JPH0331557B2 - - Google Patents
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- JPH0331557B2 JPH0331557B2 JP2197087A JP2197087A JPH0331557B2 JP H0331557 B2 JPH0331557 B2 JP H0331557B2 JP 2197087 A JP2197087 A JP 2197087A JP 2197087 A JP2197087 A JP 2197087A JP H0331557 B2 JPH0331557 B2 JP H0331557B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は低温高靭性鋼を溶接するためのサブマ
ージアーク溶接に関し、さらに詳しくは海洋構造
物、船舶、タンク、ラインパイプ等の低温用構造
物の鋼材を目的として開発されたTi脱酸鋼の溶
接に適応するサブマージアーク溶接法に関するも
のである。 〔従来の技術〕 近年、石油資源の開発がさかんに行なわれ、石
油掘削用の海洋構造物、運搬用の船舶あるいはラ
インパイプの建造あるいは敷設が活発であるが、
石油資源は北海あるいは北極海など寒冷地に求め
られており、上記構造物には厳しい低温靭性が求
められている。即ち、これら低温用鋼の溶接部に
は少くとも−40℃以下での低温靭性が必要とさ
れ、鋼材としてはCa、Mg、Zr、Alあるいは
REM等で脱酸を行なつたいわゆるキルド鋼が用
いられ、特に0.03〜0.08%のAlを含有する鋼が一
般的である。 一方溶接金属に関しては、溶接金属に微量の
TiとBを添加してミクロ組織を微細化する事に
より低温靭性を確保する事が行なわれている。こ
のTi−B系溶接金属を生成する溶接材料を用い
て上記キルド鋼を溶接すると、鋼中に含有された
Al等の強脱酸性元素は母材希釈により溶接金属
中に移行して脱酸反応を行い、溶接金属中の酸素
量を低減し、TiおよびBの効果を充分に発揮さ
せ、良好な溶接金属の低温靭性を得る事が出来
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが最近、母材の溶接熱影響部の低温靭性
を改善する事を目的として、Tiより脱酸力の強
い元素を殆んど含有しないTi脱酸鋼が提案され、
このTi脱酸鋼の溶接に従来のTi−B系溶接材料
を用いると溶接金属の低温靭性が著しく劣化する
事が判明した。即ち、Ti脱酸鋼はCa、Mg、Zr、
AlおよびREMを殆んど含有しないため、従来の
キルド鋼に比し溶接金属の脱酸力が低下し、その
影響により粒内には上部ベーナイト組織が、又粒
界には粗大な粒界フエライトが生成し、低温靭性
を劣化させるためである。そこで、新しく開発さ
れたTi脱酸鋼を実用構造物に適用するためこの
鋼の溶接に適合する溶接法を開発する事が急務と
なつた。 ところで、本発明法において用いる溶接材料は
Ti−B系溶接金属を生成するワイヤおよびフラ
ツクスの組み合わせに、さらにTiより脱酸力の
強い元素を適正量添加したものであるが、これと
類似したフラツクスが従来より特公昭52−46535
号公報、特公昭52−17507号公報および特公昭49
−20860号公報により開示されている。しかしな
がら、これらフラツクスは、いずれも従来鋼板と
の組み合わせが前提であり、Ti脱酸鋼板との租
み合わせにおいて必ずしも良好な低温靭性が得ら
れるものではない。 本発明は以上のようなTi脱酸鋼を溶接しても
均一微細な組織が得られ優れた低温靭性を有する
溶接金属が得られるサブマージアーク溶接法を提
供する事を目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは、Ca、Mg、Zr、
AlおよびREMからなる群から選択された1種又
は2種以上の元素の合計が0.01%以下のTi脱酸鋼
を溶接するためのサブマージアーク溶接法であつ
て、前記(1)、(2)式を満足するワイヤと、同じく下
