソ酵素プロフィ
ルに適合させたlまたは2以上の曲線からなる。
別の態様において、標準は、同じ第一および第二の各測
定パラメーターによりイソ酵素プロフィルを定量的に示
す!または2以上の代数式から経験的に得られたもので
あってもよい。適合目的のために、この経験的に得られ
た標準は、既知の特徴的なイソ酵素プロフィルからなる
データの集合(body)に線形回帰分析を適用するこ
とによって定められたlまたは2以上の曲線を含んでい
てよい。
本発明のアッセイ法およびアッセイ試薬システムの主要
な幾つかの利点は、そのスピード、簡弔さ、および正確
さである。
適当な市販の自動化またはプログラム化臨床アナライザ
ー装置を用いることにより、ヒト生物学的流体試料中の
完全なLDHイソ酵素プロフィルを、従来の全LDHア
ッセイに通常必要とされるのと同じ時間のみで完了し評
価することができる。
さらに詳しく説明すると、自動化分光光度計診断システ
ムである市販の装置を用いることにより、完全なL D
 Hイソ酵素プロフィルを約5分以内で定量的に決定す
ることができる。従って、本発明のアッセイ法のスピー
ドは、よく知られた電気泳動法に比べて10倍以上速い
ことになる。本発明の主な利点は、本発明のアッセイ法
およびアッセイ試薬システムを行うことによって迅速に
得られた全L D )−1活性および直接LD−1活性
により、潜在的な急性心筋梗塞として現れる臨床例を迅
速に評価することができろことである。
本発明のアッセイ法によりヒト血清をアッセイする利点
は、血清を分離したり血清の部分を臨床アナライザー装
置の試料カップ中にアリコートしたりするのは別として
、アッセイ前に試料を操作する必要が実質的にないこと
である。さらに、得られた結果は全L D I−[と同
じ単位で送られ、非W釈血清とされる。装置がそれ自体
で(on −board)計算能を有している場合には
、全L D Hlおよび5種の個々のすべてのイソ酵素
を、全量に対する%かまたは国際単位/QCI LJ 
/&)で報告することかできる。この場合には、それ以
上計算する必゛冴がない。
さらに、本発明の方法では、クロマトグラフィー法およ
び電気泳動法を行っている間に通常生しる、よく知られ
た誤差源による正確さの変動(variability
)が回避される。これらの誤差は、多数の試料の操作、
試料の希釈、アッセイの遅延した作動およびそれに付随
する試料の劣化などにより生じる。たとえば、経済的な
理由から、臨床技術者は電気泳動ゲルプレートを満たす
のに充分な生物学的試料が得られるまで試料を保持した
ままにしておくことがしばしば必要になる。これには通
常、10個またはそれ以上の試料が必要である。
一方、本発明のアッセイ法は、単一試料の多均−速度ア
ツセイ(multiple homogeneous 
rateassay)に基づいており、本明細書にも開
示しているように精密で信頼性の高いことがわかってい
る。
さらに、最少量の試料、本発明の多重アッセイ試薬シス
テムおよび単一の臨床装置を用い、各アッセイを同時に
行うことができる。さらに、装置がデータストックを有
しておりデータ操作能を有する場合には、!またはそれ
以上の標準を代数式および曲線の形でそれに保持するこ
とができる。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明は、生物学的流体の酵素活性の迅速な測定法、お
よびイソ酵素プロフィルにおける比例分布の定量決定法
を提供するものである。
当業者であれば、本発明のアッセイ法およびアッセイ試
薬システムを、生物学的に活性な酵素であって少なくと
も2つのサブユニット(ポリペプチド)からなり、人体
および生物学的流体中でイソ酵素の混合物として存在し
得る酵素のイソ酵素プロフィルを決定するために適切に
適合させ得ることがイつかるであろう。
本明細書において「生物学的流体」とは、全血、血漿、
血清、脊髄液および尿を含む。
本明細書において「イソ酵素」とは、分子的に識別され
る酵素種のサブタイプであって、その酵素を構成してい
るサブユニットの1または2以上が酵素的に活性であり
得るものをいう。
本明細書において「イソ酵素プロフィル」とは、アッセ
イを行おうとする生物学的流体中のイソ酵素にあり得る
種々のイソ形の相対的な比例分布パターンをいう。
本明細書において「単工程アッセイ混合」とは、アッセ
イするために生物学的流体の試料をアッセイ試薬と混合
する前に、試料を予備操作することが実質的に必要ない
ことをいう。
本明細書において「サブユニット特異的アッセイ試薬」
とは、少なくとも2つのサブユニットの部分酵素活性を
測定するある種の活性効率を有するアッセイ試薬をいう
本明細書において「イソ酵素特異的アッセイ試薬」とは
、イソ酵素の酵素活性を実質的に完全な活性効率で測定
するアッセイ試薬をいう。
本明細書において「1組みの活性効率」または「活性効
率」とは、アッセイ混合物中に存在するイソ酵素を構成
する少な(とも2つのサブユニット構造の酵素活性を測
定する基質の能力をいう。
多形で存在する酵素の例としては、乳酸脱水素酵素(L
DH)、クレアチンキナーゼ、アルカリ性ホスファター
ゼ、リンゴ酸脱水素酵素、アスパラギン酸アミノトラン
スフェラーゼなどを挙げることができる。
LDHの場合には、生物学的流体(とりわけ血清)中に
存在するLDHの生物学的な器官または生理学的採取源
は、そのイソ酵素プロフィルを評価することにより同定
することができる。特徴的なイソ酵素プロフィルは、心
臓、骨格筋、赤血球、副腎、肝臓、肺臓、脳などの器官
および組織に付随する。L D Hのイソ酵素プロフィ
ルおよび、特にLD−2に対するLD−1の比を決定す
ることは、心筋梗塞の価値ある指標となる。
本明細書において「M−サブユニット」およびrl(−
サブユニット」とは、従来より理解されているように、
それぞれヒト骨格筋および心臓中に主として見られるL
DHの分画サブユニットをいう。
本発明のアッセイ法は、2つのパラメーター1.i゛な
わし分画M−サブユニットの全酵素活性およびり、 I
)−1イソ酵素の酵素活性に基づき、L l) 11υ
)イソ酵素プロフィルを迅速に決定するのに特に通して
いる。
本発明のアッセイ法およびアッセイ試薬システムを説明
するために、一定のL D Hアッセイ試薬を用いた血
清中のL D Hイソ酵素の決定法を記載するが、本発
明はこれに限られるものではない。
本発明のアッセイ法は、血清の分離および臨床アナライ
ザー装置の試料カップ中へのアリコートのほかは、アッ
セイ前に試料を操作する必要か′」コ質的にない。アッ
セイは、アッセイ混合物を調製する数分の間、またはそ
れ以内に行うことができる。その結果は、LDH全量と
同じ単位で得られ、非希釈血清とされる。それ以上計算
する必要はない。アッセイ前の希釈などの試料操作が必
