JPH0331792B2 - - Google Patents
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- JPH0331792B2 JPH0331792B2 JP58135344A JP13534483A JPH0331792B2 JP H0331792 B2 JPH0331792 B2 JP H0331792B2 JP 58135344 A JP58135344 A JP 58135344A JP 13534483 A JP13534483 A JP 13534483A JP H0331792 B2 JPH0331792 B2 JP H0331792B2
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、金属の腐食および防食の監視制御シ
ステムに係り、特に腐食媒体にさらされる金属構
造物、機器、配管、容器等の腐食速度と環境因子
とを計測して演算した結果に基づく環境因子の制
御によつて防食する腐食・防食監視システムおよ
びその装置に関する。
ステムに係り、特に腐食媒体にさらされる金属構
造物、機器、配管、容器等の腐食速度と環境因子
とを計測して演算した結果に基づく環境因子の制
御によつて防食する腐食・防食監視システムおよ
びその装置に関する。
〔発明の背景〕
金属材料からなる装置、構造物、機器等は、そ
れぞれの使用環境において永続的な安定性を保つ
ことは不可能であり、いずれは熱力学的に安定な
状態である酸化物あるいは水酸化物になる。これ
が腐食現象であり、酸化物あるいは水酸化物にな
る速度を小さくさせることが防食である。
れぞれの使用環境において永続的な安定性を保つ
ことは不可能であり、いずれは熱力学的に安定な
状態である酸化物あるいは水酸化物になる。これ
が腐食現象であり、酸化物あるいは水酸化物にな
る速度を小さくさせることが防食である。
金属材料の防食対策としては、(1)耐食材料の選
定、(2)防食設計、(3)防食被覆、(4)水質調整、(5)腐
食抑制剤の使用、(6)電気防食等が考慮されてい
る。
定、(2)防食設計、(3)防食被覆、(4)水質調整、(5)腐
食抑制剤の使用、(6)電気防食等が考慮されてい
る。
しかし、実際の腐食トラブルは、材料の不均一
性あるいは不適切な構造、操業の不連続性その他
偶発的な原因による環境変化などにより加速され
で起こる場合がほとんどであり、設計段階では予
測できないことが多い。したがつて、金属材料の
種々の実際の環境中における腐食速度を連続的に
測定することは、装置、構造物、機器、配管、容
器等の保守および腐食トラブルの防止のために極
めて重要である。このため、従来より腐食速度を
測定する種々の方法が提案されており、例えば国
内において腐食防食協会が「電気化学的計測によ
る腐食モニタリング」についての調査結果を報告
している。
性あるいは不適切な構造、操業の不連続性その他
偶発的な原因による環境変化などにより加速され
で起こる場合がほとんどであり、設計段階では予
測できないことが多い。したがつて、金属材料の
種々の実際の環境中における腐食速度を連続的に
測定することは、装置、構造物、機器、配管、容
器等の保守および腐食トラブルの防止のために極
めて重要である。このため、従来より腐食速度を
測定する種々の方法が提案されており、例えば国
内において腐食防食協会が「電気化学的計測によ
る腐食モニタリング」についての調査結果を報告
している。
従来の腐食速度測定方法は、直線的な方法と間
接的な方法に分類することができる。直接的方法
としては、(a)重量減少の測定、(b)厚さ変化の測
定、(c)溶出金属イオンの分析、(d)発生水素量の測
定、(e)酸素消費量の測定、(f)金属製プローブを用
いる電気抵抗変化の測定、(g)電気化学的分極抵抗
の測定等がある。また、間接的方法としては、(h)
腐食抑制剤の濃度分析、(i)PHの測定、(j)放射性ト
レーサ分析、(k)酸化還元電位の測定等がある。
接的な方法に分類することができる。直接的方法
としては、(a)重量減少の測定、(b)厚さ変化の測
定、(c)溶出金属イオンの分析、(d)発生水素量の測
定、(e)酸素消費量の測定、(f)金属製プローブを用
いる電気抵抗変化の測定、(g)電気化学的分極抵抗
の測定等がある。また、間接的方法としては、(h)
腐食抑制剤の濃度分析、(i)PHの測定、(j)放射性ト
レーサ分析、(k)酸化還元電位の測定等がある。
