JPH0339117B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0339117B2 JPH0339117B2 JP58101457A JP10145783A JPH0339117B2 JP H0339117 B2 JPH0339117 B2 JP H0339117B2 JP 58101457 A JP58101457 A JP 58101457A JP 10145783 A JP10145783 A JP 10145783A JP H0339117 B2 JPH0339117 B2 JP H0339117B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- acrylate
- acrylic
- parts
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
本発明はアクリル系の水分散型感圧粘着剤に関
するものである。近年アクリル系感圧粘着剤はそ
の優れた粘着特性及び耐久性等の特徴をベース
に、天然ゴム、合成ゴム系等の感圧粘着剤に代わ
つて広く普及する様になつて来ている。更に、此
の種の粘着剤の中でも最近では、特に、有機溶剤
を使用しない、水分散型のものが、省資源、環境
条件改善等の観点から、注目を集めている。此の
様なアクリル系の水分散型感圧粘着剤は、一般に
はアクリル酸エステルやメタアクリル酸エステル
等のアクリル系不飽和単量体を必要に応じてメタ
アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル等の改質用モ
ノマーと共に水媒体中で乳化重合させることによ
り作られている。 此の方法で製造される、室温で粘着性を有する
アクリル系ポリマーは、溶液重合で作られるポリ
マーに較べて比較的大きな重合度を有するため、
感圧接着剤としては高い凝集力を持つことが知ら
れている。 一般的に此等の感圧接着剤は代表的な初期粘着
力(ボールタツク)粘着力(180゜剥離強度)凝集
力(保持力)等の性能に依つて評価されるも
のゝ、従来は本発明が目的とする様な、此等3性
能共に同時に高水準に位置する様な製品は殆んど
見当らなかつた。 其の理由は主として、初期粘着力を高めるに
は、硝子転移温度の低い成分を多くせねばなら
ず、故に、柔軟性が増せばクリープし易くなるの
で、今度は分子量を増さざるを得なく、一方、分
子量の増大は、初期粘着力及び粘着力の低下を招
く、と云つた工合に、必要性能がお互に、相反す
る一面を有しているからである。然るに我々は、
低温及び高温使用、曲面粘着等をも含む、種々の
特殊用途にも適性のある多用途向け水分散型感圧
粘着剤の開発を鋭意検討の結果、特殊のアクリル
酸エステルを採用した、限定されたモノマー組成
物に対し、特に性能アツプに寄与する、限定され
た界面活性剤を用いて乳化重合することに依り、
初期粘着力、粘着力、保持力(凝集力)共に、高
水準に位置する組成物の製法を見い出し、本発明
を完成するに至つた。特に本発明感圧接着剤は、
常温のみならず、高温に於ても保持力が優れるこ
とを特徴としている。 即ち、本発明に於ては重合終了后のラテツクス
にアルカリ成分及び増粘剤を加え、PH、粘度を調
整して得られた感圧接着剤が初期粘着力(ボール
タツク)≧15、粘着力(180゜剥離試験)≧300g/
cm、100℃に於ける保持力(凝集力);24時間后も
クリープなし、の性能を示すことを目的としてい
る。 本発明に於てはまずアクリル酸イソノニルエス
テル(Tg≒−82℃)、アクリル酸、アルキル基が
C2〜C8のアクリル酸エステルを必須成分とし、
此等に対して、他の共重合可能なエチレン系不飽
和モノマーを併用することを特徴としている。 共重合可能なエチレン系不飽和モノマーとして
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アク
リル酸ヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル
酸デシル、アクリル酸ドデシル等のアクリル酸エ
ステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸
n−アミル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタク
リル酸n−オクチル、メタクリル酸iso−オクチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸デシル、メタクリル酸ドデシル等のメタクリ