要ないので、本発明のアッセイ法はまた比較的高レベル
の精密さおよび正確さを保持している。
たとえば、免疫学的方法およびクロマトグラフィー法で
は、それぞれ約200μQおよび1000μQの血清試
料か必要であり、そのすべてがアッセイで用い尽くされ
る。本発明のアッセイ法では、3mQの大きさのキュベ
ツトを用いたと仮定して、手動アッセイで最大約100
μQの試料が必要である。自動化アッセイでは、一般に
約025〜約0.5xσのアッセイ試薬しか必要とされ
ない。
自動化アッセイでは約50〜約100μaの試料を試料
カップ中に入れておく必要があるからしれないが、未使
用試料は他のアッセイに利用することができる。さらに
、アッセイ混合物を調製4′るに際して生物学的流体を
アッセイ試薬と混合する場合に、アッセイ試薬の希釈を
最小限に押さえることができる。たとえば、アッセイ混
合物は、生物学的流体;アッセイ試薬(約1g100部
)からなっている。
たとえば、臨床アナライザーを用いてアッセイするのに
1+(lのアッセイ試薬当たり10〜20μQの血清を
37℃で混合し、10〜1200IU/&の範囲の血清
L D H活性およびLD−1活性について一層優れた
直線性が正確に決定できるように、約2.5〜約5.0
μQの血清および約0.2511aのアッセイ試薬を用
いる。
全アッセイ手順には、典型的なL D H全アッセイを
行うのに必要な時間しか必要とされない。ノーとえば、
二色フィルター(340/−380nm)または約33
0〜約380nmでの吸光度を測定する検出器を用いる
運動モード(kinetic mode)にある自動化
分光測光臨床アナライザーを用いた場合、約4〜5分で
ある。適当なアナライザーとしては、アボット■P二色
バッチアナライザーおよびアボットスペクトラム診断シ
ステム(アボット・ラボラトリーズ、ノースンカゴ、イ
リノイ)などが挙げられる。
一般に、LDHアッセイは、下記に示す一般的反応に基
づいている。
一ヒ記反応式において、L D l−1酵素により乳酸
はピルビン酸に変換され、それと同時にNADにコヂン
アミドーアデニンノヌクレオチド)かN A D H(
還元型NAD)に還元される。従って、NADIIの生
成速度、または逆の反応におけろNADへの酸化速度は
、約340nmでの吸光度の変化の割合によって測定さ
れるように、試料中のL li II活ヤ1(−111
,(藺147、本発明のアッセイ法の一つの側面は、少
なくとし3つのアッセイ試薬からなる多重アッセイL 
D H試薬システム、弔−の試料および単一装置の臨床
アナライザーを用いて2つのパラメーターを測定するこ
とにより、L D [−1を含んでいると思われる生物
学的流体試料中のL D 11の完全なイソ酵素プロフ
ィルを約5分以内で走用4−ることかできろことである
。トI−サブユニットまたはM−サブユニットの%を第
一のベラメーターとして走用し、■、DH酵素の%を第
二のパラメーターとじて定量する。アッセイ試薬のうち
2つの試薬はザブユニット特異的であるか、各サブユニ
ットに対して異なる1組みの活性効率を有する。各サブ
ユニットの定量値は、各サブユニ・ノドについて各試薬
の活性効率を示す代数式から決定することができる。
得られた複数の等式を同時に解くことにより、各サブユ
ニットの酵素活性を加えて全L D H活性が得られ、
これから%が決定される。
残りのL D Hイソ酵素は、この情報から、そのイソ
酵素プロフィルを示4°ように適合させた多積式を用い
て正確かつ定量的に決定することができる。このイソ酵
素プロフィルは、データの集合に線形回帰分析を適用す
ることによって定められ2つの測定パラメーターのそれ
ぞれでプロットした曲線に適合される。
本発明のアッセイ法の精密さおよび正確さは、下記でさ
らに詳細に記載するように、ヒト血清のアッセイで得ら
れた情報を数学的積分に基づいて許容し得る直線性を有
することがわかった。
L D Hアッセイについては、各アッセイ試薬の基質
は、脂肪族鎖中に約3〜4個の炭素原子を有するα−ヒ
ドロキシ脂肪族酸およびその酸化類似体、還元型(NA
DH)または酸化型(NAD)のニコチンアミド−アデ
ニンジヌクレオチド、およびそれら基質の類似体よりな
る群から選ぶことができる。好ましい基質は、酪酸塩、
乳酸塩およびピルビン酸塩である。
各アッセイにはまた、約7〜約lOのp)(を付与する
のに充分なバッファーが含まれる。好ましいL D H
アッセイ試薬システムにおいては、各アッセイ試薬はN
ADのN A D Hへの還元をモニターし、この還元
は脂肪族鎖中に3〜4個の炭素原子を有するL−2−ヒ
ドロキシ脂肪族酸の酸化と共役している。
血清中の定量的LDI〜Iイソ酵素の決定のため、酪酸
塩基質が第一のサブユニット特異的アッセイ試薬に好ま
しく、乳酸塩基質が他方のサブユニット特異的アッセイ
試薬として好ましい。この目的のため、下記でさらに詳
細に記載するように、基質の濃度は第一のアッセイ試薬
においてはH−サブユニットに対して最適化し、第二の
アッセイ試薬においてはM−サブユニットに対して最適
化4−るのが好ましい。LD−1イソ酵素は、第三のL
DHアッセイ試薬により直接測定するのが好ましい。
本発明の特に好ましいL D Hアッセイ試薬システム
においては、各試薬はNADの還元をモニターする。そ
れゆえ、各アッセイ試薬は、基質、NAD、および約7
〜約lO1好ましくは約8〜9.5、さらに好ましくは
約8.5〜約9のpHを付与するのに充分なバッファー
を含んでいる。
本発明のアッセイ法は、第三のt、tj−1イソ酵素特
異的アツセイ工程中に、1個またはそれ以1−のM−サ
ブユニットを含有するイソ酵素(LD2〜LD−5)を
選択的に不活化してこれらイソ酵素の測定可能な酵素活
性を除くことのできるカオトロープ剤を含むL D H
アッセイ試薬を組み込むのが好ましい。本明細書におい
て「カオトロープ剤」とは、大きな直径、−価の負の電
荷、およびタンパク質の二次構造および三次構造を変え
得る低い電荷密度を有する無機アニオンをいう。
その上うなカオトロープアニオンは、ホフマイスターま
たは離液順列の構成アニオンである。そのようなアニオ
ンには、大きな部分モルイオン容積(partial 
molal 1onic volumuesXrphi
Jの記号で表示され、yrQ1モルの単位で表される)
を有するアニオンが含まれる。とくに好ましいアニオン
は、該容積が30xQ1モル以上のアニオンである。
そのようなカオトロープアニオンの例としては、T c
 O4−1CIO4−1ReO,−1BF4\5eCN
−1SO8F−1SCN−1およびI−が挙げられる。
これらアニオンは、ウォルフ(Wolff、 J 、)
およびモーレイ(Maurey、 J 、 R、)のB
 iochim、 B 1ophysActa、69.