これらの測定方法のうち、(a)および(b)の方法は
腐食量測定の基本的なものであり、一定期間の平
均腐食速度は求まるが、腐食速度の連続的測定は
困難である。(c)の方法は、金属イオン濃度の変化
を連続的に測定することはできるが、溶出イオン
が酸化物又は水酸化物に変化する場合はサンプリ
ング上の問題があり、直接腐食速度を求めること
は不可能である。(d)および(e)の方法は、水素発生
又は酸素消費型の腐食の場合は有効であるが、一
般的ではなく、特殊な検出プローブが必要であ
る。(f)の方法は、電気抵抗プローブ法として測定
装置が市販されているが、試料の抵抗変化を腐食
速度に換算するので、局部的な腐食の進行を過大
に評価する危険がある。ただ、(g)の方法は、最近
になつてほぼ技術の確立をみるに至つた腐食速度
計測の電気化学的手法の基本をなすものであり連
続測定が可能である。次に、(h)、(i)、(j)および(k)
の方法はあくまでも間接的方法であり、これらの
測定値から腐食速度を求めることは不可能であつ
て、定性的に腐食発生の有無を推察するにすぎな
い。
腐食量測定の基本的なものであり、一定期間の平
均腐食速度は求まるが、腐食速度の連続的測定は
困難である。(c)の方法は、金属イオン濃度の変化
を連続的に測定することはできるが、溶出イオン
が酸化物又は水酸化物に変化する場合はサンプリ
ング上の問題があり、直接腐食速度を求めること
は不可能である。(d)および(e)の方法は、水素発生
又は酸素消費型の腐食の場合は有効であるが、一
般的ではなく、特殊な検出プローブが必要であ
る。(f)の方法は、電気抵抗プローブ法として測定
装置が市販されているが、試料の抵抗変化を腐食
速度に換算するので、局部的な腐食の進行を過大
に評価する危険がある。ただ、(g)の方法は、最近
になつてほぼ技術の確立をみるに至つた腐食速度
計測の電気化学的手法の基本をなすものであり連
続測定が可能である。次に、(h)、(i)、(j)および(k)
の方法はあくまでも間接的方法であり、これらの
測定値から腐食速度を求めることは不可能であつ
て、定性的に腐食発生の有無を推察するにすぎな
い。
このように、腐食モニタリングのために従来提
案されている各種の腐食速度測定方法は、(a)ない
し(f)の直接的に測定する方法にあつては、腐食速
度の直接的な連続測定ができないこと、特殊な腐
食条件のみにしか適用できないこと、または腐食
の進行を過大評価すること等の欠点があり、他
方、(h)ないし(k)の間接的な方法にあつては、定性
的に腐食発生を有無が判断されるだけであるこ
と、腐食速度を連続して測定することはできない
こと等の欠点があつた。
案されている各種の腐食速度測定方法は、(a)ない
し(f)の直接的に測定する方法にあつては、腐食速
度の直接的な連続測定ができないこと、特殊な腐
食条件のみにしか適用できないこと、または腐食
の進行を過大評価すること等の欠点があり、他
方、(h)ないし(k)の間接的な方法にあつては、定性
的に腐食発生を有無が判断されるだけであるこ
と、腐食速度を連続して測定することはできない
こと等の欠点があつた。
上記したように(g)の方法によれば腐食速度の連
続的測定が可能であるが、かかる腐食速度の連続
的測定だけでは、腐食挙動と各種の環境因子の相
関について明らかにすることはできず、未だ腐
食・防食監視制御の試みがなされていない現状に
ある。
続的測定が可能であるが、かかる腐食速度の連続
的測定だけでは、腐食挙動と各種の環境因子の相
関について明らかにすることはできず、未だ腐
食・防食監視制御の試みがなされていない現状に
ある。
本発明の目的は、従来技術のこれら問題点に鑑
み、各種環境下における金属材料の腐食速度を連
続的に測定すると共にさらに各種の腐食環境因子
を連続的に計測して、これらの相関を演算し、こ
れに基づいて上記腐食因子を制御して防食を維持
する腐食防食監視制御システムを提供することに
ある。
み、各種環境下における金属材料の腐食速度を連
続的に測定すると共にさらに各種の腐食環境因子
を連続的に計測して、これらの相関を演算し、こ
れに基づいて上記腐食因子を制御して防食を維持
する腐食防食監視制御システムを提供することに
ある。
本発明の腐食・防食監視制御システムは、導電
性を有する腐食媒体にさらされている金属材料の
腐食および防食の監視制御システムであつて、腐
食媒体中の金属材料の分極抵抗からその腐食速度