記(1)、(2)式を満足しかつ全重量に対しCa、Mg、
AlおよびREMからなる群から選択された1種又
は2種以上の元素を合計で0.05〜3%含有する焼
成型フラツクスとを組み合わせて行うことを特徴
とするサブマージアーク溶接法にある。 0.03≦0.01×(TiO2)F+0.1×(Ti)F +3×〔Ti〕W≦0.45 ……(1) 0.01≦0.15×(B2O3)F+6×〔B〕W≦0.10 ……(2) 但し、(TiO2)F:フラツクス中のTiO2含有量
(%) (Ti)F:フラツクス中のTi含有量(%) (B2O3)F:フラツクス中のB2O3含有量(%) 〔Ti〕W:ワイヤ中のTi含有量(%) 〔B〕W:ワイヤ中のB含有量(%) 〔作用〕 まず、本発明の対象とする鋼はCa、Mg、Zr、
AlおよびREMからなる群から選択された1種又
は2種以上の元素の合計が0.01%以下のTi脱酸鋼
であるが、Tiはまず脱酸剤として作用し、鋼中
の酸素を低減し、鋼中においては主にTi酸化物
粒子あるいはTi酸化物とTi窒化物の複合体とし
て存在する。これら粒子は溶接冷却過程において
オーステナイト→フエライト変態をコントロール
し、オーステナイト粒内に微細なフエライトを生
成させ、溶接熱影響部のミクロ組織を微細化し、
靭性劣化を防止する効果を有する。しかしながら
鋼中のCa、Mg、Zr、AlおよびREMからなる群
から選択された1種又は2種以上の元素の合計が
0.01%を超えるとこれら成分が優先的に酸素と結
合し、酸素量が不足するため、結晶コントロール
に有効なTi酸化物粒子が充分でなく、溶接熱影
響部の靭性向上効果が得られない。なお、Ti脱
酸鋼においては、Ti酸化物あるいはTi酸化物と
Ti窒化物の複合体の粒子は径が0.1〜3.0μm、粒
子数は5×103〜1×107個/〓である事が望まし
いと認められている。 本発明はこのTi脱酸鋼に適合するフラツクス
およびワイヤを用いる事を特徴とする方法である
が、まずフラツクスおよびワイヤは以下の(1)、(2)
式を満足する事が必要である。 0.03≦0.01×(TiO2)F+0.1×(Ti)F +3×〔Ti〕W≦0.45 ……(1) 0.01≦0.15×(B2O3)F+6×〔B〕W0.10 ……(2) 但し、(TiO2)F:フラツクス中のTiO2含有量
(%) (Ti)F:フラツクス中のTi含有量(%) (B2O3)F:フラツクス中のB2O3含有量(%) 〔Ti〕W:ワイヤ中のTi含有量(%) 〔B〕W:ワイヤ中のB含有量(%) 即ち、上記条件は溶接金属中にTiおよびBを
添加するためであり、これら元素の添加は上記条
件式(1)、(2)を満足すれば、フラツクス中の酸化
物、金属あるいはワイヤ中の金属のいずれで行な
つてもよい。 溶接金属中に添加されたTiは殆んどはTi酸化
物として存在するが、このTi酸化物は溶接冷却
過程におけるオーステナイト→フエライト変態に
おいてフエライト結晶の生成核となり、微細なフ
エライト粒(アシキユラーフエライト)を形成さ
せ、低温靭性を著しく改善する。このようなTi
の効果は溶接金属中で0.003%以上で得られるが、
一方0.045%を超えるとTiが過剰となり、溶接金
属が硬化し、かえつて靭性が劣化する。 一方、Bは固溶Bとして冷却過程におけるオー
ステナイト粒界に偏析し、粒界に生成しやすい粗
大なフエライト粒の析出を抑制する。 溶接金属中の適正なB量は0.001〜0.010%であ
り、0.001%未満では、上記効果が得られず、一
方0.010%を超えると溶接金属の焼入性が過大と
なり、脆弱な上部ベーナイト組織が生成すると共
に耐割れ性も劣化する。 以上の如く、TiとBの共存は、粒界と粒内を
同時に均一微細なものとし、溶接金属の低温靭性
の向上には不可欠な要件である。 ところで、ラテツクス中のTiO2は溶接過程に
おいて還元されTiとして溶融池に移行する。又
フラツクス中のTiおよびワイヤ中のTiはそのま
ま溶融池に混入するが、添加されたTiが全量溶
接金属中に残留する訳ではなく、殆んどは酸化消
耗し、有効なTi量は限られた量である。 即ち溶接金属中への移行率(歩留率)は、フラ