58〜67(1963]、ニー記載されている。
上記カオトロープ剤含有アッセイ試薬はまた、11−サ
ブユニット単独からなる残りのイソ酵素(LD−1)を
同時に決定するのに必要な充分な量の基質をも含んでい
る。全LDHとともにLDlを定量することは、心筋梗
塞を診断する上で、またこの疾患を他の器官からのL 
D H漏出を含む疾患から識別する上で特に望ましく価
値あるものである。基質としてのし一乳酸塩、およびカ
オトロープ剤としての過塩素酸ナトリウムからなる特に
好ましいアッセイ試薬か、ヨーロッパ特許出願第292
.838号明細書に下記のように記載されている。
上記好ましい第三のアッセイ試薬の基本原理は、カオト
ロープ剤が、ある種のタンパク質が水溶液中にあるとき
の正常な構造的関連を選択的に崩壊さ仕ることができる
ことにある。
一般に、カオトロープ剤の有用mは、約100〜約50
00 ミ!J モル/f2(mM/(2)、好ましくけ
約600〜約1500mM/12、さらに好ましくは約
500〜約1000iM/(2の濃度である。アッセイ
混合物中にカオトロープ剤が存在していると、生物学的
流体中の1またはそれ以上のM−サブユニットを含有す
るすべてのLDHイソ酵素(すなわちLD−2からLD
−5まで)を直ちに不活化する。LD−1のみが安定で
あり、その酵素活性はL D ■1アッセイ試薬により
直接測定することができる。
L、 D −2からLD−5までのイソ酵素を不活化す
ることに加えて、カオトロープ剤はLD−1の基質(乳
酸塩、ピルビン酸塩およびそれらの類似体など)に対す
る親和性を減少させろ。その結果、同じ量のLD−1を
用いて(ほかはすべて同等、反応の方向は乳酸塩−ピル
ビン酸塩)同等の反応速度を得るには、カオトロープ剤
か存在する場合には存在しない場合に比べて高濃度の乳
酸塩が必要である。同じ理由によって、ピルビン酸塩、
シュウ酸塩および高レベルの乳酸塩により生じる抑制も
また減少する。従って、LD−1に特児的なイソ酵素で
あるアッセイ試薬であって高レベルの基質(すなわち、
乳酸塩またはピルビン酸塩)を含むものからは、反応時
間の枠を通じて高濃度の基質が利用できること、および
同じ反応時間の枠の間に生じる生成物抑制のレベルが低
いことのために、−層優れた直線性か得られるであろう
。この現象の他の利点は、シュウ酸塩を含む抗凝血管中
に回収した試料での妨害がなくなることである。
たとえば、過・塩素酸ナトリウムは、基質(乳酸塩また
はピルビン酸塩)とLD−1との間の親和性を減少さU
・る。生じた反応速度の減少は、基質をさらに加えるこ
とにより元に戻すことができる。
たとえば、特に好ましいL D I−1アツセイ試薬は
、過塩素酸イオン濃度に基づいて約600 mM/C〜
約1000 mM/f2の過塩素酸ナトリウム、および
L−乳酸濃度に基づいて約50mM/Q〜約500鯖M
/12のI、−乳酸塩基質からなり、NADの存([−
下でLD−1の迅速かつ正確な直接測定が可能である。
一般に、L、 D Hアッセイ試薬は、少なくとも1つ
の基質(一般に酪酸塩、乳酸塩、ピルビン酸塩、NAD
、NADHまたはそれらの基質類似体)、バッファーお
よび場合により色原体または指示色素を含む。幾つかの
アッセイにおいては、N A I)は色原体であり得る
。加えて、アッセイ試薬には必要に応じてインヒビター
、安・定化剤および保存剤が含まれていてよい。I、D
Hアッセイ試薬の」、5本的な調合は当該技術分野でよ
く知られているので、本明w書では詳しく述べない。
基質およびバッファーを含み本発明のアッセイ法に用い
ることのできる市販の[、DHアッセイ試薬としテハ、
A−GENT  LDHl、(アボット・ラボラトリー
ズ)、L IQU ID−5TATLD−L−VV(ベ
ックマン)、F A S TCI−IEM   LDH
−L(BMC)、  L  D  H−L、  −SV
、IL[カルバイオケム(Calbiochem月、C
ZYME  LDHCクルター(Coulter)1、
C0LORIMETRI X(ダウ・ケミカルズ)、L
DH−L(74ッシ−r  )、UL’rRAZYME
[ハルレコ(Harleco)]、I−(MA  L 
D H−V V [/%イセル(I(ycel)]、S
P [N  CHEM Ll)HL(SKI)、および
LDH(L−P)[ワーシングトン(Worthing
ton)]なとが挙げられろ。
好ましいL D Hアッセイ試薬システムは少なくとも
3種のアッセイ試薬からなり、これらアッセイ試薬のう
ち第一アッセイ試薬における基質の活性効率は第二アッ
セイ試薬における基質の活性効率とは異なり、I]−サ
ブユニットおよびM−サブユニットについて2組みの異
なる測定値を得るごとができる。
たとえば、第一L D Hアッセイ試薬の好ましい基質
は酪酸塩であり、第二L I) Hアッセイ試薬の好ま
しい基質は乳酸塩である。特に好ましい基質としては、
L−2−ヒドロキシ酪酸、2−オキソ酪酸、およびし=
乳酸が挙げられる。有用な第一L D Hアッセイ試薬
は、L−2−ヒドロキシ酪酸含量に基づいて酪酸塩基質
を約20〜約500mM/L好ましくは約50〜約30
On+M/f2、さらに好ましくは約100 mM/1
2の濃度で含む。
有用な第二L D Hアッセイ試薬は、L−乳酸含量に
基づいて乳酸塩基質を約100〜約1000mM/12
.好ましくは約200〜約600mM、Q、さらに好ま
しくは約40On+M/12の濃度で含む。
上記各LDHアッセイ試薬はまた、約2〜約20mM/
12.好ましくは約3〜約12mM/&、さらに好まし
くは約7sM/12の濃度のNAD、および約7〜約I
O1好ましくは約8〜約9.5、さらに好ましくは約8
5〜約9のI) I−1を付与するに充分なバッファー
をも含む。適当なバッファーは当該技術分野でよく知ら
れており、その例としては、たとえば、トリス(ヒドロ
キシメチル)アミノメタン(トリス)、L−グルタミン
酸(グルタミン酸塩)、2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール(AMPD)などが挙げられる。
トリスバッファーとグルタミン酸塩バッファーの組合わ
せが特に好ましい。
それゆえ、有用なアッセイ試薬システムは、それぞれ別
々の容器に入れた少なくとも3種のL D Hアッセイ
試薬のキットからなる。各アッセイ試薬は液体の形態で
あってよい。基質とバッファーに加えて安定化剤および
保存剤を含んでいるのが好ましい。適当な安定化剤とし
ては、エチレンジアミン四酢酸、およびその塩などの金
属イオンキレート化剤が挙げられる。適当な保存剤とし
ては、硫酸ゲンタマイシンなどの抗生物質、アジ化ナト
リウム、ホウ酸などが挙1fられる。
別の態様として、少なくとも1つのアッセイ試薬は、粉
末状または凍結乾燥した形態で供給して希釈液で再構成
して使用することもできる。そのような態様においては
、希釈液はアッセイ試薬の構成分の一部を含有する水の
みからなっていてよい。
一つの好ましい態様において、L D IIに対して標
準を経験的に導き出すことができる。完全なLDHイソ
酵素プロフィルは、2つの測定パラメーターを用いたl
または2以上の代数式により数学的に決定することがで
きる。代数式は、実施例10に記載するように、イソ酵
素プロフィルを記述するために用いるのが好ましい。血
清の電気泳動図から得られた既知の特徴的なLDIIイ
ソ酵素プロフィルからなるデータの集合に線形回帰分析
を適用し、そうして定められた曲線にこのイソ酵素プロ
フィルを適合させる。このイソ酵素プロフィルに付随す