を連続的に測定する装置と、腐食媒体の各種の腐
食環境因子を連続的に測定する装置と、これら連
続的に測定された腐食速度の測定値と上記各種腐
食性環境因子の測定値との時間的変動の相関を演
算することによつて腐食速度の変動が上記各種環
境因子のうちのどの環境因子の変動により生じて
いるかを特定する演算装置と、腐食速度が基準値
より所定幅だけ変動したとき、上記相関演算に基
づき前記腐食速度の変動の原因として特定された
前記環境因子を防食側に変化させる環境因子制御
装置とからなることを特徴とするものである。
性を有する腐食媒体にさらされている金属材料の
腐食および防食の監視制御システムであつて、腐
食媒体中の金属材料の分極抵抗からその腐食速度
を連続的に測定する装置と、腐食媒体の各種の腐
食環境因子を連続的に測定する装置と、これら連
続的に測定された腐食速度の測定値と上記各種腐
食性環境因子の測定値との時間的変動の相関を演
算することによつて腐食速度の変動が上記各種環
境因子のうちのどの環境因子の変動により生じて
いるかを特定する演算装置と、腐食速度が基準値
より所定幅だけ変動したとき、上記相関演算に基
づき前記腐食速度の変動の原因として特定された
前記環境因子を防食側に変化させる環境因子制御
装置とからなることを特徴とするものである。
第1図は、本発明の腐食防食監視制御システム
の一実施例の基本構成を示すもので、1は水、廃
液等の腐食媒体、2は該腐食媒体にさらされてい
る防食さるべき金属材料、3は例えば該腐食媒体
のPH、μS/cm、温度、溶存酸素、インヒビタ濃
度等のような各種の環境因子を検出するための測
定素子である。4は金属材料2の腐食媒体1中で
の分極抵抗を測定しこの分極抵抗から腐食速度を
連続的に測定する装置、5は環境因子測定素子3
の検出信号から上記のような各種の環境因子を連
続的に測定する装置、6は腐食速度測定装置4で
測定した腐食速度と環境因子測定装置5で測定し
た環境因子との相関を演算する演算装置である。
この演算装置6には、腐食速度と環境因子の相関
を表示する装置8、そのデーターを記録する装置
9、およびデーターを格納する装置10が付属し
ている。さらに演算装置6には環境制御装置7が
直結している。この環境制御装置7は演算装置6
の演算結果に基づいて、前記の如き各種の環境因
子を変化させる操作部を制御するものである。
の一実施例の基本構成を示すもので、1は水、廃
液等の腐食媒体、2は該腐食媒体にさらされてい
る防食さるべき金属材料、3は例えば該腐食媒体
のPH、μS/cm、温度、溶存酸素、インヒビタ濃
度等のような各種の環境因子を検出するための測
定素子である。4は金属材料2の腐食媒体1中で
の分極抵抗を測定しこの分極抵抗から腐食速度を
連続的に測定する装置、5は環境因子測定素子3
の検出信号から上記のような各種の環境因子を連
続的に測定する装置、6は腐食速度測定装置4で
測定した腐食速度と環境因子測定装置5で測定し
た環境因子との相関を演算する演算装置である。
この演算装置6には、腐食速度と環境因子の相関
を表示する装置8、そのデーターを記録する装置
9、およびデーターを格納する装置10が付属し
ている。さらに演算装置6には環境制御装置7が
直結している。この環境制御装置7は演算装置6
の演算結果に基づいて、前記の如き各種の環境因
子を変化させる操作部を制御するものである。
なお、前記の腐食速度測定装置4は分極抵抗か
ら腐食速度を測定するのに公知の交流インピーダ
ンス法を用いている。その測定原理を第7図に示
す。同図aのように同一の2個の金属試料を腐食
環境たる溶液中に置くと、その腐食系の電気的等
価回路は同図bのように表される。この場合の腐
食速度の基本式は(1)式となる。
ら腐食速度を測定するのに公知の交流インピーダ
ンス法を用いている。その測定原理を第7図に示
す。同図aのように同一の2個の金属試料を腐食
環境たる溶液中に置くと、その腐食系の電気的等
価回路は同図bのように表される。この場合の腐
食速度の基本式は(1)式となる。
icprr=K/Rc ……(1)
ここに、
icprr=腐食速度(mm/y)、
K=定数(mm/y・Ω・cm2)
Rc=分極抵抗(Ω・cm2)
Rs=溶液抵抗(Ω・cm2)
Cd=界面容量
である。上記両金属試料間に低周波交流電圧Vlと
高周波交流電圧Vhを印加すると、この電気的等
価回路のインピーダンスは、低周波でのインピー
ダンスZl=2Rc+Rs、高周波でのインピーダンス