ル酸エステル類、スチレン、ビニルトルエン、α
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロル
スチレン等のスチレン系モノマー、 アクリル酸ヒヒドロキシエチル、アクリル酸ヒ
ドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロ
キシ基含有化合物、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリ
ル系モノマー、等のN−置換(メタ)アクリル系
モノマー、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸
グリシジル等のエポキシ基含有化合物及び酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、バーサチツク酸ビニ
ル(ベオバ)等のビニルエステル及びアクリロニ
トリル等が挙げられる。 又アルキル基がC2〜C8のアクリル酸エステル
としてはアクリル酸エチル、アクリル酸イソプロ
ピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸n−アミル、アクリル酸イソア
ミル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸イソオクチル等が挙げられる。 本発明に於ける主要成分の一つであるイソノニ
ルアクリレートは詳細が米国特許4376212号に記
載されているが、限定された範囲でアクリル酸及
びアルキル基がC2〜C8のアクリル酸エステル、
更に共重合可能な0〜15重量%からなるエチレン
系不飽和モノマー等を乳化重合する際に併用する
ことにより、特徴が発揮される。 即ち、イソノニルアクリレートが5重量%以下
では其の効果が認められず、一方、50重量%,以
上に多くすると、柔軟性が増し過ぎとなり粘着
力、保持力等を目標値に維持することが不可能と
なる。又、アクリル酸も量は少ないが、併用効果
の影響は大で、1重量%以下では効果が発揮され
ず、逆に8重量%以上になると、初期粘着力等の
性能が目標値以下に低下する。更にアルキル基が
C2〜C8のアクリル酸エステルは少なくとも42重
量%以上含有していないと硝子転位温度が上昇し
て、初期粘着力の維持が難しくなり、一方イソノ
ニルアクリレート、及びアクリル酸の最小必要量
を含有しないと、保持力等の維持が不可能とな
る。 本発明で使用するアクリル系の水分散型感圧接
着剤は、通常の手法に基づき此等の単量体を乳化
重合することに依り製造されるが、重合開始剤と
しては既知の水溶性過酸化塩類、例えば水溶性の
アルカリ金属又はアンモニウムの過硫酸塩、過ホ
ウ酸塩等を使用することが出来、その代表例とし
て過硫酸カリ、過硫酸アンモン、過ホウ酸ソーダ
等が挙げられる。又、場合に依つては、此等過硫
酸塩とメタ重亜硫酸ソーダの如き還元剤を併用し
たレドツクス重合法等も利用することが可能であ
る。 又、乳化重合の際には一般的にはアニオン系及
びノニオン系の界面活性剤を2種又はそれ以上の
併用を行つているが、本発明に於いては、イソノ
ニルアクリレート、及びアクリル酸を必須成分と
する限定されたモノマー組成物に対し、アニオン
系及びノニオン系の界面活性剤が何れもエチレン
オキサイドを含有しており、其の付加モル数がn
=10〜30の場合が特に好適であることを見い出し
た。 理由の詳細は、現状では末だ不明であるが、限
定されたモノマー組成物に対し、特に相溶性が良
好な為と推定される。此の場、アニオン系界面活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキ
シエチレンアルキルフエノールエーテル硫酸ナト
リウム、ポリオキシアルキル(アリル)サルフエ
ートのアンモニウム塩、脂肪酸アミドエーテルサ
ルフエート、等が挙げられる。 又、ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイ
ドとプロピレンオキサイドのブロツクコポリマ
ー、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオ
キシエチレンアルキルチオエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアマイド、ポリオキシエチレン
アルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ンアルキレート等が挙げられる。界面活性剤の使
