JPH03328B2 - - Google Patents

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JPH03328B2
JPH03328B2 JP57078462A JP7846282A JPH03328B2 JP H03328 B2 JPH03328 B2 JP H03328B2 JP 57078462 A JP57078462 A JP 57078462A JP 7846282 A JP7846282 A JP 7846282A JP H03328 B2 JPH03328 B2 JP H03328B2
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solvent phase
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【発明の詳細な説明】 本発明は、湿式リン酸を有機溶剤による抽出法
で精製することに関するものであり、さらに詳し
くは、溶剤相に蓄積する化合物の生成を抑制する
方法に関する。
リン鉱石を硫酸で分解して得られたリン酸、す
なわち湿式リン酸を各種アルコール、ケトン、エ
ーテル、リン酸エステル等の有機溶剤による抽出
法で精製する方法が知られている。上記湿式リン
酸には、原料リン鉱石に由来する各種の金属不純
物のほか、硫酸に由来する硫酸根等の陰イオン不
純物が含まれている。上記抽出法では金属不純物
は比較的除去されるが、陰イオン不純物は除去さ
れず、得られる精製リン酸中に残る。
各種の陰イオン不純物の除去に関して、特に困
難であるのが硫酸根であり、工業用・医薬用およ
び食品用のリン酸液を製造する場合、硫酸根を実
質的に完全に除去しなければならない。たとえば
日本工業規格(JISK1449−1975)では、硫酸塩
(SO4)として0.003%以下まで除去しなければな
らない。
この硫酸根の除去法としては、得られた精製リ
ン酸中にバリウム化合物を添加し、難溶性の硫酸
バリウムを別する方法がある(特公昭55−
16089)。
しかし、リン酸中で得られる硫酸バリウムの結
晶は、微細であり、しかも粘稠なリン酸液から分
離するため操作が煩雑である。
この改良法として、抽出法で硫酸根を実質的に
完全に除去する方法がある(特開昭55−100208)。
この方法では、有機溶剤を用いて湿式リン酸から
リン酸を抽出した後、その溶剤相をアルカリ金属
化合物又はアンモニア化合物で洗浄することによ
つて製品中の硫酸根濃度を、SO4/P2O5重量比
50ppm未満にすることができる。
しかし、本発明者が抽出法を鋭意研究した結
果、これまでの抽出法の条件によつては、しばし
ば上記の方法で除去できない化合物が溶剤相に生
成し蓄積することがわかつた。すなわち、リン酸
中にバリウム化合物を添加し、硫酸根を実質的に
完全に除去した製品でも長期間保存したり、再び
加熱処理を行なうと硫酸根が増加する現象や、リ
ン酸を抽出した溶剤相をアルカリ金属化合物等で
洗浄しても長期間使用した溶剤中には硫酸根が蓄
積している現象のあることがわかつた。この様な
性質を示す硫酸根を以後「蓄積性硫酸化合物」と
称する。
この蓄積性硫酸化合物の生成原因はさだかでな
いが、本発明者らは収率向上の目的で添加する硫
酸と溶剤、溶剤に含まれる湿式リン酸中の有機物
が複雑に結合したものと推測し、長期間の実験を
繰り返えした結果、下記の知見を得た。
(1) 蓄積性硫酸化合物は、長期間かかつて溶剤相
へ蓄積し、得られる精製リン酸を汚染するの
で、この生成量は極めて少量である。
(2) 蓄積性硫酸化合物は、溶剤にアルコール類あ
るいはアルコール類を含む溶剤を用いた場合の
み生成される。
(3) 蓄積性硫酸化合物は、溶剤相の硫酸濃度が高
い程、かつ溶剤相の温度が高い程、多量に生成
し、その蓄積量が増加する。
(4) 溶剤相に湿式リン酸中の有機物が蓄積し、溶
剤相の着色が増加すると、蓄積性硫酸化合物が
溶剤相へ蓄積しやすくなる。
(5) 蓄積性硫酸化合物は非常に沸点が高く、溶剤