ツクス中のTiO2でほぼ0.1%、フラツクス中のTi
はほぼ1%、又ワイヤ中のTiは30%程度である。
従つて、溶接金属中のTiは、前述(1)式における
記号を用いれば0.001×(TiO2)F+0.01×(Ti)+
0.3〔Ti〕で表わされ、溶接金属中のTiの適正量
が0.003〜0.045%である事から0.030.01×
(TiO2)F+0.1×(Ti)F+3×〔Ti〕W0.45である事
が必要である。 一方、フラツクス中のB2O3の移行率はほぼ1.5
%、ワイヤ中のBは60%である。従つて、溶接金
属中のBは0.015×(B2O3)+0.6×〔B〕で表わさ
れ、溶接金属中のBの適正量が0.001〜0.010であ
る事から、0.010.15×(B2O3)F+6×〔B〕W
0.10である事が必要である。 なお、金属Bのフラツクスへの添加は、偏析に
より溶接金属特性の劣化が懸念されるため、本発
明法においては用いない。 なお、TiO2フラツクスに添加する原料は、ル
チール、チタンスラグ、合成ルチール等のTiO2
又はTi3O5、Ti2O3を主成分とする鉱石又は合成
物質を用いる。Ti3O5、Ti2O3等の低次酸化物に
ついてはTiO2相当量に換算して添加量を決定す
る。Tiは金属Ti又はFe−Ti等の合金で添加す
る。 一方、B2O3は硼砂(Na2B4O7・10H2O)、溶融
硼砂(Na2B4O7)あるいはコレマナイト
(2CaO・3B2O3・5H2O)のようなB2O3の複合酸
化物あるいは硼砂ガラス、硼酸等により添加す
る。又、マグネシアクリンカーもB2O3を含有し
ているため、これによるB2O3添加も有効である。 さらに本発明法に用いるフラツクスはCa、
Mg、AlおよびREMからなる群から選択された
1種又は2種以上の元素を合計で0.05〜3%含有
する事が必要である。これは以下の理由によるも
のである。 即ち、低温靭性の改善に有効なアシキユラーフ
エライトの核となるTi酸化物の生成にはTiと結
合する適正量のフリー酸素を確保する事が必要で
あるが、一方酸素量が過剰な場合は、核生成作用
を持たない、Si、MnあるいはBの酸化物がTiの
酸化に遅れて生成し、Ti酸化物の核生成作用を
低下させる事が判明した。これを防止するために
はTiの酸化に優先して酸化する元素により溶接
金属中の酸素量をTi酸化物生成に必要でかつ十
分な酸素量にコントロールする事が必要である。 即ち、Ca、Mg、AlおよびREMはいずれもTi
より酸素との親和力の強い元素であり、酸素量の
適正なコントロールに充分有効な成分である。 又、酸素量のコントロールはBの酸化を防止す
る事を意味しているが、これは粗大な粒界フエラ
イトの抑制に必要な固溶Bを確保する効果を有す
るものであり、この点からも必要不可欠な事であ
る。 なお従来のキルド鋼においては、鋼中の強脱酸
元素が、母材希釈により溶接金属中に移行し、酸
素量コントロール作用をしていた。 フラツクス中のCa、Mg、AlおよびREMから
なる群から選択された1種又は2種以上の元素の
合計が0.05%未満であると上記のような効果が得
られず、一方3%を超えると脱酸作用が過剰とな
り、Ti酸化物の生成に必要な酸素量が不足する
と共に、固溶Bも過剰となつて、溶接金属の組織
が脆弱な上部ベーナイト組織と化し、低温靭性が
著しく劣化する。 Ca、Mg、AlあるいはREMの効果は以上のよ
うであるが、この効果はCa、Mg、Zr、Alおよび
REMからなる群から選択された1種又は2種以
上の元素の合計が0.01%以下のTi脱酸鋼の溶接に
適用して始めて得られるものであつて、従来のキ
ルド鋼に用いると脱酸過剰となり、良好な低温靭
性が得られない。 本発明で用いるフラツクスに添加する上記脱酸
剤は単体又は合金で添加するものであり、Mgは
金属Mg、Al−Mg、Alは金属Al、Fe−Al、Al−
Mg等、CaはCa−Si等で添加する。REMは原子
番号57〜71番のランタニド系の元素でランタン、
セリウムが一般的であり、単体又はレアアースカ
