JPH0341051A - アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの製造方法 - Google Patents

アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの製造方法

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JPH0341051A
JPH0341051A JP1173931A JP17393189A JPH0341051A JP H0341051 A JPH0341051 A JP H0341051A JP 1173931 A JP1173931 A JP 1173931A JP 17393189 A JP17393189 A JP 17393189A JP H0341051 A JPH0341051 A JP H0341051A
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compound
compounds
catalyst
methacrylic acid
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JP1173931A
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Masami Haga
芳賀 雅美
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野コ 本発明はアクリル酸エステlシ又はメタクリル酸エステ
ルの製造方法の改良;こ関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、プラスチック、塗料、
接着剤、粘着剤、紙加工処理剤、潤滑油添加剤、建築用
シーラント、インキなど多岐にわたる用途の重合体原料
として有用なアクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
テルを効率よく製造する方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、アクリル酸エステルやメタクリル酸エステルは、
分子内にエチレン性不飽和結合を有し、重合体原料とし
て種々の用途、例えばプラスチック、塗料、接着剤、粘
着剤、紙加工処理剤、潤滑油添加剤、建築用シーラント
、インキなどに幅広く用いられている。
特にアクリル酸又はメタクリル酸と、ヒドロキシル基を
2個以上有する化合物とのエステルは、1分子中に最大
ヒドロキシル基の数だけ重合性のビニル基を導入するこ
とができ、これを他の重合性ビニル化合物と共重合する
ことにより、架橋構造を形成しうろことから、物理的強
度、耐熱性、耐候性、耐薬品性などの向上効果を付与し
うる機能性モノマーとして有用である外、紫外線硬化型
樹脂の反応性希釈剤としても有用である。
さらに、ヒドロキシル基をエステル鎖中に残したアクリ
ル酸エステル又はメタクリル酸エステルは、良好な親水
性を有し、コンタクトレンズや防曇レンズ用プラスチッ
クの原料として使用しうるとともに、紫外線硬化型樹脂
の反応性希釈剤としても有用である。
一方、エステル鎖に酸素原子及び/又は窒素原子を有す
るアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルは、他
のビニル化合物と共重合することにより、親水性、接着
性・粘着性、無機充填剤との相溶性、潤滑油中のスラッ
ジ分散性、溶媒への溶解性などの向上効果を付与しうろ
ことから、各種重合体の改質用モノマーとして、その利
用価値は高い。
このようなアクリル酸エステルやメタクリル酸エステル
の製造方法としては、従来、触媒として、例えば硫酸、
塩酸、硝酸、リン酸などの鉱fi、p−トルエンスルホ
ン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホン酸、キシレ
ンスルホン酸などの有機酸、あるいは酸性イオン交換樹
脂などを用いて、アクリル酸又はメタクリル酸とヒドロ
キシ化合物とを反応させる直接エルテル化法が一般に広
く知られている。
しかしながら、これらの触媒を用いる方法は、例えば着
色したり、副生成物が多かったり、あるいは収率が低い
などの欠点を有し、必ずしも満足しうるものではなく、
さらに、3個以上のヒドロキシル基を有する化合物のエ
ルテル化の場合には、すべてのヒドロキシル基にアクリ
ル酸又はメタクリル酸を導入することが困難であるし、
またアミノアルコール類に対しては酸触媒は全く不活性