用量はモノマー100部に対し、0.4〜3.0部が好適
である。0.4部以下では乳化重合物の重合安定性
が低下し、析出物が発生し易くなり、一方、3.0
部以上多量添加すると、耐水性等が著るしく低下
してしまう。 又、使用比率はアニオン系:ノニオン系=2:
8〜8:2の範囲が好適であり、此の範囲外で
は、乳化重合の重合安定性、貯蔵安定等が低下し
てしまう。 一方、エチレンオキサイドの付加モル数は、粘
着剤の性能と大きな相関性があり、付加モル数n
<10、又はn>30の範囲では、本発明の目的性能
の1つである。100℃、24時間、クリープなしを
示す。保持力(凝集力)の確保が不可能となる。 又、乳化重合する際にアルカリ成分を併用し
て、PH3〜10の範囲内で重合するのが好適である
が、此のPH調整剤としては、塩酸、リン酸、酢
酸、コハク酸、ホウ酸、炭酸、等の塩類、アルカ
リ金属水酸化物、アンモニア水、アミン類等を使
用するのが好適である。 実際の重合反応に際しては、まず反応缶にイオ
ン交換水を張込み、次いで、重合開始剤、PH調整
剤等を逐次溶解させ、其のまゝ又は一部モノマー
成分も添加后、窒素気流下で加熱を開始し所定温
度迄昇温后、又は、モノマー併用系の場合には一
定時間所定温度に保つた后、滴下ロートよりモノ
マー成分のフイードを開始する、重合反応は95〜
50℃、特に85〜55℃の範囲が好適であり、モノマ
ーのフイード時間は2〜4時間が好適である。反
応温度が95℃以上の場合や、モノマーフイード時
間が2時間以下の場合は、反応速度が早過ぎて、
除熱不良になり易く、一方反応温度が50℃以下の
場合や、フイード時間が4時間以上の場合、生産
性の低下となるばかりでなく、得られるポリマー
の分子量が増大し、目的とする性能が得られなく
なつてしまう。 重合終了后は、再びアルカリ成分を加えてPH7
〜10に調整し更に増粘剤を添加し、乳化重合物の
室温における粘度を9500〜12000cpsに迄高める。 此の際、増粘剤としては、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリアクリル酸ナトリウム、マレイン酸共重
合物塩、ポリアクリルアミド部分加水分解塩等の
陰イオン系、水溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポエチ
レンイミン−ビニルピリジン共重合物塩、ポリチ
オ尿素酢酸塩等の陽イオン系、および水溶性尿素
樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド、アクリル酸又はメタ
アクリル酸とアクリル酸エステル又はメタアクリ
ル酸エステルとの共重合樹脂、ポリオキシアルキ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート系ポリ
マー等の適用が好適である。尚、本発明の水分散
型粘着剤の固形分は、通常の水分散型粘着剤の固
形分と同様に40〜55重量%である。 以下に於て、本発明の詳細を実施例にて説明す
るが、此の際部との記載は全て重量部を意味し、
また、初期粘着力、粘着力、保持力等の性能評価
は下記の測定条件に従つた。 ◎<初期粘着力(ボールタツク)>;JIS−Z−
0237法。5/32″〜32/32″のスチールボールを
10cm助走させた後、粘着面に触れて停止するボ
ール中最大径の分子数で示す。 ◎<粘着力>;肉25μのPETフイルムに粘着剤を
25μになる様に塗布し、100℃オーブン中で3
分間乾燥した后、25mm幅に切断して粘着テープ
を作成する。此れをステンレス板に接着させた
后、JIS−Z−1528に従い、180゜方向に引剥し
を行い、粘着力(g/10mm)を求めた。 ◎<100℃保持力(凝集力)>、上記<粘着力>測
定の場合と同じ手順で粘着シートを作成した
后、25mm×25mmの面積をステンレス板に接着さ
せ、100℃のオーブン中で1Kgの荷重を掛け、
錘が落下する迄の時間(分)を測定した。 実施例 1 撹拌機、温度計、冷却管、滴下ロート、及び窒
素ガス導入管を備えた4口フラスコにイオン交換
水;45部を仕込み窒素置換した後、約80℃に加熱
して撹拌し、過硫酸アンモニウム;0.7部をイオ
ン交換水;2.5部で溶解した溶液を加えた。次い
で下記の表−1に示す界面活性剤(A)1部、面活性
剤(I)1部をイオン交換水50部に溶解したもの
に、同じく表−1に示す各単量体をそれぞれ記載
の部数(各単量体混合量は100部)を分散するこ
とによつて得たプレエマルシヨンを加えて重合反
応を開始する。プレエマルジヨンを滴下の際に過