ルシウムシリコン(ランタン、セリウムを含有す
るCa−Si合金)等で添加する。 以上、本発明法に用いるフラツクスおよびワイ
ヤの必須成分について説明したが、フラツクスの
その他の成分は、目的に応じて通常フラツクス成
分として用いられるMgO、CaO、Al2O3、SiO2
等の金属酸化物、CaF2、AlF3等の金属弗化物、
CaCO3、MgCO3のような金属炭酸塩、Si、Mnの
如き脱酸剤あるいはNi、Mo、Crのような合金剤
を適宜添加する。この場合MgO、CaOは高温基
性成分として溶接金属の低酸化に有効であり、フ
ラツクス全体に対しMgO10〜35%、CaO5〜20%
が適当である。Al2O3は高耐火性でビードの整形
に作用し、かつスラグ剥離性にも有効であり、10
〜50%の範囲で添する。SiO2はスラグの粘性を
調整し同じくビード形の改善、均一化に有効であ
り、8〜25%添加する。CaF2、AlF3のような弗
化物はフラツクスの融点調整および溶接金属の低
酸素化に有効であり、5〜25%が適正である。 CaCO3、MgCO3のような金属炭酸塩は溶接過
程で分解し、アーク雰囲気中にCOガスを供給す
るため、アーク雰囲気中の水素分圧を低下させ溶
接金属中の水素を低減する効果がある。金属炭酸
塩の添加量はCO2相当量で1〜8%が適当であ
る。Siは脱酸剤としてばかりでなくビード表面の
ポツクマーク防止、表面の平滑化等にも有効で5
%以下添加する。Mnは脱酸作用と共に溶接金属
の強度を低下させる効果を有し、5%以下添加す
る。Ni、Cr、Mo等も合金剤としてそれぞれ5%
以下の範囲で添加してもよい。 なお、本発明におけるフラツクスは焼成形フラ
ツクスである事が必要であるが、これはフラツク
ス中にCa、Mg、AlあるいはREMのような脱酸
剤を添加するため、これらが製造過程において酸
化消耗しないよう600℃以下の比較的低温で処理
される焼成形フラツクスの形をとるためである。 次に本発明に用いるワイヤのTi、B以外の成
分は目的に応じて適宜選択するものであるが、低
温用材料である事から、各成分の望ましい範囲と
しては、C0.18%以下、Si0.80%以下、Mn0.4〜
2.5%、Pおよび0.020%以下、N0.0070%以下、
その他目的の強度、靭性に応じてNi5%、Cr2.0
%以下、Mo0.7%以下を添加してもよい。 〔実施例〕 まず第1表に示すF−1〜F−10の10種類の焼
成型フラツクスを作製した。 フラツクスの原料粉を均一に混合した後、水ガ
ラスで造粒し、その後500℃×2hrの条件で焼成を
行い、フラツクスとした。 フラツクスの粒度は12×100メツシユに調整し
た。 次に第2表に示すW−1〜W−7の7種類の成
分のワイヤを作成した。第2表に示す成分は銅メ
ツキを施す前の分析値である。 ワイヤ径は4.8mmφ又は6.4mmφとした。 以上のフラツクスおよびワイヤを組み合わせて
第5表に示すNo.1〜No.14の14種類の溶接を実施し
た。この場合の供試鋼板、溶接条件および開先形
状はそれぞれ第3表、第4表および第1図に示す
ものであり、これらの組み合わせは第5表左欄に
示す。第5表左欄において、No.1〜No.8は本発明
例、No.9〜No.14は本発明の効果を明らかにするた
めの比較例である。 又、溶接条件のうちC−1は両面多層溶接、C
−2は2電極による両面1層溶接、C−3は3電
極による片面1層溶接である。片面溶接の裏当法
としてはフラツクス−銅バツキング法を用い、裏
当フラツクスはCaO−MgO−SiO2系専用フラツ
クスを用いた。 これらの溶接において得られた溶接金属の衝撃
値および引張試験結果を第5表右欄に示す。 衝撃試験は第2図a,bに示すような位置
(C1=1/4t)よりVノツチシヤルピー試験片1 (JISZ 3112 4号)を採取し、又同図に示す如く
引張試験片2も同様な位置よりビード方向に平行
にJIS Z2201 10号に基いて採取した。なお、第
2図においてtは板厚を示す。 以上の結果、No.1〜No.8は本発明効果に基き優
れた低温靭性の溶接金属が得られたが、No.9〜No.
