JPH0340647B2 - - Google Patents
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- JPH0340647B2 JPH0340647B2 JP60100284A JP10028485A JPH0340647B2 JP H0340647 B2 JPH0340647 B2 JP H0340647B2 JP 60100284 A JP60100284 A JP 60100284A JP 10028485 A JP10028485 A JP 10028485A JP H0340647 B2 JPH0340647 B2 JP H0340647B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- billet
- aluminum alloy
- pressure
- wear
- aluminum
- Prior art date
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- Extrusion Of Metal (AREA)
Description
産業上の利用分野
この発明は、耐摩耗部品としての例えば内燃機
内のピストン、シリンダー、コンプレツサ・ベー
ン等に使用される耐摩耗性アルミニウム合金、特
にAl−Cu系合金をベースとして切削性を改善し
た耐摩耗性アルミニウム合金押出材に関する。 定 義 なお、この明細書において、「%」はいずれも
重量%を示すものである。 従来の技術 従来、耐摩耗部品用のアルミニウム合金展伸材
の代表的なものとしては、A4000番系のAl−Si系
合金が良く知られている。 発明が解決しようとする問題点 ところが、概してAl−Si系の耐摩耗性アルミ
ニウム合金は、マトリツクス中に分布する初晶及
び共晶のSi粒子がいずれも硬質粒子であるため切
削性、特に切削工具寿命の保持性に劣るという欠
点があつた。即ち、耐摩耗部品は、多くの場合最
終加工として切削加工が行われるが、この切削に
際して切削工具の摩耗が激しく、その頻繁な取替
えに多大の時間を要するのみならず、高速切削が
困難であり、しかも工具1個当りの被加工部品数
が少ないものとなるため、結果的にコスト高につ
き、使用される用途が限定されるというような問
題があつた。 問題点を解決するための手段 この発明は、上記のような問題点を解決するた
め、それ自体切削性の比較的良好な高力合金であ
るAl−Cu系合金をベースに用い、かつ耐摩耗性
の向上元素として従来用いられていたSiに代え
て、Mn、Cr、Niのうちの少なくとも1種以上を
添加してAl−Mn、Al−Cr等の金属間化合物を分
布せしめることにより、切削性を良好に保ちつつ
所要の耐摩耗性を付与すると共に、それらの金属
間化合物を、高圧凝固法を用いて作製したビレツ
トから押出加工を行うものとすることによつて均
一かつ微細に分布せしめるようにしたものであ
る。そしてそれにより機械的性質の均質な耐摩耗
性、切削性に優れたアルミニウム合金の提供を図
るものである。 即ち、この発明は、 Cu;2〜10%を含有し、かつ Cr;0.5〜20%、 Mn;1%を超え20%以下、 Ni;0.5〜20%のうちの1種または2種 以上を含有し、更に必要に応じて Mg;0.2〜1.8%、 Si;0.2%以上4%未満の1種または2種を含
有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からな
るアルミニウム合金押出材を溶解し、その溶湯
を、300〜350℃に予熱した加圧凝固用金型に注湯
して300Kgf/cm2以上の高圧下に加圧凝固せしめ
ることによりビレツトに作製したのち、該ビレツ
トを押出加工することを特徴とする切削性に優れ
た耐摩耗性アルミニウム合金押出材の製造法を要
旨とするものである。 先ず、上記合金成分の限定理由について説明す
ると次のとおりである。 必須成分としてのCuは、既知のとおり主とし
て合金の強度向上に寄与するものであり、2%未
満では強度に不十分なものとなり、10%をこえる
とAl、Cu系晶出物が多く発生し、かえつて強度
の低下を招く。好適には4〜8%程度の含有量に
設定するのが良い。 Cr、Mn、Niは従のAl−Si系合金のSiに代わる
耐摩耗性の向上元素として有効に作用するもので
あり、この作用の上から本発明においては相互に
実質的に均等物として評価されるものである。こ
れらの含有量について、一般的にいえることは、
Cuの含有量との相対関係において、Cu量が少な
い場合にはCr、Mn、Niを多くするように配慮す
ることが望ましい。しかしながら、Crにおいて
