JPH0337426Y2 - - Google Patents
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- JPH0337426Y2 JPH0337426Y2 JP1985174752U JP17475285U JPH0337426Y2 JP H0337426 Y2 JPH0337426 Y2 JP H0337426Y2 JP 1985174752 U JP1985174752 U JP 1985174752U JP 17475285 U JP17475285 U JP 17475285U JP H0337426 Y2 JPH0337426 Y2 JP H0337426Y2
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は生米にかき肉エキスを吸着させた加工
米に関する。 〔従来技術〕 米は生産年度から数えて新米、古米、古々米等
に分類される。米は経時的に米粒中の水分、精油
分等の変質、栄養分の崩壊、精米時での胚芽部分
の脱落が生起し、栄養が味覚がそこなわれてい
る。栄養分については胚芽部分に含まれるビタミ
ン類、特にビタミンB1を補強するためにビタミ
ン類をコーテイングした強化米が知られている。
この強化米は炊飯時に非強化米に適当割合を加え
るものであり、栄養の補充を目的としており、旨
味等の改善はなされない。古米、古々米などは米
粒中の水分の減少があり、炊飯前に米を水に浸漬
して水吸収させて炊き上げても、味覚、舌ざわり
は新米には遥かに及ばない。従つて、一般消費者
には敬遠されがちである。 〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案の目的は、古米等の風味の欠ける米を炊
飯した場合の不味さの解消された加工生米を提供
するものである。 本考案の他の目的は、栄養の補充、うまみの付
与された加工生米を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は米にかき肉エキスを付着させてなる加
工生米を提供するものである。 本考案の一実施態様の断面図は第1図に示す通
りであり、第1図において、1は米を示し、2は
かき肉エキスの吸着された部分を示す。第1図に
おいてはかき肉エキスが米中に吸着された状態で
あるが、米1の表面をかき肉エキスが被覆した態
様であつてもよい。 本考案でいう米としては古米、古々米等のみな
らず新米をも含む概念であり、さらには玄米、等
をも含む概念である。 また、本考案でいう付着とは、たとえば米の表
面または内部にかき肉エキスが、それぞれ被覆ま
たは吸着された状態をいう。かき肉エキス中には
グリコーゲン、遊離糖、アミノ酸(アスパラギン
酸、グルタミン酸、グリシン、アラニン、ロイシ
ン等)等の栄養分を含有している。これら成分は
生米を炊きあげた時の米のうまみとなる。しかし
て本考案の目的は古い米特有のまずさを軽減する
ことであり、また新米を炊飯したときには相乗的
な旨味を提供できる。 本考案で使用されるかき肉エキスは、たとえば
かきの温湯(50〜100℃、好ましくは70〜95℃の
温湯)抽出物、当該温湯抽出物をさらにアルコー
ル分画に付した分画物等が例示される。 温湯抽出物としては、通常1〜4時間、好まし
くは2〜3時間程度の抽出物が使用される。アル
コール分画に際しては、予め当該温湯抽出の固形
分を20〜45(w/w)%に調製しておくことが好
ましい。当該調製は、濃縮等自体既知の手段によ
つて実施すればよい。アルコール分画に使用され
るアルコールとしてはエタノールが例示される。
アルコール分画は終濃度40〜80(w/w)%にて
実施される。アルコール分画処理時間は、通常5
〜168時間、好ましくは48〜96時間である。アル
コール分画物としては、通常その沈澱物が使用さ
れる。 本考案の加工米は米に、かき肉エキスを付着さ
せることによつて製造され、たとえば次のような
方法があげられる。即ち、米を回転パン中で回転
させつつかき肉エキス液を噴霧させる方法、かき
肉エキス液に、米を一定時間浸漬させる方法等が
挙げられる。 ところで、米の性質として水分を吸収すると、
乾燥したときに米粒が割れ易く、製品としての価
値が落ちる。従つて、米の重量に対して0〜10重
量%の吸水率とするのが好ましい。 かき肉エキスを付着させた後、乾燥する。乾燥
方法としては、風乾、30〜60℃の温風による乾燥
等が例示される。 かき肉エキスの付着量は個人の嗜好による、増
減でき、その量には特に制限はない。しかしなが
ら、米は毎日食するものであるから、かき肉エキ
スによつて米自体のうまみや米の香を殺さず、し
かもかき特有の着色が少ないものは、飽きがこ
ず、より好ましい場合もある。かかる目的を達成
するためには、米100重量部に対してかき肉エキ
スを固形分として0.08〜0.5重量部程度付着させ
ることが好ましい。 本考案の加工米には、さらに食酢を配合ないし
は付着することが好ましい。当該食酢は、通常は
