JPH0331523B2 - - Google Patents
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- JPH0331523B2 JPH0331523B2 JP62152914A JP15291487A JPH0331523B2 JP H0331523 B2 JPH0331523 B2 JP H0331523B2 JP 62152914 A JP62152914 A JP 62152914A JP 15291487 A JP15291487 A JP 15291487A JP H0331523 B2 JPH0331523 B2 JP H0331523B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- bending
- bent
- frequency
- manufacturing
- Prior art date
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は発電・化学プラント用の配管系に使用
する高周波曲げ管の製造方法に係わるものであ
る。 (従来の技術) 従来、発電・化学プラント用に用いられる1.0
〜2.0×(管の外径)の小曲げ半径の炭素鋼曲げ管
としては日本工業規格JIS B2311、2312等に規定
されている溶接式管継手(以下、エルボと云う)
が用いられている。エルボの加工は日本鉄鋼協会
編第3版鉄鋼便覧P.179に掲載されている通常
ハンブルグ加工として知られる高温での拡管曲げ
加工で、材質的には素管と曲げ管とはほぼ同等の
性質を有する。しかしながら、その製品形状は
180度迄の曲げ角度を有する曲がり部のみの製品
であることから、配管施工時おいて溶接工数が多
くなること、また、これにともない溶接部の検査
工数も増加し、工期が長くなり工事費も高くなる
という問題がある。 そこで、溶接部を少なくする、即ち、曲げ部の
両端に直管部を有する曲げ管(以下、エルボレス
と云う)が要望されている。 エルボレスの製造法として、ひとつは、冷間曲
げがあるが、小曲げ半径のエルボレスを得ようと
すると曲がり部の断面形状寸法公差の内、偏平率
の寸法公差を満足しないため実用に適さないもの
となる。 もうひとつは、例えば特開昭53−135870号、特
開昭53−135871号公報で知られる高周波曲げ加工
がある。この加工方法では、曲げ半径が3×(管
の外径)超の場合には強制空冷により加熱曲げ加
工域をせまくすることで座屈することなく加工で
きるので、曲がり部の材質的な問題は生じない。
しかしながら、要望されるような1.0×3.0×(管
の外径)の小曲げ半径の場合には、座屈防止のた
め更に加熱曲げ加工域を狭める強制冷却が必要に
なる。そのために曲げ加工部の外表面層(表面下
1〜2mmまで)の冷却速度が速くなり、曲げ加工
部の外表面層の硬化が避けられない。通常、炭素
鋼鋼管の配管溶接において、破壊に対する安全性
の見地から実用に供しうる最高硬さとしてHv248
以下が望まれるが、前述の成分範囲では高周波曲
げ加工のままではこの硬さ規定を満足できないと
いう問題がある。この問題の解決法として、ひと
つに軟化焼鈍が有効であるが、エルボレスの形状
からして大型炉が必要でかつ生産性が低くコスト
が高いと云う問題がある。一方、本出願人らが先
に出願した特願昭62−7862号で示すように、炭素
鋼においてはC+Mn/6≦0.33%を満足する炭
素鋼を素管とし、素管の外表面が850〜950℃にな
るまで加熱し、水冷をしながら曲げ加工すること
により高周波曲げ加工のままで低硬さのエルボレ
スを得る方法がある。しかしながら、この方法に
おいても、素管の肉厚が大きい場合には管外表面
の温度を950℃の上限の温度まで加熱しても管内
表面の温度が低く曲げ加工後の組織の安定化が図
れないし、組織の安定化を図ろうとすれば管外表
面の温度が950℃を越えてしまい曲げ加工後の管
外表面の硬さが高くなるという欠点があることか
ら、厚肉管のエルボレスは安定した品質を得るこ
とは困難である。 (発明が解決しようとする問題点) 即ち、本発明はかかる従来の欠点を克服したも
ので、ASTM A106Bクラス程度の機械的性質を
有する厚肉鋼管から、高周波曲げ加工により小曲