0.5%未満、Mnにおいて1%以下、Niの場合に
おいて0.5%未満とそれらが少なすぎる場合には、
所期する良好な耐摩耗性を得ることができない。
逆に、いずれも上限値の20%をこえるこきは、そ
れらの粗大な金属間化合物の発生により押出性が
悪くなり著しくは押出しが困難になる。 任意的な含有成分として必要に応じて添加され
るMg、Siは、いずれも合金の強度向上に寄与す
るものであり、いずれも下限値とする0.2%未満
の場合にはその添加効果に充分でなく、逆に
Mg;1.8%超過、Si;4%以上のときは、かえつ
て強度の低下を招くと共に、切削性の低下、殊に
切削工具寿命の劣化を招く。 次に、製造工程について説明する。この発明は
展伸材としてのアルミニウム合金押出材の製造に
関して、その押出用ビレツトの作製に特に加圧凝
固法を採用し、Al−Mn、Al−Cr、Al−Ni等の
金属間化合物の微細化とその分布の均一性を向上
する。即ち、上記アルミニウム合金を溶解し、そ
の溶湯を加圧凝固用金型内に注湯して加圧凝固せ
しめることにより、欠陥のない結晶粒の均一かつ
微細なビレツトの作製を行うものである。加圧凝
固用金型は、これに押出機のコンテナを利用する
ものとしてもよい。即ち、アルミニウム合金溶湯
を直接該コンテナに注入し、ステム加圧しつつ凝
固させるものとしても良い。もちろん、この場
合、上記コンテナの前面は盲ダイスを付設して塞
ぎ、加圧凝固中の溶湯の噴き出しを防ぐものとす
ることが必要である。 また、上記の注湯に際しては、前記金型を予め
300〜350℃に加熱しておくものとする。これによ
りビレツトに一層微細な組織を得ることを可能に
する。即ち、300℃程度未満であると、注湯後前
記アルミニウムの凝固がすぐに開始してしまい、
加圧凝固による効果が充分に達成され難い。一方
350℃をこえる高温に加熱しておくと、冷却速度
が遅くなり、晶出物が成長して上記微細化効果を
充分に達成し難いものとなる。 注湯後、すぐさま前記金型内の溶湯を加圧ピス
トンにより加圧し、凝固を進行せしめることによ
つてビレツトを作製する。即ち、加圧凝固法によ
つてビレツトを作製する。この際の加圧力は十分
な加圧凝固の効果を得るためには少なくとも300
Kgf/cm2以上に設定することが必要であり、好ま
しくは500〜1000Kgf/cm2程度とするのが良い。
このように、所定の加圧状態下においてアルミニ
ウム合金を凝固させることにより、鋳造割れを生
じさせることなく、かつ晶出物の小さなビレツト
を作製しうる。従つて、従来の鋳造法によつてビ
レツトを作製する場合、組織の均一化と微細化を
はかるために必要とした爾後の加熱均質化処理を
省略することが可能となり、そのための熱エネル
ギー及び処理時間の節約を達成しうる。上記加圧
力の大小は、ビレツトの品質にさして大きな影響
を与えるものではない。しかしながら300Kgf/
cm2未満では、加圧凝固法による鋳造割れ防止及び
結晶粒の微細化効果に不十分であり、反面例えば
1500Kgf/cm2をこえるような高圧を付加しても、
それに要するエネルギーの増大に見合う効果の比
例的向上を見ることができないためむしろ無益で
ある。なお、加圧凝固により、晶出物の微細化を
はかりうる理由は、加圧により金型と溶湯の間及
び溶湯内の空〓が消減し、冷却速度が増大するこ
とが1つの要因になつているものと推測される。 上記の加圧凝固法により作製したビレツトは、
次にこれを押出加工して所期する高強度アルミニ
ウム合金材とする。ここに、ビレツトは一旦冷却
された固相状態のものを用いても良いが、好まし
くは前記加圧凝固の進行により、ビレツトの温度
が伸出加工に適する温度、例えば液相温度の約
1/2程度にまで低下し半溶融状態となつた時点
で、加圧凝固工程を終了し、すぐさまそのまま押
出機のコンテナに装填して押出しを開始するもの
となすことが推奨される。このような手順を採用
することにより、押出加工に際してのビレツトの
加熱工程を省くことが可能となり、その加熱に要
するエネルギー及び時間を節約し、合金押出材の
製造能率の向上及び製造コストの低減の利益を享
受しうる。 発明の効果 この発明は上述のように、組成面において、強
化元素としてCuを含有するAl−Cu系合金をベー
スにしながら、耐摩耗性向上元素としてCr、
Mn、Niのうちの少なくとも1種を所定量含有し
ているものであるから、従来のAl−Si系耐摩耗
性合金に較べて遜色のない耐摩耗性を保有しなが
ら、硬質のSi粒子を含む上記従来合金に較べて切
削性、特に切削工具寿命性の優れたものとするこ
とができる。かつ製造工程面では、上記組成のア
ルミニウム合金の溶湯を、300〜350℃に予熱した
加圧凝固用金型に注湯し300Kgf/cm2以上の高圧
