JPH0339024Y2 - - Google Patents

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JPH0339024Y2
JPH0339024Y2 JP1986120913U JP12091386U JPH0339024Y2 JP H0339024 Y2 JPH0339024 Y2 JP H0339024Y2 JP 1986120913 U JP1986120913 U JP 1986120913U JP 12091386 U JP12091386 U JP 12091386U JP H0339024 Y2 JPH0339024 Y2 JP H0339024Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、植物栽培装置に関し、特に培地材を
暖めて植物の生育に適した環境を形成する植物栽
培装置に関するものである。
〈従来技術〉 従来、培地材内に及びその近傍に電熱線や温湯
管等の熱源を配設することが行われているが、こ
のものは培地材内に温度斑が生じるばかりでな
く、熱源付近の根が過熱により枯れたりして生育
障害を起こすことが多々あつた。
〈問題を解決するための手段〉 本考案は、このような欠点を解消するために提
案され、培地材の下方に培養液の貯液部を形成
し、該貯液部内の培養液を加温し、加温された培
養液からの熱により間接的に培地材を暖め、植物
の根が過熱により枯れたりすることがなく、また
培地材を均一に加温できる植物栽培装置を提供す
ることを目的としている。
そして、本考案は、この目的を達成するため
に、「培養液が浸潤可能な培地材の下方に培養液
の貯液部が配設された植物栽培装置において、該
培地材を支持し通気性を有する支持部材と、貯液
部内の培養液を加温するための加熱手段と、該支
持部材の上面及び側面部分を被覆すると共に、両
端部分が貯液部の培養液中に浸漬せしめられて配
設され、該培養液を吸い上げて培地材に供給可能
な吸い上げ部材と、を有し、該加温された培養液
からの熱により培地材を暖めるように構成した植
物栽培装置」の構成としている。
〈実施例〉 次に本考案を図面に示された実施例に基いて説
明することとする。
第1図には本考案の一実施例が示されている。
1は培養液が浸潤可能かつ保液性を有する培地
材であり、その素材は、例えば、無機繊維素材と
して吸水性ロツクウール、グラスウール、有機繊
維素材として繊維素系素材、発泡性合成樹脂とし
て吸水性ウレタンフオームおよびくん炭、砂等に
より形成される。
そして、これらの素材をブロツク状またはマツ
ト状に形成している。
2は供給した培養液を貯えておくことができる
貯液部であり、地面Gを掘削し凹部を形成し、こ
の凹部に液密性の部材2aを配備して形成されて
いる。
この液密性の部材2aとして本実施例では、柔
軟な合成樹脂製のシートを採用し、シートの両側
縁部を培地材1や後述の支持部材3等を被覆でき
るような構成にしている。なお、この液密性の部
材を硬質の合成樹脂製の箱体を用いるようにして
もよい。
また、この液密性の部材2aの培地材1上面を
被覆する部分がアルミ箔をラミネートしたり、ア
ルミニウムを蒸着したりして形成された熱反射性
の部材とすることにより、夏期のような日射量が
多いときに培地材1内の温度上昇を緩和したり、
冬期のように培地材を加温する場合に熱が外に逃
げるのを防止できる効果がある。
3は貯液部2の開口上縁に跨設配備され板状に
形成された支持部材である。
この支持部材3は、フアイバー状の素材を絡め
て硬質の板状に形成したもの、所定長さのフアイ
バー状の素材を植設したりモール状としこれらに
より板状に形成したもの、硬質の網状のもの、有
孔板、ハニカム状に形成した板体、等からなり、
通気性を有するものが採用される。
4は該支持部材3の上面および側面部分を被覆
するように配設され、両端部分を貯液部の培養液
中に入り込めて配設された吸い上げ部材である。
この吸い上げ部材4は、ポリビニルアルコー
ル、ポリプロピレン、ポリエステルテレフタレー
ト等の不織布からなり、600g/m2以下の目付量
で、厚さが1mm以下のものが採用される。
そして、吸い上げ部材4が支持部材3の上面を
被覆している部分の上に培地材1が配設されてい
る。
而して、貯液部2に貯えられている培養液は、
吸い上げ部材4を介して貯液部2から培地材1に
供給される。
すなわち、吸い上げ部材4の毛細管現象によ
り、貯液部2内の培養液が、吸い上げ部材4を伝
わつて支持部材3の上面に達する。そして、ここ
から培地材1による毛細管現象により吸い上げら
れる。しかも、培地材1が培養液を多く含んでい
る場合には、培地材1および吸い上げ部材4の吸
い上げ力が自然に低下し、自動的に制御される。
したがつて、このように植物栽培装置を構成す
ると、貯液部2からの吸い上げにより培地材1の
液保持量に応じて培養液の供給が行われ、通常の
給液においては、他の給液手段により常時給液し
なくて済み、また、培養液の過剰付与を自動的に
防止できる。
5は植物栽培装置の上部に配設した給液手段で
あり、貯液部2に培養液を給液するとき、培地材
1を洗浄するとき、夏期のように植物の蒸散作用
が多い場合に補給するとき等、ここから培養液の
給液が行えるようになつている。
この給液手段5としては、管体に複数の培養液
吐出用の透孔を設けたもの、微細な透液孔が形成
される素材からなるポーラス管等が用いられる。
主としてこのような給液手段5により培地材1
への培養液供給を行うようにした場合には、上記
の吸い上げ部材4の代わりに吸い下げ部材を配設
するようにしても良い。この吸い下げ部材として
は、該吸い上げ部材4と同じ素材により形成する
とともに、250g/m2以下の目付量で、1〜8mm
の厚さのものを用いる。
このような吸い下げ部材を配設するようにする
と、給液手段5から培地材1に供給された培養液