げ半径で、かつ、加工のままでHv248以下の安価
なエルボレスの製造方法の提供を目的とするもの
である。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は外表面層の硬度向上に及ぼす各種
成分の影響および高周波曲げ加工条件の影響を調
査した結果、素管の外表面温度が950℃超1050℃
以下の加熱温度においても、本発明鋼管は第1図
に示すように、式C+Mn/6+(Cr+Mo+
V)/5+(Ni+Cu)/15(以下C当量という)
によつて与えられるC当量と曲げ加工後の最大硬
さと良い相関を示すという知見を得た。 本発明は、上記の知見を基にして成されたもの
で、即ち、その要旨は、 (1) 曲率半径が管外径の3倍以下の高周波曲げ管
の製造方法において、 重量%で、 C0.05〜0.30% Si0.10〜0.50% Mn0.30〜1.50% P≦0.03% S≦0.03% Al0.005〜0.05% N≦0.015% 残部はFeおよび不可避不純物からなり、C
+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+
Cu)/5≦0.38%を満足する炭素鋼を素管と
し、素管の外表面が850〜1080℃になるまで加
熱し、水冷をしながら曲げ加工することを特徴
とする加工のままで低硬さの高周波曲げ管の製
造方法。 (2) 曲率半径が管外径の3倍以下の高周波曲げ管
の製造方法において、 重量%で、 C0.05〜0.30% Si0.10〜0.50% Mn0.30〜1.50% P≦0.03% S≦0.03% Al0.005〜0.05% N≦0.015% かつ、 Cr≦0.50% Ni≦0.50% Mo≦0.50% V≦0.10% Ti≦0.05% Nb≦0.05% B≦0.003% Cu≦0.50% Zr≦0.05% Ca≦0.005% のうちの一種もしくは二種以上、 残部はFeおよび不可避不純物からなり、 C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+
Cu)/15≦0.38%を満足する炭素鋼を素管と
し、素管の外表面が850〜1050℃になるまで加
熱し、水冷をしながら曲げ加工することを特徴
とする加工のままで低硬さの高周波曲げ管の製
造方法にある。 なお本発明では曲げ管の素管として用いている
炭素鋼鋼管は継目無鋼管が好適であるが、電縫鋼
管、UO鋼管等の適用も可能である。 (作用) 第2図は本発明曲げ加工法の実施に使用する管
曲げ装置の一例を示すもので、1は曲げ加工すべ
き鋼管、2は該鋼管を支持案内する案内ローラ
ー、3は環状で前記鋼管1をその外周から局部的
に狭幅に加熱し冷却タンクを有する高周波誘導子
からなる加熱装置、4は先端部にクランプ5を備
えた回転自在の曲げアーム、6は管端部支持台、
7の矢印は3の加熱装置からスプレーされる冷却
水、斜線部の8は加熱加工域である。装置はクラ
ンプ5に鋼管1の先端部を緊締し、鋼管1を加熱
装置3により局部的に高温加熱すると共に適宜手
段により矢印方向に推進させることにより鋼管1
を曲げ加工できるようになつている。 以下に本発明の限定理由について説明する。ま
ず曲げ加工条件であるが、通常の曲げ加工条件に
おいては、高周波加熱コイルで加熱する場合に加
熱曲げ加工域を狭くするために、できるだけ幅の
狭いコイルを使用する。そのために、肉厚全体の
均一加熱は難しく外表面に比べて内表面の温度は
低くなる。管の肉厚が12.5mm〜50.4mmになると、
組織の安定化を図るために、外表面の加熱温度範
囲は950〜1050℃で操業する必要がある。即ち、
最低加熱温度は内表面の加熱温度をAc3以上とす
るためである。管の肉厚が12.2mm未満であれば外
表面の加熱温度範囲は850〜950℃で操業できる。 曲げ半径の小さい高周波曲げ管を製造するとき
に引張り加工を受ける曲げ部の肉厚が減少するた
めに強制的に十分な軸方向圧縮力を負荷すること
が必要になる。このときに加熱加工幅が広くなる
と、曲げ加工開始後内側にしわが発生し、更に
は、座屈をおこし加工不能になる。従つて、でき
るだけ加熱加工幅を狭めるために加熱加工直後に
強制空冷よりは冷却効果のあるスプレー水冷を行
い、この水冷により水冷域の変形抵抗を加熱加工