凝固法によりビレツトの作製を行い、然る後該ビ
レツトの押出加工を行うものとしている。従つ
て、鋳造法では得られない均一で微細な組織の合
金材料を得ることができ、愈々機械的性質、耐摩
耗性、切削性の均一で安定した材料を得ることが
できる。従つて、この発明によつて得られる合金
押出材は、高速切削性が可能であること、切削工
具寿命が増大されることが相俟つて、耐摩耗部品
の加工歩留りの向上、製造コストの低減をはかり
うる。 実施例 実施例 1 次にこの発明の実施例を比較例とともに示す。
内のピストン、シリンダー、コンプレツサ・ベー
ン等に使用される耐摩耗性アルミニウム合金、特
にAl−Cu系合金をベースとして切削性を改善し
た耐摩耗性アルミニウム合金押出材に関する。 定 義 なお、この明細書において、「%」はいずれも
重量%を示すものである。 従来の技術 従来、耐摩耗部品用のアルミニウム合金展伸材
の代表的なものとしては、A4000番系のAl−Si系
合金が良く知られている。 発明が解決しようとする問題点 ところが、概してAl−Si系の耐摩耗性アルミ
ニウム合金は、マトリツクス中に分布する初晶及
び共晶のSi粒子がいずれも硬質粒子であるため切
削性、特に切削工具寿命の保持性に劣るという欠
点があつた。即ち、耐摩耗部品は、多くの場合最
終加工として切削加工が行われるが、この切削に
際して切削工具の摩耗が激しく、その頻繁な取替
えに多大の時間を要するのみならず、高速切削が
困難であり、しかも工具1個当りの被加工部品数
が少ないものとなるため、結果的にコスト高につ
き、使用される用途が限定されるというような問
題があつた。 問題点を解決するための手段 この発明は、上記のような問題点を解決するた
め、それ自体切削性の比較的良好な高力合金であ
るAl−Cu系合金をベースに用い、かつ耐摩耗性
の向上元素として従来用いられていたSiに代え
て、Mn、Cr、Niのうちの少なくとも1種以上を
添加してAl−Mn、Al−Cr等の金属間化合物を分
布せしめることにより、切削性を良好に保ちつつ
所要の耐摩耗性を付与すると共に、それらの金属
間化合物を、高圧凝固法を用いて作製したビレツ
トから押出加工を行うものとすることによつて均
一かつ微細に分布せしめるようにしたものであ
る。そしてそれにより機械的性質の均質な耐摩耗
性、切削性に優れたアルミニウム合金の提供を図
るものである。 即ち、この発明は、 Cu;2〜10%を含有し、かつ Cr;0.5〜20%、 Mn;1%を超え20%以下、 Ni;0.5〜20%のうちの1種または2種 以上を含有し、更に必要に応じて Mg;0.2〜1.8%、 Si;0.2%以上4%未満の1種または2種を含
有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からな
るアルミニウム合金押出材を溶解し、その溶湯
を、300〜350℃に予熱した加圧凝固用金型に注湯
して300Kgf/cm2以上の高圧下に加圧凝固せしめ
ることによりビレツトに作製したのち、該ビレツ
トを押出加工することを特徴とする切削性に優れ
た耐摩耗性アルミニウム合金押出材の製造法を要
旨とするものである。 先ず、上記合金成分の限定理由について説明す
ると次のとおりである。 必須成分としてのCuは、既知のとおり主とし
て合金の強度向上に寄与するものであり、2%未
満では強度に不十分なものとなり、10%をこえる
とAl、Cu系晶出物が多く発生し、かえつて強度
の低下を招く。好適には4〜8%程度の含有量に
設定するのが良い。 Cr、Mn、Niは従のAl−Si系合金のSiに代わる
耐摩耗性の向上元素として有効に作用するもので
あり、この作用の上から本発明においては相互に
実質的に均等物として評価されるものである。こ
れらの含有量について、一般的にいえることは、
Cuの含有量との相対関係において、Cu量が少な
い場合にはCr、Mn、Niを多くするように配慮す
ることが望ましい。しかしながら、Crにおいて
0.5%未満、Mnにおいて1%以下、Niの場合に
おいて0.5%未満とそれらが少なすぎる場合には、
所期する良好な耐摩耗性を得ることができない。
逆に、いずれも上限値の20%をこえるこきは、そ
れらの粗大な金属間化合物の発生により押出性が
悪くなり著しくは押出しが困難になる。 任意的な含有成分として必要に応じて添加され
るMg、Siは、いずれも合金の強度向上に寄与す
るものであり、いずれも下限値とする0.2%未満
の場合にはその添加効果に充分でなく、逆に
Mg;1.8%超過、Si;4%以上のときは、かえつ
て強度の低下を招くと共に、切削性の低下、殊に
切削工具寿命の劣化を招く。 次に、製造工程について説明する。この発明は