14は比較例で第5表の靭性劣化理由欄に示した理
由により靭性が劣化した。
ージアーク溶接に関し、さらに詳しくは海洋構造
物、船舶、タンク、ラインパイプ等の低温用構造
物の鋼材を目的として開発されたTi脱酸鋼の溶
接に適応するサブマージアーク溶接法に関するも
のである。 〔従来の技術〕 近年、石油資源の開発がさかんに行なわれ、石
油掘削用の海洋構造物、運搬用の船舶あるいはラ
インパイプの建造あるいは敷設が活発であるが、
石油資源は北海あるいは北極海など寒冷地に求め
られており、上記構造物には厳しい低温靭性が求
められている。即ち、これら低温用鋼の溶接部に
は少くとも−40℃以下での低温靭性が必要とさ
れ、鋼材としてはCa、Mg、Zr、Alあるいは
REM等で脱酸を行なつたいわゆるキルド鋼が用
いられ、特に0.03〜0.08%のAlを含有する鋼が一
般的である。 一方溶接金属に関しては、溶接金属に微量の
TiとBを添加してミクロ組織を微細化する事に
より低温靭性を確保する事が行なわれている。こ
のTi−B系溶接金属を生成する溶接材料を用い
て上記キルド鋼を溶接すると、鋼中に含有された
Al等の強脱酸性元素は母材希釈により溶接金属
中に移行して脱酸反応を行い、溶接金属中の酸素
量を低減し、TiおよびBの効果を充分に発揮さ
せ、良好な溶接金属の低温靭性を得る事が出来
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが最近、母材の溶接熱影響部の低温靭性
を改善する事を目的として、Tiより脱酸力の強
い元素を殆んど含有しないTi脱酸鋼が提案され、
このTi脱酸鋼の溶接に従来のTi−B系溶接材料
を用いると溶接金属の低温靭性が著しく劣化する
事が判明した。即ち、Ti脱酸鋼はCa、Mg、Zr、
AlおよびREMを殆んど含有しないため、従来の
キルド鋼に比し溶接金属の脱酸力が低下し、その
影響により粒内には上部ベーナイト組織が、又粒
界には粗大な粒界フエライトが生成し、低温靭性
を劣化させるためである。そこで、新しく開発さ
れたTi脱酸鋼を実用構造物に適用するためこの
鋼の溶接に適合する溶接法を開発する事が急務と
なつた。 ところで、本発明法において用いる溶接材料は
Ti−B系溶接金属を生成するワイヤおよびフラ
ツクスの組み合わせに、さらにTiより脱酸力の
強い元素を適正量添加したものであるが、これと
類似したフラツクスが従来より特公昭52−46535
号公報、特公昭52−17507号公報および特公昭49
−20860号公報により開示されている。しかしな
がら、これらフラツクスは、いずれも従来鋼板と
の組み合わせが前提であり、Ti脱酸鋼板との租
み合わせにおいて必ずしも良好な低温靭性が得ら
れるものではない。 本発明は以上のようなTi脱酸鋼を溶接しても
均一微細な組織が得られ優れた低温靭性を有する
溶接金属が得られるサブマージアーク溶接法を提
供する事を目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは、Ca、Mg、Zr、
AlおよびREMからなる群から選択された1種又
は2種以上の元素の合計が0.01%以下のTi脱酸鋼
を溶接するためのサブマージアーク溶接法であつ
て、前記(1)、(2)式を満足するワイヤと、同じく下
記(1)、(2)式を満足しかつ全重量に対しCa、Mg、
AlおよびREMからなる群から選択された1種又
は2種以上の元素を合計で0.05〜3%含有する焼
成型フラツクスとを組み合わせて行うことを特徴
とするサブマージアーク溶接法にある。 0.03≦0.01×(TiO2)F+0.1×(Ti)F +3×〔Ti〕W≦0.45 ……(1) 0.01≦0.15×(B2O3)F+6×〔B〕W≦0.10 ……(2) 但し、(TiO2)F:フラツクス中のTiO2含有量
(%) (Ti)F:フラツクス中のTi含有量(%) (B2O3)F:フラツクス中のB2O3含有量(%) 〔Ti〕W:ワイヤ中のTi含有量(%) 〔B〕W:ワイヤ中のB含有量(%) 〔作用〕 まず、本発明の対象とする鋼はCa、Mg、Zr、
AlおよびREMからなる群から選択された1種又
は2種以上の元素の合計が0.01%以下のTi脱酸鋼
であるが、Tiはまず脱酸剤として作用し、鋼中
の酸素を低減し、鋼中においては主にTi酸化物
粒子あるいはTi酸化物とTi窒化物の複合体とし
て存在する。これら粒子は溶接冷却過程において
オーステナイト→フエライト変態をコントロール
し、オーステナイト粒内に微細なフエライトを生
成させ、溶接熱影響部のミクロ組織を微細化し、
靭性劣化を防止する効果を有する。しかしながら
鋼中のCa、Mg、Zr、AlおよびREMからなる群
から選択された1種又は2種以上の元素の合計が
0.01%を超えるとこれら成分が優先的に酸素と結
合し、酸素量が不足するため、結晶コントロール
に有効なTi酸化物粒子が充分でなく、溶接熱影
響部の靭性向上効果が得られない。なお、Ti脱
酸鋼においては、Ti酸化物あるいはTi酸化物と
Ti窒化物の複合体の粒子は径が0.1〜3.0μm、粒
