JPH0336941B2 - - Google Patents
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- JPH0336941B2 JPH0336941B2 JP23801987A JP23801987A JPH0336941B2 JP H0336941 B2 JPH0336941 B2 JP H0336941B2 JP 23801987 A JP23801987 A JP 23801987A JP 23801987 A JP23801987 A JP 23801987A JP H0336941 B2 JPH0336941 B2 JP H0336941B2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H13/00—Other common constructional features, details or accessories
- D01H13/30—Moistening, sizing, oiling, waxing, colouring, or drying yarns or the like as incidental measures during spinning or twisting
- D01H13/306—Moistening, sizing, oiling, waxing, colouring, or drying yarns or the like as incidental measures during spinning or twisting by applying fluids, e.g. steam or oiling liquids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はポリエステル糸にいわゆる水撚りによ
り強撚を施す方法に関する。 (従来の技術と問題点) 従来よりポリエステル糸に強撚を施すことが
種々の方法で行われており、例えばイタリー撚糸
機等による乾式方式が一般的であるが、一部には
八丁撚糸機で重りを用いたりして、管体から引き
出される糸の張力をできるだけ均一に調整するこ
とにより行われていた。 しかし乍らこの方法では良質な糸が得られず、
撚り斑や張力斑が発生する等の多くの問題点があ
つた。 良質な糸が得られにくい理由は次の通りであ
る。一般にポリエステル糸は平滑性がある上に糸
が硬い、反撥力がある、伸び易い等の性質を有し
ている。このため、撚糸機上で管体から引き出さ
れる時、均一に引き出されにくく、ある時は管体
の回転による遠心力で管体上の巻き形状が乱れて
多量に同時に引き出されたり、またある時は引き
出される糸が管体に巻かれている他の糸をさそい
出してテンシヨン調整を乱したりするためであ
る。こうした現象は、即、撚り斑、張力斑、等と
なつて現れる。 本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、ポリエステルを強撚するに際し、できる
だけ、管体等に巻き上げられた糸の乱れが発生せ
ず、均一に引き出すことができる方法を提供する
ことを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 叙上の目的を達成するためになされた本発明の
特徴とするところは、ポリエステル糸を強撚する
に際し、糊剤の付着したポリエステル糸に水を利
用しつつ1000〜4000回/minの撚をかける点にあ
る。 (実施例) 以下、本発明をその好ましい一実施態様をもと
にして詳述する。 本発明に係るポリエステル糸とは通常のフイラ
メント糸が好ましいが、紡績糸でもよく特に制限
はない。こうしたポリエステル糸は糊剤の付着し
たものでなければ本発明に利用できない。糊剤は
通常用いられるものが使用でき特に制限はなく、
例えばゼラチン、PVC、その他合成もしくは天
然糊剤をあげることができる。糊剤の付着量はそ
の種類や糸の性質により適宜に調節すればよく、
特に制限はないが通常は2〜8%、好ましくは5
〜7%程度を例示できる。 糊付方法も適宜でよいが、糊剤がフイラメント
の中まで浸透する方法が一層望ましい。第1図は
糊付方法の1例で、例えばパーン状2の原糸1を
ローラ3により糊付けするもので、浴4には糊剤
溶液が入つている。 糊剤の付着したポリエステル糸10は、例え
ば、綛状11に巻き上げられ、次いで例えば第2
図に示すように、つば付(H型)ボビン5に巻き
直される。こうしてつば付ボビン5に巻き直され