展伸材としてのアルミニウム合金押出材の製造に
関して、その押出用ビレツトの作製に特に加圧凝
固法を採用し、Al−Mn、Al−Cr、Al−Ni等の
金属間化合物の微細化とその分布の均一性を向上
する。即ち、上記アルミニウム合金を溶解し、そ
の溶湯を加圧凝固用金型内に注湯して加圧凝固せ
しめることにより、欠陥のない結晶粒の均一かつ
微細なビレツトの作製を行うものである。加圧凝
固用金型は、これに押出機のコンテナを利用する
ものとしてもよい。即ち、アルミニウム合金溶湯
を直接該コンテナに注入し、ステム加圧しつつ凝
固させるものとしても良い。もちろん、この場
合、上記コンテナの前面は盲ダイスを付設して塞
ぎ、加圧凝固中の溶湯の噴き出しを防ぐものとす
ることが必要である。 また、上記の注湯に際しては、前記金型を予め
300〜350℃に加熱しておくものとする。これによ
りビレツトに一層微細な組織を得ることを可能に
する。即ち、300℃程度未満であると、注湯後前
記アルミニウムの凝固がすぐに開始してしまい、
加圧凝固による効果が充分に達成され難い。一方
350℃をこえる高温に加熱しておくと、冷却速度
が遅くなり、晶出物が成長して上記微細化効果を
充分に達成し難いものとなる。 注湯後、すぐさま前記金型内の溶湯を加圧ピス
トンにより加圧し、凝固を進行せしめることによ
つてビレツトを作製する。即ち、加圧凝固法によ
つてビレツトを作製する。この際の加圧力は十分
な加圧凝固の効果を得るためには少なくとも300
Kgf/cm2以上に設定することが必要であり、好ま
しくは500〜1000Kgf/cm2程度とするのが良い。
このように、所定の加圧状態下においてアルミニ
ウム合金を凝固させることにより、鋳造割れを生
じさせることなく、かつ晶出物の小さなビレツト
を作製しうる。従つて、従来の鋳造法によつてビ
レツトを作製する場合、組織の均一化と微細化を
はかるために必要とした爾後の加熱均質化処理を
省略することが可能となり、そのための熱エネル
ギー及び処理時間の節約を達成しうる。上記加圧
力の大小は、ビレツトの品質にさして大きな影響
を与えるものではない。しかしながら300Kgf/
cm2未満では、加圧凝固法による鋳造割れ防止及び
結晶粒の微細化効果に不十分であり、反面例えば
1500Kgf/cm2をこえるような高圧を付加しても、
それに要するエネルギーの増大に見合う効果の比
例的向上を見ることができないためむしろ無益で
ある。なお、加圧凝固により、晶出物の微細化を
はかりうる理由は、加圧により金型と溶湯の間及
び溶湯内の空〓が消減し、冷却速度が増大するこ
とが1つの要因になつているものと推測される。 上記の加圧凝固法により作製したビレツトは、
次にこれを押出加工して所期する高強度アルミニ
ウム合金材とする。ここに、ビレツトは一旦冷却
された固相状態のものを用いても良いが、好まし
くは前記加圧凝固の進行により、ビレツトの温度
が伸出加工に適する温度、例えば液相温度の約
1/2程度にまで低下し半溶融状態となつた時点
で、加圧凝固工程を終了し、すぐさまそのまま押
出機のコンテナに装填して押出しを開始するもの
となすことが推奨される。このような手順を採用
することにより、押出加工に際してのビレツトの
加熱工程を省くことが可能となり、その加熱に要
するエネルギー及び時間を節約し、合金押出材の
製造能率の向上及び製造コストの低減の利益を享
受しうる。 発明の効果 この発明は上述のように、組成面において、強
化元素としてCuを含有するAl−Cu系合金をベー
スにしながら、耐摩耗性向上元素としてCr、
Mn、Niのうちの少なくとも1種を所定量含有し
ているものであるから、従来のAl−Si系耐摩耗
性合金に較べて遜色のない耐摩耗性を保有しなが
ら、硬質のSi粒子を含む上記従来合金に較べて切
削性、特に切削工具寿命性の優れたものとするこ
とができる。かつ製造工程面では、上記組成のア
ルミニウム合金の溶湯を、300〜350℃に予熱した
加圧凝固用金型に注湯し300Kgf/cm2以上の高圧
凝固法によりビレツトの作製を行い、然る後該ビ
レツトの押出加工を行うものとしている。従つ
て、鋳造法では得られない均一で微細な組織の合
金材料を得ることができ、愈々機械的性質、耐摩
耗性、切削性の均一で安定した材料を得ることが
できる。従つて、この発明によつて得られる合金
押出材は、高速切削性が可能であること、切削工
具寿命が増大されることが相俟つて、耐摩耗部品
の加工歩留りの向上、製造コストの低減をはかり
うる。 実施例 実施例 1 次にこの発明の実施例を比較例とともに示す。
【表】
【表】
上記第1表に示す各種化学組成の合金を液相温
度100℃に溶解し、その溶湯を約320℃に加熱した
加圧凝固用金型に注湯したのち、すぐさまこれを