硫酸アンモニウム;0.3部をイオン交換水;2.5部
で溶解した溶液を併用し、3時間をかけて連続的
に添加し、反応温度を80±1℃に維持する。滴下
終了后は、其のまゝの温度で更に2時間加熱を継
続し、反応を終了する。 かくして得られたエマルジヨン;100部に対し、
アクリル系の増粘剤(プライマールASE−60)
を加えると共に、アンモニア水を加え、PH7〜10
粘度が約10000cps(B型粘度計ローターNo.6、
20rpmで測定)になる様に調整した。得られた粘
着剤の性能は、表−1に示す通りであつたが、何
れも、3性能共に満足なものであつた。
するものである。近年アクリル系感圧粘着剤はそ
の優れた粘着特性及び耐久性等の特徴をベース
に、天然ゴム、合成ゴム系等の感圧粘着剤に代わ
つて広く普及する様になつて来ている。更に、此
の種の粘着剤の中でも最近では、特に、有機溶剤
を使用しない、水分散型のものが、省資源、環境
条件改善等の観点から、注目を集めている。此の
様なアクリル系の水分散型感圧粘着剤は、一般に
はアクリル酸エステルやメタアクリル酸エステル
等のアクリル系不飽和単量体を必要に応じてメタ
アクリル酸、スチレン、酢酸ビニル等の改質用モ
ノマーと共に水媒体中で乳化重合させることによ
り作られている。 此の方法で製造される、室温で粘着性を有する
アクリル系ポリマーは、溶液重合で作られるポリ
マーに較べて比較的大きな重合度を有するため、
感圧接着剤としては高い凝集力を持つことが知ら
れている。 一般的に此等の感圧接着剤は代表的な初期粘着
力(ボールタツク)粘着力(180゜剥離強度)凝集
力(保持力)等の性能に依つて評価されるも
のゝ、従来は本発明が目的とする様な、此等3性
能共に同時に高水準に位置する様な製品は殆んど
見当らなかつた。 其の理由は主として、初期粘着力を高めるに
は、硝子転移温度の低い成分を多くせねばなら
ず、故に、柔軟性が増せばクリープし易くなるの
で、今度は分子量を増さざるを得なく、一方、分
子量の増大は、初期粘着力及び粘着力の低下を招
く、と云つた工合に、必要性能がお互に、相反す
る一面を有しているからである。然るに我々は、
低温及び高温使用、曲面粘着等をも含む、種々の
特殊用途にも適性のある多用途向け水分散型感圧
粘着剤の開発を鋭意検討の結果、特殊のアクリル
酸エステルを採用した、限定されたモノマー組成
物に対し、特に性能アツプに寄与する、限定され
た界面活性剤を用いて乳化重合することに依り、
初期粘着力、粘着力、保持力(凝集力)共に、高
水準に位置する組成物の製法を見い出し、本発明
を完成するに至つた。特に本発明感圧接着剤は、
常温のみならず、高温に於ても保持力が優れるこ
とを特徴としている。 即ち、本発明に於ては重合終了后のラテツクス
にアルカリ成分及び増粘剤を加え、PH、粘度を調
整して得られた感圧接着剤が初期粘着力(ボール
タツク)≧15、粘着力(180゜剥離試験)≧300g/
cm、100℃に於ける保持力(凝集力);24時間后も
クリープなし、の性能を示すことを目的としてい
る。 本発明に於てはまずアクリル酸イソノニルエス
テル(Tg≒−82℃)、アクリル酸、アルキル基が
C2〜C8のアクリル酸エステルを必須成分とし、
此等に対して、他の共重合可能なエチレン系不飽
和モノマーを併用することを特徴としている。 共重合可能なエチレン系不飽和モノマーとして
は、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アク
リル酸ヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル
酸デシル、アクリル酸ドデシル等のアクリル酸エ
ステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸
n−アミル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタク
リル酸n−オクチル、メタクリル酸iso−オクチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸デシル、メタクリル酸ドデシル等のメタクリ
ル酸エステル類、スチレン、ビニルトルエン、α
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロル
スチレン等のスチレン系モノマー、 アクリル酸ヒヒドロキシエチル、アクリル酸ヒ
ドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル等のヒドロ