た糊付ポリエステル糸10は、次いで下管捲を行
い撚糸用の管体6、例えば第2図に示す木管6に
巻き上げられるが、この際、水7を利用しつつ捲
き上げると、巻き上げ時の張力と木管の回転によ
る遠心力等のため、糸に浸透していた糊剤が表面
に移行して、糊の付着状態が良くなる。 即ち、第3図1の如く、各フイラメント8の中
に入つていた糊剤9が、水の補充による前記の理
由で糸の表面に第3図2の如く移行し、ポリエス
テル糸の表面に糊剤が良好に付着するのである。 この際、管体の捲き形状は特に制限はないが、
好ましくはトラバース巾4〜7cmとし、更に糸捲
き尻は少し短か目として3cm以上好ましくは4cm
以上の端を残して捲き止めるようにすることが望
ましい。こうして捲き上げた状態を第4図に示し
てあり、トラバース巾とは管体が1回転する時の
トラバースする巾Lを云つており、糸捲き尻端と
は撚糸時に糸が引き出される方向で、管体に糸が
まかれていない部分Nを云う。勿論こうしたLや
Nは適宜でよいが、上記のような値とすると捲き
形状が良好となつて撚糸の際、管体上での糸の乱
れが生じにくいという利点がある。 こうして、例えば木管に捲かれたポリエステル
糸は、その状態で更に水浴に浸漬せしめ、低温乾
燥を施すことにより一層糊剤が糸の表面に移行し
好ましい効果を発揮する。この際、水浴の温度、
時間等は特に制限はないが、通常5〜40℃好まし
くは、10〜30℃程度で、0.5〜3時間好ましくは
1〜2時間程度を例示できる。この時、必要に応
じ水浴中に適宜の糊剤を添加しておくことは自由
であり、水浴中に脱落する糊剤を補充するため適
宜量、好ましくは例えば浴比1〜3程度で糸量に
対して2〜4%を添加するとよい。 しかる後、低温乾燥を行なうが、乾燥方法は自
然乾燥、乾燥室内での乾燥等を例示でき特に制限
はない。乾燥室内で行う場合は低温による長時間
乾燥が望ましく、例えば50℃以下好ましくは10〜
40℃で、6時間以上好ましくは8〜10時間程度行
えばよいが、これらの値は特に制限はない。高温
乾燥を行うと糸にセツト性が与されることもある
ので、好ましいとは云い難く、本例で云う低温乾
燥とは例えば、自然乾燥か、温度50℃以下の室内
乾燥をいつている。このような乾燥を行うことに
より、糸の表面に移行した糊剤が表面上で再固着
し、撚糸の際のスピンドルの回転時に起き易い木
管等の糸弛みを制御することがより可能となる。 以上のような工程を経て、管体に捲き上げられ
た糊付ポリエステル糸10に次いで湿式撚糸機に
より強撚が施される。 湿式撚糸機とは水撚り機とも言われるもので、
水をかけたり、水滴を滴下せしめたり等、要する
に水を利用しつつ撚糸を行うものである。その概
略は第5図の通りであり、11に示すのは水滴、
12はスピンドルで、このスピンドル12に管体
6が差し込まれている。13はシズ輪(重り)で
あり、一般にはこのシズ輪の移動により糸の張力
を調整し糸の安定供給がし易いようになつてい
る。この際、本例ではツム先M、即ち木管6の先
端とスピンドル12の先端の距離は3cm以上、好
ましくは4cm以上とすることが望ましい。こうす
ることにより糸の安定供給がより可能となるが、
勿論この値は特に制限を受けるものでなく、適宜
でよい。 こうして水を利用しつつ強撚を施すわけである
が、この際撚数は1000〜4000回/min、好ましく
は1000〜3000回/min程度である。 本例に示す糊剤の付着したポリエステル糸を湿
式撚糸機により、強撚を施すときは、前例で示す
ように、糊付ポリエステル糸の糊剤をできるだけ
糸の表面に移行せしめるような工程を経ることに
より、管体から引きずり出される時に糸弛みが起
きにくく、概ね均一な張力で糸の供給が可能とな
る。 更に、水を利用しつつ強撚を施すため、糸は水
を含み管体の糸の捲かれていない先端部即ち、糸
捲き尻端Nやツム先Mに密着して、更に均一な糸
の供給が可能となり、従来の不均一な撚が改善さ
れ、撚斑、張力斑等のないものが作成されるので
ある。このような観点からしても、前記した通
り、例えば糸捲き尻端Nやツム先Mは長目に取る
ことも好ましいこともうなずける。 以上は本発明の好ましい一実施態様を述べたま
でで、本発明は以上の態様に制限を受けるもので
ないことは勿論である。例えば、前記した下管
捲、水浴への浸漬、低温乾燥等の各工程について
は必要により行えばよい。また、管体の捲き形
状、ツム先の距離等も適宜でよい。更に、水を利
用しつつとの表現は前記の通り、水滴を滴下した
り、水中に浸漬したり、水を散布したり、水をか