域の変形抵抗よりも大幅に大きくして、上記諸問
題を解決しようとするものである。このスプレー
水冷は従来からの焼きいれを目的とした強制水冷
よりは冷却速度の遅いものである。 次に本発明に使用する素管の成分の限定理由に
ついて述べる。 Cは鋼管の強度を確保する上で必要な元素であ
りその機能を発揮するに必要な量0.05%以上であ
る。しかし、Cの含有量が0.30%を超えると鋼管
の溶接作業性を著しく損ねる上曲げ加工後の硬さ
が著しく高くなるので上限を0.30%とした。 Siは脱酸元素として使用される外高温強度確保
にも有効な元素であり、少なくとも脱酸機能を発
揮するためには0.10%以上必要である。しかし、
多量の含有は高周波曲げ加工性を損なうので上限
は0.50%とした。 MnはCについで有効な強化元素でありその機
能を発揮するに必要な量は0.30%以上である。し
かし、過度の添加は曲げ加工後の最高硬さを高め
る上溶接作業性をも損なうのでその上限を1.50%
に規制した。 P、Sは不純物として混入する元素であるが、
高温曲げ加工時の割れ発生防止のため、各々の上
限を0.03%以下に規制した。 Alは細粒化元素としても有効な元素であり、
この添加によつて、C、SiおよびMnの上限含有
量の拡大を図ることができた。この機能を発揮す
るためには0.005%以上の含有を必要とするが、
多量の含有は鋼管の靭性を損なうので0.050%と
した。 Nは溶接性に支障を生じない範囲の0.015%を
上限とした。 以上の基本成分に加えて選択使用成分について
も以下の規制を設定した。 Nb、Ti、Zrはともに結晶粒微細化効果を有す
る元素であるが、その効果の飽和しない各々の添
加量0.05%を上限とした。 Vは細粒化と強化作用を有するが0.10%超では
効果が飽和するので、0.10%を上限とした。 Cr、Mo、Ni、Cuは強化元素として有効であ
るが何れも多量の添加は曲げ加工後の硬さを上昇
させるので各々の上限を0.50%に規制した。 Caは硫化物の形態制御を通じて靭性改善に寄
与するが、過度の添加は溶接性の劣化をもたらす
ので0.005%を上限とした。 Bは微量添加によつて鋼管の強度を上昇させる
効果があるが0.003%を超えた多量の添加では効
果が飽和するため上限を0.003%とした。 C当量の上限値は、前記高周波曲げ加工におけ
る条件にて曲げ加工後の外表面側の最大硬さとC
当量とがよい相関を示すことから、Hv248以下と
するために0.38%以下とした。 次に本発明鋼管の特徴を比較材と比べて実施例
で示す。 (実施例) 第1表は、いずれも曲げ加工に供した鋼管の化
学成分を示すものである。A1〜A8鋼管は比較鋼
管で、C当量が0.38%超の圧延のままの炭素鋼鋼
管で、B1〜B12鋼管は本発明鋼管で、C当量が
0.38%以下の圧延のままの鋼管である。
する高周波曲げ管の製造方法に係わるものであ
る。 (従来の技術) 従来、発電・化学プラント用に用いられる1.0
〜2.0×(管の外径)の小曲げ半径の炭素鋼曲げ管
としては日本工業規格JIS B2311、2312等に規定
されている溶接式管継手(以下、エルボと云う)
が用いられている。エルボの加工は日本鉄鋼協会
編第3版鉄鋼便覧P.179に掲載されている通常
ハンブルグ加工として知られる高温での拡管曲げ
加工で、材質的には素管と曲げ管とはほぼ同等の
性質を有する。しかしながら、その製品形状は
180度迄の曲げ角度を有する曲がり部のみの製品
であることから、配管施工時おいて溶接工数が多
くなること、また、これにともない溶接部の検査
工数も増加し、工期が長くなり工事費も高くなる
という問題がある。 そこで、溶接部を少なくする、即ち、曲げ部の
両端に直管部を有する曲げ管(以下、エルボレス
と云う)が要望されている。 エルボレスの製造法として、ひとつは、冷間曲
げがあるが、小曲げ半径のエルボレスを得ようと
すると曲がり部の断面形状寸法公差の内、偏平率
の寸法公差を満足しないため実用に適さないもの
となる。 もうひとつは、例えば特開昭53−135870号、特
開昭53−135871号公報で知られる高周波曲げ加工
がある。この加工方法では、曲げ半径が3×(管
の外径)超の場合には強制空冷により加熱曲げ加
工域をせまくすることで座屈することなく加工で