相に蓄積する有機物と同様に、溶剤相の蒸留に
よつて除去できる。
本発明者らは、以上の知見を基礎にし、さらに
検討を加えて本発明に到達した。
本発明は、前述の蓄積性硫酸化合物の生成を抑
制することを目的とし、そして、 湿式リン酸を溶剤によつて抽出する抽出工程、
抽出工程でえられた溶剤相を精製リン酸と接触さ
せて該溶剤相中の不純物を除く洗浄工程および洗
浄工程でえられた溶剤相のリン酸分を水で抽出し
て精製リン酸をうる逆抽出工程を主たる工程とす
る向流多段抽出法により硫酸の存在下でアルコー
ル類又はアルコール類を含む溶剤を用いて湿式リ
ン酸を精製するにあたり、抽出工程のいずれの段
の溶剤相の硫酸濃度をも50g/以下とし、かつ
その中間段から水溶液相を抜き出しそれに硫酸を
添加し40℃以下に冷却して抽出工程に戻すことに
よつて硫酸濃度20〜50g/の溶剤相の温度を40
℃以下に維持し、循環する溶剤相の一部を蒸留し
て再使用することを要旨とする。
本明細書において、「硫酸濃度」は、硫酸根の
濃度を意味する。
以下、本発明を詳細に説明する。
湿式リン酸に有機溶剤を接触させてリン酸を抽
出する場合、湿式リン酸中に存在する不純物がリ
ン酸と結合しているため、収率は70〜80%が限界
である。これ以上の収率たとえば90〜98%を得る
ためには、硫酸を添加して遊離のリン酸を形成さ
せ、溶剤相に抽出する必要があり、溶剤としても
リン酸濃度が低い範囲でも抽出能力の大きなもの
を選ぶ必要がある。すなわち溶剤としては、n−
ブタノール、イソブタノール等のアルコール類又
はこれらのアルコール類とケトン、エーテル等の
有機溶剤との混合溶剤であることが必須の条件に
なる。又、リン酸の抽出を効率的に行なうには、
向流多段法が工業的には最とも有利であり、上記
の硫酸量を最小にするには、硫酸を添加する段を
中心に硫酸濃度の高い状態を形成させることが必
須の条件になる。その際、溶剤相の硫酸濃度は湿
式リン酸の組成と段数・流量比等の操作条件によ
つて異なるが、硫酸を添加した段で20〜60g/
になる。添加する硫酸は通常96〜98%の濃硫酸で
あり、添加する箇所の温度は希釈熱と反応熱のた
め45〜60℃にも上昇する。この様な操作条件で抽
出法を行なつた場合、長期間の実施により蓄積性
硫酸化合物が溶剤相に蓄積し、最終的にはこれが
得られる精製リン酸中に多量に検出される。
本発明では、90%以上の高収率を達成し、しか
も蓄積性硫酸化合物の生成を抑制するには、硫酸
の添加法を改良することが重要であり、特に溶剤
相の硫酸濃度と温度を制御することが必須の条件
となる。蓄積性硫酸化合物の生成は、ほとんど溶
剤相中で生じるので溶剤相の硫酸濃度を50g/
以下にする必要があり、50g/を越える場合、
硫酸添加を数箇所に分けるか、収率を多少犠性に
して硫酸添加量を減少させなければならない。
又、溶剤相中の硫酸濃度が高く、かつ温度が高い
程、蓄積性硫酸化合物の生成量は急激に増加する
ので、溶剤相の硫酸濃度が高い箇所を冷却しなけ
ればならない。蓄積性硫酸化合物の生成量は温度
によつて極めて影響が大きく、溶剤相の硫酸濃度
を同一にした場合、20℃の時の生成量に対して、
30℃では1.7倍、40℃では3.0倍、50℃では5.7倍、
60℃では7.8倍に増加する。本発明で中間段から
水溶液相を抜き出し、それに硫酸を添加し、40℃
以下に好ましくは30℃以下に冷却して抽出工程に
戻すことによつては硫酸濃度20〜50g/の溶剤
相の温度を40℃以下、好ましくは30℃以下に維持
することにより蓄積性酸化合物の生成を抑制でき
る。
溶剤相を冷却する方法としては、硫酸を水溶液
相に添加し、熱交換器で冷却して40℃以下になつ
た後、溶剤相と接触させる方法が工業的に最つと
も簡単である。しかしながら、湿式リン酸の組成
により熱交換器等で石膏等のスケーリングが生じ
る場合には硫酸を予め50%以下に希釈し、冷却し
た後供給することができるる。又、硫酸濃度20〜
50g/の溶剤相の滞在時間は極力短かくした方
が良いが、抽出操作では溶剤相の滞在時間は溶剤
相と水溶液相の分離時間によつて決める場合が多