けてもよく、特に制限を受けるものでない。湿式
撚糸機についても特に制限はなく、適宜でよい
し、張力の調整もシズ輪によらず、他の方法でも
よいことは勿論で、必要ならば張力調整を行えば
よい。 本発明に係るポリエステルとはポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンイソフタレート及びそれらの共重合
体、カチオン可染ポリエステル等を例示でき、い
わゆるポリエステルと総称されるものなら特に制
限はない。 次に、本発明の具体的実施例を掲げて説明す
る。 実施例 1 75デニール×2本のポリエチレンテレフタレー
ト系のポリエステルフイラメント糸を用意し、ポ
リビニルアルコール系糊剤を糸重量に対して6%
となるように第1図に示すローラー糊付装置を用
いて付着せしめて綛状に捲き上げ、次いでつば付
ボビンに捲き直した。しかる後、水をかけながら
下管捲を行い、木管(管体)に捲き上げた。 かかる管体は湿式撚糸機のスピンドルと適合可
能なもので、水は糸が均一に濡れる程度として管
体への捲き上げ時の張力や遠心力等のために糸の
表面に糊剤が移行した。この際、管体の捲き形状
はトラバース巾Lを5cmとし、また糸捲き尻端は
4cm程度とした。 次いで、糸量に対し3%の前工程で付着した糊
剤と、同じ糊剤の入つた30℃の水浴(浴比1:
3)に1時間浸漬せしめ、40℃の乾燥室にて8時
間低温乾燥を施した。 こうした工程を通すことにより、管体の表面の
糸は弛みが止まつた。 このような準備工程を経た後、公知の湿式撚糸
機を用いて、水滴を落とし糸を濡らしながら2500
回/minの強撚を施した。この際ツム先は4cmと
し、通常使用されるものより長目とした。その
際、糸が引き出される時、糸は管体の糸捲き尻端
で3回、ツム先に3回捲回するような状態で、ス
ムースに引き出されていた。 こうして強撚が施されるとき、糸は水を含み、
また管体の糸捲き尻端、ツム先に濡れた糸が密着
する傾向にあり、このためシズ輪の移動がほとん
ど起らなかつた。このことからも概ね均一な張力
で糸の供給が行われたことが解かる。このように
して強撚の施されたポリエステル糸は、糸の切断
数も少なく、更に撚り斑、張力斑、形状不良等の
発生も極めて少ない良好なものであつた。 次に、水利用下管捲(水利用、水利用せず)、
水浴処理(糊剤入、糊剤無)、乾燥工程(低温、
高温)、捲き形状、水利用撚糸、ツム式等を種々
かえ、もしくはこれらの工程のあるものを除い
て、試験を行い実施例2〜9とした。これらの結
果を第1表に示す。 <比較例> 同様にして比較例1〜4についての試験を行
い、その結果を第1表に併せて示す。
り強撚を施す方法に関する。 (従来の技術と問題点) 従来よりポリエステル糸に強撚を施すことが
種々の方法で行われており、例えばイタリー撚糸
機等による乾式方式が一般的であるが、一部には
八丁撚糸機で重りを用いたりして、管体から引き
出される糸の張力をできるだけ均一に調整するこ
とにより行われていた。 しかし乍らこの方法では良質な糸が得られず、
撚り斑や張力斑が発生する等の多くの問題点があ
つた。 良質な糸が得られにくい理由は次の通りであ
る。一般にポリエステル糸は平滑性がある上に糸
が硬い、反撥力がある、伸び易い等の性質を有し
ている。このため、撚糸機上で管体から引き出さ
れる時、均一に引き出されにくく、ある時は管体
の回転による遠心力で管体上の巻き形状が乱れて
多量に同時に引き出されたり、またある時は引き
出される糸が管体に巻かれている他の糸をさそい
出してテンシヨン調整を乱したりするためであ
る。こうした現象は、即、撚り斑、張力斑、等と
なつて現れる。 本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので、ポリエステルを強撚するに際し、できる
だけ、管体等に巻き上げられた糸の乱れが発生せ
ず、均一に引き出すことができる方法を提供する
ことを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 叙上の目的を達成するためになされた本発明の
特徴とするところは、ポリエステル糸を強撚する
に際し、糊剤の付着したポリエステル糸に水を利
用しつつ1000〜4000回/minの撚をかける点にあ
る。 (実施例) 以下、本発明をその好ましい一実施態様をもと
にして詳述する。 本発明に係るポリエステル糸とは通常のフイラ
メント糸が好ましいが、紡績糸でもよく特に制限
はない。こうしたポリエステル糸は糊剤の付着し
たものでなければ本発明に利用できない。糊剤は