子数は5×103〜1×107個/〓である事が望まし
いと認められている。 本発明はこのTi脱酸鋼に適合するフラツクス
およびワイヤを用いる事を特徴とする方法である
が、まずフラツクスおよびワイヤは以下の(1)、(2)
式を満足する事が必要である。 0.03≦0.01×(TiO2)F+0.1×(Ti)F +3×〔Ti〕W≦0.45 ……(1) 0.01≦0.15×(B2O3)F+6×〔B〕W0.10 ……(2) 但し、(TiO2)F:フラツクス中のTiO2含有量
(%) (Ti)F:フラツクス中のTi含有量(%) (B2O3)F:フラツクス中のB2O3含有量(%) 〔Ti〕W:ワイヤ中のTi含有量(%) 〔B〕W:ワイヤ中のB含有量(%) 即ち、上記条件は溶接金属中にTiおよびBを
添加するためであり、これら元素の添加は上記条
件式(1)、(2)を満足すれば、フラツクス中の酸化
物、金属あるいはワイヤ中の金属のいずれで行な
つてもよい。 溶接金属中に添加されたTiは殆んどはTi酸化
物として存在するが、このTi酸化物は溶接冷却
過程におけるオーステナイト→フエライト変態に
おいてフエライト結晶の生成核となり、微細なフ
エライト粒(アシキユラーフエライト)を形成さ
せ、低温靭性を著しく改善する。このようなTi
の効果は溶接金属中で0.003%以上で得られるが、
一方0.045%を超えるとTiが過剰となり、溶接金
属が硬化し、かえつて靭性が劣化する。 一方、Bは固溶Bとして冷却過程におけるオー
ステナイト粒界に偏析し、粒界に生成しやすい粗
大なフエライト粒の析出を抑制する。 溶接金属中の適正なB量は0.001〜0.010%であ
り、0.001%未満では、上記効果が得られず、一
方0.010%を超えると溶接金属の焼入性が過大と
なり、脆弱な上部ベーナイト組織が生成すると共
に耐割れ性も劣化する。 以上の如く、TiとBの共存は、粒界と粒内を
同時に均一微細なものとし、溶接金属の低温靭性
の向上には不可欠な要件である。 ところで、ラテツクス中のTiO2は溶接過程に
おいて還元されTiとして溶融池に移行する。又
フラツクス中のTiおよびワイヤ中のTiはそのま
ま溶融池に混入するが、添加されたTiが全量溶
接金属中に残留する訳ではなく、殆んどは酸化消
耗し、有効なTi量は限られた量である。 即ち溶接金属中への移行率(歩留率)は、フラ
ツクス中のTiO2でほぼ0.1%、フラツクス中のTi
はほぼ1%、又ワイヤ中のTiは30%程度である。
従つて、溶接金属中のTiは、前述(1)式における
記号を用いれば0.001×(TiO2)F+0.01×(Ti)+
0.3〔Ti〕で表わされ、溶接金属中のTiの適正量
が0.003〜0.045%である事から0.030.01×
(TiO2)F+0.1×(Ti)F+3×〔Ti〕W0.45である事
が必要である。 一方、フラツクス中のB2O3の移行率はほぼ1.5
%、ワイヤ中のBは60%である。従つて、溶接金
属中のBは0.015×(B2O3)+0.6×〔B〕で表わさ
れ、溶接金属中のBの適正量が0.001〜0.010であ
る事から、0.010.15×(B2O3)F+6×〔B〕W
0.10である事が必要である。 なお、金属Bのフラツクスへの添加は、偏析に
より溶接金属特性の劣化が懸念されるため、本発
明法においては用いない。 なお、TiO2フラツクスに添加する原料は、ル
チール、チタンスラグ、合成ルチール等のTiO2
又はTi3O5、Ti2O3を主成分とする鉱石又は合成
物質を用いる。Ti3O5、Ti2O3等の低次酸化物に
ついてはTiO2相当量に換算して添加量を決定す
る。Tiは金属Ti又はFe−Ti等の合金で添加す
る。 一方、B2O3は硼砂(Na2B4O7・10H2O)、溶融
硼砂(Na2B4O7)あるいはコレマナイト
(2CaO・3B2O3・5H2O)のようなB2O3の複合酸
化物あるいは硼砂ガラス、硼酸等により添加す
る。又、マグネシアクリンカーもB2O3を含有し
ているため、これによるB2O3添加も有効である。 さらに本発明法に用いるフラツクスはCa、
Mg、AlおよびREMからなる群から選択された
1種又は2種以上の元素を合計で0.05〜3%含有
する事が必要である。これは以下の理由によるも
のである。 即ち、低温靭性の改善に有効なアシキユラーフ
エライトの核となるTi酸化物の生成にはTiと結
合する適正量のフリー酸素を確保する事が必要で
あるが、一方酸素量が過剰な場合は、核生成作用
を持たない、Si、MnあるいはBの酸化物がTiの
酸化に遅れて生成し、Ti酸化物の核生成作用を
低下させる事が判明した。これを防止するために
はTiの酸化に優先して酸化する元素により溶接
金属中の酸素量をTi酸化物生成に必要でかつ十
分な酸素量にコントロールする事が必要である。 即ち、Ca、Mg、AlおよびREMはいずれもTi
より酸素との親和力の強い元素であり、酸素量の
適正なコントロールに充分有効な成分である。 又、酸素量のコントロールはBの酸化を防止す
る事を意味しているが、これは粗大な粒界フエラ