かき肉エキス中に配合して使用される。食酢の配
合量は通常米に対して0.2〜1.5(w/w)%、好
ましくは0.5〜1(w/w)%程度である。 〔作用・効果〕 かき肉エキスは米に対して、栄養と旨味を付与
するものである。しかして、米は毎日食するもの
であるから、本考案の加工米を使用することによ
つてかきの養分を毎日摂取することができる。ま
た、本考案の加工米は米、特に古米や古々米にう
まみと与えるので、倉庫に残る古米や古々米の有
効利用が可能となり、まずいとされる古米や古々
米に付加価値を与える。 〔実施例〕 以下、実施例および参考例にて本考案をさらに
詳しく説明するが、本考案を限定するものではな
い。 参考例 1 凍結生牡蛎に当量の蒸溜水を加え、60〜70℃で
2〜3時間加熱抽出し、固液分離を行う。固液分
離後の上澄液を固形分含量が30(w/w)%とな
るまで濃縮した。この液は本考案の加工米の製造
に使用出来る。 参考例 2 凍結生牡蛎に当量の蒸溜水を加え、60〜70℃で
2〜3時間加熱抽出し、固液分離を行う。固液分
離後の上澄液を5〜6倍に濃縮し、得られた濃縮
液にエタノールを最終濃度が75%になるように添
加する。エタノール添加液を2〜4日間静置し、
得られた液を沈澱部と上澄液に分離する。当該沈
澱部は本発明の加工米の製造に使用出来る。 実施例 1 古米130g(約1合)を水洗した後、米を回転
ボウルに移し、かき肉エキス200mgを水3.9mlに溶
解した液を噴霧する。噴霧後30分間放置し、さら
に風乾してかき肉エキス加工米を製造する。 実施例 2 酸度4.5%の食酢を0.98ccを、実施例1で使用
したかき肉エキスに添加すること以外は実施例1
に準じて処理し、かき肉エキス加工米を製造す
る。なお、この場合は米に対して0.75%の食酢を
使用したことになる。 実験例 1 実施例1および2、あらびに実施例1および2
で使用したと同じ古米(対象)を通常の方法で炊
飯し、それぞれの色沢、香味および旨味を調べそ
の結果を第1表に示した。 【表】
米に関する。 〔従来技術〕 米は生産年度から数えて新米、古米、古々米等
に分類される。米は経時的に米粒中の水分、精油
分等の変質、栄養分の崩壊、精米時での胚芽部分
の脱落が生起し、栄養が味覚がそこなわれてい
る。栄養分については胚芽部分に含まれるビタミ
ン類、特にビタミンB1を補強するためにビタミ
ン類をコーテイングした強化米が知られている。
この強化米は炊飯時に非強化米に適当割合を加え
るものであり、栄養の補充を目的としており、旨
味等の改善はなされない。古米、古々米などは米
粒中の水分の減少があり、炊飯前に米を水に浸漬
して水吸収させて炊き上げても、味覚、舌ざわり
は新米には遥かに及ばない。従つて、一般消費者
には敬遠されがちである。 〔考案が解決しようとする問題点〕 本考案の目的は、古米等の風味の欠ける米を炊
飯した場合の不味さの解消された加工生米を提供
するものである。 本考案の他の目的は、栄養の補充、うまみの付
与された加工生米を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は米にかき肉エキスを付着させてなる加
工生米を提供するものである。 本考案の一実施態様の断面図は第1図に示す通
りであり、第1図において、1は米を示し、2は
かき肉エキスの吸着された部分を示す。第1図に
おいてはかき肉エキスが米中に吸着された状態で
あるが、米1の表面をかき肉エキスが被覆した態
様であつてもよい。 本考案でいう米としては古米、古々米等のみな
らず新米をも含む概念であり、さらには玄米、等
をも含む概念である。 また、本考案でいう付着とは、たとえば米の表
面または内部にかき肉エキスが、それぞれ被覆ま
たは吸着された状態をいう。かき肉エキス中には
グリコーゲン、遊離糖、アミノ酸(アスパラギン
酸、グルタミン酸、グリシン、アラニン、ロイシ
ン等)等の栄養分を含有している。これら成分は
生米を炊きあげた時の米のうまみとなる。しかし
て本考案の目的は古い米特有のまずさを軽減する
ことであり、また新米を炊飯したときには相乗的
な旨味を提供できる。 本考案で使用されるかき肉エキスは、たとえば
かきの温湯(50〜100℃、好ましくは70〜95℃の
温湯)抽出物、当該温湯抽出物をさらにアルコー
ル分画に付した分画物等が例示される。 温湯抽出物としては、通常1〜4時間、好まし
くは2〜3時間程度の抽出物が使用される。アル
コール分画に際しては、予め当該温湯抽出の固形
分を20〜45(w/w)%に調製しておくことが好
ましい。当該調製は、濃縮等自体既知の手段によ
つて実施すればよい。アルコール分画に使用され
るアルコールとしてはエタノールが例示される。
アルコール分画は終濃度40〜80(w/w)%にて
実施される。アルコール分画処理時間は、通常5
〜168時間、好ましくは48〜96時間である。アル
コール分画物としては、通常その沈澱物が使用さ
れる。 本考案の加工米は米に、かき肉エキスを付着さ
せることによつて製造され、たとえば次のような