Zh=Rsとなり、これら両者を測定することによ
り分極抵抗Rcが求まる。従つて腐食速度を求め
るには、比例定数Kがわかればよい。比例定数K
の求め方は種々あるが、本発明の実施例では電位
−電流密度の関係を示す分極曲線から求めた。分
極抵抗と腐食速度の関係を第8図に示す。この図
から明らかなように分極抵抗と腐食速度はほぼ直
線関係にある。そこで、比例定数Kの値を求める
とステンレス鋼の場合は270mm/y・Ω・cm2であ
る。
高周波交流電圧Vhを印加すると、この電気的等
価回路のインピーダンスは、低周波でのインピー
ダンスZl=2Rc+Rs、高周波でのインピーダンス
Zh=Rsとなり、これら両者を測定することによ
り分極抵抗Rcが求まる。従つて腐食速度を求め
るには、比例定数Kがわかればよい。比例定数K
の求め方は種々あるが、本発明の実施例では電位
−電流密度の関係を示す分極曲線から求めた。分
極抵抗と腐食速度の関係を第8図に示す。この図
から明らかなように分極抵抗と腐食速度はほぼ直
線関係にある。そこで、比例定数Kの値を求める
とステンレス鋼の場合は270mm/y・Ω・cm2であ
る。
上記構成の腐食防食監視・制御システムにおい
て、腐食媒体1中にさらされている金属試料2の
腐食速度の基準値を演算装置6に記憶させてお
き、環境因子測定素子3の検出信号より環境因子
測定装置5で環境因子を連続的に測定し、腐食速
度測定装置4で腐食速度を連続的に測定する。演
算装置6では、それらの関係を連続的に監視して
その相関を演算する。すなわち、演算装置6は、
前記連続的に測定された腐食速度の時間的変動と
各種の環境因子の時間的変動とを連続的に対比
し、腐食速度の時間的変動がどの環境因子の時間
的変動に最も近いか、すなわち、どの環境因子の
時間的変動と腐食速度の変動とが最も相関がある
か、を演算することによつて、その腐食速度の変
動と最も関係の深い環境因子、すなわち、その腐
食速度の変動の原因となつていると見られる環境
因子を見出す。腐食速度の時間的変動と各種環境
因子の時間的変動との関係は、第3図、第5図、
第6図に示す如く、環境因子によつて異なつてお
り、従つて、腐食速度の時間的変動と夫々の環境
因子の時間的変動との関係を監視することによ
り、腐食速度の変動がどの環境因子の変動によつ
て影響されているか、つまり、どの環境因子の変
動が腐食速度の変動の原因になつているかを見出
すことができるのである。各種環境因子と腐食速
度との相関を演算するということは上記の如き演
算をすることを意味する。
て、腐食媒体1中にさらされている金属試料2の
腐食速度の基準値を演算装置6に記憶させてお
き、環境因子測定素子3の検出信号より環境因子
測定装置5で環境因子を連続的に測定し、腐食速
度測定装置4で腐食速度を連続的に測定する。演
算装置6では、それらの関係を連続的に監視して
その相関を演算する。すなわち、演算装置6は、
前記連続的に測定された腐食速度の時間的変動と
各種の環境因子の時間的変動とを連続的に対比
し、腐食速度の時間的変動がどの環境因子の時間
的変動に最も近いか、すなわち、どの環境因子の
時間的変動と腐食速度の変動とが最も相関がある
か、を演算することによつて、その腐食速度の変
動と最も関係の深い環境因子、すなわち、その腐
食速度の変動の原因となつていると見られる環境
因子を見出す。腐食速度の時間的変動と各種環境
因子の時間的変動との関係は、第3図、第5図、
第6図に示す如く、環境因子によつて異なつてお
り、従つて、腐食速度の時間的変動と夫々の環境
因子の時間的変動との関係を監視することによ
り、腐食速度の変動がどの環境因子の変動によつ
て影響されているか、つまり、どの環境因子の変
動が腐食速度の変動の原因になつているかを見出
すことができるのである。各種環境因子と腐食速
度との相関を演算するということは上記の如き演
算をすることを意味する。
腐食速度が基準値以上に変動したとき、上記相
関演算によりその腐食速度の原因と特定された環
境因子を、演算装置6に基づく環境因子制御装置
7の動作による環境因子操作部の制御により、修
正することによつて腐食速度を基準値以下に制御
し、防食効果を維持する。
関演算によりその腐食速度の原因と特定された環
境因子を、演算装置6に基づく環境因子制御装置
7の動作による環境因子操作部の制御により、修
正することによつて腐食速度を基準値以下に制御
し、防食効果を維持する。
第2図は第1図に示した基本実施例の例示に相
当する1実施例を示すもので、その基本構成は第
