JPH0338977B2 - - Google Patents
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- JPH0338977B2 JPH0338977B2 JP9102082A JP9102082A JPH0338977B2 JP H0338977 B2 JPH0338977 B2 JP H0338977B2 JP 9102082 A JP9102082 A JP 9102082A JP 9102082 A JP9102082 A JP 9102082A JP H0338977 B2 JPH0338977 B2 JP H0338977B2
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- vinyl acetate
- acetate copolymer
- ethylene
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Description
本発明は、湿度の変化に伴う気体透過性をコン
トロールする機能とヒートシール性を有し、かつ
高浸透性で高溶解性の蒸気を発生する揮散性物質
に対して耐性を有する積層材料に関するものであ
る。 従来から、包装系内に炭酸ガス、窒素ガス等の
不活性気体を充填して食品の色や香りの変化を防
止したり、あるいは酸化や腐敗の進行を抑制する
方法がとられていた。又エチルアルコール等の気
化性液体を無水ケイ酸、パーライト、合成ゼオラ
イト等の無機質粉体に吸着させた粉末や、化学反
応あるいは交換脱着反応などにより炭酸ガス等を
発生する物質を通気孔を設けたフイルム、紙等の
小袋体に充填して包装系内に配置することで同様
の効果を有する包装方法も用いられている。 しかしながら例えばガス充填包装では、特別な
高価なガス充填装置が必要である。 又食品保存効果を有する気化性液体を無機質に
吸着させ粉末化させる場合、吸着させる量に限度
があり、かつ非常に嵩ばり又流動性の点で包装加
工作業が煩雑である等の問題点がある。更に孔を
あけた小袋を用いる為に粉末や吸着されている液
体が包装系内に出て来る恐れもあり、又ガス発生
のコントロールが非常に難かしい欠点を有してい
た。 本発明者等は、これら問題を解決するため先に
エチルアルコール、酢酸、プロピオン酸、リンゴ
酸、乳酸、コハク酸、クエン酸およびアスパラギ
ン酸等の有機酸、シナモン油、ガーリツク油、オ
ニオン油、マスタード油、ピメントベリー油、オ
レガノ油およびカシア油等の香辛料の精油等の揮
散性物質を外層が完全けん化型ポリビニルアルコ
ールフイルムまたはエチエン−酢酸ビニル共重合
体けん化物フイルム、内層が酢酸ビニル含有量が
3モル%から50モル%の範囲であるエチレン−酢
酸ビニル共重合体フイルムからなる積層フイルム
からなる袋に封入し、該袋を食品と共に包装、密
封してなる食品の保存方法を出願した。 この発明の袋は、低湿度状態の保管中は、揮散
性物質の蒸気を放出せず、食品と共に包装した高
湿度状態になつて、初めて揮散性物質の蒸気を放
出する機能を有するものであつた。 しかし、その後試験を重ねていたところ、この
袋が使用条件によつては食品と共に包装された相
対湿度が65%以上の条件で揮散性物質より発生す
る蒸気、あるいはそれが凝縮した液体が外層と内
層の間に滞留し、気泡あるいは液胞を多数発生し
たり、あるいは接着剤が、透明状態でなく白変を
きたすものがあつた。 このため袋の外観を著しく損ない、商品価値を
低下させてしまつた。 本発明者らは上記した問題を解決するために
種々検討を重ねた結果、特定の接着剤を以て両層
を貼り合わせた後に接着剤を完全に硬化させるこ
とにより問題の気泡、あるいは液胞の発生を防止
することができることを見出し本発明に完成に至
つた。 ここで本発明の積層材料を用いる完全けん化型
ポリビニルアルコールおよびエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体けん化物は、低湿度条件下において気
体遮断性を示し、高湿度条件下では逆に気体遮断
性が低下することは知られているが、これらはヒ
ートシール性がないため使用し難いものであつ
た。 またエチレン−酢酸ビニル共重合体は、比較的
大きな気体透過性を有し、しかもヒートシール性
を有することが知られているが、湿度の如何に関
係なく気体透過性を有するため、気体透過性を制
