JPH0339511Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0339511Y2 JPH0339511Y2 JP1987029043U JP2904387U JPH0339511Y2 JP H0339511 Y2 JPH0339511 Y2 JP H0339511Y2 JP 1987029043 U JP1987029043 U JP 1987029043U JP 2904387 U JP2904387 U JP 2904387U JP H0339511 Y2 JPH0339511 Y2 JP H0339511Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wool
- interlining
- binder
- woven
- nonwoven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Details Of Garments (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本考案は、衣料用の不織芯地に関し、更に詳し
くは、天然繊維であるウールの素材特性を活用し
た新規な不織芯地に関する。 [従来の技術及びその問題点] 不織布からなる芯地は、裁断や縫製等の作業性
に優れ、又製品の多様性も従来の編織物からなる
芯地よりも格段に優れるため、衣料用途において
非常に重要な位置を占めている。これらの不織芯
地は、含浸接着法、繊維接着法、あるいは、機械
的絡合法等、製法においても多様な材料が開発さ
れている。 しかしながら、ウールを少なくとも60%以上含
み、ウールの素材特性を活用した不織芯地は、現
在実用化されておらず、芯地としては利用できな
いウールフエルトを除き、ウールを主体とした不
織芯地は見当らない。 この理由について以下簡単に述べると、通常芯
地として利用される不織布は100g/m2以下の目
付のものであり、これらの目付の不織布を得るた
めには、通常エマルシヨン等の液状接着剤を含浸
することで繊維間交点を結合する方法、あるい
は、熱可塑性の合成繊維を用いて、加熱加圧によ
り合成繊維の熱可塑性を利用して繊維間交点を結
合する方法等が利用される。不織布の構成繊維と
してウールを利用した場合、前者の接着剤を用い
る方法では、ウールが湿潤することで伸縮挙動を
示し、その結果、寸法安定性に劣り、又、皺やケ
バ立ちが多発して、不織芯地として実用できるも
のが得られず、後者の繊維接着を利用する方法
は、接着剤を利用する場合の欠点は認められない
ものの、繊維状接着剤によりウールが堅固に固定
され、その結果、ウールの優れた風合や表地との
馴染み等の素材特性を活用できないためと考えら
れる。 従つて、本考案は、ウール繊維が少なくとも60
%以上、好適にはウール100%からなり、ウール
の素材特性を最大に活用でき、かつ十分な強度を
もつた不織芯地の提供を目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本考案は、全構成繊維の少なくとも60重量%が
ウールであつて、該繊維間が反応型の結合剤によ
り部分的に結合されていることを特徴とする不織
芯地に関する。 [作用] 以下本考案の不織芯地を、図面を参照して詳述
するが、本考案はこれらの図面や後に述べる実施
例に限定されるものではない。 第1図は、本考案による不織芯地の一例を示す
拡大断面図で、第2図は、その斜視図である。 第1図において、ウール4を主たる構成繊維と
するウエブが、結合剤5により部分的に圧密結合
され、未結合部2と結合部3とから不織芯地1を
形成している。 本考案で利用するウール4は、特に羊毛に限定
されるものではなく、やぎ、ラマ、アルパカ、キ
ヤメル、あるいは、アンゴラ等の周知のウールと
称されるものは全て利用可能であり、また、ウエ
ブの均質性や作業性等の観点から繊維長が50mm以
上の梳毛を利用することが有利であるが、紡毛繊
維も十分に利用することができる。 本考案は、ウールの素材特性を活用した衣料用
の不織芯地の提供を目的とするため、ウールは、
不織布を構成する全繊維の60重量%以上含まれる
ことが必要で、全構成繊維がウールであることが
最も望ましい。ウールが60重量%未満の場合に
は、ウール以外の繊維の性質が出現し、ウール特
有の風合や伸縮性等が阻害されるので不適当であ
る。 次に、結合剤5について説明すると、結合剤と
しては反応型の結合剤が用いられ、周知のエマル
シヨン型、溶液型、あるいは、二液混合型等のも
のを利用することができる。本考案に特に適した
ものとして、自己架橋型のエマルシヨン型結合剤
を用いることが、有機溶剤等の有害物質を用いな