であって、反応しないなどの欠点があった。
このように、アクリル酸又はメタクリル酸と前記ヒドロ
キシ化合物との直接エステル化反応については、今だに
満足しうる方法は見い出されておらず、もっばらアクリ
ル酸又はメタクリル酸の低級脂肪族アルキルエステルを
いったん得たのち、これをエステル交換法により、所望
のアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルに誘導
するという煩雑なプロセスを用いているのが現状である
。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような事情のもとで、アクリル酸又はメ
タクリル酸と、ヒドロキシル基を少なくとも2個有する
ヒドロキシ化合物、あるいはヒドロキシル基の酸素原子
以外の酸素原子及び/又は窒素原子を少なくとも1@有
するヒドロキシ化合物とを用い、直接エステル化法によ
り、着色や副反応がほとんどなく、高収率でかつ工業的
有利にアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを
製造する方法を提供することを目的としてなされたもの
である。
[課題を解決するための手段] 本発明者は前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた
結果、特定の触媒を用いることにより、その目的を達成
しうろことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに−°1−)た。
すなわち、本発明は、(A)アクリル酸又はメタクリル
酸と、(B)ヒドロキシル基を少なくとも2個有するか
、あるいはヒドロキシル基の酸素原子以外の酸素原子及
び/又は窒素原子を少なくとも1個有するヒドロキシ化
合物とを反応させてアクリル酸エステル又はメタクリル
酸エステルを製造するに当たり、触媒として金属スズ、
金属鉛、スズ化合物及び鉛化合物の中から選ばれt;少
なくとも18iを用いることを特徴とするアクリル酸エ
ステル又はメタクリル酸エステルの製造方法を提供する
ものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明方法においては、(B)[料戊分のヒドロキシ化
合物として、ヒドロキシル基を少なくとも2個有するヒ
ドロキシ化合物、あるいはヒドロキシル基の酸素原子以
外の酸素原子及び/又は窒素原子を少なくとも1個有す
るヒドロキシ化合物が用いられる。これらのヒドロキシ
化合物は脂肪族、脂環式、芳香族系のいずれであっても
よいし、また不飽和結合を有するものであってもよい。
ヒドロキシル基を少なくとも2個有するヒドロキシ化合
物としては、例えばエチレングリコール、プロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール、ブタンジオール、
ベンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオー
ル、デカンジオール、ドデカンジオール、テトラデカン
ジオール、ヘキサデカンジオール、オクタデカンジオー
ル、シクロヘキサンジオール、シクロデカンジオール、
トリシクロデカンジオール、ブチンジオール、ブチンジ
オール、ヘキセンジオール、オクテンジオール、デセン
ジオールなどのヒドロキシル基2個を有するもの、ヘキ
サントリオール、オクタントリオール、デカントリオー
ル、トリメチロール円タン、トリメチロールプロパン、
トリメチロールブタン、グリセリンなどのヒドロキシル
基3個を有するもの、ペンタエリスリトール、ヘキシト
ール、ソルビトール、マンニトールなどのヒドロキシル
基4個以上を有するものなどが挙げられる。
ヒドロキシル基の酸素原子以外の酸素原子を少なくとも
1個有するとドロキシ化合物としては、例えば−数式 %式%() (式中のR1は炭素数2〜8のアルキレン基、mは2以
上の整数である) で表されるヒドロキシル基2個を有するポリアルキレン
グリコール類、−数式 %式%() (式中のR2は炭素数2〜8のアルキレン基、R3は炭
素数1〜18のアルキル基又は置換基を有しない若しく
は炭素数1〜18のアルキル基を有するベンジル基やフ
ェニル基などのアリール基、nは1以上の整数である) で表されるヒドロキシル基1個を有するアルキレングリ
コールモノアルキルエーテル類、及びテトラヒドロフル
フリルアルコール、フルフリルアルコール、キシロース
などが挙げられる。
前記−数式(I)で表されるポリアルキレングリコール
類としては、例えばR1のアルキレン基がエチレン、プ