い。本発明では硫酸濃度20〜50g/の溶剤相の
滞在時間は1時間以内、好ましくは硫酸濃度30〜
50g/の溶剤相の滞在時間は30分以内が良い。
上記の条件でも長期間の実施では微量ながら蓄
積性硫酸化合物が溶剤相へ蓄積するため循環する
溶剤の一部を蒸留して除去する必要がある。溶剤
の一部を蒸留すると粗リン酸に由来する着色性の
有機物も同時に除去できるので、蓄積性硫酸化合
物の生成を抑制する効果もある。蒸留された溶剤
は再びリン酸の抽出のため使用される。蒸留する
溶剤量は流量で循環する溶剤の量の0.2〜5%で
ある。
次に本明法の一例を第3図に基づいて詳述す
る。
第3図においてP2O535〜54%の湿式リン酸1
と抽出器Dより排出された洗浄排液3を混合し、
抽出器A1に供給する。この混合液中のリン酸分
を抽出するため、他方より溶剤2を供給し、向流
接触させ、リン酸を含む抽出相6を得る。その
際、収率を向上させるため抽出器A1の端段より
水溶液相を抜き出し、硫酸添加槽Bで98%濃硫酸
4と混合させ、熱交換器Cで40℃以下に冷却した
後、再び抽出器A2へもどす。湿式リン酸中の不
純物は抽残液5から排出させる。
抽出器A1で得た抽出相6には粗リン酸中の不
純物が少量共抽出されているため、抽出器Dでリ
フラツクス7(精製リン酸11の一部)と向流接
触させる。その際、粗リン酸中の硫酸根等の不純
物を効果的に除去するために、苛性ソーダ8を抽
出器Dの中間段に添加する。
抽出器Dで得られた精製抽出相9は、抽出器E
へ供給し、純水10と向流接触させて精製リン酸
11を得る。精製リン酸11の一部は、洗浄用と
して使用される。
抽出器Eで排出される溶剤には、抽出器A1
A2で生成した蓄積性硫酸化合物が少量存在する
ので、有機溶剤の一部(汚染溶剤12)を蒸留塔
Fへ供給し、再生溶剤13を得て再使用する。
又、蒸留塔の蒸留廃液14は廃棄する。
以下実施例により更に本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例のみに限定されるものではな
い。
濃度にかかわる%は重量による。
又、「蓄積性硫酸化合物」は、第4図に示す様
にP2O5濃度72.4%まで濃縮すると完全に分解し、
硫酸根として検出できるので、実施例及び比較例
ではP2O5濃度72.4%まで濃縮して(圧力;−660
mmHg…図中1)、−400mmHg…図中2)硫酸根濃
度の増加を調べた。
実施例 1 第3図において下記に示した組成の湿式リン酸
(比重1550)100重量部と洗浄排液(比重1360)81
重量部を混合し、生成した沈殿物を去後、8段
の抽出器A1へ供給した。
P2O5 45.1% SO4 3.34 Fe 0.76 Al 0.23 Mg 0.57 一方、n−ブタノール(比重0.840)425重量部
を2段の抽出器A2へ供給し湿式リン酸と洗浄排
液よりリン酸の抽出を行なつた。その際、硫酸添
加槽Bで抽出段A1より排出された水溶液相に
(H2SO4)98%の濃硫酸(比重1.820)12.0重量部
を添加し、熱交換器Cにより30℃まで冷却した
後、抽出器A2に再び供給し、抽出器A2からの抽
残液(比重1.14)が110重量部流出し、その硫酸
濃度は11.8%であつた。その時の抽出器A1および
A2における溶剤相の硫酸濃度と温度は第1図A
および第1図Bの結果を得た。
抽出器A1で得られたリン酸含有の抽出相を18
段の抽出器Dでリフラツクス(比重1.205)146重
量部(精製リン酸の一部)と向流接触させた。そ
の際、溶剤相の供給段より14段目に48%の苛性ソ
ーダ(比重1.500)6.7重量部を添加し、硫酸根等
の除去効果を向上させた。
抽出器Dで得られた精製抽出相を12段の抽出器
Eへ供給し、他方より純水147重量部で接触させ
て180重量部の精製リン酸(比重1.205)を得た。
又、循環する汚染溶剤の10重量部を蒸留塔Fへ供
給し再生溶剤(比重0.840)を再び抽出器A1へ供
給した。この結果収率は97.4%であり、得られた
精製リン酸のP2O5濃度は24.4%であつた。
