JPH033411Y2 - - Google Patents

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JPH033411Y2
JPH033411Y2 JP1982077317U JP7731782U JPH033411Y2 JP H033411 Y2 JPH033411 Y2 JP H033411Y2 JP 1982077317 U JP1982077317 U JP 1982077317U JP 7731782 U JP7731782 U JP 7731782U JP H033411 Y2 JPH033411 Y2 JP H033411Y2
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JP1982077317U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、パツド型熱転写機に使用される転
写パツドの改良に係り、転写対象物品への正確な
転写を容易に実現可能ならしめ得て然も耐久性が
大であるような転写パツドを提供せんとするもの
である。
ところでパツド型熱転写機に使用される転写パ
ツドは、転写対象物品の被転写面へ転写フイルム
を加熱しつつ加圧せしめる都合上、所要の耐熱性
及び耐圧性を有する弾性材、例えばシリコンゴム
で作られているのが通例である。従つてこの転写
パツドは、転写フイルムを重ねた被転写面へ押し
付けられるとき、自らの弾力性にもとづき弾性変
形を起こして、その復元弾力で転写フイルムを被
転写面へ加圧することになる。
そこで、第1図に例示するような被転写面11
に凹凸がある物品10を転写対象として、同図に
示すような加圧面21が平らに仕上げられた転写
パツド20を使用するときは、この加圧面21で
その被転写面11における凸部12の頂面のみへ
転写フイルム30を加圧させることができ、従つ
て同図1に示す如く、その凸部12の頂面だけに
該フイルムの転写箔31を転着させることができ
る筈である。また上記と同じ物品10を転写対象
として、第2図に示すような加圧面21′が被転
写面11の要転写範囲内での凹凸形状と合致する
ように仕上げられた転写パツド20′を使用する
ときは、この加圧面21′でその被転写面11に
おける要転写範囲の全面へ転写フイルム30を加
圧させることができ、従つて同図1に示す如く、
その要転写範囲内だけにおける凸部12の頂面か
ら凹部13の底面にわたつて、該フイルムの転写
箔31を連続的に転着させることができる筈であ
る。
然し乍ら上記のようにして行なわれる転写の良
否は、転写パツドがどのような弾力性を有するか
によつて左右される。即ち転写時の転写フイルム
に加えられる被転写面への加圧力は、転写パツド
の復元弾力にもとづくものであるから、充分な加
圧力を得ようとすれば、該パツドをこれの弾力性
が損なわれない範囲内に於て或る程度まで硬くす
る必要がある。然るに転写パツドを硬くすると、
これの加圧面を被転写面の要転写範囲へ添わせ難
くなつて、平らな加圧面21を有する転写パツド
20では、第1図2に示す如く、被転写面11の
転写箔31が転着されるべき範囲内に該箔の欠落
した個所32を発生させ、平らでない加圧面2
1′を有する転写パツド20′では、第2図2に示
す如く、転写箔31が転着されるべき範囲内の特
に凹角部分へ該箔の欠落した個所32′を発生さ
せることになり易い。然もこのように硬い転写パ
ツドでは、加圧時の弾性変形に際して、特定の個
所、即ち被転写面の凸角部分と接する個所付近
に、剪断歪を伴つた応力の集中がみられ、変形と
復元の繰返しによる早期疲労を招いて亀裂が生じ
易い。
またかかる不都合に対処して、転写パツドに亀
裂を生じさせ難くし且つこれの加圧面を被転写面
の要転写範囲へ添わせ易くしようとすれば、該パ
ツドを或る程度まで軟らかくする必要がある。然
るに転写パツドを軟らかくすると、これのいわゆ
る腰が弱くなつて被転写面への加圧力が不足する
ため、それを補う意味で該パツドを更に強く被転
写面へ押し付けねばならなくなるが、そうすると
このパツドの弾性変形量が過大となつて、これの
加圧面が被転写面の要転写範囲を越えた外側まで
も加圧する事態を招き、従つて第1図3及び第2
図3に示す如く、転写箔31が転着されるべき範
囲の外側へ、該箔の余分に転着された個所33,
33′を発生させることになり易い。
よつて上記の諸点からも明らかな如く、転写パ
ツドを用いて良好な転写を行わせようとすれば、
該パツドに或る程度の「硬さ」と「軟らかさ」を
もたせる必要がある。然し乍ら、熱転写機の転写
パツドとして所要の耐熱性と耐圧性とを確保しな
がら上記の如き矛盾した二様の性質を転写パツド