る疾患状態は、L D Hの生理学的採取源を診断する
のに用いることができる。適合さU゛るために、これら
の曲線を2つの測定パラメーターでプロットする。デー
タを適合させるために、コンピューター処理した線形多
項回帰分析モデルを用いるのが好ましい。当業者であれ
ば、他のデータ適合プログラムおよび数学モデルを用い
ることができることがわかるであろう。
本発明のアッセイ法により得られたアッセイ結果を比較
するために作成した漂檗は、記憶能を有するアナライザ
ー装置にそのまま記憶させるのが好ましい。たとえば、
標準は、自動臨床アナライザー中に記憶させた各測定パ
ラメーターに適合させた代数式かまたは曲線、またはそ
の両方であってよい。別の態様として、そのような標準
は、容易に比較することができるようないかなる記憶手
段中に保持することらできる。記憶手段の例としては、
コンピューターのディスクメモリー、充分なプログラミ
ングおよび記憶能を有する手持式(hand −hel
d)カルキュレータ−またはアナログ読み取り手段、た
とえば期待値を適当な読み取り窓またはスロットから読
み取ることのできろダイアル化セレクターホイールまた
はスライド化セレクターヂャートが挙げられる。
好ましい態様において、データの集合は、選択された酵
素を含んでいることが知られている生物学的流体のよう
な一群の試料の、測定した特徴的で完全なイソ酵素プロ
フィルからなる。試料群の、酵素を含有する生物学的流
体の各試料に付随する生理学的疾患状態もまた知られて
いる。従、・て、ある種の疾廖状態に付随する特徴的な
酵素プロフィルまたは該酵素の採取源を決定することか
できる。
本発明の方法の一つの態様において、乳酸脱水素酵素(
LDI()の完全なイソ酵素プロフィルを、好ましくは
血清を用いて定量的に決定することかできる。全面から
血清を分離すること以外は、アッセイ前に試料をそれ以
上操作する必要かない。
L D Hアッセイにおいては、選択した第一のサブユ
ニットはLDHのll−サブユニットであり、選択した
第二のサブユニットはしDHのM−サブユニットであり
、同定した選択イソ酵素は■1−サブユニットのホモテ
トラマー(LD−1)である。
LD−1アツセイ試薬は、他の非選択イソ酵素の測定し
得る酵素活性を不活化し得るカオトロープ剤を含んでい
るのが好ましい。
2つのL D HサブユニットおよびLD−1の酵素活
性は、分光測光手段(自動臨床多重試験アナライザーな
ど)により得るのが好ましい。経験的に導かれたけ学を
用いるのが好ましい。有用な経験的標卆は、Ll)−1
およびM−サブユニットに基づいてイソ酵素プロフィル
を定1的に記述するように適合させたlまたは2以上の
代数式からなる。適合させるために、既知の疾患状態に
付随する血清のL D H電気泳動図からなるデータの
集合に線形回帰分析を適用することにより曲線を作成す
る。従って、病理学的状態の原因となっている器官採取
源または生理学的採取源を迅速に決定して適当な治療を
行うことかできる。
本発明による好ましい多重アッセイ試薬システムは、ヒ
ト血清中の完全なLD)Iイソ酵素プロフィルを定量的
に決定する目的で本発明のアッセイ法に使用するのに適
した3種のLDHアッセイ試薬からなる。第一L D 
Hアッセイ試薬は、H−サブユニットとM−サブユニッ
トとの酵素活性の相対的な差異を定量することのできる
少なくとも1つの基質を含み、このアッセイ試薬を生物
学的流体の第一部分と混合したときに第一の相対測定値
を得ろことができる。
第二L D Hアッセイ試薬も同様に、この試薬を生物
学的流体の第二部分と混合したときに、■」サブユニッ
トとM−サブユニットとの酵素活性の相対的な差異を定
量することのできる少なくと乙1つの基質を含む。しか
しながら、第三アッセイ試薬の基質特異性は第一アッセ
イ試薬の括質特シーN性とは充分に異なるように選択さ
れており、第の相対測定値とは異なる第二の相対測定値
を得ろ。
第一LDHアッセイ試薬と第二L D I−1アツセ(
試薬の基質濃度は、各サブユニットの活性効率の差異が
最大となるように最適化するのが好ましい。
この目的のために、最適化はホモテトラマーであるLD
−1とり、D−5の酵素活性の差異に基づかせることが
できる。たとえば、第一LDHアッセイ試薬はH,サブ
ユニット−M4サブユニットの酵素活性に最適化し、第
二LDHアッセイ試薬はM、−Il、酵素活性に最適化
する。ついで、■4−サブユニットおよびM−サブユニ
ットについての組合わせ測定値の合計から同時解法によ
り全L D H酵素活性を決定することができろ。
血r青中のL D I(を定量的に決定するための好ま
しい態様において、本発明の試薬システムの第三アッセ
イ試薬は、米国特許出願第55,107号および対応ヨ
ーロッパ特許出願第292,838号谷明細書に記載さ
れているLl)−1特異的アツセイ試薬である。LD−
1特異的アツセイ試薬は、他の非選択イソ酵素の酵素活
性を同時に不活化するがLD−1の活性は安定のまま保
持するカオトロープ剤を含んでいる。基質濃度は、この
試薬により直接測定したしD−1活性が、全L D t
lを測定することので、きるアッセイ試薬および同量の
[純粋なJLD−1を用いて得られるLD−1活性と同
等になるように最適化する。
本発明のアッセイ法によりヒト血清をアッセイするため
の特に好ましいL D Hアッセイ試薬システムにおい
て、第一アッセイ試薬は酪酸塩基質を含み、第三アッセ
イ試薬は乳酸塩基質を含み、第三アッセイ試薬は乳酸塩
基質およびカオトロープ剤を含み、各アッセイ試薬はさ
らにNADおよび約8〜約9.5のpalを付与するの
に充分なバッファーを含んでいる。第三アッセイ試薬中
のカオトロープ剤は、過塩素酸ナトリウムであるのが好
ましい。
使用した物質の用語説明 特にことわらない限り、下記に掲げる物質を実施例1−
10および図面に用いた。
前置: !、L−乳酸塩の濃度は、L−乳酸のナトリウム塩のス
トック溶液中の活性なし一乳酸含量に基づいていた。
2、L−2−ヒドロキシ酪酸塩の濃度は、L2−ヒドロ
キシ酪酸のナトリウム塩のストック溶液中の活性なL−
2−ヒドロキシ酪酸含量に基づいていた。
3、NADとは酸化型のニコチンアミドーアデニンノヌ
クレオチド(NAD“)をいう。
バッファー 4、トリスとは、2−アミノ−2−(ヒドロキシメチル
)−1,3−プロパンジオールとしても知られているト
リス(ヒドロキシメチル)アミノメタンの市販のバッフ
ァー溶液(pH約7〜8)をいう。
5、グルタミン酸塩とは、L−グルタミン酸バッファー
溶液(pH約8〜9)をいう。
カオトロープ剤: 6、過塩素酸ナトリウムから活性な過塩素酸塩カオトロ
ープアニオン含量を得る。
安定化剤ニ ア、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩などの、フ
リーラジカルの生成を抑制することのできる金属イオン
キレート化剤を調製する。
保在剋: 8、硫酸ゲンタマイシンなどの構成物質型の保存剤を調
製する。
酵素: 9、最適化のために用いたヒトLD−1(血球)および
ヒトLD−5(胎盤)はシグマ・ケミカル・カンパニー
(セントルイス、ミズーリ)から得た。
つぎに実施例に基づいて本発明をさらに詳しく説明する
が、本発明はこれらに限られるものではない。
実施例1〜5 これらの実施例は、本発明のアッセイ法に使用するのに
適したL D Hアッセイ試薬の組成物を記載したもの
である。これら組成物は、NADの還元をモニターする
