JPH0336911Y2 - - Google Patents

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JPH0336911Y2
JPH0336911Y2 JP19691384U JP19691384U JPH0336911Y2 JP H0336911 Y2 JPH0336911 Y2 JP H0336911Y2 JP 19691384 U JP19691384 U JP 19691384U JP 19691384 U JP19691384 U JP 19691384U JP H0336911 Y2 JPH0336911 Y2 JP H0336911Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は腐食液により腐食されて金属組織の現
れた被検査面と同被検査面に接触させたフイルム
との間へ溶剤を供給して、同被検査面の金属組織
を同フイルムへ転写する金属組織転写装置の改良
に関するものである。
(従来の技術) 金属材料の組織を検査する方法の1つにスンプ
法がある。同スンプ法は、研磨した金属材料面を
腐食液により腐食されて金属組織の現わした後、
同被検査面に金属組織転写用フイルムを接触さ
せ、次いで同被検査面と同フイルムとの間に溶剤
を供給して、同フイルムを同溶剤により溶かし、
同フイルムを同被検査面の金属組織の凹凸に馴染
ませて、転写を行い、次いでフイルムを光学顕微
鏡により観察するもので、光学顕微鏡により直接
観察しにくい個所の金属組織の検査に使用されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 前記スンプ法では、金属組織転写用フイルムを
被検査面に人手により貼つており、かなりの熟練
を要する上に、第5図に示す管状部材a内のよう
に手の届かない個所での検査が困難であつた。そ
のため、長尺のパイプの先端に設けた治具により
フイルムを挟持し、管状部材a内へ挿入して、被
検査面に接触させた後、特殊な道具により溶剤を
被検査面とフイルムとの間へ滴下しているが、こ
の場合にも熟練者でないと、実施できないという
問題があつた。
本考案は前記の問題点に対処するもので、腐食
液により腐食されて金属組織の現れた被検査面と
同被検査面に接触させたフイルムとの間へ溶剤を
供給して、同被検査面の金属組織を同フイルムへ
転写する金属組織転写装置において、案内台車の
先端部に上下方向への移動を可能に取付けられた
ローラ支持台と、同ローラ支持台の前部に被検査
面と直交する仮想の垂直面に沿つた斜め上下方向
への移動を可能に取付けられたスライダと、同ス
ライダの前部に被検査面に平行な軸線を中心とし
た回転を可能に取付けられたフイルム用クランプ
装置と、前記案内台車の先端部側から前方へ延び
て先端部が前記フイルム用クランプ装置の近傍に
開口した溶剤供給管を有する溶剤供給装置とを具
えていることを特徴とした金属組織転写装置に係
わり、その目的とする処は、手の届かない個所や
危険区域でも金属組織の転写作業を熟練度を必要
とせずに実施できる改良された金属組織転写装置
を供する点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の金属組織転写装置は前記のように案内
台車の先端部に上下方向への移動を可能に取付け
られたローラ支持台と、同ローラ支持台の前部に
被検査面と直交する仮想の垂直面に沿つた斜め上
下方向への移動を可能に取付けられたスライダ
と、同スライダの前部に被検査面に平行な軸線を
中心とした回転を可能に取付けられたフイルム用
クランプ装置と、前記案内台車の先端部側から前
方へ延びて先端部が前記フイルム用クランプ装置
の近傍に開口した溶剤供給管を有する溶剤供給装
置とを具えており、フイルムの一端縁部がクラン
プ装置によりクランプされた状態で、案内台車が
管状部材等の被検査体内へ挿入される。このと
き、フイルム用クランプ装置は逆転していて、フ
イルムが面からみると、後記検査時の状態に対し
て反対の方向に傾斜し、フイルムの他端縁部(下
端縁部)が被検査面から離れている。次いでロー
ラ支持台が下降して、同ローラ支持台のローラが
被検査面に接触し、次いでフイルム用クランプ装
置が正転し、フイルムが垂直状態になつて、フイ
ルムの他端縁部が被検査面に接触する。この状態
になつても、フイルム用クランプ装置は引き続き
正転するので、フイルムが被検査面に沿つて撓み
始める。このとき、溶剤が溶剤供給装置の溶剤供
給管からフイルムと被検査面との間へ供給され、
またフイルム用クランプ装置が被検査面と直交す
る仮想の垂直面に沿つた斜め下方向へ移動し、フ
イルムの全体が余分の溶剤や空気を追い出しなが