きるので、曲がり部の材質的な問題は生じない。
しかしながら、要望されるような1.0×3.0×(管
の外径)の小曲げ半径の場合には、座屈防止のた
め更に加熱曲げ加工域を狭める強制冷却が必要に
なる。そのために曲げ加工部の外表面層(表面下
1〜2mmまで)の冷却速度が速くなり、曲げ加工
部の外表面層の硬化が避けられない。通常、炭素
鋼鋼管の配管溶接において、破壊に対する安全性
の見地から実用に供しうる最高硬さとしてHv248
以下が望まれるが、前述の成分範囲では高周波曲
げ加工のままではこの硬さ規定を満足できないと
いう問題がある。この問題の解決法として、ひと
つに軟化焼鈍が有効であるが、エルボレスの形状
からして大型炉が必要でかつ生産性が低くコスト
が高いと云う問題がある。一方、本出願人らが先
に出願した特願昭62−7862号で示すように、炭素
鋼においてはC+Mn/6≦0.33%を満足する炭
素鋼を素管とし、素管の外表面が850〜950℃にな
るまで加熱し、水冷をしながら曲げ加工すること
により高周波曲げ加工のままで低硬さのエルボレ
スを得る方法がある。しかしながら、この方法に
おいても、素管の肉厚が大きい場合には管外表面
の温度を950℃の上限の温度まで加熱しても管内
表面の温度が低く曲げ加工後の組織の安定化が図
れないし、組織の安定化を図ろうとすれば管外表
面の温度が950℃を越えてしまい曲げ加工後の管
外表面の硬さが高くなるという欠点があることか
ら、厚肉管のエルボレスは安定した品質を得るこ
とは困難である。 (発明が解決しようとする問題点) 即ち、本発明はかかる従来の欠点を克服したも
ので、ASTM A106Bクラス程度の機械的性質を
有する厚肉鋼管から、高周波曲げ加工により小曲
げ半径で、かつ、加工のままでHv248以下の安価
なエルボレスの製造方法の提供を目的とするもの
である。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は外表面層の硬度向上に及ぼす各種
成分の影響および高周波曲げ加工条件の影響を調
査した結果、素管の外表面温度が950℃超1050℃
以下の加熱温度においても、本発明鋼管は第1図
に示すように、式C+Mn/6+(Cr+Mo+
V)/5+(Ni+Cu)/15(以下C当量という)
によつて与えられるC当量と曲げ加工後の最大硬
さと良い相関を示すという知見を得た。 本発明は、上記の知見を基にして成されたもの
で、即ち、その要旨は、 (1) 曲率半径が管外径の3倍以下の高周波曲げ管
の製造方法において、 重量%で、 C0.05〜0.30% Si0.10〜0.50% Mn0.30〜1.50% P≦0.03% S≦0.03% Al0.005〜0.05% N≦0.015% 残部はFeおよび不可避不純物からなり、C
+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+
Cu)/5≦0.38%を満足する炭素鋼を素管と
し、素管の外表面が850〜1080℃になるまで加
熱し、水冷をしながら曲げ加工することを特徴
とする加工のままで低硬さの高周波曲げ管の製
造方法。 (2) 曲率半径が管外径の3倍以下の高周波曲げ管
の製造方法において、 重量%で、 C0.05〜0.30% Si0.10〜0.50% Mn0.30〜1.50% P≦0.03% S≦0.03% Al0.005〜0.05% N≦0.015% かつ、 Cr≦0.50% Ni≦0.50% Mo≦0.50% V≦0.10% Ti≦0.05% Nb≦0.05% B≦0.003% Cu≦0.50% Zr≦0.05% Ca≦0.005% のうちの一種もしくは二種以上、 残部はFeおよび不可避不純物からなり、 C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+
Cu)/15≦0.38%を満足する炭素鋼を素管と
し、素管の外表面が850〜1050℃になるまで加
熱し、水冷をしながら曲げ加工することを特徴
とする加工のままで低硬さの高周波曲げ管の製
造方法にある。 なお本発明では曲げ管の素管として用いている
炭素鋼鋼管は継目無鋼管が好適であるが、電縫鋼
管、UO鋼管等の適用も可能である。 (作用) 第2図は本発明曲げ加工法の実施に使用する管
曲げ装置の一例を示すもので、1は曲げ加工すべ