この精製リン酸をP2O5濃度58.0%まで濃縮した
結果、次の組成の濃縮リン酸を得た。
SO2 20ppm Fe 1ppm以下 Al 1ppm以下 Mg 1ppm以下 この濃縮リン酸をP2O5濃度72.4%までさらに濃
縮した結果、SO4濃度は30ppmであり、SO4はわ
ずか4ppm(P2O5濃度58.0%基準)の増加にとどま
つていた。又、抽出器A1およびA2における硫酸
濃度20〜50g/の溶剤相の滞在時間は30分であ
つた。
実施例 2 実施例1と同様の条件で、濃硫酸の添加量11.2
重量部と苛性ソーダの添加量5.7重量部に変更し
た結果、収率は98.4%でP2O5濃度24.6%の精製リ
ン酸を得た。この精製リン酸をP2O5濃度58.0%ま
で濃縮した結果、次の組成の濃縮リン酸を得た。
SO4 180ppm Fe 1ppm以下 Al 1ppm以下 Mg 1ppm以下 この濃縮リン酸に炭酸バリウムを添加し、生成
した硫酸バリウムを去して、SO4濃度を20ppm
にし、さらにP2O5濃度72.4%まで濃縮してもSO4
濃度30ppmであつた。
比較例 1 実施例1と同様の条件で濃硫酸を直接抽出器
A2に添加した結果、溶剤相の温度は第1図Bの
様になり、得られた精製リン酸をP2O5濃度58.0%
まで濃縮し、次の組成の濃縮リン酸を得た。
SO4 30ppm Fe 1ppm以下 Al 1ppm以下 Mg 1ppm以下 この濃縮酸をさらにP2O5濃度72.4%まで濃縮し
た結果、SO4濃度75ppmであり、SO4が30ppm
(P2O5濃度58.0%基準)の増加であつた。
比較例 2 実施例1と同様の条件で濃硫酸の添加量17.2重
量部に変更した結果、その時の溶剤相の硫酸濃度
は第1図Aの結果を得た。又、収率は99.1%であ
り、得られた精製リン酸をP2O5濃度58.0%まで濃
縮した結果、次の組成の濃縮リン酸を得た。
SO4 1630ppm Fe 1ppm以下 Al 1ppm以下 Mg 1ppm以下 この濃縮リン酸に炭酸バリウムを添加し、生成
した硫酸バリウムを去して、SO4濃度を20ppm
にしてさらにP2O5濃度72.4%まで濃縮した結果、
SO4濃度は45ppmあり、SO4が16ppm(P2O5濃度
58.0%基準)の増加であつた。
比較例 3 実施例1と同様の条件で蒸留塔への汚染溶剤の
供給を中止した結果、P2O572.4%まで濃縮した精
製リン酸のSO4濃度は70ppmでありSO4が20ppm
(P2O5濃度58.0%基準)の増加であつた。
実施例 3 実施例1と同様の条件で溶剤をn−ブタノール
425重量部からイソブタノール540重量部に、苛性
ソーダの添加量も5.4重量部に変更した結果、収
率は97.0%であり、得られた精製リン酸をP2O5
度58.0%まで濃縮した結果、次の組成の濃縮リン
酸を得た。
SO4 20ppm Fe 1ppm以下 Al 1ppm以下 Mg 1ppm以下 この濃縮リン酸をP2O5濃度72.4%までさらに濃
縮した結果、SO4濃度は27ppmであり、SO4はわ
ずか2ppm(P2O5濃度58.0%基準)の増加であつ
た。
実施例 4 下記に示した組成の湿式リン酸酸(比重1.680)
100重量部と洗浄排液(比重1.465)100重量部を
混合し7段の抽出器A1へ供給した。
P2O5 52.0% SO4 3.5% Fe 0.46% Al 0.09% Mg 1.00% 一方、混合溶剤(メチルイソブチルケトン/n
−ブタノール=4(容積基準)(比重0.810))355
重量部を3段の抽出器A2に供給し、湿式リン酸
と洗浄排液よりリン酸の抽出を行なつた。その
際、硫酸添加槽Bで抽出段A1より排出された水
溶液相に98%の濃硫酸14.2重量部を添加し、熱交
換器Cにより30℃まで冷却した後、抽出器A2
再び供給し、抽出器A2からの抽残液(比重1.31)
が65重量部流出し、その硫酸濃度は28%であつ
た。その時の抽出器A1およびA2における溶剤相
の硫酸濃度と温度は第2図Aおよび第2図Bの結
果を得た。
抽出器A1で得られたリン酸含有の抽出相を15