に併せ持たせることは、通常の手段では不可能で
ある。従つて従来の転写パツドで常に正確な転写
を実現させることは、甚だ難しいとされていた。
本考案は、パツド型熱転写機における転写パツ
ドに関する上記したような考案にもとづいて、被
転写面への正確な転写を容易に実現可能ならしめ
るため、少なくとも200℃の熱に耐えることがで
き且つ硬度がJIS A50度未満の弾力性をもつ耐熱
性弾性材で作られたパツド本体の加圧面を、同じ
く少なくとも200℃の熱に耐えることができ且つ
硬度がJIS A50度以上の弾力性をもつた耐熱性弾
性材でなる強化皮膜で覆つて、全体として少なく
とも50Kg/cm2の耐圧性を有しながら硬軟二様の弾
力性を発揮する転写パツドを実現し、もつて転写
フイルムを凹凸のある被転写面に対しても、その
要転写範囲内のみへ確実に加熱及び加圧せしめ得
るようにしたものである。
以下これを第3〜5図に示す実施例について詳
述する。
図に於て200は転写パツドである。このパツ
ドは、厚いパツド本体201と、これの加圧面を
覆うように貼り付けられた薄い強化皮膜202と
からなり、且つそのパツド本体201は、少なく
とも200℃の熱に耐えることができ且つ硬度がJIS
A50度未満の弾力性をもつた耐熱性弾性材、例え
ばシリコンゴムから作られ、また強化皮膜202
は、同じく少なくとも200℃の熱に耐えることが
でき且つ硬度がJIS A50度以上の弾力性をもつた
耐熱性弾性材、例えばテフロン樹脂から作られ、
全体として少なくとも50Kg/cm2の圧力に耐え得る
ように構成されている。然して第3,4図に示さ
れた転写パツド200は、パツド本体201の加
圧面が平らに仕上げられているものとし、従つて
該面に貼り付けられた強化皮膜202も自由状態
では平らであるが、第5図に示された転写パツド
200′は、パツド本体201′の加圧面が転写対
象物品10の被転写面11における要転写範囲内
での凸部12及び凹部13と合致するような形状
に仕上げられているものとし、従つて該面に貼り
付けられた強化皮膜202′もその凹凸形状と合
致するように予め屈曲成形されている。かかる転
写パツド200,200′は、通常の場合、ヘツ
ド加熱用ヒータ203が内蔵されたヘツド支持ブ
ロツク204へ取り付けられ、支軸205へ作用
する流体圧シリンダユニツトなどのような図示し
ない往復駆動手段で随時往復させられるようにな
つている。なお図中の30は前記した如く片面に
転写箔31を備えた長尺の転写フイルムであつ
て、ガイドロール34,35で転写パツド200
もしくは200′と物品10との間に張架され、
図示しない繰出し軸と巻取り軸との間で、1回の
転写に使用される長さずつその長さ方向へ間欠的
に移動させられるものとする。
上記の如く構成された転写パツド200を、転
写フイルム30を介して被転写面11へ押し付け
ると、パツド本体201はもとより、これの加圧
面を構成する強化皮膜202までもが弾性変形を
起こす。然してパツド本体201は、少し軟らか
過ぎるほどの弾力性を有するから、押し付ける力
の強さに応じ圧縮されて弾性変形を来たし、その
復元弾力で、強化皮膜202の形状を被転写面1
1の要転写範囲に添わせるべく変化させて、該皮
膜に覆われたパツド加圧面で転写フイルム30を
その要転写範囲へ確実に加圧せしめようとする。
これに対して強化皮膜202は、少し硬過ぎるほ
どの弾力性を有するから、パツド本体201の復
元弾力に応じて弾性変形を来たしはするけれど
も、その変形は上記したような形状の変化として
現れるにとどまり、且つ転写フイルム30を被転
写面11の要転写範囲のみへ加圧せしめるに足る
だけの僅かな量である。即ちこの強化皮膜202
は、その硬さ故に、弾性変形を起こしたパツド本
体201に対して、加圧面の不必要な形状変形、
特に被転写面11へ向かつての好ましくない膨出
変形を抑制するように働き、転写フイルム30が
被転写面11の要転写範囲以外へ加圧されるのを
阻止しようとする。
なお、このような加圧面が平らに仕上げられた
転写パツド200におけるパツド本体201及び
強化皮膜202の機能は、加圧面が被転写面11
の凹凸形状に合うよう仕上げられた転写パツド2
00′におけるパツド本体201′及び強化皮膜2
02′についても同様にみられる。
よつて、かかる転写パツド200ないし20
0′によれば、第4図もしくは第5図に示す如く、
転写フイルム30を被転写面11の要転写範囲の
みへ所要の圧力で確実に加圧せしめることがで
き、また所要の耐熱性を有するから、ヒータ20
3で加熱することによつて、前記の第1図2もし
くは第2図2に示すような転写箔の欠落した個所
32ないし32′や、第1図3もしくは第2図3