き鋼管、2は該鋼管を支持案内する案内ローラ
ー、3は環状で前記鋼管1をその外周から局部的
に狭幅に加熱し冷却タンクを有する高周波誘導子
からなる加熱装置、4は先端部にクランプ5を備
えた回転自在の曲げアーム、6は管端部支持台、
7の矢印は3の加熱装置からスプレーされる冷却
水、斜線部の8は加熱加工域である。装置はクラ
ンプ5に鋼管1の先端部を緊締し、鋼管1を加熱
装置3により局部的に高温加熱すると共に適宜手
段により矢印方向に推進させることにより鋼管1
を曲げ加工できるようになつている。 以下に本発明の限定理由について説明する。ま
ず曲げ加工条件であるが、通常の曲げ加工条件に
おいては、高周波加熱コイルで加熱する場合に加
熱曲げ加工域を狭くするために、できるだけ幅の
狭いコイルを使用する。そのために、肉厚全体の
均一加熱は難しく外表面に比べて内表面の温度は
低くなる。管の肉厚が12.5mm〜50.4mmになると、
組織の安定化を図るために、外表面の加熱温度範
囲は950〜1050℃で操業する必要がある。即ち、
最低加熱温度は内表面の加熱温度をAc3以上とす
るためである。管の肉厚が12.2mm未満であれば外
表面の加熱温度範囲は850〜950℃で操業できる。 曲げ半径の小さい高周波曲げ管を製造するとき
に引張り加工を受ける曲げ部の肉厚が減少するた
めに強制的に十分な軸方向圧縮力を負荷すること
が必要になる。このときに加熱加工幅が広くなる
と、曲げ加工開始後内側にしわが発生し、更に
は、座屈をおこし加工不能になる。従つて、でき
るだけ加熱加工幅を狭めるために加熱加工直後に
強制空冷よりは冷却効果のあるスプレー水冷を行
い、この水冷により水冷域の変形抵抗を加熱加工
域の変形抵抗よりも大幅に大きくして、上記諸問
題を解決しようとするものである。このスプレー
水冷は従来からの焼きいれを目的とした強制水冷
よりは冷却速度の遅いものである。 次に本発明に使用する素管の成分の限定理由に
ついて述べる。 Cは鋼管の強度を確保する上で必要な元素であ
りその機能を発揮するに必要な量0.05%以上であ
る。しかし、Cの含有量が0.30%を超えると鋼管
の溶接作業性を著しく損ねる上曲げ加工後の硬さ
が著しく高くなるので上限を0.30%とした。 Siは脱酸元素として使用される外高温強度確保
にも有効な元素であり、少なくとも脱酸機能を発
揮するためには0.10%以上必要である。しかし、
多量の含有は高周波曲げ加工性を損なうので上限
は0.50%とした。 MnはCについで有効な強化元素でありその機
能を発揮するに必要な量は0.30%以上である。し
かし、過度の添加は曲げ加工後の最高硬さを高め
る上溶接作業性をも損なうのでその上限を1.50%
に規制した。 P、Sは不純物として混入する元素であるが、
高温曲げ加工時の割れ発生防止のため、各々の上
限を0.03%以下に規制した。 Alは細粒化元素としても有効な元素であり、
この添加によつて、C、SiおよびMnの上限含有
量の拡大を図ることができた。この機能を発揮す
るためには0.005%以上の含有を必要とするが、
多量の含有は鋼管の靭性を損なうので0.050%と
した。 Nは溶接性に支障を生じない範囲の0.015%を
上限とした。 以上の基本成分に加えて選択使用成分について
も以下の規制を設定した。 Nb、Ti、Zrはともに結晶粒微細化効果を有す
る元素であるが、その効果の飽和しない各々の添
加量0.05%を上限とした。 Vは細粒化と強化作用を有するが0.10%超では
効果が飽和するので、0.10%を上限とした。 Cr、Mo、Ni、Cuは強化元素として有効であ
るが何れも多量の添加は曲げ加工後の硬さを上昇
させるので各々の上限を0.50%に規制した。 Caは硫化物の形態制御を通じて靭性改善に寄
与するが、過度の添加は溶接性の劣化をもたらす
ので0.005%を上限とした。 Bは微量添加によつて鋼管の強度を上昇させる
効果があるが0.003%を超えた多量の添加では効
果が飽和するため上限を0.003%とした。 C当量の上限値は、前記高周波曲げ加工におけ
る条件にて曲げ加工後の外表面側の最大硬さとC
当量とがよい相関を示すことから、Hv248以下と
するために0.38%以下とした。 次に本発明鋼管の特徴を比較材と比べて実施例
で示す。 (実施例) 第1表は、いずれも曲げ加工に供した鋼管の化