キシ基含有化合物、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリ
ル系モノマー、等のN−置換(メタ)アクリル系
モノマー、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸
グリシジル等のエポキシ基含有化合物及び酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、バーサチツク酸ビニ
ル(ベオバ)等のビニルエステル及びアクリロニ
トリル等が挙げられる。 又アルキル基がC2〜C8のアクリル酸エステル
としてはアクリル酸エチル、アクリル酸イソプロ
ピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸n−アミル、アクリル酸イソア
ミル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アク
リル酸イソオクチル等が挙げられる。 本発明に於ける主要成分の一つであるイソノニ
ルアクリレートは詳細が米国特許4376212号に記
載されているが、限定された範囲でアクリル酸及
びアルキル基がC2〜C8のアクリル酸エステル、
更に共重合可能な0〜15重量%からなるエチレン
系不飽和モノマー等を乳化重合する際に併用する
ことにより、特徴が発揮される。 即ち、イソノニルアクリレートが5重量%以下
では其の効果が認められず、一方、50重量%,以
上に多くすると、柔軟性が増し過ぎとなり粘着
力、保持力等を目標値に維持することが不可能と
なる。又、アクリル酸も量は少ないが、併用効果
の影響は大で、1重量%以下では効果が発揮され
ず、逆に8重量%以上になると、初期粘着力等の
性能が目標値以下に低下する。更にアルキル基が
C2〜C8のアクリル酸エステルは少なくとも42重
量%以上含有していないと硝子転位温度が上昇し
て、初期粘着力の維持が難しくなり、一方イソノ
ニルアクリレート、及びアクリル酸の最小必要量
を含有しないと、保持力等の維持が不可能とな
る。 本発明で使用するアクリル系の水分散型感圧接
着剤は、通常の手法に基づき此等の単量体を乳化
重合することに依り製造されるが、重合開始剤と
しては既知の水溶性過酸化塩類、例えば水溶性の
アルカリ金属又はアンモニウムの過硫酸塩、過ホ
ウ酸塩等を使用することが出来、その代表例とし
て過硫酸カリ、過硫酸アンモン、過ホウ酸ソーダ
等が挙げられる。又、場合に依つては、此等過硫
酸塩とメタ重亜硫酸ソーダの如き還元剤を併用し
たレドツクス重合法等も利用することが可能であ
る。 又、乳化重合の際には一般的にはアニオン系及
びノニオン系の界面活性剤を2種又はそれ以上の
併用を行つているが、本発明に於いては、イソノ
ニルアクリレート、及びアクリル酸を必須成分と
する限定されたモノマー組成物に対し、アニオン
系及びノニオン系の界面活性剤が何れもエチレン
オキサイドを含有しており、其の付加モル数がn
=10〜30の場合が特に好適であることを見い出し
た。 理由の詳細は、現状では末だ不明であるが、限
定されたモノマー組成物に対し、特に相溶性が良
好な為と推定される。此の場、アニオン系界面活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキ
シエチレンアルキルフエノールエーテル硫酸ナト
リウム、ポリオキシアルキル(アリル)サルフエ
ートのアンモニウム塩、脂肪酸アミドエーテルサ
ルフエート、等が挙げられる。 又、ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイ
ドとプロピレンオキサイドのブロツクコポリマ
ー、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオ
キシエチレンアルキルチオエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアマイド、ポリオキシエチレン
アルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ンアルキレート等が挙げられる。界面活性剤の使
用量はモノマー100部に対し、0.4〜3.0部が好適
である。0.4部以下では乳化重合物の重合安定性
が低下し、析出物が発生し易くなり、一方、3.0
部以上多量添加すると、耐水性等が著るしく低下
してしまう。 又、使用比率はアニオン系:ノニオン系=2:
8〜8:2の範囲が好適であり、此の範囲外で
は、乳化重合の重合安定性、貯蔵安定等が低下し
てしまう。 一方、エチレンオキサイドの付加モル数は、粘