ロピレン、ブチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン
、ヘキシレン、ヘキサメチレン、オクチレン基などのジ
アルキレングリコール、トリアル、キレングリコール、
テトラアルキレングリコール、ペンタアルキレングリコ
ール、mが6以上のポリアルキレングリコールなどが挙
げられる。
一方、前記−数式(II)で表されるアルキレングリコ
ールモノアルキルエーテル類としては、例えばR2がエ
チレン、プロピレン、ブチレン、テトラメチレン、ペン
タメチレン、ヘキシレン、ヘキサメチレン、オクチレン
基などで、かつR3がメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキンル、ヘプチル、オクチル、ノニル
、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラ
デシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、オクタデシルな
どのアルキル基、ベンジル、フェニル、アルキルベンジ
ル、アルキルフェニル基などのアリール基(置換基のア
ルキル基としては前記に例示したものが挙げられる)で
ある、アルキレングリコールモノアルキルエーテル、ジ
アルキレングリコールモノアルキルエーテル、トリアル
キレングリコールモノアルキルエーテル、テトラアルキ
レングリコールモノアルキルエーテル レングリフールモノアルキルエーテル、nが6以上のポ
リアルキレングリコールモノアルキルエーテルなどが挙
げられる。
窒素原子を有するヒドロキシ化合物としては、例えば−
数式 %式%() (式中のR4は炭素数2〜8のアルキレン基、pはl,
2又は3である) で表されるヒドロキシル基1〜3個を有するヒドロキシ
アルキルアミン類、−数式 (式中のR4及びpは前記と同じ意味をもつ)で表され
るヒドロキシル基1〜3個を有するヒドロキシアルキル
ピリジン類、−数式 (式中のR6は前記と同じ意味をもつ)で表されるヒド
ロキシル基1個を有するN−(ヒドロキシアルキル)ピ
ペリジン類、−数式(式中のR4は前記と同じ意味をも
つ)で表されるヒドロキシル基1個を有するN−(ヒド
ロキシアルキル)ピロリジン類、−数式(式中のR4は
前記と同じ意味をもつ)で表されるヒドロキシル基1個
を有するN−(ヒドロキシアルキル)へキサメチレンイ
ミン類、数式 (式中のR4は前記と同じ意味をもつ)で表されるヒド
ロキシル基1個を有するN−(ヒドロキシアルキル)ピ
ペラジン類、−数式(式中のR4は前記と同じ意味をも
つ)で表されるヒドロキシル基2個を有するN、N’ジ
(ヒドロキシアルキル)ピペラジン類などが挙げられる
。
これらの窒素原子を有するヒドロキシ化合物におけるR
1としては、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、オクチレン基など
が挙げられ、まI;、複素環式アミン類については、そ
の環状の炭素原子に炭素数1〜18のアルキル基、例え
ばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、オクタデシル基などが置換していて
もよい。
前記−数式(■)で表されるヒドロキシアルキルアミン
類には、モノ(ヒドロキシアルキル)アミン、ジ(ヒド
ロキシアルキル)アミン、トリ(ヒドロキシアルキル 記−数式(IV)で表されるヒドロキシアルキルピリジ
ン類には、モノ(ヒドロキシアルキル)ピリジン、ジ(
ヒドロキシアルキル)ピリジン、トリ(ヒドロキシアル
キル)ピリジンがある。
窒素原子及び酸素原子の両方を有するヒドロキシ化合物
としては、例えば−数式 (式中のR′は炭素数2〜8のアルキレン基である)で
表されるヒドロキシル基1個を有するN−(ヒドロキシ
アルキル)モルホリン類、具体的に1:i,N−(ヒド
ロキシエチル)モルホリン、N−(ヒドロキシプロピル
)モルホリン、N−(ヒドロキシブチル)モルホリン、
N−(ヒドロキシペンチル)モルホリン、N−(ヒドロ
キシヘキシル)モルホリン、N−(ヒドロキシオクチル
)モルホリンなどが挙げられる。
以上、本発明方法において、(B)[N成分として用い
られるヒドロキシ化合物の具体例を示したが、もちろん
これらに限定されるものではない。
本発明方法においては、エステル化反応の触媒として、
金属スズ、金属鉛、スズ化合物及び鉛化合物の中から選
ばれた少なくとも1種が用いられる。
触媒として金属スズや金属鉛を用いる場合、その形状、
形態及び純度については特に制限はなく、金属単体はも