学成分を示すものである。A1〜A8鋼管は比較鋼
管で、C当量が0.38%超の圧延のままの炭素鋼鋼
管で、B1〜B12鋼管は本発明鋼管で、C当量が
0.38%以下の圧延のままの鋼管である。
【表】
【表】
第2表は、第1表の鋼管の素管の機械的性質及
び曲げ加工条件および曲げ加工後の曲げ部の最大
硬さを示したものである。
び曲げ加工条件および曲げ加工後の曲げ部の最大
硬さを示したものである。
【表】
【表】
機械的性質についてはJIS12号試験片を用いて、
引張強さ、伸びを測定した。 第2表に示すように、全ての供試管の最大加熱
温度は850〜1050℃で、スプレー水冷による高周
波曲げ加工を行つている。かかる条件で曲げ加工
を行つたときのC当量の最大硬さとの関係を第1
図に示す。第1図より明らかなように、C当量が
0.38%超のA1〜A8鋼管の比較鋼管はいずれも最
大硬さHv248以上となり実用に供し得ないことは
明らかである。 これに対して、本発明に使用する鋼管である
B1〜B12鋼管はC当量を0.38%以下とすることに
より、最大硬さHv248以下を満足する高周波曲げ
管を製造することを可能ならしめたものである。 (発明の効果) 本発明によれば、従来エルボにより構成される
発電・化学プラント用の小曲げ半径の曲げ管を、
継目無鋼管或はその他の製造法に製造された鋼管
を素管として高周波曲げによるエルボレスを製造
しうることとなり、大幅なコスト削減及び硬度が
低く安全性に寄与するという利点がある。
引張強さ、伸びを測定した。 第2表に示すように、全ての供試管の最大加熱
温度は850〜1050℃で、スプレー水冷による高周
波曲げ加工を行つている。かかる条件で曲げ加工
を行つたときのC当量の最大硬さとの関係を第1
図に示す。第1図より明らかなように、C当量が
0.38%超のA1〜A8鋼管の比較鋼管はいずれも最
大硬さHv248以上となり実用に供し得ないことは
明らかである。 これに対して、本発明に使用する鋼管である
B1〜B12鋼管はC当量を0.38%以下とすることに
より、最大硬さHv248以下を満足する高周波曲げ
管を製造することを可能ならしめたものである。 (発明の効果) 本発明によれば、従来エルボにより構成される
発電・化学プラント用の小曲げ半径の曲げ管を、
継目無鋼管或はその他の製造法に製造された鋼管
を素管として高周波曲げによるエルボレスを製造
しうることとなり、大幅なコスト削減及び硬度が
低く安全性に寄与するという利点がある。
第1図はC当量と曲げ加工後の最大硬さHvと
の関係を示すグラフであり、このときの曲げ加工
条件は外表面の最大加熱温度は850〜1050℃、ス
プレー水冷である。第2図は本発明の実施例に使
用する曲げ機の一例の平面図である。 1……鋼管、2……案内ローラー、3……加熱
装置、4……曲げアーム、5……クランプ、6…
…管端部支持台、7……スプレー冷却水、8……
加熱加工域。
の関係を示すグラフであり、このときの曲げ加工
条件は外表面の最大加熱温度は850〜1050℃、ス
プレー水冷である。第2図は本発明の実施例に使
用する曲げ機の一例の平面図である。 1……鋼管、2……案内ローラー、3……加熱
装置、4……曲げアーム、5……クランプ、6…
…管端部支持台、7……スプレー冷却水、8……
加熱加工域。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 曲率半径が管外径の3倍以下の高周波曲げ管
の製造方法において、 重量%で、 C0.05〜0.30% Si0.10〜0.50% Mn0.30〜1.50% P≦0.03% S≦0.03% Al0.005〜0.05% N≦0.015% 残部はFeおよび不可避不純物からなり、C+
Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15
≦0.38%を満足する炭素鋼を素管とし、素管の外
表面が850〜1050℃になるまで加熱し、水冷をし
ながら曲げ加工することを特徴とする加工のまま
で低硬さの高周波曲げ管の製造方法。 2 曲率半径が管外径の3倍以下の高周波曲げ管