御することはできないものであつた。 本発明は、これら材料を組み合わせることによ
り、湿度により気体透過性の制御が可能でしかも
高速シールが可能とし、更に両材料を貼り合わせ
る接着剤として溶剤あるいは揮散性物質等の浸透
性の大きい物質によつても劣化しない特定の接着
剤を用いることにより、揮散性の内容物を充填し
ても積層材料自体の外観等の変化を起こさないこ
とを可能としたものである。 以下、図面に従い本発明を詳細に説明する。 本発明の積層材料はその断面図を第1図に示す
ように外層1が完全けん化型ポリビニルアルコー
ルフイルムまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体
けん化物フイルムより成り、内層2がエチレン−
酢酸ビニル共重合体フイルムより成り、該外層1
と該内層2を接着剤層3を介して貼り合せ積層化
したものである。 ここで外層1は、低湿度状態においては気体透
過性をほとんど示さず、高湿度状態においては高
い気体透過性を示し、気体透過性を制御する機能
を有する。そして外層1の厚さは12μ〜75μであ
ることが望ましい。厚さが12μ以下であると包装
作業時の取扱い上、または流通段階において衝撃
等の力が加わることにより破損したりピンホール
が発生したりするおそれがある。厚さが75μ以上
である場合には高湿度状態での初期の気体透過速
度が低くなりすぎる傾向があり、またフイルムの
剛性が大きすぎて充填作業時の作業性が悪くなつ
てしまう。 内層2のエチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢
酸ビニル含有量が3モル%より50モル%までの範
囲、好ましくは8モル%より33モル%までの範囲
が好ましい。 エチレン−酢酸ビニル共重合体の気体透過性は
雰囲気中の湿度に対する依存性は比較的少ない
が、酢酸ビニル含有量による差が大きく、酢酸ビ
ニル含有量が低いほど気体透過性が低いという特
性を有しており、酢酸ビニル含有量が3モル%よ
り低い場合は気体透過性が低すぎるために外層1
の完全けん化型ポリビニルアルコール、あるいは
エチレン−酢酸ビニル共重合体のけん化物の有す
る気体透過性のコントロール機能が生かされない
という問題がある。 また酢酸ビニル含有量が50モル%より高い場合
はフイルムの粘着力が大きすぎ、スリツプ性が極
端に悪くなるために充填作業時の作業性に問題が
ある。 内層2の厚さは20μ〜80μの範囲であることが
望ましい。厚さが20μ以下である場合はヒートシ
ール強度が低いために耐衝撃性に問題がある。ま
た厚さが80μ以上である場合は初期の気体透過速
度が低くなつてしまい、気体透過機能の速効性に
欠けるという問題がある。 接着剤層3は末端イソシアネート基を持つウレ
タンプレポリマーにグリコール系硬化剤を添加し
た二液硬化型接着剤である。このように主剤自体
にイソシアネート基を持つ接着剤を使用すること
により、主剤の末端イソシアネート基と外層1の
完全けん化型ポリビニルアルコールまたはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体けん化物の水酸基の間に
ウレタン結合が形成されるので接着がより強固に
なり、また貼り合わせた後接着剤を完全に硬化さ
せることにより外層1と内層2の間は強固に接着
される。 この外層1と内層2を接着剤層3により積層す
る方法としては、一般的なドライラミネート法が
適用され得る。 本発明の積層材料の使用形態としては、第2図
に示すようにエチレン−酢酸ビニル共重合体の内
層2を内面としてヒートシールにより製袋し、エ
チルアルコール、酢酸、プロピオン酸、リンゴ酸
等の有機酸類、シンナモン油、マスタード油等の
香辛料の精油類等の揮散性物質4を充填した小袋
形態として一般に使用され得る。 そして、該小袋は保管中の低湿度状態において
は内容物の揮散性物質の蒸気を放出せず、食品と
共存する高湿度状態においてのみ蒸気を放出する
蒸気放出制御機能を有する。 この小袋は、接着の劣化をおこしやすい揮散性
物質の発生する蒸気が外層、内層間に気泡、液胞
状に滞留しやすい食品の近傍または接する高湿度
の条件においても、本発明の積層材料を小袋の材
料として使用した場合には、外層、内層間が非常
に強固に接着されているために気泡、液胞の発生
を防止し、更に接着剤層の白変による材料の色相
変化を防止することができた。 以上詳細に説明したように本発明の積層材料は
食品の保存性向上、品質維持に有効な蒸気放出制