いため安全性が高く、且つ、生産性にも優れるた
め有利である。 これらの反応型の結合剤としては、アクリル
系、酢酸ビニル系、ブタジエン系、ポリウレタン
系、あるいは、天然ゴム系等があり、任意に選択
することができるが、特に、ポリエチルアクリレ
ートを主成分とし、N−メチロールアクリルアマ
イド等の官能基を部分的に有する自己架橋型のア
クリル系エマルシヨンを用いた場合に、高強度で
しかも極めて柔軟且つ耐久性に優れた不織芯地が
得られるため最適と考えられる。 上述のウール4を主たる構成繊維とする不織ウ
エブは、周知のカーデイング法、あるいは、エア
レイ法等で容易に形成することができる。 これらのウエブの形成手段や、方向性等の制御
手段は全く任意であるが、芯地としての適用に鑑
み、ウエブの目付は100g/m2以下、好適には、
20乃至70g/m2であることが望ましい。 このウール4を主構成とするウエブが、結合剤
5により、繊維間の交点が部分的に結合され、本
考案の不織芯地1が得られるものであるが、ここ
で、本考案に利用する部分結合技術について簡単
に説明すると、部分結合技術に関しては、プリン
ト法や転写法等の周知の部分結合技術を全て利用
することができる。しかしながら、本考案はウー
ルの素材特性の活用を目的とするため、本考案者
等による例えば特願昭59−247471号に示す部分結
合技術を利用することが最適と考えられる。つま
り、嵩高のウエブにそのまま液状又はペースト状
の結合剤をプリントした場合は、繊維間に結合剤
が侵入して繊維表面の多くを被覆し品質阻害を生
じたり、あるいは、ウエブが結合剤の粘着性によ
り乱れたりする場合があり、特に、本考案のよう
にウールを利用する場合、含浸法と同様にウール
が湿潤により膨潤し、ウエブが乱れて実用性のあ
る不織布を得ることができない。しかし、前記特
願昭の方法は、予め所定のパターンで予備乾燥さ
れた未架橋状態の結合剤を、圧密化された又は圧
密化されないウエブに加熱加圧下で押込む方法で
あるため、結合剤が繊維表面を被覆することが極
めて少なく、また、ウール特有の伸縮挙動も生じ
ないので、その結果、ウールの素材特性が全く損
われない、極めて高い品位品質の不織芯地が得ら
れるものである。 上記の部分結合技術において、結合剤のパター
ンや塗布面積は、不織布の目付、あるいは、芯地
としての要求特性等に応じて適宜決定されるもの
であるが、結合剤5が存在する結合部3の面積が
不織布表面の5乃至50%、好適には、8乃至30%
であることがウールの素材特性を生かすためには
好ましく、結合部3の面積が不織布表面の50%を
越える場合、ウールの特性が阻害される場合があ
るため、好ましくない。 以上の構成とすることで、ウールを主体とし、
ウールの性質を最大に活用することができる、従
来にはない新規な不織芯地が得られるものであ
り、更に、本考案の不織芯地を接着芯地とするた
めに、例えばポリアミド、ポリオレフイン、ある
いは、ポリエステル等の接着剤を塗布した接着加
工を行うことも、論ずるまでも無く容易に可能で
あり本考案の技術に含まれるものである。 以下、本考案の芯地を実施例により更に具体的
に説明する。 [実施例] 平均繊維長が約100mmのウール(梳毛糸)100%
からなり、カード機により開繊された目付が35
g/m2のウエブを形成した。 一方、結合剤としてポリエチルアクリレートを
主成分とし、N−メチロールアクリルアマイド等
の官能基を部分的に有する自己架橋型のアクリル
系エマルシヨンをロータリースクリーン装置によ
り、離型性シリコンゴムベルト上に千鳥パターン
に固形分で約15g/m2塗布し、次いで100℃の温
度で未反応状態で乾燥して水分を除去した後、前
記のウール100%からなるウエブに転写し、130
℃、50Kg/cmの温度及び線圧力でウエブ内に押込
み、結合剤によりウールの繊維間交点が結合され
た部分結合不織布を得た。 尚、得られた不織布における結合剤の占める面
積は不織布全体の約15%で、不織布の目付及び厚
みは各々約50g/m2及び約0.45mmであつた。 得られた不織布を、150℃のオーブンで加熱し
結合剤のアフターキユアーを行つて、本考案によ
るウール100%の不織芯地を得た。 得られた不織芯地の性能を調べるために、ウー
ル特有の性質であるハイグラルエキスパンジヨン
を温度20℃、湿度40%、及び、温度30℃、湿度90
%の条件下で測定し、また、JIS L 1096に準し
て定速伸張試験により機械的性質を測定し、その
結果を第1表に示す。 これとの比較のために、実施例と同一の結合剤
及び製法により、繊維のみをウールに代えてポリ
エステル繊維で作製した不織芯地(比較例1)、
及び、ウール100%からなるウエブを、実施例1
で用いたものと同一のアクリルエマルシヨンで全