ちろん、粗製物、合金、混合物など金属スズや金属鉛を
含有するものであればよく、任意の形状のものを使用す
ることができるし、まI;スズと鉛の混合物であっても
よい。形状の具体例としては、粒状、砂状、粉末状、金
属箔、伸線状、棒状、網状、板状、塊状などが挙げられ
、まt;形態の具体例としては、地金、金属単体、他の
金属との合金・混合物、スズ化合物及び/又は鉛化合物
との混合物、他の金属化合物との混合物、その他の物質
との混合物などが挙げられるが、反尾液中での分散が良
好な形状のものが好ましく、例えば100メノシユの金
網を通過する粒径を有する粉末状の金属単体のものが使
いやすく有利である。
触媒として用いるスズ化合物については特に制限はなく
、第一スズ化合物、第二スズ化合物のいずれであっても
よいし、無機化合物の形態であっても、有機スズ化合物
の形態であってもよい。第一スズ化合物としては、例え
ば酸化第一スズ、水酸化第一スズ、塩化第一スズ、臭化
第一スズ、ギ酸第一スズ、酢酸第一スズ、プロピオン酸
第−スズ、酪酸第一スズ、吉草酸第一スズ、カプロン酸
第−スズ、カプリル酸第−スズ、カプリン酸第−スズ、
ラウリン酸第−スズ、安息香酸第一スズ、シュウ酸第−
スズ、サリチル酸第−スズ、マレインa第一スズ、7マ
ル酸第−スズ、メトキシ第一スズ、エトキシ第一スズ、
プロポキシ第一スズ、ブトキシ第一スズ、ペンタオキシ
第一スズ、ヘキサオキン第一スズ、フェノキシ第一スズ
、ベンジルオキシ第一スズなどが挙げられ、第二スズ化
合物としては、例えば酸化第二スズ、水酸化第二スズ、
塩化第二スズ、臭化第二スズ、ジメチル酸化第二スズ、
ジブチル酸化第二スズ、ジオクチル酸化第二スズ、ジオ
クチル酸化第二スズ、トリブチル水酸化第二スズ、トリ
オクチル水酸化第二スズ、ジブチル水酸化第二スズ、ジ
オクチル水酸化第二スズ、トリブチル塩化第二スズ、ト
リオクチル塩化第二スズ、ジブチル塩化第二スズ、ジオ
クチル塩化第二スズ、酢酸ジブチルスズ、酢酸ジオクチ
ルスズ、酪酸ジブチルスズ、酪酸ジオクチルスズ、ラウ
リン酸ジブチルスズ、ラウリン酸ジオクチルスズ、安息
香酸ジブチルスズ、安息香酸ジオクチルスズ、サリチル
酸ジブチルスズ、マレイン酸ジオクチルスズ、メトキシ
ジブチルスズ、メトキシジオクチルスズ、エトキシジブ
チルスズ、プロポキシジオクチルスズ、ブトキシジブチ
ルスズ、ブトキシジオクチルスズ、フェノキシジブチル
スズ、ベンジルオキシジオクチルスズなどが挙げられる
。
また、触媒として用いる鉛化合物については特に制限は
なく、酸化物、水酸化物、塩などの無機鉛化合物、有機
酸塩、アルコキシド、キレートなどの有機鉛化合物など
広範囲な鉛化合物が使用できる。
無機船化合物としては、例えば、−酸化鉛、二酸化鉛、
四三酸化船、水酸化鉛、塩基性水酸化鉛、硝酸鉛、硫酸
鉛、硫化鉛、炭酸鉛、塩基性炭酸鉛、リン酸鉛、ホウ酸
鉛、クロム酸鉛、チオシアン酸鉛、塩化鉛、臭化鉛、ス
ズ酸鉛などが挙げられ、有機鉛化合物としては、例えば
、ギ酸鉛、酢酸鉛、塩基性酢酸鉛、プロピオン酸鉛、酢
酸鉛、古草酸鉛、カプロン酸鉛、カプリル酸鉛、カプリ
ン酸鉛、酒石酸鉛、クエン酸鉛、オレイン酸鉛、ステア
リン酸鉛、安息香酸鉛、シュウ酸鉛、サリチル酸鉛、マ
レイン酸鉛、フマル酸鉛、メトキシ鉛、エトキシ船、プ
ロポキシ鉛、ブトキシ鉛、ペンタオキシ鉛、ヘキサオキ
シ鉛、フェノキシ鉛、ベンジルオキシ鉛、アセト酢酸鉛
などが挙げられる。
本発明方法においては、前記触媒は1種用いてもよいし
、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また、分散を
良好にするために、撹拌を強力に行うことや、活性炭の
ような分散剤を併用することもできる。
本発明において、触媒として金属スズ及び/又は金属鉛
を使用する場合には、スズ及び/又は鉛とアクリル酸又
はメタクリル酸が反応して生皮するアクリル酸又はメタ
クリル酸のスズ及び/又は鉛塩が触媒活性種として機能
しているものと推定される。
本発明方法においては、アクリル酸又はメタクリル酸と
ヒドロキシ化合物との使用割合は、用いるヒドロキシ化
合物のヒドロキシル基の数及び沸点により適宜選ぶこと
が望ましい。
例えば分子中にヒドロキシル基1個を有するヒドロキシ
化合物の使用においては、一般に常圧での沸点が概略2
00 ’O以上のヒドロキシ化合物を用いてエステル化
反応を行う場合には、ヒドロキシ化合物の沸点が高いた
めに、反応後の蒸留操作において、原料のヒドロキシ化
合物の分離除去が困難であることから、通常アクリル酸
又はメタクリル酸に対するヒドロキシ化合物のモル比が
小さい、すなわちアクリル酸又はメタクリル酸が過剰な