の製造方法において、 重量%で、 C0.05〜0.30% Si0.10〜0.50% Mn0.30〜1.50% P≦0.03% S≦0.03% Al0.005〜0.05% N≦0.015% かつ、 Cr≦0.50% Ni≦0.50% Mo≦0.50% V≦0.10% Ti≦0.05% Nb≦0.05% B≦0.003% Cu≦0.50% Zr≦0.05% Ca≦0.005% のうちの一種もしくは二種以上、 残部はFeおよび不可避不純物からなり、 C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+
Cu)/15≦0.38%を満足する炭素鋼を素管とし、
素管の外表面が850〜1050℃になるまで加熱し、
水冷をしながら曲げ加工することを特徴とする加
工のままで低硬さの高周波曲げ管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15291487A JPS63317218A (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 加工のままで低硬さの高周波曲げ管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15291487A JPS63317218A (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 加工のままで低硬さの高周波曲げ管の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63317218A JPS63317218A (ja) | 1988-12-26 |
| JPH0331523B2 true JPH0331523B2 (ja) | 1991-05-07 |
Family
ID=15550905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15291487A Granted JPS63317218A (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 加工のままで低硬さの高周波曲げ管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63317218A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115027069B (zh) * | 2022-04-22 | 2023-06-13 | 宜宾天亿新材料科技有限公司 | 聚氯乙烯分子定向管件或连接件生产系统及方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5922192B2 (ja) * | 1976-07-09 | 1984-05-24 | セイコ−光機株式会社 | リセツト解除時に生ずる時間誤差を補償する時計用回路 |
| JPS59232225A (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-27 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 高張力高靭性曲り管の製造方法 |
| JPS61117223A (ja) * | 1984-11-14 | 1986-06-04 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 高靭性溶接金属部を有する曲り管の製造方法 |
| NL8602189A (nl) * | 1986-08-28 | 1988-03-16 | Shell Int Research | Werkwijze en inrichting voor het detecteren van het fluidumniveau in een te vullen reservoir. |
-
1987
- 1987-06-19 JP JP15291487A patent/JPS63317218A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63317218A (ja) | 1988-12-26 |
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