御を可能とする気体透過性コントロール機能を有
し、しかも包装材料として商品価値の低下をもた
らす外観上の変化を起こすこともないので、食品
保存用の材料として多大な利用価値を有するもの
である。 次に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 完全けん化型ポリビニルアルコールフイルム
25μ(ビニロン−U、日合フイルム製)と酢酸ビ
ニル含有量10%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
フイルム40μを末端イソシアネート基を持つポリ
エステル型ウレタンプレポリマー(アドコート
527、東洋モートン製)にグリコール系硬化剤
(アドコート9L−1、東洋モートン製)を添加し
た二液硬化型接着剤によりドライラミネート法で
貼り合わせた後、40℃−20%RHの条件にて7日
間保存エージングした積層材料を得た。(本発明
1) 比較として上記本発明1と同じフイルムを用い
末端に水酸基をもつエポキシ変性ポリエステル
(アドコート503東洋モートン製)に末端イソシア
ネート基を持つウレタン系硬化剤(アドコート
CAT−10、東洋モートン製)を添加した二液硬
化型接着剤によりドライラミネート法で貼り合わ
せた後上記同様の条件にてエージングし積層材料
を得た。(比較例1) また、エチレン−酢酸ビニル共重合体のけん化
物のフイルム15μ(エバール−F、クラレ製)と
酢酸ビニル含有量19%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体フイルム40μを前記本発明1と同様の接着
剤によりドライラミネート法で貼り合わせた後40
℃−20%RHの条件にて7日間保存エージングし
た積層材料を得た。(本発明2) 比較として上記同様フイルムを末端水酸基を持
つエポキシ変性ポリエステル(EPS75、大日本イ
ンキ化学工業製)に末端イソシアネート基を持つ
ウレタン系硬化剤(KW−40、大日本インキ化学
工業製)を添加した二液硬化型接着剤によりドラ
イラミネート法で貼り合わせた後上記同様の条件
にてエージングし積層材料を得た。(比較例2) 以上4種類の積層材料を用い、エチレン−酢酸
ビニル共重合体側を内面として端部をヒートシー
ルして寸法7cm×5cmの袋状の包装袋とし、内容
物としてエタノール6gを充填し、完全密封シー
ルした。この包装袋を温度25℃の調湿された部屋
の中に3日間置いたときのエタノール蒸気透過率
と包装袋の外観の状態を観察しその結果を第1表
に示す。 また、上記同様の包装袋を中の空気の湿度を調
整した塩化ビニリデンコート延伸ポリプロピレ
ン/ポリエチレンより成る袋の中に入れ密封した
場合の15日後の袋中の空気に含まれるエタノール
蒸気濃度をガスクロマトグラフにより測定した値
と包装袋の外観の状態を観察しその結果を第2表
に示す。ただし、袋中の空気の容積は500mlであ
る。
トロールする機能とヒートシール性を有し、かつ
高浸透性で高溶解性の蒸気を発生する揮散性物質
に対して耐性を有する積層材料に関するものであ
る。 従来から、包装系内に炭酸ガス、窒素ガス等の
不活性気体を充填して食品の色や香りの変化を防
止したり、あるいは酸化や腐敗の進行を抑制する
方法がとられていた。又エチルアルコール等の気
化性液体を無水ケイ酸、パーライト、合成ゼオラ
イト等の無機質粉体に吸着させた粉末や、化学反
応あるいは交換脱着反応などにより炭酸ガス等を
発生する物質を通気孔を設けたフイルム、紙等の
小袋体に充填して包装系内に配置することで同様
の効果を有する包装方法も用いられている。 しかしながら例えばガス充填包装では、特別な
高価なガス充填装置が必要である。 又食品保存効果を有する気化性液体を無機質に
吸着させ粉末化させる場合、吸着させる量に限度
があり、かつ非常に嵩ばり又流動性の点で包装加
工作業が煩雑である等の問題点がある。更に孔を
あけた小袋を用いる為に粉末や吸着されている液
体が包装系内に出て来る恐れもあり、又ガス発生
のコントロールが非常に難かしい欠点を有してい
た。 本発明者等は、これら問題を解決するため先に
エチルアルコール、酢酸、プロピオン酸、リンゴ
酸、乳酸、コハク酸、クエン酸およびアスパラギ
ン酸等の有機酸、シナモン油、ガーリツク油、オ
ニオン油、マスタード油、ピメントベリー油、オ
レガノ油およびカシア油等の香辛料の精油等の揮
散性物質を外層が完全けん化型ポリビニルアルコ