1000Kgf/cm2に加圧し、該加圧下に凝固させた。
そして、およそ液相温度の2/1程度の温度にま
で冷却したとき、加圧凝固工程を終了し、得られ
た半溶融状態のビレツト(直径75mm、長さ100mm)
をすぐさま押出機のコンテナーに装入し、直径12
mmの丸棒に押出した。この押出しは、いずれのビ
レツトについても何ら支障なく良好に行い得るも
のであつた。 そこで次いで、この押出材を460℃で溶体化処
理し、更に120℃×24時間の時効処理を施したの
ち、得られた各試料について、耐摩耗性と、切削
工具の摩耗性とを調べた。結果を第2表に示す。 なお、耐摩耗性試験は、大越式耐摩耗試験機
(乾式)を用い、相手機:FC−30、耐摩速度
2m/secの条件で実施した。 また、切削工具耐摩耗性試験は、前すくい角:
0℃、横すくい角:10゜、前逃げ角:7゜横逃げ
角:7、前切刃角:8°、横切刃角:0゜、ノーズ半
径:0゜の刃先諸元を有する高速度硬バイト
(SKH−4)を使用し、自動切削機にて、切削速
度:322m/sec、送り速度:0.2mm/rev、切削距
離:564mの切削条件で各試料の切削を行つたの
ちのバイトの逃げ面の摩耗幅を測定することによ
つて行つた。
度100℃に溶解し、その溶湯を約320℃に加熱した
加圧凝固用金型に注湯したのち、すぐさまこれを
1000Kgf/cm2に加圧し、該加圧下に凝固させた。
そして、およそ液相温度の2/1程度の温度にま
で冷却したとき、加圧凝固工程を終了し、得られ
た半溶融状態のビレツト(直径75mm、長さ100mm)
をすぐさま押出機のコンテナーに装入し、直径12
mmの丸棒に押出した。この押出しは、いずれのビ
レツトについても何ら支障なく良好に行い得るも
のであつた。 そこで次いで、この押出材を460℃で溶体化処
理し、更に120℃×24時間の時効処理を施したの
ち、得られた各試料について、耐摩耗性と、切削
工具の摩耗性とを調べた。結果を第2表に示す。 なお、耐摩耗性試験は、大越式耐摩耗試験機
(乾式)を用い、相手機:FC−30、耐摩速度
2m/secの条件で実施した。 また、切削工具耐摩耗性試験は、前すくい角:
0℃、横すくい角:10゜、前逃げ角:7゜横逃げ
角:7、前切刃角:8°、横切刃角:0゜、ノーズ半
径:0゜の刃先諸元を有する高速度硬バイト
(SKH−4)を使用し、自動切削機にて、切削速
度:322m/sec、送り速度:0.2mm/rev、切削距
離:564mの切削条件で各試料の切削を行つたの
ちのバイトの逃げ面の摩耗幅を測定することによ
つて行つた。
【表】
上記第2表の結果に示されるように、この発明
によつて製造されたアルミニウム合金押出材は、
比較例として示した従来のAl−Si系合金に較べ
て、何ら遜色のない耐摩耗性を示しながら、切削
工具の摩耗量を著しく減少し、該工具の耐用寿命
を大幅に向上しうるものである。 実施例 2 加圧凝固用金型の温度を300〜350℃に予熱して
おくことになる機械的性質の改善効果を確認する
ため、次のような試験を行つた。即ち、下記第3
表の組成のアルミニウム合金を用いて、本発明試
料と比較試料の2種類のアルミニウム合金押出材
を製造した。
によつて製造されたアルミニウム合金押出材は、
比較例として示した従来のAl−Si系合金に較べ
て、何ら遜色のない耐摩耗性を示しながら、切削
工具の摩耗量を著しく減少し、該工具の耐用寿命
を大幅に向上しうるものである。 実施例 2 加圧凝固用金型の温度を300〜350℃に予熱して
おくことになる機械的性質の改善効果を確認する
ため、次のような試験を行つた。即ち、下記第3
表の組成のアルミニウム合金を用いて、本発明試
料と比較試料の2種類のアルミニウム合金押出材
を製造した。
【表】
(本発明試料)
第3表のAl合金を用い、加圧凝固用金型の温
度を340℃とした以外は実施例1と同様にして直
径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得た。 (比較試料1) 第3表のAl合金を用い、加圧凝固用金型の温
度を280℃とした以外は実施例1と同様にして直
径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得た。 (比較試料2) 第3表のAl合金を用い、加圧凝固用金型の温
度を370℃とした以外は実施例1と同様にして直
径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得た。 上記の本発明試料と比較試料1、2につきそれ
らの機械的性質を調べたところ、下記第4表のと
おりであつた。
度を340℃とした以外は実施例1と同様にして直