反応系でエステル化反応が行われる。
一方、常圧での沸点が概略200℃以下のヒドロキシ化
合物を用いてエステルを製造する場合には、前記のよう
にアクリル酸又はメタクリル酸が過剰な反応系でエステ
ル化反応を行ってもよいし、逆にヒドロキシ化合物が過
剰な反応系で該反応を行ってもよい。
両者の具体的な使用割合については、アクリル酸又はメ
タクリル酸が過剰な反応系では、ヒドロキシ化合物1モ
ルに対し、アクリル酸又はメタクリル酸が通常1〜7モ
ル、好ましくは1〜4モルの割合で用いられ、一方ヒド
ロキシ化合物が過剰な反応系では、アクリル酸又はメタ
クリル酸1モルに対し、ヒドロキシ化合物が通常1〜5
0モル、好ましくは1〜20モルの割合で用いられる。
さらに、触媒の使用量は、アクリル酸又はメタクリル酸
が過剰な反応系ではヒドロキシ化合物に対し、また、ヒ
ドロキシ化合物が過剰な反応系ではアクリル酸又はメタ
クリル酸に対し、通常0.05〜50モル%、好ましく
は0.1〜10モル%の範囲で選ばれる。
一方、分子中にヒドロキシル基2個以上を有するヒドロ
キシ化合物の使用においては、該ヒドロキシ化合物のす
べてのヒドロキシル基をエステル化する場合、ヒドロキ
シ化合物1.0/(1分子中のヒドロキシル基の数)モ
ルに対し、アクリル酸又はメタクリル酸が通常1〜7モ
ル、好ましくは1〜4モルの割合で用いられ、また、咳
ヒドロキシ化合物の一部のヒドロキシル基をエステル化
する場合には、ヒドロキシ化合物1.0/(1分子当た
りのエステル化すべき数)モルに対し、通常1.0〜1
.6モル、好ましくは1.0−1.2モルの割合で用い
られる。
また、触媒の使用量はヒドロキシ化合物に対し、通常0
.05〜50モル%、好ましくは0.1〜10モル%の
範囲で選ばれる。
本発明方法においては、所望に応じ、反応系に重合禁止
剤を添加することができる。該重合禁止剤としては、例
えばハイドロキノン、メトキシハイドロキノン、ハイド
ロキノン七ノメチルエーテル、フェノチアジン、t−ブ
チルクレゾール、ジメチル−t−ブチルフェノール、t
−ブチルカテコールなどが挙げられ、これらは1種用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、ま
I;、その添加量は、反応系に対し、通常5〜5000
 w t ppm s好ましくは20〜2000wtp
pmの範囲で選ばれる。
本発明においては、反応溶媒を特に必要としないが、所
望に応じ、副生ずる水を共沸除去しうるような溶媒、例
えば水と共沸混合組成を形成して、沸点が水の沸点より
低くなるような溶媒を用いてもよい。このような溶媒と
しては、例えばペンタン、ヘキサン、ヘゲタン、オクタ
ン、ノナン、石油エーテル、石油ベンジン、ナフサ、ガ
ソリン、灯油、リグロイン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサンなどの炭化水素化合物、あるいはベンゼン
、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、トリメチルベ
ンゼン、メチルエチルベンゼン、キュメン、その他炭素
数9〜11の芳香族炭化水素や、クロロベンゼンのよう
な塩素化芳香族炭化水素などの芳香族化合物、ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルプロピルエ
ーテル、メチルブチルエーテルなどの水不溶性エーテル
などが挙げられ、これらは1種用いてもよいし、2種以
上を組み合わせて用いてもよい。
また、反応温度は、通常80〜250°C1好ましくは
120〜220°Cの範囲で選ばれ、一方反応時間は通
常0.5〜20時間、好ましくは1〜10時間程度であ
る。反応は大気圧下で行ってもよいし、生皮した水を容
易に除去するために、減圧下で行ってもよい。また、留
出した水のみを分離し、溶媒や原料を還流させるための
分水器を反応装置に設置して、反応を行ってもよい。さ
らに、重合禁止効果を高めるために、空気の気流下で反
応を行ってもよいし、空気を反応系に導入してバブリン
グしながら反応を行ってもよい。
本発明方法においては、原料、触媒及び所望に応じて用
いられる溶媒などの添加順序については特に制限はなく
、全部最初に仕込んでから反応させてもよいし、触媒を
逐次的に添加しながら反応を行ってもよいが、原料、触
媒及び所望に応じて用いられる溶媒などを全部最初に仕
込んでから反応させる方法が効率的である。
本発明方法におけるエステル化反応終了後の生成物の後
処理としては、まず、反応混合液中には、触媒の残液や
触媒に由来する生成物が完全に溶解せず残存しているた
め、ろ過によって分離する。