ールフイルムまたはエチエン−酢酸ビニル共重合
体けん化物フイルム、内層が酢酸ビニル含有量が
3モル%から50モル%の範囲であるエチレン−酢
酸ビニル共重合体フイルムからなる積層フイルム
からなる袋に封入し、該袋を食品と共に包装、密
封してなる食品の保存方法を出願した。 この発明の袋は、低湿度状態の保管中は、揮散
性物質の蒸気を放出せず、食品と共に包装した高
湿度状態になつて、初めて揮散性物質の蒸気を放
出する機能を有するものであつた。 しかし、その後試験を重ねていたところ、この
袋が使用条件によつては食品と共に包装された相
対湿度が65%以上の条件で揮散性物質より発生す
る蒸気、あるいはそれが凝縮した液体が外層と内
層の間に滞留し、気泡あるいは液胞を多数発生し
たり、あるいは接着剤が、透明状態でなく白変を
きたすものがあつた。 このため袋の外観を著しく損ない、商品価値を
低下させてしまつた。 本発明者らは上記した問題を解決するために
種々検討を重ねた結果、特定の接着剤を以て両層
を貼り合わせた後に接着剤を完全に硬化させるこ
とにより問題の気泡、あるいは液胞の発生を防止
することができることを見出し本発明に完成に至
つた。 ここで本発明の積層材料を用いる完全けん化型
ポリビニルアルコールおよびエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体けん化物は、低湿度条件下において気
体遮断性を示し、高湿度条件下では逆に気体遮断
性が低下することは知られているが、これらはヒ
ートシール性がないため使用し難いものであつ
た。 またエチレン−酢酸ビニル共重合体は、比較的
大きな気体透過性を有し、しかもヒートシール性
を有することが知られているが、湿度の如何に関
係なく気体透過性を有するため、気体透過性を制
御することはできないものであつた。 本発明は、これら材料を組み合わせることによ
り、湿度により気体透過性の制御が可能でしかも
高速シールが可能とし、更に両材料を貼り合わせ
る接着剤として溶剤あるいは揮散性物質等の浸透
性の大きい物質によつても劣化しない特定の接着
剤を用いることにより、揮散性の内容物を充填し
ても積層材料自体の外観等の変化を起こさないこ
とを可能としたものである。 以下、図面に従い本発明を詳細に説明する。 本発明の積層材料はその断面図を第1図に示す
ように外層1が完全けん化型ポリビニルアルコー
ルフイルムまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体
けん化物フイルムより成り、内層2がエチレン−
酢酸ビニル共重合体フイルムより成り、該外層1
と該内層2を接着剤層3を介して貼り合せ積層化
したものである。 ここで外層1は、低湿度状態においては気体透
過性をほとんど示さず、高湿度状態においては高
い気体透過性を示し、気体透過性を制御する機能
を有する。そして外層1の厚さは12μ〜75μであ
ることが望ましい。厚さが12μ以下であると包装
作業時の取扱い上、または流通段階において衝撃
等の力が加わることにより破損したりピンホール
が発生したりするおそれがある。厚さが75μ以上
である場合には高湿度状態での初期の気体透過速
度が低くなりすぎる傾向があり、またフイルムの
剛性が大きすぎて充填作業時の作業性が悪くなつ
てしまう。 内層2のエチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢
酸ビニル含有量が3モル%より50モル%までの範
囲、好ましくは8モル%より33モル%までの範囲
が好ましい。 エチレン−酢酸ビニル共重合体の気体透過性は
雰囲気中の湿度に対する依存性は比較的少ない
が、酢酸ビニル含有量による差が大きく、酢酸ビ
ニル含有量が低いほど気体透過性が低いという特
性を有しており、酢酸ビニル含有量が3モル%よ
り低い場合は気体透過性が低すぎるために外層1
の完全けん化型ポリビニルアルコール、あるいは
エチレン−酢酸ビニル共重合体のけん化物の有す
る気体透過性のコントロール機能が生かされない
という問題がある。 また酢酸ビニル含有量が50モル%より高い場合
はフイルムの粘着力が大きすぎ、スリツプ性が極
端に悪くなるために充填作業時の作業性に問題が
ある。 内層2の厚さは20μ〜80μの範囲であることが
望ましい。厚さが20μ以下である場合はヒートシ
ール強度が低いために耐衝撃性に問題がある。ま
た厚さが80μ以上である場合は初期の気体透過速
度が低くなつてしまい、気体透過機能の速効性に