らさらに撓み、フイルムの全面が被検査面に接触
して、転写が行われる。また転写が終わる数分後
に、フイルム用クランプ装置が被検査面と直交す
る仮想の垂直面に沿つた斜め上方向へ移動して、
フイルムが被検査面から剥がされ、次いでローラ
支持台が上昇し、ローラが被検査面から離れ、案
内台車が管状部材等の被検査体内から取り出され
て、転写作業の全てが完了する。従つて手の届か
ない個所や危険区域でも金属組織の転写作業が熟
練度を必要とせずに可能になる。
(実施例) 次に本考案の金属組織転写装置を第1図乃至第
4図に示す一実施例により説明すると、第1図の
1が案内台車の先端部、2が同先端部2に固定し
たブラケツト、3が同ブラケツト2と同ブラケツ
ト2に固定した支持部材7とにより支持されたモ
ータ、4が同モータ3の出力軸に取付けた傘歯
車、5が同傘歯車4に噛合した傘歯車、6が上記
支持部材7に回転可能に支持されたねじ軸で、同
ねじ軸6に上記傘歯車5が固定されている。また
9が同ねじ軸6に螺合した昇降部材、8が同昇降
部材9を摺動可能に貫通した案内棒、11が同案
内棒8と一体の支持部材、10が同支持部材11
と上記昇降部材9との間に介装した圧縮ばね、1
2が上記支持部材11と一体のローラ支持台、1
4が同ローラ支持台11に取付けたローラで、モ
ータ3の回転が傘歯車4,5を介しねじ軸6に伝
えられ、同ねじ軸6が回転して、昇降部材9と案
内棒8と支持部材11とローラ支持台11とが昇
降するようになつている。また第1,2図の13
が上記ローラ支持台11に一体のスライダ支持部
材14が同スライダ支持部材13により被検査面
と直交する仮想の垂直面に沿つた斜め上下方向へ
の移動を可能に支持されたスライダ、15が同ス
ライダ14により支持されたモータ、16が同モ
ータ15の出力軸に取付けたフイルム用クランプ
装置で、モータ15の回転がフイルム用クランプ
装置16に伝えられて、同フイルム用クランプ装
置16が被検査面に平行な軸線を中心に回転する
ようになつている。また17が同クランプ装置1
6により一端縁をクランプされたフイルム19,
19が上記スライダ支持部材13の上下両側に取
付けたモータ19a,19aが同各モータ19の
出力軸に取付けた歯車、18が同各歯車19aに
噛合した歯車、18aが同歯車18に一体のねじ
軸で、同ねじ軸18aに上記スライダ14が螺合
しており、モータ19の回転が歯車19a歯車1
8を介しねじ軸18aに伝えられ、同ねじ軸18
aが回転して、スライダ14が被検査面と直交す
る仮想の垂直面に沿つた斜め上下方向へ移動する
ようになつている(第3図の14参照)。また2
0が管状の被検査体、22が上記支持部材7に取
付けたエアシリンダ、21が同エアシリンダ22
のピストンロツドの先端に取付けた押し棒、23
が同押し棒21に取付けたピストンロツド、24
が溶剤供給用シリンダ、25が同溶剤供給用シリ
ンダ24から上記フイルムクランプ装置16の近
くへ延びた溶剤供給管、27が観察用フアンバー
スコープである。
(作用) 次に前記金属組織転写装置の作用を説明する。
第3図の20は内径の異なる2つの管状被検査体
を示している。本金属組織転写装置はそのどちら
にも適用可能である。即ち、フイルム17の一端
縁部がクランプ装置16によりクランプされた状
態で、本金属組織転写装置が管状の被検査体20
内へ挿入される。このとき、モータ15が少し逆
回転し、フイルム17が正面からみると、逆向き
の斜めに傾斜している(第4図の参照)。また
モータ3が一方に回転し、その回転が傘歯車4,
5を介しねじ軸6に伝えられ、同ねじ軸6が回転
し、昇降部材9からクランプ装置16までの部分
が被検査面から離れる方向へ移動していて、フイ
ルム17の他端縁部(下端縁部)が被検査面から
離れている。この状態で本金属組織転写装置が被
検査位置へ到達すると、モータ3が他方向に回転
し、その回転が傘歯車4,5を介しねじ軸6に伝
えられ、同ねじ軸6が回転し、昇降部材9からク
ランプ装置16までの部分が被検査面の方向へ移
動し、ローラ14が被検査面に接触し、同ローラ
14り設けられたセンサ(図示せず)が被検査面
に接触し、同センサが作動して、検査位置にセツ
トされたことが確認される。なおこのとき、ロー
ラ14が圧縮ばね10により被検査面に一定圧で
接触することになる。次いでモータ15が正転
し、フイルム17が略垂直状態になつて、フイル
ム17の他端縁部(下端縁部)が被検査面に接触
する(第4図の参照)。この状態になつても、
フイルム用クランプ装置16のモータ15は引き
続き正転するので、フイルム17が被検査面に沿
つて撓み始める。このとき、溶剤が溶剤供給装置
21〜24の溶剤供給管25からフイルム17と