通常用いられるものが使用でき特に制限はなく、
例えばゼラチン、PVC、その他合成もしくは天
然糊剤をあげることができる。糊剤の付着量はそ
の種類や糸の性質により適宜に調節すればよく、
特に制限はないが通常は2〜8%、好ましくは5
〜7%程度を例示できる。 糊付方法も適宜でよいが、糊剤がフイラメント
の中まで浸透する方法が一層望ましい。第1図は
糊付方法の1例で、例えばパーン状2の原糸1を
ローラ3により糊付けするもので、浴4には糊剤
溶液が入つている。 糊剤の付着したポリエステル糸10は、例え
ば、綛状11に巻き上げられ、次いで例えば第2
図に示すように、つば付(H型)ボビン5に巻き
直される。こうしてつば付ボビン5に巻き直され
た糊付ポリエステル糸10は、次いで下管捲を行
い撚糸用の管体6、例えば第2図に示す木管6に
巻き上げられるが、この際、水7を利用しつつ捲
き上げると、巻き上げ時の張力と木管の回転によ
る遠心力等のため、糸に浸透していた糊剤が表面
に移行して、糊の付着状態が良くなる。 即ち、第3図1の如く、各フイラメント8の中
に入つていた糊剤9が、水の補充による前記の理
由で糸の表面に第3図2の如く移行し、ポリエス
テル糸の表面に糊剤が良好に付着するのである。 この際、管体の捲き形状は特に制限はないが、
好ましくはトラバース巾4〜7cmとし、更に糸捲
き尻は少し短か目として3cm以上好ましくは4cm
以上の端を残して捲き止めるようにすることが望
ましい。こうして捲き上げた状態を第4図に示し
てあり、トラバース巾とは管体が1回転する時の
トラバースする巾Lを云つており、糸捲き尻端と
は撚糸時に糸が引き出される方向で、管体に糸が
まかれていない部分Nを云う。勿論こうしたLや
Nは適宜でよいが、上記のような値とすると捲き
形状が良好となつて撚糸の際、管体上での糸の乱
れが生じにくいという利点がある。 こうして、例えば木管に捲かれたポリエステル
糸は、その状態で更に水浴に浸漬せしめ、低温乾
燥を施すことにより一層糊剤が糸の表面に移行し
好ましい効果を発揮する。この際、水浴の温度、
時間等は特に制限はないが、通常5〜40℃好まし
くは、10〜30℃程度で、0.5〜3時間好ましくは
1〜2時間程度を例示できる。この時、必要に応
じ水浴中に適宜の糊剤を添加しておくことは自由
であり、水浴中に脱落する糊剤を補充するため適
宜量、好ましくは例えば浴比1〜3程度で糸量に
対して2〜4%を添加するとよい。 しかる後、低温乾燥を行なうが、乾燥方法は自
然乾燥、乾燥室内での乾燥等を例示でき特に制限
はない。乾燥室内で行う場合は低温による長時間
乾燥が望ましく、例えば50℃以下好ましくは10〜
40℃で、6時間以上好ましくは8〜10時間程度行
えばよいが、これらの値は特に制限はない。高温
乾燥を行うと糸にセツト性が与されることもある
ので、好ましいとは云い難く、本例で云う低温乾
燥とは例えば、自然乾燥か、温度50℃以下の室内
乾燥をいつている。このような乾燥を行うことに
より、糸の表面に移行した糊剤が表面上で再固着
し、撚糸の際のスピンドルの回転時に起き易い木
管等の糸弛みを制御することがより可能となる。 以上のような工程を経て、管体に捲き上げられ
た糊付ポリエステル糸10に次いで湿式撚糸機に
より強撚が施される。 湿式撚糸機とは水撚り機とも言われるもので、
水をかけたり、水滴を滴下せしめたり等、要する
に水を利用しつつ撚糸を行うものである。その概
略は第5図の通りであり、11に示すのは水滴、
12はスピンドルで、このスピンドル12に管体
6が差し込まれている。13はシズ輪(重り)で
あり、一般にはこのシズ輪の移動により糸の張力
を調整し糸の安定供給がし易いようになつてい
る。この際、本例ではツム先M、即ち木管6の先
端とスピンドル12の先端の距離は3cm以上、好
ましくは4cm以上とすることが望ましい。こうす
ることにより糸の安定供給がより可能となるが、
勿論この値は特に制限を受けるものでなく、適宜
でよい。 こうして水を利用しつつ強撚を施すわけである
が、この際撚数は1000〜4000回/min、好ましく
は1000〜3000回/min程度である。 本例に示す糊剤の付着したポリエステル糸を湿
式撚糸機により、強撚を施すときは、前例で示す
ように、糊付ポリエステル糸の糊剤をできるだけ
糸の表面に移行せしめるような工程を経ることに
より、管体から引きずり出される時に糸弛みが起
きにくく、概ね均一な張力で糸の供給が可能とな
る。 更に、水を利用しつつ強撚を施すため、糸は水
を含み管体の糸の捲かれていない先端部即ち、糸