面的に含浸結合した不織芯地(比較例2)を作製
し、実施例と同一の試験を行い、その結果も、第
1表に示した。 第1表に示す結果からも明らかなように、本考
案による不織芯地は、ウールの表地と、極めて近
似したハイグラルエキスパンジヨンを示し、引張
り強度等の機械的性質にも優れ、しかも、非常に
柔軟な風合を有するものであり、比較例のものと
比べて、芯地としての必要特性である表地との馴
染みや、補強保形性にも格段に優れるものであ
り、ウール製の高級スーツ等に最適のものであつ
た。
くは、天然繊維であるウールの素材特性を活用し
た新規な不織芯地に関する。 [従来の技術及びその問題点] 不織布からなる芯地は、裁断や縫製等の作業性
に優れ、又製品の多様性も従来の編織物からなる
芯地よりも格段に優れるため、衣料用途において
非常に重要な位置を占めている。これらの不織芯
地は、含浸接着法、繊維接着法、あるいは、機械
的絡合法等、製法においても多様な材料が開発さ
れている。 しかしながら、ウールを少なくとも60%以上含
み、ウールの素材特性を活用した不織芯地は、現
在実用化されておらず、芯地としては利用できな
いウールフエルトを除き、ウールを主体とした不
織芯地は見当らない。 この理由について以下簡単に述べると、通常芯
地として利用される不織布は100g/m2以下の目
付のものであり、これらの目付の不織布を得るた
めには、通常エマルシヨン等の液状接着剤を含浸
することで繊維間交点を結合する方法、あるい
は、熱可塑性の合成繊維を用いて、加熱加圧によ
り合成繊維の熱可塑性を利用して繊維間交点を結
合する方法等が利用される。不織布の構成繊維と
してウールを利用した場合、前者の接着剤を用い
る方法では、ウールが湿潤することで伸縮挙動を
示し、その結果、寸法安定性に劣り、又、皺やケ
バ立ちが多発して、不織芯地として実用できるも
のが得られず、後者の繊維接着を利用する方法
は、接着剤を利用する場合の欠点は認められない
ものの、繊維状接着剤によりウールが堅固に固定
され、その結果、ウールの優れた風合や表地との
馴染み等の素材特性を活用できないためと考えら
れる。 従つて、本考案は、ウール繊維が少なくとも60
%以上、好適にはウール100%からなり、ウール
の素材特性を最大に活用でき、かつ十分な強度を
もつた不織芯地の提供を目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本考案は、全構成繊維の少なくとも60重量%が
ウールであつて、該繊維間が反応型の結合剤によ
り部分的に結合されていることを特徴とする不織
芯地に関する。 [作用] 以下本考案の不織芯地を、図面を参照して詳述
するが、本考案はこれらの図面や後に述べる実施
例に限定されるものではない。 第1図は、本考案による不織芯地の一例を示す
拡大断面図で、第2図は、その斜視図である。 第1図において、ウール4を主たる構成繊維と
するウエブが、結合剤5により部分的に圧密結合
され、未結合部2と結合部3とから不織芯地1を
形成している。 本考案で利用するウール4は、特に羊毛に限定
されるものではなく、やぎ、ラマ、アルパカ、キ
ヤメル、あるいは、アンゴラ等の周知のウールと
称されるものは全て利用可能であり、また、ウエ
ブの均質性や作業性等の観点から繊維長が50mm以
上の梳毛を利用することが有利であるが、紡毛繊
維も十分に利用することができる。 本考案は、ウールの素材特性を活用した衣料用
の不織芯地の提供を目的とするため、ウールは、
不織布を構成する全繊維の60重量%以上含まれる
ことが必要で、全構成繊維がウールであることが
最も望ましい。ウールが60重量%未満の場合に
は、ウール以外の繊維の性質が出現し、ウール特
有の風合や伸縮性等が阻害されるので不適当であ
る。 次に、結合剤5について説明すると、結合剤と
しては反応型の結合剤が用いられ、周知のエマル
シヨン型、溶液型、あるいは、二液混合型等のも
のを利用することができる。本考案に特に適した
ものとして、自己架橋型のエマルシヨン型結合剤
を用いることが、有機溶剤等の有害物質を用いな
いため安全性が高く、且つ、生産性にも優れるた
め有利である。 これらの反応型の結合剤としては、アクリル
系、酢酸ビニル系、ブタジエン系、ポリウレタン
系、あるいは、天然ゴム系等があり、任意に選択
することができるが、特に、ポリエチルアクリレ
ートを主成分とし、N−メチロールアクリルアマ
イド等の官能基を部分的に有する自己架橋型のア
クリル系エマルシヨンを用いた場合に、高強度で
しかも極めて柔軟且つ耐久性に優れた不織芯地が
得られるため最適と考えられる。 上述のウール4を主たる構成繊維とする不織ウ
エブは、周知のカーデイング法、あるいは、エア
レイ法等で容易に形成することができる。 これらのウエブの形成手段や、方向性等の制御