着剤の性能と大きな相関性があり、付加モル数n
<10、又はn>30の範囲では、本発明の目的性能
の1つである。100℃、24時間、クリープなしを
示す。保持力(凝集力)の確保が不可能となる。 又、乳化重合する際にアルカリ成分を併用し
て、PH3〜10の範囲内で重合するのが好適である
が、此のPH調整剤としては、塩酸、リン酸、酢
酸、コハク酸、ホウ酸、炭酸、等の塩類、アルカ
リ金属水酸化物、アンモニア水、アミン類等を使
用するのが好適である。 実際の重合反応に際しては、まず反応缶にイオ
ン交換水を張込み、次いで、重合開始剤、PH調整
剤等を逐次溶解させ、其のまゝ又は一部モノマー
成分も添加后、窒素気流下で加熱を開始し所定温
度迄昇温后、又は、モノマー併用系の場合には一
定時間所定温度に保つた后、滴下ロートよりモノ
マー成分のフイードを開始する、重合反応は95〜
50℃、特に85〜55℃の範囲が好適であり、モノマ
ーのフイード時間は2〜4時間が好適である。反
応温度が95℃以上の場合や、モノマーフイード時
間が2時間以下の場合は、反応速度が早過ぎて、
除熱不良になり易く、一方反応温度が50℃以下の
場合や、フイード時間が4時間以上の場合、生産
性の低下となるばかりでなく、得られるポリマー
の分子量が増大し、目的とする性能が得られなく
なつてしまう。 重合終了后は、再びアルカリ成分を加えてPH7
〜10に調整し更に増粘剤を添加し、乳化重合物の
室温における粘度を9500〜12000cpsに迄高める。 此の際、増粘剤としては、アルギン酸ナトリウ
ム、ポリアクリル酸ナトリウム、マレイン酸共重
合物塩、ポリアクリルアミド部分加水分解塩等の
陰イオン系、水溶性アニリン樹脂塩酸塩、ポエチ
レンイミン−ビニルピリジン共重合物塩、ポリチ
オ尿素酢酸塩等の陽イオン系、および水溶性尿素
樹脂、ポリエチレンオキシド、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド、アクリル酸又はメタ
アクリル酸とアクリル酸エステル又はメタアクリ
ル酸エステルとの共重合樹脂、ポリオキシアルキ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート系ポリ
マー等の適用が好適である。尚、本発明の水分散
型粘着剤の固形分は、通常の水分散型粘着剤の固
形分と同様に40〜55重量%である。 以下に於て、本発明の詳細を実施例にて説明す
るが、此の際部との記載は全て重量部を意味し、
また、初期粘着力、粘着力、保持力等の性能評価
は下記の測定条件に従つた。 ◎<初期粘着力(ボールタツク)>;JIS−Z−
0237法。5/32″〜32/32″のスチールボールを
10cm助走させた後、粘着面に触れて停止するボ
ール中最大径の分子数で示す。 ◎<粘着力>;肉25μのPETフイルムに粘着剤を
25μになる様に塗布し、100℃オーブン中で3
分間乾燥した后、25mm幅に切断して粘着テープ
を作成する。此れをステンレス板に接着させた
后、JIS−Z−1528に従い、180゜方向に引剥し
を行い、粘着力(g/10mm)を求めた。 ◎<100℃保持力(凝集力)>、上記<粘着力>測
定の場合と同じ手順で粘着シートを作成した
后、25mm×25mmの面積をステンレス板に接着さ
せ、100℃のオーブン中で1Kgの荷重を掛け、
錘が落下する迄の時間(分)を測定した。 実施例 1 撹拌機、温度計、冷却管、滴下ロート、及び窒
素ガス導入管を備えた4口フラスコにイオン交換
水;45部を仕込み窒素置換した後、約80℃に加熱
して撹拌し、過硫酸アンモニウム;0.7部をイオ
ン交換水;2.5部で溶解した溶液を加えた。次い
で下記の表−1に示す界面活性剤(A)1部、面活性
剤(I)1部をイオン交換水50部に溶解したもの
に、同じく表−1に示す各単量体をそれぞれ記載
の部数(各単量体混合量は100部)を分散するこ
とによつて得たプレエマルシヨンを加えて重合反
応を開始する。プレエマルジヨンを滴下の際に過
硫酸アンモニウム;0.3部をイオン交換水;2.5部
で溶解した溶液を併用し、3時間をかけて連続的
に添加し、反応温度を80±1℃に維持する。滴下
終了后は、其のまゝの温度で更に2時間加熱を継
続し、反応を終了する。 かくして得られたエマルジヨン;100部に対し、
アクリル系の増粘剤(プライマールASE−60)
を加えると共に、アンモニア水を加え、PH7〜10
粘度が約10000cps(B型粘度計ローターNo.6、
20rpmで測定)になる様に調整した。得られた粘
着剤の性能は、表−1に示す通りであつたが、何
れも、3性能共に満足なものであつた。