捲き尻端Nやツム先Mに密着して、更に均一な糸
の供給が可能となり、従来の不均一な撚が改善さ
れ、撚斑、張力斑等のないものが作成されるので
ある。このような観点からしても、前記した通
り、例えば糸捲き尻端Nやツム先Mは長目に取る
ことも好ましいこともうなずける。 以上は本発明の好ましい一実施態様を述べたま
でで、本発明は以上の態様に制限を受けるもので
ないことは勿論である。例えば、前記した下管
捲、水浴への浸漬、低温乾燥等の各工程について
は必要により行えばよい。また、管体の捲き形
状、ツム先の距離等も適宜でよい。更に、水を利
用しつつとの表現は前記の通り、水滴を滴下した
り、水中に浸漬したり、水を散布したり、水をか
けてもよく、特に制限を受けるものでない。湿式
撚糸機についても特に制限はなく、適宜でよい
し、張力の調整もシズ輪によらず、他の方法でも
よいことは勿論で、必要ならば張力調整を行えば
よい。 本発明に係るポリエステルとはポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンイソフタレート及びそれらの共重合
体、カチオン可染ポリエステル等を例示でき、い
わゆるポリエステルと総称されるものなら特に制
限はない。 次に、本発明の具体的実施例を掲げて説明す
る。 実施例 1 75デニール×2本のポリエチレンテレフタレー
ト系のポリエステルフイラメント糸を用意し、ポ
リビニルアルコール系糊剤を糸重量に対して6%
となるように第1図に示すローラー糊付装置を用
いて付着せしめて綛状に捲き上げ、次いでつば付
ボビンに捲き直した。しかる後、水をかけながら
下管捲を行い、木管(管体)に捲き上げた。 かかる管体は湿式撚糸機のスピンドルと適合可
能なもので、水は糸が均一に濡れる程度として管
体への捲き上げ時の張力や遠心力等のために糸の
表面に糊剤が移行した。この際、管体の捲き形状
はトラバース巾Lを5cmとし、また糸捲き尻端は
4cm程度とした。 次いで、糸量に対し3%の前工程で付着した糊
剤と、同じ糊剤の入つた30℃の水浴(浴比1:
3)に1時間浸漬せしめ、40℃の乾燥室にて8時
間低温乾燥を施した。 こうした工程を通すことにより、管体の表面の
糸は弛みが止まつた。 このような準備工程を経た後、公知の湿式撚糸
機を用いて、水滴を落とし糸を濡らしながら2500
回/minの強撚を施した。この際ツム先は4cmと
し、通常使用されるものより長目とした。その
際、糸が引き出される時、糸は管体の糸捲き尻端
で3回、ツム先に3回捲回するような状態で、ス
ムースに引き出されていた。 こうして強撚が施されるとき、糸は水を含み、
また管体の糸捲き尻端、ツム先に濡れた糸が密着
する傾向にあり、このためシズ輪の移動がほとん
ど起らなかつた。このことからも概ね均一な張力
で糸の供給が行われたことが解かる。このように
して強撚の施されたポリエステル糸は、糸の切断
数も少なく、更に撚り斑、張力斑、形状不良等の
発生も極めて少ない良好なものであつた。 次に、水利用下管捲(水利用、水利用せず)、
水浴処理(糊剤入、糊剤無)、乾燥工程(低温、
高温)、捲き形状、水利用撚糸、ツム式等を種々
かえ、もしくはこれらの工程のあるものを除い
て、試験を行い実施例2〜9とした。これらの結
果を第1表に示す。 <比較例> 同様にして比較例1〜4についての試験を行
い、その結果を第1表に併せて示す。
【表】
【表】
(注) ※1……無とは下管捲のみのこと
※2……無とは水を利用しないこと
結果において5〜1段階で2以下は好ましくない
と判断する。
尚、実施例にて作成したポリエステル強撚糸を
用いて織物を作成するには、該強撚糸を経、緯ど
ちらに用いてもよいし、また強撚していない通常
の同素材もしくは異素材の糸を適宜に混ぜてもよ
く特に制限なない。ちりめんを作成するには本例
で作成した糸を経糸、緯糸に用いればよく、この
際、Z撚、S撚等については通常絹ちりめんを作
成する如く、適宜に混ぜればよい。 (発明の効果) 第1表に掲げた結果からも解るように、本発明
に係る強撚糸は製造中における切断回数も少な
く、撚り斑、張力斑の発生も少なく、しかも形状
は良好なもので、このことから、本発明は格別な
る効果を奏することが知られる。 また、本発明に係るポリエステル糸を用いれば
強撚絹糸を用いて作成した織物に近似する均一な
シボ高のちりめん織物の製造も可能である。
※2……無とは水を利用しないこと
結果において5〜1段階で2以下は好ましくない
と判断する。
尚、実施例にて作成したポリエステル強撚糸を