欠けるという問題がある。 接着剤層3は末端イソシアネート基を持つウレ
タンプレポリマーにグリコール系硬化剤を添加し
た二液硬化型接着剤である。このように主剤自体
にイソシアネート基を持つ接着剤を使用すること
により、主剤の末端イソシアネート基と外層1の
完全けん化型ポリビニルアルコールまたはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体けん化物の水酸基の間に
ウレタン結合が形成されるので接着がより強固に
なり、また貼り合わせた後接着剤を完全に硬化さ
せることにより外層1と内層2の間は強固に接着
される。 この外層1と内層2を接着剤層3により積層す
る方法としては、一般的なドライラミネート法が
適用され得る。 本発明の積層材料の使用形態としては、第2図
に示すようにエチレン−酢酸ビニル共重合体の内
層2を内面としてヒートシールにより製袋し、エ
チルアルコール、酢酸、プロピオン酸、リンゴ酸
等の有機酸類、シンナモン油、マスタード油等の
香辛料の精油類等の揮散性物質4を充填した小袋
形態として一般に使用され得る。 そして、該小袋は保管中の低湿度状態において
は内容物の揮散性物質の蒸気を放出せず、食品と
共存する高湿度状態においてのみ蒸気を放出する
蒸気放出制御機能を有する。 この小袋は、接着の劣化をおこしやすい揮散性
物質の発生する蒸気が外層、内層間に気泡、液胞
状に滞留しやすい食品の近傍または接する高湿度
の条件においても、本発明の積層材料を小袋の材
料として使用した場合には、外層、内層間が非常
に強固に接着されているために気泡、液胞の発生
を防止し、更に接着剤層の白変による材料の色相
変化を防止することができた。 以上詳細に説明したように本発明の積層材料は
食品の保存性向上、品質維持に有効な蒸気放出制
御を可能とする気体透過性コントロール機能を有
し、しかも包装材料として商品価値の低下をもた
らす外観上の変化を起こすこともないので、食品
保存用の材料として多大な利用価値を有するもの
である。 次に本発明の実施例について説明する。 実施例 1 完全けん化型ポリビニルアルコールフイルム
25μ(ビニロン−U、日合フイルム製)と酢酸ビ
ニル含有量10%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
フイルム40μを末端イソシアネート基を持つポリ
エステル型ウレタンプレポリマー(アドコート
527、東洋モートン製)にグリコール系硬化剤
(アドコート9L−1、東洋モートン製)を添加し
た二液硬化型接着剤によりドライラミネート法で
貼り合わせた後、40℃−20%RHの条件にて7日
間保存エージングした積層材料を得た。(本発明
1) 比較として上記本発明1と同じフイルムを用い
末端に水酸基をもつエポキシ変性ポリエステル
(アドコート503東洋モートン製)に末端イソシア
ネート基を持つウレタン系硬化剤(アドコート
CAT−10、東洋モートン製)を添加した二液硬
化型接着剤によりドライラミネート法で貼り合わ
せた後上記同様の条件にてエージングし積層材料
を得た。(比較例1) また、エチレン−酢酸ビニル共重合体のけん化
物のフイルム15μ(エバール−F、クラレ製)と
酢酸ビニル含有量19%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体フイルム40μを前記本発明1と同様の接着
剤によりドライラミネート法で貼り合わせた後40
℃−20%RHの条件にて7日間保存エージングし
た積層材料を得た。(本発明2) 比較として上記同様フイルムを末端水酸基を持
つエポキシ変性ポリエステル(EPS75、大日本イ
ンキ化学工業製)に末端イソシアネート基を持つ
ウレタン系硬化剤(KW−40、大日本インキ化学
工業製)を添加した二液硬化型接着剤によりドラ
イラミネート法で貼り合わせた後上記同様の条件
にてエージングし積層材料を得た。(比較例2) 以上4種類の積層材料を用い、エチレン−酢酸
ビニル共重合体側を内面として端部をヒートシー
ルして寸法7cm×5cmの袋状の包装袋とし、内容
物としてエタノール6gを充填し、完全密封シー
ルした。この包装袋を温度25℃の調湿された部屋
の中に3日間置いたときのエタノール蒸気透過率
と包装袋の外観の状態を観察しその結果を第1表
に示す。 また、上記同様の包装袋を中の空気の湿度を調
整した塩化ビニリデンコート延伸ポリプロピレ
ン/ポリエチレンより成る袋の中に入れ密封した