【表】
Claims (1)
- 1 (イ)イソノニルアクリレート;5〜50重量%,
(ロ)アクリル酸;1〜8重量%,(ハ)アルキル基が
C2〜C8のアクリル酸エステル;94〜42重量%,
(ニ)上記(イ)(ロ)(ハ)と共重合可能なエチレン系不飽和
モ
ノマー;0〜15重量%,からなる単量体混合物を
乳化重合する際に、(ホ)付加モル数がn=10〜30で
ある、エチレンオキサイド付加型のアニオン系及
びノニオン系の界面活性剤を、アニオン系:ノニ
オン系=2:8〜8:2の比率で併用し、モノマ
ーの総量100重量部に対して0.4〜3.0重量部を使
用することを特徴とする固形分40〜55重量%の水
分散型感圧接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10145783A JPS59226076A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | 水分散型感圧接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10145783A JPS59226076A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | 水分散型感圧接着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59226076A JPS59226076A (ja) | 1984-12-19 |
| JPH0339117B2 true JPH0339117B2 (ja) | 1991-06-12 |
Family
ID=14301222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10145783A Granted JPS59226076A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | 水分散型感圧接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59226076A (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3531601A1 (de) * | 1985-09-04 | 1987-03-05 | Wacker Chemie Gmbh | Waermefester haftklebestoff |
| JPS6257451A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-13 | Daicel Chem Ind Ltd | 高固形分水性分散液およびその製法 |
| JP2601481B2 (ja) * | 1987-08-12 | 1997-04-16 | 日本カーバイド工業株式会社 | 水性分散型アクリル系感圧接着剤組成物 |
| JPH04248888A (ja) * | 1991-01-25 | 1992-09-04 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 粘着剤組成物および粘着シート |
| US6447900B1 (en) | 1997-03-27 | 2002-09-10 | Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. | Pressure-sensitive adhesive |
| JP2000327722A (ja) * | 1999-05-24 | 2000-11-28 | Clariant Internatl Ltd | 微粒子エマルジョン及びその製造方法 |
| JP4536193B2 (ja) * | 2000-02-10 | 2010-09-01 | 花王株式会社 | 乳化重合用界面活性剤組成物 |
| TWI358426B (en) | 2004-03-08 | 2012-02-21 | Nitto Denko Corp | Pressure-sensitive adhesive composition, pressure- |
| TWI388640B (zh) * | 2004-06-01 | 2013-03-11 | Nitto Denko Corp | 壓敏黏合劑組成物、壓敏黏合片及表面保護膜 |
| TWI387629B (zh) | 2004-07-26 | 2013-03-01 | Nitto Denko Corp | 壓感黏合劑組成物、壓感黏合片及表面保護膜 |