1図と同じであるが、腐食媒体1中の金属材料2
の腐食速度を連続して測定する腐食速度の変動が
インヒビタ濃度低下により生じたことが演算装置
6での前記相関演算により見出され、該腐食速度
が基準値以上になつたとき、演算装置6に直結し
た警報装置11で警報を出すと共にインヒビタ注
入装置12でインヒビタを注入するようにした例
を示している。
当する1実施例を示すもので、その基本構成は第
1図と同じであるが、腐食媒体1中の金属材料2
の腐食速度を連続して測定する腐食速度の変動が
インヒビタ濃度低下により生じたことが演算装置
6での前記相関演算により見出され、該腐食速度
が基準値以上になつたとき、演算装置6に直結し
た警報装置11で警報を出すと共にインヒビタ注
入装置12でインヒビタを注入するようにした例
を示している。
本実施例のシステムにより、Cl-を500ppm含む
PH3−0、温度105℃の20%Na2SO4溶液中での
SUS 304の腐食防食の監視制御を行う場合の動
作を第3図に示す。この場合、前記相関演算から
SUS 304の腐食速度の増大はインヒビタ濃度の
低下が原因であることが見出され、SUS 304の
腐食速度が時間の経過とともに上昇してその値が
約1mm/yになると、警報装置11で警報が表示
されると同時にインヒビタ注入装置12からイン
ヒビタとしてNa2HPO4を腐食媒体1中に注入す
る。そうすると腐食速度は徐々に低下し、耐食性
領域に入るように制御される。
PH3−0、温度105℃の20%Na2SO4溶液中での
SUS 304の腐食防食の監視制御を行う場合の動
作を第3図に示す。この場合、前記相関演算から
SUS 304の腐食速度の増大はインヒビタ濃度の
低下が原因であることが見出され、SUS 304の
腐食速度が時間の経過とともに上昇してその値が
約1mm/yになると、警報装置11で警報が表示
されると同時にインヒビタ注入装置12からイン
ヒビタとしてNa2HPO4を腐食媒体1中に注入す
る。そうすると腐食速度は徐々に低下し、耐食性
領域に入るように制御される。
第4図は第1図に示した本発明の基本実施例の
更に他の1例の相当する実施例を示すもので、
Na2SO4を主成分とするイオン交換樹脂再生廃液
18を貯蔵しているSUS 304製の廃液貯蔵タン
ク13の腐食防食監視制御システムとして本発明
を実施した例を示すものである。第4図におい
て、タンク13の腐食速度は、金属試料2とを結
んで腐食速度測定装置4で測定し、環境因子測定
装置5で求めた環境因子の値を演算装置6に入れ
てタンク13の腐食速度と環境因子の相関関係を
演算し、これを腐食速度表示装置8で監視する。
さらに、演算装置6には、空気バブリング装置1
4、PH調整装置15、廃液撹拌ポンプ17の起動
停止装置16が接続されている。
更に他の1例の相当する実施例を示すもので、
Na2SO4を主成分とするイオン交換樹脂再生廃液
18を貯蔵しているSUS 304製の廃液貯蔵タン
ク13の腐食防食監視制御システムとして本発明
を実施した例を示すものである。第4図におい
て、タンク13の腐食速度は、金属試料2とを結
んで腐食速度測定装置4で測定し、環境因子測定
装置5で求めた環境因子の値を演算装置6に入れ
てタンク13の腐食速度と環境因子の相関関係を
演算し、これを腐食速度表示装置8で監視する。
さらに、演算装置6には、空気バブリング装置1
4、PH調整装置15、廃液撹拌ポンプ17の起動
停止装置16が接続されている。
第4図の実施例による腐食防食監視制御の動作
を第5図および第6図に示す。第5図において、
廃液中の溶存酸素の減少と腐食速度の増加とは密
接に関係しており、その相関演算により、前者が
後者の原因になつていることが見出される。腐食
速度が演算装置6に記憶させてある基準値約1
mm/yになると、空気バブリング装置14および
廃液撹拌ポンプ17が作動して溶存酸素濃度を増
加せしめることにより腐食速度を低下させるよう
に制御する。このようにしてタンク13の腐食防
食の監視制御が行われる。第6図においては、廃
液中にH2SO4が注入されてPHが低下すると腐食
速度は増加する。廃液のPHの時間的変動と腐食速
度の時間的変動は密接に関係しており、相関演算
により、前者が後者の原因になつていることが見
出される。が約1mm/yに上昇したとき第4図の
演算装置6の指令により、PH調整装置15が作動
してNaOHを廃液18に注入する。これにより、