場合の15日後の袋中の空気に含まれるエタノール
蒸気濃度をガスクロマトグラフにより測定した値
と包装袋の外観の状態を観察しその結果を第2表
に示す。ただし、袋中の空気の容積は500mlであ
る。
【表】
【表】
【表】
備考:各欄の表示および上段、中段、下段の単
位および記号は第1表と同じ
このように本発明の積層材料を使用した包装袋
は、相対湿度65%以下では充填されたエタノール
の蒸気をほとんど完全に遮断し、相対湿度75%以
上ではエタノール蒸気を良く放出し、しかも如何
なる湿度条件においても比較例に見られるような
包装袋の白変、あるいは気泡、液胞の発生等の外
観上の劣化は認められなかつた。
位および記号は第1表と同じ
このように本発明の積層材料を使用した包装袋
は、相対湿度65%以下では充填されたエタノール
の蒸気をほとんど完全に遮断し、相対湿度75%以
上ではエタノール蒸気を良く放出し、しかも如何
なる湿度条件においても比較例に見られるような
包装袋の白変、あるいは気泡、液胞の発生等の外
観上の劣化は認められなかつた。
第1図は本発明の積層材料の断面図、第2図は
本発明の積層材料を使用して成る包装袋の断面図
である。 1……外層、2……内層、3……接着剤層。
本発明の積層材料を使用して成る包装袋の断面図
である。 1……外層、2……内層、3……接着剤層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 完全けん化型ポリビニルアルコールフイルム
またはエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物フ
イルムのいずれかからなる外層とエチレン−酢酸
ビニル共重合体フイルムからなる内層との間末端
イソシアネート基を持つウレタンプレポリマーに
グリコール系硬化剤を添加した完全硬化した装着
剤からなる接着剤層を設けてなる揮散性物質包装
用積層材料。 2 内層が酢酸ビニル含有量が3モル%から50モ
ル%の範囲のエチレン−酢酸ビニル共重合体フイ
ルムである特許請求の範囲第1項記載の積層材
料。 3 外層が12〜75μの厚さの完全けん化型ポリビ
ニルアルコールフイルムまたはエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体けん化物フイルムからなる特許請求
の範囲第1項記載の積層材料。 4 内層が20〜80μの厚さのエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体フイルムからなる特許請求の範囲第1
項乃至第3項記載の積層材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9102082A JPS58208047A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 積層材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9102082A JPS58208047A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 積層材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58208047A JPS58208047A (ja) | 1983-12-03 |
| JPH0338977B2 true JPH0338977B2 (ja) | 1991-06-12 |
Family
ID=14014865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9102082A Granted JPS58208047A (ja) | 1982-05-28 | 1982-05-28 | 積層材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58208047A (ja) |
-
1982
- 1982-05-28 JP JP9102082A patent/JPS58208047A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58208047A (ja) | 1983-12-03 |
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