段の抽出器Dでリフラツクス(比重1.277)105重
量部(精製リン酸の一部)と向流接触させた。そ
の際、溶剤相の供給段より10段目に45%の苛性ソ
ーダ8.7重量部を添加し、硫酸根等の除去効果を
向上させた。
抽出器Dで得られた精製抽出相を5段の抽出器
へ供給し、他方より純水70重量部で接触させて
182重量部の精製リン酸(比重1.277)を得た。
又、循環する汚染溶剤の10重量部を蒸留塔Fへ供
給して再生溶剤を再び抽出器A1へ供給した。こ
の結果、収率は98.5%であり、得られた精製リン
酸のP2O5濃度は37.0%であつた。
この精製リン酸をP2O5濃度58%まで濃縮した
結果、次の組成の濃縮リン酸を得た。
SO4 17ppm Fe 1ppm以下 Al 1ppm以下 Mg 1ppm以下 この濃縮リン酸をP2O5濃度72.4%までさらに濃
縮した結果、SO4濃度は32ppmであり、SO4はわ
ずか6ppm(P2O5濃度58.0%基準)の増加であつ
た。又、抽出器A1およびA2における硫酸濃度20
〜50g/の溶剤相の滞在時間は45分であつた。
比較例 4 実施例4と同様の条件で濃硫酸を直接A2に添
加した結果、溶剤相の温度は第2図Bの様にな
り、得られた精製リン酸をP2O5濃度58.0%まで濃
縮し、次の組成の濃縮リン酸を得た。
SO4 32ppm Fe 1ppm以下 Al 1ppm以下 Mg 1ppm以下 この濃縮リン酸をP2O5濃度72.4%まで濃縮した
結果、SO4濃度は102ppmであり、SO4は50ppm
(P2O5濃度58.0%基準)増加した。
参考例 比較例4において溶剤をメチルイソブチルケト
ンだけに変更した結果、収率は57.0%であつた
が、精製リン酸をP2O5濃度72.4%まで濃縮しても
SO4の増加はなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bおよび第2図A,Bは、実施例お
よび比較例の溶剤相の硫酸濃度と温度を示す。第
3図は本発明方法の一実施態様図を示す。第4図
は、P2O5濃度とSO4濃度との関係を示す図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 湿式リン酸を溶剤によつて抽出する抽出工
    程、抽出工程でえられた溶剤相を精製リン酸と接
    触させて該溶剤相中の不純物を除く洗浄工程およ
    び洗浄工程でえられた溶剤相のリン酸分を水で抽
    出して精製リン酸をうる逆抽出工程を主たる工程
    とする向流多段抽出法により硫酸の存在下でアル
    コール類又はアルコール類を含む溶剤を用いて湿
    式リン酸を精製するにあたり、抽出工程のいずれ
    の段の溶剤相の硫酸濃度をも50g/以下とし、
    かつその中間段から水溶液相を抜き出しそれに硫
    酸を添加し40℃以下に冷却して抽出工程に戻すこ
    とによつて硫酸濃度20〜50g/の溶剤相の温度
    を40℃以下に維持し、循環する溶剤相の一部を蒸
    留して再使用することを特徴とするリン酸の精製
    法。 2 アルコール類がn−ブタノール又はイソブタ
    ノールである、特許請求の範囲第1項記載のリン
    酸の精製法。 3 アルコール類又はアルコール類を含む溶剤が
    n−ブタノール又はイソブタノールとメチルイソ
    ブチルケトンとの混合溶剤である、特許請求の範
    囲第1項記載のリン酸の精製法。 4 硫酸濃度が20〜50g/である箇所における
    溶剤相の滞在時間を1時間以内とする、特許請求
    の範囲第1項、2項または3項記載のリン酸の精
    製法。 5 硫酸濃度が30〜50g/である箇所における
    溶剤相の滞在時間を30分以内とする、特許請求の
    範囲第4項記載のリン酸の精製法。 6 循環する溶剤相のうち、流量でその0.2〜5
    %を蒸留する、特許請求の範囲第1〜5項いずれ
    かの項記載のリン酸の精製法。
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