ことができるように、所望のpHが約8〜約9.5、好
ましくは約8.5〜約9であるときに特に有用である。
吸塵         実施例No(mM/Q*)(1
)(2)(3)(4)(5) 100  200 (a)L−2−七ドロキシ酪酸 (b)L−乳酸 (c)NAD (d)トリス (e)グルタミン酸塩 (f)カオトロープ剤 400   87 7  7  7  7 120  120  120  12013   13
   13   13 (g)安定化剤    Q、S、**Q、S、  Q、
S、  Q、S、  Q、S。
(h)保存剤     Q、S、  Q、S、  Q、
S、  Q、S、  Q、S。
(注)*:基質またはカオトロープ剤の活性に基づく。
**:Q、S、は充分量を意味する。
実施例1〜5の組成物は、液体の形態で新たに調製する
ことができる。別の態様では、組成物の一部を粉末の形
態で調製し、使用に際して希釈溶液中に分散させること
ができる。粉末の態様においては、液体試薬を調製した
ときのNADの有用な耐用期間を延ばすための充分な安
定化剤とともに、都合よく有用な重量の粉末を得るため
に充分な量の実質的に不活性な充填剤を粉末中に含ませ
ることができる。
他の態様においては、基質の一部分を粉末部分に含ませ
、基質の残りの部分を液体部分に含ませた2層アッセイ
試薬キットとすることもでき、緒に混合してL D [
(アッセイ試薬を調製する。
本発明の多重アッセイ試薬システムに上記LDHアッセ
イ試薬を使用することに関しては、実施例1の組成物が
第一LDHアッセイ試薬として特に好ましく、L D 
I−1のM−サブユニットに比較してH−サブユニット
に対して最適化した酪酸塩基質特異性を有する。実施例
3の組成物は第二−L D [(アッセイ試薬として特
に好ましく、L D Itの11−サブユニットに比較
してM−サブユニットに対して最適化した乳酸塩基質特
異性を有する。
実施例5の組成物は、第三のLD−1特異的アツセイ試
薬として使用するのに特に適している。
実施例6 本実施例では、本発明のアッセイ法にLD−1特異的ア
ツセイ試薬として使用するのに適した、粉末部分と希釈
液部分とからなる2層LD−1特異的アッセイ試薬を記
載する。粉末1g当たり希釈液30xQで再構成して各
活性成分の濃度が下記のようになるように、下記粉末部
分を特別に調製した。
灰分         再構成試薬のta M /(1
粉末部分 り一乳酸塩          47 NAD              7トリス    
        120グルタミン酸        
  13安定化剤           Q、S。
充填剤            Q、S。
希釈液部分 り一乳酸塩         165 過塩素酸塩         825 pH約9にするための 水酸化ナトリウム       Q、S水      
             Q、S。
別のやり方として、非酵素特異的全L D Hアッセイ
試薬として使用するために、上記粉末部分を上記希釈液
部分ではなく水30J112当たり上記粉末1.09を
溶解することによって再構成することができる。
再構成したLD−1特異的アツセイ試薬を、全L D 
Hアッセイ試薬に対して使用するのと同じアッセイ態様
、試料および装置を用いて使用するときは、その結果測
定して得られる酵・素活性はLD−1イソ酵素のみに基
づくものである。さらに、得られたLD−1活性率位は
、同量の純粋なLDlを全L D H試薬により、たと
えば上記粉末部分を希釈液の代わりに水で再構成してア
ッセイしたときに測定されるであろうLD−1活性に正
比例した。
他のLD−1特異的アツセイ試薬は、市販の粉末状また
は液体状の全LDHアッセイ試薬からj1q製すること
ができる。希釈液部分の正確な調合は、最適化の研究に
より下記のようにして行うことかできる。−群のヒト血
清試料(LDHおよびLDルベルが上昇したものを含む
)を入手し、LD−1決定のための確立された免疫学的
方法、電気泳動法またはクロマトグラフィー法(すなわ
ち、参照方法)によりLD−ルベルを決定する。
このデータを、異なる濃度のL−乳酸塩および/または
過塩素酸ナトリウムを含む種々の希釈溶液で市販のLD
H試薬粉末を再構成して得られた乙の(すなわち、実験
条件)と相関させる。
過塩素酸ナトリウムは、過塩素酸アニオン濃度が約10
0〜約5000 mM/Q、好ましくは500〜約15
00 mM/I2、−層好ましくは600〜約1000
 mM/12の範囲であってよく、L−乳酸塩は、約O
〜約500mM/12の範囲であってよい。ついで、線
形回帰分析を用い、LD−1参照法で得られた結果を各
実験条件のものと比較して各比較について傾き、切片お
よび相関係数の値を得る。最適化LD−1試薬は、傾き
および相関係数がそれぞれほぼ単一(unity)にな
り、切片値がOに近接する希釈液調合を選択することに
より、上記分析から導き出すことができる。
上記手順は、全LDHのための既存の粉末状または凍結
乾燥状態の試薬調合物を、LD−1イソ酵素の選択アッ
セイのために容易に適合させることを可能にするもので
ある。一つのヒト試料を用いて全LDHアッセイおよび
LD−1アツセイから得られた結果は、容易に組み合わ
せてLD−1:LDl比を得ることかでき、これは診断
的価値を有することがわかっている。
実施例7 本実施例は、単工程アッセイ混合から実施例6のLD−
1特異的アツセイ試薬を用いて得られた結果と、血清L
D−1の単離のための多工程標へ(・法の結果との間に
優れた相関関係があることを示す。
単工程アッセイ混合は、ヨーロッパ特許出願下292.
838号明細書に記載されている一工程法に従い、血清
試料を面調製することなく、試料を実施例6のLDI特
異的アッセイ試薬と混合することからなる。2つずつの
アリコート試料を、アボット■P二色バッチアナライザ
ー上およびアボットスペクトラム診断システム臨床アナ
ライザー上(それぞれ運動モードにある)で、アボット
A−GENT、LDH試薬(基質、NADおよびバッフ
ァーを含有するがカオトロープ剤は含有しない)を用い
て直接アッセイした。アボットVP装置しユで2.5μ
eの試料を、アボットスペクトラム装置上で5μaの試
料をそれぞれアッセイするのに約250μ個のアッセイ
試薬を用いた。
比較のため、ロツシュ・ダイアグノスティック拳システ
ムズ(Roche Diagnostic Syste
ms)(ナシトリー、NJ)の市販のISOMUNE−
LD法に従い、血清試料を面処理した。ISOMUNE
−LD法およびLD−1を単離するためのアッセイは以
下のようにして行った。試料のアリコートに抗LD−5
(M4)血清(ヤギ)を加え、混合し、周囲温度(室温
)にて5分間インキュベートした。
ついで、このアリコートに第二の抗体懸蜀液(ロバ)を
加え、混合し、周囲温度にてさらに5分間インキユベー
トシ、ついで遠心分離した。ついで、この上清の2つず
つの5μgおよびlOμQの試料を上記のようにしてア
ッセイし、通常の試薬、この場合はアボット/IGEN
T  LDI−1試薬を用いてLD−1イソ酵素活性を
決定した。
線形回帰分析のためにコンピューター処理したプログラ
ムを用い、谷臨床装置上での2つの方法の間の相関関係
を決定し、その結果をグラフに示した。そのグラフは、
アポブトVPアナライザー上で行ったアッセイについて
は第1図に、アボットスペクトラムアナライザー上で行
ったアッセイについては第2図に示しである。実施例6
のLD−1特異的アツセイ試薬を用いて得られたLD−