径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得た。 (比較試料1) 第3表のAl合金を用い、加圧凝固用金型の温
度を280℃とした以外は実施例1と同様にして直
径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得た。 (比較試料2) 第3表のAl合金を用い、加圧凝固用金型の温
度を370℃とした以外は実施例1と同様にして直
径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得た。 上記の本発明試料と比較試料1、2につきそれ
らの機械的性質を調べたところ、下記第4表のと
おりであつた。
【表】
上記第4表の結果からわかるように、本発明試
料は加圧凝固用金型を300〜350℃の温度に予熱し
ておくことにより、上記予熱温度を逸脱する比較
試料の押出材に較べ、機械的性質において優れた
ものであることが確認された。 実施例 3 ビレツトの作製を高圧加圧凝固法を用いて行う
ことによる押出材の機械的性質の改善効果を確認
するため、上記第3表の合金組成のAl合金を用
いて、本発明試料と比較試料の2種類のアルミニ
ウム合金押出材を製造した。 (本発明試料) 第3表のAl合金を用い、ビレツト鋳造時の加
圧力を1300Kgf/cm2とした以外は実施例1と同様
にして直径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得
た。 (比較試料) 第3表のAl合金溶湯を、金型鋳造法により、
加圧力を加えることなく凝固させてビレツトを作
製し、以降実施例1に準じて直径12mmの丸棒状押
出材からなる試料を得た。 そして、本発明試料と比較試料につき、それら
の機械的性質を調べたところ、下記第5表のとお
りであつた。
料は加圧凝固用金型を300〜350℃の温度に予熱し
ておくことにより、上記予熱温度を逸脱する比較
試料の押出材に較べ、機械的性質において優れた
ものであることが確認された。 実施例 3 ビレツトの作製を高圧加圧凝固法を用いて行う
ことによる押出材の機械的性質の改善効果を確認
するため、上記第3表の合金組成のAl合金を用
いて、本発明試料と比較試料の2種類のアルミニ
ウム合金押出材を製造した。 (本発明試料) 第3表のAl合金を用い、ビレツト鋳造時の加
圧力を1300Kgf/cm2とした以外は実施例1と同様
にして直径12mmの丸棒状押出材からなる試料を得
た。 (比較試料) 第3表のAl合金溶湯を、金型鋳造法により、
加圧力を加えることなく凝固させてビレツトを作
製し、以降実施例1に準じて直径12mmの丸棒状押
出材からなる試料を得た。 そして、本発明試料と比較試料につき、それら
の機械的性質を調べたところ、下記第5表のとお
りであつた。
【表】
上記第5表の結果から、本発明試料は、ビレツ
トを高圧加圧凝固法で鋳造していることに基き、
無加圧金型鋳造によりビレツトを作製した比較試
料の押出材に較べ、機械的性質において顕著に優
れたものであることがわかる。
トを高圧加圧凝固法で鋳造していることに基き、
無加圧金型鋳造によりビレツトを作製した比較試
料の押出材に較べ、機械的性質において顕著に優
れたものであることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Cu;2〜10%を含有し、かつ Cr;O.5〜20%、 Mn;1%を超え20%以下、 Ni;0.5〜20%のうちの1種または2種以上
を含有し、残部アルミニウム及び不可避不純物
からなるアルミニウム合金押出材を溶解し、そ
の溶湯を、300〜350℃に予熱した加圧凝固用金
型に注湯して300Kgf/cm2以上の高圧下に加圧
凝固せしめることによりビレツトに作製したの
ち、該ビレツトを押出加工することを特徴とす
る切削性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金押
出材の製造法。 2 Cu;2〜10%を含有し、かつ Cr;0.5〜20%、 Mn;1%を超え20%以下、 Ni;0.5〜20%のうちの1種または2種以上
を含有し、更に Mg;0.2〜1.8%、 Si;0.2%以上4%未満の1種または2種を
含有し、残部アルミニウム及び不可避不銃物か
らなるアルミニウム合金押出材を溶解し、その
溶湯を、300〜350℃に予熱した加圧凝固用金型
に注湯して300Kgf/cm2以上の高圧下に加圧凝
固せしめることによりビレツトに作製したの
ち、該ビレツトを押出加工することを特徴とす
る切削性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金押