手段は全く任意であるが、芯地としての適用に鑑
み、ウエブの目付は100g/m2以下、好適には、
20乃至70g/m2であることが望ましい。 このウール4を主構成とするウエブが、結合剤
5により、繊維間の交点が部分的に結合され、本
考案の不織芯地1が得られるものであるが、ここ
で、本考案に利用する部分結合技術について簡単
に説明すると、部分結合技術に関しては、プリン
ト法や転写法等の周知の部分結合技術を全て利用
することができる。しかしながら、本考案はウー
ルの素材特性の活用を目的とするため、本考案者
等による例えば特願昭59−247471号に示す部分結
合技術を利用することが最適と考えられる。つま
り、嵩高のウエブにそのまま液状又はペースト状
の結合剤をプリントした場合は、繊維間に結合剤
が侵入して繊維表面の多くを被覆し品質阻害を生
じたり、あるいは、ウエブが結合剤の粘着性によ
り乱れたりする場合があり、特に、本考案のよう
にウールを利用する場合、含浸法と同様にウール
が湿潤により膨潤し、ウエブが乱れて実用性のあ
る不織布を得ることができない。しかし、前記特
願昭の方法は、予め所定のパターンで予備乾燥さ
れた未架橋状態の結合剤を、圧密化された又は圧
密化されないウエブに加熱加圧下で押込む方法で
あるため、結合剤が繊維表面を被覆することが極
めて少なく、また、ウール特有の伸縮挙動も生じ
ないので、その結果、ウールの素材特性が全く損
われない、極めて高い品位品質の不織芯地が得ら
れるものである。 上記の部分結合技術において、結合剤のパター
ンや塗布面積は、不織布の目付、あるいは、芯地
としての要求特性等に応じて適宜決定されるもの
であるが、結合剤5が存在する結合部3の面積が
不織布表面の5乃至50%、好適には、8乃至30%
であることがウールの素材特性を生かすためには
好ましく、結合部3の面積が不織布表面の50%を
越える場合、ウールの特性が阻害される場合があ
るため、好ましくない。 以上の構成とすることで、ウールを主体とし、
ウールの性質を最大に活用することができる、従
来にはない新規な不織芯地が得られるものであ
り、更に、本考案の不織芯地を接着芯地とするた
めに、例えばポリアミド、ポリオレフイン、ある
いは、ポリエステル等の接着剤を塗布した接着加
工を行うことも、論ずるまでも無く容易に可能で
あり本考案の技術に含まれるものである。 以下、本考案の芯地を実施例により更に具体的
に説明する。 [実施例] 平均繊維長が約100mmのウール(梳毛糸)100%
からなり、カード機により開繊された目付が35
g/m2のウエブを形成した。 一方、結合剤としてポリエチルアクリレートを
主成分とし、N−メチロールアクリルアマイド等
の官能基を部分的に有する自己架橋型のアクリル
系エマルシヨンをロータリースクリーン装置によ
り、離型性シリコンゴムベルト上に千鳥パターン
に固形分で約15g/m2塗布し、次いで100℃の温
度で未反応状態で乾燥して水分を除去した後、前
記のウール100%からなるウエブに転写し、130
℃、50Kg/cmの温度及び線圧力でウエブ内に押込
み、結合剤によりウールの繊維間交点が結合され
た部分結合不織布を得た。 尚、得られた不織布における結合剤の占める面
積は不織布全体の約15%で、不織布の目付及び厚
みは各々約50g/m2及び約0.45mmであつた。 得られた不織布を、150℃のオーブンで加熱し
結合剤のアフターキユアーを行つて、本考案によ
るウール100%の不織芯地を得た。 得られた不織芯地の性能を調べるために、ウー
ル特有の性質であるハイグラルエキスパンジヨン
を温度20℃、湿度40%、及び、温度30℃、湿度90
%の条件下で測定し、また、JIS L 1096に準し
て定速伸張試験により機械的性質を測定し、その
結果を第1表に示す。 これとの比較のために、実施例と同一の結合剤
及び製法により、繊維のみをウールに代えてポリ
エステル繊維で作製した不織芯地(比較例1)、
及び、ウール100%からなるウエブを、実施例1
で用いたものと同一のアクリルエマルシヨンで全
面的に含浸結合した不織芯地(比較例2)を作製
し、実施例と同一の試験を行い、その結果も、第
1表に示した。 第1表に示す結果からも明らかなように、本考
案による不織芯地は、ウールの表地と、極めて近
似したハイグラルエキスパンジヨンを示し、引張
り強度等の機械的性質にも優れ、しかも、非常に
柔軟な風合を有するものであり、比較例のものと
比べて、芯地としての必要特性である表地との馴
染みや、補強保形性にも格段に優れるものであ
り、ウール製の高級スーツ等に最適のものであつ
た。
【表】
[考案の効果]
本考案による不織芯地は、従来不織芯地として
の適用が極めて困難か、あるいは、実質的に不可
能であつたウール繊維の利用を実現したものであ