方法があげられる。即ち、米を回転パン中で回転
させつつかき肉エキス液を噴霧させる方法、かき
肉エキス液に、米を一定時間浸漬させる方法等が
挙げられる。 ところで、米の性質として水分を吸収すると、
乾燥したときに米粒が割れ易く、製品としての価
値が落ちる。従つて、米の重量に対して0〜10重
量%の吸水率とするのが好ましい。 かき肉エキスを付着させた後、乾燥する。乾燥
方法としては、風乾、30〜60℃の温風による乾燥
等が例示される。 かき肉エキスの付着量は個人の嗜好による、増
減でき、その量には特に制限はない。しかしなが
ら、米は毎日食するものであるから、かき肉エキ
スによつて米自体のうまみや米の香を殺さず、し
かもかき特有の着色が少ないものは、飽きがこ
ず、より好ましい場合もある。かかる目的を達成
するためには、米100重量部に対してかき肉エキ
スを固形分として0.08〜0.5重量部程度付着させ
ることが好ましい。 本考案の加工米には、さらに食酢を配合ないし
は付着することが好ましい。当該食酢は、通常は
かき肉エキス中に配合して使用される。食酢の配
合量は通常米に対して0.2〜1.5(w/w)%、好
ましくは0.5〜1(w/w)%程度である。 〔作用・効果〕 かき肉エキスは米に対して、栄養と旨味を付与
するものである。しかして、米は毎日食するもの
であるから、本考案の加工米を使用することによ
つてかきの養分を毎日摂取することができる。ま
た、本考案の加工米は米、特に古米や古々米にう
まみと与えるので、倉庫に残る古米や古々米の有
効利用が可能となり、まずいとされる古米や古々
米に付加価値を与える。 〔実施例〕 以下、実施例および参考例にて本考案をさらに
詳しく説明するが、本考案を限定するものではな
い。 参考例 1 凍結生牡蛎に当量の蒸溜水を加え、60〜70℃で
2〜3時間加熱抽出し、固液分離を行う。固液分
離後の上澄液を固形分含量が30(w/w)%とな
るまで濃縮した。この液は本考案の加工米の製造
に使用出来る。 参考例 2 凍結生牡蛎に当量の蒸溜水を加え、60〜70℃で
2〜3時間加熱抽出し、固液分離を行う。固液分
離後の上澄液を5〜6倍に濃縮し、得られた濃縮
液にエタノールを最終濃度が75%になるように添
加する。エタノール添加液を2〜4日間静置し、
得られた液を沈澱部と上澄液に分離する。当該沈
澱部は本発明の加工米の製造に使用出来る。 実施例 1 古米130g(約1合)を水洗した後、米を回転
ボウルに移し、かき肉エキス200mgを水3.9mlに溶
解した液を噴霧する。噴霧後30分間放置し、さら
に風乾してかき肉エキス加工米を製造する。 実施例 2 酸度4.5%の食酢を0.98ccを、実施例1で使用
したかき肉エキスに添加すること以外は実施例1
に準じて処理し、かき肉エキス加工米を製造す
る。なお、この場合は米に対して0.75%の食酢を
使用したことになる。 実験例 1 実施例1および2、あらびに実施例1および2
で使用したと同じ古米(対象)を通常の方法で炊
飯し、それぞれの色沢、香味および旨味を調べそ
の結果を第1表に示した。 【表】
第1図は本考案の一実施態様の断面図を示す。
1……米、2……かき肉エキスが吸着された部
分。
分。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 米にかき肉エキスを付着させてなる加工米。 (2) 米100重量部に対してかき肉エキスを固形分
として0.05〜1重量部付着させてなる実用新案
登録請求の範囲(1)項記載の加工米。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985174752U JPH0337426Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985174752U JPH0337426Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6283484U JPS6283484U (ja) | 1987-05-28 |
| JPH0337426Y2 true JPH0337426Y2 (ja) | 1991-08-07 |
Family
ID=31113431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985174752U Expired JPH0337426Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0337426Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP1985174752U patent/JPH0337426Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6283484U (ja) | 1987-05-28 |
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