イトの抑制に必要な固溶Bを確保する効果を有す
るものであり、この点からも必要不可欠な事であ
る。 なお従来のキルド鋼においては、鋼中の強脱酸
元素が、母材希釈により溶接金属中に移行し、酸
素量コントロール作用をしていた。 フラツクス中のCa、Mg、AlおよびREMから
なる群から選択された1種又は2種以上の元素の
合計が0.05%未満であると上記のような効果が得
られず、一方3%を超えると脱酸作用が過剰とな
り、Ti酸化物の生成に必要な酸素量が不足する
と共に、固溶Bも過剰となつて、溶接金属の組織
が脆弱な上部ベーナイト組織と化し、低温靭性が
著しく劣化する。 Ca、Mg、AlあるいはREMの効果は以上のよ
うであるが、この効果はCa、Mg、Zr、Alおよび
REMからなる群から選択された1種又は2種以
上の元素の合計が0.01%以下のTi脱酸鋼の溶接に
適用して始めて得られるものであつて、従来のキ
ルド鋼に用いると脱酸過剰となり、良好な低温靭
性が得られない。 本発明で用いるフラツクスに添加する上記脱酸
剤は単体又は合金で添加するものであり、Mgは
金属Mg、Al−Mg、Alは金属Al、Fe−Al、Al−
Mg等、CaはCa−Si等で添加する。REMは原子
番号57〜71番のランタニド系の元素でランタン、
セリウムが一般的であり、単体又はレアアースカ
ルシウムシリコン(ランタン、セリウムを含有す
るCa−Si合金)等で添加する。 以上、本発明法に用いるフラツクスおよびワイ
ヤの必須成分について説明したが、フラツクスの
その他の成分は、目的に応じて通常フラツクス成
分として用いられるMgO、CaO、Al2O3、SiO2
等の金属酸化物、CaF2、AlF3等の金属弗化物、
CaCO3、MgCO3のような金属炭酸塩、Si、Mnの
如き脱酸剤あるいはNi、Mo、Crのような合金剤
を適宜添加する。この場合MgO、CaOは高温基
性成分として溶接金属の低酸化に有効であり、フ
ラツクス全体に対しMgO10〜35%、CaO5〜20%
が適当である。Al2O3は高耐火性でビードの整形
に作用し、かつスラグ剥離性にも有効であり、10
〜50%の範囲で添する。SiO2はスラグの粘性を
調整し同じくビード形の改善、均一化に有効であ
り、8〜25%添加する。CaF2、AlF3のような弗
化物はフラツクスの融点調整および溶接金属の低
酸素化に有効であり、5〜25%が適正である。 CaCO3、MgCO3のような金属炭酸塩は溶接過
程で分解し、アーク雰囲気中にCOガスを供給す
るため、アーク雰囲気中の水素分圧を低下させ溶
接金属中の水素を低減する効果がある。金属炭酸
塩の添加量はCO2相当量で1〜8%が適当であ
る。Siは脱酸剤としてばかりでなくビード表面の
ポツクマーク防止、表面の平滑化等にも有効で5
%以下添加する。Mnは脱酸作用と共に溶接金属
の強度を低下させる効果を有し、5%以下添加す
る。Ni、Cr、Mo等も合金剤としてそれぞれ5%
以下の範囲で添加してもよい。 なお、本発明におけるフラツクスは焼成形フラ
ツクスである事が必要であるが、これはフラツク
ス中にCa、Mg、AlあるいはREMのような脱酸
剤を添加するため、これらが製造過程において酸
化消耗しないよう600℃以下の比較的低温で処理
される焼成形フラツクスの形をとるためである。 次に本発明に用いるワイヤのTi、B以外の成
分は目的に応じて適宜選択するものであるが、低
温用材料である事から、各成分の望ましい範囲と
しては、C0.18%以下、Si0.80%以下、Mn0.4〜
2.5%、Pおよび0.020%以下、N0.0070%以下、
その他目的の強度、靭性に応じてNi5%、Cr2.0
%以下、Mo0.7%以下を添加してもよい。 〔実施例〕 まず第1表に示すF−1〜F−10の10種類の焼
成型フラツクスを作製した。 フラツクスの原料粉を均一に混合した後、水ガ
ラスで造粒し、その後500℃×2hrの条件で焼成を
行い、フラツクスとした。 フラツクスの粒度は12×100メツシユに調整し
た。 次に第2表に示すW−1〜W−7の7種類の成
分のワイヤを作成した。第2表に示す成分は銅メ
ツキを施す前の分析値である。 ワイヤ径は4.8mmφ又は6.4mmφとした。 以上のフラツクスおよびワイヤを組み合わせて
第5表に示すNo.1〜No.14の14種類の溶接を実施し
た。この場合の供試鋼板、溶接条件および開先形
状はそれぞれ第3表、第4表および第1図に示す
ものであり、これらの組み合わせは第5表左欄に
示す。第5表左欄において、No.1〜No.8は本発明
例、No.9〜No.14は本発明の効果を明らかにするた
めの比較例である。 又、溶接条件のうちC−1は両面多層溶接、C
−2は2電極による両面1層溶接、C−3は3電
極による片面1層溶接である。片面溶接の裏当法
としてはフラツクス−銅バツキング法を用い、裏
当フラツクスはCaO−MgO−SiO2系専用フラツ
クスを用いた。 これらの溶接において得られた溶接金属の衝撃
値および引張試験結果を第5表右欄に示す。 衝撃試験は第2図a,bに示すような位置