る。このため、従来、ウール素材を用いた高級ス
ーツ等には不織芯地が適用されず、作業性等にお
いて不織布よりも明らかに劣る織物芯地が利用さ
れてきたものであるが、本考案の不織芯地は、ウ
ールの素材特性を最大に活用したものであり、高
級なウール表地との馴染みに優れ、しかも、不織
布故の、優れた裁断性、縫製性、あるいは、補強
保形性等を全て具備する。 又、本考案の不織芯地は部分結合という構造を
採用するため、構造自由度に優れ、織物芯地では
実質的に不可能な立体成形性を有するので、縫製
技術の巾を拡大することができる。このため、高
度の熟練と技術を必要とした仕立を、従来よりも
遥かに容易に、しかも均質にすることが可能であ
る。 従つて、本考案の不織芯地は、ウールの優れた
素材特性と、芯地としての不織布の優れた適性を
単に併せただけではなく、従来の縫製技術を合理
化し、容易にし、しかも、品質の安定した製品を
安価に提供することが可能となる画期的な芯地で
ある。
の適用が極めて困難か、あるいは、実質的に不可
能であつたウール繊維の利用を実現したものであ
る。このため、従来、ウール素材を用いた高級ス
ーツ等には不織芯地が適用されず、作業性等にお
いて不織布よりも明らかに劣る織物芯地が利用さ
れてきたものであるが、本考案の不織芯地は、ウ
ールの素材特性を最大に活用したものであり、高
級なウール表地との馴染みに優れ、しかも、不織
布故の、優れた裁断性、縫製性、あるいは、補強
保形性等を全て具備する。 又、本考案の不織芯地は部分結合という構造を
採用するため、構造自由度に優れ、織物芯地では
実質的に不可能な立体成形性を有するので、縫製
技術の巾を拡大することができる。このため、高
度の熟練と技術を必要とした仕立を、従来よりも
遥かに容易に、しかも均質にすることが可能であ
る。 従つて、本考案の不織芯地は、ウールの優れた
素材特性と、芯地としての不織布の優れた適性を
単に併せただけではなく、従来の縫製技術を合理
化し、容易にし、しかも、品質の安定した製品を
安価に提供することが可能となる画期的な芯地で
ある。
第1図は、本考案の不織芯地の一例を示す拡大
断面図で、第2図はその斜視図である。 図中の数字は、1……不織芯地、2……未結合
部、3……結合部、4……ウール、5……結合
剤。
断面図で、第2図はその斜視図である。 図中の数字は、1……不織芯地、2……未結合
部、3……結合部、4……ウール、5……結合
剤。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 全構成繊維の少なくとも60重量%がウールで
あつて、該繊維間が反応型の結合剤により部分
的に結合されていることを特徴とする不織芯
地。 (2) 目付が100g/m2未満である実用新案登録請
求の範囲第1項記載の不織芯地。 (3) 結合剤の存在面積が不織布表面積の約8乃至
30%である実用新案登録請求の範囲第1項記載
の不織芯地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987029043U JPH0339511Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987029043U JPH0339511Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63135988U JPS63135988U (ja) | 1988-09-07 |
| JPH0339511Y2 true JPH0339511Y2 (ja) | 1991-08-20 |
Family
ID=30832569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987029043U Expired JPH0339511Y2 (ja) | 1987-02-27 | 1987-02-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0339511Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6312743A (ja) * | 1986-07-01 | 1988-01-20 | 倉敷繊維加工株式会社 | 不織布芯地 |
-
1987
- 1987-02-27 JP JP1987029043U patent/JPH0339511Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63135988U (ja) | 1988-09-07 |
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