PHは上昇し腐食速度が低下するよう制御が行わ
れ、腐食防食の監視制御が遂行される。
を第5図および第6図に示す。第5図において、
廃液中の溶存酸素の減少と腐食速度の増加とは密
接に関係しており、その相関演算により、前者が
後者の原因になつていることが見出される。腐食
速度が演算装置6に記憶させてある基準値約1
mm/yになると、空気バブリング装置14および
廃液撹拌ポンプ17が作動して溶存酸素濃度を増
加せしめることにより腐食速度を低下させるよう
に制御する。このようにしてタンク13の腐食防
食の監視制御が行われる。第6図においては、廃
液中にH2SO4が注入されてPHが低下すると腐食
速度は増加する。廃液のPHの時間的変動と腐食速
度の時間的変動は密接に関係しており、相関演算
により、前者が後者の原因になつていることが見
出される。が約1mm/yに上昇したとき第4図の
演算装置6の指令により、PH調整装置15が作動
してNaOHを廃液18に注入する。これにより、
PHは上昇し腐食速度が低下するよう制御が行わ
れ、腐食防食の監視制御が遂行される。
本発明によれば、腐食速度の測定値と各種の腐
食性環境因子の測定値との相関を演算し、以つ
て、それら腐食性環境因子のうち腐食速度の変動
の原因と目される環境因子の変動を制御すること
により環境因子操作の管理が容易に行われ、導電
性の腐食媒体にさらされている金属物品の腐食防
食の的確な連続的監視制御が可能となる。
食性環境因子の測定値との相関を演算し、以つ
て、それら腐食性環境因子のうち腐食速度の変動
の原因と目される環境因子の変動を制御すること
により環境因子操作の管理が容易に行われ、導電
性の腐食媒体にさらされている金属物品の腐食防
食の的確な連続的監視制御が可能となる。
第1図は本発明の腐食防食監視制御システムの
実施例の基本系統図、第2図は第1図の1例に相
当するもので、環境因子操作手段としてインヒビ
タ注入を行う実施例の系統図、第3図は腐食速度
とインヒビタ濃度の経時変化を示す曲線、第4図
は第1図の更に他の例に相当するもので、イオン
交換樹脂再生廃液貯蔵タンクの腐食防食監視制御
システムとして実施した実施例の系統図、第5図
は腐食速度と溶存酸素濃度の経時変化を示す曲
線、第6図は腐食速度とPHの経時変化を示す曲
線、第7図a,bは分極抵抗から腐食速度を測定
する交流インピーダンス法の説明図、第8図は分
極抵抗と腐食速度との関係を示す図である。 1……腐食媒体、2……金属材料、3……環境
因子測定素子、4……腐食速度測定装置、5……
環境因子測定装置、6……演算装置、7……環境
制御装置、8……データ表示装置、9……データ
記録装置、10……データ格納装置、11……警
報装置、12……インヒビタ注入装置、13……
タンク、14……空気バブリング装置、15……
PH調整装置、16……ポンプ起動停止装置、17
……撹拌ポンプ、18……使用済イオン交換樹脂
再生廃液、19……犠牲陽極、20……表示装
置、21……ライニング。
実施例の基本系統図、第2図は第1図の1例に相
当するもので、環境因子操作手段としてインヒビ
タ注入を行う実施例の系統図、第3図は腐食速度
とインヒビタ濃度の経時変化を示す曲線、第4図
は第1図の更に他の例に相当するもので、イオン
交換樹脂再生廃液貯蔵タンクの腐食防食監視制御
システムとして実施した実施例の系統図、第5図
は腐食速度と溶存酸素濃度の経時変化を示す曲
線、第6図は腐食速度とPHの経時変化を示す曲
線、第7図a,bは分極抵抗から腐食速度を測定
する交流インピーダンス法の説明図、第8図は分
極抵抗と腐食速度との関係を示す図である。 1……腐食媒体、2……金属材料、3……環境
因子測定素子、4……腐食速度測定装置、5……
環境因子測定装置、6……演算装置、7……環境
制御装置、8……データ表示装置、9……データ
記録装置、10……データ格納装置、11……警
報装置、12……インヒビタ注入装置、13……
タンク、14……空気バブリング装置、15……
PH調整装置、16……ポンプ起動停止装置、17
……撹拌ポンプ、18……使用済イオン交換樹脂
再生廃液、19……犠牲陽極、20……表示装
置、21……ライニング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 導電性を有する腐食媒体にさらされている金
属材料の腐食および防食の監視制御システムであ
つて、腐食媒体中の金属材料の分極抵抗からその