被検査面との間へ供給され、またモータ19が起
動し、その回転がスライダ14に伝えられ、フイ
ルム用クランプ装置16が被検査面と直交する仮
想の垂直面に沿つた斜め下方向へ移動し、フイル
ム17の全体が余分の溶剤や空気を追い出しなが
ら被検査面に沿うようにさらに撓んで(第3図の
→→→参照)、最終的にはフイルム17
の全面が被検査面に接触して、転写が行われる。
また転写が終わる数分後に、フイルム用クランプ
装置16が被検査面と直交する仮想の垂直面に沿
つた斜め上方向へ移動して(第3図の参照)、
フイルム17が被検査面から剥がされ、次いでロ
ーラ支持台13が上昇し、ローラ14が被検査面
から離れ、案内台車が管状部材等の被検査体内か
ら取り出されて、転写作業の全てが完了する。
(考案の効果) 本考案は前記のように腐食液により腐食されて
金属組織の現れた被検査面と同被検査面に接触さ
せたフイルムとの間へ溶剤を供給して、同被検査
面の金属組織を同フイルムへ転写する金属組織転
写装置において、案内台車の先端部に上下方向へ
の移動を可能に取付けられたローラ支持台と、同
ローラ支持台の前部に被検査面と直交する仮想の
垂直面に沿つた斜め上下方向への移動を可能に取
付けられたスライダと、同スライダの前部に被検
査面に平行な軸線を中心とした回転を可能に取付
けられたフイルム用クランプ装置と、前記案内台
車の先端部側から前方へ延びて先端部が前記フイ
ルム用クランプ装置の近傍に開口した溶剤供給管
を有する溶剤供給装置とを具えていて、前記の作
用が行われるので、手の届かない個所や危険区域
でも金属組織の転写作業を熟練度を必要とせずに
実施できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる金属組織転写装置の一
実施例を示す縦断側面図、第2図はその正面図、
第3図及び第4図はその作用説明図、第5図は被
検査体を示す縦断側面図である。 1……案内台車の先端部、12……ローラ支持
台、14……スライダ、16……フイルム用クラ
ンプ装置、17……フイルム、21〜24……溶
剤供給装置、25……溶剤供給管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 腐食液により腐食されて金属組織の現れた被検
    査面と同被検査面に接触させたフイルムとの間へ
    溶剤を供給して、同被検査面の金属組織を同フイ
    ルムへ転写する金属組織転写装置において、案内
    台車の先端部に上下方向への移動を可能に取付け
    られたローラ支持台と、同ローラ支持台の前部に
    被検査面と直交する仮想の垂直面に沿つた斜め上
    下方向への移動を可能に取付けられたスライダ
    と、同スライダの前部に被検査面に平行な軸線を
    中心とした回転を可能に取付けられたフイルム用
    クランプ装置と、前記案内台車の先端部側から前
    方へ延びて先端部が前記フイルム用クランプ装置
    の近傍に開口した溶剤供給管を有する溶剤供給装
    置とを具えていることを特徴とした金属組織転写
    装置。
JP19691384U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0336911Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19691384U JPH0336911Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19691384U JPH0336911Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS61114346U JPS61114346U (ja) 1986-07-19
JPH0336911Y2 true JPH0336911Y2 (ja) 1991-08-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0312711Y2 (ja) * 1987-02-25 1991-03-25
JPH0634673Y2 (ja) * 1987-10-19 1994-09-07 三菱重工業株式会社 金属組織転写装置
JPH0725666Y2 (ja) * 1988-11-14 1995-06-07 石川島播磨重工業株式会社 小口径管内面の転写装置

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JPS61114346U (ja) 1986-07-19

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