用いて織物を作成するには、該強撚糸を経、緯ど
ちらに用いてもよいし、また強撚していない通常
の同素材もしくは異素材の糸を適宜に混ぜてもよ
く特に制限なない。ちりめんを作成するには本例
で作成した糸を経糸、緯糸に用いればよく、この
際、Z撚、S撚等については通常絹ちりめんを作
成する如く、適宜に混ぜればよい。 (発明の効果) 第1表に掲げた結果からも解るように、本発明
に係る強撚糸は製造中における切断回数も少な
く、撚り斑、張力斑の発生も少なく、しかも形状
は良好なもので、このことから、本発明は格別な
る効果を奏することが知られる。 また、本発明に係るポリエステル糸を用いれば
強撚絹糸を用いて作成した織物に近似する均一な
シボ高のちりめん織物の製造も可能である。
第1図は本発明に係る糊付工程の1例を示す説
明図であり、第2図は下管捲工程の1例を示す説
明図であり、第3図は糊剤が糸の表面に移行した
状態を説明するための断面図であり、第4図は管
体に捲き上げた際の捲き形状の1例を示す側面図
であり、第5図は湿式撚糸機の1例を示す説明図
である。 1……ポリエステル原糸、6……管体、9……
糊剤、10……糊剤の付着したポリエステル糸、
11……水、12……スピンドル、13……シズ
輪、20……湿式撚糸機。
明図であり、第2図は下管捲工程の1例を示す説
明図であり、第3図は糊剤が糸の表面に移行した
状態を説明するための断面図であり、第4図は管
体に捲き上げた際の捲き形状の1例を示す側面図
であり、第5図は湿式撚糸機の1例を示す説明図
である。 1……ポリエステル原糸、6……管体、9……
糊剤、10……糊剤の付着したポリエステル糸、
11……水、12……スピンドル、13……シズ
輪、20……湿式撚糸機。
Claims (1)
- 1 糊剤の付着したポリエステル糸に水を利用し
つつ1000〜4000回/minの撚をかけることを特徴
とするポリエステル糸を強撚する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23801987A JPS6485336A (en) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | Method for strongly twisting polyester yarn |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23801987A JPS6485336A (en) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | Method for strongly twisting polyester yarn |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6485336A JPS6485336A (en) | 1989-03-30 |
| JPH0336941B2 true JPH0336941B2 (ja) | 1991-06-04 |
Family
ID=17023951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23801987A Granted JPS6485336A (en) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | Method for strongly twisting polyester yarn |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6485336A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100553516B1 (ko) | 2002-06-24 | 2006-02-20 | 정종필 | 알파파유도 전기자극기 |
| CN107938054A (zh) * | 2017-12-13 | 2018-04-20 | 武汉纺织大学 | 一种嵌入式复合纺纱的色纱制备方法 |
-
1987
- 1987-09-21 JP JP23801987A patent/JPS6485336A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6485336A (en) | 1989-03-30 |
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