出材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10028485A JPS61259830A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 切削性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金押出材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10028485A JPS61259830A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 切削性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金押出材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61259830A JPS61259830A (ja) | 1986-11-18 |
| JPH0340647B2 true JPH0340647B2 (ja) | 1991-06-19 |
Family
ID=14269890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10028485A Granted JPS61259830A (ja) | 1985-05-10 | 1985-05-10 | 切削性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金押出材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61259830A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62222040A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-30 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐摩耗生および冷間鍛造性にすぐれたアルミニウム合金 |
| JPS6442550A (en) * | 1987-08-07 | 1989-02-14 | Mitsubishi Aluminium | Aluminum alloy having excellent wear-resistance, machinability and cold forgeability |
| JPH01247550A (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-03 | Ryobi Ltd | 高強度ダイカスト用アルミニウム合金 |
| JPH01272741A (ja) * | 1988-04-25 | 1989-10-31 | Showa Alum Corp | 耐摩耗性及び切削性に優れたアルミニウム合金 |
| JPH0717973B2 (ja) * | 1988-10-31 | 1995-03-01 | 本田技研工業株式会社 | 炭化ケイ素強化アルミニウム合金複合部材の鋳造方法 |
| JPH02149631A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-08 | Showa Alum Corp | 耐摩耗性及び熱伝導性に優れた低熱膨張アルミニウム合金 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57114635A (en) * | 1981-01-07 | 1982-07-16 | Mitsubishi Keikinzoku Kogyo Kk | Aluminum alloy with superior machinability and wear resistance |
| JPS59157236A (ja) * | 1983-02-23 | 1984-09-06 | Showa Alum Corp | 繊維強化アルミニウム製品の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-10 JP JP10028485A patent/JPS61259830A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61259830A (ja) | 1986-11-18 |
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