| JP4358190B2 (ja) | 2005-03-16 | 2009-11-04 | 日東電工株式会社 | 粘着剤組成物、粘着シート類および表面保護フィルム |
| KR101258719B1 (ko) | 2005-05-20 | 2013-04-26 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 점착제 조성물, 점착 시트 및 표면 보호 필름 |
| TWI384049B (zh) | 2005-09-05 | 2013-02-01 | Nitto Denko Corp | Adhesive composition, adhesive sheet and surface protective film |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3922464A (en) * | 1972-05-26 | 1975-11-25 | Minnesota Mining & Mfg | Removable pressure-sensitive adhesive sheet material |
| JPS59152971A (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-31 | Daicel Chem Ind Ltd | 高固形分ラテックスの製造法 |
-
1983
- 1983-06-07 JP JP10145783A patent/JPS59226076A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59226076A (ja) | 1984-12-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0769040B1 (en) | Repositionable pressure sensitive adhesive comprising tacky microspheres | |
| JPH0339117B2 (ja) | ||
| JPH10114887A (ja) | 再剥離型感圧接着剤とその接着シ―ト類 | |
| JP2003027026A (ja) | 再剥離用水分散型感圧性接着剤 | |
| JP2006524741A (ja) | 可塑剤耐性を有する剥離可能な感圧接着剤 | |
| CN101896510A (zh) | 用于可除去的压敏粘合剂的丙烯酸乳液聚合物 | |
| JP2001152118A (ja) | 粘着剤組成物および粘着テープ | |
| JP4302371B2 (ja) | テープ状絶縁材、絶縁物品および絶縁材用水分散型アクリル系粘着剤 | |
| JP3849889B2 (ja) | アクリル系粘着剤組成物 | |
| JP2000119617A (ja) | アクリルエマルジョン型感圧接着剤およびこれを用いた感圧接着剤製品 | |
| JPH05105856A (ja) | 水分散性粘着剤組成物及び粘着テープ、ラベルもしくはシート | |
| JP2004189933A (ja) | 水性エマルション型粘着剤組成物 | |
| JP2007197693A (ja) | エマルジョン型粘着剤および粘着シート | |
| JP2943197B2 (ja) | アクリル系乳化重合体を含んだ着脱可能な感圧接着剤組成物とこれを塗布した構造体及び同組成物の製造方法 | |
| JP5653890B2 (ja) | 水分散型粘着剤組成物および粘着テープ | |
| JPH0710901B2 (ja) | 合成樹脂エマルジョンの製造方法 | |
| JP3611911B2 (ja) | アクリル系エマルジョン型粘着剤 | |
| JP2002363521A (ja) | 水分散型粘着剤組成物および粘着テープ | |
| JP2017179192A (ja) | 粘着剤組成物 | |
| CN113366076A (zh) | 水性丙烯酸类压敏粘合剂组合物、其制备方法和包含其的压敏粘合剂片材 | |
| JP4366708B2 (ja) | 再剥離用水分散型感圧性接着剤 | |
| JPS63238180A (ja) | 水分散型感圧性接着剤組成物 | |
| JP3026127B2 (ja) | アクリル系ホットメルト型粘着剤用樹脂の製造方法 | |
| JP2686255B2 (ja) | 水分散型感圧性接着剤組成物の製造方法 | |
| JPS59210917A (ja) | ポリクロロプレンラテツクスの製造方法 |