1アツセイ結果はY軸上に、多工程標準アッセイの結果
はX#J上にプロットした。完全な相関関係では、切片
が0、傾きが1.0でグラフが2分される。相関関係の
結果を下記に示す。
1ボフトvP標準*    Iポ゛アトスペクトラム標
賭*vs LD−1試薬U  VS LD−1試薬**
切片    −0,0410,445 傾き      1.01     0,947相関係
数   0.997    0.994試料数    
 102     92(注)*:多工程法LD−lア
ッセイ(I SOMUNE−LD試薬を用いて行い、つ
いでA −G E N TL D H試薬で決定) **:実施例6のLD−1特異的アツセイ試薬を用い行
った一工程法 上記結果は、まず血清試料からLD−1を単離し、つい
でLD−1活性を測定する多工程法と、LD−1活性の
単離と測定を同時に行う一工程法におけるLD−1特異
的試薬との間に実質的に優れた相関関係が存在すること
を示していた。従って、アッセイ混合物を調製する一工
程法、およびLD−1特異的アツセイ試薬が本発明のア
ッセイ法に特に好ましいことがわかった。
実施例8 本実施例では、M−サブユニット(M4)の酵!活性の
活性効率とl−1−サブユニット(I(、)の酵素活性
の活性効率との差異を最大にするための、L D Hア
ッセイ試薬の最適化を記載する。ついで、最適化した第
一L D IIアッセイ試薬の正確な調合を選択するこ
とができる。
L−2−ヒドロキシ酪酸塩基質の濃度を20〜約100
mM/12に変化させた他は、実施例1のL D Hア
ッセイ試薬に対応するLDHアッセイ試薬の組成物を調
製した。分画l]−サブユニットおよびM−サブユニッ
トの活性の活性効率の差異をLD−1およびLD−5を
用いて決定した。他の点については、アッセイ混合物の
調製法、試料容積の大きさおよびVP二色バッチアナラ
イザーは実施例7に記載したものを使用した。
比較のため、このデータの活性効率を、L−乳酸濃度が
70mM/12のし一乳酸塩基質を含むアッセイ試薬を
用いて決定した酵素活性の活性効率%と相対してグラフ
にした。1(4(四角形で示す)およびM、(十字形で
示す)について第3図に示したグラフ化データから、(
l−1−サブユニット)−(M−サブユニット)0−t
、−M、)としての試薬の活性効率の最大差異が決定さ
れ、第3図中に破線で示すように約100 mM/eの
酪酸塩濃度にて最適化された。この最適化基質濃度にお
いて、L D Hアッセイ試薬の活性効率は、H−サブ
ユニットに対して約69.6%、M−サブユニットに対
して約20.7%と評価された。この最適化アッセイ試
薬は、本発明のH−サブユニット特異的「第一」L D
 Hアッセイ試薬に適していると評価された。
実施例9 実施例3のLDHアッセイ試薬に対応するLDHアッセ
イ試薬の組成物を調製し、乳酸塩基質を約100mM/
C〜約500mM/12ニ変化させた他は実施例8の手
順を繰り返した。
第4図に示したグラフ化データから、(M−サブユニッ
ト)−(夏4−サブユニットXM、−H,)としての試
薬の酵素的活性効率の最大差異は、約400mM/12
のし一乳酸塩濃度において最適化された。この最適化L
DHアッセイ試薬の活性効率は、■−サブユニットに対
しては約45.4%、M−サブユニットに対しては約9
5.2%と評価された。
この最適化アッセイ試薬は、多重アッセイ試薬システム
(第一L D I−1アツセイ試薬が実施例8において
最適化されたもの)のためのM−サブユニット特異的[
第二JLDHアッセイ試薬として適していると評価され
た。
X嵐性上y 本実施例では、既知のイソ酵素プロフィルからなるデー
タの集合およびLDHアッセイ試薬システムから導き出
された、LDHのための経験的標準の作成について記載
する。本実施例ではまた、残りのLDHイソ酵素の活性
を数学的に決定することのできる2つの測定パラメータ
ーとして、M−サブユニットおよびLI)−1イソ酵素
の部分酵素活性を選択することの適切さについても記載
する。
血清試料は、オッタムワ・リージョナル・ヘルス・ファ
ウンデーション(Ottumwa RegionalH
ealth Foundation)(オッタムワ、ア
イオワ)から入手した。この試料は、少なくとも85人
の患者からなる比較的大きな患者集団を示していた。
この試料は、−人の患者から1または2以上の連続サン
プリングも示し、最大10のサンプリングを一人の患者
から行っていた。電気泳動図を作成し、広範囲の病理学
的状態を伴う血清からの広範囲の既知のLDHイソ酵素
プロフィル値を有するデータの集合を得た。市販のバン
ド型電気泳動キット(ベックマンPARAGON−LD
)を製造業者の説明書に従って用いた。
L D Hイソ酵素の変異性は1つの機能性サブユニッ
ト組成物および1つのイソ酵素を定量することにより予
測することができるとの仮定に基づき、85の電気泳動
図を示す1組みのデータを2変数の線形多項回帰分析に
供した。下記式(1)に示すよく知られた最小二乗法(
二重平均(RMS)誤差としても知られる)を用い、1
組みのデータ得点を得た。
(1)  D=A++AtX+A3X”+A4Y+As
Y”+A s X Y ±A 7 X ” Y + A
 a X Y ” + A e X ’ Y 2(式中
、D=従属変数、x、y−独立変数:および゛A1〜A
、=独立変数の係数) M−サブユニットの%を独立変数rXJとして用い、各
イソ酵素の%を独立変数rYJとしてかまたは従属変数
「D」として評価した。
各イソ酵素についての係数(A、〜A、)は、パーソナ
ルコンピューター(アップル■モデル)で使用するため
にポリノミアル・リグレッション・イン・トウー・バリ
アブルズ(Polynoa+ialRegressio
n in Two Variables)のために書か
れた市販のコンピュータープログラムを用いて得た。こ
のプログラムのアウトプットは、9つの式係数、ついで
推定値のRMS誤差をプリントした。
このアウトプットから、XおよびYのいかなる値に対し
ても従属変数りの値を予測することができた。
85の電気泳動図についての回帰分析のRMS誤差を下
記表にまとめて示す。
従属変数 Y変数 LD−I  LD−21、D−3LD−4LD
−5合計1、D−1−2,212,691,761,8
18,47LD−22,33−3,692,343,2
611,62LD−38,364,29−1,551,
3415,54LD−44,594,97321−2,
401517LD−53,273,821,531,1
8−8,90上記データは、RMS誤差の合計値が最小
(すなわち8.47)であることに基づき、LD−1イ
ソ酵素が他のイソ酵素に対して最も適合したことを示し
ている。
474の電気泳動図を示す第2の組みのデータについて
のイソ酵素プロフィルを、以下のようにして代数的に決
定した。各試料における全%Mサブユニット[X=0.
25(%LD−2)+0.5(%LD−3)+0.75
(%LD−4)十LD−51および%LD−1(Y)を
独立変数として用い、式%式% びLD−5の%(それぞれ従属変数D)を予測した。
最小二乗法により各イソ酵素の係数(A、〜A、)を再
び得た。得られた式は、イソ酵素プロフィルを正確に示
すと評価された。
係数についての適合のRMS誤差(計算したD値)およ
び474の電気泳動図に対して得られた全L D Hに
基づく%L I) −2、LD−3、LD4およびLD
−5イソ酵素のデータ範囲は下記のとおりであった。
イソ酵素 LD−2LD−3LD−4LD−5合計2.