(C1=1/4t)よりVノツチシヤルピー試験片1 (JISZ 3112 4号)を採取し、又同図に示す如く
引張試験片2も同様な位置よりビード方向に平行
にJIS Z2201 10号に基いて採取した。なお、第
2図においてtは板厚を示す。 以上の結果、No.1〜No.8は本発明効果に基き優
れた低温靭性の溶接金属が得られたが、No.9〜No.
14は比較例で第5表の靭性劣化理由欄に示した理
由により靭性が劣化した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
以上、実施例においても実証した如く、新しく
開発されたCa、Mg、Zr、AlおよびREMからな
る群から選択された1種又は2種以上の元素の合
計が0.01%以下であるTi脱酸鋼に対し、従来の
Ti−B系溶接材料を適用すると著しく靭性が劣
化するのに対し、本発明法を用いれば優れた低温
靭性の溶接金属を得る事が出来る。
開発されたCa、Mg、Zr、AlおよびREMからな
る群から選択された1種又は2種以上の元素の合
計が0.01%以下であるTi脱酸鋼に対し、従来の
Ti−B系溶接材料を適用すると著しく靭性が劣
化するのに対し、本発明法を用いれば優れた低温
靭性の溶接金属を得る事が出来る。
第1図a,b,cは本発明実施例に用いた開先
形状を示す正面図、第2図a,bは本発明実施例
において実施した衝撃試験および引張試験に用い
た試験片の採取位置を説明するための正面図であ
る。 1……シヤルピー試験片、2……引張試験片。
形状を示す正面図、第2図a,bは本発明実施例
において実施した衝撃試験および引張試験に用い
た試験片の採取位置を説明するための正面図であ
る。 1……シヤルピー試験片、2……引張試験片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Ca、Mg、Zr、AlおよびREMからなる群か
ら選択された1種又は2種以上の元素の合計が
0.01%(重量%)以下のTi脱酸鋼を溶接するため
のサブマージアーク溶接法であつて、下記(1)、(2)
式を満足するワイヤと、同じく下記(1)、(2)式を満
足しかつ全重量に対しCa、Mg、AlおよびREM
からなる群から選択された1種又は2種以上の元
素を合計で0.05〜3%含有する焼成型フラツクス
とを組み合わせて行うことを特徴とするサブマー
ジアーク溶接法。 0.03≦0.01×(TiO2)F+0.1×(Ti)F +3×〔Ti〕W≦0.45 ……(1) 0.01≦0.15×(B2O3)F+6×〔B〕W≦0.10 ……(2) 但し、(TiO2)F:フラツクス中のTiO2含有量
(%) (Ti)F:フラツクス中のTi含有量(%) (B2O3)F:フラツクス中のB2O3含有量(%) 〔Ti〕W:ワイヤ中のTi含有量(%) 〔B〕W:ワイヤ中のB含有量(%)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2197087A JPS63188491A (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | サブマ−ジア−ク溶接法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2197087A JPS63188491A (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | サブマ−ジア−ク溶接法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63188491A JPS63188491A (ja) | 1988-08-04 |
| JPH0331557B2 true JPH0331557B2 (ja) | 1991-05-07 |
Family
ID=12069899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2197087A Granted JPS63188491A (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | サブマ−ジア−ク溶接法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63188491A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI851193B (zh) * | 2023-05-09 | 2024-08-01 | 中國鋼鐵股份有限公司 | 銲線與其製造方法 |
-
1987
- 1987-02-02 JP JP2197087A patent/JPS63188491A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63188491A (ja) | 1988-08-04 |
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