に示すような転写箔の余分に転着された個所33
ないし33′を生じさせることなしに、第1図1
もしくは第2図1に示す如く、被転写面11の要
転写範囲内のみにおける凸部12の頂面もしくは
その頂面から凹部13の底面にわたつて、転写箔
31の理想的な転写を実現させることができる。
以上の如く、本考案に係るパツド型熱転写機の
転写パツドは、所要の耐熱性を有し且つ弾力性が
硬軟二様に相違した2種の耐熱性弾性材で構成す
ると共に、全体としても所要の耐圧性を具備する
ように構成したから、かかる本考案によれば、転
写対象物品への正確な転写が可能であるような転
写パツドを容易に提供し得、然もパツド本体全体
を軟らかくして該本体の加圧面だけを硬くするよ
うにしてあるため、加圧時の弾性変形に無理を来
たさせることがなくて、所要の耐熱性と耐圧性と
を有することと相俟つて、この種の熱転写機にお
ける転写パツドの耐久性を向上させ得る等の効果
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図1,2,3及び第2図1,2,3はいず
れも転写態様例の主要部のみを示す欠截拡大側面
図、第3図は本考案の実施例を示す正面図、第4
図は転写時の状態を要部のみ示す欠截拡大側面
図、第5図は同じく他の実施例の欠截拡大側面図
である。 200,200′……転写パツド、201,2
01′……パツド本体、202,202′……強化
皮膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも200℃の熱に耐えることができ且
    つ硬度がJIS A50度未満の弾力性をもつた耐熱
    性弾性材からなるパツド本体の加圧面に、少な
    くとも200℃の熱に耐えることができ且つ硬度
    がJIS A50度以上の弾力性をもつた耐熱性弾性
    材からなる強化皮膜が貼り付けられ、全体とし
    て少なくとも50Kg/cm2の圧力に耐え得るように
    構成されていることを特徴とするパツド型熱転
    写機の転写パツド。 (2) パツド本体はシリコンゴムで形成され、且つ
    強化皮膜はテフロン樹脂で形成されている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のパツド型熱転
    写機の転写パツド。
JP7731782U 1982-05-25 1982-05-25 パツド型熱転写機の転写パツド Granted JPS58180041U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7731782U JPS58180041U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 パツド型熱転写機の転写パツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7731782U JPS58180041U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 パツド型熱転写機の転写パツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58180041U JPS58180041U (ja) 1983-12-01
JPH033411Y2 true JPH033411Y2 (ja) 1991-01-29

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ID=30086584

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7731782U Granted JPS58180041U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 パツド型熱転写機の転写パツド

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JP (1) JPS58180041U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314004B2 (ja) * 1971-09-25 1978-05-15

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Publication number Publication date
JPS58180041U (ja) 1983-12-01

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