03 2.72 1,41 1.49 7.65%範囲
  11〜536〜331〜230〜68上記データに
示すように、電気泳動データの集積が85から474に
増加するとRMS誤差の合計値は最小の7.65に減少
した。
実際のデータ値に対する上記プール予測値の回帰分析を
、イソ酵素当たり474の患者の観察データ得点の適合
および1896の組合わせデータ得点の適合について下
記に示す。
各イソ酵素適合および組合わせ適合の回帰分析LD−2
LD−3LD−4LD−5組合わせ切片   3.8g
  5.14 1.7g  0.22  0.34Y切
片の 標準誤差 1.93 2.31 1.20 1.47 
 1.97傾き    0.90 0.72 0.72
 0.98  0.98傾きの 標準誤差 0.01 0.02 0.02 0.01 
 0.00相関係数 0.95 0.85 0.85 
0,99  0.99観察数(ロ)  474  47
4  474  474  1896従って、予測値−
0,98(実際の測定(a)+0.34 %(n= 1
896として実際のデータの相関係数=0.99)であ
ることが回帰分析により、ノ;された。相関は許容し得
るものと評価された。
上記結果は、2つの測定パラメーター、すなわち分画M
−サブユニットおよびLD−1(全L D Hの%とし
て)を比較することにより、完全LDHイソ酵素プロフ
ィルを定量的に決定し得ろことを示していた。
第5図は、実際の474の電気泳動図からの情報に基づ
いて得られたLDHイソ酵素データベースを、%M−サ
ブユニットおよび%LD−1イソ酵素によりプロットし
たグラフを示す。このデータは、上記85の電気泳動図
とさらに389の電気泳動図からの累積情報を含む。
比較のため、第6図は、%M−サブユニットと%LD−
1イソ酵素により定められた■、DHイソ酵素ユニバー
ス(un 1verse)を示すグラフである。
このユニバースは、全LD−1変量から全LD5変量へ
の直線勾配により完全に定められた境界、全LD−1変
量から全LD−2変量への直線勾配により完全に定めら
れた境界、および%M−サブユニットの最大変化度(v
ariabiliLy)により定められた境界からなる
。第6図からさらにわかることは、%イソ酵素かサブユ
ニットの単なる2項分布により得られる場合には、すべ
ての試料は破線上に分布することである。LDHイソ酵
素プロフィルの標準値は箱で囲まれた領域で示され、こ
の標準からの酵素プロフィルの特定の変異により、急性
心筋梗塞(AMF)、うつ血性心不全(CHF )、肝
臓または筋肉疾患などの種々の病理学的状態を決定する
ことができる。
加えて、第7図は、血清の474の電気泳動図の累積%
値からの、予測された電気泳動データについてのLD−
1:LD−2の等級比(波線で示す)および実際の電気
泳動データについてのLD:LD−2の等級比(実線で
示す)を示すグラフである。
上記数学モデルで得られる良好な相関に基づき、2つの
パラメーター、すなわち%M−サブユニ・ソトと%LD
−1イソ酵素を本発明のLDHアッセイ法に採用した。
これらの所見はまた、イソ酵素プロフィルを予測するた
めに上記2つのパラメーターを用いることの適切さを示
しており、一般に他の研究者の所見と一致するものであ
る。
たとえば、フェルトマン(F eldman)は最近、
血清LDHイソ酵素パターンはM−サブユニットの分画
(P(至))および5つのイソ酵素の中での該サブユニ
ットの分布に帰せられるという結論を出した[フェルト
マン、[ザ・Pm・ディストリビューションニア・モデ
ル・フォア・インターブリーティング・LD・アイソザ
イム・パターンズ(The PmDistributi
on: A Model For I nterpre
tingLD  Isozyme Patterns)
J、Ctin、 Chem、 A eta。
135.109〜134(1983)参照]。しかしな
がら、フェルトマンの提唱したモデルと違って、本発明
のアッセイ法は、2つのパラメーターすなわちM−サブ
ユニットの分画および全LD1(ともに直接均一反応に
より決定される)から完全LDHイソ酵素プロフィルを
直接的に示すことができる。
実施例8および実施例9で説明した第3図および第4図
は、それぞれ、各サブユニットの活性効率の差異が最大
となるように各アッセイ試薬の基質特異性を最適化する
ことによる、第一アッセイ試薬および第二アッセイ試薬
を選択するための一つの好ましい方法を示す。この目的
のために、H−サブユニットのホモテトラマー(H4)
、すなわちLD−1イソ酵素、およびM−サブユニット
のホモテトラマー(M4)、すなわちLD−5イソ酵素
を用いた。これらホモテトラマーを用いて残りの3つの
へテロテトラマー、すなわちLD−2、LD−3および
LD−4イソ酵素の相対的親和性を補間することの適切
さは、他の研究者により確認されているしグビエルナ(
G ubierna)ら、[エスティメーション・オン
・コリレーション・オン・ラクテート・デヒドロゲナー
ゼ・サブユニット・モール・クォータ・ベイスト・オン
・ディファレンシズ・イン・サブストレイト・インヒビ
ジョン(EstiIIlation of Corre
lation of LactateDehydrog
enase 5ubunits Mo1e Qouta
 Ba5edon Differences in 5
ubstrate I nhibition)J、Mo
1ec、Ce1lu1.Biochem、、 l 9.
165〜l 7 (1(197B)参照]。
血清中のLDHをアッセイするための好ましい方法にお
いて、多重アッセイ試薬システムは、それぞれサブユニ
ット特異的な第一アッセイ試薬および第二アッセイ試薬
からなる。このアッセイは、各アッセイ試薬が異なる1
組みの活性効率を有することにより異なる測定値が得ら
れ、これから全L D H活性を決定することができる
限り、同一または異なる基質に基づくことができる。こ
の目的のため、各サブユニット特異的アッセイ試薬は実
施例8および実施例9に記載したようにして最適化する
ことができる。LD−1イソ酵素は、実施例7に記載し
たLD−1特異的試薬により直接決定するのが好ましい
。従って、NAD+のNADHへの還元(好ましくは約
8〜約9.5のp t−tに″おける)は、システムと
しての3つのすへてのアッセイ試薬によりモニターする
ことができる。
NADHの生成速度は、好ましくはランダムアクセスマ
ルチテストアナライザーであるアボット・スペクトラム
診断システムを用い、340 runでの吸光度の増加
の割合により分光測光的に測定することができる。その
ような装置を用い、各アッセイを本発明のアッセイ法に
より同時に行うことができる。
ついで、上記最適化第一アッセイ試薬および最適化第ニ
アッセイ試薬で得られた測定値を合わせることにより、
血清中の全酵素活性、L D Hを得ることができる。
たとえば、100mM/f2の基質としての17−2−
ヒドロキシ酪酸塩、7mM/l!t/)NAD+および
充分なグルタミン酸塩バッファー(1)l−1約88)
を含有する実施例8の最適化LDI!アッセイ試薬(以
下、「アッセイ試薬A」としい・))、並びに400m
M/Cのし一乳酸塩、7mM/f2のN A l)+お
よび充分なグルタミン酸塩バッファー(p I−1約8
,8)を含有する実施例9の最適化L D +1アツセ
イ試薬(以下、「アッセイ試薬B」ともいう)から得ら
れた活性効率に関する情報から下記代数式(2)および
(3)を記載することができる。
(2)A=0.696(H)+0.207(M)(3)
   B=0.454(H)+0.952(M)全L 
D H酵素活性はH−サブユニットの値とI!サブユニ
ットの値の合計であるが、下記式(4)に記載するよう
にして等式(2)および(3)を同時に解くことにより
得ることができる。
(4)M+H=0.8751(A)+0.86 o 9
(B)=全LDH活性 分画M−サブユニット活性および%M−サブユニット活
性は、それぞれ下記式(5)および(6)に従って決定
することができる。
(5)M−サブユニット活性−−0,797(A)+1
.224(B) (6)%M−サブユニットーM−ザブユニット/全LI
]−1X I OO この%値は、全L D l−1活性の値を等式(4)か