この回収触媒は、循環再使用することもできる。
次いで、残存する未反応のアクリル酸又はメタクリル酸
を、アルカリ水溶液で中和洗浄する。この際分離生成す
る水層のpHが8以上(好ましくは、pH9以上)にな
るようにアルカリ水溶液を添加する。
この中和洗浄する際には、水不溶性の有機溶媒を添加し
て反応生成物であるエステルと水層の分離を容易にする
こともできる。このために添加する溶媒としては、反応
溶媒として使用できる溶媒と同じものを用いるのが有利
である。
中和した際に白色の沈澱物が析出するが、これはスズ及
び/又は鉛の水酸化物であり、これも触媒としての能力
を有しているため、ろ別して循環再使用することもでき
る。
最後に、蒸留(常圧又は減圧)にて分離精製できる比較
的低沸点のエステルは、蒸留にて精製する。
ここで、分離精製できるものは、常圧での沸点が約25
0℃以下のエステルである。
高沸点のエステルは、常圧若しくは減圧下にて溶媒や軽
質の副生成物を蒸留除去し、その蒸留残液として得るこ
とができる。
このようにして、得られた精製アクリル酸エステル又は
メタクリル酸エステルは、重合しやすい性質を有するた
めに、ただちに次の重合工程で使用するか、あるいは保
存する場合には重合禁止剤を新たに添加する必要がある
。この場合、該重合禁止剤の添加量は、アクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルに対し、通常5〜200
0wtppm、好ましくは10〜800wtppmの範
囲で選ばれる。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
実施例1〜10、比較例1〜4 撹拌装置、空気導入管、冷却管、分水器(デイーンスタ
ークトラップ)及び温度計を取り付けた1Lの四つロフ
ラスコに、第1〜第3表に示す種類と量のヒドロキシ化
合物、アクリル酸又はメタクリル酸、触媒、重合禁止剤
及び溶媒を仕込んだ。
次に、フラスコ内に空気を導入し、空気雰囲気下で油浴
を使用して加熱し、内容液を撹拌しながら、溶媒と副生
ずる水が共沸し始めてから、数表に示した反応時間の間
、大気圧下で分水器で水を共沸除去しながら、溶媒のみ
還流して反応させた。
反応中の温度は、数表に示すとおりである。
反応終了後、反応生成物を高速液体クロマトグラフィー
及びガスクロマトグラフィーにて分析し、ヒドロキシ化
合物基準の転化率及びアクリル酸エステル又はメタクリ
ル酸エステルの収率を求めた。
その結果を数表に示す。
生成物は、赤外分光光度計及びガスクロマトグラフィー
質量分析計により同定を行って、いずれも原料ヒドロキ
シ化合物に対応するアクリル酸エステル又はメタクリル
酸エステルを確認した。
(以下余白) 実施例11〜19、比較例5〜8 第4〜第6表に示す種類と量のヒドロキシ化合物、アク
リル酸又はメタクリル酸、触媒、重合禁止剤及び溶媒を
用いて反応を行った以外は、実施例1〜10と同様に実
施した。その結果を数表に示す。
生成物は、赤外分光光度計及びガスクロマトグラフィー
質量分析計により同定を行って、いずれも原料ヒドロキ
シ化合物に対応するアクリル酸エステル又はメタクリル
酸エステルを確認した。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明方法によると、アクリル酸又はメタクリル酸と、
ヒドロキシル基を少なくとも2個有するヒドロキシ化合
物、あるいはヒドロキシル基の酸素原子以外の酸素原子
及び/又は窒素原子を少なくとも1個有するヒドロキシ
化合物とを反応させて、そのエステルを製造する際に、
特定の触媒を用いることにより、着色及び副反応がほと
んどなく、容易に高収率でアクリル酸エステル又はメタ
クリル酸エステルを製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (A)アクリル酸又はメタクリル酸と、(B)ヒド
    ロキシル基を少なくとも2個有するか、あるいはヒドロ
    キシル基の酸素原子以外の酸素原子及び/又は窒素原子
    を少なくとも1個有するヒドロキシ化合物とを反応させ
    てアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを製造
    するに当たり、触媒として金属スズ、金属鉛、スズ化合
    物及び鉛化合物の中から選ばれた少なくとも1種を用い
    ることを特徴とするアクリル酸エステル又はメタクリル
    酸エステルの製造方法。
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