腐食速度を連続的に測定する装置と、腐食媒体の
各種の腐食環境因子を連続的に測定する装置と、
これら連続的に測定された腐食速度の測定値と上
記各種腐食性環境因子の測定値との時間的変動の
相関を演算することによつて腐食速度の変動が上
記各種環境因子のうちのどの環境因子の変動によ
り生じているかを特定する演算装置と、腐食速度
が基準値より所定幅だけ変動したとき、上記相関
演算に基づき前記腐食速度の変動の原因として特
定された前記環境因子を防食側に変化させる環境
因子制御装置とからなる腐食・防食監視制御シス
テム。 2 腐食媒体にさらされている金属物品を電極と
し、対極試料との分極抵抗値から腐食速度を連続
的に測定することを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の腐食・防食監視制御システム。 3 環境因子制御装置は腐食抑制剤を腐食媒体に
注入する手段を含む特許請求の範囲第1項に記載
の腐食・防食監視制御システム。 4 環境因子制御装置は、腐食媒体撹拌手段を含
む特許請求の範囲第1項に記載の腐食・防食監視
制御システム。 5 環境因子制御装置は、腐食媒体の溶存酸素濃
度を変化させる手段を含む特許請求の範囲第1項
に記載の腐食・防食監視制御システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58135344A JPS6026677A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 腐食・防食監視制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58135344A JPS6026677A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 腐食・防食監視制御システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6026677A JPS6026677A (ja) | 1985-02-09 |
| JPH0331792B2 true JPH0331792B2 (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=15149577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58135344A Granted JPS6026677A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 腐食・防食監視制御システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6026677A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4820524A (en) * | 1987-02-20 | 1989-04-11 | Mcneilab, Inc. | Gelatin coated caplets and process for making same |
| FI119150B (fi) * | 1999-05-17 | 2008-08-15 | Savcor Process Oy | Menetelmä sähkökemiallisen korroosioneston toteuttamiseksi muuttuvissa olosuhteissa |
| JP6023029B2 (ja) * | 2013-09-25 | 2016-11-09 | 株式会社日立製作所 | 電気防食システムおよびそれを備えたポンプ装置 |
| US20240287914A1 (en) * | 2021-06-30 | 2024-08-29 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Erosion estimation method |
-
1983
- 1983-07-25 JP JP58135344A patent/JPS6026677A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6026677A (ja) | 1985-02-09 |
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