ら得た場合の多項回帰等式(1)におけるrXJパラメ
ーターである。
本発明のL D Hアッセイ法において、等式(1)に
おけるrYJパラメーターの%値は、第三のLDI特異
的アッセイ試薬を用いてLD−1活性を直接測定するこ
とにより得ることができる。この情報から、下記等式(
7)による相対的関係を記載することができる。
(7)%LD−1=LD−1活性/全LDH活性(式中
、全L D H活性は等式(4)から得ることができる
)それゆえ、所定の生物学的流体試料中のL D I(
の完全なイソ酵素プロフィルは、等式(6)および(7
)から得られた値を等式(1)中に代入することにより
定量的に記載することができる。ついで、等式(6)で
得られたM−サブユニットの定量部分%および等式(7
)で得られた%LD−1を、上記2つの測定パラメータ
ーでプロットしたL D Hの特徴的イソ酵素プロフィ
ルからなるデータの集合に回帰分析を適用することによ
り定められた標桑曲線と比較することにより、上記イソ
酵素プロフィルを適合させることができる。
そのようなデータの集合は、実施例に説明するようにヒ
ト血清からの電気泳動データから得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のアッセイ法に使用するのに適したL
D−1特異的アツセイ試薬を用いた単工程アッセイ混合
により得られたLD−1アツセイ結果を、アボットvP
二色バッチアナライザーを用いた多工程標準法により得
られた結果と相関させて示すグラフ; 第2図は、本発明のアッセイ法に使用するのに適したL
D−1特異的アツセイ試薬を用いた単工程アッセイ混合
により得られたLD−1アツセイ結果を、アボットスペ
クトラム診断ンステムアナライザーを用いた多工程標準
法により得られた結果と相関させて示すグラフ; 第3図は、種々の濃度のし−2−ヒドロキン酪酸塩基質
を含むL D Hアッセイ試薬の最適化を、単一濃度の
し一乳酸塩基質を有するアッセイ試薬の活性効率との関
係により示すグラフ 第4図は、種々の濃度の■7−乳酸塩基質を含むLDH
アッセイ試薬の最適化を、単一濃度のL−乳酸塩基質を
有するアッセイ試薬の活性効率との関係により示すグラ
フ; 第5図は、種々の病理学的状態のヒトから採取した血清
の474からなる一群の電気泳動図から得たL D I
−1イソ酵素プロフイルのデータの集合を、%M−サブ
ユニットおよび%LD−1酵素活性によりプロットして
示すグラフ; 第6図は、既知のイソ酵素プロフィルを何する疾患状態
が起こる、第5図と同じ2つのパラメーターにより定め
られたL D Hイソ酵素ユニバースを示すグラフ;お
よび 第7図は、第5図の試料の群からの累積%情報から等吸
付けした、LD−,1:LD−2イソ酵素の予測比と同
実測比を示すグラフである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)選択した生物学的流体中に存在する生物学的に活
    性な酵素であって、酵素的に活性な少なくとも2つのサ
    ブユニットからなり生物学的流体中でイソ酵素の混合物
    として存在し得る酵素のイソ酵素プロフィルを定量的に
    決定する方法であって、 (a)生物学的流体を少なくとも3つの部分に分けて (i)選択した第一のサブユニットおよび選択した第二
    のサブユニットの酵素活性を測定する1組みの活性効率
    を有する第一アッセイ試薬を用い、該生物学的流体の第
    一の部分について第一のアッセイを行って第一の測定値
    を得、 (ii)該選択した第一のサブユニットおよび該選択し
    た第二のサブユニットの酵素活性を測定する、該第一ア
    ッセイ試薬の活性効率とは異なる1組みの活性効率を有
    する第二アッセイ試薬を用い、該生物学的流体の第二の
    部分について第二のアッセイを行って第二の測定値を得
    、 (iii)単一の選択した酵素的に活性なイソ酵素の定
    量が可能な第三アッセイ試薬を用い、該生物学的流体の
    第三の部分について第三のアッセイを行って第三の測定
    値を得、 (b)上記工程(a)(i)および(a)(ii)で得
    た該測定したサブユニットのそれぞれについての定量値
    および該サブユニットの値の合計を決定して生物学的流
    体中の全酵素活性を得、 (c)該第一の選択したサブユニットの合計値および上
    記工程(b)で得た全酵素活性から該第一の選択したサ
    ブユニットの全定量部分濃度を決定して第一の測定パラ
    メーターを得、 (d)上記工程(a)(iii)で得た測定値および上
    記工程(b)で得た全酵素活性から該単一の選択したイ
    ソ酵素の全定量濃度を決定して第二の測定パラメーター
    を得、ついで (e)上記工程(c)および(d)で得た測定パラメー
    ターを該選択した酵素についての標準と比較して生物学
    的流体中に存在する該酵素のイソ酵素プロフィルを決定
    する ことを特徴とする方法。
  2. (2)標準が、イソ酵素プロフィル中の各サブユニット
    についての既知の確率値から作成し、第一および第二の
    各測定パラメーターに適合させた1または2以上の曲線
    からなる、請求項(1)に記載の方法。
  3. (3)標準が経験的に得られたものであり、該経験的標
    準が、第一および第二の各測定パラメーターによりイソ
    酵素プロフィルを定量的に示す1または2以上の代数式
    からなり、該選択した酵素についての既知の特徴的なイ
    ソ酵素プロフィルからなるデータの集合から作成した1
    または2以上の曲線を含む、請求項(1)に記載の方法
  4. (4)酵素が、乳酸脱水素酵素、クレアチンキナーゼ、
    アルカリ性ホスファターゼ、リンゴ酸脱水素酵素および
    アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼよりなる群か
    ら選ばれたものであり、生物学的流体が全血、血清、血
    漿、脊髄液および尿よりなる群から選ばれたものである
    、請求項(1)に記載の方法。
  5. (5)各アッセイ試薬が、脂肪族鎖中に約3〜4個の炭
    素原子を有するα−ヒドロキシ脂肪族酸およびその酸化
    類似体、還元型または酸化型のニコチンアミドアデニン
    ジヌクレオチド、およびこれらの類似体よりなる群から
    選ばれた基質を少なくとも1種含む、請求項(1)に記
    載の方法。
  6. (6)各アッセイ試薬が、約7〜約10のpHを付与す
    るためのバッファーをさらに含む、請求項(1)に記載
    の方法。
  7. (7)第三アッセイ試薬が、少なくとも1種のイソ酵素
    特異的基質および該選択したイソ酵素以外のすべてのイ
    ソ酵素の測定し得る酵素活性を不活化するカオトロープ
    剤を含む、請求項(1)に記載の方法。
  8. (8)カオトロープ剤が、TcO_4^−、ClO_4
    ^−、ReO_4^−、BF_4^−、SCN^−およ
    びI^−よりなる群から選ばれた離液順列の一つである
    アニオンを有する無機塩である、請求項(7)に記載の
    方法。
  9. (9)各アッセイ試薬がニコチンアミドアデニンジヌク
    レオチドを含む、請求項(1)に記載の方法。
  10. (10)選択した酵素が乳酸脱水素酵素であり、同定さ
    れた第一の選択されたサブユニットがH^−サブユニッ
    トであり、同定された第二の選択されたサブユニットが
    M−サブユニットであり、同定された単一の選択された
    イソ酵素がホモテトラマーであり、第一アッセイ試薬が
    酪酸塩基質を含み、第二アッセイ試薬が乳酸塩基質を含
    み、第三アッセイ試薬が乳酸塩基質およびカオトロープ
    剤を含み、各アッセイ試薬がニコチンアミドアデニンジ
    ヌクレオチドおよび約7〜約10のpHを付与するのに
    充分なバッファーをさらに含む、請求項(1)に記載の
    方法。
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