が過剰の場合に、過剰の培養液が吸い下げ部材に
吸引され貯液部2に流出せしめられるようになる
ので、植物に対して過栄養付与、根腐れ、酸素の
欠乏等による障害から回避されるようになる。
また、給液手段5からの給液が、培地材1の一
部にしか供給されずに下部に流出してしまう場合
でも、吸い下げ部材を介して培地材の全域に供給
され得る効果もある。
6は少なくとも培地の底面と側壁面を被覆する
ように配設された透液性部材であり、ポリビニル
アルコール、ポリエステル、ナイロン等の不織繊
維からなる不織シートにより構成され吸液性を有
し、栽培植物の根が通過し得ない微細な孔隙例え
ば直径50μm以下のものを採用する。
このような透液性部材6を使用すると、植物の
根が伸張しても該透液性部材6の外側に進出する
ことがなく、貯液部2に根が進入して培養液に浸
り過ぎるようなことがなくなる。
7は加熱手段であり、電熱線や温湯管等からな
り貯液部2の下部に配設されている。このように
加熱手段7を設けるようにすると、加熱手段から
の熱は一旦貯液部2内の培養液を暖める。そし
て、この培養液からの熱が支持部材3を通過して
培地を暖めるようになる。培養液からの熱は、貯
液部2の広範囲に亘り培地材1に伝わつていくの
で、培地材全体が均一に加温されるようになる。
したがつて、培地材1を局部的に加熱するような
ことがなくなり、従来のような弊害が生じなくな
る。
なお、図において8は貯液部2の下に配設され
た断熱材であり、加熱手段7および貯液部内の熱
が外部に逃げるのを防止するものであり、これは
図示例のように貯液部2の底部のみに限らず側壁
面部に配設するようにしても良い。
第2図は、貯液部2を形成する液密性の部材の
他の実施例であり、これは硬質の材料により箱状
に形成されたものである。そして、その側壁部内
側には支持部材3を支持するための段部2bが形
成されている。
第3図は、支持部材3を台形状となるように形
成したものである。このように支持部材を構成す
ると、貯液部2を形成する地盤Gや箱状のものに
支持部材を支持する部分を設ける必要が無くな
る。
また、この支持部材3における培地材1が載置
される部分を傾斜させるようにし、第1図々示例
のような給液手段5側を高位置となるように設定
すると、該給液手段から供給された培養液はその
下方に集中して培地材底部に達しても、傾斜に沿
つて流され培地材全域に亘つて均一した給液を行
い得る効果がある。
また、平板状の支持部材を傾斜配備するにあた
つては、第4図に示すような支持具9を採用する
と、該支持部材に吸い上げ部材または吸い下げ部
材を配設する場合にそれらを挟持固定して移動防
止を図れる利点がある。
〈効果〉 本考案は以上のような構成からなり、培地材を
加温する際に、加熱手段により培地材の下方にあ
る貯液部内の培養液が暖められ、培養液からの熱
により培地材が暖められる構成となつているの
で、培地材を全域に亘つて均一に加温することが
でき、局部的加熱を防止することができる。
また、培地材の加温が培養液を介して間接的に
行われるので、培地材が急激に昇温するようなこ
とがなくなり、植物に対する環境の変化の度合を
緩和する効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
液密性の部材の他の実施例の断面図、第3図は支
持部材の他の実施例の断面図、第4図は支持具を
設けた例を示す断面斜視図である。 1……培地材、2……貯液部、3……支持部
材、5……給液手段、7……加熱手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 培養液が浸潤可能な培地材の下方に培養液の貯
    液部が配設された植物栽培装置において、 該培地材を支持し通気性を有する支持部材と、 貯液部内の培養液を加温するための加熱手段
    と、 該支持部材の上面及び側面部分を被覆すると共
    に、両端部分が貯液部の培養液中に浸漬せしめら
    れて配設され、該培養液を吸い上げて培地材に供
    給可能な吸い上げ部材と、 を有し、該加温された培養液からの熱により培地
    材を暖めるように構成した植物栽培装置。
JP1986120913U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH0339024Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986120913U JPH0339024Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986120913U JPH0339024Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6328352U JPS6328352U (ja) 1988-02-24
JPH0339024Y2 true JPH0339024Y2 (ja) 1991-08-16

Family

ID=31009681

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JP1986120913U Expired JPH0339024Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60137218A (ja) * 1983-12-24 1985-07-20 野村 和雄 湿気根栽培法

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Publication number Publication date
JPS6328352U (ja) 1988-02-24

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